最近、またコロナ感染者が増えている。
ついに第3波の襲来なのか・・・。
そんなニュースを見ると辛くなるが、
自分たちができるのは感染予防を心掛け、会社として万全な体制を整えていくだけ。
一日も早く収束して欲しいが、withコロナで対応していくしかないのだろう。
本作はそんな中で作られ5本のオムニバスで構成されている。
Amazonプライムで公開された直後に4本を観て、最後の1本をつい最近、観終えた。
すでに観た人は多いと思うが、あまり話題にはなっていない。
それが作品の正当な評価かもしれないが、おヒマな人はその感覚を味わってほしい。
かなり賛否両論ある作品で、話題の監督が独特の感性で仕上げている。
真剣なのか、遊び感覚なのかは分からない。
今、目の前の現実と近未来が入り混じる。
再びコロナ感染者が増える中で、以前のような緊張感がない今、
本作を見せつけられるといい緊張感を生むんじゃないか。
そんなふうに思ったり・・・。
僕が5本のオムニバスで一番響いたのは「デリバリー2020」。
いつもはネタバレしないように注意しているが、今日は大いにネタバレさせよう。
離れ離れで暮らす家族が誕生日祝いをオンラインで行う。
コロナ禍なので、一堂に集まることができない。
そこには本来、誕生日祝いをされる父親は不在。
理由はコロナウイルスに感染し、死を迎えたため。
なんとなくシュール。
実際、そんなことが現実に起きてもおかしくない。
この作品に登場するのは3人のみ。
お母さん役の渡辺真知子さんは味がありますね・・・。
ともすれば1日の撮影で映画は完成する。
出演者はお互いに顔を合わせることはない。
それを踏まえての制作であり公開か・・・。
映画館での上映が前提ではなく、短期間、最少のスタッフでの制作。
オムニバスはそんな作品をまとめているが、これも時代の反映。
10年後、この作品の真価が問われるだろう。
個人的にいえば、この作品が忘れ去られるのが、いい時代だと思うのだが・・・。
そんな未来を期待したい。