これからも前向きに 名大社会長ブログ

豊橋も走ったぞ。ランニング日記2503

3月は僕の中でマラソンのピーク。
一年を通して一番距離を走る。
大会に出場するのもこの時期。

3月8日には名古屋シティマラソンに参加。

当日の模様はブログに書いた通り
その2週間後は穂の国豊橋ハーフマラソン。
この大会も例年の恒例行事。

経営者仲間のランニングチームメンバーと一緒に走った。
この大会は至れり尽くせりで幹事さんが本当に丁寧な手配をしてくれる。
参加する身としては申し訳なく思うくらい。

日程は3月23日。
東海地区は春の訪れを越え夏に近い気候。
最高気温は23度近く。
ランナーとしてはかなりの暑さ。
会場に向かうのも半袖で十分。
体調管理には気をつけなきゃならない。

当初は名古屋シティマラソンより速いタイムを考えていたが、あっさりとその気持ちを捨てた。
1キロ6分できっちり走ることを想定してスタート。
徐々に気温が上がってくるが、一定のペースを守って走る。

結構、順調。
ただこの大会は例年そうだが、風が強い。
堤防では帽子が吹き飛びそうになる。

15キロ過ぎ時点で時計を確認するとなんとタイムが計測されない。
原因は不明だが突如Appleウオッチが機能停止。
自分のペースが守らているか分からなくなってきた。
どうかな・・・と思いながら走っていた17キロ地点で、
颯爽に走る青年が僕を追い抜いて行った。
沿道の人に声を掛けながら。

その声を聞いてハッと思い、自信はなかったが「左近さん!」と声を掛けてみた。
すると振り返り、「あっ、山田さん!参加してたんですか」としばらく並走することに。
見事正解。

元F1ドライバーで前衆議院議員の山本左近さん。
豊橋では知らない人がいない有名人。
カメラを用意していたので走りながら記念にパチリ。
疲れは隠し満面の笑みで・・・。

その後、サーっと消えていった。

今度は19キロあたりで気になるゼッケンを発見。
誰だと思い、追いつくとなんと鶴田さん。
名古屋ファミリービジネス研究会を一緒に行うグロースリンク税理士法人の代表。

普段は僕とは比べものにならない速さだが、暑さと練習不足のせいか、その時間は歩いていた。
「今日、きついですね・・・」とさすがの鶴田さんもしんどそう。
だが、僕が瞬間的に追い抜いたのがいいモチベーションになったのか、
しばらくするとサーっと追い抜いて行った。
ゴール時点で会い、ブログに登場してもらう約束も。

こうして大会は終了。
15キロ以降のラップは分からなかったが、記録を確認すると2時間6分58秒。

遅いタイムだが、ほぼ予定通り。
それでも体力消耗は激しかった。
終了後は経営者仲間と打ち上げ。
いつものように焼肉を堪能。

そんな感じで終えた3月。
2回もハーフを走ったのなら目標達成は楽勝のはず。
結果は102キロ。

なんだ、なんだ、ギリギリじゃないか。
大会から大会の間は意外と走れない。
それでも目標はクリアだからOK。

さて4月。
今月はぎふ清流ハーフマラソン。
こちらも多分、暑くなる。
かなり対策を練って臨まねばならない。

まずは3月、お疲れ様でした。
ネタを提供してくれた仲間にも感謝!

食べ物のはなし 伏見シリーズ その306

新年度がスタートしました。
そして1ヶ月ぶりに伏見にも戻ってきました。
春になり外に出るのも億劫ではありません。
ふらっと出掛けるには気持ちのいい季節になりました。

ぼんやりしながら住吉方面に向かいますが、目的のお店はありません。
時間だけが過ぎていきます。
「よし、まずは店を探そう!」
空腹の井之頭五郎さんのように姿勢を正し歩く速度を早めます。

「あ~、ここは昔のブログに使ったな・・・」
「ここは何度もお邪魔しているし・・・」
伏見シリーズも300回を超えると新しいお店を探すのも困難になります。

「オレはどうすればいいんだ。店が沢山あるのにランチ難民なってしまうぞ。」
ブツブツとわけの分からないことを呟きます。
伏見シリーズを書くと決めてお店を探すとこうなります。

心が折れそうになった時、運よく店の看板が目に入りました。

「お~、いいぞ、いいぞ、ここにしよう」
雑居ビルの1階に店舗を構える「仁や」さんに入りました。

すでに20年近く営業される焼鳥屋さんですが、初めて知りました。
この周辺は同業も多く激戦区だと思われますが、
ずっと営業されているので常連客が多いのでしょう。

一番客だったので店内は静かでお客さんはいません。
ワンオペで大将は黙々と仕事をされます。
焼鳥屋さんというよりは大学の先生の様相。
「おまちどうさまでした」
とカウンターに置かれます。

鶏丼 800円

美しい焼鳥が丼に並びます。
もも肉だけの鶏丼が多いですが、
こちらは心臓や肝、そしてきんかん(っていうんだっけ)も乗っています。
アップにすると分かるかもしれません。

あまり変わらないですか(汗)。
一つの丼の中にいろんな素材が入ってくるのは嬉しいこと。
「いいぞ、いいぞ、この感じ」
焼き加減も絶妙で、井之頭さんっぽく呟きながら平らげてしまいました。

やはり常連客が多いのでしょうか。
しばらくすると続々とお客さんは入ってきて、
「こんちは!魚の煮付けで」
「どうも、日替わりね」という会話がなされていました。
店内はカウンターのみなのでワンオペでなんとか対応できるのかもしれません。

ぶらっと歩きながらお店を探すことも大切ですね。
ごちそうさまでした。

今日からスタート2025

名大社は今日から新年度。
今朝、臨時朝礼があり新人の挨拶がある。
この4月は新卒2名、中途1名が入社。
そして3人の育休明けのメンバーが復帰。
一気に社内が賑やかになる。
どんな化学反応が起きるか楽しみだ。

今年のブログを振り返ってみるとほとんど会社のことに触れていない。
僕を知る人の多くは
「ヤツは映画観て、食べて飲んで酔っ払って、テキトーに走って過ごしてるんだナ。
きっと仕事なんてしてないナ。」
と思っているだろう。

否定はしない。
いや、否定する。
やる時はやっているし、映画だってお酒だって仕事なんだと力強くいいたい。
説得力はないか・・・。

こんな僕でも現在11個の役割があり、それなりに大変な日々。
今月からは母校でも授業を持つことになっているし。
11個の役割のうちのひとつが名大社の会長だが、残りの10個はこのひとつのおかげ。
全てここからスタートしている。
会長、社外取締役、顧問、執行役員、非常勤講師、地区幹事、幹事長 etc…
の役割についてはヒマな時にでも紹介しよう。

それはさておき昨日で2024年度が終了。
昨日は社員総会が行われた。
高井体制となり3年目の区切り。

おかげさまで増収増益でこの一年を締めくくることができた。
社員はじめ幹部メンバー、名大社に関わる全ての人に感謝。
ありがとうございました。

安堵は一瞬で終わり、次に向かって行動しなければならない。
僕らの業界も大きく変わろうとしていく時期。
取り組む事業も当然だが、組織の在り方も常に変化する必要がある。
AIも積極的に導入していく。
ミッション、ビジョン、バリューも見直し、
これからの名大社の価値について一人一人が真剣に考える。

総会ではその重要性を高井社長から熱く発信。
年度計画も綿密に組まれ、予定通り推移すればいい年度になるのは間違いない。
期待していこう。

優秀社員表彰の後には特別表彰。
約40年名大社に勤め、5月に65歳を迎え一区切りとなる堀口さん。

いい時期も厳しい時期も共に過ごしてきた貴重な仲間であり先輩。
会社から花束と役員・幹部メンバーからパターを贈呈。
堀口さんらしいウイットに富んだ挨拶もよかった。
最後に全員で記念撮影をし社員総会は終了。

今日から新年度スタート。
まずは今朝の緊張感と新鮮さが入り混じる挨拶を見守っていきたい。

映画「教皇選挙」

何度も予告編を観て、本作はパスしようと思っていた。
重い作品は嫌いではないが、必要以上に重そうだった点と
宗教が絡むと難しい解釈が増える点でパスしようと思ったのだ。

ところが映画評論仲間のBush氏が公開初日に観て絶賛。
凄い衝撃の問題作と評価していた。
宗教的な理解もあると思うが、その言葉を素直に受け映画館に足を運んだ。

カトリック教会に何ら興味を持たない身でも、
新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」の世界には目を奪われた。
水面下で繰り広げられる様々や陰謀や野望。
そこまでして立場を手に入れたいかと思ってしまう。

積み重ねてきた歴史を否定するつもりはない。
何度も行われる選挙も十分な意味はあるのだろう。
しかし、より冷静に客観的な立場で眺めると、
自分勝手な思想や非合理なシステムに反発したくなってしまう。
これが最高指導者を目指す人や場所なのかと。

そんなことを思わせることが本作の面白さ。
「コンクラーベ」の舞台裏を覗き見ることで人間の本性を垣間見ることができる。
聖職者も一般人も関係ない。

描かれるのは現代。
情報が乏しい中世の出来事ではない。
どんな時代になっても人のエゴや弱さは変わらないんだ・・・。
凡人である僕は教皇候補者に憤りを覚えながらも、なんとなく安心してしまった。

僕が勉強になったのはシスティーナ礼拝堂界隈のこと。
教会というべきか分からないが、あんな施設で食事をし寝泊りをする。
もっと質素な場所かと思っていたが予想外に豪勢。
昼間っからワインも飲んでるし・・・。
そんなとこに関心を持ってどうする(笑)。

本作はできれば予習した方が楽しめる。
枢機卿(すうききょう)って何?と思うのが普通の日本人。
登場人物も押さえた方がいい。
ペリーニ、トランプレ、アデイエミ、テデスコの名前をすぐに覚えられば問題ないが、
そうでなければ顔と名前を一致させた方がいい。

えっ、レベルが低い?
そんなことを感じた作品。

知らない世界を覗き見たい方には最適な映画だろう。

映画「ドマーニ! 愛のことづて」

どうだろうか、映画が終わって時間が経過するにつれ、ジワジワと沁みてきた。
ちょっと不思議なラストシーンから遡り、様々なシーンを繋げていく。
そうか、あそこのあの場面はあんな意味だったのか。
当初抱いていた捉え方とはまるで異なる。
なるほど!と後になって納得。
そんな意味では余韻を楽しめたということか。

事前情報はほんの少し。
入れた情報は第二次世界大戦後のイタリアを描く。
そして、2023年イタリア国内興行収入第1位の映画であること。
それくらい。

ポスターの雰囲気から社会派ドラマと想像したが、そうではなかった。
その要素は含まれるが流れはコメディ仕立て。
えっ、ここでミュージカル・・・。
なんて意表を突くシーンも観られたり。

これも映画を観終わって知ったことだが、
主役デリア演じるパオラ・コルテッレージはイタリアの人気コメディアン。
しかも本作の監督、脚本。

映画では洒落っ気はあるが地味な女優さんというイメージ。
ラストシーンの仕草がコメディアンっぽいが、あくまでも演出と捉えた。
モノクロ映画であるため1940年代に制作された作品とも錯覚。
まあ、これも巧みな演出なのかな。

フランスでもそうだが当時のヨーロッパは女性に厳しい。
いや、アジアはもっとそうか。
離婚も中絶もできない。
2022年のフランス映画「あのこと」を思い出した。

僕らは勝手にヨーロッパは女性の立場も平等と思い込むが、大きく異なる。
(そうじゃないかな?)
本作なんかは圧倒的な男尊女卑。
仮に僕が昭和初期に生まれ育っても、この時期のイタリアは酷いと思うだろう。
特に作品の中心となる家族の夫イヴァーノは酷い。

今なら間違いなくDVで訴えられるが、当時は許される行為。
さほど問題になることはない。
それに耐えるデリア。

映画はそんな家族の様々な出来事を描くが、観る者は誰しもデリアに同情する。
そして、早く逃げろ!と思う。
一方的に映画の観方がデリアの肩を持つ方へ。
そこが上手い演出。
ネタバレになるので何が上手いかは言えないが、ジワジワ沁みるのはそんな点もあるから。

しかし、デリアの置かれた環境は特別ではなくイタリア全体にいえたんだろう。
だからあんな結末になっていくんだ・・・。
もっと歴史を学ばねばいかんね。
どこの国も最終的に強いのは女性。

それも偏見か(笑)。
それを改めて知らされた映画だった。

静かな退職という働き方

「静かな退職」という言葉を目にした時、昨年の「静かに退職する若者たち」を思い出した。
海老原さんも早期離職をする若者の特徴についての書籍を出されたのかと・・・。

僕のイメージとは全く異なった。
ここでいう「静かな退職」とは、会社を辞めるつもりはないものの、
出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態をいう。
アメリカのキャリアコーチが発信し始めた和訳とのこと。
2月の海老原さんと石丸伸二さんのセミナーと本書で言葉の意味を知った。

日本の若者の傾向のように思えるがそうではない。
世界中の多くの働き手が「静かな退職」。
決められた時間だけ働き、定時になったらそそくさと帰る。
アメリカでもヨーロッパでもそんな働き方は多い。

むしろその方が生産性は上がる。
仕事とは手を抜けば抜くほど生産性は上がると海老原さんはいう。
僕のような昔の価値観の持ち主は今でも懐疑的だが、中身を理解すると確かにそう。

売上目標を達成するために残業をしまくり、用もないのにお客さんの下に頻繁に通う。
わずかなミスでも必要以上の謝罪をする。
それを当たり前としてきたが、合理的に考えればムダな作業を繰り返し。
その頑張りで会社を支えてきたんだ!という自負は通用しない世の中。
出世は誰しもが望むと考えたのも過去の話となった。

僕も会社のトップになりポストに見合う人材配置を行い矛盾に気づいた。
全てを昇格させるのも責任あるポストを与えるのも難しい。
ヤツは今のままでいい・・・。
そんな人材の重要性も組織を束ねる上では必要なことも理解できた。

更に加速させたのが本書。
静かな退職者が日本の企業において重要な役割を担う。
極力リストラを生まない体制や安定した雇用の維持にも必要なこと。
万年ヒラ社員という言葉がネガティブではなく普通の働き方として認められる時代。
僕もそれでOKとようやくいえるようになった。
これも多極化の一つなんだと・・・。

本書は欧米の事例や数多くのデータから、これからの在り方を解説。
そのための仕事術まで著されているので、「静かな退職」を希望する方にも役に立つ。
それに対応すべきマネジメント層が学ぶ点も多い。

これからの社会がこちらの方向に向かっていくのか。
学生に提供する価値ある情報の一つにもなる。
僕のような立場にもかなり勉強になった。

ありがとうございました。

食べ物のはなし 特別編 パイコウタンタン麺

月末水曜の大好評企画。
ラーメンブログの日がやってまいりました。
2024年度の食べ物ブログも今日が最後。
相応しいネタを提供します。

今月の水曜は全て特別編。
今回も伏見を離れ特別編を提供しましょう。
東京出張の翌日、少しだけお休みを頂きました。

向かったのは上野。
動物園ではなく国立西洋美術館。

「西洋絵画、どこから見るか?」を楽しませて頂きました。
頭を使って絵画を鑑賞すると腹が減ります。
天気も良かったので上野公園から湯島方面に歩きます。

途中で気になった「我流担々麺 竹子 天神下店」さんに行ってきました。

この周辺には多くのラーメン屋さんがありますが、この日はガッツリいきたい気分でした。
こちらは外にもメニューが出されています。
看板メニューとも思えるラーメンを注文しました。

パイコウタンタン麺 1100円

どうです。
結構な迫力です。
パイコウはビールのつまみにもご飯のおかずにもなります。

そしてゆで卵とライスが無料。

ゆで卵だけ頂くことにしました。
パイコウはご飯のおかずというのに・・・。

もっと辛い担々麺かと思っていましたが意外とノーマル。
食べやすい辛さです。
しばらく食べ進めると常連らしきお客さんが、
「バンバンジータンタン麺、大辛で!」と注文します。
改めてメニューを眺めると辛さが選べました。

「しまった、せめて中辛にすればよかった・・・」
確認せず注文したことを反省。
そんなお客さんが多いのか、こんな表示もありました。

「そうはいっても、オレ名古屋だし・・・」
とポツリとつぶやきながら、ノーマルなパイコウタンタン麺を食べ終えました。
やはり担々麺は汗をかきながら食べたいですね。

では、この1ヶ月のラーメンをアップしていきましょう。

担々麺

ラーメン横綱

台湾ラーメン

黒酢酸辣湯麺

冷麺

ベトコンラーメン

すだち冷麺

今月はいつもと比べると控え目。
違うか・・・。
それでも個性の強いラーメンが多かったように思います。
写真だけで胃もたれになるブログファンがいるかもしれませんが、気にしません。
インパクトは大切なのです。

来月はどうなるのでしょうか。
ごちそうさまでした。

映画「Playground 校庭」

いじめ問題はいつの時代になってもなくなることはない。
それは日本に限ったことではなく全世界でいえること。
本作はベルギー映画。
過去、他国との合作は観ているが一国での制作は初めてじゃないだろうか。

お国事情というよりは子供の置かれた環境。
日本やベルギーが特別ではなくきっと万国共通。
だから普遍的なテーマで扱われる。

本作についても目新しさはない。
どこかで見た風景ではある。
しかし、なぜか深く僕の心に刺さってきた。
それは客観的な視点ではなく、7歳の少女の視点で描かれているからだろうか。

目線は小さな子供の範囲。
大きな視野で物事を見ることはない。
せいぜい半径5メートルの世界。
映し出しカメラは低い位置でほぼアップ。
時折遠い風景を映すがはっきりとは見えない。
ぼやけている。
子供の目が見えないということではなく、子供が見れる世界は限られている。
だからこそ少女ノラが抱く不安や寂しさ、大人への恐怖がヒシヒシと伝わる。

時に子供は残酷だ。
人を傷つける気もない正直な言葉に人は傷つく。
気づくのは本人だけ。
悪意がない分、寂しく辛さを感じる。

普通の生活と普通じゃない生活。
何も変わることはないが受け止め方によって普通が普通でなくなる。
大人になればやり過ごすことができるが子供はそうはいかない。
感情が揺れ動き、違う方向に影響を及ぼす。

ここまで書いたところで映画の内容は理解できないだろう。
まあ、いつものことだしそれでいい(笑)。

本作は72分と映画としては短い。
繰り広げられる世界もほぼ小学校内。
校庭か教室か。

とても小さな世界だが7歳の少女からすれば大きな世界。
ほぼアップが続く巧みな演出により小さな世界が不安を与える大きな世界になる。
ローラ・ワンデル監督の力量だろう。

それにまして引き込むのが主役ノラを演じたマヤ・バンダービーク。
7歳の少女の葛藤を見事に演じる。
とても演技とは思えない。
ここ近年の子役では断トツじゃないかな。
そんなことを感じた。

本作はカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。
とはいえそれは2021年。
国内でもっと早く公開されてもいいと思うが・・・。

7歳のノラはもう11歳。
今、どんな生活を送っているのだろうか。
笑顔で健やかに学校に通っててほしい。

映画「ケナは韓国が嫌いで」

公開直後のレビューの高さは気をつけなけばならない。
実力以上に高い評価が頻繁に見られる。
公開から一週間ほど経過すると恐ろしく下がる作品も多い。

本作がそれだというつもりはないが、公開時は高い評価。
それが理由で観るのを決めた事も否定できない。
それだけでなく韓国の若者の実態を理解できると思ったのも理由の一つ。

日本でも韓国でも若者が生きづらさをよく耳にする。
先日の「ANORA アノーラ」「リアル・ペイン 心の旅」もその面が強い。
成長を求められる世界では顕著に表れるのか。
職業学生にとしても教える立場としても把握しておきたい気持ちは強かった。

韓国と日本は似ている面は多い。
若者が将来に不安を抱くのは共通するし当然のこと。
舞台が日本でも違和感は感じないが、韓国の方が格差は大きい。
家庭環境、学歴、働き方は特にそう。

それが国嫌いに繋がり、海外に飛び出す理由になる。
日本の若者は内向きで海外に出ないというが韓国は真逆なのか。
主人公ケナの行動をみるとそう感じる。

ケナは英語を話せないが、家や職場から離れたい一心でニュージーランドに渡る。
周りには同じような韓国人もいたり。
セリフにもあったが、裕福な家庭であればニュージーランドではなく向かう先はアメリカ。
会話から劣等感を感じ自分の存在を図ってしまう。

国を出ても不安がなくなることはない。
むしろ暮らしの中で本国と海外の違いを知り、
ウザかった家族のありがたみを感じることとなる。
それを理解するためにも海外で揉まれる必要もあるだろう。

安易な目的で問題は解決しないが行動しないよりはまし。
なんらかのキッカケを掴むことは可能。
そんな点では何も変わっていないと思えるケナは成長した。
モヤモヤがなくなることはないが・・・。

派手でもなく地味でもなく平凡な日々から得る経験が人には大切。
そんなことを感じた映画。
レビューが高くなるか低くなるかは感じ方の違い。
大いに共感する人とそうでない人と大きく分かれそうだ。

ケナを演じるのはコ・アソン。
韓国は美人女優が多いイメージだが、至って普通。
(失礼ですね)
それが等身大の若者を映し出すようでいい。
韓国映画特有の派手な演出もない。

時にはそんな作品を観るのもありだね。

食べ物のはなし 特別編 鰻のせいろ蒸し

今回は九州旅行3連発の最終回。
楽しい時はあっという間に過ぎていきます。

最終日に向かったのは福岡・柳川。
先月のブログでも紹介しました。
柳川名物といえば「柳川なべ」。
そして「うなぎ」です。

鰻でも一般的な蒲焼ではなくこちらで有名なのはせいろ蒸し。
これまで食べたことはあるでしょうか。
記憶を辿っても思い出せないので、きっとないのでしょう。

柳川下りをした周辺にも有名店はありますが、
観光客が多いこともあり値段は高めだそうです。
その選択も悪くないですが、せっかくなら地元の人気店に出向きます。

柳川の中心から車で15分程の場所にある「うなぎの原田」さんです。

お店の看板も鰻。

こちらは予約不可の行列店。
発券機での先着順になります。
柳川下りを楽しんだお昼に入店すると到底食べることはできません。
完売もあるようです。
そのため男5人組は10時過ぎにお店に入り発券機で順番を確保。
それでも8番目でした。

柳川下りの後、再びお店にお邪魔しました。
少しの待ち時間はありましたが、スムーズに入ることができました。
何ごとも調査と準備が大切です。

まずはビールで体を整えます。

なんだかんだ言いながらずっとビールを飲んでました。
そして他では食べたことのない品も頂きました。

肝揚げ

個人的には好きな味。

そして、メインの登場です。
特上せいろ蒸し(うざく付)4500円

こんな感じで運ばれてきます。
そして特上にはうざくがセットになります。

これだけでずっと飲んでいられます。
この日はなぜか写真がフィルム仕様になってしまいました。
少し雰囲気が出ていいのかもしれません。

ふたを開けると迫力ある鰻が登場します。

ふわふわの鰻のまわりには錦糸卵がちりばめられています。
そこに箸を入れ、蒸されたご飯と共に力いっぱいすくいます。
いい香りが漂い幸せな気分が広がります。

「お~、いいじゃないか、この感じ」
思わず口に出してしまいました。

今回は贅沢にも特上。
鰻も2段になっています。
至福のひと時といってもいいでしょう。

肝揚げ、うざくをつまみにビールを飲み、そして鰻のせいろ蒸しを頂く。
旅行の締めには最高の食事です。
これ以上、満足することはありません。

こうして充実した食べ物ツアーも終了。
太っても気にすることはありません。
ごちそうさまでした。