これからも前向きに 名大社会長ブログ

デットヒート!犬山国際友好シティマラソン

昨日は犬山国際友好シティマラソンの10kmの部に参加。ハーフに比べ気持ちは全然ラクで前日もつい飲み過ぎてしまった。
この大会は大学時代のサークルの先輩、同期6名で参加。映画研究会という固い文化系サークルのはずだが、最近は走ってばかりいる変な集団である。
犬山駅から会場となる犬山城麓の針綱神社までの道のりは風情があり城下町らしさが漂ってくる。
ご当地キャラのわん丸君が出迎えてくれ、犬山城を眺めながら街を散策する。ほどよい緩さが心地いい。
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この犬山国際友好シティマラソンへの参加は今年で3回目。のどかな雰囲気もいい。
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気持ちいい走りをした後に犬山駅前の焼肉屋さんでビールを飲むのが定番。10kmのマラソンだとそれほど疲労度もないためちょうどいいかもしれない。
今回は実力差があまりない僕と先輩2人との競い合いがメイン。スタートと共にお互いの走りを見ながら、ペースをコントロールすることになった。僕と一番ベテランの先輩は同じペースで4キロ近くまで一緒に走る。気づくのが遅かったが、その少し前にもう一人の先輩が走っていた。
経験値としては一番少ないため、どうしても負けるわけにはいかない。5キロ地点で追いつき、追い抜こうとするとその先輩がスピードを上げ、僕らを置き去りにしようとする。
しばらくするとまた追いつきデットヒートを繰り返す展開。こうなるとペースは次第に上がってくる。お互いを意識しだし、追いつ追われつという先日の大分別府マラソンのような展開に(もちろんそんなに速くないけど・・・)。
瞬間的に僕がトップになるものの、しばらくすると追い抜かれ3番手になったりと・・・。
8キロ時点くらいから一番実績のある先輩がスピードを上げ、距離を離していく。その時僕は3番手で、2番手の先輩の背中を見ながら、付いていく状態。
そして、9キロ時点でスパートを上げ、2番手の先輩を追い抜く。しかし、その先輩が後ろから最後追い抜くことを狙っているようでヒヤヒヤの状態。懸命にペースを維持し、必死に走る時間が続く。何とか猛撃をかわし2番手でゴール。
タイムはグロスで49分26秒。
最初にゴールした先輩と3番手の先輩と僕の3人の差はわずか30秒ちょっと。昨年とほとんどタイムは変わらないが、そのライバル意識むき出しの走りは、いい緊張感と共に気持ちのいい汗を流させてくれた。
もし、お互い意識しなければ間違いなく50分は超えていただろう。ライバルの存在はやはり大切なようである。
後からゴールした3人と一緒に駅前の焼肉屋へ。しかし、その焼肉屋は予約で入れないという。昨年までは余裕だったのに、その存在は知れ渡ってしまったか・・・。残念!
仕方なく名古屋駅まで戻り、そこで乾杯をすることになった。
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最近は専らハーフの大会ばかりだが、このような走るができる10kmの大会も面白い。ちょっと無理をしても体は堪えないし・・・。
おかげさまで美味しいビールを飲むことができた。イエス!

喋れば!喋れば!

今週はありがたいことに先週の4回を上回る週5回の夜のお付き合い。あっさりした飲み会とヘビーな飲み会と入り乱れていたが、これも貴重な場である。
そして、今週は結構、話をする仕事が多い週。会社での月初の早朝会議などは通常業務なのだが、外部から依頼された仕事で話す機会が多かった。
まずは月曜日。
三河にあるクライアントでファシリテーターの仕事。会社から選ばれたメンバー6名と一緒に「求める人材像」について議論しあうのだ。部門も役職も異なるメンバーが改めて会社の強みや自らの仕事のヤリガイを共有しあい、それに基づいて求める人材像を明確にしていくもの。
技術者がメインの企業のため、活発な議論が展開されるかが懸念されたが、蓋を開けてみれば出るわ出るわ。お互いが普段の仕事の中では知り得なかった価値観が披露されとても有意義な場となった。
同じ会社で当たり前のように仕事をしていると改めて価値観を共有することも、自分の会社を見つめ直すことも意外と少なかったりする。
そこに外部の人間が入ってお互いの遠慮を壊すことで正面を向き合った話し合いをすることができる。会社としても、参加された個人としても新たな気づきがあったようで、少しだけでもお役に立てたようだ。
木曜日は以前から依頼を受けていた講演。
懇意にさせて頂く株式会社近藤溶接の近藤社長に名古屋商工会議所若鯱会(経営者の異業種交流団体)の勉強会の講師を頼まれたのだ。
タイトルは「企業と就職活動の最前線~輝く原石を見付けるには~」。このタイトルは期待感を持たせすぎてしまったかも・・・。
輝く原石を見つける方法が明確に打ち出せることができれば、採用も全く苦労しない。そんな完璧な方法があれば、逆に教えてほしいと最初に話したため、笑いを誘い受けたことは受けたが、参加者によってはガッカリさせてしまったかもしれない(笑)。
それでも現在の就職環境と企業側、学生側の本音、輝く原石を見つけるためのヒントについて、1時間半近く話をさせて頂いた。質疑応答の時間も足らず、懇親会の場でもお酒を酌み交わしながら、あれやこれやと語り合った。楽しい時間を過ごさせてもらった。
そして、金曜日。
この日は岐阜にあるクライアントで新卒採用全般の研修。これまで本格的な新卒採用を行ったことがなかったため、コンセプト作りから会社説明会や選考試験のポイントについてお手伝いさせて頂いた。
社風も素晴らしく会社としての技術力も申し分ないが、BtoBで学生にとって分かりにくい。社名も固いので、どう学生に企業の魅力を伝えていくかなどを一日かけて話し合った。面接官トレーニングもさせて頂きながら・・・。
と、今週は外部の方に対して、喋る機会が多かった。元々、営業なのでずっと喋り続けてきたわけだし、社内でも喋る場は多いが、それとは意味合いが違う。
初めて会う方との交流はこちらも刺激を受けるし、逆に教えて頂くことも多い。そのような場を頂けたことに感謝なのだ!
本日はこれから犬山国際友好シティマラソン。走り込みが足りない2月だが、こちらも気持ちいい時間を過ごしたい。
走りながら喋ることはないと思うけど・・・。

やって来たぞ!Ultrabook

これまで使用していたモバイル用のノートパソコンがかなりくたびれてきたので、思い切って買い換えた。
最近、僕の周りでもMacユーザーが復活し、AirMacを使いこなしている仲間が増えてきた。それをマネてMac派になってみようかと思ったが、そう簡単ではなさそうだ。
Webだけなら問題ないだろうが、パワポやワードを頻繁に使うので、そうなると必ずしも使い勝手がいいわけではない。また、僕がスタバあたりでMacを開いていても、どうにも似合わない(笑)。
あれやこれやの理由で、Ultrabookを購入することにした。最軽量のLaVieか、タブレットにも変身するレッツノートか迷ったが、値段と重量とバッテリー駆動時間とデザインでdynabookに決めた。
スペック、パフォーマンスをほとんど比較対象にしていないことで、僕のITリテラシーがばれてしまうが、実際に気にしていないので仕方ない。
そのdynabookが先日、手元に届いたのだ。
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第一印象は薄い、軽い。13.3型なのでこれまで使っていたサイズより大きいのだが、その大きさは全く気にならない。鞄にもスッポリ入ってくれる。何よりも起動が速いのが嬉しい。タブレット並みの速さで立ち上がる。タッチパットもタブレット感覚。
これだと自分の机で仕事している時でもデスクトップPCを使わず、このUltrabook1台でいいかも・・・。大活躍の予感がしてきた。
しかし、いい面ばかりではない。時間が解決してくれる問題だろうが、このUltrabookは当然のことながらWindows8。よくわからん。今まで左下にあったスタートボタンがない。右から突如として変わったアイコンが登場したり、いきなり時間と日付が表示される。
使いそうにない余分なソフトも相当含まれている。その内、動画の編集でもするようになるのではと錯覚に陥ってしまう。
そんなPCなのだ。
それでもキーボードも打ちやすい。このブログはUltrabookでの初投稿になるだろうが、快適に書くことができる(本当か?)。文体もいつもよりシャープだ(それはウソだな・・・)。
何年かはきっとお世話になるだろう。振り回しても壊れないことを期待しながら、これからどうぞよろしくお願いします。

「常勝集団の作り方」とは・・・

森元コーチ
昨日は会社が利用する研修会社トーマツイノベーション主催の講演会に参加。講師は前中日ドラゴンズヘッドコーチである森繁和氏。落合前監督と共にドラゴンズを常勝集団に育てた張本人。
テーマもずばり「常勝集団の作り方」。
以前、落合氏の講演を伺った時は「オレ流~」だったから、主催者側の意識したタイトル付けがあるような気がしないでもないが・・・(笑)
著書「参謀」でもあるように落合前監督の右腕としてチームを支えられてきた話は実に説得力があるもの。見た目はいかつい感じがして、時折、それをイメージさせるエピソードも披露されたが、講演は紳士的でソフトな印象が強かった。
高校~大学~社会人とアマチュア界で全て経験され、プロに入団してからも現役~コーチまで34年間一度もユニフォームを脱ぐことはなかったという。
その間、解説者の経験があるわけでもない。その分野には詳しくないが、そのような野球人生の方もレアな存在ではないだろうか。
ドラゴンズといえば投手陣。その圧倒的な投手力で選手を育てチームを引っ張ってきた。それでも10人に1人大成すればいいと考え、指導にあたられた。
吉見、浅尾、チェンら、大成した投手がいようとも自分の手柄にすることはなく、選手がコメントした時に初めてそれを認めることも人を育てることにおいて重要な要素なのかもしれない。
目標と行動と結果とを上手く組み合わせ(ビジネスでいうとPDCAにあたるだろう)、選手を動かす指導力は企業内でも同様。また、投手においては1年間を通じた設定の仕方が重要という。1年間の目標の勝ち星をどこにおくかによって、翌年以降の実力が見えてくるというのだ。
経営者向けの今回の講演で納得感の強いものになったのではないかな。
講演の後半は質疑応答。
地元経営者ばかり参加しているため、基本ドラゴンズファン。日本シリーズの山井の起用法から、井端・荒木のポジションコンバート、観客動員減少、そして日本ハム大谷投手の二刀流の質問まで出て、テーマとは全く関係のない展開に・・・。
もしかしたら聞いてる側はこちらの方が面白かったと思えるくらいウラ側の話が聴け、貴重な経験ができた。「ここだけの話ですけどね~」といった感じで・・・。
講演終了の後は懇親会。ここでは久しぶりにお会いする経営者の方との懇親もあり、ありがたい時間を過ごさせてもらった。
トーマツイノベーションさんに感謝!ありがとうございました。

いよいよスタートですね。

うちの娘は中学3年生。そう、受験生である。
名古屋では本日より私立高校の受験がスタートした。つい最近まで知らなかったが、この地区では私立3校、公立2校、最大5校まで受験できる。
僕らの頃は私立1校、公立1校だったため、そこと比較すると大学受験並み。娘は私立2校、公立2校の4校を受験するわけだが、私立が今週で公立は3月中旬なので、結構長丁場の戦いとなる。戦いなんて大袈裟な表現だが、本人にとってはこれまでの成果を試す時であり、かなり真剣なのだ。
最近は高校への進学も推薦枠が増え、その選択肢もあるようだ。既に私立も公立も推薦での結果が出ており、順調な生徒は落ちついた生活をしているという。
親の立場で言えば、子供に少しでも楽をさせたいという気持ちもあるだろう。僕もその気持ちがないわけではない。その選択を頭がよぎることもある。しかし、それではいけないとも思っている。
これはあくまでも個人的な考えであって、推薦自体を否定することではないので誤解しないでもらいたいが、僕はしっかりと試験を受け、競争の中でその合否をはっきりさせてもらいたい。
それには理由もある。
余程優秀な学生であったり、ある分野で秀でた実力を持つ学生であれば、その選択肢も有りだと思うし、本人の努力が正当に反映されるべきだとも考える。しかし、僕のような凡人の娘であれば、その努力でもって実力を証明するしかない。
本人がギリギリまで懸命に頑張ったことをその競争の中で良いも悪いもはっきりさせた方がいいと考える。受かれば素直に喜べばいいし、落ちたら悔しがればいい。
結果は大切だが、特に子供においてはそこまでのプロセスの方が重要。自ら「一生懸命やりました」と自信を持って言えることが貴重だと思う。
きっとその経験が、今後の生活にも活きてくる。大学受験も同様。推薦の比率が高まっている昨今であるが、ここも一般受験で乗り越えて欲しい。
娘とそんな会話は一切したことはないが、娘は推薦を断り、第一志望の公立高校を目指し勉強している。幸いにも愛知県の公立高校はレベルも高いと言われる。そこに対してチャレンジしてもらいたい。
そのようなことで本日を迎えたわけだが、父親としては気の利いた言葉も掛けてやれず、「気をつけて行ってきなさいな」と言ったのみ。それには「はい」とつれない返事があっただけ。相変わらず冷めた関係が続く親子だが(笑)、これからしばらく続く緊張する日々を見守っていきたい。
本日は天気も良く比較的暖かい。
既に試験真っ最中であるが、健闘を祈る。

今週の夜の出来事

今週は久しぶりに週4回夜のお付き合いがあるという有り難い1週間。昨日の土曜日もエンジニア向けのイベントだったので、さすがにくたびれてきますが・・・。
(前回より多くの方にお越し頂き、ありがとうございました!)
そのお付き合いの一つに昨年から度々顔を出させてもらっているアスバシLIVEがある。詳細はHPや過去のブログ(「またまた参加アスバシCFC」「若者たちの目的意識」)を読んでもらえればと思うが、今回、僕は就職に関する講演と「採用基準」というテーマでのパネルディスカッションに出させてもらった。
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「採用基準」なんて、ベストセラーのパクリじゃないかと思ってしまうが、決してそんなことはない。
「採用基準」についてはひとまとめに語れる事ではなく、企業ごとの想いが反映されるもの。それが理由ではないが、僕の想いを勝手に喋らしてもらった。本来の趣旨と違っていたかもしれない。毛受さん、ごめんなさい(笑)。
いくつかのプラグラムを終え、最後は参加している学生さんのプレゼン。
これが強烈に印象に残った。と同時に自分の無知を痛感させられた内容だった。
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学生ら自身が「愛知県 学費と奨学金を考える会」という団体を立ち上げ、学びの格差を失くすための活動をしている。
僕も無知で初めて知ったが、現在、奨学金には給付型奨学金、無利子貸与型奨学金、有利子貸与型奨学金の3種類があり、日本の場合、有利子貸与型奨学金が大半だという。その数も100万人近いとのこと。
授業料について中学、高校では手当が充実している日本ではあるが、大学ではそれが見られない。OECD加盟国30カ国のうち15カ国が大学の授業料は無料としている現実と比較すると学費はネックであるのは間違いなさそうだ。
その根本的な問題があるとして、僕が衝撃を受けたのは、その奨学金の返済金額。
有利子貸与の場合、金利が3%。そこから金額をはじき出すと返済額は700万を超える。大学を卒業した段階で700万の借金を背負うわけだ。20年以上働いている僕でも700万の借金は相当額。簡単に判断できる金額ではない。その決断を高校生の段階で求められるのだから、躊躇するのは当然。
大学に進学して学びたい気持ちがあっても、諦めてしまう若者も多いだろう。今回、プレゼンに臨んだ学生さんも自分が奨学金を申請して進学したために、妹はそのリスクに遠慮して進学を諦めたという。切ない話だ。
自己責任と簡単に言い放ってしまえる問題ではない。そもそも子供らに対して自己責任と言うのはお門違いだし。
進学を前提とした教育の場でそんな事実があることを全く知らなかった。無知は罪だ。
そんな実態を自分たちで何とかしようとしているのが、プレゼンをした学生らの団体。その当事者が我々に対し、明確な言葉と想いで伝えようとする行為。それだけでも胸が熱くなってきた。何の支援もしていない自分は熱くなる資格も持たないだろうけど・・・。学生に教えを請うただけ。
安易に国はそんな状況に目を向けるべきだとは言わない。しかし、少なくともその現状をもっと多くの人が知る必要はあるだろう。
それは僕の子供も含めて・・・。いかに自分たちが恵まれた生活をしているかをもっと噛みしめないといけない。
その後、懇親会でその学生らとも席を共にしたが、みんな表情が明るかったのも印象的だった。

個を動かす 新浪剛史、ローソン作り直しの10年

個を動かす  新浪剛史、ローソン作り直しの10年 個を動かす 新浪剛史、ローソン作り直しの10年
(2012/12/13)
池田信太朗

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メディアへの露出が多いので、知らない方はいないだろう。
セブンイレブンの鈴木敏文会長は有名でも、現社長はそうでもなかったり、地元サークルKサンクスの中村社長の顔もパッと浮かばなかったり(すみません)するのではないだろうか・・・。
それだけローソン=新浪社長のイメージは確立されており、元気溌剌な姿が頭に浮かぶ。本書にも書かれている通り、マスコミを上手に「利用」しており、時代を代表する経営者の一人であるのは間違いない。斬新な戦略はメディアを賑わしているが、僕らが知っているのはあくまでも上辺で、詳細までは不明な点が多い。
本書は本人からの聞き取りも含め綿密なリサーチにより、最近までのローソンの10年間が描かれている。
「改革」を言葉にするのは簡単だが、実際にそれを行うのは半端ない力が必要。それも外部から突然現れた社長ともなれば、社員との信頼関係は皆無で、スタートはゼロではなくマイナス。
シラッとした社員の前に立っている姿を想像するだけで、背筋がゾッとする(苦笑)。僕なんかはいきなり会社を任されたと言っても、全てを理解してくれるメンバーと仕事をする訳だから、その苦労は比較にならない。持ち前のパワーだけで解決できる問題でもなく、いかにヤル気にさせるかが重要。
その事については、巻末にスクウェア・エニックスの和田社長が新浪氏の経営手法を代弁している。
新浪さんはヒントを教えてあげた上で「やってみろ」と。それをじっと見守ってやる。そういう感じじゃないですかね。やれると信じてあげる、ということです。だから彼の部下たちは奮い立って動くんじゃないでしょうか。
社長業って人を動かすのが仕事ですから。大きなビジョンを作って「こっちだよ」と言ってあげて、まずそれが社長の一つ目の仕事です。二つ目の仕事は、もうひたすら人を鍛えて、育てて、動議付けをしてそっちに持っていくことですね。

これはうちのような中小企業であれば、まだやり易い面はあるだろうが、ローソンのような大組織となるとそうはいってもかなり困難なはず。とてつもないリーダーシップを発揮されているわけだ。
それは社員だけでなく、バランスよくFCオーナーにも目を向けているから、人間の大きさを痛烈に感じる。ほんの少しだけでもその力を分けて頂きたい(笑)。
本書を読めば、ローソンがマーケティングの会社であることも十分理解できる。セブンイレブンの顧客視点の経営も十分参考になるが、それとは全く切り口の違うローソンの「個客」指向もまた大きな学び。
ビジネスには正解はない。自分たちで創っていくしかない。ほんの少しでも自社に活かせればいいのだけれど・・・(笑)。

1月は目標達成したけれど・・・

今年いくつか立てた目標の一つにマラソンの項目がある。
それは月間100km走るという目標。社員の前でも発表したし、ブログにも書いて宣言してしまった。過去の自分を振り返れば、それは相当ハードルの高い目標で達成するのは至難の業。百も承知である。
最初の1ヶ月が昨日で終了した。結果、1月の走った距離は108km。そう、やすやすと目標達成したのだ。目標の100kmを何と8kmも余分に走って(そんな偉くもないが・・・)。
これは正月休みにかなりの距離を走り、ハーフマラソンの大会に出場した前半戦の貯金が効いたためだ。月の前半でほぼ7割走ったのだから、目標達成は難しいわけではない。ハーフの大会もそこそこ満足するレースができたし。
逆を言えば、通常稼動の後半では週15km程度しか走っておらず、そこだけ換算すると目標達成は難しい。朝は暗いし、寒いし・・・。
結局、何を言いたいかというと、1月は休みが多かったので走れたが、朝が寒くて暗く通常稼動の2月は難易度が高いということ。
平日の夜の予定もテンコ盛り。更に週末の予定、それも泊り込みの予定(もちろん仕事中心です!)も多く、走れる環境にない。
ただの言い訳坊主状態だが、2月は目標達成できません。走る前から敗北宣言。白旗を上げる。
それでは周りに示しがつかないのも十分理解はしている。足りない分は他の月でカバーして、年間では確実に達成する方向に持っていくが、当初から懸念された2月は始まる前から脱落・・・。情けないですね。
それでも、できるだけ目標に近づける努力はしていく。していきます。
見捨てることなく、温かく見守ってもらいたい(笑)。

おかげさまで2回目!エンジニアフェア

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昨年10月に初めて開催した「エンジニア就職・転職フェア」。有り難いことに好評のうちに終了することができ、この度、第2回目のイベントを実施することになった。
しばらくは認知度を高め定番化させるために、ポスターもWebのデザインも前回から変更せず(手抜きではないですぞ)、全く同じスタイルで告知している。まずはこの手のイベントが定期的に開催されることを知ってもらいたい。
今回はイベントの規模を前回同様45社で計画。しかし、予想以上の反応で会場内ギリギリの50社まで枠を広げて開催することになった。これはとてもうれしいこと。
現在のマーケットが敏感に反映した見方もあるだろうが、一人ひとりのメンバーの懸命な努力に依るところも多い。素晴らしいですねえ~(笑)。
この50社の顔触れも実に多彩。僕が大好きなカップラーメンを作る日本を代表する食品メーカーから、ワイヤーハーネスでは世界トップシェアの部品メーカー、地域密着のハウスメーカー、成長著しいシステムインテグレーターなど幅広い業種の企業に参加頂く。
即戦力を求める企業もあれば、就職活動真っ最中の学生も求める企業も多い。技術者のためのテンコ盛りイベントなのだ。
この東海地区は全国的にみてもエンジニアのニーズが高い。首都圏であればIT系のエンジニアの割合が高いと思うが、こちらでは自動車関連企業が多い分、設計職や開発職の案件が目立つ。
もちろんITも多いし、建築系も最近かなりの割合で増えいる。技術系職種全般に、求人は増加していると言えるのだ。
来月はこのエンジニア向けイベントの他に新卒向け、障がい者向けとイベントが続く。少しでも自分と向き合う場として活用してもらいたい。
イベントの詳細はこちら
<日時>2013年2月2日(土)
     11:00~17:00(企業との面談は12:00~)
<会場>吹上ホール 第2ファッション展示場
    地下鉄「吹上駅」より徒歩5分
※当日は先着100名様にQUOカードをプレゼント!
※エンジニアのためのノウハウ講座もあります!

心配なのは当日の天気。雨や雪は勘弁してもらいたい。
お天道様、どうぞよろしくお願いします。

映画「東京家族」

東京家族
映画を観た方ならわかるが、上記の写真のようなシーンはあり得ない。
しかし、それを違和感なく受け入れてしまえるのが、この映画の魅力。自分がいかに単純な日本人であることを思い知らされた。何気ないシーンに涙してしまったのだ。
きっと山田洋次監督の作品でなければ、涙することはなかっただろう。
かつて沢木耕太郎氏の著書に山田洋次監督のノンフィクションがあった。かなり若い頃の話だが、「僕の映画には個性がない。個性がないのが個性」と書かれた文章があったと記憶している。
先日、逝去した大島渚監督あたりと比べれば、確かにオーソドックスな手法で映画を撮っている。強烈な個性を感じることはない。
だが、この映画を観ながら、山田作品らしさを十分に感じてしまった。上手く表現できないが、会話の間であったり、差し込まれる風景であったり、エキストラのポジションであったり、らしさが随所に出ていたと思う。僕だけかもしれないが・・・。
この映画はいろんな場で紹介されているように小津安二郎監督の「東京物語」にオマージュを捧げた作品。
僕は残念だが、名作といわれる「東京物語」は観ていない。小津作品は学生時代に「晩春」「麦秋」「秋刀魚の味」は観たくらい。
恥ずかしいが原節子、笠智衆が出演していたことくらいしか覚えていない。まだ共感する面も少なかったのか、正直、面白いとも思えなかった。今、観れば違う感じ方をするとは思うけど・・・。
自分の親や家族について考えさせられる映画の良さはもちろんだが、この作品で一番良かったのはお母さん役の吉行和子。優しい語り口で、いつまでも子供を愛する母親役を見事に演じていた。多分、今年の映画賞助演女優賞を総ナメじゃないだろうか。言い過ぎかな(笑)。そして、中島朋子も夏川結衣も歳を取った(失礼!)。
親を大切にしなければならないと改めて思わせてくれた映画だった。