これからも前向きに 名大社会長ブログ

ロンドンオリンピックで感じたこと

昨日の障がい者向けイベントは無事終了。
猛暑の中、100名近い方に参加頂いた。
障がい者12
熱心に企業の方の話に耳を傾けられる姿は、人事担当者にも伝わっているかと思う。概ね参加頂いた企業の方のも満足頂けたようだ。
そして、日々盛り上がっていくオリンピック。
サッカーは男子も女子もベスト4進出でメダルの期待が高まる。昨日の男子の試合も素晴らしかった。
グランパスの永井は、今回の活躍で海外のチームからオファーを受け移籍するんじゃないかと心配になるくらい。闘莉王がFWで活躍しても、今のグランパスに必要だ。もうちょっと頑張ってくれ!
そんな話はさておき、今朝、放映された日本の競泳陣の活躍にも感動した。
女子リレー銅メダル。男子リレー銀メダル。チーム力の高さを証明したメダル。もし、TBSの朝の時間帯に張本氏が出演していたら、「あっぱれ」のオンパレードだったことだろう。
ビジュアル系スイマー寺川綾や体育会系健康女子鈴木聡美の、泳ぎもコメントも本当に良かった。
入江陵介の「27人が一つのリレーをしている」と言う言葉は日本競泳陣のチームワークの良さを証明していた。そして、「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と言う松田丈志の言葉は選手同志の一体感の象徴だった。
ハードなトレーニングを重ねて多くの選手がメダルを獲得したのは事実だが、それを後押ししているのが競泳陣全体のチーム力であると痛感させられた。
これも他者を思う、仲間を尊重する日本人らしさではないだろうか。
もう一方で日本らしいと感じたのが柔道。
素人の僕が映像だけを見て言うのは間違っているかもしれないが、今回の柔道を見て感じたのだ。
選手は必要以上にコーチ・監督、そして柔道界そのものに縛られすぎているのではないかと。意識がそこばかりに向かい、大きなプレッシャーとなって選手にのしかかる。コーチ陣も錚々たる成績を残してきた方ばかりなので、絶対的な存在。そんなタテ社会を重視するのも日本人らしい。
水泳も柔道もあくまでも個人競技だが、その日本人らしさの向かい方の違いによって、今回の成績に表れているのではと思ってしまった。
(あくまでも素人感覚。そんな単純ではないと思うので、関係者の方はお許しを・・・)
喜ぶ選手、悔しがる選手、一人一人の背景にはすさまじい努力がある。たかだか10キロ走って、ヒーヒー言ってる自分が情けなくなる。それを感じさせてくれるのもオリンピック。
ベスト4に進んだサッカーも含め、楽しみはしばらく続きそうだ。これからも選手の一挙手一投足から、いろんなことを感じたいと思う。

映画「苦役列車」

苦役
予備知識を全く持たず観た映画。もちろん原作も読んでいない。かえってその方が良かったのではないだろうかと映画を観終わった後の気怠い気持ちがそう思わせた。
森山未來が扮する主役 北町貫多は昭和42年生まれの19才の設定。僕は41年生まれなので、ちょうど大学時代を過ごした時期にあたる。
まさにその時代を写した映画であり、自分の青春時代とオーバーラップする。その当時を記憶しているせいもあり、時代考証の素晴らしさに感動する。
山下監督の前作「マイバックページ」の描き方も素晴らしかったが、本作はよりリアルに感じることができる。
NCAAの缶ジュースやもみあげを斜めに切るテクノカット、ストーンウォッシュのジーンズなど80年代の香りがプンプンし、流行が忠実に映し出される。それだけで唸ってしまう。
ヒロイン役の前田敦子も普段感じることのない昭和チックな姿も魅力的だった。
肝心な映画はどうだったか・・・。
ある者にとっては大いに共感するだろうし、別の者には全くつまらない映画と真っ二つに評価が分かれるのではないか。僕自身は世代的共感もあり、あのモヤモヤ感はすごく理解できた。
しかし、ちゃんとした大人が見ると情けない人物でしかないだろう。それは自分達の親の世代であり、もしかしたら現代の若者も同様な受け止め方をするのかもしれない。全く参考にならない批評だな・・・。
主役の森本未來のファンではないが、彼の作品を「ALWAYS三丁目の夕日64」「モテキ」と立て続けに見た事となる。上手い!。全く異なる役柄を期待したい。
それにしても映画の中では、ずっとタバコを吸っている。あんなにみんな吸っていたかな・・・。

いまから、君が社長をしなさい。

いまから、君が社長をしなさい。 ~経営思考を身につけるインバスケット・トレーニング~ いまから、君が社長をしなさい。 ~経営思考を身につけるインバスケット・トレーニング~
(2012/04/20)
鳥原 隆志

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極端な言い方をすれば、僕もこんな感じで経営を任されたに近い。(実際は、そんな簡単ではないが・・・。)経営者としての薫陶をしっかりと受けたわけでもない。
しかし、本書に書かれている「経営の20の課題」については概ね正しい方向で答えられた。それは少なからず2年間社長として、多くの事象で決断を迫られ、考えてきた結果に過ぎない。3年前にこの本書を読んでいたら、どこまで比較的正しい解を導けたかどうかは何とも言えない。
この書籍はジュンク堂に立ち寄り、ビジネス書コーナーでぶらぶらと書棚を眺めながら偶然手にしたもの。著者も知らなかったし、「インバスケット・トレーニング」という手法も全く知識がなかった。
ゲーム感覚で経営思考を身に付ける本書の流れは中々面白い。休日にガッツリ仕事の事は考えたくないけど、少しは勉強したいという気分の時にピッタリだ。数時間でインバスケット体験も終了することができる。休日にそんなことをしている時点でワーカーホリックかな・・・。
実際に経営を任されている者やMBAホルダーには物足りないかもしれないが、20~30代の将来経営層を目指す方には楽しく学べる一冊だ。より深く考える必要はあると思うが。
そして「社長なんて、いつもボーッとしていて脳天気。お気楽だなあー」と思っているうちの社員にも読んでもらいたい。
少しは僕の苦労がわかるはずだ・・・(笑)。

第5回 障がい者のための就職・転職面談会

今週末の土曜日、「第5回 障がい者のための就職・転職面談会」が開催される。
名大社が障がい者向けの採用支援をスタートし、3年目。当初は右も左もわからない状態で始めた事業だが、3年目に入り安定的な運営ができる体制が整ってきた。
この事業は自社のノウハウだけでは運営するのが難しく、多くの団体や施設に協力を頂いてきた。そのおかげで何とか3年目を迎えることができた。本当に感謝です!
スタート段階から全体の雇用環境も改善され、障がい者採用もプラスの傾向に向かっているのは間違いないが、まだまだ厳しいのも現実。
法定雇用率が平成25年より2.0%に引き上げられるが、それに合わせた雇用対策が各企業で練られているかといえば、現状は難しい。特に中小企業は、職域や環境整備、社員教育まで会社として統一感を以て取り組むには限界がある。
僕はその中小企業を責めるつもりもない。第一の目的が企業の存続とするならば、プライオリティはどこに置くかは明確だから。
それでも障がい者雇用を推進する動きを肌で感じることも多くなった。徐々に浸透していくのが、お互いにとってプラスになるのかもしれない。
今回のイベントも大手企業を中心に18社の企業に参加頂く。我々の考えに賛同し、初めて参加頂く企業も多い。少しでも橋渡し役の存在として、お役に立てれば幸い。
29日(日)の朝日新聞にも特集記事と参加企業の募集要項が掲載された。
朝日
イベントの詳細はこちら
第5回 障がい者のための就職・転職面談会
≪日時≫2012年8月4日
    12:00~17:00
≪会場≫名古屋国際会議場2号館 展示室

少し場所は分かりずらいが、スタッフがしっかりと案内。
あまり暑くならないことを祈りたい。

フルマラソンに向けて その3

さすがに毎週マラソンブログを書くのは難しい。しっかりとしたトレーニングを積み重ねているのであればいいが、残念ながら毎週も書くことがない。
そんな言い訳をしながら、この2週間の練習を報告。
17日(火)28分27秒
18日(金)28分10秒
22日(日)58分16秒
23日(月)27分30秒
27日(木)28分21秒
先々週は3回、距離にして20キロ強。先週は2回、10キロちょっとしか走っていない。
フルマラソン宣言する前は週2回が普通だったので、それを基準にすれば平均的な練習。
しかし、宣言後はいきなり週4回をこなしたため、週2回は物足りないように見えてしまう。先週末は土日とも走らなかったこともあり、サボった感は否定できない(結構、ゴルフで走った気もするが・・・)。
ただ、この時期はあまり無理もできない。特に先週はうだるような暑さ。出勤段階で汗だく状態が続いている。熱中症に関するニュースも毎日。いつ何時、自分が当事者になるとも限らない。周りに迷惑を掛けるわけにはいかず、体調管理を怠ってはダメだ。
(走ること自体、迷惑だ言われる方もいますが・・・)
でも、こんな事も思う。
この夏場に鍛えたことが秋以降、きっと生きてくるのだろうと。営業の仕事と同じで、一見無駄に思える行動を繰り返すことで、後の成果につながる。それと同じだと思う。
今週は土曜日も仕事だが、少なくとも週3回は走ろう。また、今週から8月に入り、暑さもピークに達し、過ごしづらい日々が続く。
5時に起床し、朝方の比較的涼しい時間帯に走る。これを心掛ける8月としたい。

三重県を満喫した一日

ロンドンオリンピックが開幕した昨日は、三重県を満喫した一日。
大学時代の先輩と鈴鹿でゴルフ。鈴鹿8耐による渋滞が予測されたため、6時に待ち合わせし出発。
桑名1
8時のスタートだったが、既に汗ばむ天候。暑い。耐えられないくらい暑い。
飲んだスポーツドリンクのペットボトル3本、生ビールジョッキ2杯、缶ビール、缶チューハイは全て汗に変わってしまった。熱中症で途中リタイアした方もいたようだ。ゴルフの技術は相変わらずだが、体の丈夫さは証明された。
ゴルフ終了後は、桑名へ移動。
桑名に住む先輩が地元名物の蛤を用意してくれるというのだ。そして、この日は「桑名水郷花火大会」。堤防沿いの絶好の見物場所までセッティングしてくれた。
まずは、蛤。6年物、3年物を次々と・・・。
桑名2
料亭あたりで食べたら、ビックリする値段になるのだろう。結局、こんな感じ。
桑名3
プリッとした食感がたまらなかった。
日も暮れ、続々と人が集まり、身動きが取れない状況になってしまった。
桑名4
子供たちや女性は浴衣姿。
桑名5
この「桑名水郷花火大会」を見くびっていた。岐阜育ちの僕は、花火と言えば長良川で開催される有名な花火大会が定番。そちらの規模には敵わないだろうと勝手に想像していた。
それは僕の偏った見方でしかなく、目の前で、いや目の上で繰り広げられる花火は迫力満点。
桑名6
桑名7
桑名8
目の前で星が降り注いでいた。いやあ~、感動!(スマホのカメラではこれが限界)。来年は家族を連れて行くかな・・・。
最後は桑名駅前で火照った体に冷たい生ビール。昨日は一日、三重県で楽しませてもらった。
先輩、有難うございました。

コラボの時代

昨日の日本経済新聞にこのような記事が掲載されていた。
「名証、12月に就職フェア 就職支援会社と共催」
名証
何を隠そう、その就職支援会社とは名大社のこと。(そんな大げさなことでもないな。ちゃんと文中には載ってるし・・・。)
昨日の新聞には名古屋証券取引所が名大社との共催で、2014卒向けの合同説明会「名証上場企業就職フェア」を開催することが書かれている。
このようなコラボレーションは過去にないはず。両社の地域への想いがカタチになった特徴的なイベントなのだ。
名大社として、これまで名古屋市や名古屋商工会議所と組んだり、新聞社が後援に付くイベントは手掛けてきたが、このスタイルは初めて。まさにコラボレーションである。
あくまでも個人的に感覚だが、今後はこのようなスタイルのイベントが増えていくのではないかと予感している。我々の事業ドメインを維持しながら、他社とタッグを組んで、より価値の高い情報を提供する。
お互いの「強み」を発揮すれば、市場に与えるインパクトや効果は最大化され、それを活用する者の満足度も高まる。最終的にコラボレーションした側もWinWinの状態を保つことができるだろう。
そのためにはお互いの信頼関係が重要であり、情報の開示も必要となる。時には自社にとって不利益な情報も公開していかないと上手く成立することは難しい。
今回の共催は、それをクリアし成立したと言えるのではないだろうか。
このイベントの詳細については、別の機会にブログで紹介したい。
昨日の新聞記事で僕にもいくつかの問合せがあったので、まずは簡単にその想いについて書いてみた。
コラボでお互いが成長できる環境を作っていければ、喜ばしい。

晴れの東京スカイツリー

7月某日、行ってきました東京スカイツリー。
オープン前に訪れた時は見事に雨でツリーの先端は全く見えない状態であったが、今回はバッチリ。澄み切った青空のもと天高くそびえる東京スカイツリーを眺めることができたのだ。
スカイツリー1
せっかくなので、展望デッキまで登ってみることに・・・。行列で並ぶ待ち時間には江戸時代のデジタル絵巻を眺めて時間を過ごす。
スカイツリー6
4基あるエレベーターは四季をテーマに構成されており、僕が乗ったエレベーターは夏。
スカイツリー2
江戸切子を散りばめたエレベーターは350メートルを1分もかからずに、駆け上がっていった。
天望デッキから臨むのは東京の街並み。霞がかった空のため富士山やお台場を拝むことはできなかったが、それでも爽快な景色を楽しむことができた。
スカイツリー4
スカイツリー7
天望デッキは人・人・人。
スカイツリー3
そりゃ僕のような田舎者も含めて全国から人が集まった来ているわけだから当然である。おのぼりさんなのだ。
そしてガラス床から真下に見える風景。
スカイツリー5
安全は確保されているが体は震える。わかっていても恐ろしい。体は敏感だ。周りの観光客も同じような行動をとっていた。
この日は次の約束まで時間もなかったため、天望デッキでの時間はほんのわずが。入場料2000円分を堪能することはできなかったが、オープンして間もない時期に楽しめたのは貴重な体験。
ありがたい時間を過ごさせてもらった。

キックオフ、研修、そして納涼会の日

昨日は午後からバタバタした時間を過ごす。
まずは2014年卒新卒向け企画のキックオフ。全体で本年の新卒企画の結果を振り返りながら(と言ってもまだまだ13卒は進行中)、次年度の新卒向け商品の説明と販売戦略について共有した。
企画自体が大幅に変更になるわけではないが、毎年毎年商品のリニューアルは行わなければならない。特にネット媒体は環境の変化が早いので、それに合わせた商品を提供しないと時代に乗り遅れてしまう。
そして、イベントも新たな試みを実施する。一般的なリリースは今月末のなるが、「へえ~っ」というような組織とのコラボレーション。少しでも地域を活性化できればうれしい。
キックオフの後は、そのまま全員で研修を実施。
新卒企画の目標をベースに、アクションプランを立て、その行動をITで見える化し習慣化するもの。研修講師を招き、そのセッションを行ったのだが、社員も今まで経験したことのない新たな試みなので、戸惑いも大きかったと思う。
普段の日報や報告ベースとは異なった切り口でもあるため、違う脳ミソを使わなければならない。右脳派が多い営業部隊には、かなり刺激になったのではないだろうか。
現在の取り組み姿勢を否定するのではなく、現状に何を付加していくかが本人たちの成長に結びつく。このモデルがベストではないだろうが、常に新しいものを吸収する姿勢が必要なのだ。
研修後は、疲れた頭を癒す納涼会。
契約社員も含め全員で飲み会を行った。先週末は比較的涼しかったが、今週に入り暑さがぶり返してきた。ビールが手放せない時期になってしまったのだ。
納涼1
ピッチャーをジョッキ代わりに飲む愚か者もいるが(笑)、それもたまにはいいだろう。
縦とか横とか関係なく、社内の会話ではなくオープンな会話が時には大切。あちらこちらで笑いが起き、仕事からグルメ、旅行、恋愛ネタまで取り留めのない会話がより関係性を強くしていく。それが僕にとってもシアワセな時間。
前の日も飲み会で遅かったため、一軒で帰ろうかと思ったが、ついつい二軒目へ・・・。
納涼2
相変わらずお酒が入ると意志が無抵抗状態になってしまう。
そんな7月の熱い一日。
全員でこの暑さを乗り越えていくのだ。お疲れ様でした。

下町ロケット

下町ロケット 下町ロケット
(2010/11/24)
池井戸 潤

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小説は一年に数冊しか読まない。
今年に入って何を読んだかを調べてみたら「もしドラ」に続く2冊目。小説はその世界にどんどん惹き込まれていくので、手に汗握る時間を過ごせるのは事実だが、ノンフィクションの世界を中心に考えていきたいので、どうしても優先順位は後ろになってしまう。
そんな意味では、貴重な2冊目が本書。拙い表現で言えば、涙が出そうなくらい感動したし、面白かった。
読み終えた時はスタバに居たのだが、ウルウルとした格好は情けないオッサンに映っていたかもしれない。おこがましいが自分とオーバーラップさせていた面もあった。
業種や事業内容も異なる、会社規模も異なる、歩んできた環境も異なる、その才能も異なる。共通点と言えば、中小企業の経営者という一点のみだが、何故か感情移入もしてしまったし、共感する箇所も多かった。
ストーリー展開の面白さや丹念にリサーチされたロケット製作過程の表現力にも感動を覚えたが、やはり一番は中小企業の経営者としての共感だろう。自分が下した判断への葛藤や揺れ動くさまは実に的を得ている。心理描写をを含め、大いに感心させられた。
仕事をする上で「お金」は最も重要な動機にはなるが、人はそれだけでは動かないし満足しない。その先にある夢や達成感があってこそ、真摯に仕事に向き合える。自分が夢を持つこと、そして、夢を持たせることは必要不可欠だ。
著者の池井戸氏は僕と同じ岐阜県出身。年齢は3歳上。もちろん存じ上げないが、それだけでも身近に感じてしまう。申し訳ないが・・・。
もしかしたら、どこかですれ違ったことがあるかもしれない。
と勝手に思わせてもらった。