これからも前向きに 名大社会長ブログ

久しぶりに「職サークルシンポジウム」に参加したぞ!

昨日のブログは一昨日の株主総会のことを書いた。
それは午前のこと。
今日は午後のことを書きたい。
それはパフ主催の採用担当者向けイベント「職サークルシンポジウム」。

毎年参加しているつもりだったが、調べてみたら2年振り。
久しぶりだったんですね。
パフの釘崎社長の昨日のブログにアップされているが、
僕はヘンなオジサンという立場で紹介されている。
失礼な・・・。

とはいえ、どんな立場かといえば微妙。
パフの社外取締役という立場もあるし、
Fネット会長という立場もあるし、
名大社代表という立場もある。

ただ案内されたのは採用担当者と同じテーブル。
担当者として一緒にグループワークを行う。
もちろん自社の採用に関わっているが、採用担当者ではない。
やっぱりヘンなオジサンなのか(笑)。

グダグダと書いてしまった。
このイベント自体は大変価値のあるもの。
ざっと紹介しておこう。

「参加者全員で作り上げる自社採用の最適解」
登壇者も参加者も運営する側も全体で新卒採用について考えていく。

パフナンバー2吉川さんの挨拶の後、登壇者の紹介。
例年は釘崎社長が司会をやったり、ファシリをやったり、
歌を歌ったりとかなり目立っていたが、今回の登場はこの時のみ。

殆ど裏方に回っていた。
それがこのイベントの成功要因かもしれない(笑)。

まずはビジネスリサーチラボの伊達社長による講演。

学者的な要素を残しながら、採用の振り返りと改善のコツをはなしてもらった。
次に登壇されたのが人材研究所の曽和社長。

曽和さんのファシリによるグループワーク。
自社の理想と現状のギャップ、そこから導かれた課題と対策をグループで話し合う。
僕は素直に自社の現状を話し、グループのメンバーにアドバイスをもらう。
時間で交代。
僕のアドバイスもまあまあだったと思うが、どうだったでしょうか?。

そして、パフイベント恒例の寸劇。

例年はパフメンバーの出演がほとんどだが、今年は学生の演劇サークルが中心。
さすが!
プロ顔負け。
パフ新人のサトミン、ハスミンも頑張っていた。

彼女らには終了後、「まだまだだな」とエラそうなことを言ったが、なかなか良かった。
学生が書いた脚本も彼らの気持ちが伝わる素晴らしい内容だった。
この雰囲気が会場全体の一体感を生み、イベントを盛り上げる。

そして、曽和さんと伊達さんの対談。

それぞれの専門的な知見から発せられる2人の発言がまた面白い。
唸らされた担当者も多いんじゃないかな。
こうしてイベントは終了したわけだが、会場内はそのまま懇親会へ。

楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
ナモ締めでもやらされるかと思ったが、さすがにそれはなく、
2年目のイシカワ君による末広がりの三本締めだった。
彼にも68点と失礼なことを言ったが、なかなかよかった。

ここで失礼しようかと思ったが、ホイホイとパフの打ち上げに参加。
新幹線の時間をずらし、ギリギリまで楽しませてもらった。
できれば最後までいたかった。
泣く社員や記憶をなくす偉い方がいたようなので・・・。

パフメンバーの満足感溢れる表情がこのイベントの結果を表していた。
いい勉強をさせてもらいました。

お疲れ様でした。

株主総会に思うこと

名大社の株主総会は5月末。
既に終えているわけだが、今年も激しく揺れることは一切なく平穏に終えることができた。
改めて株主のみなさんに感謝ですね。

今日はそのことを書きたいわけではない。
昨日出席した業界最大手の株主総会のこと。

僕は毎年1回はどこかの株主総会には出席しているようにしている。
それは将来上場した時のための下調べでも、
物言う株主として発言したいわけでもない。

単に経営状況や今後のビジョン、企業としての立ち振る舞いを学びたいといもの。
そんな意味では今回の株主総会も実りは多かった。
振り返ってみればここ3年はこの会社の株主総会ばかりだけど・・・。

企業業績が好調なので、議長となる社長のプレゼンも堂々としている。
株主からの否定的な質問が出ることも少ない。
質疑の時間が長かったので2時間ほどとまあまあ長かったが、
満足している株主も多かったんじゃないのかな。

僕がずっと眺めていたのは、コアとなる事業の伸び率と今後の成長戦略。
そんなものは招集ご通知を読めば理解できることだが、直接話を伺うことで説得力は増す。
その方向性を知ることは自社の打ち手にも影響を与えていく。
実際は与えていくと錯覚しているだけだが、僕にとっては重要なこと。
なるほど、今後、その世界を目指していくわけですね・・・。
参考にさせていただきます!。

「名大社さんは上場しないんですか?」
「山田社長、上場しましょうよ。」
なんて、ちょくちょく言われることがある。

そんな時は「全く考えていません」とか、
「そんな器ではありません」とか、答えているわけだが、
「社員さんが喜びますよ~」なんて返ってくる。

確かにそれはあるだろう。
社会的信用を増すのも事実。
投資もしやすくなる。
僕もお金持ちになれる(笑)。

もちろんメリットは多い。
その反面、それによるマイナス面も当然考えられる。
具体的なマイナス面はともかく、昨日の株主総会を見るだけでもトップの重責はヒシヒシと感じる。
あの舞台に立ったら、すぐに解任されてしまうかも(笑)。

ただ考えることとして、今の経営のあり方でいいのかとは常に問うところ。
純然プロパーの経営もやりやすいが、それでは限界もあるのではないかと最近よく考える。
社外取締役を含め経営に外部ブレーンが関わる必要性も感じるのだ。

それは僕が社外取締役を任されていることも理由のひとつ。
僕の社外取締役は何の役にも立っていないが、それでも外への視点は持たねばならない。
自分たちのやり方の正しさは自分たちでしか判断できない。
果たしてそれがいいのか、どうか。
より客観的に経営を捉えることも重要。
もちろん協力してくれる方はもあり、感謝すべきだが、もう一つ別視点がいるような気もしている。

その判断も結局は僕の大きな仕事なんだろう。
今の段階で解決策があるわけではないが、今回の株主総会に出席し、
改めてそんなことを考えた。

とりとめのないブログになってしまった。
経営者の悩みは尽きないですね(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その92

行ったことがあるようでまだまだ未踏のお店があるのもこの伏見。
この界隈は焼肉、ニクバル、とんかつ等、肉系のお店が多いのが特徴。
ガツガツした若者が多い証でしょうか。
そんな年齢はとっくに過ぎてはいますが、肉好きであるのは変わりません。

会社の南の通りを右に曲がり、すぐのところに「前沢牛舎 伏見屋」さんに行ってきました。

名古屋では唯一、前沢牛を食べさせてくれるお店です。
もしかして初めて前沢牛を頂くのではないでしょうか?

ランチメニューを眺めます。
ここは真っ先に目に飛び込んできたメニューを選択。
「すいません。すき焼善をください」と注文します。

一般的にすき焼は鉄鍋でお肉を焼き、割り下に絡めます。
こちらのお店もそんなイメージをしていました。

運ばれてきたのは七輪。
「えっ、ここに鍋を乗せるの?」
?マークが頭に点滅します。

サラダと肉みそ豆腐で準備完了。
さて、どうなるかと思った時、網が乗せられます。

「えっ、どうする?」
何かを言おうとした瞬間にお肉が運ばれてきました。

前沢牛焼きすき焼き善 1800円

「お~、でかい!」
通常のすき焼用のお肉の倍近いサイズです。
スタッフのお姉さんが食べ方を教えてくれます。

こちらは網でお肉を焼き、たれに付けたお肉を卵黄に絡ませて頂くのです。
「東北のすき焼はこう食べるのか・・・」
網でお肉を焼きながら、呟きます。
初めての経験です。

30秒ほど、炙れば十分のようです。
サイズが大きいのでひと口では食べ切れません。
2枚目からははさみで半分にして頂きました。

「こっちのすき焼の方が美味いんじゃないか・・・」
どうしてもすき焼は重くなってしまいますが、
こちらは脂が落ちるので、霜降り肉もあっさりと頂けます。
肉も柔らかいですが、食べごたえもばっちり。
ついついご飯のお替りをお願いしてしまいました。

こんな感じで肉丼にするのもいいでしょう。
デザートはシャーベットで口の中もさっぱり。

満腹感と共にお店を出ました。
たまにはこんなすき焼もいいですね。
まだまだ知らない世界は多いようです。

ごちそうさまでした。

裏切り者ではあるけれど・・・

昨日は岐阜の実家へ帰省。
月1回は顔は出しているものの、もっと母親との時間を持たねばならない。
嫁さんと3人で35年以上続くパスタ専門店「ヴァレンチノ 」で昼食を頂き、近くの農協へ。

いつも実家からお米を精米し頂いている。
申し訳ないと思いつつも、離れて暮らすようになってずっとそうだ。

実家はのんびりとした風景。

家の前を流れる津保川。

落ち着く場所でもある。
そんな岐阜だが、僕は裏切り者といえるだろう。

最近、個人的に頂く仕事で
(もちろん会社経由です・・・)
岐阜からの依頼が多い。

自治体を中心に頂いているが、今年は特に多いと感じる。
9月には岐阜県内の各地区を行脚する予定。
ほとんどが講演で、対象は経営者や人事担当者、高校生の保護者や学生。
テーマは「ジモト企業の採用戦略」や「ジモト優良企業の探し方」。

簡潔にいえば、岐阜県は魅力的な地域だがら就職は岐阜にしよう!
魅力を発信し採用活動をしよう!というもの。
そんなテーマであちこち喋らせてもらう。

少なからず僕が岐阜出身者ということも理由のひとつだろう。
しかし、僕は大学卒業するまでは実家暮らしだったが、
名大社に就職する際に一人暮らしを始め、名古屋に住んで30年になる。
気づけば岐阜よりも名古屋の生活が長い。

そんなこともあり、僕は岐阜の講演で、
「まずはみなさんに謝らなければなりません。
私は岐阜で生まれ育ちながら、就職は名古屋で、そのまま名古屋に住んでしまった裏切り者です。
岐阜県としては最も許されない人物です。すみません・・・」

そんな挨拶をする。
場内は笑いが起き、ウケ狙いな面がなくはないが、事実、裏切り者であるのは間違いない。

今、岐阜県の課題の一つは人口流出。
出生率の根本的な問題もあるが、
就職する際、県内ではなく愛知県に流れてしまうケースは多い。
そのまま住まいも・・・。

岐阜県の求人倍率は愛知県より高い場合がほとんど。
全国でもトップ5に入る求人倍率である。
大きな理由のひとつは就業先が県外ということ。

それに歯止めをかけるべき取り組みが必要。
そのために僕も岐阜県のためにアピールしているわけだが、その人物というのが・・・。
事実を覆すことはできない。

昨日も実家で周りの景色を眺めながら、そんなことを考えてしまった。
確かに裏切り者ではある。
だからこそ、やるべきこともある。

依頼して頂いた方を裏切らないようにはしたいと思う。
頑張りますので、温かい目で見てくださいね。

リーダーたちよ、ガンバレ!

一昨日の金曜日はふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の中堅社員研修。
各加盟会社からリーダークラスが集まり、岡山市に本社を構える株式会社シーズさんで行った。

僕はFネットの会長として、名大社からは9年目のトミタが出席。
Fネットとしては各層の研修も積極的に行い、
スキルアップや情報交換も含め、各社のメンバーの成長を図りたい考え。
リーダークラスは初めての試みで、全国より12名が参加。
名刺交換を済ませ、11時より講義。

講師はなんとパフ社長であり、Fネット事務局長の釘崎さん。
おー、身内で固めてしまう作戦。
(昨日、釘崎さんがブログで報告していたが、あえてリンクはしない・・・笑)

ではなく、第一部は日本採用力検定協会 代表理事として講義をしてもらった。
ギターを弾いて歌うのではなく、実に真面目な講義。

こんなこともやれるんですね・・・。
ビックリしました(笑)。

目的は採用担当者の仕事の重要性を理解する。
「採用力」向上のための17要素を理解する。
そして、この仕事の社会最適を考えるという壮大なもの。
採用検定のテスト事例を含め、学びの多い時間。

第二部は演習。
第一部で学んだ「採用力」をケースにチームに分かれ、
実際のクライアントを対象にして採用コンサルを模擬体験するもの。
シーズのエース千田くんのレクチャー後、1時間半ほどのワーク。

その間、役割を終えた釘崎さんはホテルにチェックインし、
僕はシーズさんのオフィスで仕事をしていた(笑)。

そして、発表。
Aチームの発表者はパフのカホちゃん。
名大社のトミタもこのチーム。

そして、Cチームはシーズの光安さん。

最後、Bチームは就職エージェント九州の三浦さん。

各チームの内容には触れないが、短時間でよくここまでまとめたというくらい感心する出来だった。
僕はその各チームへのフィードバックが役割だったので、率直な意見を述べさせてもらった。
名大社の存在感も見せなければならない。
そんな意味ではトミタが周りが唸るような意見を出していた。

1部、2部の研修を終え、懇親会へ移動。
岡山駅前にある「OKAJOB CAFE」。

ここはシーズさんの運営するカフェで学生さんは無料でコーヒーを飲むことができる。
企業のセミナーの開催もできる。
オシャレなスペース。
シーズ平川社長の行動力にはいつも感心させられる。
かなりの投資だし・・・。
軌道に乗るのはこれからで、今後に期待したい。

僕の挨拶と乾杯でスタートし、各メンバーが親睦を深める。

こういった時間も重要。
お互いに腹を割って話すことで、普段聞けない話も聞けるだろう。
終盤には釘崎さんが参加者にインタビューをしていた。

この企画の中心メンバー、千田くんの挨拶。

その話を聞く平川社長と釘崎代表理事?事務局長?の態度が素晴らしい。
あまりエラそうにしちゃあいけませんね(笑)。

なぜか岡山でも名古屋ナモ締めでお開き。
本当は岡山に宿泊してのんびりしたかったが、最終ののぞみで帰宅。

今回参加したメンバーが各社に持ち帰り、全体共有することでいい刺激を与える。
これからの行動を楽しみにしたい。

参加頂いた皆さん、幹事を押し付けられた生田さん、大北さん、お疲れ様でした。

社長の条件

我々の業界で経団連会長の中西氏の存在を知らない方はいないだろう。
昨年10月に発表した就活ルールの撤廃は自分たちの業界に衝撃を与えた。
あの発表は賛否両論。
喜ぶ方もいれば大学関係者のように猛反対の意見も多い。

中西会長の印象はさまざま。
僕も最初は「この人は採用を分かっているのか?」と感じたが、
本書を読むとその印象が間違っていたことが分かる。
かなり先進的な考えの持ち主だった。

本書はその経団連会長で日立製作所会長の中西氏と経営共創基盤CEOの冨山氏の対談をベースに、
みずほフィナンシャルグループ、コニカミノルタ、
アサヒグループのトップが社長交代の考え方を語っている。

異口同音に社長の最大の仕事が後継社長を決めることと言われる。
それは間違いないだろう。
2期4年か、4期8年かは分からないが、その期間に次の後継者を決定しバトンを渡す。
それを継続させることで企業の存続と成長に繋がっていく。

一昔前はそれを粛々に進めればよかったが、今の難しい時代はそんな簡単ではない。
それは僕らがイメージを抱く超大企業こそ、簡単ではない。
素早く対応し危機感を醸成させる企業しか成長しないのかもしれない。

「社長の定義」も変わってきたのだ。
それが中西会長の就活ルール撤廃や終身雇用の見直し発言にも繋がる。
変革できない企業は生き残れないということか。

その中西氏曰く、経団連の幹部会議で、
コンサバティブな意見を言う人はほとんどおらず革新的だという。
別世界だから僕が知らないだけですね・・・。

本書を読みながら、考えさせられることは多かった。
僕が「社長の条件」を満たしているかはともかく、すでに就任10年目。
中小企業であれば当たり前の期間だが、大企業であればとっくの昔に交代している。
そもそも比較すること自体、ナンセンスだが社長業と捉えればそう。

今すぐ退任するつもりはないが、
(更迭されれば別だけど・・・笑)
そろそろ真剣に後継者を考えなければならないし、そのための道筋を作っていかねばならない。
僕が就任した時のようなドタバタはできれば避けたい。
一定の準備期間と助走は必要となり、そうなるとのんびりと構えている時間はない。

果たしてどんな人物が「社長の条件」として満たしているのか。
経営を面白いと思う人じゃないとやらない方がいい。
仕事が趣味。
5W2HYTT。
モグラたたきが得意な人はダメ。

ここに登場する社長は自らの経験を基に持論を述べられる。
考え方は異なるがいずれもも参考になる。
あとは修羅場経験か・・・。

冨山氏は最後にバッサリと言われている。
「間違いだらけの社長選び」こそが、この数十年にわたる日本企業の停滞要因の一つではないか。

となると名大社が低迷したら、前の社長の責任?
そんなくだらないこと冗談はさておき、僕の最大の仕事も真剣に考えねばならない。
もちろん、目先のこともしっかりと取り組みながら・・・。

難しい時代ですね(笑)。

流れに乗ってみる

今週もバタバタした日が続く。
今日もそうだが週2回の大学の授業は準備と本番と振り返りで相当時間を要する。
スライドや配布資料は相方のニシダに任せきりなので
その点は楽をさせてもらっているが、せわしなく時間が過ぎていく。
感謝も含めニシダの授業風景をアップしておこう(笑)。

中間報告的に授業の模様はお知らせするが、50人程度のクラスは結構面白い。
学生の表情を間近で見ながらの会話も新鮮。
山ちゃんと蒼井優さんの記者会見をどう感じた?という問いに「キュンキュンしました」との答え。

なるほど、そうくるか・・・。
感心してしまった。
今日もテツandチカのコンビで張り切っていきたい。

それはそうとして、昨日のパフ釘崎社長のブログにあったように
一昨日はPAMプロジェクトのミーティングを実施。
4月はMAPプロジェクトだった。
そのことはニムラがブログに書いている。
一体何のこっちゃ?と思う方はこの2人のブログを読んで頂きたい。
と改めてニムラのブログを読んでみたが、これでは何も分からない(笑)。

そんな意味ではネタばらしをした釘崎さんのブログの方が理解できる。
しかし、改めて読み直してみるとあまり分からない。
まあ、いい。
流れに乗ってちょっとだけ紹介してみよう。

ご存知の方も多いが、現在、僕は株式会社パフの社外取締役を任せられている。
釘崎社長を尊敬もしているし、パフメンバーも好きだ。
社員同士の関係性もよく、一緒にリレーマラソンで戦ったり、共同で研修を行ったりと相性もいい。

そんなこともあり一緒に新規事業のプロジェクトを立ち上げたのが4月。
お互いのアイデアをぶつけ合い一気に進めたいところだが、簡単なことではない。
そもそもお互いが仲がいいといっても、営業手法も強みも全く違う。
同業界はいえ180度異なるともいえる。

そのためにはお互いの価値観を擦り合わせることも重要。
それが一昨日行われた。
僕がパフメンバーのことを知っててもそれは表面的なこと。
今までどんな仕事人生を送り、何を大切にしてきたかまでは知らない。

釘崎さんのことはある程度、知っていても
幹部のヨシカワさんやオオオカさんのことはまだまだ。
そんな意味では十分自己開示されたミーティングだった。

特にオオオカさんは先日のブログで僕のことを書いてくれたが、
それは愛なのか、嫌がらせなのか、さっぱり分からなかった。
その彼の半生を知れたのはとてもよかった。
やっぱり嫌がらせだったんだ(笑)。

これから何が生み出されるのだろう。
楽しみながら取り組んでいきたい。
終了後はいつものように懇親会。
大体は中華だが、今回は珍しく焼肉に連れてってくれた。

これが名物料理。

確かに美味しい。
しかし、こんなものばかり食べてたら体は間違いなく悪くなるだろう。
ほどほどにしておかないとね・・・。

特にブログに書くつもりはなかったが、昨日の釘さん日記の流れに乗ってみた。
あまり理解できないかもしれないけど・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その91

伏見シリーズを始めた当初は会社から半径500mを対象としていました。
2年経過し、気がつけば半径1kmになっていました。
あと2年経つと4km。
5年後は名古屋市内全域が伏見シリーズになっているかもしれません。

冗談はさておき、伏見シリーズの半径が広がっているのは否定できません。
事情はご理解頂けるはずです。

会社から広小路通りを名古屋駅方面に向かい、
納屋橋を越えた場所にある「宮鍵」さんに行ってきました。

老舗中の老舗。
創業は明治32年ですから、優に100年は超えています。
店構えもその雰囲気を漂わせています。
かすかに見える煙は店が燃えているわけではありません。
鰻が香ばしく焼かれているのです。

こちらから数十メートル西に向かうと鰻の名店「イチビキ」もあります。
そういえば最近、全然行っていないですね。
いつになったら食べ物ブログに登場するのでしょうか。

お店に入るとテーブル席は満席で座敷に通されます。
2人用のこじんまりした座卓が並びます。
外を眺めると中庭があります。

拝む必要もあるかもしれません。
歴史を感じさせますね。

こちらはかしわとうなぎ料理が有名です。
人気食べ物ブロガー的には鰻を選択すべきでしょうが、贅沢ばかりはできません。
庶民感覚を残さないと嫌われていくのです。

「すいません、とり丼をください。」
ここは敢えてとり勝負。
好感度を上げる努力をするのです。

「はい、はい、わかりました。」
こちらで働くスタッフは全て年配者。
何となく子供に見られてる感を感じます。

とり丼 850円

実にシンプル。
丼の上に乗るのは鳥肉と長ネギ。
以上!

世間に迎合しないこだわりを感じることができます。
そこには特製のつゆというのか出汁がかかっており、ネギとの相性が絶妙です。
意外にご飯の量が多く食べ方が難しいですが、つゆがご飯全体を包み込んでいるので、
それだけで味わうことができます。

明治時代はそれがご馳走だったのかもしれません。
そんな歴史のあるお店ですが、なんと初めてお邪魔しました。
ジモトの市民はあまり老舗に拘らないのかもしれません。

少し反省・・・。
ご馳走様でした。
次回はひつまぶしに挑戦したいですね。

これからのファミリービジネスの発展のために…

先週水曜日は名古屋ファミリービジネス研究会 記念セミナー。
題して「これからのファミリービジネスの発展のために…」。

名大社のセミナールームに同族企業の経営者を中心に40名の方に参加頂いた。
以前、このブログでも紹介したようにゲストは株式会社コメ兵の石原社長と株式会社寿商店の森常務。
どちらの方も頻繁にメディアに登場する名古屋を代表する経営者と後継者。
まずはこんなステキな方に協力いただけたことに感謝したい。

会場はセミナーが始まる前から、熱さを感じるいい雰囲気。
やはり前向きな方が集めるとそれだけでも熱気を帯びる。

第一部は石原社長による「変革し続ける経営 ―4代目社長の挑戦―」

ご自身の背景と会社の歴史を語りながら、コメ兵さんの経営戦略について語って頂いた。
それは変革の連続。
石原家の家訓、いわゆる会社の理念、文化は大切にしながらも
マーケティングを基に新たな取り組みを積極的に行っていく。
リーマンショック、インバウンドの低迷など苦労も語りながらも次への一歩を打ち続ける。
自社の強みを理解した上での差別化戦略。

話されるのはまさにファミリービジネスの強みそのもの。
聞く者は納得せざるを得ない。
理想とすべきファミリービジネスだろう。

講演後は質疑応答と僕との対談を行ったが、対談は必要なかったかな?(笑)
その分、もっと突っ込んだ質問を受け付けた方がよかった。

第2部は森常務による「自らが決める事業承継」

森さんは小学生の頃から父親の会社を引き継ぐと決めていたという。
言い方は失礼だが、それは美しい職場ではない。
鮮魚の卸業。
現場中心の会社だ。
それをかよわきといっていい感じの
(失礼ですね・・・)
女性が自らの意志で引き継いでいく。
その勇気だけでも拍手を送りたい。

大学卒業後は楽天に入社し、三木谷社長の秘書として学ぶ点も能力とセンスの表れ。
今も現場の仕事を厭わずにやられている。

上場企業の若手経営者として会社を牽引する方と、
二代目として着々と承継の準備をする方の講演はどんな立場の受講者にも納得感を持たせたはず。
アンケート結果もこちらが嬉しくなるコメントばかり。

いい機会を作って頂いたし、それに関われたことに感謝。
ありがとうございました。
会はそれだけでは終わらない。

懇親会を森常務の「魚屋の台所 下の一色 ニシキ店」で行った。
鯨料理が自慢のお店。

懇親会をどう盛り上げるかが事務局の課題だったが、それは杞憂に終わった。
大半の方が懇親会にも参加され、こちらが何かを仕掛けなくても、
勝手に名刺交換をしお酒を酌み交わし語り合う。

あちこちのテーブルで会話に花が咲いていた。
石原社長も森常務も引っ張りだこで僕が2人と話せる時間は全くなかった。
それで十分なんだけど。

調子に乗って最後は名古屋ナモ締めて〆させてもらい、会はお開き。
気持ちよく酔える充実した時間を過ごすことができた。

石原社長、森常務、ご参加頂いたみなさん、そして事務局のメンバー、本当にありがとうございました。

一昨日は事務局で反省会も実施。
今後の取り組みも話し合った。
そして、7月から始める「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」
こちらもこのセミナー同様、盛り上げていきたいですね。

継続することの大切さ

昨日は母校の後援会総会・父母教育懇談会。
僕は後援会長という立場もあり、前日の役員会を含め全ての行事に出席。
この父母教育懇談会でも冒頭の挨拶を求められる。

最近、そのような機会が多く、すっかり慣れてしまっている自分が怖い(笑)。
挨拶の中身もその場の雰囲気で話すようになってしまった。
もっと緊張感を持たないと・・。

今回の目玉は記念講演。
講師は元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀氏。

プロ野球史上初の1000試合登板、通算400セーブを達成した球界のレジェント。
なんと母校出身。
今や一番有名な大学OBとなるだろう。
決してスポーツが盛んな大学でもないが、このような方が同窓なのは誇り。

この講演も1700名を超える方の申し込みがあった。
タイトルは「継続することの大切さ」。
あまり人前で話すことは得意ではないと思うが、
その真摯な性格を思わせる話しぶりで自分自身の過去を振り返ってもらった。
そう思うと同じドラゴンズ出身の山本昌さんはもう完全なタレント(笑)。

岩瀬氏の現役時代の話はかなりニュースになっているので、それほど触れる必要はない。
僕が気になったのはプロ野球選手になるまでのこと。
小学生の時に野球を始めるキッカケから中学、高校、
大学、社会人と野球に関わってきた半生を詳しく語ってもらった。
僕が感じたのはこの学生時代の経験があったからこそ、あれだけの記録を残す選手になったということ。

言い方は失礼だが、野球エリートとして育ったわけではない。
野球は上手かったが注目されるまではなく、肝心かなめなところで失敗や挫折を繰り返してきた。
それを乗り越えてプロの選手となっているわけだから、持って生まれた能力だけでなく、
試練を乗り越える経験が岩瀬選手そのものを作ってきた。
その蓄積があったからこそ、あの成績を成し遂げたのだろう。

どの時代にもエピソードはあるが、岩瀬氏が投手として注目されたのは社会人になってからのこと。
高校では注目される前に敗れ、大学時代は打者として活躍。
その活躍も愛知リーグであって、関東や関西に比べれば注目度は低い。
一般の人なら腐ってもおかしくないほどのツラい経験もされている。
僕は却ってその経験が人としての強さだと感じた。

ドラゴンズに入団してからの話も面白かったが、僕はむしろ入団する前の話が響いた。
いやいや、こう思うとうちの大学も立派な人を輩出してますね(笑)。
講演終了後は役得もあり、直接挨拶もさせてもらった。

現役を退き半年以上たった今、まだ実感がないという。
そして目標も決まっていないようだ。
しかし、昨日の話だけでも岩瀬氏がやるべきことは少なくない。
まさに講演タイトル通り。

僕ももっと頑張らねば・・・。
貴重な機会をありがとうございました。