これからも前向きに 名大社会長ブログ

キャリアカウンセラーもfacebookを!

14・15日の仙台は暑かった。名古屋も暑いがそれ以上じゃなかっただろうか?夜の繁華街は客引きも跋扈し、思ったよりも活気があり、復興が確実に進んでいるのが良く分かった。
(視点が違うか・・・)
本日は、キャリアカウンセラーで組織するCDAプラザの勉強会。
今回は会社経営者であり、キャリアカウンセラーとしても活躍する田中宏幸氏の発表。
発表テーマは「SNSを使ったカウンセラーのブランディング」というちょっと難しそうな内容。
???という参加者も多かったのではないか。しかし、中味は分かりやすく構成されており、SNSと縁が薄いCDAも理解し興味を持ったであろう。
実際にfacebookを活用しているCDAは参加者の2割程度で、浸透度は低い。若干、年齢層が高めであるのがその原因の一つであるが、それ以上にまだ必要性を感じない方も多い。
facebook上でカウンセリング業務を行うことは、まだまだ課題が多く難しいだろうが、キャリアカウンセラーとして、自己の考えや活躍の場を公表したり、お互いの情報を共有するには適したメディアであると思う。
それをtwitterやブログと連動させることで、自分のポジションを明確化する。これも差別化させる手段の一つ。それが自己のブランディングになっていく。ここで契約や売上を求めるのではなく、キャリアカウンセラーとしての信用を得ていくのだ。
自分でHPを立ち上げるよりもお金がかからず、情報更新もスムーズにできるので、メリットも多い。
そこには常に情報をアップさせるという手間が付きまとうが、きめ細かな業務を得意とする方が多いので、そのあたりもクリアできるだろうと思うのだ。そして、ソーシャルメディアで大切なのは、「人」との繋がりということ。
まさにfacebookはキャリアカウンセラー向きなのだ。
(興味無い方はすいません・・・)
今回の発表の結果として、CDAプラザとしてもグループページを立ち上げることとなった。これも大きな成果だ。
このグループページを通して、ML以上に議論が活発となり、お互いの悩みも共有できれば、CDAとしてのスキルも向上するのではないか。
そして、更にネットワークが広がり、CDA同志の新しい出会いがあれば、うれしい限りだ。
CDAプラザグループページ、期待しています!

仙台にて・・・。

本日は、名大社も加盟する「ふるさと就職応援ネットワーク」の総会。
それが仙台で行われる。午後からの開催だが、搭乗の関係で早い時間に仙台空港に到着した。
東北1
時間的に余裕があったため、空港からタクシーに乗り込み、運転手さんに名取市周辺を案内してもらった。普段のニュースではあまり取り上げられることはないが、この名取市も被災地で多くの犠牲者が出ている。
今回、案内してくれた運転手さんは、震災の当日、仙台空港で客待ちの状態で、地震後、空港ビルに避難し、難を逃れたという。
ただ手放しでは喜べないようだ。自分のタクシーは流され、仲間も失くしてしまっている。被災にあった方に直接話を伺い、その現場を見て回ると改めて胸が締め付けられる。
TVで流れる映像とは、自分自身に与える影響は明らかに違う。
東北2
東北3
東北4
この歩道橋にしがみついた方は助かり、この歩道橋に登れなかった方は流されてしまったのだ。
学校に避難した方でも、3階では助かり2階では助からない。
自然の恐ろしさをまざまざとその光景や話から感じ取る事となった。
もしかしたら、タクシーからこの被災状況を見ている僕は非難を浴びる存在なのかもしれない。地域に対して何ら貢献していない。
それでも自分の目に焼き付け、何かを感じることは重要な事だとも思う。
今、このブログを書いている仙台駅前の喫茶店は、一見震災の影響は受けてないように思える。
名古屋と変わらない普通の生活がここでも行われているように思える。それでも数キロ先は、全くの別世界なのだ。
午後から行われる総会で、仙台の幹事会社から近況の報告もあるだろう。そこも含め、本日の経験を決して無駄にしてはいけない。
がんばろう、東北!
仙台空港に張り出されたポスターを胸に、僕たちもやれることをやるしかないのだ。

慌しさを予感させた月曜日

バタバタとスタートした月曜日。
めい一杯入れたスケジュールをこなし、夕方からはウインクあいち開催された講演会に参加した。そういえば、このウインクあいち、先週はイベントを行ったし、水曜日には別の予定でお邪魔する事にもなっている。
最近はここでの催しがやたらと多い。
皇學館大学が主催するこの講演は、「日本が必要とするリーダーシップ」としてJR東海の葛西敬之会長が話をされた。日経新聞でその講演を知り、即座に申し込んだのだ。
そして、中味もあまり確認せず勝手に期待していた。葛西会長のこれまでの会社人生を通して掴んできたリーダーシップの話を聞けるものと・・・。
結果から言えば、こちらの期待とは全く異なる内容で、今の政権のリーダーシップの欠如、東日本大震災の復興に関わる内容がほとんどであった。それはそれで参考にはなったのだが、僕としてはやはり葛西会長のJR東海での辣腕ぶりを聞きたかった。
講演終了後、携帯に電話が鳴る。
同じ会場内で話を聞いていたJR東海島屋の日高さんが偶然、僕のことを見つけたようだった。以前、ビジネススクールで共に学び、仕事でもお世話になった仲間である。
久々の再会。facebookでは繋がっているので、あまり離れている気はしないが、多分、1年以上振りぐらいだろう。
これから別の仲間と飲みに行くので一緒にどうかとの誘いであった。
断る理由もなく、ホイホイと着いて行き、初めて会う方ばかりと計6名で飲む事となった。全く面識がなかったが、各業界で活躍されている方ばかりで、あちこちの方面の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごさせてもらった。
こんな時も大切である。人との出会いは偶然から始まるものなのだ。
2度目の柳橋ビアガーデンは相変わらず混んでいた。
慌しく過ごした月曜日。
そして、本日は朝7:30より出身大学の経営者による勉強会に参加する。その後も夜まで予定が一杯だ。
今週は仙台への出張もある。何となく体調も戻ってきたし、フル回転で動き回る事ができるだろう。
充実した一週間が過ごせそうだ。

スゲェ~、なでしこジャパン!

その結果はTBS「サンデーモーニング」で知った。延長の末、なでしこジャパンが強豪ドイツを破ったと・・・。
それでもつい、BSの再放送を観てしまった。
まるで大人と高校生いや中学生のような体格差での戦い。そして完全アウェーなスタジアム。
ワールドカップ2大会連続優勝のドイツに対して、日本が勝つと予想した者は正直なところ、少なかっただろう。
それでも成し遂げてしまった。
結果は既に分かってゴールは決まらないのに、ドイツの一方的な攻めにヒヤヒヤし、そのシュートにハラハラした。
最後の最後はクリアで外に出すばかりであったが、その選手の執念は強く感じ、感動的だった。
終了後、思ったほどの涙はなく、選手はみな笑顔で充実感に満ちた表情をしていた。試合後のインタビューも冷静で、次への試合を豊富を語っていた。
そして、チーム一丸で戦い抜いた事、回りのサポーターに支えられた事、それに対しての感謝、口々にするコメントは、まさに日本人らしい気持ちの良い内容であった。
これからは、日本人の特徴である精神性や気質、大切にするものも女性が教えてくれる時代なのかもしれない。
そう感じざる得ない試合であった。
もしかしたら、このまま勢いに乗って、行くところまで行ってしまうかな・・・。最近、元気が出るニュースもないし、期待させてもらおうか。
それにしても、ドイツはサッカー先進国だけあって、監督も女性なんだ。初めて知った。
見た目は凛々しく知的でカッコよかった。何となく政治家っぽく見えたけど・・・。
次はベスト4のスウェーデン戦、楽しみにしている。

ダメだ!思うように体が動かない!

昨日、一昨日の企業展&転職フェアは無事終了。
暑い中、多くの方に参加頂いた。少しでもキッカケ作りのお手伝いができれば幸いだ。
そんな時間を過ごした週末ではあるが、個人として体調が今一つである。
先週の土曜日に今年初めてゴルフクラブを握り、一気に300球のゴルフボールを打ち放題で叩いた。翌日いや翌々日の筋肉痛は想定の範囲内ではあったが、それ以降も体のあちこちが痛いのだ。あきらかに筋肉痛とは違う痛みなのだ。
また、連日のように猛暑日が続き、ビールを手放せない日が続くわけだが、困った事に思ったほど、そのビールがそれほど美味くない。あり得ない話だ。
木曜日の晩には急に寒気が出てきて、慌てて床に入った。そして、昨日からは右肘が痛く、思うように腕が動かない。
今朝も普段と同じようにジョギングを行うが全然走れない。この暑さも手伝って、ここ最近は1キロ5分20秒ほどのタイムだが、本日はそれに+20秒程かかってしまう。スピードが出ないし、結果的にいつもの距離よりも少ない距離で止めてしまった。
何かがおかしい。
本日もゴルフ打ち放題300発の予定であったが、腕が痛いことと体の不安もあり中止にした。体も心配だが、今度のゴルフも心配だ。これでは迷惑掛けてしまうな・・・。
急にクラブを振り回したせいなのか、この暑さのせいなのか、飲みすぎのせいなのか、それとも45歳という年齢なのか、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいるのか、理由は分からない。
(多分、大した理由ではないと思うが・・・)
それにしても、体が丈夫な事が唯一の自慢なので、それを失くしてしまうと誇れるものがない。情けない話である。
本日もほんと暑い。今はエアコンの効いた部屋でブログを書いているからいいが、体調管理には気をつけなければならない。
本格的な夏はこれから。
休む時はしっかり休養を取り、くだらない心配をしない毎日を過ごしたいものだ。

初参加!「ワールドカフェ」

昨日は、キャリアカウンセラーやいくつかの事業でお世話になっている日本マンパワーのセミナーに参加。
「”新入社員の育成”をテーマに”本音”で語り合いませんか?」という誘い文句のセミナーで、大手企業を中心とした人事・教育担当者が30名ほど出席されていた。
とても興味がある分野であったために参加させてもらったが、新入社員が1名なんて会社はうちぐらいなもので、多い企業は500名を超える新入社員を受け入れている企業もあり、教育がコアな業務の担当者が中心であった。
そうなると教育担当者のミッションは、僕のような新人とガチンコ勝負だ!とはいかない。このご時勢の新入社員の教育方法にはどこの企業も多くの課題を抱えているのが実情。
今回のセミナーでは、ワールドカフェの手法も用いて、その新入社員の育成方法をメンバーで語り合おうというもの。
ワールドカフェをその解説通りに紹介すると、
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」
という考えに基づいた話合いの手法。
要するに、ワイワイガヤガヤと意見を述べ合い、アイデアを出そうとする井戸端会議。
(そんな短絡的でもないな・・・、失礼!)
以前からワールドカフェには興味を持っていたが、これまで参加した経験がなかったので、とても新鮮な場であった。
色んな方と時間を区切ってはであるが、一つのテーマに対して、意見を深めていく。会議にあるような無理矢理結論に持ち込むことはなく、エンドレスでありながら、何となく収束していく。
テーブルに敷かれた模造紙に、キーワードなりそうな文字を書きながら、その文字や意見を深堀していく。1コマ30分程度のセッションでは限界があるが、いつの間にか時間が経過している状態が続き、時間の短さを感じることとなった。
それは、それだけその会話が盛り上がってる証であり、他人の話や考えを知ることで、今まで思いもよらなかった考えに至ることもある。かなり楽しめる作業であった。
今回はあくまでも新入社員の育成がテーマであったため、直接、その教育・研修現場に関わる方の熱い想いがリアルに感じることができた。
どちらかと言えば、教育が業務の中心でない僕は、グループメンバーの聞き手に回ることが多かったように思う。
その場で大いに理解したこと。情熱を持っている教育に取り組む担当者がいる企業は、社員育成も上手くいくということ。
システムやプログラムも重要だろうが、最終的には人と人がどう信頼し合って、同じ方向を向けるかが大切ではないだろうか。
初のワールドカフェ、僕にとってもいい「学び」でした。

結局は「お酒」のことだった。

先日のブログでも書いたように、昨日は社員に対して「若手社員に伝えたい!私の武勇伝」と称してプレゼンを行った。
そのタイトルは「お酒の席で学んだこと」。
プレゼンは真剣な場なのでと言いながら、結局はお酒の場で起きた出来事を話しただけである。
しかし、今までの自分を振り返ってみても、このお酒の場で学んだことは実に多かった。
酔い潰れ立ち上がれなくなったこともあれば、上司と大喧嘩になったこともあれば、キツイ一発を浴びたこともあった(パンチではなく言葉で・・・)。
そんな場を経験したからこそ、今の僕が出来上がっているのは事実であり、有り難くこのようなポジションで仕事をさせてもらっているのは本当の話だ。
(飲んでいれば社長になれるという誤解は与えてはいけないと思うが。きっとそう思うな・・・。それだけではないですからね!)
大切なのはグデングデンになる事ではなく、その現場で起きている本音の会話である。
外国人と違って、日本人は本音と建前を使い分け、飲みニケーションの場で本音を語ることが多いという。
僕は決してそれが悪い行為だとは思わない。お互いグチばかり出てくるような飲み会は勘弁してほしいし、くだを巻くような飲み会には出席したくない。
あくまでも前向きな議論、熱い会話をする飲み会のこと。それは大いに結構だと思うのだ。
僕自身、正直に自分の意見を言い、完全否定されへこたれ、叱責を受ける。その繰り返しだったように思う。しかし、そんな完全否定の意見でも、その姿勢は汲み取ってもらえたし、その後の新たな意見へと結びついている。
飲みすぎて記憶にないことも多々あるが、相手に想いを伝える最高の場でもあるのだ。時に誤解を招くような発言をし、溝を深めてしまうこともあるのだが・・・。
大人の飲み方というのは、そんな事を積み重ねることで出来上がってくるものではないだろうか。単にスマートにカッコよく飲むことではないはずだ。
昨日は大人の飲み方の話をしたわけではなく、飲んできた変遷を語ったまでだが、そんな中でも何か感じてもらえたら幸いだ。
もしかしたら、誰も僕とは飲みに行きたくないと思うかもしれないけど。

7月企業展・転職フェア同日開催!

今週の8日(金)・9日(土)に名大社主催の企業展及び転職フェアがウインクあいちにて開催される。
今回は新卒募集企業52社、中途募集企業56社で行うイベント。
景気回復の兆しが見え始めたかどうかはまだまだ怪しいとは思うが、今期の開催イベントでは規模が一番大きくなっている。
会場となるウインクあいちもMAXの状態だ。主催者側としては、来場者に少しでも多くの企業との接点を設けて欲しいため、この状況はうれしい限り。
(もっと大きな会場であれば、より多くの企業に参加頂けたかもしれない。そんなに甘くはないけど・・・)
今回の特徴として自動車業界の意気込みを感じると共に、地場の堅実性が表れている面も強い。また、数年ぶりに採用を再開する企業もあり、雇用状況が少しずつではあるが改善している傾向がこのイベントからでも窺える。
何よりうれしいのは、新卒者を対象としている企業が52社出展頂くことだ。中途募集を同時に行う企業も多いが、それだけ新卒者のニーズがこの時期になっても高まっていると言える。
世の中がクールビズだ、スーパークールビズだといっても、就職活動を行う学生は全く関係なく、暑い中、スーツを身にまとい動き回っている。その姿を見る度に気の毒に感じてしまう。学生も転職希望者も解放してあげればいいのにと。
就職活動で疲れてしまうのも無理はないと同情もする。
と同時に思う。今が踏ん張り時だと・・・。
今回のイベントでも初めて学生との接点を作る企業もあるのだ。新しい出会いに期待もできるのだ。
きっと今週末も暑くなるだろう。外出するのも億劫かもしれない。しかし、そこを避けていては前には進めない。
僕たちは明るく涼しい顔で来場者を迎えたいと思う。
笑顔で出会えることを期待したい。

ブログと日記

このブログをスタートさせて、約1年3ヶ月。
未だに一本のブログに結構な時間を要しているのは事実だ。それとは別に、現在、日記を付けている。
(先日のブログでも書いた通り。)
こちらは30歳を迎える年にスタートしたので、かれこれ15年近い年月が経過している。日記を始めた当初、しょっちゅう書き忘れて、数日間放って置くこともあった。
しかし、次第に慣れていき、今では身体の中に染み付いたのか、歯を磨くことと同じ行為に至っている。まさに「習慣化」だ。
ここ10年くらいは5年日記で書いているわけだが、これは過去を振り返るのに非常に良い。
1年前、2年前のちょうど同じ日、どんな行動をして、ポジティブであったり、ネガティブであったり、どんな思いを描いていたのが、瞬時のうちに思い出す事ができる。
人は悲しいもので、どんな辛い思いをしようが、時間が忘れさせてしまう動物。それを思い出させてくれる最高のツールであるのが3年日記や5年日記だ。
日記の内容はともかく、それを実感できるだけでも日々続ける意味は大きいと思う。
さて、その日記。
これは人に読まれないことを前提にしている。反対にブログは人に読まれることを前提にしている。
この性格の違いは明らかであり、自分がブログにそれなりの時間が必要となる大きな理由だ。
また、日記では迂闊な発言しまくり状態であるが、ブログはそんなわけにはいかない。こんな僕でもそれなりに気を使う。
これは両方書く身としては、かなりくだびれるが、主観的な物の見方、客観的な物の見方という捉え方だけでも、結構、勉強になるのも確か。
どうしようもなくストレスに感じるまでは、日記もブログも続けていきたい。
しかし、本当の事を言えば、どうしても人に言えないことは、日記にも書いていない。自分が死んだら、きっと嫁さんは日記を読むだろう。
その時に人間不信に陥らせるような事は、いくら読まれないことを前提にしている日記でも書くわけにはいかない。
(そんなヤバイことは断じてありませんが・・・)

「マイクロソフトで学んだこと・・・」を読む

マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。 マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。
(2011/05/02)
樋口 泰行

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随分と長いタイトルである。ブログのタイトルとしては収まりきらなかった。
それはともかく、今回、この本書を読んだのはマイクロソフトに興味を持ったからではない。著者の樋口泰行氏に惹かれていたからである。
僕が最もお会いしたい経営者の一人で尊敬するのが、この樋口氏。講演会の場ではお会いするチャンスはあるかもしれないが、ビジネスの場においては遠い存在にしかならないだろう。きっと・・・。
今から6年前に初めての著書「愚直論」を読んで感銘を受け、次作「変人力」でも感動した記憶が強い。目指すべき経営者像だと憧れの存在となったのだ。
その当時の僕は、自分が経営者になることは全く想定しておらず、こんな経営者になれたら素晴らしいなと夢物語的に描いていたに過ぎない。それが通じたわけではないが、今は経営者の端くれであるから、世の中は不思議なもんだ。
これで樋口氏の著書を3冊読んだわけだが、彼の経営に対する姿勢は一貫している。
それが日本ヒューレットパッカードだろうが、ダイエーだろうが、マイクロソフトだろうが同じである。企業のあり方も文化も置かれる環境も全然異なるが、自分と向き合う会社、社員への接し方は全く変わらず、ブレがない。立場や地位に関係なくフラットなのだ。
理系出身でロジックに強く、MBAホルダーでもあるのに、それを感じさせる面がないように思えてならない。
今回の著書も樋口氏の取り組み姿勢が随所に表れている。ほとんど本書の感想は書いていないなあ~。
個人的には「愚直論」「変人力」の方が好きだが、彼の取組みの集大成はこの本書になるのかもしれない。
仕事において大切なのは、マインドだ。
それを教えて頂いたのも樋口氏。やはり一度お話を伺いたい。