一昨日は前日のブログに書いた通りの「上場企業就職フェア」。仕事終了後はグロービスの忘年会。忙しくも充実した一日であったが、ありがたいご縁を感じる一日でもあった。
イベント終了間近、名大社男子が僕を呼びに来た。
「テツさんに挨拶したいという●●さんという女子学生がいます。」名前を聞いてもさっぱりわからない。何も怪しい事はしていないぞと思いつつ(笑)、「いや、知らないけど・・・。」
「●●さんの父親が○○さんと言うらしいです。」と言われピンときた。僕は出口付近で待っている女子学生のところまで駆け寄っていった。
「お忙しいところ申し訳ありません。山田さんに一言挨拶だけさせてもらおうと思いまして・・・。」と女子学生は丁寧に挨拶をしてきた。
「もしかして××会社の○○さんの娘さん?」「はい、そうです!」。僕が営業時代にお世話になった人事担当者の娘さんだった。
そのお世話になった方はすでに別の仕事をされているが、娘さんにその当時のことを含め、僕の事をいろいろと話をされていたようだ(変な話じゃなきゃいいが・・・)。そのこともあり今回のイベントは朝一番から参加したとこのと。
彼女はオープン前の講演で僕が登場したことにかなり驚いたらしい。事前に僕の名前は告知していなかったため、いきなり山田が現れ面食らったようだ。
そこで最後に挨拶をしようと思ったとこのと。ありがたい事に彼女は10時から18時までずっとイベント会場にいてくれた。
僕が講演で話をした通り、多くの企業ブースを回り企業研究を懸命に行ったという。
「今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました。」「こちらこそありがとう。お父さんによろしくね!」と言って別れたが、とても清々しい気分だった。
その丁寧な対応も気持ちよかったが、そんな風に以前にお世話になった方が僕や会社の事を伝えてくれて、その娘さんが会場に足を運んでくれることに感激した。
その方に特別なにかできたわけではない。しつこいだけの営業マンだったと思う。だが、そんな繋がりを持てることは僕にとっては喜ばしい。
そして、この日はもう一つの出来事があった。グロービスの忘年会(二次会)に参加するといきなり僕に挨拶をしてくる若者がいた。
「山田さん、ご無沙汰しております。△△です!」「お~、△△くん、ひさしぶり!あれ~、グロービスの通っているの?」「はい、単科ですが今年から受けてます。山田さんに会えるかもしれないと楽しみにしていましたが、お会いできて嬉しいです!」と明るい表情で話かけてくれた。
彼は大学時代、名大社のモニターとアルバイトをしてくれていた。今から7~8年前のこと。
その当時、僕は学生モニターと一緒に座談会を行ったり、イベントのお手伝いをしてもらうグループの責任者をやっていた(今思うと何でもやってますね・・・笑)。彼はその中でも優秀で且つ気が利く学生だった。僕も何かと頼りにしていた。
就職してから一度だけ仕事の相談を受けたことはあるが、会うのは実に久しぶり。こんな場で再会できるとは、こちらも感激だ。
立て続けにこんなことが起きると人の縁って不思議だなと思う。何気ない付き合いをしているだけだが、こういった繋がりが人にとって、いや僕にとって大切だと感じる。いい一日だった。
もしかしたら、それがあったから深夜遅くまで騒いでいたのかもしれない。
言いわけ、言いわけ・・・(笑)。
2013年12月24日
何気ない繋がりの大切さ
2013年12月23日
ガンバレ就活生!「上場企業就職フェア」無事終了
3連休のど真ん中の昨日、名大社では名古屋証券取引所とのコラボイベント「上場企業就職フェア」を開催した。
うちのイベントの前後に大手同業他社のイベントもあり、動員についての不安もあったが結果からみれば2500名近い来場と満足できる内容だった。
僕はイベント開催前のプレ講演で15分だけ学生さんを前に話をさせてもらったが、その態度や表情は好感が持てた。元気のいい爽やかな挨拶で始まったのも良かったし、僕のチョー巻きの入った早口な話にも真剣な眼差しと笑顔のあるうなずきで応えてくれた。
開始前にはズラッと学生さんの長蛇の列。
会場はそうでもないが外は寒いので、学生さんには使い捨てカイロを渡す。喜んでもらえたようだ。
早期のイベントは開始早々が一番活気がある。企業講演会場もおかげさまで満席。
各企業ブースも多くの学生さんが真剣な表情で話を聞きメモを取っていた。企業側も真剣そのもの。
パワポあり、ムービーあり、色んな手法で自社の魅力を発信していく。もちろんそれを行うのは人。人が相手を見て熱心に話をするから価値がある。大切なものが伝わる。
昨日はマスコミからの取材も結構あった。TV局、新聞社の記者から僕も多くの質問を受けた。夕方のニュースにも流れたようだ。いい宣伝にもなりますね(笑)。
求人数も増え就職環境は改善してはいるものの、やはり学生さんは不安がつきまとうようだ。初めての就職活動だから、当然だろう。
だからいいと僕は思っている。不安があるからこそ、人は行動し努力する。それにより成長する。就職活動は内定が目的ではなく、大人への成長が目的なのかもしれない。
昨日もキラキラ目を輝かせながら、あちこちと回る学生さんを見ながら、こちらも元気が出てきた。
ガンバレ!就活生!キミたちを応援しているぞ!
2013年12月22日
映画「ゼロ・グラビティ」
邦画ファンの僕が年に数回しか観ない洋画の一本。と言っても映画館で観たのは邦画も洋画も大差ない(苦笑)。もっと観ないといけないなと毎年年末になるとそう思う。
全く先入観もなく、ストーリーも知らずに観た本作。いやあ~、びっくり。なんて凄いんだ、今どきの洋画ってヤツは・・・。と思わず唸ってしまった。僕は2Dで観たのだが、これを3Dで観たら劇場内で酔ってしまったかもしれない。
宇宙の神秘な映像も良かったが、リアリティ溢れるストーリーにも巻き込まれてしまった。
なんとこの映画、2人の役者しか登場しない。
既に周知の事実かもしれないが、一般的な映画ではあり得ない。登場するのはサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけ。厳密にいえば、死体も登場するがそれだけ。後は全くなし。誰も出てこない。
そしてワンカットが長い。僕は観ながら、もしかしてワンカットしかないのではと錯覚しそうだった。現実的にはあり得ないが、映画の上映時間と映画の中の設定時間と同じだから、そんな錯覚もあるだろう。
意味が分からないと思うので分かりやすく説明すると、この映画は時間的経過が同時進行でしかない。日を跨ぐことも過去を振り返る時間もない。ストーリーの進行時間と上映時間はイコールなのだ。
それがドキュメンタリーっぽく見られる理由だろう。こんなタイプの映画は初めて観た。
この映画を観ると命の大切さを理解できると共に地球がいかに過ごしやすい場所か痛感させられる(表現がおかしいな)。まず宇宙に行くことはないので、そんな心配は無用だが、宇宙飛行士の仕事は命がけだ。無重力が楽しそうなんて、無責任もいいところ(笑)。
個人的には面白い映画だったが、この映画は観る者を選ぶかもしれない。純粋にエンターテイメントを楽しみたいのであれば物足りないかもしれないし、人間ドラマとも言い難い。しかし、あの場面、あの状況だからこそ、人間は本能的にそんな動きをするだろうと推測することもできる。
ストーリーを語らず、映画の感想を書くのは難しい(笑)。
気分だけは宇宙に行った気になった映画だった。
2013年12月20日
一人でコーヒーを飲むこと
僕は一人でコーヒーを飲むのが好きだ。会社内での仕事に行き詰まると(何だか人気作家みたいだな)、スタバに出掛けることもちょくちょく。
そんな時はノートパソコンを広げ仕事をするのだが、周りもそんなビジネスマンが多いので、意外と集中することができ仕事がはかどる。天才的なヒラメキもあったりする(ウソです・・・)。
スターバックスカードをおもむろに出し、「カプチーノショートね」と言ったり。カッコつけてるわけではないですぞ・・・。
それも一人の貴重な時間だが、もう少し落ち着きたい時は別の店に行く。
その時はパソコンは持ち込まず、せいぜい読んでいる本を持参する程度。お店の名前は控えさせてもらうが、会社の近くにある珈琲・紅茶の専門店。
食事類は一切なく、飲み物以外はケーキなどの洋菓子があるくらい。僕は一度も注文したことはないけど・・・。
15席くらいの小さな店でママさんが一人で切り盛りをしている。だからちょっと忙しいとお客さんに「用意に時間が掛かってしまうので、ごめんさない」と簡単に断ってしまう。商売っ気はあまり感じない。
僕はその雰囲気と珈琲の美味しさに惹かれ、顔を出すようになった。
昨日お邪魔した時は足元にストーブを点けてくれた。そこで本を読みながら、考え事をしながらまったりと過ごす。一人でゆっくりと時間を過ごすのだ。それも僕にとっては貴重な時間。このような落ち着けるお店が近くにあるのは喜ばしい。
きっとママさんは「友達もいない寂しい人ね・・・」くらいしか思っていないだろうが(笑)、それでいいのだ。最近は暗い照明で本が読みづらくなってきたけど。いよいよ老眼が入ってきたかな・・・。
一人でコーヒーを飲むこと、このお店では珈琲の方が似合うだろうが、そんな至福なひと時を過ごせる時間も大切にしたい。
2013年12月18日
3連休の真ん中は「上場企業就職フェア」
世間一般は今週末からは3連休。クリスマスも近づいていることもあり、ソワソワ、ワクワクしながら楽しいひと時を待っている人が多いだろう。しかし、就活生はそんな余裕はないかもしれない。それは名大社も同じで、ソワソワ、ワクワクはしていられない。
3連休のど真ん中に2015年卒学生向けの「上場企業就職フェア」を開催する。この3連休の期間は同業他社もイベント目白押しで、まさに就活ウィークといっていい。全くを以て迷惑だ!と思う方もいるかもしれないが(笑)。
この「上場企業就職フェア」は今年で2年目。
名古屋証券取引所さんとのコラボイベントで名証に上場する企業に参加頂き、イベントを開催する。昨年も手前味噌だが高い評価を頂き、引き続き開催することになったのだ。
参加企業数は約50社。顔触れを見て頂くと実に面白い。面白いという表現は失礼かもしれないが、へ~こんな会社もあるのか・・・という感じ。参加企業の一覧はこちら。
上場企業といえども学生にどんな会社なのか分かりずらい企業も多い。学生に限らず、僕ら社会人にも馴染みのない会社が多いともいえる。毎日、日経の株式欄をにらめっこしてる方ならともかく、意外と知らないものだと思う。それは僕だけかもしれないけど・・・(笑)。
だからこそ知って欲しい。世の中がどのような仕組みで成り立っているかも、何を以て事業が成立しているのか、このイベントでも十分勉強することができる。クリスマス前のはやる気持ちはあるだろうが、ここはじっくりと社会勉強なのだ。
当日は企業ブース以外にも学ぶ場は多い。既に締切ってしまった講演もあるが、いろんなプログラムを体験して欲しい。イベント開始前のスタートアップ講演では僕も少しだけ話をする。
自社のイベントで話をするのはどうかと思うが、まあ前座みたいな役割なので・・・。こちらは予約なしの先着順。多少は参考になる話をするんじゃないかな(笑)。
当日の詳しい案内はこちら
<日時>2013年12月22日(日)
11:00~18:00
<会場>名古屋国際会議場 イベントホール
地下鉄名港線「日比野駅」もしくは名城線「西高蔵駅」より徒歩5分
寒い時期ではあるが、会場はきっと熱くなる。仮に雪が降っても瞬間的に溶かしてしまうに違いない。
そんなイベントになるといい。
2013年12月17日
大学1年は何をすべきか?
昨日は三重県にある大学からご縁を頂き講義をさせて頂いた。通常の場合、大学3年生もしくは4年生向けの就職ガイダンスに呼ばれることがほとんどだが、今回は大学1年、それも全学生必須となる科目「キャリア基礎」の授業。
僕自身にとってもあまり経験のないこと。貴重な機会と捉え、取り組ませてもらった。
教室はこんな感じ。
出席者がゼロというわけではない(笑)。朝一番の開講前の光景。ここに140名ほどの大学生が出席し、90分の講義を行う。
学生はほぼ時間通りに出席し、私語もない落ち着いた雰囲気。1年の授業って、案外真面目なんだと感心する。しかし、それは1年に限らず、今の学生はどの学年も同じようだ。
僕が学生時代だった25年以上前と比較すると比べ物にならない。僕が不真面目だっただけかもしれないが、出席率は格段に高い。僕なんて授業を出なくていいのが大学なんだと勝手に解釈していた(笑)。
だからといって手放しで喜べるものではない。確かに学生は授業に出席する。僕らの頃には考えられなかった「キャリア基礎」という将来の働き方や就職の心構え、自分の適性と真剣に向き合える講義もある。
キャリア教育が必要なのは僕も共感するところ。大学の体制つくりも徐々に出来上がりつつある。しかし、体制が整ったからといって喜べるものでもない。
ろくすっぽ授業に出ていない僕がこんな話をするのは矛盾だらけだが、同時に不安になる要素も多い。少しでも将来についてのヒントを与えられればと思い臨むのだが、温度差があるのは否めない。
参加する学生は二極化している。真剣な眼差しで聞いている学生もいれば、最初から寝ている学生もいる。それは単に僕の話が響かないという根本的な理由もあるだろうが(苦笑)、まるで自分の将来に全く関心がないように思えてしまう。
確かに大学1年時はそんな時期なのかもしれないが、期待も不安もないように感じてしまったのは自分だけだろうか・・・。
20名くらいの学生を対象に車座になり話をすればお互いの距離感は縮まるだろうが、そこには大きな壁があるように感じてしまった。これも大人の驕りとは痛感はしているけど・・・。
もっと学生を突き放すべきか、もっと手厚いフォローをすべきか、どこに向かわせるべきかは僕らも真剣に考えなければならないだろう。
大学時代ほど、いろんなことにチャレンジできる時はない。これだけ自由な時間があり、自分自身を試すことができる。貴重な時間だ。それを無駄にして欲しくないと思う。
よりよい将来を作るためには、今を懸命に生きないとそれを実現するのは難しい。あちこちの話をしながらもそんな事を伝えたかったのだけれど・・・。
少しでも感じてくれる学生がいれば幸い。この大学1年、そして2年に何をすべきか。ほんの少しだけ自分を客観視して、充実した日々を送って欲しい。
2013年12月15日
普段使わないローソンだけど・・・。
普段、利用するコンビニはサークルK。会社から一番近いことも大きな理由だが、地元の企業であるし親しい友人も勤めている。
そして何より創業者である西川俊男氏の塾生として贔屓にするのは当然である。今年のヒット商品である100円コーヒーも愛飲しているわけだし。
しかし、今日はローソンの話。12日(木)に開催された「流通活性化セミナー」で、ローソンCEOの新浪剛史氏の講演を拝聴したのだ。
これは名古屋商工会議所主催の無料の講演会だが、驚いたことに出席者にはローソンで使える(他でも使えるけど・・・)クオカードがもれなくプレゼントされた。おまけにローソンブランドの緑茶も・・・。
本来、有料であってもいい講演だが、お土産付きとは何という太っ腹。その分、宣伝の要素もあったけど・・・(笑)。
新浪氏のイメージは明るく爽やかなスポーツマン。今回、始めてお目にかかったが、そのイメージのまま。トライアスロンの影響か、真っ黒に日焼けされ、若々しさを醸し出していた。
舞台でも背筋をピシッと伸ばしたまま、軽やかな動きで語られていた。著書「個を動かす」も拝読し、最も話を伺いたい経営者の一人でもあった。
今回は45分程度の短い時間であったが(僕の講演とほとんど同じですね・・・笑)、コンビニの現状とローソンの成長戦略について説明された。
内容をあまりオープンし過ぎると叱られそうなので最小限にとどめておくが、流通業界で唯一伸びしろがコンビニで、仕掛け次第ではどんな展開もできるという。ポテンシャルとしては群を抜いているようだ。
従来はPOSシステムを活用し売れ筋商品を予測していたのだが、それはあてにならないらしい。CRMを活用することが今後のカギとなるとのこと。そこにはITコストが急激に下がったことも大きな要因。
世の中の変化が早い時の方がチャンスは大きく、第4のインフラとしてのポジションを描いていく(第3って、なんだっけ?)。
そして一番大事なのは対面販売。ここに辿りつくようだ。流通業界の事を知っているわけではないが、この点は大いに共感。高齢化が進むのであれば、そこはポイントだろう。
残念なことが一つ。午後一番の講演はどうしても眠気が襲ってしまう。それはどんなに素晴らしい講演であっても、この時間帯はヤバいのだ。多分、聞き漏らした点もいくつもある。失礼な奴ですね・・・。
コンビニを回って、サービスを見るだけでも時代の変化を読む勉強になるかもしれない。せっかくクオカードも頂いたことだし、ローソンにも行ってみよう。
2013年12月14日
名大社忘年会2013
いやあ~、昨日も楽しい一日。気がつけば午前2時。最後は半分寝ていたような気もするが(笑)、忘年会に相応しい夜だった。おかげで今朝はすっかり寝坊だけど・・・。
昨日は全社的なクレドミーティングを終え、忘年会へ突入。毎年お世話になっている会社近くのビアホールCAVERNさんを貸し切って会を開く。
せっかくなので普段懇意にしている媒体関係やブレーンを招き、出席者全員で楽しもうというもの。名大社Tシャツを身に纏った幹事が全体を仕切り忘年会はスタート。
僕は偉そうに(笑)、テキトーな挨拶と乾杯の音頭だけとらせてもらう。
今年のテーマは「おもてなし」。
社員全員がそんな態度で臨めればと思ったのだが、結局はみんなと一緒に楽しんだだけのような・・・。まあ、それでよしとしよう。
肩ひじ張ることもなく、上下関係もどうでもよく、ゲストとの関係もフラットに会は進んでいく。僕はクイズのネタにされるくらいしか活躍の場がなく(笑)、あとはメンバーが全体を盛りあげていく。
つい最近、発表のあった流行語大賞もベスト10の後半の方は意外と出てこない。いくつかのゲームを行い、豪華景品(?)を渡していく。(協賛いただいた皆さま、ありがとうございます!)
このように会社のメンバーとまた協力いただく方と一年の締めくくりとして楽しく時間を共有できることは本当に幸せだ。
忘年会の最中はただ飲んだくれて盛り上がっているだけだが、今朝になり思い出してみると僕はつくづく恵まれていると思う。この時間が自分にとっての財産だと感慨深くなる。こんな時を毎年毎年繰り返していくことが僕の役割だとも再認識する。
単に飲みたいだけでしょ!と言われてしまえば、身も蓋もないけど・・・。
そうは言っても、今年はあと2週間は頑張らなければならない。
昨日はお疲れさまでした。来週からはまたベストを尽くし、悔いのない一年にしていきましょう!
2013年12月12日
12月らしい12月
なんてアホらしいタイトルと思われるだろうが、今週はそんな週。
筋肉痛もようやく癒え、階段もスピーディーに歩けるようになってきた。フルマラソン翌日の月火はホントきつかった。
それは12月とは全く関係ないことだが、それ以外は師走という表現にピッタリな週。今週は久々に全員と個人面談を行っている。
冬の賞与の査定についてチクチクと話すこともあるのだが、基本的には今年一年の振り返りをお互いに行う。反省点ばかり喋る者もいれば、充実した瞬間を語る者もいる。
自分自身で満足しきってしまうのは成長を止めてしまうと思うのだが、僕の立場としてはその頑張りに対して素直に褒めなければならない。それって意外と照れくさい仕事なのだが、逆にこのような場でないと話す機会を逃してしまう。
モーレツに厳しいことを話す場面もあるが、できればそこも含めお互いに分かっておきたい。一人30分程度の面談でも、お互いに確認できるのは有り難い。その個人面談も今日で終了。
まだ2週間の仕事はあるが、無事に一年を過ごすことができ何よりも良かった。冬に賞与を握りしめ、シアワセな年末年始を過ごしてもらいたい(笑)。
また、今週は忘年会がピーク。嬉しいことにあちこちからお誘いがあり、楽しいお酒の日々が続く。facebookにアップした愚かな写真を観た友人は、お気楽な奴だと思っているだろうが、あえて否定はしない(笑)。
そして、明日は会社の忘年会。こちらもパーッと盛り上がりたいものだ。
そんな日々を過ごしていると肝心な仕事や目下の課題が相当溜まっていることにはたと気づく。さて、どうしたものか・・・。いつやるのか。期限までに間に合うのか。優先順位をつけながら処理しなければならない。
それも12月らしいといえるだろう。
ヒマでのんびり過ごすのは似合わない。そう言い訳しながら、今日もドタバタの一日が始まる。
2013年12月11日
「グリード」を読む
情けない話だが、本書を読む前に僕はこのグリードという意味を知らなかった。Greedは「強欲」とか「欲」と訳される。
タイトル通り、強欲者のストーリー。小説としての面白さは抜群だが、その強欲さが露呈される度にうんざりしてしまう。フィクションの世界ではあるが、現実の世界も似たり寄ったりではないかと錯覚する。いや錯覚ではなく、実際そうだったと思うのだ。
舞台は2008年のアメリカ。リーマンショック前後を背景に書かれている。半分は真実、半分は架空のストーリーで鷲津政彦率いるサムライキャピタルはアメリカの強欲者を混乱に落とし込んでいく。
先日の映画ハゲタカ鑑賞会の席でも、このグリード=強欲という言葉は話題になっていた。映画「ウォール街」では、Greed is good(欲は善)というセリフがあり、金融ビジネスでは当然の考えと・・・。
これと全く同じセリフが本書の中でも何度も目に飛び込んでくる。きっと原作者の真山氏が意図的に書いたのではと想像してしまうが、それがアメリカの象徴なんだろう。
僕のような貧乏経営者(単に能力がないという話ですが・・・)は、年収何十億を稼ぐ社員がゴロゴロいる会社に疑問を抱く。法を犯していないとはいえ、それが全うなビジネスなのかと疑ってしまうのだ。稼ぐことは重要だが、その利益の源泉はどこにあるかと考えると不思議でたまらない。弱者の遠吠えかなあ~(笑)。
小説の世界が勧善懲悪とはいわないが、僕と同じような悶々とした気持ちを抱く者にとって本書はスッキリする。描く世界がとてつもなくデカくなっていく気はするけど・・・。この続編は一体どこへ向かうのだろうか(笑)。
本書では珍しく新聞記者からの目線からもストーリーが進んでいく。新聞社内での葛藤も描かれている。僕はこれを真山氏の新聞記者時代ことが書かれているのではと勝手に決めつけてしまった。そういった視点で読むのも面白いかも・・・。
真山氏といえば、年明け1月24日に東京グロービスのセミナーに登壇される。
「なぜ、ハゲタカ鑑賞会を行った名古屋じゃないんだ!!」という少数派の意見は無視されるとして、とても魅力的な企画。グリードを持参してサインをしてもらいたいが、そこまで調整するのは難しいかな・・・。
いつものように書評じゃないまま終わってしまい、どんな点が面白いのかさっぱりわからないが、すこしでも気になった方は読んでもらいたい(笑)。