これからも前向きに 名大社会長ブログ

社長の報酬

今月の日経トップリーダーの特集は『社員が逃げない「社長の報酬」』。
なんとも気を引く特集である。

実際、僕が分からない仕事の一つが社長の報酬の決め方。
社長歴が8年目になるにも関わらず、未だにどうすればいいかわからない。
これが自分で起業したとか、自分がオーナーとかであれば、
他人の目を気にせず好き勝手に決めれるのだろうが、
(実際はそんなことはないけど・・・)
僕の場合、サラリーマンからたまたま機会を頂いただけの存在。

大企業であれば一定のルールがあり、それを遵守し決定されるのだろうが、
うちのような中小企業の場合、そんなルールは存在はない。
過去のデータも全くあてにならないので、本当に困る。
こんなことに時間を費やすのもバカバカしいので、ここ数年は変えていない。
これが正しいかどうかもよく分からない。

先輩経営者に言わせれば、新入社員の15~20倍が妥当らしいが、
それだと4000万前後になってしまう。
あり得ない金額だ。

少なくて・・・。

いいえ、冗談です。
その逆です・・・。

社長仲間と報酬額を共有し合えば分かりやすそうだが、
なんとなくのタブー感もあり、そんな話をすることはない。
世の中の社長さんはどう報酬を決めているのかな?

そんな意味では今回の特集は少しばかりは参考になった。
データによると社長の月額報酬は平均171万円だという。
ということは年間報酬は2000万強。
売上高によって変わり、10億~20億の企業の経営者は平均141万円。
年間報酬1700万円となる。

僕の感想としては可もなく不可もなくといったところだが、一般社員にはどう映るだろう。
社員の給与が低ければ、反発を生むだろうし、
その逆であれば好感度は高まるかもしれない。
いや、もっと増やしてもらいたいと思うかもしれない。
その「バランス」が大切だということ。

僕は社員全体のことを考え、少しでも多く払いたい考えだし、
そうしているつもりだが、当事者はそう感じているかは不明。
もっと欲しいと思うのが人の健全な欲望なので、
いくら多かったとしてもそれに満足することは少ない。
支払える原資は決まってるので、その中でやりくりするしかない。

僕の苦労を少しは理解してくれているのだろうか(笑)。
そんなことばかり考えているとまたまた社長の報酬がどうでもよくなる。

ただそんな呑気な事ばかりも言っていられない。
いずれ僕も引退する。
会社の資産に応じ株価も変動する。
いい会社を作れば作るほど、会社の価値は上がり時価が上がる。
後継者のことを考えるととても難しい問題となる。

そこも含め社長の報酬額は決めていくのが正解なんだろう。
その前にきちんと会社を成長させろ!潰すな!
という話ですが・・・。

映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」

たまにこの手の映画が無性に観たくなる。
洋画にせよ、邦画にせよ、ビジネス中心の映画はさほど多くはない。
大体は社会派ドラマで終わることが多い。

ビジネスの世界で勝ち残るというのは
人の嫌がることを何のためらいもなく実行すること。
嫌われることを厭わないし、むしろそれを善とする感覚が必要。
観ていて痛くなるし、イヤな気分にもなるが、その逆で無性に惹かれるのも事実。
本作もそんな一本といっていい。

マイケル・キートン演じるレイ・クロックは自分勝手そのもの。
他人の話は聞かない。
自分の都合のいいように物事を進める。
身近にいたら、多分、あまり仲良くはならないだろう。
友達にはなりたくない(笑)。

しかし、その凄まじい行動力とリーダーシップでどんどん市場を開拓していく。
それがアメリカだから成功したのではなく、どんな世界でも通用する。
一歩間違えれば、ろくでもないワガママなセールスマン止まりだったが、
その嗅覚ですべてを自分のものにしてしまった。

その嗅覚力だけは尊敬に値する。
嗅覚力なんて言葉があるかどうかは知らないが・・・。

本作がどこまで真実を描いているかはわからない。
かなりデフォルメされている気はするが、
正真正銘、そのまま事実を描いているのかもしれない。
大きな成功物語であるの間違いないが、観る者の多く感動を与えるのではなく、
なんとなく気分が優れないまま映画を観終わることになる。
ラストシーンがそれを象徴しているようにも感じる。

しかし、それは僕が抱く思いに過ぎない。
あくまでも日本人的な感覚。
アメリカンドリームとしてトランプ支持派は絶賛するのかもしれない(笑)。
他人を蹴落としても自分が這い上がることが正しい文化だとすれば・・・。

映画で登場するオペレーションは当時は先端なもの。
それを真似て進化させることでイノベーションとなり、
新たなオペレーションを生み出す。
今ある当たり前を人はどうも忘れがちになるのだが、
そのサービスのありがたさや価値を知るには歴史から学ぶしかないようだ。
やはり最初が肝心。

当時のマックは味にこだわっていたというが、
今よりも格段に美味しかったのだろうか。
もし、そうだとすれば失脚したマック兄弟の価値が新たに見直される時が来るのかもしれない。

カリスマになるのも、狂言者になるのも紙一重。
時代が違えば、マクドナルドの創業者といわれる人物は犯罪者だったのかもしれない。
常に成功するビジネスの背後には危険が待ち受けているということ。

僕のようなボンクラ経営者は観ておいた方がいいのかも(笑)

採用はどう変化していくのか

バタバタする日が続く。
毎日、遊んでいるように思われるがそうではない。
朝も昼も夜も結構忙しい。
ブログだって書く時間がないのだ。
誰も気づかないかもしれないけど・・・。

しかし、そんな状況下でも情報収集はしなきゃいけない。
最近は19卒向けの新卒動向の話を伺うことが多い。

一昨日はパフさん主催の「採用コロンブスの卵」という人事担当者向けのセミナーに参加。

昨年はこの企画で講師を務めさせてもらったが、今年はお呼びが掛からなかった。
もう必要性を感じないとバッサリと切り捨てられた・・・。
東京の人は冷たいですね(笑)。

それが本当かどうかはともかく、採用環境は毎年変わる。
特に18卒は大きく変化したといっていい。
大袈裟に言えばナビ離れが加速し、他のツールが台頭してきた年といえる。

東海地区はまだまだ従来型の就活スタイルだが、
首都圏を眺めるとその変化の度合いがよく理解できる。
今回のパフさんのセミナーはそれを象徴するような内容だった。

そんな意味では地元に留まっているだけではいけない。
自社にどこまで引き込むかは別に、外に出て先端の情報には常に触れておかねばならない。
毎朝、無駄にパフの釘崎社長とじゃれ合っていないことは理解してもらえるだろう(笑)。

パフさんの取組みは学ぶべき点が多い。
企業が学生を選び、学生が企業を選ぶ手法を奇をてらうことなく本音ベースで進めている。
やり方自体は斬新な面もあるが、スタイルは一貫。
お互い向き合うことを最重要視している。
今回のセミナーもそんな面を伺うことができた。

このセミナーではパートナーであるキーカンパニーさんの「SR Lab.」の説明もあった。

社風や雰囲気など定性面が優先される就活に定量面の重要性を訴えかけるもの。
定量面といっても待遇や給与、休日ではなく、
企業の財務指標を分かりやすく提供することで企業の魅力を訴えかける。
それが理解されれば認知度の低い企業も実力があれば
興味を持ってもらえる存在になり、本当の実力を訴求できる。
安定面だけでなく将来性もしっかりとしたロジックで提示することが可能。
これも新しいサービスといえるし、正しい物の見方だ。

パフさんの「リシュ活」といい、既存のサービスに物申す企画がどんどん生まれている。
掲載社数中心のナビでは企業規模と知名度だけが優先されるのはやむを得ない。
それに一石を投じるかたち。
それはそれで僕は応援するし、できるだけ力になりたいと思うが、
絶対成功するとはいえない。

キーカンパニー下薗社長はある企業の人事担当者の質問にこんなふうに答えていた。
「リシュ活やSR Lab.などの新しいサービスが生まれるのはいいことだ
と思いますが、学生さんは何を使っていいか迷いませんか?」
「間違いなくそうですね。最近出てきたサービスもこのサービスも含め、
5年のうちに多く淘汰されると思います。」
正直な回答だと思う。

もちろん、成功を信じてサービスを展開していくが、成功の保証なんてない。

ナビが台頭してきた時期に話題となった「メガジョブ」も
「就活ポラリス」もいつの間にか消えていった。
鳴り物入りで登場したエン・ジャパンさんの新卒サイトも数年で撤退した。
毎年入れ変わる就活生にサービスを浸透させるのは思った以上に難しい。

それは名大社でもいえること。
今年上手くいったからといって来年も上手くいく保証はない。
あたりまえのこと。

今回のセミナーでは最新事例を学ぶと同時に新サービスの難しさについても考えさせられた。
インターンシップ中心の活動はいつまで続くのかな・・・。

今日のブログはこんなことを書きたかったのか?
書いているうちに方向が変わってきたような気がするな(笑)。

まあまあ、でないの? ランニング日記1707

暑い日が続く。
そして、梅雨が明けたとはいえ天候が不安な日も続く。
名古屋市内でも自宅周辺は全く降っていないが、
別の場所では記録的な大雨だったり・・・。
そんな影響もあるのかもしれないが、名古屋は異様な蒸し暑さ。
数分歩いただけで、じわっと汗が全身を襲う。

ランニングへのモチベーションが上がらないのが普通。
これでもコンスタントに走るランナーは何を考えているのか。
と、ふと考えてしまうが、
そんなことを考えること自体、三流といえるのだろう。

しかし、である。僕はどうやら三流までには落ちぶれていないようだ。
意外や意外、まあまあ、モチベーションが高かったのである。

その大きな理由の一つはAppleWatchの存在。
少し前のブログに購入したことを書いたが、これでタイムを計るのが結構楽しい。

正確な距離と平均ペース、カロリーも図ってくれる。
スマホアプリを使っているランナーなら当然のことかもしれないが、僕は初めて。
スマホはおろか、財布も持つこともなく手ぶらで走るので、これは新鮮。
いざとなればコンビニで買い物もできるので安心。

それが僕の気持ちをグッと上げてくれた。
AppleWatchはiPhoneと同期されるので、記録もしっかり残る。
こんな感じ。

今までの時計はGPSが付いていなかったので、走った距離は曖昧だった。
自分の大体の感覚で決めていた。

そこでわかったこと。
平日の朝、走る場合、いつも同じコースで距離は5kmと決めている。
それが正確な距離を走ると5.4km。
ちょっと余分に走っていることが判明した。
少し得した気分にもなる。
いや、その反対か(笑)。
そんなことが分かるだけで嬉しい。

では肝心の7月はどうだったか。
走った距離は81km。

もちろん目標未達成である。
昨年は65km。一昨年は50km。
そこと比較すれば、まずまずといえる。
また、この季節でいれば、まあまあな距離ともいえる。

言い訳がましく言えば、走っている最中に雨が降り出し、
途中で戻る日が何日かあった。
それがなければ90kmは超えていたかも。
どう?(笑)。

経営者仲間と走る機会を頂いたのも大きい。
前向きになってきたランニング日記。
そろそろ目標達成も期待できるかもしれない。

8月はまだ無理だが、9月はいけるかも。
いや、9月も無理かもしれないが、10月はいけそうな気がする。
少しでも距離を伸ばせるよう今月も励んでいきたい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その28

伏見周辺の広小路通沿いはオフィスビルが並びます。
日中は歩道はビジネスマンが闊歩しています。
目的地に向かい脇目も振らず歩きます。
そんなビジネスマンはこちらのお店の存在を見逃すはずです。

実際、僕自身もこんな場所にこんなお店があるとは、
教えてもらうまでは知りませんでした。
会社のビルの向かいにあるのが野村證券ビル。
その隣のビルの地下にある「こくら」さんに行ってきました。

そのお店の存在に驚かされたのかもしれません。
間抜けな撮影姿がかすかに写っています。

接待向きなステーキハウス。
もしくは、ここで落とすぞ!と勝負を決める雰囲気もあります。

その相手が誰であるかは知りません(笑)。

この日はランチでしたが、店内はとても静か。
ピーンと張り詰めた緊張感があります。
当然、カウンターに座ります。
ランチでも勝負する時は勝負をするのです。

メニューをしばし眺めます。
財布の中身と照らし合わせます。
「すいません、フィレステーキ定食を2つください。」
「当店はA5の牛をご用意しています。よろしいでしょうか?」
「はい、お願いします。」
少しだけ体が震えます。

しばらくすると奥から重厚感のある制服に身を包んだシェフが登場します。
「いらっしゃいませ!では、早速始めさせて頂きます。」
「あっ、お願いします。」
ランチ用の肉を奥の冷蔵庫から出し、野菜を並べます。
見事な手捌きで野菜と肉を焼き始めます。

会話はなく、じっと肉が焼かれるのを眺めます。
シェフは話題を提供してくれたのでしょうか?
ブランデーを振り火をつけます。

「お~、凄いね!」
「凄いですね・・・」
少しだけ会話が盛り上がります。
またまた見事な手捌きでステーキを切り刻んでくれます。
(この表現は正しくないかも・・・笑)。

「おまちどうさまでした。」
「ありがとうございます。」

フィレステーキ定食 2800円

美しい焼き具合です。
アップにしてもその美しさは変わりません。

「美味しいね。」
「はい、美味しいですね。」
「ご飯お替りしたら?」
「はい、分かりました。」
緊張感も少しだけほぐれたような気もします。
ワインを飲みたい気分になりましたが、午後からのコトを考え水で我慢します。

「僕もご飯をお替りしようかなあ~。」
この気の遣い方が好感を生むのでしょう。
撮り忘れましたが、ステーキ用のソース、たれ、塩も美味しいです。
順番に食べることをおススメします。
どんなローテーションがいいかは分かりません。

「どう?お腹は?」
「いっぱいです。」
「この後どうする?」
「仕事に戻ります。」
「そうだよね。」
とても静かなお昼の時間でした。

こちらのお店はカウンターのみのBarも併設されています。
年代物のウイスキーが並んでいます。
やっぱり夜に来るべきですね。
そうすれば違う展開になると期待できます。

ごちそうさまでした。

フィードバック入門

世間はフィードバック流行である。

先日、拝聴したディスコさんの18年度新卒採用中間総括セミナーでもそんなことを感じた。
採用成功の良し悪しは「フィードバック」で決まってくると・・・。
興味を持つ学生や選考中の学生に対し、
どう「フィードバック」するかで就職先決定に影響する。

人事担当者が学生に寄り添い、いかにフィードバックかで企業選びのポイントとなる。
表現方法はともかくとして頷ける話。
僕もそれに近いことをいろんな場で話したりはするので、
これはいい言葉の使い方を教えてもらった。
次回使わせて頂こう(笑)。

そんな感じで「フィードバック」という言葉が最近はあちこちで使われる。
本書でも中原さんはその重要性を語っている。
中原さんの著書はすでに何冊か読んでいるかと思いきや実は初めて。
講演も伺ったことがない。
一度拝聴したいがタイミングが合わなかったりと機会がない。
人事組織やキャリアの分野では若手の代表格で、僕の周りにも信仰者は多い。

名大社でも人事評価制度がスタートし部下との中間面談や課題提示など、
従来のミーティング主体の接し方とは違った点を求められる。
これまでは成績優秀者や社歴がマネジメント側として役割を担うケースが多かったが、
これからは違うスキルを求められる。

人材育成については会社全体で若手の面倒を見ながら、
ある意味おせっかいを焼くことで一人前に育ててきた。
その中に「フィードバック」の要素は十分含まれているとは思うが、
それは何となく実行しているだけで意図的ではなかった。

上司によっては「コーチング」のつもりで「フィードバック」をしていたこともあり得る。
「ティーチング」「コーチング」「フィードバック」と
各々が明確な違いを理解しないままそんなことを繰り返した。
それがいい文化として醸成されていると僕の立場では思いたいが、
それではあまりにも独りよがり。

明確な違いを理解し、使うべき場所で使うことが今後の部下育成には必要となる。
そもそもフィードバックとは何か?
それは本書を読み理解してもらえればと思うが、中原さんはこう書いている。

フィードバックとは端的に言ってしまえば、
「耳の痛いことを部下にしっかり伝え、彼らの成長を立て直すこと」。

立て直すということは、過去の成長過程の中で彼らの成長を上司が阻害してきたといえるのかも・・・。
教えるだけでは納得せず、気づきを与えるだけでは物足りない。
そんなことでもあるのだろう。

耳障りのいいOJTも捉え方を変えると
「おまかせ(O)、ジョブ(J)、トレーニング(T)」とか
「お前ら(O)、自分でやれ(J)、頼るな(T)」という解釈もあるようだ。
確かに言えなくもない・・・(笑)。

1対1の関係性が重要でその時間をあえて持つことが今後もっと求められるのだろう。
こちらにもそのようなことが書かれていた。

少し前にタカイが読んでいたので借りてみた。

キャリアカウンセリングの勉強を思い出した。
名古屋のカリスマキャリアカウンセラーと久しく呼ばれていないなあ~、
そんなことも感じてしまった。
実際は一度も呼ばれていないけど・・・(笑)。

少なくとも名大社の中間管理職は読んでおくべきであろう。
もう読んだのかな?

ちょっとExcelを勉強してみる

昨日は珍しく自宅でExcelの勉強をした。
今更そんなことをしなくてもしなくてもよさそうだが、
そういうわけにはいかない。

この7月から会社全体で基礎的なリテラシーを高める取り組みが始まった。
その一つがExcel。
会社の中でもかなりの温度差がある。
相当スキルの高い者から初心者まで様々。
ハイレベルの技術はなくとも基本は押さえておかなければならない。

スマホ世代を反映してか、大学でも使わないのか、意外と最近の若手に使えない者が多い。
今までは詳しいメンバーが教えていたが、その時間が勿体ない。
そして、基本リテラシーがないとビジネスマンとしても失格。
そのためこの7月から希望者には通信教育で学ぶ機会を与えることになった。
そんな時点で会社のレベルが低い?(笑)

僕の立場であれば、あえてやる必要はない。
しかし、一方的にやらせて(あくまでも希望者です・・・)、
自分は知らん顔というわけにもいかない。

僕自身、どこかで学んだわけでもなく、
何となくの自己流と周りの人に教えてもらった程度。
自分自身があまり使いこなす場がないため、簡単な関数くらいしか知らないのが実情。
人に文句を言う前に自分も一定レベルにはならなければならない。

そんなわけで僕も通信教育を受けることにした。
期間は7月から8月中の2ヶ月。
月1回の添削問題を提出しなければならない。
第1回目の締め切りが7月30日。
そう、今日という日付。

ここでキッチリした人なら少しずつ学んでいくのだが、
この分野はできれば避けて通りたいのが本音。
そんな気持ちが表れ、昨日まで全くの手つかず。
テキストを1ページも開けることもなかった。

いやいや、毎日、忙しくてそれどころではないんだよ・・・(苦笑)。

そんな言い訳も通用しないので、
昨日、初めてテキストを開き、添削問題も解いてみた。
基本的なことは問題ないが、初めて知ることも多かった。
「へ~、こんなこともできるんだ。」と明らかに低次元の感想も・・・。

何とか第1回の添削問題も終了し、ちょっとひと息。
きっとこれからが応用編なので、ハードだと思うが・・・。
夏休みの課題になりそう。

パワポは前のめりで自分でも結構勉強したが、このExcelは初めて。
笑われるかもしれないが、案外、そんな50代は多いんじゃないかな。
特に営業畑の人間はスルーしてきたのではなかろうか。

先々のことを考えれば、全部AIが処理してくれるだろが、
何事も基本を押さえるのは重要。

みんな、ちゃんと取り組んでいるか?
やっていなかったら、コテンパンにしてやるぞ(笑)。

継続する心

昨日、今日は全就研(全国私立大学就職指導研究会)の名古屋大会。
全国から大学のキャリア担当者と企業の採用担当者が集まった。
その数570名。
6年振りの名古屋大会に多くの方が集結したのだ。

企業と大学との交流会がメイン。
僕も会社の代表として多くの方に挨拶をさせてもらった。
地元の企業や大学の担当者からは
「山田さん、ポスター見ましたよ。」と結構な数の声。
反響はまだまだ続いてますね(笑)。

基調講演は2つ。
その一つが元中日ドラゴンズ投手の山本昌氏。
これがすこぶる面白かった。
というよりも感動した。

たまに山本氏の野球の解説を聞き、上手いなとは思っていたが、
その理由がこの講演で理解できた。
一般的に一流スポーツ選手の講演は精神論に終始するケースが多いが、
(最近はそうでもない?)
山本氏はある意味ロジカルに、とは言っても、
その状況をイメージさせながら面白おかしく語ってくれた。

高校時代は学校の先生を目指していたことも頷ける頭の良さも感じた。
話の分かりやすさが良かっただけではない。
彼が歩んできた40年の野球人生が多くの方に学びを与えた。

山本氏曰く、人生の転機は3つだという。
準備と素晴らしい方との出会い、そしてどん底にチャンスありということ。
タイミングよく運に恵まれたといえるが、
山本氏の努力がそれを結び付けたことは言うまでもない。

小学も中学も野球は補欠。
高校でも県大会ベスト8止まりで注目を浴びる投手ではなかった。
しかし、彼が自分自身で決めたルーティンを妥協せずやり続けたことで、その運を導き寄せた。
それがタイトルにもある「継続する心」。

一度決めたことはどんな状況に追い込まれてもやり続ける。
決めたら絶対やるという姿勢。
それを精神論に留まらず語られると聞く者は納得せざるを得ない。
人より秀でた能力がなかったとしてもやり方次第では超えることが可能。
それを続けていれば必ず運が開ける。
あり得る成功物語かもしれないが、その40年のドラマを聞くとその大切さはよくわかる。

山本氏の素晴らしいところは変わらないところ。
どんな状態でもモチベーションが下がらないところだろう。
それを当たり前の認識として行動する強さが最終的な実績に繋がった。
そんな気がしてならない。

この講演で感じたのは言葉の重要性。
やっぱり成功する一流アスリートは明確な言葉を持っている。
自分の状態を表す、相手に与える影響、試合における戦術、
すべて言葉で表現することができる。
そんなこともこの講演で感じてしまった。

近い将来、ドラゴンズのユニフォームを着ることを期待したい。

さて、今日も引き続き全就研。
今日は母校での開催。
では、これから元気に行ってきます。

食べ物のはなし 番外編 焼きとんかつ

またまた伏見を離れます。
既にネタ切れでしょうか?
それとも、夏バテでしょうか?

もし、もう夏バテになってしまったのなら、肉を食らうしかありません。
男らしくガツンといきたいものです。
そうなると食べるべきはとんかつです。

たまたま娘を名駅に送る予定があったので、その帰りに寄らせて頂きました。
中村公園駅と岩塚駅の間にある「とんかつオゼキ鈍池店」さんに行ってきました。

この店構えは歴史を感じさせます。
創業何年かは分かりませんが、有名な老舗の焼きとんかつのお店です。
この日も夕方6時前に入店しましたが、ほぼ満席でした。
若いお客さんよりも年配の方が多く、歴史が長い人気店であることが窺えます。

ここではスタンダードな注文をしなければなりません。
「すいません、とんかつ定食を下さい。ソースは味噌でお願いします。」
名古屋人らしく味噌カツにすることも忘れてはいけません。

ざっとメニューを見直します。
とんかつ屋さんですが、自慢のドリアやチャーハン、チキンピカタなど、
らしくないメニューも並びます。
そして、一つの品が僕の目に留まりました。

「すいませ~ん」
再び店員さんを呼び、
「これをひとつお願いします。」
とメニューを指し追加で注文します。

しばらくすると「おまちどうさまでした。」と運ばれてきました。

とんかつ定食 1700円

これだけでは普通のとんかつに見えますよね。
アップするとこんな感じ。

こんがり焼けています。
肉は分厚くジューシー。
油濃くないので、あっさりしています。
年配の方が普通に平らげるのがその証でしょう。
「なかなか、やるじゃないか・・・」と周りを見ながら頷きます。

ちょうど半分くらい食べた頃、運ばれてきました。
「お待たせしました。自家製シューマイです。」

自家製シューマイ 510円

「お~、これこれ、これが食べたかったんだ。」
この器も年季が入っていい味を出しています。

久しぶりに井之頭さんが登場します。

これがやりたかっただけかも・・・。
師匠と同じですね(笑)。

こちらも美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。

映画「彼女の人生は間違いじゃない」

なんでだろう?と疑問が湧く。
その疑問の解はあるようでない。
鈍感な僕はよく分からない。
繊細な女性なら理解できるのかもしれないし、
その反対で全く理解できないのかもしれない。

何が言いたいのか。
この映画の主役瀧内公美さん演じるみゆきは平日は福島県いわき市の
市役所で働き、土日は東京でデリヘル譲となる。
東日本大震災の心の傷が動機であるのは間違いなさそう。

しかし、なぜそんな危うい仕事を選択するのか、何を求めているのか不明。
金銭目的でないことは理解できる。
腑に落ちないままドラマは進行する。

その表情から憂鬱であることは容易に想像できる。
物憂げな表情を見ているだけで切なくなるし、生きる上での重さを感じる。
しかし、時々、それを覆すとんでもない素敵な笑顔も見せる。
演技にしては自然すぎる笑顔。
その仕事にポジティブさを感じているかのよう。
それが鈍感な僕には分からない。

ただどんどん映画に吸い込まれていく。
光石研さん演じるだらしない父親も柄本時生さん演じる傷を背負う市役所の同僚も
映画の暗さを増長させる。いい演出となっている。

廣木監督は傷の癒えることのない震災の被災者を淡々と描くことによって何かを伝えたいのだろう。
その何かは観る者に委ねられ、監督自身は自ら答えは発しない。
そんな気がしてならない。

こんなことを書いていると映画をおススメしているのか、
面白いのか分からないと思うが、個人的には惹かれる作品。
きっと賛否両論、分かれる映画・・・。

間違いなく大ヒットはしない。
(スイマセン)
一部のファンに支えられ静かに上映期間が終了していく。
「君の名は。」になることはない(笑)。
そんな映画。
でも、それでいいのだろう。
たまには監督の自己満足的な作品があってもいい。

この映画は何といっても主役の瀧内公美さんの表情で持っている。
暗い表情、悲しい表情、ごくたまに見せる屈託のない笑顔。
すべてステキだ。
笑顔は若い頃の田中美佐子さんに似ている。
美しい女性だが、福島にいる時はそんな感じは全く見せない。
そのギャップが逆にいいのかもしれない。

中途半端な状態で映画は終わるが、それはそれで正解。
僕自身はハッピーエンドで終了したと思う。

気がつかなければ過ぎ去ってしまう映画だが、観る機会を得てよかった。