先週木曜日は「第5回名古屋ファミリービジネス研究会Day4」。
気が付けば4ヶ月目に入った。
前回はやむを得ず数名の欠席者も出たが、今回はゼロ。
遅刻はあったが、Day1以来の全員出席。
緊急事態宣言が解除され懇親会が開催されるとこんなに効果が表れるものか(笑)。
いつものとおり僕のたわいもないファミリービジネスネタからスタート。
毎回30分ほどの時間を頂き、しょうもない話をするのだが、今回は超ショートバージョン。
ネタがないとか、批判を浴びたとかではなく、てんこ盛りのスケジュールのため短くした。
参加者の貴重な報告はもう少し長めに時間してもよかったけど・・・。
今回は最後の成果発表会に向けた準備。
これまで学んだ内容をおさらいすることに。
ブランディングの櫻山さん、ファミリーの関係性の丸山さん、
事業承継計画の鶴田さんとそれぞれポイントについて語ってもらった。
すでに完璧に仕上げられた経営者もいれば、まだ手付かずの経営者もいる。
実力のある方ばかりなので、特にツッコむ必要はない。
本人のまとめ方で対応してもらえればいい。
それも含め来月のDay5が楽しみ。
みなさん、期待しています!
Day4のメインは株式会社オーダースーツSADAの佐田展隆社長。
現在全国に54店舗を構えるオーダースーツ専門店のトップ企業をけん引される。
講演タイトルは「迷ったら茨の道を行け」。
これは講演のために作られたタイトルではなく、尊敬する祖父がいつも口にしていた言葉だという。
佐田社長は常にその言葉を意識し実践されてきた。
僕よりも年下にはなるが、想像を絶するその半生はまるでドラマのようだった。
倒産寸前の家業に入社し、懸命に努力をしたにも関わらず私的再生。
再生ファンドに会社を譲渡された。
その後、再生ファンドが解散となり、結果的に家業に戻り会社を立て直すことに。
僕もある程度は苦労はしたが、比べ物にならない。
その過酷な道のりは到底真似できるものではない。
そこには親子の葛藤もあれば、あがいて散ろうという本人の覚悟もあった。
本来ならば涙なくして聞けないような内容だが、それを佐田社長は面白おかしく語る。
事務局側の我々も人前で話すプロのはずなのに、その話の上手さには感心するしかなかった。
どん底を抜け、成長過程になる中でもメディア戦略等、様々なチャレンジも続けられる。
いや、フルマラソンをスーツ着て走るって、それもランニングシューズじゃないって、絶対ムリでしょ。
そんなことも果敢に挑戦されてきた。
大切にされている規範(マインド)も納得感は高かった。
ブログで紹介したい気持ちにもなるが、それは参加者だけの特典としておきたい。
佐田社長は同族経営の3代目。
将来的にはお子さんに会社を継いでいく考えだが、今は先を見据え走られる。
今回の講演で大きな刺激を受けた方は多い。
いや、多いじゃない。
全員が刺激を受け、自社の成長に少しでも近づける行動を捉えていくだろう。
オーダースーツの裏ネタも掴めたし(笑)。
2時間近い講演は時間を全く感じさせなかった。
素晴らしい講演を1回で終わらせるのは勿体ない。
またお招きしようと事務局内でも早々に意見がまとまった。
改めでこういった研究会を主催できることにシアワセを感じたのは僕だけではないはず。
やはり継続していかないと・・・。
来月で第5回名古屋ファミリービジネス研究会も最後。
しっかりと課題に取り組んでもらい、いい締めくくりにしていきましょう。
佐田社長、ありがとうございました。
そして、みなさん、お疲れさまでした。
来月を楽しみにしています。