これからも前向きに 名大社会長ブログ

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

僕はエリートではない。
ただの(世界の)愚か者である。
しかし、「美意識」は鍛えたいと思っている。
同時に経営にも会社にも必要だとも思っている。
言い換えればセンスと呼ぶべきかもしれないが、その一言だとちょっとチープ。

やはり「美意識」としておくべきだろう。
本書を読み大いに納得させられたし、
なぜ「美意識」が必要なのか、その答えも著されている。

著者の山口周氏をブログでも紹介した「劣化するオッサン社会の処方箋」で初めて読んだ。
とても面白かったので、話題となっていた本書を読むのも必然。
しばらくは山口氏の書籍を読んでしまいそうだ(笑)。

「生産性」や「効率性」が求められる中で、それだけではいけないような気持ちを常々持っていた。
社内では効率性を叫んでいるのに矛盾した話である。
世間を気にして無理にでもそちらの方向へ持っていこうとしているのも事実。
今の働き方改革を遵守すればその取り組みは間違っていない。

だが、何かが足りないし、大切なことを忘れているような気もしている。
そう、ここでいわれる「アート」だ。
本書ではこう書かれている。

トップに「アート」を捉え、
左右の両翼を「サイエンス」と「クラフト」で固めて、
パワーバランスを均衡させる。

ここだけ読むとなんのこっちゃと思うかもしれないが、確かにその通りと思う。
「アート」「サイエンス」「クラフト」の定義はここでは割愛。
気になる方は読んでもらえれば納得するだろう。

いわゆる「アート」が「美意識」を指しており、それを今のエリートは鍛えているというのだ。
ここでいうエリートもただ学歴が高く勉強ができる人を指しているのではない。
VUCAの時代に勝ち残るのが今のエリート。
昔のエリートとは大きく異なる。

そんな意味ではエリートとは程遠い僕でも鍛えていく必要はあるし、
これからの経営者には必須にもなるのではなかろうか。
言うのは簡単だけど実装するのは難しいとは思うが・・・。
そうなってくると僕も固い勉強ばかりではなく、頭を柔らかくする勉強。
ここでいう「美意識」をもっと鍛えなければならない。

頭はとろけるように柔らかくグニャグニャで、
固い勉強なんて全然していないじゃないかと批判を受けそうだが、
あくまでも自分で正しさを追求しなければならない(笑)。

よ~し、もっと見る力を養おう。
ビジネス書ばかりでなく文学を読もう。
そして哲学も親しもう。これはハードル高いな・・・。
今後、それを自ら取り入れていく必要性も感じた。

人気食べ物ブロガーも映画コラムニストも
前向きに解釈すれば「美意識」を鍛えていることになるのではないかな。

「リシュ活」を知ってますか?

一昨日はドタバタな一日。
あれやこれやで追いまくられた一日にだった。
特に夕方以降は時間に追われた。

そっちか・・・(笑)

午後6時からはクラブ愛知(僕が副会長を務める同窓会グループ)の役員会。
終了後は会社のセミナールームに戻り、西川塾村上班の研修会。

この日は大人版人生ゲームを使って、組織行動を学んだ。
終了は午後10時。
いい勉強だったが、疲れた時間。

まあ、夜時間総括はどうでもいいよ(笑)。

それはそれでいい。
この日のメインは日中。

パートナーでもあり、僕が社外取締役を務める
採用コンサルティング会社パフさんとの共催セミナー。

「インターンシップ設計とダイレクトリクルーティング」
をメインとしたセミナーを開催したのだ。

計画時はうちのセミナールームでの開催予定だったが、
反響が大きく予約がオーバーし、急きょ、会場を変更。
オフィス地下の会議室を借りて50名の開催となった。
それでも足りないので、29日にもう一度開催。
こちらもおかげさまで満席。

当日はパフの執行役員である保坂さんが、
インターンシップの現状と対策について語ってもらった。

名大社からは二村が登壇し、早期イベントの活用法を語った。

インターンシップ設計への関心は強い。
名大社のクライアントにはいい学びになっただろう。

目的はここでは終わらない。
ダイレクトリクルーティングを含め、
新たなサービス「リシュ活」について説明してもらった。

「リシュ活」といっても知らない方は多い。
知らない方はこちらから調べて欲しい。
理解はできるはず。

簡単に言えば、学生がどんな勉強をしてきたかを登録し、
企業側はそれを評価するもの。

学生の本分は勉強。
今年、大学の非常講師を務めたことで授業の大変さを学んだ。
それは自身のキャリアにとってはいい学びであったが、
学生の学習をもっと把握しておかねばならない。

それがはっきりするのが「リシュ活」。
懸命に勉強してきた学生が認められるサイト。

今回のセミナーではさらりとそんなことも説明。
会社としてプッシュする立場であるので、その存在を知ってもらいたい。

「リシュ活」を知ってますか?
知らない方は大いに活用してもらいたい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その70

伏見シリーズも70回を迎えました。
なんとなく縁起がいいと思うのは僕だけでしょうか?
どこまで続けられるか不安はありますが、まだまだ継続する予定。
引き続きよろしくお願いします。

秋です。
キノコの季節です。
人気食べ物ブロガーはキノコは好きでも嫌いでもありません。

でも、松茸は好きです。
しめじも好きです。
デッカイ椎茸も好きですが、子供の頃はそうでもありませんでした。

向かった先は住吉町。
伏見シリーズとしてはギリギリですが、
インペリアルプラザの地下にある「四季茸」さんに行ってきました。

ここは20代の頃から結構通ったビル。
お店は入れ替わってはいますが流行店はここに入っていました。

夜は大きな鍋でみんなで突き合いますが、ランチは一人鍋のようです。
繁盛しています。
お客さんはグループでも、一人客でも黙々と一人鍋を突いています。

「すいません、海鮮きのこ鍋ランチをお願いします。」
人気食べ物ブロガーはここは大きく出ます。

豚肉きのこ鍋ランチ、鶏肉きのこ鍋ランチ、
牛肉きのこ鍋ランチとある中で一番高価なのが海鮮です。

海鮮きのこ鍋ランチ 1580円。

あっという間に鍋の食材が並びます。
これがきのこと野菜。

そして海鮮。
新鮮さを感じます。

こちらは四季茸滋養スープ鍋か四季茸香辣スープ鍋を選ぶことができます。
分かりやすくいうとノーマルか辛いかです。

人気食べ物ブロガーは当然のように辛い方を選びます。
鍋の具材を入れしばらく待ちます。

向かいのお客さんも同じような動きです。
いい感じになってきました。

鍋なので当然飲みたいところですが、
この日は平日の昼間で身動きはできません。
流れに従うまです。

海老やホタテを小皿にいれても絵になります。

汗をかきながら食べることに意味があります。
「ウオォン、ウオォン、オレはまるで人間火力発電所じゃないか」
久々にこんなセリフも出てしまいます。

それだけ充実した時間を過ごしている証でしょう。
このランチには一般的な白飯もセットですが、〆はラーメンです。

これがなかなか美味いのです。

これでは痩せるはずはありませんね。
しかし、さらりと食べてしまえるから不思議です。

ごちそうさまでした。

非常勤講師を終えて

先週の木曜日で南山大学の授業「キャリアと自己の形成」が終了。
毎週月・木の全15回。
あっという間の2か月間だったが、かなりハードな期間でもあった。

一緒に授業を担当したニシダはもっと大変だっただろう。
スライドはじめ配布資料の作成を全て彼女に任せてしまったので・・・。
お疲れ様でございました。
ペコリ。

当初は50名ほどを想定していたクラスだったが、
蓋を開けてみたら219名の学生が受講。
それも2年生が150名と圧倒的。
ワーク中心、双方向の授業という当初の目論見はあっさりと崩れ、
講義方式で進めるしかなかった。
ワークをもっと取り入れた方が学びは大きいと思うので、
それは反省点でもあるがやむを得ない。

全15回のうちゲスト講師を招いたのが4回。
関戸さん、山本さん、後藤さん、
そして、名大社のヤスダ、ナベ、ありがとうございました。
学生にとっていい機会となったと実感しています。

まだ最終回の振り返りシートを読んでいないのと課題のレポート提出もこれからなので、
総括はもう少し先になるが、今回、初めて大学の授業を担当し、
教える僕らもいい勉強になった。
ニシダとの毎回の擦り合わせは時間調整も含め苦労したが、
その分、やり甲斐があったのも事実。

それは学生らが毎回提出する振り返りシートを読むことで熱く感じることができた。
確かに寝ている学生もいるが、多くの学生は真剣に受講していた。
そして、当日の学びや気づきをびっしりと書いてきた。
それが僕らの励みにもなった。

中には「山田さんと西田さんの掛け合いが絶妙で面白いです。」
なんていうのもあった。
「おいおい、オレたちは漫才コンビじゃないんだ・・・」
と言いながら、笑いながら読んでいた。

果たして学生に僕らが語ったことがどこまで伝わったかは
最終的に課題レポートを読まないと分からない。

「答え」を教えない授業に戸惑いを覚える学生も少なくないだろうが、
キャリアの答えなんて自分しか持っていない。
極論をいえば、そのことだけ伝わればいい。
この15回でそのことを吸収してくれたと信じたい。

先週金曜、経営塾の勉強会で塾生仲間の大学教授とこの件で情報交換を行った。
今後の参考になる意見も頂いたのだが、その教授曰く、
「山田さん、200名の学生のレポートを読んで、
成績をつけるとなると最低一週間はかかるよ。」
「えっ、マジですか・・・」

ニシダと想定していたのは丸2日。
う~む。

おい、ニシダ、どうする?
スケジュール見直しだぞ・・・。

授業を終えて、満足をしてはいけない。
これから大変な仕事が待っている。
この結果についてもレポートしたい。

ガンバリマス。
まずは、授業を終え、お疲れ様でした。

映画「スマホを落としただけなのに」

イマドキの映画である。
10年後、本作を観たら、「こんな時代もあったなあ~」なんて、
言ってしまうのかもしれないが、現実的な要素も強い。

僕もまあまあなfacebookユーザー。
毎日のように知らない人から友達申請が来る。
時々、メッセンジャーで送ってくる人もいる。

基本的にはスルー。
そして削除。
会ったことない人に承認はしない。
facebookを始めた当初は承認した時もあったけど・・・。
少しずつは学んでいるのだ(笑)。

ただfacebookを使用している段階で、
個人情報があちこち流通してしまうことは覚悟している。
それを覚悟した上で使用しないといけないとは思っている。
その割には程度の低い投稿ばかりしているという話もあるけど・・・。

しかし、ランサムウェアとかになると別問題。
クレジットカードの番号を盗まれるのも同様。
ここは慎重にならねばならない。
本作もその危険性を描いているのだが、僕個人としてはそのあたりを
もっと掘り下げて作った方が恐ろしくも面白い映画になったのではないかと思う。
2時間通して飽きることなく観ることはできたが、
感想としてはちょっと詰め込みすぎと感じた。

ストーリー展開としてパズルのような組み合わせで
絶妙な繋がりが緊張感を生むのなら問題ない。
それがクオリティを高めることにもなるだろう。
本作は逆効果であるように思えてならない。

その点は勿体ない。
もっと面白くできたと思うのだ。
これだと作品を否定しているようだが、そうではない。
娯楽映画として楽しめる作品なのは間違いない。

本作は何といっても北川景子さんと成田凌さんだろう。
彼女の美しさにはいつもほれぼれするが、あんなイヤらしい表情は初めて観た。
Hな意味ではなく、ある意味、人間の醜さ的な嫌らしさ。
演技も確実に上手くなっているのかな。

そして成田くん、完全にぶっ飛んでいる。
それを当たり前のように演じる凄さを感じた。
そのあたりも映画のポイントかな。
ネタバレになってないよね?(笑)。

この映画を観て、誰もが思うと思う。
絶対にスマホを置き忘れないようにしようと。

それだけでも大きな意味があるかもしれない。

50周年を前に・・・

名大社は来年で50周年を迎える。
ひとつの企業が50年継続するのは簡単ではない。
会社の平均寿命が23.5年と言われる中でその倍以上、
維持するのはそれなりに褒められてもいいのかもしれない。

その50年を迎える段階で僕が代表であるのも光栄なこと。
更迭される可能性はゼロではないが、
今のまま推移すれば僕の代で迎えるのは間違いない。

それは僕が偉いわけでもなんでもなく、
たまたまその時期に代表を務めているに過ぎない。
会社の2/3の歴史しか知らないわけだし・・・。

50周年を迎える来年は様々なイベントを考えている。
記念パーティーも企画すれば、社史の編纂も進行している。
社内ではまことしやかに海外旅行に行く噂が流れている。
そんな話はしていないぞ。
勝手に決めるな(笑)。

だが、そんな時を迎えられるのは、
これまで会社を支えてきたOBの活躍があったからこそ。
今週火曜日はレジェントと呼ぶべき先輩方と久々に酒を酌み交わした。

僕より先輩の現役社員と10年振りに会う先輩らも含め、
楽しい時間を過ごさせてもらった。

ここでは僕は最年少。
今の役職があるとはいえ一番下っ端。

一気にタイムトリップしてしまう。
戻りたくない時代の話もあるが、そんな経験を積んできたからこそ今がある。
昔は超厳しかった元役員も今は和やかに話せる存在。

話題は尽きず、瞬く間に時間は過ぎていった。
そんなOBが仰るのが、「今も名大社が元気であるのは嬉しい。」ということ。
TVCMなど会社の名前があちこちに出ることでその存在に安心感を持つという。
そう見てもらえるのも有難いこと。

あくまでも来年は50周年。
しかし、それは通過点でしかない。
その先も会社が存続していくことが大事。
それも社会に認められる存在として存続していく。
う~ん、頑張らないとね・・・。

そして、いつか僕が先輩のような存在になり、名大社の活躍を喜んでいる。
そんな時が迎えられたら嬉しいだろう。
そんなことを感じたOBとの親睦会。

先日はお疲れ様でした。
これからも応援してください。
本格的に記念行事を考えていきます。

正統派リーダーの教科書

著者の江口先生から直接頂いた本書。
直筆のサイン入りである。
それを自慢したいわけではない。

少し自慢したい気もあるが伝えたいのはそんなことではない。
本書に書かれていることが経営者の、
またリーダーの本質であり、忘れてはならないこと。

しかし、僕はさほど優秀ではない。
よく忘れる。

本書に著されていることは原理原則であり、
特別新らしいことが盛り込まれているわけではない。
時代の変化でいえば、それに則した新たな視点も満載なので、
厳密に言えば新たなに経営者に求められることも数多い。
それは間違いない。
それと同時に松下幸之助哲学とも言うべき不変的な要素も多い。

それを常に頭の中に叩き込んでおかねばならないが、
その時々において、読み返したり、
意識し続けないと僕の未熟な頭ではまだまだ足りない。
自分のメッセージを一度話しただけでは伝わらないのと一緒で
何度でも繰り返さなければならない。

本書を読むと80歳近い江口先生が進化し続けられていることが理解できる。
一般的にこれくらいの年齢の方は過去の実績に基づいた話がほとんどだが、
江口先生自身が常に学ばれ、
この変化の激しい時代に何が求められているのかを追及されている。
上から目線的に表現になっていたら、すみません。
変な意味ではなく、それだけ自分たちがもっと学ぶ必要があるのを言いたいだけのこと。

本書の重要箇所をほんの少し紹介。

一流のリーダーが実行している8カ条の心得。
1.社員の誰にも負けない「熱意」を持つこと
2.言動に「一貫性」を持つこと
3.社員を見下さないこと
4.「責任を取る」ということ
5.「勝てば官軍という考えを持たない」こと
6.「自分の行ったことは必ず実行する」ということ
7.「感動」を与えるのが大事ということ
8.「自分より優秀な社員に嫉妬しない」よいうこと

う~ん、どこまでできているのか?
まだまだですね。
切り取って手帳に貼っておく必要もあるだろう。

江口先生は息子の高校の先輩でもある。
実際、僕とは全く無関係だが、それだけでも親近感を感じるし誇りにも思う。

明日はその勉強会。
出席できないことも多いが、自らにカツを入れながら参加したい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その69

秋晴れの爽やかな日が続きます。
昨日はイマイチな天気ですが、秋らしい気持ちのいい毎日です。

こんな時は異国情緒溢れる食事をしたいものです。
伏見から納屋橋に向かうと歴史を感じさせる洋館が建っています。

こちらのビルは登録有形文化財でもあるようです。
タイ料理店「サイアムガーデン」に行ってきました。
古さは感じますが手入れがいき届き、それが清潔さを醸し出しています。

こちらの気分も引き締まります。
そんな時はランチも豪華に攻めたいものです。

思い切って「オーキッドコース 2500円」を注文しました。
何もなければアルコールを頂くところですが、
午後から大事な用事もあったためグッと我慢をしました。
耐えることも人気食べ物ブロガーの仕事なのです。

前菜盛合わせ
(タイハーブ入りさつま揚げ、豚肉餡のワンタン包み揚げ、サーモンのタイ風カルパッチョ)

やはり飲みたくなります。
こんなツマミに最適な料理を提供され、飲まない方がきっと間違っています。

トムヤンクン

見た目は落ち着きを感じますが、
ジワジワと汗をかいてきます。
程よい辛さはたまりません。

白身魚のフライ スイートチリソース

辛さの中に甘さのある何ともビミョーな味わいです。
タイ料理にはよくある味付けです。

豚肉のチリペースト炒め/タイ ジャスミンライス

白米は日本のお米が一番だと思いますが、
このような辛さのルーにはタイ米が合います。
郷に入れば郷に従えとなります。

パンダンリーフアイスクリーム

特別な香りがする葉っぱを用いているのでしょうか?
デザートに興味のない人間には分かりません。

どの料理も一定以上の辛さはありますが、
人気食べ物ブロガーとしてはちょうどいい辛さです。
ベトナム料理もそうですが、タイ料理は全く苦になりません。
むしろ好きな部類に入ります。

ランチとしては高めですが、そのボリューム、クオリティは十分です。
11時半ごろ入店し堀川を眺めながら、ゆっくりと白ワインを飲み、
会話を楽しみながら時間を過ごすのが理想でしょう。

それもむさくるしい男性ではなく妙齢手前の女性が相応しいでしょう。
機会をいつか持ちたいと妄想を膨らませるのでした。

ごちそうさまでした。
とても美味しく頂きました。

昭和な宴会は続く

先週金曜日、土曜日は名大社の社員研修旅行。
詳しいことは今日のスタッフブログでクマが報告しているので、
研修内容は割愛。
それでも学びの多いいい研修だった。

ご協力いただいたさわらび会のみなさま、
山本左近さん、ありがとうございました。

研修後は蒲郡市の三谷温泉にある平野屋さんへ。

社長である平野さんは経営塾の仲間で無理をいって部屋をとって頂いた。
到着し、瞬間的な休憩の後、宴会はスタート。

こんな感じが昭和っぽくていい。
日本の正しい宴会といえるだろう。

幹事はコンドーとウメ。
準備から当日の進行までお疲れさんでした。

平野社長と豊田東海警備の梅田社長からの差し入れのお酒も嬉しい。

感謝!!。
普段、日本酒を飲まない若い連中も
「美味い、美味い」と飲んで、あっという間になくなってしまった。
奴らにはちょっと勿体なかったかな(笑)。

社員旅行を行う企業も多くないと思うが、
(最近は増えているのかな・・・)
このような宴会も今や少なくなっているのかもしれない。

いかにもというスタイルが若手にはあまりウケないのかもしれない。
しかし、名大社の場合は関係ない。
旅行の場合、まずこのスタイル。
昭和な宴会を行う。

今年の場合、面白い企画を立てたわけではなくオーソドックスな宴会。
それがいい。
まあまあワンパターンな気もするが、温泉での宴会は年1回しかない。
これでいいのだ。

日頃の疲れを温泉と共にこんな宴会で癒す。
本当に癒されているかどうかは疑問だが、
全員で盛り上がるのが大事。

今期もみんな頑張っていることもあり、料理も少しだけランクを上げた。

満足してもらえただろうか・・・。

カラオケも鉄板。
ベテラン社員と女子とのデュエットも昭和的。

セクハラもパワハラも関係ない。
確かにこのブログに載せられない写真が多数あるので、
疑わしい場面もなくはないが、そんなものは笑い飛ばしてしまおう。

大広間で自分の居場所を変えながら語り合う。

それも大事。

宴会終了後は二次会に移るわけだが、こちらも工夫があるわけでもない。
宴会の延長だ。

ここぞとばかり名大社Tシャツで自分の存在をアピールする者もいるが、それもウエルカム。
高い評価をしておこう(笑)。

そんな宴会中心の旅行は翌日午前には終了し解散。
希望者のみ観光へ。
今回はミカン狩り。

大半のメンバーが残り、たらふくミカンを食べていた。

宴会で盛り上がっている姿を見ながら、
こんな環境でみんなが楽しめるのはつくづく幸せだと思ってしまう。
それは僕の自分勝手な想いにすぎないかもしれないが、
世代も役職も関係なく笑い合える場があるのが僕にとっても嬉しい。

こういった時間をいつまでも整えていくのが僕の役割だし、
それに共感できる会社を作っていくのも大事な仕事。

もちろん新しい制度を導入し、今の働き方に適応させるのも重要だが、
会社の一体感を醸成するのに古きよきものを残すことも大切。

昭和な宴会も悪くはない。
昭和な宴会はこれからも続く。

映画「散り椿」

遅ればせながら観ることができた。
そのまま素通りしそうだったが、
何名かの映画ファンに勧められていたので、
観ることができてよかった。

僕の映画の捉え方はもしかしたら他の方とは違うかもしれない。
僕がまず感じたのは黒澤映画へのオマージュではないかということ。
多分、違うとは思う。

しかし、椿三十郎を彷彿させる血しぶき。
そして、一発芸的な見事な殺陣。
いきなり降り注ぐ雨。
絵的にそんなシーンが多い。
椿繋がりでもあるし・・・。

主役である髭の生えた岡田准一は見方によっては三船敏郎に見えなくもない。
そのうつむき加減の表情はそんな雰囲気を持っていた。
多分、僕の勝手な見方かな(笑)。

そして、この映画はどんなジャンルだろうと自分なりに考えてみた。

和製ハードボイルド・・・。

そう捉える人も少ないかもしれない。
愛する人との約束を頑なに守り、
自らを犠牲にして向かって行く姿は昔よく見たハードボイルドに近い。
それが刀に変わったに過ぎない。
こんな捉え方もおかしいかな・・・。

今年公開の日本映画のラインナップを見ると恋愛ものが多い。
それも高校生や大学生中心のスキ~、キライ~といった分かりやすいものが多い。
実際、その類は一本も観ていないので、
本当に分かりやすいかは分からないが、予告編を見る限りそんな感じがする。
それはそれでいい。

だが、50歳過ぎたオジサンはそこに興味は湧かない。
しかし、恋愛ものに興味がないわけではない。
揺れ動く心を共に感じたいとも思う。

そんな意味では本作は大人の恋愛映画といっていい。
きっと麻生久美子に惚れるだろう。
黒木華を愛おしく感じるだろう。
あの笑顔や悲しげな表情の胸を苦しめられるオジサンは多いんじゃないだろうか。

そして、なんといっても岡田准一の殺陣だろう。
エンドロールの殺陣のスタッフに彼の名前が登場したのは
彼の見事な殺陣が自ら演出も行っていたのかな・・・。
いうまでもなく木村大作氏の季節感たっぷりの風景は見事。

そんなブログを書いたところで映画のWebサイトを見てみた。
黒澤映画へのオマージュ。
案外間違いではないかもしれない。

なんだ、なんだ映画を観る感性は見事じゃないか・・・。
自らを褒め称えブログを終わりたい。

本作の主役は絶対に自らを称えないけどね(笑)。