これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「有り、触れた、未来」

本作を観た人は少ないだろう。
そもそも上映する映画館も少ないし、上映期間も短い。
残念ながら日の目を浴びる機会は少ない。

そんな日本映画って、結構多い。
ヒット作を複数の映画館で長期間上映するのは興行的にも重要だと百も承知。
しかし、こういった小さな作品が行き届くことで、
作り手の新たな可能性も広がるはず。
そんな場も大切にしていきたい。

正直、僕も素通りしかけた。
たまたまのタイミングと高い評価が気になったので、観ることができた。
小まめなチェックは欠かしちゃいけないね。

本作は東日本大震災から10年後の宮城県が舞台。
震災で亡くした家族を中心に様々な人間関係が描かれる。
それぞれが過去を背負い、それに立ち向かい葛藤しながら生きている。

悲しみは消えることもあれば、増幅することもある。
その矛先は誰にも向けることはできない。
せつないし、悲しい。

周りはそれを見て無責任に「頑張ろう!」「立ち直ろう!」と言ってしまう。
傷口を広げるだけで何の解決にもならない。
ただ悪気もなく、そんな言葉を発してしまう。
僕だって同じようなことをいう可能性は高い。
つい、口走ってしまいそう。

相手のことを思えば思うほど、安易な言葉は使えない。
誰しも当事者になることはできない。

結局は自分で未来を創るわけだが、必ずしも明るい未来である必要ない。
「ありふれた未来」で大丈夫。
それを理解しうるのが周りの役割。

何気に豪華俳優陣が脇を固める。
その中で光るのが手塚理美。
なんと中学生のおばあさん役。
「ふぞろいの林檎たち」での少しカタい看護師役が好きで憧れの存在だったが、
いつの間にか、おばあちゃんになってしまった。
チャーミングなおばあちゃんだけど・・・。

あとボクサー役の松浦慎一郎もいい。
「ケイコ 目を澄ませて」もそうだが、彼はボクサー役しかできないのかな(笑)。

演出的には自主映画っぽい香り。
だが、エンディングで流れる地域ぐるみでの映画の関わりには大いに共感。
これも地方を活かす大切な活動だよね。

22年度、無事終了。そして、新年度へ!

昨日で名大社の2022年度は終了。
昨年6月に社長が交代し、タカイ新体制で臨んだ一年。
前年比130%の伸びで終えることができたのは何より。

新しい体制の滑り出しは上々。
僕もホッととしているが、一番ホッとしているのはタカイだろう。
彼のリーダーシップによるところは大きいが、全員の力で会社を盛り上げてもらった。

本当によかった。
改めて感謝ですね。
僕の社長交代のタイミングも悪くなかったわけだ(笑)。

気づけばあっという間の22年度。
葛藤や格闘も多かったが、
(格闘は特にないか・・・)
終わり良ければ総て良し。

そんな1年だったが、ここ最近だけを振り返ってみよう。
3月20日からは春のインターンシップ受け入れ。
いつものように初日の午前中は僕のワークや座学からスタート。

春は人数も少なく3名。
ここ最近は女性ばかりの参加。
男どもボーっとしてちゃいけないよ。
最終日5日目は学生によるプレゼン。
イベント来場対策を行ってもらった。
これがなかなか良かった。

事実からの検証。
仮説を基に実際にリサーチを行い、データから具体的な策を提示。
大学1~2年生とは思えないプレゼンは僕だけでなく参加者が感動していた。
参考にさせてもらうね。

そして29日は新人歓迎会。
1月に2名、2月に1名、新しい仲間が加わった。
そして今月3日から1名入社。

ようやく全員での懇親会も明るく楽しく開催できるようになった。
幹事コンドーはあえて密にしたのだろうか(笑)。

全体写真も収まりきらないし、
みんなバラバラな感じ(汗)。
ただ、こんな機会がこれからも増えていくといい。

そして昨日は社員総会。
この一年の振り返りと次年度に向けた対策を共有。
昨年までは僕が仕切っていたが、今回からタカイ社長。
当たり前のことだが、少し不思議な感じも・・・。

タカイらしいやり方もよかったんじゃないかな。
優秀社員表彰で若手が受賞する姿はとても嬉しいし。

こうして22年度が無事に終了。
コロナの傷も完全に癒えたといえようか。

そして、今日から23年度。
いきなりイベントで始まるという名大社らしさ。

これもいいじゃないか。

22年度は計画通りに終了。
今期もそうなるのが理想。

全員の力で盛り上げていきましょう。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その246

恒例となってきました。
最終週の伏見シリーズラーメン特集。
いつの間にかそんな企画を組むこととなり、食べ物ブログにも新しい風が吹いています。

こんな上っ面な特集でもこの人気シリーズを維持していきたいですね。
今回お邪魔したのは会社から北に進み、桜通の手前にある「中華そば 上田製麺店」さん。

オープンして1年数か月の新しいお店ですが、かなり評判はいいようです。
店構えもオシャレです。
お邪魔した時も数名並んでいました。
店内はカウンターのみ。
ひと席ごとに仕切りがあるため、女性でも入りやすいでしょうね。

こちらはいろんな中華そばが並びます。

濃厚しょうゆ、淡口しょうゆ、柚そば、煮干しそばなど・・・。
メニューを見る限りどれも美味しそうです。
そして、こちらが潔いのはどのラーメンも750円。
麺大盛りは無料となります。

初入店は何を注文するか迷うところですが、ここは人気食べ物ブロガーの勘。
長年の経験を生かすほかありません。こちらを注文しました。

淡口しょうゆ(大盛り) 750円

なかなかの美しさです。
そしてスープ。
しみます。
こんな味わいをあるスープであれば全て飲み干すことができるでしょう。

目の前には調味料が並びます。

どれも使いたくなりますが、今回は途中で味変するためにこちら。

見た目以上に辛くなります。
当たり前ですよね。
青唐辛子ですから・・・。

いやいや、こちらのラーメンはすべて制覇したい気持ちになりました。
伏見シリーズとしてはぎりぎりのエリアですが足繫く通いたいですね。

では、今回もこの1か月のラーメンを紹介しましょう。

赤とんこつラーメン

汐そば

担々麺

醤油ラーメン

王府麺

担々麺

好陽麺

汁あり担々麺

2月下旬からもいろんなラーメンを頂きました。
オーソドックスな醤油ラーメンから辛いラーメン、担々麺も多かったですね。
外れのお店もありますが、値段を考えれば当たり前のこと。
王府麺は中川区の人気店「かいすい」ですね。
時々、食べたくなる味です。

今月も健全に食べ物ブログを終了します。
ごちそうさまでした。

映画「シン・仮面ライダー」

「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に続いて本作。
この3部作では一番楽しみにしていたかもしれない。
予告編は一年前から観ていた。

記憶は曖昧だが、仮面ライダーをリアルで観始めたのは2号じゃないだろうか。
本郷猛の1号は再放送しか見ていない。
一番夢中になったのは仮面ライダーV3。

その後、仮面ライダーXはそこそこで、
アマゾンでちょっと離れたんじゃないかな。
再びストロンガーで戻ったと記憶している。

同じような道を辿っている50代は多いはず。
僕ら世代より少し上の60歳前後は最もハマった世代かもしれない。
本作のテイストも明らかにその世代を狙っているように思える。

最新のCGを駆使すればもっとリアリスティックな映像になるが、そこは控え目。
飛び散る血も平凡な日々を過ごす中年層への刺激。
ヒロイン役の浜辺美波もイマドキの女優だが昭和を感じさせる。

庵野監督は前2作を通して、より世代的共感を生むツボを得たのかもしれない。
それが功を奏しているのかは不明。

映画レビューを読むとかなり評価は分かれる。
絶賛の声が上がる一方で酷評も多い。
勧善懲悪なヒーローものやよりスリリングな展開を望む者は
物足りなさを感じるのかもしれない。

確かにそんな見方もあるだろう。
否定することはできない。

しかし、仮面ライダーを演じるのは池松壮亮であり、柄本佑である。
一見、ミスマッチに思えるライダー役にこそ訴えかけるものがあるのではないか。
大丈夫か?と思わせながらも戦い続ける姿に勇気をもらったのではないか。

ポスターにさりげなく掲げているコピー。
「変わるモノ。変わらないモノ」
「そして、変えたくないモノ」
時代が変化していく中で僕らが守っていきたいこともあるんだ・・・。

これから本作を観る人は少し予習をした方がいい。
それはストーリーではない。
僕はネタバレはしない。
オーグとかプラーナとか聞き慣れない言葉や
チョイ役で登場する俳優陣は確認しておいた方がいいかも。

大森南朋も松坂桃李も後で分かった。
仲村トオルは未だに分からない。
そのあたりは知っておいた方が映画を楽しめるだろう。

往年のライダーファンには懐かしい名前も出てくる。
「シン・ウルトラマン」俳優の扱いも面白い。
楽しみ方はいろいろ。

オジサンは必見かもね。

映画「ちひろさん」

映画公開と同時にNetflixでも配信されている作品。
たまにこのような形式があるが、配給側としては何がメリットなんだろうか。
ChatGPTに聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。

1.両方の市場にアプローチできる
2.収益の最大化
3.宣伝の効果を最大化
4.新しい視聴者層の開拓

4つの項目にそれぞれ詳細が書かれているが、ここでは割愛。
なるほど、そんな理由なわけね。

ただ映画館ではエンディングロール後に別の映像が流れるらしい。
それが特典なのかな。
いずれにしても新たなアイデアでファンを獲得する必要はあるようだ。

本作も今泉力哉監督の新たなアイデアだろうか。
過去の作品のように日常を描くを踏襲している。
これまではごく普通のありふれた世界が中心だが、本作は微妙に異なる。
ありふれているようでそうではない。

そしてテーマは家族。
掘り下げると深い。
今年は家族がテーマの映画って多くない?
先日の「茶飲友達」もそうだし・・・。

本作は有村架純を中心にいくつかの家族が描かれる。
些細だが多くの問題を抱えている。
一番抱えているのが有村架純演じるちひろさんだが、
彼女の人に対する向き合い方に救われる人は多い。

「茶飲友達」のマナと共通点は多いのかも。
孤独でありながら他人を放っておけない。
しかし、それで自分の孤独が解消されるわけではない。

違うとすればマナは孤独から逃れようとしたが、
ちひろは孤独と並走しようとしている。
当然、結果も別方向に向かう。

作品の共通項はゼロだが、
観た時期が近いためそんなどうでもいいことを感じた。

孤独にプラスもマイナスもないと思うが、
受け入れ次第では全然違うものになる。
孤独を好む人もいるわけだし・・・。

本作でもそうだが、有村架純は結構大胆。
昨年観た「前科者」でも「月の満ち欠け」でも過激なシーンやセリフは多かった。
可愛いだけの女優では飽き足らなくなっているのか。
確実に大人の女優になっているのか。

個人的にはNetflixをきっかけに映画館に足を運ぶ人が増えると嬉しい。
ChatGPTが教えてくれたようにね。

冬もお酒で乗り越えた その2

なんだかパート1とかその1とか数を稼ぐブログが続くな。
まあ、文字数の制限があるので仕方ない。
WBCと同じだね。
本当は関係ないけど・・・。

最近の家飲みは圧倒的に日本酒が多く、いきなり日本酒に入るケースもある。
大体はビールを1~2缶飲んで移るが、気分によって最初から日本酒。
若くない証拠かも・・・。

では、前回の続きでこの冬の家飲みをアップしておこう。

水とエチカ。
日本酒も哲学チックに・・・。
このシリーズも面白い。
仙禽さんは何かと積極的。

初めて頂いた奥。
アルコール度数高めで、スパークリングだがグッとくる。
女性を酔わすにはいいかも。

あまりにも寒かったので、帰宅する際に名駅で購入したさわやか自然郷。
個人的にオススメ。
2週間後に再購入。

一人1本限定といわれると知らなくても買ってしまう。
彩來。
コスパ高し。

お気に入りの風の森。
507petitという銘柄だが、スリムボトルであっという間に消滅。

ここからは息子の京都お土産シリーズ。
一合ボトルなので、一瞬で飲み干してしまう。
京のどくり 純米にごり酒

京のどくり 純米大吟醸

京のどくり 純米吟醸

ここまでは黄桜だったが、ここからは地元の酒蔵。
久しぶりに飲んだような玉乃光

こちらはどこかで飲んだ英勲。
皇室ご用達だっけ?違うか?

これでお土産シリーズも終了。
帰省の度に買ってきてくれるのは嬉しい。
富翁。
やはり純米大吟醸が美味しいね。

またまた登場の風の森。
ラベルが明るくなった。

そして、あべ。
前回は純米酒だったが、今回は純米吟醸。
いやいや、これは美味しい。
というか、飲みやすすぎる。

購入したのは初めての七田。
微発泡にごり酒。
最後の最後まで味が変わって嬉しい。

広島旅行で飲んで美味しかった幻。
近くのスーパーに売っていて驚いた。

またまた息子が帰省の際、買ってきてくれたお酒。
京都の地酒 城陽純米大吟醸。
結構高いらしい。

こんな感じで3月下旬まで経過。
備忘録は2ヶ月に1度にしないとアップするのが、かなり面倒になる。

この春も日本酒を愉しめたらいいね。

キネマ旬報95回全史 パート2

当初、パート1は1924年から1959年まで書く予定だった。
書き進めるうちに予想以上のボリュームになったため、49年までに切り替えた。
意外と書くことがあった。

今回は1950年代の映画界を紹介したい。
50年代に入ると朝鮮戦争の影響もあるが景気も良くなってきた。
従って映画業界も活況になっていく。

この10年間は日本映画界にとってかなり恵まれ潤った時。
テレビもまだ普及していないので、娯楽の王様は映画。

1955年には1年間の映画館の入場者は延べ8億9400万人。
映画館も年々増加し5,182館に達したという。
終戦後から5倍になった。

ちなみに調べてみると、2022年の映画館数(シネコンが多いのでスクリーン数)は3,634。
映画館入場者数は1億5,252万人。
1955年の人口は約9,000万人。

この比較だけで、当時の映画の力がどれほど凄いのかが理解できる。
(書籍には書いていないっす)
1950年代半ばが映画界のピークだといっても過言ではない。

日本映画の製作も年間400本を超え、質・量ともに充実した時期。
僕が敬愛する黒澤明監督も「生きる」「七人の侍」「蜘蛛巣城」
「隠し砦の三悪人」と代表作を作っている。

日本映画史上最高傑作といわれる「七人の侍」は1954年のベストテンでは3位。
1位にはなっていない。
評価は後からついてくるのか。
その年の1位は木下恵介の「二十四の瞳」。
2位も木下監督だ。

そして、この50年代に圧倒的に評価が高かったのは今井正。
53年「にごりえ」、56年「真昼の暗黒」、57年「米」、
59年「キクとイサム」と1位を4回も獲得。
なんと57年は「純愛物語」が2位となりワンツーを独占。

この時代、世界的評価は黒澤明や小津安二郎の方が高い。
今井正は地味な存在。
僕も作品は観たことがないし、そもそも機会がない。
しかし、当時の日本映画ではダントツの映画監督といっていい。

外国映画に目を移すと全般的にアメリカ映画が不振。
年よって作品の出来は異なるが、59年はベストテンに1本しか選ばれていない。
1位の「十二人の怒れる男」のみであとはフランス映画やイタリア映画が中心。

2022年はベストテンのうち5本がアメリカ映画。
それが普通に感じるが、50年代は低迷していたようだ。
見方を変えればフランス映画やイタリア映画が今、不振なのか。
今でも耳にするフェデリコ・フェリーニやルネ・クレマンが躍動していた頃だし。

ようやく僕が昔観た映画が登場するのも50年代。
「第三の男」「風と共に去りぬ」「禁じられた遊び」「ライムライト」など。
52年の興行収入は「風と共に去りぬ」が1位だが、本作はベストテンには入っていない。

これも不思議な感覚。
不朽の名作に数えられる作品でも当時はさほど評価は高くなかった。
今も昔も同じなのは評価と興行収入は比例しないということ。

50年代ヒットした映画は大した評価は得ていない。
黒澤明くらいかな。
ヒットもし、上位にランクインするのは・・・。

ざっくりと1950年代をまとめてみた。
続く・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その245

伏見シリーズに戻ってきました。
少しずつ気候も良くなってきたので、伏見エリアを拡大させながら散策します。

当初、会社から半径500メートルだった伏見シリーズはその後800メートルまで拡大。
徒歩10分圏内なら伏見シリーズと定義づけ、お店を紹介していきます。
状況次第では1キロを越える場合があるかもしれませんが、
そこはたゆまぬ努力に免じてお許しください。

最近、めっきりお邪魔しなくなった錦3丁目方面に向かいます。
この辺りはオフィス街ではなく歓楽街のため、お店の数に比べランチ営業は少ないのです。
フラフラ歩いていると立て看板が目に入りました。

間もなく移転するようです。
お邪魔したことのないお店なのでエスカレーターを上っていきました。

明らかに夜の世界ですが、ここはランチ営業の時間帯。
サラリーマンがあちこち動き回っています。

九州料理を提供する「中洲」さんに入りました。

分かりやすい店舗名でいいですね。
中洲で麵といえば豚骨ラーメン。
しかし、こちらは九州料理。
グーンと面積が広がるようです。
伏見シリーズの比ではありません。
長崎カレー皿うどんも気になりましたが、ここは定番で勝負です。

長崎ちゃんぽん 800円

月末の食べ物ブログはラーメンと規定しましたが、これはちゃんぽん。
ラーメンではありません。
時々、無性に皿うどんもちゃんぽんも食べたくなります。

名古屋の長崎ちゃんぽんといえば「たなべ」さん。
いつの間にかウインクあいちのお店はなくなっていましたね。
残念・・・。

長崎ちゃんぽんの場合、野菜の量がかなりあるので、ご飯を注文する必要はありません。
それも大切なこと。
野菜を絡めながら、時々、胡椒と酢をかけながら美味しくいただきました。

こちらはコーヒーのサービスもあります。

暖かくなってきたので、アイスコーヒーを注文。
これからの季節は増えそうですね。

移転の日程は書かれてませんが、繁盛することを期待しています。
お邪魔する機会はあるのかな?

ごちそうさまでした。

Fネットらしい活動を!

先週16日(木)はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の例会。
会場は事務局長や名誉相談役とやらが所属するパフ。
マスク着用も個人の判断に委ねられた影響があるのか、13名の代表者がリアル参加。
オンライン参加の方もあるが、これだけの参加も久しぶり。

オンラインで顔を合わせてはいるが、実際に会うのは3年ぶりの方も・・・。
2年前に入会された加盟会社の方とは名刺交換があったり。
なんだか新鮮な光景。

また、久々に北海道のHBNさんから沖縄のSFCさんまで参加され、
北から南まで、まさにふるさと就職応援ネットワークという感じ。
日常が戻ってきたことをこんな場で実感したり。

いつものように僕の会長挨拶からスタートするが、今回もパンパンなスケジュール。
パフ社長の吉川事務局長が分刻みのタイムスケジュールを作成しプレッシャーを与えていた。

全国的な人手不足感の影響もあるが、各社の業績も順調に推移。
当然のように自社サービスの課題はあるものの、明るい話題が提供されるのは喜ばしいこと。
一社一社の取り組みを確認しながら、自社へ生かすヒントを探っていく。

特別企画として、採用担当者によるパネルディスカッションを開催。
採用支援をする事業者が集まる団体だが、自社採用も重要で各社の方法を学ぶ。
今回はUZUZ、シンミドウ、そして名大社の採用担当が登壇し事例発表。

名大社はコノシマがしかめっ面をしたオジサンたちの前で堂々としたプレゼンを行った。
埼玉のシンミドウさんも若手メンバーがその取り組みを清々しく披露。
UZUZさんは幹事であるカワハラさんが担当なので新鮮味はなかったが(笑)、
若いスタッフの活躍ぶりは例会に爽やかな風を吹き込ませていた。

互いに積極的に質問をする姿勢もとてもよかった。
我々がもっと見習わないといけない場だったかもね。
スクショを撮ったつもりだったが、撮れてなかったのは残念。
一日通して充実した例会を提供することができた。

終了後は懇親会。
場所はパフ会長であり、自分で勝手に任命したFネット名誉相談役の釘崎さんが経営するハナリー島。
ここでは大統領。
大層な肩書が並ぶがワンオペで全てをこなす居酒屋店主。
この日も例会中に料理を仕込んでいた。

ここでも話題は尽きず、大いに盛り上がった。
ちょうどWBCの中継をしていたため、パブリックビューイング状態。
仕事の話をしたり、大谷のバントを見たり、勝手にお酒を出したり慌ただしい時間。
あっという間に時間は過ぎていった。

僕は前日から関東で謎の仕事をしていたので、この日は最終ののぞみで名古屋に戻ることに。
後ろ髪を引かれながら、ナモ締めで〆て帰ってきた。

楽しい宴会はその後も続いていた。
詳しくは大統領のブログから

写真を拝借してアップしておこう。
普段はマジメな経営者もかなりグダグダ。

ただこうして同じ志を持つ仲間と語り合えるのは嬉しいこと。
これからもFネットらしい取り組みを行いながら、地域を盛り上げられたらいいね。

お疲れ様でした。

映画「Winny」

日本では珍しい近年起きた事件の映画化。
もっともっとこの類の作品が作られるべきと思うのは僕だけだろうか。
日本の暗部や闇を描き、それを後世に残る作品にすることも映画界の役割。
そんなことを考える。
本作を制作したのが30代の松本優作監督であることも大きな価値。
その踏み込む力を称えたい。

本作はファイル共有ソフト「Winny」の開発で逮捕され、
著作権法違反ほう助の罪を被った金子勇氏の一連の裁判を描いている。

当時は2002年。
インターネットがぐんぐんと普及していた時期。
僕もネット事業の責任者で大した知識がないのに、サイトの企画や運用を任されていた。
日に日に進歩する環境についていくのがやっと。
そんな時に起きた事件なので、当時のことは覚えている。

危険なソフトを開発した技術者の犯罪という認識。
自身の知識不足もあるが、マスコミの報道に翻弄されていたのだろう。
本質や実態を知ることはなかった。

「人をナイフで刺した人は逮捕されるが、ナイフを作った人は逮捕されない。」
という本作の弁護士が吐くセリフはそのもの。
ソフトを開発した金子氏に何ら罪はない。
そもそもソフト開発の目的も不正コピーを作ることではなかった。
やはり無知は罪。
当時の自分を恥じた。

金子氏、弁護士、警察、検察官が取り巻く環境を見事に描き、すべてが正義。
しかし、観る者は客観的な視点で誰が正義で誰が悪かは明確になる。
果たして日本は安全な国だろうか。

僕の大好きな「日本で一番悪い奴ら」も警察の暗部を描いていたが本作も同様。
何らかの形で大きな組織が動く実態は日本の未来を潰してしまう可能性もある。
結果的に金子氏は無罪になったが、技術者として大切な時間を失くしたのは事実。
ひとりの天才を消してしまったのは、数字に表れないものの大きな損失。
知らない世界で同じようなことは起きている可能性も高いかもね。

東出昌大演じる金子勇氏が役のままだとすればかなり変わった人。
一般常識に欠け、自分がのめり込む世界にしか興味を持たない人がきっと大きな発明を生む。

抜群に東出昌大は上手かった。
まだ3月だが「とべない風船」と本作で2023年の主演男優賞は決まりだな。
誰か賭けますか?(笑)。

助演になる三浦貴大も脇を固める俳優陣もいい。
何より実話に真摯に向き合いながらも、スリリングに仕上げた作品が素晴らしい。

2023年の観ておくべき一本だと思う。