今回も特別編。
最近、伏見シリーズのアップがないです・・・。
新規開拓が足りないのでしょうか。
間もなく復活させますので、あと一週、お持ちください。
特別編だからといって遠征ではありません。
今回は近場。
それも名古屋駅前になります。
本来であれば特別編には該当しません。
どうしても特別編にしたい理由があったのです。
向かったのはミッドランドスクエア。
4階のレストラン街にある「築地寿司清 名古屋店」さんに家族で行ってきました。
(ミッドランドスクエアのHPより)
こちらは娘が学生時代にアルバイトをしていました。
それがキッカケで東京の築地のお店にお邪魔したことがありました。
その時のブログがこちら。
バイトを卒業して4年近くになるにも関わらず、
ちょくちょく顔を出しているようです。
とてもいい店長さんで今もお店を切り盛りされています。
今回お願いしたのは「季節のおまかせコース」。
値段によって品数が異なりますので、その品数から値段を判断してください。
娘の顔を立ててサービスをしてもらったようです。
嬉しくもありますが、申し訳ない気もします。
まずはエビスビールで乾杯。
前菜。
お酒のアテには最高です。
刺身の盛り合わせ。
イワシとブリが最高でした。
そして焼き物。
お寿司屋さんにしては珍しい和風タルタルソース。
これが絶妙なバランスです。
そうなると白ワイン。
こちらは一点勝負。
あん肝と白子。
体はどうなっても構いません。
あまりにもイワシが美味しかったので、息子が光物盛り合わせを注文しました。
どんどんお酒が進んでしまいます。
これならいくらでも頂けます。
そして鯛の唐揚げ。
甘くもありながら程よい塩味。
これもヤバいです・・・。
茶碗蒸しで体を再度整えます。
お寿司の盛り合わせ。
娘のおススメはとろたくですが、どれも美味しい。
これだけでも一人前はあり、いくら寿司好きでもこれ以上は食べれません。
息子はここぞとばかり注文する気満々でしたが、断念しました。
最後はデザート。
息子も大学を3月に卒業、娘も東京での生活にも慣れ、
山田家も変化の大きい一年になりそうです。
こうして半年に一度くらい家族で贅沢な食事を頂くのも大切。
今回は大変お世話になり、ありがとうございました。。
ごちそうさまでした。
いい映画だ。
素直な気持ちになれるいい映画だ。
それは映し出される広大で美しい海であり、
海底を自由に泳ぐ魚群であり、それを見守る人たちのこと。
そこに懸ける想いがヒシヒシと伝わってきた。
自然と共生する大切さを改めて教えてもらったような気がしてならない。
過度な環境保護を訴えるわけではない。
環境問題に痛切なメッセージを発しているわけではない。
ごく自然に自分たちが大切にすべきことを当然と捉え動くだけ。
より快適で楽な生活ばかりを求める自分がちっぽけで情けない人間に思える。
真っすぐ生きるとはこういったことなんだろう。
もっと大切なことは何か。
映画に感動しながら、こっそりと反省をしてしまった。
本作の舞台は西オーストラリアの海辺。
父を海の事故で亡くした母と娘が海と共存した生活を送る。
環境活動家の母はアワビも獲るが、あくまでも最小限。
生態系は傷つけない。
娘は海で鍛えられ、海の奥深くまで潜っていくこともできる。
そこで出会ったブルーバックと名付けられた巨大な青い魚と心を通わせる。
そのシーンは果てしなく美しい。
そして感動的。
誰しもがそんな海を荒らしたくないと思う。
それは無責任に映画を楽しんでいるからか・・・。
ここにビジネスチャンスがあるなら、どうだろうか。
浅はかな僕は揺らぐ。
本当の姿を見ることはせず、表面的な姿だけ捉えようとするだろう。
きっと世界中でこの手の問題は起きているはず。
本作は現在と過去を織り交ぜながら、何が大切なのかを教えてくれる。
そこに説教臭さも、必要以上の演出もない。
自然体に近い。
ドキュメンタリーを見ている錯覚にも陥る。
主演の娘アビーは幼少期、青年期から大人へと描かれる。
母親ドラは晩年期まで。
2人の役柄を5人の役者が演じる。
違和感はなく、むしろ心地いい。
オーストラリア映画って、なかなかいいじゃないか。
マイナー作品だが、素直な気持ちでおススメしたい。
そして、もう一度、オーストラリアにも行ってみたくなった。
1回しか行ったことはないけど・・・。
僕はこういった小さな日本映画が好きだ。
超豪華な俳優陣を並べず、テーマ設定も地味で低予算で仕上げた作品。
メジャー公開もされないし、大ヒットもしない。
(すみません・・・)
しかし、作り手のこだわりや役者陣の懸命さが伝わる。
そこに大きな魅力を感じる。
そんな日本映画が好きで大切にしたいし、応援もしたい。
本作はまさにそれ。
舞台は熊本県荒尾市。
一昨年、熊本に旅行も行ったが、どのあたりかも知らない。
調べてみたら熊本市よりずいぶん北で有明海沿い。
有働監督の出身地だという。
そのあたりも作品に込める愛着もあるのだろう。
映し出される風景や熊本弁がストーリーと融合し、こちらの気持ちも引っ張られる。
物語はスキャンダルで仕事を失った崖っぷち女優と
評価が上がらない女性ディレクターの人生模様を描くだけ。
(ちょっと失礼な表現かな・・・)
大げさな人間ドラマはない。
新鮮なテーマともいえない。
だが、僕はストレートに感情を持っていかれた。
娘と父の問題が余計に僕を感情的にさせたのかもしれないが、それだけじゃない。
笑うシーンでは笑い、泣くシーンでは泣く。
オーソドックスでありながら、小気味よい演出が感動を生む。
象徴的なシーンで父親が娘に焼き飯を振舞うシーンがある。
その焼き飯がいいじゃないか。
チャーハンじゃなく焼き飯。
きっと美味いはず。
そう思ってしまう。
父と娘の絆は言葉はなくでも、関係性が悪くても太く繋がっている。
どんな娘であろうと父親は応援するし、
どんな冷たい父親だろうと娘はきっと信じている。
主演は蓮佛美沙子と伊藤万里華。
このキャスティングも素晴らしい。
崖っぷち女優とイマイチな女性ディレクターを上手く演じている。
伊藤万理華は「サマーフィルムにのって」のまんまな気もしたけど。
あれがキャラか、演技が同じようになってしまうのか。
まあ、それはそれでよしとしよう(笑)。
女優は泣かない。
泣かないし泣けない。
それもプロ。
素直に感じたい作品だよね。
最近、Z世代の採用をテーマにした講演依頼を頂くことが増えた。
「Z世代評論家」なんてテキトーなことを言っているせいもあるが、
特別な見識があるわけではない。
評論するのは勝手で資格があるわけではないし(笑)。
とはいえあまり無責任なことは言えないので、
それなりに調べたり、経験したりしている。
その中で参考になるのは大学での授業や若手社員の動向、
子供たちの価値観だったりする。
残念ながら正解はない。
はっきり言ってしまえばマチマチ。
よく表現されるようなデジタルネイティブとか、
本質に価値基準を置くとかは周知の事実。
目新しさはない。
価値観も多様。
今の学生は大人しいというが、それは以前から。
昔は大学の授業に出ていなかったので、見えなかっただけ。
今は学生がしっかりと授業に出席するので、そんなふうに見える。
安定志向が多いというが、それも昔から大差ない。
フルコミで勝負したいという学生も少なからずいる。
みんながみんな同じ考えではない。
それに説得力を持たせてくれるのが本書。
著者の古屋さんとは2度ほどご一緒したが、僕が感じていたことを具現化してくれる。
「ゆるい職場」でもなるほどと感心したが、
(おかげで講演にも生きてます・・・)
本書もふんだんにデータを活用し、その中で持論を展開されるので納得感は高い。
僕のように感覚で勝負している者とは明らかに違う。
本書でも言及されているが、若手を育てるのが難しいのは、
世代感よりは働き方が変わったことが大きい。
現状や自社に当てはめてみればより明確。
以前、ブラック企業という言葉があちこちで使われていた。
長時間残業や休日出勤など、過酷な働き方で自殺者が多いというような・・・。
もちろんゼロではなく、問題を抱える企業も多いだろう。
しかし、明らかに減ったはず。
僕らが若い頃当たり前だった残業なんて今や考えられないのが一般的。
それに合わせたマネジメントや育成方法が求められるが、
管理者側が追いついていないのが現状じゃないか。
僕がエラそうにいって、完璧にこなせるかといえばそうではない。
今の考え方は理解しているが、錆びついた価値観が頭の隅に残っているのも事実。
これが邪魔するケースもある。
一言でいえば「古い」のだが、くだらない成功体験が足を引っ張る。
一方で本質的な面もあるので、その境目は難しい。
だからゆるくて辞める社員が出るのも当然。
まずは職場環境の変化を前向きに受け止めることが大切。
転職も普通だし、副業、兼業も当たり前の時代になるのだろう。
どんな時代も若者が変わる前に自分が変わることが必要かも。
離職者が多いのは「きつい職場」と「ゆるい職場」という。
その中間なら大丈夫なのか?という疑問があるかもしれないが、
もしかしたらそれがヒントなのかもね。
いつの時代も若者を育てるのは難しい。
僕が若い頃、新人類といわれ、それに手を焼いた上の世代も多い。
昔は精神論で押し通せただけ。
不満が充満して、みんな飲み屋でグチっていた。
今の若者はそれがない。
そう思うと自分たちの方がダサかったり。
Z世代が特別ではない。
今も昔もさほど変わらない。
若者に変化を求めると同時に僕らも企業も変化していかなくちゃね。
本書を読んで改めてそう感じた。
ありがとうございました。
能登半島地震で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
今回も特別編。
ご紹介するのは北陸旅行の際にお邪魔した金沢のお店。
「長八 片町店」さんにお邪魔してきました。
金沢は駅前は繁盛していますが、片町周辺も(特に夜の街としては)賑わっています。
金沢で人材サービスを行う先輩経営者に
「お値打ちでお寿司も美味しいお店」と尋ねたところ、こちらを教えて頂きました。
調べてもみるとかなりの人気店。
ホテルから徒歩3分も掛からない便利な場所。
さすが、金沢の人材業界を牛耳る先輩。
改めて感謝します。
予約したカウンターに通してもらい、メニューを眺めます。
目の前の水槽には大きな蟹が泳いでいました。
活加能がにで一杯(600g超サイズ)が22,000円、一杯(900g超サイズ)が33,000円します。
迷いましたが、相方が蟹に興味を示さないので、オーダーしないことにしました。
まずはビールで乾杯。
スプリングバレーは三口でなくなってしまいました。
え~っと、何だったけ?
これがお酒に合います。
瓶ビールで体を整えた後は日本酒。
能登の酒、竹葉純米吟醸。
一日も早い復興を祈っています。
刺身盛り合わせ
カキフライ
そして、蟹グラタン。
こちらが濃厚。
身がぎっしりと詰まっています。
蟹には興味がないようですが、蟹グラタンは興味を示しました。
ホッと安心(笑)。
職人さんは魚を捌き、料理をこしらえています。
隣に座る年配のご夫婦は職人さんと会話しながら食事を楽しんでいました。
常連さんでしょうか。
そして注文されたのが活加能がに。
あれは600gか900gか・・・。
どちらかは分かりませんが、横目でチラッと眺めながら堪能しました。
こちらはお麩で勝負。
そうなると熱燗を飲みたくなります。
海鮮しゅうまい
海老、帆立、かに、白身の魚介入りのこだわりしゅうまい。
そろそろお寿司でも食べようと思いましたが、お腹もかなりふくれてきました。
それほどの量は必要ありません。
ここは鯖の食べ比べをすることにしました。
炙り〆鯖の棒寿司。
香ばしく炙った〆鯖を大葉、ガリ、ゴマの入った特製シャリで頂きます。
そして、焼鯖の棒寿司。
どちらも美味しかったですが、個人的には炙り〆鯖の棒寿司に軍配。
こちらのお店はコース料理もあり、グループはその方がいいでしょう。
少人数やカウンターでの食事なら、旬のメニューを眺めながら注文するのがいいのではないでしょうか。
2人で16,000円ほどだったような気がします。
地元の方がおススメするお店は間違いがないですね。
満足する夜を送らせてもらいました。
ごちそうさまでした。
少しでも早い復興と賑やかな街に戻ることを祈っています。
なんと2024年初の映画はフランス作品。
昨年最後が「ラ・メゾン 小説家と娼婦」だったので、
フランスで終わり、フランスで始まったわけだ。
なんたってパリ五輪もあるし、パリ丼も食べたいしね。
なんも関係ないけど・・・。
ブログも連続。
タイミングと関心が合致した結果の選択だが、テーマも結構面白かったり・・・。
本作は実話を基にしたヒューマンドラマ。
それも2015年頃なのでまだ最近のこと。
経営難に陥った農場を立て直すために納屋にキャバレーを作り繁盛させようという流れ。
なんとなく80年代的。
なんとなくフィクションならあり得る話。
それが近年の実話というから興味が湧く。
日本人の感覚ならこんなアイデアは出ない。
仮にアイデアが出たとしても実現不可能。
誰も賛同しない。
キャバレーという響きもあるが、それが落語や漫才など、
エンターテイメントな劇場でも到底無理だろう。
そのあたりが国民性の違いか。
あながちそうとも言えない。
どこにも頭の固い老人はいて、断固反対。
有無をいわさず拒否する人はいる。
まあ、それも万国共通だったり・・・。
そんなお国柄を眺めているだけでも参考になる。
それが実話を基にした映画のいいところだと思う。
作品自体はとても温かい気持ちになれる幸せな映画。
諦めなければ夢は叶うし、誰かが救いの手を差し伸べる。
新春らしさもあるし、
気分が晴れない時にこんな作品で気分転換するのもいい。
もっといいのはフランス語が分かること。
理解できていれば120%楽しめるんじゃないかな。
きっと日本人では通じないダジャレや言葉遣いがより面白くさせたり。
本作に登場する俳優さんはだれ一人知らない。
サブリナ・ウアザニは魅力的だが、きっと名前は覚えられない。
そのあたりが佳作だけどマイナーな日本映画みたいで好感が持てる。
本作で描かれる舞台は今も農場キャバレーとしてお客さんを集めているという。
現在進行形だとより応援したくもなる。
今年もフランス映画を観てしまうのかな。
着眼点にも注目していきたいね。
2023年に観た最後の作品。
昔の表現でいえば成人映画。
今はR18+という。
R18+作品がマイナーな映画館でなく、
イオンシネマで上映されることで興味が湧いた。
18歳以上の作品でもシネコン上映だからかなり一般向けなのかと。
案の定、この手の作品としては珍しく、
夫婦ずれもいれば、女性一人客も鑑賞していた。
本作にはこんな解説が書かれている。
「作家であることを隠して高級娼館に潜入したエマ・ベッケルが、
その体験をもとにアンダーグラウンドで生きる女性たちのリアルな姿を描き、
フランスで賛否両論を巻き起こしたベストセラー小説「La Maison」を映画化」
映画コラムニストとしては気になるのは当然のこと。
(純粋な映画ファンとして・・・)
テーマや描き方を変えればR18+にする必要はないかもしれない。
しかし、本作は観る側が恥ずかしくなるほど過激。
一人でこっそり観るならいいが、映画館ではそれなりの緊張感が伴う。
それが評価され日本に輸入されたわけではないだろう。
テーマ自体は新しいわけではない。
その世界を描く作品は日本でもある。
もしかしたら日本の方が辛辣かもしれない。
それが国や場所が変わることで印象も変わる。
イヤらしい意味ではなく、惹かれる面もあったり(笑)。
ただ言えるのは万国共通で、男も女も抱える悩みや闇や変態性は大差ない。
そんなふうに思ったり・・・。
日本でも体を売る女性の問題が取り上げられるケースは多い。
いろんな事情があるのは理解できる。
どちらかといえば環境面で描かれることが多い。
その育ち方とか不幸な家庭環境が・・・。
そこは僕も理解できる。
本人に原因があるわけではなく、周りの影響であることが。
しかし、本作の焦点は異なる。
描き方がこれまでの僕がイメージする内側と。
女性の内側ではあるが、これまでの内側とは違う。
女性の感覚がその世界に浸かることで変化するのは本作が教えてくれた。
どちら側から体験するか。
それは体験した者しか分からないんだろうね。
映画を観ないと分からないこと。
そして、映画を観ても分かりえない世界があることも。
もったいぶらずにまずは報告しておこう。
昨年12月のランニング距離は104km。
月間ノルマは達成。
パチパチ。
2023年は一年間、すべてノルマをクリアし完全達成。
パチパチ。
ついでに言えば、2022年も一度も未達成月がなかったので完全達成だった。
そう、2年連続完全制覇。
お~、それは凄い。
パチパチパチパチ。
ライバルはもうぐうの音も出ないだろう。
自己満足であるのは百も承知だが、
なんとか2年間、月間100kmを走り続けることができた。
2023年は年間1,280kmということか。
(記録は若干漏れているので、実際はもう少し長い)
達成したからと言って何かあるわけでもない。
表彰されるわけでもなければ、誰かが褒めてくれるわけでもない。
マラソン大会に出場しても速いわけじゃない。
タイムも縮まない。
あるのは自分へのこだわりだけ。
それもちっぽけな。
ただそれが自分にとっては大切だったり。
そんなもんでしかない。
本来12月は楽勝なはずだった。
22日までは順調だった。
しかし、忘年会続きのせいか、出張続きのせいか、油断したのか風邪を引いた。
そこで4日間、走れなかった。
楽勝モードから一気に危機状態に。
最終週の体調はイマイチだったが走った。
月末は復調し、なんとか30日に達成することができた。
この1年で1ヶ月でも未達成の月があれば諦めていた。
気持ちでクリアした最終月といえるだろう。
そんな12月だったが、久々に皇居も一周した。
この日は天気予報も雨だったので迷ったが、朝、止んでいたので走ることができた。
そんな日でも皇居はガチランナーが真剣に走っている。
雨とか関係ないわけね。
結果的にはここで走ったことも目標達成の要因にはなっている。
一年に一度くらいは皇居RUNはするといいね。
こうして2023年は完全制覇で終了したが、今年はどうするか。
目標は継続して月間100kmRUNを維持する。
しかし、これまでのようにはこだわらない。
あまり無理はしない。
負担は軽くして楽しく走る。
そんな一年にしたい。
それでも今月も目標達成目指し、頑張ります!
もちろん、仕事もね!
2024年の食べ物ブログは今日からスタートです。
今年も休むことなく美味しい情報を伝えていく所存でございます。
人気食べ物ブロガーとして揺るぎないポジションを築き、
今年はBS番組あたりに声を掛けて頂こうと思っています。
吉田類の「酒場放浪記」の後釜は是非、私を指名くださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
新春第一弾らしく景気よく特別編と参りましょう。
向かったのは京都。
息子の一人暮らしもあと1ヶ月となります。
たまには贅沢させてあげるのもいいでしょう。
卒業祝いではありませんが、本人の希望するお店に行くこととしました。
「京都に生まれ、京都に愛されて二十余年」
のコピーにもある「京の焼肉処 弘 京都駅前店」に行ってきました。
京都市内に8店舗を展開する人気店で予約は必須。
お邪魔した際もきっちり時間が決まっていました。
京都らしいおもてなしもありながら、オペレーションも完璧でした。
和牛を一頭買いして無駄なコストを省き、
リーズナブルに提供するのも強みのようです。
コースもありますが、今回は食べたいものを食べる選択です。
まずは生ビールからスタート。
このサイズのジョッキで出てくるのが嬉しいですね。
タレは3種類。
このあたりもこだわりがあるようですね。
まずは和牛ユッケ。
弘サラダとキムチ盛り合わせで体を整えます。
そして、厚切り牛タン。
「いいじゃないか、いいじゃないか。」
このくらいの厚さが一番美味しいかも・・・。
そして、メインの今宵限りの盛り合わせ(5980円)。
こちらだけ金額を表示しておきましょう。
並んでいるの牛タン塩焼き、和牛カルビ、いちぼ厚切り、特選ラムイチ姿切り、
華咲ももみぞれ焼き、焼しゃぶ九条ネギ焼き、特選ロース、ハツ黒胡椒焼き、
めがねとなります。
めがねはどこの部位でしょうか・・・。
特選ラムイチ姿切りは一枚で網の大部分を占めてしまいます。
そうなると次に飲むのは岩城島ライムサワー。
普段、この系統は飲みませんが、おススメを頂くのは大切です。
これはお値打ちにお替りできるのがいいですね。
これってハラミだっけ?
ホルモンとミノで締める正当な食べ方。
そして最後は石焼ビビンバ。
これも定番。
お客さんは家族連れが多く、サクッと食べて帰る方も多かったですね。
「焼肉なのに飲まないなんて・・・」
そんなことを思ったりしますが、それは人それぞれ。
純粋に焼肉とライスで勝負するのも悪くありません。
制限時間になり、失礼することになりました。
いずれにしても美味しく楽しい夜。
今年もそんな日々を送れるといいですね。
ごちそうさまでした。
ビム・ベンダース監督といえば「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」。
大学時代に人気のあった監督の一人。
いつの間にか彼は日本人になっていた。
日本の繊細な季節感や日本人らしい感情、立ち振る舞いを見事に描く。
僕らにとって当たり前な日常が海外からすれば違和感に感じることも多い。
それをさらりとごく普通に映す。
ビム・ベンダースは日本人なんだ・・・。
そう思ってしまった。
本作は2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で、
役所広司が主演男優賞を獲得した作品。
話題性がある作品が昨年末に公開。
もっと早い公開でもいいと思うが、映画界ならではの事情もあるのか。
素晴らしい映画はいくつかに分類される。
観る者に考えさせる余裕がある映画がその一つ。
緊張しっぱなしの畳みかける作品もいいが、
本作のように静かに時間が流れ、映画と自分を溶け込ませる作品もいい。
描かれるのは平凡な日常。
何もなければ何もない。
いつも通り起きて、仕事に出掛け、風呂に入り、酒を飲み、本を読んで寝る。
規則正しく毎日が過ぎていく。
人によってはつまらない毎日かもしれない。
人によってはかけがえのない毎日かもしれない。
平凡の捉え方で日常のありがたさは変わる。
いや、経験や年齢によっても違うのかもしれない。
これが若者であれば、もっとチャレンジしろ!とか、
出会いを見つけよ!とか、発破をかけるだろう。
しかし、多くの経験を経た者にとっては、そんな発破は必要なく、
ただ忠実に自分に向き合い他人の邪魔をせず生きていくだけ。
人の眼も気にしない。
それだけで十分な価値はある。
果たして僕はそんな生き方ができるだろうか。
映画と共に歩みながら、何が幸せか?とふと考える。
それが考えさせる余裕のある映画。
ここでようやく理解できた。
なぜ、本作が年末の公開なのか。
年末年始にこれからの生き方をじっくりと考えさせたかったのだ。
なるほど!
(勝手な解釈です・・・)
観てない方は、今年の年始は長いので是非!
本作には東京都内の公共トイレがあちこちと登場する。
古臭いイメージはなく、どれもオシャレなデザイナーズトイレ。
(そんな表現はないか)
その施設も一見の価値ありだが、僕らはもっと環境に感謝しなきゃいけない。
そんなことも感じさせてくれた。
映画コラムニストとして2024年最初のブログ。
ブログの内容はともかく一本目としては相応しい作品。
僕の映画仲間の評価もすこぶる高い。
2023年1位の声も多かった。
自分にとっての「PERFECT DAYS」。
目指していきたいね。