とんでもなくデタラメな映画である。悪い意味ではなくいい意味で・・・。
ミュージックビデオを繋げて一本の映画にした感もなくはないし、従来の映画らしさは感じない。新しいスタイルへの挑戦ともいえる。演出は全く異なるが「嫌われ松子の一生」に近くもある。一見すると純粋な恋愛映画にも見えるが、単に下心ありあり超軽薄な男を描いているようでもある。
そこを含めて嫌悪感を感じず楽しめるのはいいだろう。
あらすじで言えば、4人の女性を恋愛対象としてというような表現をされているが、それは明らかに間違いで厳密に言えば2名のみ。オープニングの真木よう子と劇中の真木よう子との差はありすぎる。期待を持って観る者は残念に思うかもしれない。最初からの作戦かもしれないが・・・。
主役の森山未來については、つい最近まで全く意識していなかった。「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の医者役で面白い役者と感じたのが初めてだと思う。
僕がこれまでの作品を知らないだけなのだが、その程度だった。しかし、この作品を観て物凄い達者な役者だと飲みこまれてしまった。オタクチックな表情も上手くこなせば、映画の中でのダンスも見事である。これ以上の適役はないのかもしれない。
これから日本映画も新しい世界に入っていくのかもしれない。いずれ映画館の中で観客がその映画に絡んでいくこともありえる。映画を観ながらスマホを触り参加していく。そんな時代が来るかも・・・。
小学生の息子と一緒に観るのは不適切だが、何も考えず楽しめる娯楽映画であった。
昨日はHRプロ主催「HRサミット2012」の2日目。
朝9時過ぎから立て続けに講演・セミナーを5本連続拝聴した。一日に参加する回数としてはこれが限界。それ以上だときっと集中力が持たないだろう(苦笑)。
朝一番の講演は主催者のHRプロ代表 寺澤氏による講演。
タイトルは「混沌とした2013新卒採用の深層分析&2014大胆予測」という興味深いもの。細かなデータを基にロジックを形成し、納得感のある話を頂いた。
現在、我々が事業を展開する東海地区も大手企業の採用は終結しているものの、学生の内定率は一般的に公表されているほどの数字はなく、まだまだ継続しないと・・・というのが現状。
その認識は東海地区に限らず全国においても同様で、寺澤社長も短期間で終了したケースと長期化せざる得ない格差について言及されていた。
調査によると、4月末時点で旧帝大、早慶クラスの内定率は7割と言う。そのうち4割が複数内定とのこと。一方で、その他の私立大学は24%の内定率で学校層により大きな格差が生まれているというのだ。このあたりの話は、東京に来ないと聞けない内容。
東海地区と全てが当てはまるわけではないが、全体の傾向を把握するには有益な情報である。企業がターゲット大学を明確にしている理由から、このような差が生まれるようだ。
それは企業間でも同じことが言え、2ヶ月間、就職戦線が後ろ倒しになったことにより、結果的に学生は大手企業にエントリーが集中。それ以外の企業は伸び悩んでいる状況がある。
そのため、大手企業は予測したよりも短期間で採用活動が終了。逆に、それ以外の企業はまだまだ継続しなければならない状況だ。全く同じ事が東海地区にも言えるのではないだろうか。今の各企業の進捗状況を伺うと合致する面が多い。
大手企業に内定辞退が少なかった事も短期化の理由のようだ。学生のエントリー企業数が限定されたため、迷いが少なかったことが背景にある。
内定辞退が少ない事は喜ばしい事だが、逆を言えば、曖昧な志望のまま内定先を決めたことで、就業後のミスマッチにつながるのが不安材料として残るようだが・・・。
但し、内定辞退が少ない企業は一部の大手企業に限られ、採用数の多い企業や準大手、中堅は内定辞退に悩まされているのが現実。我々がお付き合いする地元の企業でも苦労されているケースはよく耳にする。
全てを解決する就職の在り方なんて存在しないだろうが、我々が提供するサービスにおいても課題が多いと言えるのだろう。
今年の一つの特徴としては、「ナビ離れ」があるようだ。
就職サイト一辺倒の活動方法には、僕自身も疑問を感じる。それは自社で就職サイトを展開している立場としても・・・。サイトだけを頼りに活動を行っては、必ずしも自分に合った会社に出会えるとは限らないと思う。
名大社の場合、掲載頂く企業がほとんど地元の中小企業であり、大半は無料掲載であり全国サイトとは一線を画している。
そのため大手企業が有利に働くことはあまりない。とはいえ、基本はお互いが顔を見せ、そこで理解することが重要であると考えるのならば、就職サイトはひとつのキッカケでしかない。「世の中にはこんな会社があるんだ!」と知らない会社に出会う場でしかない。そんな使い方だけで十分なのだ。
インターネットは確かに便利で、僕も普段の生活では欠かすことのできないツールであるが、僕や会社を知ってもらおうと思えば、顔を見せ合うしかない。そんな意味があるとすれば、「ナビ離れ」傾向はプラス面もあるだろう。
昨日の講演内容から考えれば、今後の就職活動の方法も変化してくることが予測される。我々、就職支援会社もこれまで通りのやり方では立ち行かなくなるのかもしれない。危機感を覚えると同時に、新しい価値を提供できるチャンスでもある。
地元企業の視線を大切にし、学生の置かれた環境を理解し、今後も事業に取り組んでいく。それは、これからも続く2013卒の新卒採用のサポートを含め実施すること。これから本格的に採用を行う企業も、諦めない頑張る学生も多いだろうから・・・。
何だか中間総括というよりは、自らの姿勢を示す内容になってしまった。
いずれにせよ、まだまだ中間総括でしかない。むしろ中小企業のクライアントが多い名大社としては、今がヤマだ。
客観情報を把握しながら、自分たちの本来の役割を全うしていきたい。
昨日は朝一番に朝刊のチェック。
中日新聞に僕が取材を受けた記事が掲載されていたからだ。思った以上に大きい扱いで驚いた。また、多くの方から「新聞見たよ!」との連絡も頂いた。
この地区ダントツの新聞社だけに反響は大きい。さすが~!
そんな昨日は東京へ出張。
午前中に横浜のクライアントにお邪魔し、午後からはHRプロ主催の「HRサミット2012」に参加した。日本最大級の人事フォーラムと銘打って、様々なセミナーが開催されている。
僕が昨日出席したセミナーだけでも4つ。楠木建氏による特別講演「戦略ストーリーを創る~経営人材の条件~」や常見陽平氏の「新卒採用に明るい未来予想図」など参加し、学びの場を頂いた。今後、事業を推進していく上にも役に立つ事は多いだろう。
本日のブログはその中の一つ「ゆとり世代の採用・育成はここを変える!」を簡単に紹介。
旭化成アミダスの三橋氏が、ゆとり世代の特徴を明確にした上で、企業の抱える課題や活かし方について講演された。
ゆとり世代の特徴は僕らの抱いているイメージと大きくは変わらない。成長意欲は高いが、安定志向であるとか、自分らしさにこだわり、競争意識が低いとか、効率重視、無駄なことはしたくないなど・・・。
今の新卒採用対象者はまさにその世代。何かとマイナスイメージで伝えられるケースが多いが、それは時代背景や育ってきた環境や制度に原因があり、その世代の若者に責任はない。過去20年間の出来事を振り返れば、繋がっていく話なのだ。
大学におけるキャリア教育の定義もあいまいで、現在のキャリア教育の在り方にも課題は多いという。
教員の理解や意識のバラツキ、今のままでいいという自己肯定感の過剰な醸成、就活テクニック・スキルの徹底指導がそれに当てはまるようだ。大学側も懸命な取組みをしているはずだが、先々の働く事を考えた場合、空回りしていることも多い。
そして、採用する企業側も抱える課題は多いようだ。エントリーシートを始め学生に要求することが難しかったり、志望動機を過度に評価したりと・・・。
採用の現場にいながら、僕が普段感じている事も多かった。
ゆとり世代を活かすのに、僕らバブル世代の果たすべき役割も多いという。今の40代が成功体験が少なく自信も失くしているため、ゆとり世代に対して「仕事観」や「キャリア観」を植えつけられていないと言うのだ。
そんな見方もあったんだ。今の若い世代の事を言う前に、自分たちがもっと夢のある社会を創っていかねばならないと反省もさせられた。頑張ろう!バブル世代。
本日はここまでにして、明日は2013新卒採用の現状について伺った話を書こうと思う。
では・・・。
珍しく合同説明会以外のイベントの告知。
たまにはこれまでにやった事のない企画も立てなければならないのだ。
今回、普段から懇意にさせて頂いているマーケティングコンサルタントの松林博文氏とソーシャルメディアのコンサルを手掛ける株式会社メンバーズの遠藤氏と共同でタイトル通りのセミナーを開催する。
これまで名古屋でも個人向けのfacebook活用セミナーは数多く開催されているが、企業向け、それも採用担当者向けのセミナーの開催は珍しいのではないだろうか。
名大社のホームページや企業向けメルマガ、そしてfacebookイベントページで告知をしているので、既に申し込みも頂いてはいるが、ここは改めてブログで紹介したい!
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企業広報に活かす!人材採用に活かす!
ソーシャルメディア活用セミナー
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日時/2012年7月5日(木) 14:00~16:30
会場/ウインクあいち10階 1008会議室
<セミナー内容>
*ソーシャルメディアの現状
*企業はいかにソーシャルメディアを活用すべきか
・ソーシャルメディアによって変容する購買行動
・facebookの最新活用事例(米国・日本)
*ソーシャルリクルーティングの現状と成果事例について
・採用に活かすにはリクルーティングよりもマッチング重視!
*効果の上がるfacebookページの作成の仕方
<こんな担当者にオススメ!>
・これからフェイスブックページを立ち上げようとしている企業担当者
・フェイスブックページを立ち上げたが運用体制で悩んでいる企業担当者
・ソーシャルメディアを人材採用に活用しようと考えている企業担当者
詳細情報や参加申し込みはこちらから!
同様にfacebookイベントページからも受け付けています。
それはこちら!
かなり期待できるセミナーである。興味のある方は是非、ご参加頂きたい!
ちなみに有料(一人4,000円税込)となるので、ご注意下さい。
定員も会場の関係で決まっています・・・。お早めに!
どうぞよろしくお願いします!
と宣伝させてもらいました。
マラソンのシーズンがいつがスタートでいつが終了かははっきりしないが、僕の中では、この6月がシーズンの終了となる。
今月3日は10キロの大会に参加する予定だったが、家庭の事情でキャンセルしたため、今シーズン最後の大会は不参加で終わってしまったが・・・。
いい機会なので、今シーズンを振り返ってみたいと思う。参加したのはハーフ4回、10キロ2回の計6回。
いきなり総括だが、悲しく残念な年、力不足を露呈した一年だった。スタートは10月の木曽三川公園で開催された10.5キロの大会。これは肩ひじ張ることのない練習のような大会。タイムも54分と少々遅めだが気にすることはなかった。
その後がいけなかった。11月のいびがわマラソン、1月のみのかも日本昭和村ハーフマラソンは毎年参加している大会。コースも全く同じなので、1年間で自分の実力がどこまで伸びたか、もしくは落ちたかが明確になる。過去2年はこの2つの大会でわずかであるが、タイムを縮めてきた。
しかし、今シーズンはいずれもタイムは前年を下回った。成長が止まっただけではなく衰退したのだ。3月の名古屋シティマラソンも平坦で走りやすいコースにも関わらず、1時間55分という平凡なタイム。挙句に先月のぎふ清流マラソンは、初めて2時間をオーバーしてしまったのだ。
最初にハーフマラソンに挑戦したのが4年前。その時でさえ2時間を何とか切ったのに、先月は2時間を切ることができず。デビュー時より衰えてしまった。この4年間が全く無駄だったのではと情けない気持ちになってしまう。全て前年割れと言っていい。
企業でいえば、景気がそれほど悪くないのにその状態だと、経営者としては失格とみなされているのと同じだ。
練習を続けなければ、タイムは更に悪くなっているはずだが、同じように繰り返してきた現状の練習が通用しなくなってきたのだ。タイムが証明しているので、何の言い訳もできない。練習方法を見直すか、練習量を増やさない限り、この限界から乗り越えることは無理。
やっぱりマラソンは分かりやすいスポーツだ。全てが自分次第で、ライバルは自分でしかないのだ。
う~ん、辛いスポーツだ。それでもきっと来シーズンもやり続けるのだろうなあ。
会社についても、代表に就任してこの6月から3年目となる。こちらもキツイからと言って途中で辞めるわけにはいかない。やはりマラソンと経営は似ているのだろうか・・・。
走り続けるしかないのだな・・・。
久しぶりのサッカーネタである。
以前はサッカーに関してのブログをもう少し書いていたように思うが、ここ最近はさっぱり・・・。
一番の原因は我がグランパスがふがいない試合を続けるからだ。
頼むぞ、ピクシー。全然、盛り上がれないじゃないか。日本代表も誰も呼ばれてないし・・・。
今回は日本代表。昨日のオマーン戦は久々に気持ちのいい試合だった。欲をいえば、もう1~2点欲しかったくらい。得点のチャンスも多かったし・・・。戦術面の評論は玄人の方に任せるとして、僕は素人らしく単純明快に感想を書くだけ。
20代前半の選手が引っ張る日本代表だが、チームはあくまでも組織的で日本人らしさ溢れる一体感がある。個々のパフォーマンスは発揮されるものの独善的なプレーはない。若者特有の自分勝手な動きが全く見られないのは、逆にこの世代の特徴なのだろうか。
一昨日のイベントといい、そんな風に思ってしまう。その中でも自己主張はしていないわけではないので、バランス感覚が相当優れているのだろう。
昨日の試合は前半がNHKBS、後半の途中からメ~テレ(テレビ朝日)で観戦した。
同じ試合でも解説が違うだけで随分と試合の雰囲気が変わってしまう。NHKは長谷川健太、宮本恒靖と理論派の解説。一方でメ~テレ(テレビ朝日)はセルジオ越後、松木安太郎と直感的というか感情面が先に立つ。特に松木氏はそう思わせる。
どちらが正しいわけではないので、好みで選べばいいのだろうが、こんなにも盛り上がり方が変わってしまうのは、両方見ることによって感じるところ。これもきっとサッカーの楽しみ方の一つ。
僕は試合を集中して観たい時はNHKだし、はじけたい時はメ~テレかな・・・。
と、どうでもいいことを感じながらの観戦であった。
それにしても最終予選の初戦を快勝で終えるのは、今後の戦い方についてもプラスの面が大きい。勢いが更にチームを強くするし。
それでもキャプテンの長谷部誠は冷静だ。彼の試合後のインタビューは、他の選手より一歩、視点が高いように思える。常に客観的に判断する姿勢で臨み、受け答えしている。キャプテンらしいキャプテンだ。日本代表が頼もしく思えるのも彼の存在があるからだろう。
いやあ~、良かった。
これからも昨日のような試合を見続けたい。最速でブラジル行きを決めてもらいたい。
頼んだぞ!日本代表!
昨日の土曜日は企業展&転職フェア。
多くの方に来場頂いた。少しでもキッカケ作りのお手伝いができているのであれば幸いである。いつもであればイベント終了後は、疲れも溜まっていることもあり早々に帰宅するが、昨日は金山へ。
アスバシCFCのイベントに参加するためだ。
このアスバシとは「明日の社会にかける橋」の略で、「すべての若者が、明日の社会の担い手へと成長していける環境」をサポートしていく組織。NPO法人アスクネットを立ち上げた毛受氏が中心に教育基金で高校生向けにインターンシップなどのキャリア教育を行おうとするもの。
僕自身の理解は中途半端であったが、毛受氏と飲んだ勢いで今回の参加を決め出席をした。
今回集まったのは大学生と社会人が半々くらいの50名ほど。4人ごとのテーブルに分かれ、学生がこれからチャレンジしたいことや将来の夢を語り、それを社会人である我々がファシリ役となり、その実現に向け計画を作成するワークを行った。
就職で学生を支援する立場として、多くの場面で学生に関わることは多い。その中で常に感じるのは学生の元気のなさや意見の少なさだったりする。偏った見方であるのは百も承知だが、どうしてもそんな風に見てしまうのも事実だった。
しかし、それは僕の本当に偏った見方だった。ここに集まった学生は信じられないくらい熱く、自分という存在を持っている。それも自分自身に対してだけでなく、社会や仲間に対して、どんな役割を担っていくのかを真剣に考えている。
同じテーブルの学生も今の自分たちの世代に危機感を覚えながら、だからこそ自分が起こすべき行動を大真面目に捉えていた。僕の学生時代とは比較にならない。レベルを遥かに超えた学生ばかりなのだ。僕もファシリ役として偉そうに語るものの、その熱い想いに尊敬の念を抱いた。
こういった学生を見ているとこれからの世代も大いに期待できる。伝播が伝播し、そんな学生に賛同する若者が少しづづでも増えれば、より可能性が広がっていく。僕たちは大人チックな意見を押し付けるのではなく、チャンスを提供し温かく見守ることが役割だろう。
サポートする側として参加させてもらったが、逆に使命感の重要性を教えられてしまった。感謝!
そして、同じテーブルのメンバーと記念のショット。
これからも自分の夢に向かって突き進んで欲しい。
イベント終了後は懇親会。ここでも県会議員をはじめ多くの方と熱い議論が繰り返された。
いい刺激を沢山頂いた熱い金山の夜だった。