昨日、久々に「ガイアの夜明け」を観た。
今回のタイトルが「働く希望を! ~震災失業を突破する働き方~」で、何名かの被災後、就職して働くまでを描いていた。
東日本大震災後、東北三県の離職者は約12万人。当地区での求人数は4369人と全く追いつかないのが現状。全国からの求人数は41,668人で、足りない求人をカバーするわけだが、それでも半数以上は仕事にありつくことができない。
番組ではそんな厳しい環境下で、仕事に励む二人の若い女性を取り上げていた。その二人の働きぶりや表情や心の移り変わりをみると働くことの大切さを改めて知る事となった。
一人は避難所で家族と暮らし、そこから地元のかまぼこ会社に通う女性。もう一人は地元と家族と離れ、首都圏のアパレルショップで働く女性。二人の立場は異なるが、共通しているのは、自分が家族の先頭に立って働かなければならないということ。
そこには給与とか待遇とかやりがいなんて関係なく、とにかく働ける環境があるというだけだ。
最初はとまどいながら働いていたのだが、徐々にこの二人の働く姿は美しくなり、素晴らしい表情に変化していった。
働くことの幸せを十分に噛みしめているようだった。そして、何よりも逆境が人を強くするのが伝わってきた。
この二人を見る限り、これから訪れる苦難も何なく乗り越えていきそう思えた。
被災地に対して何ら貢献できない自分達がいて、それはもどかしくもあり、情けなくもあるが、そんな中でできるといえば、毎日、一生懸命働くことであろう。
日常の中で当たり前な出来事がどれだけ幸せなのか、働けることがどれだけ幸せなことなのか、感じ続けなければならない。
この二人の若い女性から教えてもらった。
2011年6月22日
働けることの幸せ
2011年6月21日
「敗軍の将、兵を語る」ワイキューブ
今週の日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」はワイキューブ安田社長のインタビュー記事であった。今年の3月に民事再生法適用を申請した企業である。
このニュースが飛び交った当日は、少なからず我々の業界には衝撃が走ったはずだ。業界でも特異な存在として注目を集め、社長である安田氏はメディアを賑わせていたことも多かった。
ある時期、ワイキューブのビジネスモデルを真似る同業者もいくつかあったように思う。
僕自身は、課長か次長くらいのポジションの時に一度、ご挨拶させて頂いたくらいで、直接の面識はほとんどないと言っていい。役員や社員の方と交渉事があり、何度かやりとりはさせてもらったが、ちょうど上り調子であった時期でもあったため、その勢いをまざまざと感じたこともあった。
名大社とは異なる方向性や戦略だが、安田社長の講演CDを聴きながら、勉強させてもらったのも事実である。
しかし、そんな講演の中で「どんどん借金しろ!」という言葉に違和感を感じていた事も事実。それが正しいとは、その当時も思えなかったのだ。
結果的にその言葉と行動が自らの首を絞め、会社を倒産という最悪の事態に追いやったことが、今回の記事からも良く理解できる。
ここに書かれていることが全てとは思わないが、売上の同等額を福利厚生や人件費に費やしていたのは、経営判断として大きな疑問である。
それも戦略の一つなのだろうが、僕には到底できない打ち手だ。社員のモチベーションは、豪華な施設や高い給与だけではないはずだ。
ただ、そう言っている自分が正しいかどうかはわからない。全ては結果で証明されるだろうし・・・。「結果」からしか「原因」は掴めないのだ。
ワイキューブの倒産があったからではないが、新卒採用支援ビジネスが大きな曲がり角に来ていると今、僕は感じている。果たして今後、どれだけニーズがあるのだろうかと。
と同時に思う。この事業は世の中には必要だし、我々が果たさなければならない事も多いと。
今回の記事は、経営の難しさを感じると共に我々の業界のこれからを考えるいいきっかけにもなった。
2011年6月19日
優勝してしまったのだ!
曇天の本日、小4の息子のソフトボール大会が戸田小学校のグランドで行われた。
小学校の学区5チームで争い、優勝チームが名古屋市中川区の大会へと進む。本来、この大会は5、6年生が中心なのだが、人数不足でうちの息子は4年生にも関わらず数合わせ的にメンバー入り。
それも1番バッターで守備はセカンド。
それでチームのレベルは大体図れると思う。練習を見る限り、「・・・」と言葉が出ないくらいのレベルであった。練習試合もボロ負けだったため、本日の試合も正直なところ、全く期待していなかった。
ところがである。
試合は行ってみないとわからないのだ。第一試合の相手は格上と誰もが思うチームとの試合だ。しかし、1回にいきなり3点を獲って、チームの雰囲気が一変した。俄然勢いがついたのだ。子供たちは自然と声を出し、自らを奮い立たす。そうなるとグッドサイクルに回る。結果的に格上のチームに6対2で快勝。誰も信じれない結果となったのだ。
そうなると勢いは加速する。第二試合も4対2で勝利し、優勝決定戦に進んでしまったのだ。
きっと誰もがここまでこれば十分だろう、上出来だと思っていたはず。さすがに優勝決定戦では勝てないだろうと・・・。相手は優勝候補だし・・・。
でも、それは大人たちのこれまでの経験が邪魔する勝手な判断で、意外と子供たちはそんなことは思っていなかったのではないだろうか。チームの雰囲気は、それほどの固さもなく盛り上がっていたのだ。
その優勝決定戦。
序盤は五分五分の戦いであったが、徐々に引き離されていく。5回の段階で6対12と点差が開いた時は、やはり優勝は無理だと誰もが諦めたと思う。
6回も2アウトで無得点。残す回もあと1回だ。
しかし、ドラマはここから大きく変わる。理由は何とも言えないが、相手ピッチャーが急にストライクが入らなくなってしまった。勝利を意識しすぎたのか、疲れが出てきたのか原因は不明だが、全くストライクが入らない。
フォアボールの連続とヒットにより瞬く間に同点に追い付いてしまったのだ。
途中でピッチャーが変わるもそのマイナスの連鎖は影響し、同様にストライクが入らない。バッドサイクルの状態に陥ってしまった。
守備の選手も緊張感を失くしてしまったのだろう。ちょっとしたミスも連続し、気がつけば大量15点という信じ難い点数が入ってしまった。
お互いのチーム状況は天国と地獄。こちら側の声援する保護者の声も大きくなり、必然的に盛り上がる。
これで勝負が決まったのかもしれない。
最終回はあっさりと終わり、何と誰もが考えすらしなかった優勝が決まった。
勝負は実力でなく、その時に置かれた心理状態やチームの雰囲気に大きく左右される。それは大人でも子供でも変わらない。野球は2アウトからとはよく言ったものだ。
閉会式。優勝旗を手にした我が学区のチーム。うちの息子も上機嫌で帰ってきた。余程うれしかったのか、自分の活躍ぶりを自慢していた。本日だけは許すとしよう。
ここで何を学ぶかである。勝利したチームも敗北したチームも学ぶことは多い。小さな大会ではあるが、そこにはうれし涙も悔し涙も存在した。いい経験にはなったと思う。
何はともあれ、優勝おめでとう!!
2011年6月18日
幸せを共有した日
本日は、ビジネススクールの仲間であり、名大社のクライアントでもある方の結婚式の二次会に参加した。
場所は名古屋駅前のM&H plataというパーティスペース。総勢70名ほどの披露宴を思わせる盛大な二次会であった。
ビジネススクールの仲間が幹事役を務めたこともあり、僕も邪魔にならない程度にお手伝いをさせてもらった。とはいっても、テーブルを出したり、荷物を運んだりとほとんどオマケだったけど・・・。
主役の二人を取り囲む友人。
みんな笑顔、みんなピースなのだ。カメラによる撮影も永遠に続きそうだった。
二次会は幹事を含めた仲間の巧みな演出もあり、大盛況のうちに終了。
僕が40代半ばで周りに独身がいなくなり、また会社でもその気がある社員が少ないせいか、すっかり結婚式の二次会なんてご無沙汰であった。
たまにはこのような幸せオーラバンバンの場に出席するのもいい事だ。新郎も新婦もいい笑顔で、こちらまで幸せのレーザービームを浴び、体も心も温かくなった。
(これで冷めた家庭もこれで何とかなるだろうか・・・。)
新婦とはもちろん初めて顔を合わしたのだが、出身は僕の実家のすぐそば。勤務先は僕の以前のクライアントで、大学の先輩が採用担当を行っていた企業だ。そして、その先輩が採用を行っていた時に入社したのが、彼女だったのだ。世間は狭い・・・。
二次会終了後は、ビジネススクールの仲間と三次会。僕以外は、披露宴にも出席しているので、その模様を聞かせてもらった。最新のブライダル市場でどんなニーズがあるのかが掴めた気がする。知らないうちに新しいサービスが出ているようだ。
そうこうするうちに新郎・新婦も駆けつけてくれて、あらためて乾杯!二人を酒の肴に楽しいお酒を共有した。
最後は握手をして、二人の門出を見送ることに・・・。
どうぞ!お幸せに!
幸せを共有させて頂き、ありがとうございました。
そして、二次会を盛り上げたスクールの仲間のみんな、お疲れさまでした。
2011年6月16日
就職ガイダンス。雨の愛知大学にて。
本日は母校である愛知大学にて大学4年生に対し講演を行った。
先週は車道校舎、本日は豊橋校舎である。あいにくの雨。しっとりとした天気ではあるが、歴史があり緑が溢れる豊橋校舎は、その光景も悪くない。
どこの大学に限らず、今年の4年生はどこも苦戦しているようだ。大手企業が6月に選考をずらしたといっても楽観視できる要素はない。
危機感が手伝ってか、6月中旬にも関わらず70名ほどの学生さんに参加してもらい、話をさせてもらった。
女子学生が8割。それは今の状況を明確に表しているともいえるし、逆に男子学生の行動力だ足りないともいえる。
これも共通だが、どこの学生も女子の方が積極的だ。
講演テーマは「中小企業の魅力と探し方」。
昨年と全く同じテーマなので、工夫がないと言ってしまえばそれまでだが、昨年の内容に環境要因やここ1年で感じたことを加え、バージョンアップさせた。
(2回目聞くにしてもわからないかもしれないが・・・)
話の中心はテーマどおりなのだが、学生の懸念材料である「中小企業は将来が不安」という要素をわかりやすく取り除いたつもり。
わかりやすく言ってしまえば、経営が不安定な企業は新卒採用しないということ。採用し固定費がかさむリスクを不安定な企業が選択することは基本的に考えにくい。しかし、その点は学生には到底理解しがたいようなことにも思えるので、そのあたりの解説も加えた点である。
そんなこんなで持ち時間の1時間はあっという間に経過してしまった。
うなずきながら話を聞く学生もいれば、必死にメモを取ってくれる学生も多かった。僕の話がどこまで伝わったかは定かではないが、少しでも「気づき」があればいいし、凹んだこの時期だからこそ、少しでも元気になってもらいたい。
安易なことは言えないが、諦めなければ必ず道は開けると・・・。
講演終了後は、以前キャリア担当をされていた方の部署に顔を出し挨拶。そして、せっかく大学にお邪魔したのだからと学食へ。
一緒にいた社員に大盤振る舞い。(学食だから・・・)
昼からちょっと食べすぎか・・・。
雨の大学講演。このような機会を頂き、改めて感謝。
2011年6月13日
道化師に学ぶ「引きのコミュニケーション」
本日は、プレジャー企画の代表である大棟耕介氏の話を伺う機会を頂いた。
大棟氏は日本を代表するクラウン。いわゆる道化師。日本ではピエロと言った方が馴染みはあるのかもしれないが、その表現は日本人しか使わない言葉で、本来は「クラウン=道化師」と呼ぶらしい。
ピエロというと何となく色物で浮ついた存在のように思えるが、本来のクラウンは、アメリカやヨーロッパではステータスが高く、尊敬される仕事らしい。
理由は明るく楽しい雰囲気づくりを提供し、尚且つ、脇役に徹しながら一体感の場を醸成させることにあるという。
そんなクラウンとして国内外で活躍されているのが大棟氏なのだ。
その方の講演をわずか20分の短い時間で拝聴したわけだが、そのテンポや話の展開は実に面白く愉快であった。そして何より大棟氏のミッションである、笑いの場を作り、それをキッカケにコミュニケーションを円滑化させる力には感動を覚えた。
最近は病院に入院する子供たちを相手にすることが多いようで、その子供たちを元気にさせるには”笑い”が必要のこと。
それはこちらが面白いネタを披露して笑わせるのではない。脇役に徹し、下から持ち上げることで相手が気持ちよくなり、笑いを生み、自然と回りの空気が変化してくるのだという。
そうすることにより、押し付けでない、「引きのコミュニケーション」が可能になる。なるほど!それが道化師の役割なんだ。笑いが伝播し、それにより回りも笑いに包まれ、幸せの空気が流れるのだ。
やはり、笑うことって重要だ。コミュニケーションにも大いに役に立つ。
優秀な営業マンになるための講座を聞いた気にもなった。
社員にも聞かせたい。
本日、初めてお目にかかり挨拶させてもらったが、ほぼ同世代の方が名古屋から世界に飛び出し活躍する姿は誇らしい。素晴らしいことだ。
そして、今後の活躍も期待したい。機会があれば、是非、クラウンとしてのパフォーマンスも見てみたい。そう思った講演であった。
2011年6月12日
スーパークールビズとAKB
本日は、大学の先輩が勤めるアパレルメーカーの社内販売に出掛けた。
かれこれ20年くらいになるが、ここ最近はそれほど欲しいものはない。先輩とのお付き合いと嫁さん孝行のために毎回行っているようなものだ。
どこのアパレルもあの手この手でユーザーの消費マインドをくすぐる戦略を立てている。あまりファッションに関心のないオジさん世代を切り崩すのは難しいと思うが、直近でいえばクールビズ関連か。
本日の社内販売でもクールビズを意識した商品が多かった。
そして、スーパークールビズである。ポロシャツOK。チノパンOK。TシャツもOK。ほとんど普段着と変わらない仕様のビジネススタイル。
今回の社内販売でも襟元がしっかりとしたボタンダウンのポロシャツが数多く並べられていた。
名大社の場合、先月下旬からクールビズを適用しているが、スーパークールビズまでは採用していない。ただ僕としては、短パンやTシャツは緊張感の問題から、どうかと思うが、客先に出向く営業以外は、スーパークールビズでも問題はないと思っている。
(現に僕はチノパンは履いていっているし・・・)
そうだ!スーパークールビズにしよう。最近、社内の設定温度もちょっと高めだし・・・。
そういうわけで、それに相応しいポロシャツを購入した。(自分勝手だな。)
クールビズが当たり前になり、誰もネクタイを締めなくなった6月は、AKB総選挙が恒例になりそうである。
僕自身はAKB総選挙に全く関心がないし、昨年までは行われていることすら知らなかった。
(それはそれで問題だと思うが・・・)
今回の結果を見ても、1位、2位はさすがに知っているが、それ以降はほとんど知らない。しかし、これだけあちこちのTV番組に取り上げられる話題を集める力には脱帽である。秋元康はマーケティングの天才なのかもしれない。
物事には勝負があり、勝ち負けを競うのは当然ではあるが、このような人気ランキング付けは個人的には好きではない。(人気ランキングでなかったら、ごめんなさい。)何だか就職における人気企業ランキング争いにも似ていると思う。
個人個人が勝手に思っていればいいと思うのだけれど、世の中はそうでもないんだな。
そして、毎年6月になると思うのだろうか。
「今日からネクタイはなしだな。あっ、そうそう、そろそろAKB総選挙だ。今年は誰に投票するかな・・・」と。
2011年6月9日
日商委託事業 就職面談会
本日は日本商工会議所の委託事業で、名古屋商工会議所の協力の下、「就職面談会」を開催した。(対象は2012年卒及び卒業後3年)
午後から3時間半のわずかな時間ではあったが、予想を上回る来場があり、主催者としては満足のいくイベントであった。
僕自身は、午前中は母校での講演もあり、本日一日は慌ただしく過ごしたわけだが(来週も母校で行うので、ブログはその時に・・・)、いい緊張感を味わせてもらった。
今回は中小企業の製造業20社を限定したイベント。
地元の優良企業であるのは間違いないが、知名度を有しない企業がほとんどのため、学生に対してのインパクトは足りない。このスタイルのイベントも初めての経験でもあるため、多少の不安があったが、それは杞憂であった。
特別講演の教室も立ち見が出るほどの賑わいで、活気に満ちていた。
この場では僕も15分程度、話をさせてもらったが、学生の態度は真剣そのものだったこともあり、つい熱く語ってしまった。
今回、参加頂いた企業の内容を確認すると、半数以上が50年以上の歴史を持つ会社。切削加工だったり、射出成型機だったり、高速プレス機械だったり、学生には馴染みがない会社ばかりだが、いわゆる「名古屋モデル」の存続型企業で、安定度抜群の会社がほとんど。
中には、日本初や業界トップのシェアを持つ企業もあり、やはり東海地区のメーカーは侮れない。優れた製品を持っている。
参加いただいた方には、新たな発見が多かったと思うし、今後の就職活動の大きなキッカケになればとも思う。今回参加頂いた企業の魅力は実際に話を聞かないと分からない面が多い。
そこを十分理解してもらえるだけでも、一歩前に進むはずだ。次につなげて欲しい。
この同じスタイルのイベントは、次回6月24日(金)に開催する。
今度は、商社・流通編だ。
ここでの新たな出会いにも期待したい。
2011年6月8日
名駅を元気に!柳橋ビアガーデン
昨日、5月にオープンした柳橋ビアガーデンにお邪魔した。
日頃お世話になっている方がこの柳橋中央市場の社長をされていることもあり、その関係ある方々30名とご一緒させて頂いた。
7月中は既に予約で満席。8月もあとわずかという超人気状態。社員全員でビアパーティでもしようと思ったが、ちょっと無理そうだ。
昨日の中日新聞の第一面にも写真付の記事が掲載されていたし、連日マスコミにも取り上げられている。
最近の名古屋地区の飲食がこれだけ話題になるのは珍しい。
昨日は、まだ日が暮れる前からお邪魔させてもらったが、既に受付も行列ができ、かなりの賑わいを見せていた。
早々にビールで乾杯!
屋上の駐車場を強引にビアガーデンにしたのだが、暑くもなく寒くもなくとても過ごしやすい。今の季節は風も気持ちがいい。
それも手伝ってか、どんどんビールジョッキが空になる。セルフサービスという多少の面倒臭さはあるものの、その雰囲気を味わうにはそれも良しだ。
今回は特別に素材を調達してもらい、とびきり海の幸を堪能した。写真に隠れて写る牛肉もそう。これも柳橋中央市場だからこそ。
少しずついい気分になった頃に、目の前の舞台ではアカペラグループが・・・。心地よいBGMが流れているようだ。演出が効いている。
正直なところ、これまでビアガーデンにはいい印象を持っていなかった。中日ビルに20年も通っていたのに、一度も屋上のビアガーデンは行ったことがなかった。ビールは死ぬほど好きなのに・・・。
しかし、今回の柳橋ビアガーデンで印象が変わった。
イイね!イイね!ビアガーデンも。
そして、この名駅4丁目界隈がもっと元気になるといい。営業が終了するまでには、もう1回くらいはお邪魔したい。
2011年6月7日
映画「マイ・バック・ページ」
昨日、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマのレイトショーで鑑賞。根拠はないがレイトショーで観るには相応しい映画であった。
この映画の原作を読んだのが大学4年生の時。
今から23年も前の話である。卒業間際の時期で社会に対する期待感や不安感をこの原作に投影していたような気がする。その情景を覚えているくらいで、肝心な中味はすっかりと遥か彼方へ飛んでおり記憶にない。
ただ妙に感傷的になっていたと思う。
原作の川本三郎氏はその当時書いていたキネマ旬報のコラムに惹かれ、発売間もない頃に購入し読んだはず。そんな記憶だ。
それから20年以上経過した後の映画化である。何故この時期に映画化されたのか全くを持って不思議であった。今更、全共闘でもないなという思いもあった。
しかし、映画を観て、ワイシャツの下のランニングや、やたらめったらタバコを吸うシーンから時代的ギャップは感じるのだが、その若者が発するフラストレーションは違和感を感じなかった。
(僕自身も70年代はよく知らないが、その時代背景の映像は見事だった。)
時代に対する閉塞感という意味合いにおいては共通するのかもしれない。それだけでもこの時期に映画が公開されたのは意味があるようにも思える。
そして、ラストシーン。
原作を覚えていないので映画の通りであるかは定かでないが、そのシーンが示すものは大きい。
オフィシャルサイトを見ると「大ヒット公開中」と表示されているが、きっとそれはないと思う。いくら人気二大俳優を使おうとも・・・
(失礼!)
だが、時代が繰り返される中で、その時々に発せられるメッセージとして必要な映画だとも思う。