今週末3月11日は、いよいよ名古屋シティマラソンである。
今回は会社のメンバーと一緒に参加。名大社男子はハーフを走り、名大社女子は10キロにチャレンジする。初めて走るメンバーもいるため、不安要素がなくはないが、楽しみな一日である。
ナゴヤドームをスタートし、瑞穂競技場付近を抜け、白川公園のゴールまで、名古屋の市街地を駆け抜けるのだ。
コースとなる通りは当日の交通規制の看板が立ち並ぶ。
前回までと比べ遥かに規模が拡大したので、その事前準備も尋常ではなさそうだ。
ハーフマラソンの出場者も1万名と信じられない人数なので、かなりの渋滞が予測される。スタート地点に辿り着くまでにも10分近くかかってしまうのではないか。記録を期待するのは難しいだろう。東京マラソン同様、タイムを競うのではなく、走ることを楽しむ大会となりそうだ。
そして、今回は何と言ってもメインとなるのが名古屋ウィメンズマラソン。
昨年までの名古屋女子国際マラソンであり、ロンドンオリンピック出場を懸けた大きな大会が同時開催だ。
アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手を始め、渋井陽子、尾崎好美など出場選手は豪華な顔ぶれ。
僕らが走るハーフマラソンとコースが近いため、もしかするとすれ違う場面があるかもしれない。沿道の声援をいい意味で勘違いできるかもしれない。タイムラグがどうコースに反映されるかさっぱりわからないが、これも楽しみの一つ。
練習不足は否めず、不甲斐ないタイムに終わる可能性は高いが、今までにない賑やかな大会になりそうだ。
マラソン当日まであと4日。
万全な体調で当日も迎えたい。
レースの結果もこのブログで報告します。いざ!
2012年3月7日
名古屋市街を駆け抜けろ!
2012年3月6日
すべらない書き方とは・・・
珍しく雑誌「プレジデント」を購入。書店で立ち読みはするものの、1年に1~2回買うかどうかの雑誌である。
タイトルにある『「すべらない」書き方』に惹かれ、衝動買いしたのだ。
普段の生活の中で文章を書く機会は結構多い。
このブログ然り、全体会議の発表のための原稿であったり、メールやプレゼン資料を含めれば相当な数になる。
社内文書だけに留まっているならば、客観的要素も必要なものの基本的には主観的な文章となる。しかし、それが対外的な方向に向かえば、より相手の立場や読みやすさ、表現力に気を使う。そんな時、いつも感じるのが自分の文章力の未熟さである。
ボキャブラリー含め拙い表現のオンパレードになっている文章が読み手にどれだけ伝わっているか不安になることも多い。ブログを書き始め、お褒めの言葉を頂くことも多くはなったが、鵜呑みにしてしまうのもいかにも単細胞であるし、勘違いにも繋がる。
今回のプレジデントでは、ファーストリテイリングの柳井氏のメールや松下幸之助の手紙、スティーブ・ジョブズのスピーチ原稿等が紹介されていた。
特別に巧みな表現に仕上がっているわけではない。しかし、シンプルで力強く、自分自身の思いが読み手に伝わる内容となっている。重要なのはそこなのだ。
文章を披露するための準備時間も半端ない。長時間かけて信念を注ぎ込むのだ。それを読ませてもらうと必ずしも文章力が高いことが全てではないことが理解できる。だから、「すべらない」書き方なのだ。
それを基準とすると僕の場合、まだまだすべっていることは多いだろう。一気にすべらない書き方になることは難しい。継続して徐々にすべらない方向に持っていくしか方法はないだろう。地道な作業の繰り返しであり、どれだけ時間を費やすかで形造られると思うし・・・。
少なくとも酔っぱらいながら、デタラメな文章を書くことは避けなければならない。
特にこのブログにおいては・・・。
2012年3月4日
これからだ!ガンバレ!
小学校4年の息子が今の少年野球チームに入り、間もなく1年が経とうとする。
この1年は練習がほとんどで、たまに上の学年の試合にピンチヒッターなど途中に出場させてもらう程度だった。6年生が卒業を迎え学年が変わり、ようやく息子たちの学年が普通に試合をする番が回ってきた。
本日はその第一試合目。
息子は本来は内野手のようだが、正捕手がケガで不参加のため、記念となる初試合はキャッチャーとして出場することとなった。これまでキャッチャー練習なんてほとんどしたことがなかったが、チーム事情として息子がやらざるを得ない状況らしい。
息子曰く、試合前はトイレに駆け込みたいくらいの腹痛を患ったようだ。実際、トイレに行けるわけもなく、試合はスタートしたのだが、それだけ緊張を強いられたようだ。
パスボールもあれば、キャッチャーフライを取り損ねる場面もあり、結果としては1対9の惨敗で試合を終えた。相手チームはそれなりに試合を熟している格上だったそうだが、悔しい思いをしたのは間違いない。
本人としては3番打者で打順が回り、2打数1安打、1フォアボールの成績で終えた事と総監督に褒められた事で、決して不満足ではなかったようだ。
それでも負けは負け。今のチームのレベルではどこまで勝てるかは全く読めないが、少年野球とはいえ、勝負の世界である以上、常に勝利を目指さなければならない。負けたら悔しい思いをしなければならない。たとえ今は経験を積む場になるとしても・・・。
息子は初めてマスクを被り出場した事により、掛け声、声出しの難しさを学んだようだ。これもいい経験だ。
5年生ともなれば試合数も増え、監督、コーチに叱咤激励を受けながら日々を過ごすことになる。
これからだ、ガンバレ!
楽しくも辛い一年になることを期待したい。
2012年3月3日
緊張感と余裕
名大社の勤務時間は9:00~17:00。
一般的な企業と同じである。9時までに出社すれば遅刻にならないが、ほとんどの社員が8時過ぎには出社している。8時半には正社員全員が出揃っているといっても大袈裟な表現ではない。
僕が会社に入社した頃は、定時の10分前くらいに出社する社員がほとんどだったが、徐々に社内の雰囲気が変わり今の行動パターンに変化していった。朝が苦手な社員については辛いのかもしれないが、僕はこの傾向はとても良いことだと思っている。
一日の業務をスタートさせるのに余裕を持って臨めることは重要なこと。バタバタと慌てることなく業務に入ることができるわけだ。
そして、それは同時に組織にいい緊張感を与える。出社がギリギリだといって叱られるわけでも非難されるわけでもない。そんな事で一々文句を言う社員はいない。
しかし、全体の雰囲気が与える影響は大きい。それは朝の出社への影響だけでなく、他の業務にも効いてくる。例えば、全体的な会議。会議開始前30分に席に着く愚かな者はいないが(当然だ・・)、1分たりとも遅れる者もいない。しっかりと時間通りにスタートする。当たり前といえば当たり前だが、意外に出来ていない会社が多いのが現状じゃないだろうか。
アポイントの時間も同様だ。約束の時間に1分でも遅れたら遅刻なのだ。それくらいの事を気にしない温和な担当者もみえるだろうが、合わせるのはそこではない。一番厳しい方に合わせるのが正しい考え方なのだ。
それを正確に続けることで信頼関係が生まれ、個人としても会社としても信用に結び付く。
だからこそ余裕を持った行動が必要。「電車が遅れて遅刻しました。」なんて話は余程のことがない限り発生しないのが今の会社の体質なのだ。それが組織におけるいい緊張感に繋がっていると考える。
くだらないと思われる方もいるだろうが、僕はそんな社員を誇りに思う。
とは言っても、まだまだ足りない面も山ほどあるんだけれど・・・。
もちろん、自分を中心に・・・(笑)
2012年3月1日
今の若者も捨てたもんじゃない!
先日ブログに書いた「青少年指導者育成セミナー」の続き。
高校1年生から30歳の社会人まで約120名が集ったこのセミナーだったが、このイベントを終え、僕は晴れ晴れした気分になっていた。
若者たちの発表に感動してしまったのだ。
今回、参加した若者は世代の近い6つのチームで構成され、あるテーマを基にディスカッションを行う。そのテーマとは「幸運は天から降ってこない」という漠然としたもので、それを補うサブテーマが「幸運は輝いて生きる~夢は実現するためにある」
基調講演のバイマーヤンジン女史の話から、自分たちが置かれている環境を客観視し、将来に向けどんな取り組みをしていくべきかを3回のグループワークで討議し、各チームごとに発表をしたのだ。
その発表を聞く前に僕は正直こんな思いを抱いていた。
「ヤンジン女史の素晴らしい講演は参加者には伝わったのは確かだが、どれだけ自分のこととして認識しているだろうか。」「自分とは関係のない世界で、余計なお世話だくらい考えているのでは・・・」というのが本音だった。真摯に受け止める学生は少ないだろうと・・・。
しかし、それは全くの杞憂に終わった。
各チームとも、今の自分たちがいかに恵まれているかを理解し、幸せは自分たちで作り出すもの、努力と行動がなければ幸運は訪れないという表現を異口同音に発していた。それは寸劇であったり、模造紙に書き込んだチャートであったり、表現方法は様々であったが、彼らが感じたことが十分伝わる内容であった。
感謝、思いやり、向上心が満ち溢れていた。参加者は同世代という共通点があるだけでほとんどが初対面。見ず知らず同士が一泊ではあるが、寝食を共にして腹を割って話し合う。わずかな時間で信頼関係が出来上がり、お互いみんな笑顔で話し合っている。実にいい表情をしている若者が多かった。
これまで僕自身が若い世代に対してネガティブに捉えていた面もあったため、反省させられる点が多かった。ステレオタイプでしかなかったのだ。大変失礼な話である。
素直に理解し、努力を惜しまない若者も多いのだ。一番上の世代のグループが最後に言った。
「幸運は努力と共にあり!」
いいじゃないか!
2012年2月28日
今週末は企業展&転職フェア
3月2(金)・3(土)日は、今年度最後のイベントを開催する。
リーマンショック以降、雇用環境の悪化で我々のような人材ビジネスももがき苦しんできたが(今も決して良くはないが・・)、今回はようやく100社規模のイベントを提供することができる。
新卒向けと転職希望者向けとの同日開催なので、手放しで喜べる内容ではないが、何とかイベントとしてスケール感のあるカタチとなった。
一人ひとりの社員の頑張りに感謝の気持ちで一杯だ。また、それはこのイベントに参加頂けるクライアントがあったからこそ。有り難い限りである。
今回は名大社を贔屓に頂く常連のクライアントも多いが、新たに参加頂くクライアントも多数存在する。業種も多種多様だ。
規模としては、実に3年半振りくらいのイベントとなる。年度末をこのようなイベントで締め括れるのは、ほっと胸をなでおろす状態。まだまだ満足しちゃいけないけど・・・。
あとは当日を万全の体制で臨み、満足度の高い結果を求めるだけである。今回のイベントも全社一丸で運営することになる。各々が自分の役割を忠実にこなし、参加企業、来場者共に価値のあるイベントに仕上げていく。それが我々の存在価値であり、重要な任務。
イベント終了後はヘトヘト状態が予測されるが、その疲労感を達成感に変えることで、モチベーションを上げていきたい。
相当ハードな2日間にはあるが、懸命に取り組んでいきたい。
そうは言っても僕が一番楽をさせてもらってるのだろうけど・・・。
イベントの詳細はこちら
企業展パート1&第118回 転職フェア
<日時>2012年3月2日(金)・3日(土)
11:00~17:00
<会場>名古屋国際会議場 イベントホール
地下鉄名港線「日比野」駅
または 名城線「西高蔵」駅より徒歩5分
※特別講演もあります!
2012年2月26日
修学旅行のような2日間
昨日、本日と青少年指導者育成セミナーに参加させて頂いた。
セミナーと言っても一泊二日の合宿のようなものである。岡崎にある「愛知県青年の家」に、高校生から30歳までの若者が120名近く集まり、基調講演始め、グループワーク、発表を通し指導者としての資質を伸ばすプログラム。
僕はあくまでもオブザーバーという無責任な立場であるが2日間立ち会うこととなった。
この2日間の行動は基本的に若者と同じ。食堂で食事を共にし(学食のようだ・・・)、敷布を自分たちで運び布団に被せる。部屋にはトイレも風呂もなく、あくまでも共同。入浴の時間もしっかりと決められている。タオルもパジャマも持参だ。ホテルや旅館ではないので当たり前なのかもしれないが、こんな経験は修学旅行以来じゃないだろうか。
アルコールなんて、もっての他。テレビも当然ない。部屋も相部屋で僕は先輩経営者の方とご一緒させて頂いた。多くの情報交換をさせて頂くも、22時には消灯で、就寝。うれしいこと(?)にチャイムも鳴る。翌朝はしっかりとラジオ体操から始まる健全なプログラムだ。
このような生活をわずかでもさせてもらうといかに自分が楽で裕福な生活をしているかが手に取るようにわかる。それは参加する若者たちも同じだろう。一緒に風呂に入り、7人部屋あたりに押し込まれ親睦を深めるのもいい経験。一生の出会いになる可能性だってあるのだ。
そんなプログラムを2日間送るわけだが、昨日、行われた基調講演の内容が特に素晴らしかった。
バイマーヤンジン女史というチベット出身の音楽家で、現在は日本国内でも講演活動の他、チベット国内での学校の開校を支援されている。
ヤンジン女史の人生は壮絶だ。想像するにヤンジン女史は僕とほぼ同世代。同じ時代を生きている事は間違いない。しかし、国が違えば、生活環境も経済も全く異なる。未だ子供が学校に通えないのが当たり前で、親の識字率も低いというのだ。
そんな環境の中、ヤンジン女史は唯一電燈がある共同トイレで猛烈に勉強し、苦労の末、中国の音楽大学に進学。実兄が放牧の家業で稼いでくれたお金で大学に通うも、民族差別に遭い、辛い日々を過ごされたという。
その中でも必死にこらえ大学を卒業し、夫となる日本人男性と出会い、日本へ来日。大きなカルチャーショックを受けながら、17年間を過ごし現在に至っている。その間、起きた出来事を冗談を交えながら、流暢な日本語で話されていた。
(相当端折ってます・・・。)
講演の中で強調されていたのは、「日本は天国だ」「素晴らしい社会」ということ。これだけ恵まれた生活を送れるのは日本だけだと若者に強くメッセージを残された。そして、最後には「日本はアジアの誇りだ」と言われ、講演を締めくくられた。
普段、当たり前のように生活している身としては、その有難さが分からなくなっているのだろう。それは自分だけでなく、自分の子供も含め、参加している若者も一緒。
外国の方からのメッセージは参加した若者にも説得力があったのだと思う。終了後の拍手の大きさで、講演で与えた影響力が十分に理解できた。僕にとっても自分の生活や置かれる立場を改めて思い直すことになったし、若者たちにも気づきを与えたのだろう。大変ありがたい講演であった。
いくつかのプログラムを終え、本日2時に解散。
(グループごとによる若者の発表も良かった。その内容は近いうちに書きたい。)
セミナー当日までは仕事の事もあり、あまり乗る気ではなかったが、このような修学旅行のような生活を送るのも案外悪くないと思った帰宅後の自分であった。
いや悪くないのではない。とても有意義な2日間と言っていいだろう。
2012年2月24日
なでしこの組織マネジメント
一昨日は貴重な講演の機会を頂いた。今回はサッカー日本女子代表監督の佐々木則夫氏による「なでしこの組織マネジメント」。
いやあ~、とても面白くかつビジネスの上でも非常に参考になる講演であった。
佐々木氏が講演される姿はTVに映るインタビューのまま。話がとても上手く声のトーンも聞きやすい。講演が本職といってもおかしくないほど、90分の講演時間は飽きさせず、笑いを取り、考えさせる充実した内容。
普段の語り口から楽しめる講演になるだろうと期待していたが、実際はそれを遥かに上回る。あっという間の90分だった。
そして、何よりも組織をまとめる一人として、大変勉強になった講演であった。
なでしこジャパンのワールドカップ優勝はいろんなメディアで特集が組まれ、その組織の完成度は周知の事実であるが、現役監督からのリアルな話はより説得力が増す。そして、佐々木氏のリーダーとして、マネージャーとして、コーチとしての存在の大きさに納得することとなる。
今回の優勝は偶然ではなく必然であったと言えるだろう。企業経営者が経営戦略を基に実行し、成功を収めるのと同じ。
また、NTTのサラリーマンとしてガツガツと働いていたことも組織マネジメントにおいては大きな影響を与えているのだろう。ドラッカーあたりを読み、企業経営の勉強もかなりされているとも思うし・・・。
組織マネジメントのためのいくつかのキーワードも頂いた。それを全部披露することはできないが、「眼力と肝玉が重要」という言葉が印象的であった。
また、指導理念もサッカーに合わせイレブンとし、11のキーワードがあり、その最後は「コミュニケーション問答の質」というもの。
監督、コーチ、選手がコミュニケーションを図るのは当然だが、その受け答えに対する質が重要だという。
サッカーの場合、ゲームがスタートすれば監督が選手に指示する機会は非常に少ない。ファウルなどのわずかなゲーム中断の時間を利用して、監督は的確な指示を出す。もしくは選手はピッチ上の問題点を瞬間的に伝えなければならない。のんびりと情報を伝える時間なんて存在しないため、質が求められるというのだ。
そんな話を含め、貴重な時間を過ごさせて頂いた。自分の仕事にも大いに役立たせてもらおうと思う。
現在、日本の女子サッカーの登録選手は3,7万人。一方でアメリカの女子登録選手は160万人という。そんな規模の違いがありながらも、優勝するなでしこジャパン。
やっぱスゴイね。
2012年2月22日
ようやく届いたキネマ旬報
すっかり購入するのを忘れていた「キネマ旬報2月上旬号」。
この号は毎年日本映画&外国語映画のベストテンが発表される。学生時代は他の号もちょくちょく購入していたが、働くようになってからは年に一度、このベストテンが発表される号のみを欠かさず購入している。
実際の発売日は2月5日。
月2回の発刊なので、気づいた時は既に2月下旬号の発売に切り替わっていた。購入するのをすっかり忘れていたのだ。
それでも大手の書店ならバックナンバーがあるだろうと名古屋最大規模の書店をいくつか回るが既に在庫はなし。考えてみれば、こんな雑誌を買うのは相当なマニアックになるのだろう。希少価値の存在なのだ。
そうなると無性に欲しくなるのが人の性。帰宅する電車の中でスマホからアマゾンを開き検索。うれしいことに在庫はあるではないか。アマゾンで本を購入することは日常茶飯事であるが、スマホでの購入は今回が初めて。思った以上に手間取りながらもショッピングカートへ。一日でも早く手に入れたい思いから、お急ぎ便をタッチしてしまう。
今までお急ぎ便なんて使用したことはなかったが、何と配送料が348円掛かるのだ。全然知らなかった。
セコイと言われればそれまでだが、ひどく勿体ない気になってしまった。宅配が1日2日遅くなろうが何も変わらないないというのに・・・。
これが2148円もするキネマ旬報。
中味は変わらないが、いつもより汗とお金が沁みこんでいる。大切に扱わないと・・・。
そんな事よりも圧倒的に見ていない映画が多い事の方が寂しい。せっせとDVDを借りに行かなきゃ!
2012年2月21日
社畜のススメ
社畜のススメ (新潮新書) (2011/11) 藤本 篤志 |
誤解を招くかもしれないが、大いに共感した本だ。
社畜という表現が、いかにも会社の奴隷のような響きであるため誤解を招きかねないが、僕にしてみれば、凄く全うなことが書かれていると判断した。
それは自分自身のこれまでの経験と健全な仕事や組織を考えた場合において、そう考える。経営者の立場というよりも、一人の企業人として考えているのだ。
社会人となって間もなく23年が経過しようとする。その間に多くの経験をしてきた。理不尽に思うことも、納得できないことも、反発することも多かった。それでもきっと僕は社畜であったと思う。仕事を行う上で自分を捨てなければならない場面はある。(魂まで売るわけではないが・・・)。
役割を演じるという表現もあれば、立場がそうさせるとの理解の仕方もあるだろう。自分の認識が相当甘かったことも多かった。その時々にもがき苦しむ経験をして、それを乗り越えた後でないと答えなんて見つからない。自分の価値観に合わないからできないというのは我儘にしか映らないこともあるはずだ。それは価値観を完全否定するのではなく受容するということなのだ。
本書にも書かれているが、特にキャリアを築く初期段階では、激流に身を任せ、次々訪れる困難な課題を対処していく「筏下り」の時期が必要。できるだけ沢山の苦労をした方がいいのだ。
ここに書かれているサラリーマンの四大ダブー。
「個性を大切にしろ」
「自分らしく生きろ」
「自分で考えろ」
「会社の歯車になるな」
サラリーマン、すなわち給与を頂いて働く者にこの言葉はタブーだという。本書を読まずしてこのタブーだけ理解すると、なんて酷いことを思われるだろうが、読んでみれば意外とあっさりと理解できるのではないか。
しかし、反省もせねばならない。四大タブーの言葉。僕が全く使わないかと言えばウソになる。「自分で考えろ~!」なんて、よく使ってしまう。まだまだ未熟な世代にも・・・。反省。
読後、何故か、「就活エリートの迷走」を思い出した。テーマも内容も異なるが、同じことを表現しているのではないかと思い出したのだ。今の若者世代や社会の流れを汲み取るにはいい題材だ。
社員にも読ませたいな。
しかし、僕の今の立場で読ませたら、間違いなく誤解されるだろうな・・・。