第1回名古屋ファミリービジネス研究会を開催したのが昨年10月から今年3月まで。
おかげさまを持って、好評のうちに終了することができた。
ブログで紹介したのが、こんな感じ。
□ 「名古屋ファミリービジネス研究会」が始まりました。
□ いい人間関係はいい議論を生む
□ 満足度高くてよかったね!NFB!
そうか、ブログで取り上げたのは3回だけだったか(笑)。
全6回開催したのだが、全て高い満足度で終了することができた。
ご参加いただいたみなさん、改めてありがとうございました。
終了後、幹事で集まり反省会を行った。
「せっかく好評なんだから、続けてやっていきましょう~!」
と全員一致で継続することが決定。
調子に乗ったわけではないが、
この7月から「第2回名古屋ファミリービジネス研究会」を開催します!
ご興味のある同族企業の経営者もしくは後継者、または経営幹部のみなさん、ぜひ、ご参加ください。
と今回は大きく宣伝モード。
内容は前回とほぼ同じ。
講師陣も全く一緒。
全会のコーディネーターで僕は最新事例を含め少しだけ変化を加えるつもり。
評価が高いので、変更する必要は今はない。
以下の通りで開催します。
<スケジュールとテーマ>
第1回 7月11日(水)ファミリービジネスの理解、関係性の強化
第2回 8月8日(水)ファミリービジネスの理解、関係性の強化
第3回 9月12日(水)非同族企業幹部の育成、家訓・家憲
第4回 10月24日(水)同族企業のための財務戦略
第5回 11月14日(水)中小同族企業の採用と育成
第6回 12月12日(水)中小同族企業のブランディング
いずれも15:00~18:00
詳細とお申し込みはこちらから・・・。
参考までに、前回参加いただいた方のコメントを載せておこう。
●6回すべて参加することができ、それぞれの回で学びや発見があり大変刺激を受けました。
どうもありがとうございました。
(株式会社アローエム 代表取締役社長 河村史子様)
●講師の方の話も、メンバーとのコミュニケーションもよく学びの多い会でした。
できれば継続して参加したいです。
(川畑工業株式会社 代表取締役 西薫貴様)
●この会に参加してファミリービジネスに誇りが持てました。
社長である兄とも腹を割って本音で話し合い、会社の未来に希望を持つことができました。
(山田自動車工業株式会社 専務 山田耕治様)
どうですか?
なかなかいい評価でしょ?
そんなわけで、7月よりファミリービジネスを盛り上げる会を作っていきます。
みなさま、楽しく飲みましょう。
いや、楽しく学んでいきましょう。
昨日まで3日間連続でイベントを開催。
18、19日は名古屋会場での転職フェア。
昨日20日は岐阜会場でのジモト就職フェア&転職フェア。
天候の心配はあったが、
ふたを開けてみればイベントに影響するような雨は降らなかった。
日頃の行いの良さが天気も味方してくれたのであろう。
僕ではなくて名大社メンバーの・・・(笑)。
慌ただしく過ごした3日間ではあるが、
僕が終日会場にいたのは一昨日の土曜日くらい。
初日はイベント開始前に会場入りし、クライアントへ挨拶。
イベントがスタートして30分も立たないうちに会場を出た。
せっかくなら乃木坂46のライブの様子を見たかったのだけど、残念(笑)。
先週2度目となる東京出張へ。
品川プリンスホテルで行われた「企業と大学との就職セミナー」に出席。
北は北海道から南は沖縄まで全国私立大学の
キャリアセンターの担当者が集まっての総会及び懇親会。
通称「全就研」への参加は僕も何年か振り。
一つは名大社の代表として関係性を高めること、
もう一つはFネットの存在をアピールすること。
それを目的に参加したのだ。
ゲストは増田明美氏。
彼女の解説はユニークで面白いので、その講演も期待していた。
しかし、90分の持ち時間のうち、半分くらいはどうでもいいような話。
(スミマセン)
今の彼女の取り巻く環境の話で面白く感じた人も多いと思うが、僕は正直関心を示さず。
残りの半分は現役時代の波瀾万丈を語ってもらったが、こちらはすこぶる面白かった。
全編そんな話でもいいと思ったのは僕だけだろうか・・・。
いずれにせよ彼女はサービス精神旺盛。
懇親会の席でもツーショットで気軽に写真を撮らせていた。
僕も行こうか動き始めた矢先に終了してしまった。
懇親会は大学との交流。
面識ある方から初対面の方まで多数。
いろんな情報交換をさせてもらったが、
顔と名前を一致させるのは難しいだろう。
お互い様ですね。
21卒の就職環境の話を全くでなかった(笑)。
終了後、Fネットのメンバーと軽く飲んで、真面目に帰宅。
大雨が降る直前に帰宅しラッキー。
2日目は会場でじっと過ごす。
僕以外のメンバーは役割があるため忙しく動き回っているが、
僕はなんの役割もない。
控室を出たり入ったり、各ブースを覗いたり覗かなかったりするくらい。
今回から運営スタッフはiPadminiで情報提供。
運営面も少しずつ変化している。
そして、3日目の昨日は岐阜開催。
岐阜でのイベントも定番化され、年2回は開催していく予定。
昨日も多くの方に来場頂いた。
この日も僕は役割はなく、会場をグルグル回ることくらい。
特にトラブルもなく無事にイベントを終了することができた。
3日間連続で参加頂いたクライアントもあり、大いに感謝。
また、ずっと会場で頑張ってくれた名大社のスタッフにも感謝。
来場頂いた方に対してもね・・・。
忙しいのはいいことだよね。
お疲れ様でした。
ステキなキッカケとなることを期待しています。
前回の映評ブログに続き、白石監督作品。
本作も「うつ映画」かと思ったが、
「凶悪」「日本一悪い奴ら」に比べれば救いようがあった(笑)。
それでも終始、ブルーな気持ちになる映画であるのは間違いない。
きっとこの監督の魅力はそこにあり、
そこを徹底的につぶしていくのが彼の得意技なんだろう。
本作はフィクションだが、警察の暗部を描いている。
白石監督は警察に敵対心でも抱いているのだろうかと心配になる。
なにかイヤな過去でもあるのかな?(笑)。
本作は東映の配給。
スタートは当然のように荒波に東映のロゴマークが登場する。
それは見慣れたシーン。
しかし、今回はそれがやたら古臭く感じた。
後から思ったのだが、それは東映の仁侠映画へのオマージュではないだろうか。
映画の舞台は広島の架空都市。
「仁義なき戦い」の延長線上とも捉えることは可能。
登場人物の広島弁を聞くうちにそんな心境になってきた。
僕は単純なバイオレンスには興味はない。
無意味に殺し合う映画も好きではない。
だけど、なぜかこの類の映画は観てしまう。
大きく捉えれば同じジャンルであるから、
暴力映画が嫌いは人には理解されないはず。
本作でもグロテスクなシーンはいくつもアップされるので目を覆いたくなる。
それでもつい惹き込まれてしまう。
それは変態的な趣味があるわけではなく、
その裏側にある人間関係に引っ張られるから。
北野武映画に近いといえば少しは理解してもらえるかな?(笑)
この映画もやくざ映画に相応しい役者がオンパレードに出演している。
石橋蓮司さんや伊吹吾郎さんの親分は欠かせない。
最近、ピエール瀧はすっかりはまり役。
白石作品には欠かせない役者ではなかろうか。
そんな点でいえば、九十九一もそう。
(ツクモハジメ、覚えている人いるかな?)
端役ではあるが、本作でも「凶悪」でも印象を残していた。
九十九一といえば僕が中学生の時に「お笑いスター誕生」でグランプリを獲得した。
その当時、彼は岐阜放送の深夜のラジオ番組で喋っていた。
僕は受験生で勉強しながら聞いていたが、メチャクチャ面白かった。
多分、勉強は頭に入っていなかったと思う。
彼がグランプリを獲得し岐阜放送の番組を辞めることとなり、
最終回で泣きながら話しているのをオンエアで聞いていた。
嬉しいようで悲しかったことを今でも覚えている。
いかん、全然違う方向に向かってしまった・・・。
この作品は役所広司と松坂桃李のためにあるといっていい。
この2人の関係性で映画が構成される。
それに周りの連中が上手く絡んでいく。
どんどん壊れていく姿もたまらない。
それは誰かは映画を観てもらえればと思う。
しばらく白石作品からは目が離せない。
そんなことを感じさせた映画だった。
昨日のブログがまあまあ好評だったので、続きを・・・(笑)。
2日目の朝一番に受講したのが、
富士ゼロックス総合教育研究所による「リーダーシップ・トランジション」。
ということは何の工夫もないブログタイトル。
まあ、そんな手抜き感はどうでもいい。
中身が大切。
それにしても最近話題のゼロックスさんですが、いろんな事業に取り組まれているんですね。
定期的に「人材開発白書」を発刊し、人材開発における様々な問題を調査・研究されている。
今回のテーマも上場企業の役員を中心としたリーダーを対象に調査した結果から作られている。
面白いのは自由回答コメントを整理統合した上で、
それを類似性で分類し、背後にある共通要因を導き出した点。
そこを基準に内容を作りこんでいるので、論理的であり説得力がある。
その前に”トランジション”って、なんだと思われる方もあるだろう。
トランジションとは移行することで、メンバーは現場リーダーに移行し、
経営リーダーに移行していかなければならない。
それは単に右肩上がり的に線を描くのではなく、S字曲線として描かれていく。
イメージするのは難しいかもしれないが、
簡潔に言えば簡単に現場リーダーから経営リーダーにはなれないということ。
現場リーダーと経営リーダーでは求められことは明らかに異なる。
現場リーダーは課長クラス、経営リーダーは事業部長、役員クラスを指すので、異なるのは当然。
名大社においても課長クラスの現場リーダーは揃っているのだが、
次の経営リーダーを育成していくのがもっかの課題。
そもそも僕が経営リーダーとして相応しいかどうかの大問題はあるが、ここではあえて触れない。
大事なのはその先のこと。
大事なことを僕は自分の存在を棚に上げて取り組まねばならないのだ(笑)。
調査によれば、企業内で一目置かれる経営リーダーには3種類の行動変化がみられるという。
・積極的依存(自分一人で頑張ろうとしない)
・選択的対応(隅々まで関わろうとしない)
・新たな人脈形成(業務遂行以外の関係者で築く)
この3点が重要。
この講演ではセルフチェックを行ったのだが、僕はまずまずの評点だった。
自分に甘い採点をしている可能性は大だが、それほど自分の対応は悪くない。
まあ、これでも8年は経営者をやってるわけだから、
ある程度の点数を取らない方がおかしい。
全部自分でやりたいとか、どんなことでも関与したいとか、業界内の人としか付き合わない、
そんな経営者は結構多いだろうが、それでは経営リーダーとしてはよろしくないということ。
大いに頷ける話だが、頑なにそれを続ける方も多いと思う。
僕はそこに関しては何のこだわりもないんだけど・・・。
会社の体制として、そんな方向にもっていかねばならないのは事実。
現場リーダーが経営リーダーになるための行動を促していかねばならない。
簡単なことではないが、徐々にシフトしていく仕組みを作らないといけない。
ここでも言われたのが決断。
そして、一皮むけること、修羅場経験・・・。
それが重要。
こうなったら一人ずつ修羅場を経験させる必要があるのかな(笑)。
そんなことも半分真面目に考えたりしてしまう。
いずれにせよ、リーダーの存在が会社の行く末を決める。
各部門のリーダーがより上に立つリーダーへ移行することが求められる。
それが僕自身の最大の仕事かも・・・。
積極的依存や選択的対応をしながらね。
昨日、一昨日は東京で開催された「HRカンファレンス」に参加。
HRプロさんや日本の人事部さんのこれらの人事系イベントは
都合がつく限り極力参加している。
数年前までは採用事業のネタを見つけるために参加していたが、ここ最近は違う。
もちろん採用ビジネスに直結するサービスを探しているが、
組織や人事について自社に活かすことを考えての参加が増えた。
そんな意味では今回の講演も大変に役に立つ内容だった。
この講演を通し、自分自身の新たな役割も見えてきた。
特にサイバーエージェントの曽山氏と
早稲田大学ビジネススクール入山准教授のセッションは多くの気づきがあった。
このお二方の講演は以前も伺ったことはあるが、その度に学びがある。
すぐ忘れてしまう自分の未熟さは否定しないが、
今後の自社の政策に活かしていくつもり。
マジメに・・・。
この会のテーマは
『「新規事業を創出する人材」「イノベーションを起こす組織」はどうすれば生まれるのか 』。
僕自身がもっとも関心のあるテーマ。
名大社を先行きを考えていくと新規事業やイノベーションは外すことはできない。
新規事業を生み出し、イノベーションを創出しなければ会社は生き残っていけない。
それを僕が声高々に「新規事業を作れ!イノベーションを起こせ!」
とほざいたところで生まれるものではない。
そのための仕掛けや仕組みが必要。
うまく仕組化することで、メンバーがその気にならなければ生まれようがない。
自発的な行動は重要だが、それを待っているだけでは前には進まない。
そんな点では、サイバーエージェントのしかけは参考になった。
詳細は省くが、イノベーションを成功させるポイントは3つ。
1.変化の習慣
2.経営の率先垂範
3.敗者復活の事例
サイバーエージェントで展開される「あした会議」では
新規事業の提案などが毎回20~30案出るという。
その中で選ばれた案が事業化されていくわけだが、
そこにも相当な仕組みが作られている。
常にチャレンジできる体制がある。
そして、何よりも決断経験することが人材を育成し、成長へと変化していく。
サイバーエージェントのような会社でも新規事業が成功する確率は50%。
新会社も5年で半分は潰れるようだ。
潰した者は敗者になるわけだが、その敗者を労い、
次の事業へ向かわせる制度が再チャレンジを生み、組織も活性化する。
そうでなければ恥ずかしくて会社に残ることもできない。
営業利益の●%を新規事業に回すということもわかりやすい。
これは名大社でも決断することができそう。
あらかじめルールを決めてしまえば、そこに余計なリスクを考える必要はない。
制度としてチャレンジできる体制を整えてしまえばいい。
そんなことも含め、事業の活かし方のポイントを吸収できた。
これも大きな領域でいえば人事の仕事。
入山准教授は人事の「戦略化」が必要という。
大きな組織であれば人事部を新たに構成し、
CHOなんて作ってしまえばいいのかもしれないが、
中小企業はそんなわけにはいかない。
となるとそれはやはりトップの仕事。
そう、僕の役割。
これからの僕の仕事は戦略人事。
人事面からどう戦略を立てるかを考えていかねばならない。
また、役割が増えたかも・・・。
こんなことを優先できるのも有難いんだけどね(笑)。
この日はパラパラと雨が降っていました。
そんな日はランチに困ります。
あまり遠くには行きたくありません。
しかし、人気食べ物ブロガーとしての役目もあります。
地下のコンビニで弁当を買うのはご法度です。
雨に濡れても外に出なければならないのです。
そこで思い浮かんだのが「焼鳥とりっぱ」さん。
少し前に「伏見広小路店」を紹介しました。
そこよりも近いのが伏見駅と会社の間にある「伏見店」です。
電気文化会館の駐車口を抜けていくとほとんど濡れずに行くことができます。
早足でお店に入りました。
メニューを眺めます。
「久々にからあげマウンテンでも食べてみるか・・・」
こちらの唐揚げは迫力があるのです。
メニューの横をちらりとみるとこんなものが置いてあります。
「おっ、なんだ、なんだ。凄いじゃないか・・・」
迷うことなくマウンテン葱塩を注文しました。
通常のは930円のランチがこの日は特別に500円。
雨だからか、何かの記念日だからかは分かりません。
一番お値打ち感のあるランチを注文するまでです。
多分、量が少ないのだろうと予測していました。
「おまちどうさまでした。葱塩です!」
マウンテン葱塩 930円→500円
「お~、こうくるか。いつもと同じじゃないか・・・」
このボリュームで500円は信じられません。
唐揚げの後ろにはキャベツもしっかりとあります。
漬物も味噌汁も付いています。
おまけにマヨネーズも付いています。
「お~、なかなか、やるじゃないか。」
唐揚げは食べごたえがあり、すべて食べると相当お腹がふくれます。
「この存在を名大社一、唐揚好きのオガワは知っているのか?」
どうでもいいことを呟いたりします。
ごちそうさまでした。
とても美味しく頂きました。
雨だったので外観を撮ることができず、
後日、店舗の写真だけを撮りに来ました。
この日はお店に入らず、さりげなく外に飾ってあるメニューだけを見ました。
その日はチキンわらじカツが500円。
給料日前に名大社スタッフが殺到しそうです。
その際はよろしくお願いします。
今週末は転職フェア。
詳しくはこちら。
18・19日は名古屋会場、20日は岐阜会場にて開催。
今期最初の転職イベントは3日間連続で行う。
おかげさまで当初の計画以上のクライアントに参加頂くことになった。
ありがとうございます!
少しでも満足頂けるよう、より多くの方に来場いただきたい。
当日のイベントもバージョンアップ。
そして、転職フェアサイトも含め全体をリニューアルした。
名大社通の方なら転職フェアサイトの違いを理解してもらえるだろう(笑)。
そして、広告宣伝も一新。
TVCMから交通広告、ネット広告を含め、全ての告知媒体を見直した。
今回、リニューアルしたCMがこちら。
なんと10種類のCM。
実際、オンエアされているのは7本くらいだが、これだけのCMを一気に制作した。
きっと賛否両論だろう。
見る方によっては「もっと真面目にやれ!」と思われるケースもあるだろう。
それは真摯に受け止めていく。
しかし、時代が変わり、転職に対する意識も変わってきた。
以前はネガティブであった転職をこのご時世でネガティブと捉える方は少ない。
より自分らしい働き方をするために時には必要。
かといって、決して転職を勧めているわけではない。
実際、僕自身、転職経験はない。
「働き方改革」が進むのと同時に仕事への向き合い方が変わってきたのも事実。
今後、副業も一般化していくだろうし、企業の雇用も多様化していく。
そんな中で、名大社として変わらぬ姿勢は「ジモト就職」。
地元で働くことを内向きとか保守的という捉え方ではなく、
あくまでも前向きに捉えていく。
笑顔になってもらいたいのだ。
それは働く側も場を提供する側も両方。
どちらかだけがいいわけではない。
今回のCMはそんな雰囲気も醸し出しているのではないだろうか。
それが伝わっているかどうかは今週末のイベントの結果に表れる。
多くの方の期待を背負っていることは自負せねばならないし、
それに応えていく姿勢は常に見せなければならない。
GWから始まった新CM。
先週末から今週にかけては東海地区の全局で流れていくので、
リアルに見てもらう方も多いだろう。
その際はフッと笑ってもらえれば嬉しい。
まずは今週末のイベントの成功を祈るばかりですね。
先日、ある飲み会で美しい女性と一緒になった。
いろんな話をしているうちに映画の話題に・・・。
「山田さんの最近、よかった映画は何ですか?」
「そうだなあ、『ペンタゴン・ペーパーズ』と『ウィンストン・チャーチル』かな。」
気取りながら映画コラムニストぶって語ってみた。
「洋画の方が好きなんですか?」
「本当は日本映画の方が好きなんだよね。」
ここも気取って映画コラムニストらしく答えてみた。
「私も日本映画が好きで、うつ映画が特に好きなんですよ。」
「うつ映画?」
初めて聞く言葉だった。
「重くて暗くて鬱になってしまうよな映画です。」
「へ~、『愚行録』みたいな?」
「そうです、そうです。そういう映画が大好きなんです。
中でも『鬼畜』が一番好きです。」
「うわ~、すごいね・・・。」
と素晴らしいセンスの持ち主とそんな会話が続いた。
「『日本で一番悪い奴ら』は観た?」
「観ました、観ました。山田さん、だったら『凶悪』は観ましたか?」
「いや、Amazonプライムのウオッチリストには入ってるんだけどね。」
「白石監督なら、こっちの方が救いようがなくて断然いいですよ。」
かなり映画通の美しい女性は力強く語った。
本当にどうしようもない映画が好きなようだ。
そんな会話がいいきっかけとなり、先日、ようやく観たのが「凶悪」。
いやあ~、救いようのない映画である。
実話を基に製作されているのは、白石監督の得意とするところか。
主役の山田孝之氏はいろんな作品で個性的な役柄を演じているが、
本作ではまともに見てて仕方ない。
よくよく見ればまともではないのだが、
他の出演者が異常すぎてまともに見えてしまう。
リリーフランキーとピエール瀧。
この2人は今は普通に役者として多くの作品に出演しているが、
元々はイラストレーターやミュージシャン。
上手すぎるというか変態的すぎる。
特にリリーフランキーのあの不気味な笑みは突出している。
「探偵はBARにいる3」も「美しい星」も「SCOOP!」もいやらしさが目立っていたが、
この作品はさらに際立つ。
彼は天才だな・・・。
そして、救いようのないかたちで映画は終わる。
映画の中身には全く触れていないような気もするが、
たまにはこんな気分の悪い映画もいい。
僕たちはシアワセな人生を生きていると実感できるのだから。
本作は2017年キネマ旬報日本映画ベストテンの第1位。
公開当時はそんな話題になっていないと思うけど、
じわりじわりと評価が上がっていったのだろうか?
この作品のタイトルは面白い。
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」
これが正式なタイトル。
タイトル名に映画と入っている。
同じ作品でドラマはないはずだから、入れる意味は何なのか?
僕には分からないが、何かを主張しているようでならない。
そして、本作は全編通して何かを主張している。
しかし、それは見過ごしてしまいそうな主張でしかない。
ボーッとこの映画を観るとちょっと頼りない若者の恋愛映画で思ってしまう。
実際はそんな恋愛なんてどうでもよく、その奥にある葛藤や
孤独や欲望や絶望感がグルグルと一人の人間を渦巻いているように思える。
現代社会というか2017年あたりの時代をリアルに映し出し、
目に見えない共感を生み出しているのかもしれない。
そんな意味では時代を大きく反映した作品で、
瞬間的に観る者の心を捉えるのだろう。
70年代の若者像に僕ら世代が違和感を感じるように
20年後この作品を観ると強烈な違和感を感じるのかもしれない。
ただ共通するのは若者はいつの時代も不安を抱えているということ。
スマホで簡単にメールでやりとりできても、その不安は解消されない。
時に饒舌で時に無口で時に感情的で時に無反応なのも今の時代だからか?
そんなことを感じながら本作を観た。
万人受けはしないと思うが日本映画通のうるさ型は
ちょっとしたウンチクを語りたくなるんじゃないかな?。
空の色と衣装の色の関係性とか・・・(笑)。
ヒロインは石橋静河さん。
正直、そんなに可愛いわけではないが、独特の雰囲気を持つ女優。
映画を観終わった後、調べてみたら石橋凌さんと原田美枝子さんの娘さん。
いい意味で親の七光りを感じさせない(笑)。
映画界に華やかさばかりは必要ない。
そうじゃない存在感も必要。
そんなことを思わせてくれた。
ここまで書いたところで、どんなストーリーかさっぱり分からないと思うし、
僕の主張もとても曖昧。
しかし、今はとても曖昧な時代。
だからこそこんな映評が重要なのだ。
と自分を正当化させてブログを終えたい。
大切なのは夜空を見続ける勇気なのだ。
一昨日の水曜日は「富士ゼロックスエグゼクティブセミナー」に中堅リーダーのオクダと参加。
講師は株式会社日本レーザーの近藤宣之会長。
タイトルは
「進化した日本的経営 なぜ、人を大切にすると利益は上げるのか?
-ありえないレベルで人を大切にしたら24年連続黒字になった仕組みー」
とやたら長い(笑)。
90分間の講演内容はまさにこのタイトル通り。
ありえないレベルの人の大切の仕方だった。
近藤会長はサラリーマン出身。
親会社のトップとぶつかり冷や飯を食わされる経験もし、
そんな状況の中で人の使い方を学んできたことは多い。
何となく僕に似ている。
それはおこがましい。
それを言うなら僕が似ているということだが、僕はその比較にならない。
苦労度は僕の数十倍だろう。
きっと成功する人の冷や飯度は反比例しているんじゃないかな。
講演中に何度も修羅場を超えることが大切と言われていた。
やはり修羅場経験は人間を強くしていくし、
その経験がないと一皮むけないということ。
講演終了後、オクダと会社まで帰る道のりで
「オクダには修羅場体験がないな。思いきりやってみるか?」と振ってみた。
「疑似体験はしています・・・」
と言っていたが、そんな甘っちょろいことでは意味がない。
一度、どん底まで落としてみるか。
そして這い上がってきたら評価するか(笑)。
それはさておき、近藤会長の熱い講演で印象に残ったことを少し披露。
就業規則は毎年変える。
クレドは最初自分で作り、その後、全体で作り直し、そしてまた自分で作り直す。
2:6:2の法則の見方について。
これは目からウロコ状態だった。
一般的に2:6:2の法則と言えば、
「優秀な人2割」「普通の人6割」「パッとしない人2割」に分かれる。
それは優秀な2割だけ残しても、また2:6:2になるという。
何度も何度も聞いた話。
しかし、近藤会長の解釈は異なる。
会社を引っ張る20%のリーダー、会社を支える60%の人財、
気づきを与える20%の社員という。
パッとしない、もしくは足を引っ張る2割は気づきを与えてくれる貴重な存在。
こんな肯定的解釈ができること自体、感動。
そして、参加者に配布されたクレドも、
必要な個所は自由に使ってくれと太っ腹な事を言われた。
その人間的器の大きさがいい組織を作り、いい人間関係を作り、
働きやすい職場を作っているのだろう。
僕もESを上げることを中心に考えてきたが、近藤会長の前では木端微塵。
それは考えてきたつもりに過ぎず、その徹底度に比べれば足元にも及ばない。
唯一、共通点があるとすれば社長室を持たないことくらい(笑)。
自分の未熟さを痛感した講演だった。
但し、進んでいる方向は間違っていないと実感はしたけど。
やっぱり、そうなのね・・・。
本講演では、一人一冊、近藤会長の著書がプレゼントされた。
それも直筆サイン入りで・・。
近々、読んでみよう。
この手の講演は僕が参加するだけでなく、
会社の中堅メンバーも順に参加させなくてならない。
これも人材育成。
僕自身もそうだが、一緒に参加したオクダも何らかの気づきはあったはず。
次はシゲノかな・・・。