これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「ドライビング・バニー」

今回は珍しいことずくめ。
ニュージーランド映画は初めて。
アメリカとの合作とは別に初めて観た。

映画館は名古屋ではマイナーな名演小劇場。
そして、月初1日の映画サービスデーでの鑑賞。
こんなケースは今までにない。
たまたま近くで飲み会があったので、本作を予定にぶち込んだ。

名演小劇場は小規模な映画館。
決して経営は楽じゃないと思う。
いまだにHPはスマホ対応していないし、座席もWeb予約はなく当日のみ。
先着順で好きな席を確保する。

昭和の感覚が残る映画館だが、たまにはこんな場所に足を運ぶのもいい。
少し早めの時間でチケットを購入し、番号を呼ばれた後、どこに座るか考える。
映画サービスデーといえども観客はさほど多くないので、好きな席を選べる。

こんな映画館にも頑張ってもらいたい。

そんな具合で本作を鑑賞。
失礼ながら公開前にチェックしたわけではない。
タイミングが合ったに過ぎない。

しかし、世の中は偶然でできている。
たまたま観た作品に感動し気持ちが揺さぶられる時もある。
事前情報は中年女性が離れて暮らす自分の子供を取り戻すためのロードムービー。
ということだけ。

あとは姪っ子役のトーマシン・マッケンジーくらい。
彼女は昨年、「ラストナイト・イン・ソーホー」を観てステキな女優だと思い、
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」でも静かに好演していた。
「ジョジョ・ラビット」のユダヤ人少女もよかった。

活躍が目立つ女優が「なぜ、ニュージーランド映画?」と思って調べたら、
なんと彼女はニュージーランド出身。
なるほどね。

と本作と関係ない事ばかり書いてしまった。

僕はロードムービーというよりも運に恵まれない一人の悲しい女性の物語。
不幸な主人公バニーは時々、破天荒な行動をするため100%共感はできないが理解はできる。
その背景には大きな理由があるわけだし。

社会の正義と彼女の正義はかみ合わず、社会の正義の正しさに憤りを感じる。
それは至極真っ当でシステマチックで、人の心を傷つける。
国の持つ様々な制度は個々の状況には向き合わない。
合理的な仕組みが結局不幸を招く。

それにしても、あの電話のシーンは泣ける。
感動的だ。
純粋で真っすぐな気持ちをもっと理解出来たら住みやすい社会になるのに・・・。
そんなことを感じた作品。

馴染みのない国の映画でその国を学ぶ。
映画は多くを教えてくれるね。

やっぱり新人を迎えるのはいいね

名大社では今週から下半期がスタート。
上半期は当初の目標を大きく上回り終了。
社長が交代すると業績も一気によくなるようです(笑)。

月初の月曜は通常、朝礼を行うが今月は夕礼。
社長のタカイが9月と上半期の振り返り、下半期の取り組みについて話す。

やはりいい報告は聞いていても嬉しいもの。

今回、夕礼にしたのは大きな理由があった。
10月から入社した新人と来年の内定者の紹介と挨拶のため。
僕の時代には一度もやったことがない内定式(めいたもの)を行ったのだ。

中途入社エンドウさん、新卒入社ニシムラくん。
緊張がこちらまで伝わってくるような挨拶。
初々しさが爽やかな風を運ぶ。
なかなか、いいね。

僕も久々にみんなの前で歓迎の言葉を送った。
他にも社員代表で何名かにコメントをもらった。
何故かオクダは前に出て長々と話していた。

よほど嬉しかったようだ。
同様にニムラも喜んで挨拶したが、お祝いの言葉は滑っていた。

そして、全員で記念撮影。
内定者が社長に見えてならない(笑)。
僕は何故かタカイと同じような格好。

コロナで傷ついた名大社だが業績も回復し、これからは大いに攻めていく。

この日(3日)は内定者・新人歓迎会が目的。
密を避けるため久屋大通のオープンテラスで開催。

ここでのプチ幹事もオクダとニムラ。
くじを引き席に着く。

内定者ニシムラ君は僕の席。
なんとシゲノ、ニシダの両部長に挟まれるとんでもない席。
それでも臆することなく楽しい会話。

律儀に彼は過去の僕のブログもスタッフブログも読んでいた。
僕らが忘れてることを話題に出し、それで盛り上がったり・・・。
途中席の移動もあり、久々の全社での飲み会はいい雰囲気に。

頃合いを見て一緒に撮影。

右が10月から入社したエンドウさん、左が内定者のニシムラくん。
二人ともいい表情だね。

最後はベテランホリグチさんが〆の挨拶。
何を話したかは忘れた。
カミヤさんの隣で嬉しかったと言っていたようね・・・。

やはりこんな時間を共有できるのは嬉しいこと。
以前のように大はしゃぎは出来ないが、こうしたわいもない会話も時には大切。

新たな仲間が加わり会社も明るくなった。
ようこそ!名大社へ!
一緒に会社を盛り上げていきましょう~!

みなさん、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 番外編 鯛しゃぶ

先週に続き食べ物ブログは番外編です。
そうです。
最近のブログのように九州旅行からネタを持ち込んでいます。

今回は九州を代表する繁華街 博多・中州。
前回はいつだっただろうかと探ってみると2018年7月
この時はイカの姿造りを頂いていました。
なるほど・・・。

同行する家人は博多は初めて。
そうなると博多名物を頂きたくなります。
もつ鍋、水炊きなどいろんな選択肢はありますが、
ここは人気食べ物ブロガーの力を発揮せねばなりません。
またもや幅広いネットワークを駆使し、お店を教えてもらいました。

HPを確認するといろんなコースが並びます。
よし。これだ!
予約をしたのはこちらのコース。

こちらであれば名物の鯛茶もいか活造りも頂けます。
我ながら見事な選択でした。

前日に時間変更で連絡するとやはり台風の影響が大きいとのこと。
「いか、いか、いかは絶対だ!」と強調すると
「全力で頑張ります!」という気合いの入った返答だけでした。

店屋町にある地元の有名店「割烹 よし田」さんにお邪魔しました。

昭和38年創業の老舗割烹で昨年この場所に移転してきたようです。
期待と不安を抱えながら個室に通されました。
テーブルに置かれた刺身醤油で不安は一気に広がりました。

案の定、いかは台風の影響で獲れず。
実際は獲れたいかもあったようですが、死んでしまったようです。
料理長がわざわざ説明してくれました。

これは受け止めるしかありません。
誰かを攻めるわけにはいきません。
気持ちを切り替え、楽しく食事をしていきましょう。

鯛しゃぶ会席6,600円

まずは生ビールで乾杯です。

小鉢

こちらが刺身盛り合わせ。
本来、こちらがいか活造りの予定でした。

ビールはサッポロ黒ラベルに変わります。
大瓶が美味しいのです。

鯛しゅうまい

そしてメインの鯛しゃぶ。

まずは鯛だけを鍋に右に1秒、左に1秒、箸を潜らせます。
「お~、なかなか、やるじゃないか・・・」
つい言葉が出てしまいます。
ぶりしゃぶはあっても、鯛しゃぶは名古屋であまり見かけません。

そして、野菜や鯛のあらも頂きます。

いつの間にかお酒は日本酒に変わります。
やはり地酒がいいでしょう。

家人は百年蔵F44純米吟醸、
人気食べ物ブロガーは駿純米酒を頂きました。
アルバイトの大学生をおだて、めい一杯注いでもらいました。

鯛茶もこちらのおススメです。

こんな感じで美味しく頂きました。
デザートの頃には写真を撮ることを忘れるくらいの気持ちのいい状態でした。
いかは残念でしたが、博多の夜を満足させてもらいました。

ごちそうさまでした。

九州旅行は続く ~長崎編~

軍艦島ツアーは上陸がなかった分、予定より早く港に戻ってきた。
ちょうど昼過ぎ。
当初は中華街に出向く予定だったが、時間を節約するために近くで食事をすることに。
「近くの長崎ちゃんぽん」とググるとリンガーハットがいくつか。
さすがにその選択はなかったが、近くに長崎ちゃんぽんのお店があった。

僕は皿うどん。家人は長崎ちゃんぽん。
食事中にツアーで一緒だった男性連れも入店。
みんなやることは同じ(笑)。
ビールを飲むか飲まないかの違いかな・・・。

このあたりは世界文化遺産が多い。
それもあり修学旅行の中学生、小学生も多い。

今まで中止と延期の繰り返し。
十分楽しんで欲しい。
そんな声も聞こえてきたが、気をつけないとお邪魔する場所が重なってしまう。
それはそれでちょっとね・・・。

グラバー通りを通り大浦天主堂へ。

こちらも長崎のシンボル。
外観の撮影はOKだが、教会内や施設内はNG。

キリスト教の伝来についてもっと学ぶ必要があるが、今回はあくまでも観光。
すみません・・・。

次に向かったのはグラバー園。

こんなに大きい施設とは思わなかった。
グラバーさんも時代に波に乗った時もあれば、翻弄された時もあるわけね。
江戸幕府の未払いは誰が責任をとってくれるのか・・・。

往時はエスカレーター。

そして順路に従い降りてくる。
結構体力を要する。
か弱い人やご老人は結構しんどい思いをするんじゃないかな。

代表的な写真をいくつか公開。

タイミングがずれたら必ず小学生が写真に入っていただろう。
長崎湾をバックに記念撮影。

よく考えたらこの旅行で夫婦の写真は1枚もない。
全て拒否られた。
一緒は恥ずかしいのね(笑)。

こんな場所でのんびり暮らせたらどれだけいいだろう。
妄想だけを残し、平和公園に向かった。

こちらも小学生、中学生が多い。
九州の学校では長崎を修学旅行先に選ぶことが多いよう。

いつまでも語り継ぐ必要もあるわけだし・・・。

今回、長崎は初訪問。
これで九州の全県をお邪魔したことになる。

5日目(21日)の宿泊先は博多。
高速道路を飛ばし福岡へ。
ホテルにチェックインし、少し休憩した後、中洲の予約したお店へ。

こちらは食べ物ブログで紹介したい。
平日といえども中洲は賑わっていた。

たまたま博多にいた悪い人たちからお誘いがあったが、今回はお断り。
とことん飲みたい気持ちを抑えた。
目的を間違えてはいけない。
また、次回お願いします。

こうして最も慌ただしい一日は終了。
残すは最終日のみ。
時間の経過は早い。

続く。

西川塾特別例会で主役を張った日

先週26日(月)は西川塾二期生会特別例会。
年に1度開催される西川塾のビッグイベント。

西川塾が何なのか知りたい方はこちらを参考に
もしくはブログ検索すると67件ヒットします(笑)。

由緒正しき特別例会の講演者は何と僕。
塾生にも関わらず講演させてもらうことになった。
ありがたき幸せ。
塾生の頑張りもあり、定員のMAX80名の経営者に参加頂いた。
ありがたき幸せ。

会場は塾生仲間の堀場社長が経営する名古屋クラウンホテル。
今年改装の宴会場も華やか。

開演前から参加者同士で挨拶され和やかな雰囲気。

そして石黒事務局長の挨拶からスタート。

彼の挨拶も年々上達しているね。

司会は名大社を3か月でクビになったと噂される某人材派遣会社経営者。

言わなくても分かりますね(笑)。

今回は西川塾主の奥様もご出席頂き、ご挨拶も頂いた。
塾主との思い出話も・・・。

そこから僕の講演が始まった。
軽いノリでスタートするつもりが、奥様の挨拶があまりにジーンとくるので、
入り方は難しかったが、ここは百戦錬磨の腕前(?)でうまく乗り切った。
多分・・・。

「成り上がり社長の顛末」というふざけたタイトルだが、中身は至って真面目。
そうじゃないかもしれないが、熱く熱く話させてもらった。

90分のうち最後15分は質疑応答の予定だったが、話し終えた時は既に90分が経過。
僕にとってはよくある話(汗)。

前半は「私の履歴書」的な内容。
後半は「中継ぎ経営者、事業承継」だったが、前半が全体の9割を占めてしまった。
どこでタイムマネジメントを間違えたのだろうか・・・。
話すべき内容をすっ飛ばした割には時間はオーバー。
どうでもいいことも喋っていたのかな?

それでも皆さん真剣に聞いて頂き、本当に感謝!。
最後部の塾生仲間が「珍しく寝てた人は誰もいなかった」という言葉が最大の誉め言葉かも・・・。

講演終了後は懇親会。
まずは静かに食事をしてからの懇親。

僕もあちこちのテーブルを回り、懇意にする方から初対面の方まで挨拶。

嬉しいコメントも多く頂いた。
講演者を前にボロクソな感想は難しいと思うしね。

西川塾主の奥様とツーショット。

僕と息子さんは同い年とのこと。
それだけでも喜ばしい。

特別例会の締めは遠藤さん。

2年前に失明し、それでも広告会社を引っ張る社長。
彼の挨拶も素晴らしかった。
スライドは見えないので、声だけを頼りに聞かれていたが、その感性に改めて感動。
来年は遠藤さんの講演かな。

西川塾の最後の締めは名古屋ナモ締め。
これも遠藤さんの担当だったが、いきなりこっちに飛んできた。
おいおい・・・。
80名の名古屋ナモ締めはとても気持ちよかった。

改めて今回貴重な場を頂いた。
特別例会というプレッシャーもあり、かなり準備にも費やした。
その割には台本もなく想いを伝えただけだが、出せる力は出し切った。
みなさんからの感想でホッとし、充実した時間となった。

ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。
そして、大切な塾生仲間、お疲れさまでした。

映画「ヘルドッグス」

ヤバい、ヤバい映画。
一言で語れば、そんな作品。
それは最上級の誉め言葉といっていい。

138分の上映時間を通し、1ミリも緊張感が途絶えず楽しむことができた。
原田監督は時代劇を描くよりもこっちの世界の方が得意なんじゃないか。
遠慮がなくていいし、振り切って演出を楽しんでいるように感じる。

2022年は日本映画が低調に思えたが、後半に入りグイグイ攻め込んでくる作品が増えた。
これなら韓国映画とも対等に勝負できるんじゃないか。
アクションに関してはそんなふうに思えてきた。

シンプルにいえば、元警官の主人公がヤクザの一人としてヤクザ一門に潜入し、
そこから重要ファイルを奪ってくるというストーリー。
非現実的な世界であるのは間違いない。

登場するヤクザも昔ながらの雰囲気を持つ者からイマドキのインテリチックで冷徹な者まで。
本当の世界は知る由もないし、ヤクザ映画を好んでみるわけでもない。
せいぜい北野武作品か昨年の「ヤクザと家族」くらい。
人間ドラマは好きだが、無駄な争いごとは避けて通りたい。
あまりドンパチやるのも好きではない。

しかし、本作は違う。
完全なるアクション映画。
特に主役岡田准一がここまで上手いとは思わなかった。
原田作品で観た「燃えよ剣」「関ケ原」での殺陣にも感心したが、
こんなアクションが様になる役者とは・・・。
もうそっちの道を極めてもいいと思うが、事務所もファンも許さないだろう。

本作の魅力はスリリングな展開とアクション、
それぞれの人間模様にあるが、俳優陣のハマり具合も大きな魅力。
これだけ役者がマッチしている映画も少ないんじゃないか。

岡田准一は当然だが、相棒役の坂口健太郎も良かった。
好青年しか演じられない役者かと思っていたが、あんなサイコパスな演技ができるとは・・・。
北村一輝のヤクザは堂々たるものだし、組織のトップMIYAVIもカッコいい。
TVで見なくなった(お笑い辞めたの?)金田哲もいい感じ。
「燃えよ剣」といい原田監督に好かれているのかな。
松岡茉優も大竹しのぶも酒向芳も渋い。

それにしても岡田准一の圧倒的な強さには唸る。
瞬間的な身のこなしに魅了されてしまう。
やっぱこっちの世界に行けばいいのにね。
彼が日本映画を牽引する大きな役割も担うんだろう。

残酷なシーンが苦手な人も感動するはず、と思う。

九州旅行のメインイベント ~軍艦島編~

21日(5日目)は朝早くからの行動。
6時に温泉に浸かり、7時前から朝食。
本来、朝食は7時からだが、前日に仲居さんに伝えると早めに準備をしてくれた。
感謝!

この日は九州旅行のメインイベントである世界文化遺産 軍艦島。
雲仙温泉から長崎市街地までは車で90分。
僕らが申し込んだツアーは9:00~10:00が受付。
余裕を持っても8時前にはホテルを出たい。

早めの食事のおかげで7:45にはホテルを出た。
受付のある軍艦島デジタルミュージアムには9時過ぎに到着。

まずはこのミュージアムで予習を行う。
なんだか予習のパターン、多いね(笑)。

残念なのは前日に入ったメール。
台風の影響で桟橋改修があり、軍艦島への上陸が中止という内容。
前日まで軍艦島のツアー自体が中止なので、それを考えれば仕方ない。

軍艦島ミュージアムを侮ってはいけない。
予想をはるかに超えた施設。

プロジェクトマッピングでの軍艦島の歴史の紹介から始まった。
この映像も面白かったが、

島民ガイド木下さんの話がとても参考になった。

木下さんは中学1年まで軍艦島に住んでいたという。
父親は島唯一の映画館の映写技師。
そんな方の語る軍艦島の歴史は説得力があり、
どう繫栄し、どう衰退していったか理解できた。

軍艦島とは新聞記者が名付けた名称で、島名は「端島(はしま)」。
南北に約480m、東西に約180m。
この小さな島にピーク時には5000名が住み、人口密度は東京の9倍という。

白黒テレビの普及率が10%の時代にここでは100%。
このように6畳一間で家族が住む狭いアパートだが、暮らしぶりは豊か。
もちろんトイレも風呂も共有。

この島の実質の支配は三菱だが、お偉いさんのアパートには風呂もトイレもあった。
どんな時代でも格差はあるようだ。
三菱の炭鉱で働き、三菱の商品を使い、三菱の経営するパチンコ屋さんで浪費する。
という生活で、全て三菱で回していた。
詳しくは軍艦島でググってください。

軍艦島上陸ツアーで僕らが申し込んだのはスーパープレミアム。
思い切って一番高いクラスのツアーを申し込んだ。
席は2階船内窓側などメリットは多い。

しかし、スーパープレミアムである必要はない。
結論からいっておこう。
プレミアムで十分。
結局、途中からみんな移動してしまうので、
窓側であるメリットはさほどなかった。
セコイことは言うんじゃない(笑)。

港から一時間近くで軍艦島が見えてくる。

徐々に迫ってくる感じ。
個人的に一番好きな下の写真。
いいでしょ、雲や波の感じとか・・・。

それと共に身を乗り出し写真を撮る乗客。
家人も頑張っていた。

スーパープレミアムは前方のデッキを優先してくれるけどね。
住宅のある側を見た後に炭鉱があった場所を回る。
波が強いのか、船はかなり揺れる。
酔いやすい人は辛いかもしれない。

当時高層だったアパートはいつ崩壊してもおかしくない状態。
学校も病院も同様。

昔の映像を繋げることで想像力は維持される。
軍艦島は単にこの島の歴史を語っているだけではなく、
日本が歩んできた近代の象徴ともいえるだろう。
今後、同じような場所が表れてもおかしくない。

このツアーが商業モードなのは否定できないが、大切なことだと教えてもらった気がした。
やはり自分の目で見ることは大切。

上陸できなかったのは残念たが、貴重な体験ができた。
さて、船を降りてからは何処へ。

続く。

食べ物のはなし 番外編 熊本郷土料理

熊本にやってきました。
もうお分かりかと思いますが、九州旅行の流れです。
今回は人気食べ物ブロガーとして行動します。

せっかくなら地元の名物を頂かなければいけません。
今やネットで何でも調べられる時代。
食べログあたりで調べれば、いろんなお店が紹介されます。
しかし、それは観光客向けが意外と多かったり。
それが値段にも反映し高価格だったりします。

地元の方が通うお店はそれほどクローズアップされていません。
そんな時に必要なのは地元の方の情報。
人気食べ物ブロガーの幅広いネットワークを駆使しお店を教えてもらいました。

宿泊するホテルから5分程度。
アーケード街の一歩奥にある「旬処悟とう 別庭」さんに行ってきました。

当初は18時の予約でしたが、台風14号の影響で日中がすこぶる暇だったので17時にお邪魔しました。
「すいません、生ビールと郷土料理五種三昧をお願いします。」
「はい、かしこまりました。」
「あとおススメはなんですか?」
「そうですね、これとそれですね」
そんな感じで注文します。

まずはビールで乾杯。

ここは飲むしかありません。
ビールだって並びます。

郷土料理五種三昧 3000円

まずは人文字ぐるぐる

ひともじというネギの一種。
酢味噌で頂きます。初めて頂きました。

そして馬刺

赤身とふたえご。
これはお酒に合います。
赤身の方が食べやすいですが、ふたえごの方がいいかも。

辛子蓮根

こちらのは炙ってあります。
かなりクーッと鼻にきます。
時にマヨネーズ、そして醤油で味を和らげます。

馬メンチカツ

かなりの食べ応え。
ご飯が欲しくなりますね。

今回の小鉢は馬スジ煮込み

クセもなくお酒がスイスイと進みます。
以上が五種がとなります。
これで3000円はお値打ちでしょうか?

お酒は日本酒に変わり、熊本の地酒 香露。
やはり地元のお酒が食に合います。

そして追加で注文したホルモン鉄板焼き

家人がなぜかホルモン系にハマっています。

ヒモ炙り刺し

こちらは初めて頂く食感。
熊本じゃないと食べることはできないですね。
いい感じにお腹が満たされ、ほろ酔い気分になりました。
こんな毎日が理想ですが、いずれ体が壊れますね。

熊本もいい街です。
またお邪魔できる時を楽しみにしています。

ごちそうさまでした。

台風明けの九州旅行 ~島原・雲仙編~

20日(4日目)の午後に長崎県島原半島へ。
熊本から長崎に移動するのは高速道路よりむしろフェリー。
熊本港から島原港に向かった。

熊本県はありとあらゆるところにくまモン。
家人は何故か熊本港でくまモンの靴下を買っていた(笑)。

4日目からはかなり慌ただしいスケジュール。
昼食の時間もないので、船内で熊本城で購入したびっくり団子を昼食とした。

車でフェリーに乗り込み、約1時間、有明海を渡る。

Googleマップで確認するとこんな感じ。

前日までは欠航だったという。そりゃそうだよね。
意外とビジネスマンも乗船していた。

徐々に島原半島が見え、雲仙岳も視界に入ってきた。
こんな景色もこんな旅行でなければ見ることはできない。

下船して向かったのは島原城。
ここでも「いい女とお城シリーズ」の撮影を目論んでいたが、見事に崩れた。
お邪魔した時、島原城は外観を改修。

写真だけだと何の建物かも分からない。
まあ、これもいい経験。

城内では壮絶な島原城とキリシタンの歴史が描かれていた。
雲仙地獄はキリシタンを迫害する場所。
そんな利用をされていたんだ・・・。

そして、雲仙温泉へ。
今回の旅行は台風の影響でその最中にホテルをキャンセルしたり、宿泊日を変更したり。
本来、雲仙温泉は3日目の予定だった。
その動きが不可能になり、一旦はキャンセル。

しかし、そうなると5泊中温泉は初日だけになってしまう。
そのため長崎市内のホテルをキャンセルし、雲仙温泉の日程をずらした。
幸か不幸かホテル側もキャンセルが相次ぎ、当初の部屋も空いていた。

お世話になったのは「ゆやど雲仙新湯」さん。
硫黄の匂いが立ち込める白い温泉。
好き嫌いはあると思うが、個人的にはいかにも温泉という感じがいい。

ホテルから徒歩すぐの雲仙地獄を散策。
別府で地獄巡りができなかったので、ここで取り戻す。
なんのこっちゃ(笑)。

全部で13の地獄がある。
そこで売られている雲仙名物 地獄蒸し 温泉たまご。
2個200円。

味の違いはよく分からない。
温泉たまごといってもゆで卵なので、食べ歩きも安心(笑)。

夜は雲仙卓袱料理や有明海、橘湾の魚、長崎県牛などを頂く。

毎日、ご馳走だと体も壊れるね・・・。
それはないか。

九州は焼酎がメインだが、ここでも日本酒。
雲仙のお酒も美味しかった。

こうして飲んだくれて4日目も終了。
部屋からの眺めも季節によって変わるんだろうね。

このペースだとあと何回書けばいいだろうか。
5日目はいよいよメインイベント。

続く。

事業承継計画も大切だよね

旅行で報告が遅くなってしまったが、
9月15日は第6回名古屋ファミリービジネス研究会Day3。
Day3ともなると研究会開始前から会場内は和気あいあいとした雰囲気。
初回の張り詰めた緊張感は消え、温かな空気が流れる。

それがとても心地いい。
そう感じるのは僕だけではないはず。
立場や業種は異なっても同じ課題を持つ経営者が集まり、議論を行う。
それは全て建設的。
情報共有だけでお互いに参考になる点が多い。

メインテーマの前にいつものような僕のアイスブレイク的なテキトーな時間。

映画「アキラとあきら」から見るファミリービジネスの特徴を話させてもらった。
いずれ「映画に学ぶファミリービジネス」をやりたいね(笑)。

Day2講師であった丸山さんに振り返りを行ってもらい、その後、受講者が課題の発表。
もちろんブログでは公開できないが、積極的に抱えている課題と対策を開示してもらった。
それだけでも大いに参考になる。
改めて感謝。

Day3のテーマは「効果的な事業承継と事業承継計画の作成」。
事務局でもあるグロースリンク税理士法人の鶴田代表にたっぷりと。

上手くいくケース、揉めるケース。
相続をきっかけに親族でもその関係性が破綻してしまうことは少なくない。
そうならないための方法を分かりやすく解説。

事業承継税制のおける特例制度など僕が知らないことも多く、いい勉強にもなった。
僕も相続についてはしっかりと向き合わないといけない。
まだ先の事だと思っているうちに手遅れになる可能性もある。
今から遺言書を書くことも決して早くはない。

これも課題となる事業承継計画。
初めての方はこれをきっかけに5年後、10年後、20年後を描いてもらう。

リピーターも常に見直しが必要。
昨年と変化しているケースもあるはず。
また、みなさんが作成された計画書を楽しみにしたい。

懇親会もいつものように盛り上がった。
しっかりタイムマネジメントしないと終わらなくなってきた。
まあ、いい事だけど・・・。

次回は10月13日(木)。
特別講師として株式会社エスワイフード山本久美代表を招く。
どんな話を伺えるのか。
こちらも大いに楽しみ。

事業承継計画の課題にもじっくりと取り組みながら、次回も更に盛り上げていきましょう。