これからも前向きに 名大社会長ブログ

ストレス耐性を見極める

ストレス
今日はちょっと宣伝をさせてもらう(笑)。
今週11日(木)に採用担当者向けの無料セミナーを開催する。どんなセミナーかといえば、面接では見極めることが難しいストレス耐性を測るツールのご紹介。メンタルヘルス問題の現状と採用時における対策について解説し、当社の取り扱う適性検査を宣伝するセミナー。
最近、我々が採用のお手伝いをするクライアントでもストレス耐性について悩まれる企業は多い。競争意識が少ない若者世代がストレス耐性に欠けるのはよく言われること。
この成熟社会がストレスを生みやすくなっているのは事実だと思うし、それによって多方面にわたり対策を練る企業も増えている。僕のキャリアカウンセラー仲間でもメンタルヘルスを専門にサポートを行うケースも多い。
ストレス耐性といっても、僕のような鈍感な人間は元々ストレスを感じることは少ないだろうし(本当はかなり感じてますよ)、ストレスを感じても、上手く発散、緩和する能力をもっている人もいるだろう。また、現時点でどれだけのストレス状態かも気になるところ。
一概にストレス耐性といっても、いろんな捉え方があるのだ。それを採用段階で見極めるのが今回、紹介する適性検査。かなりめんどくさい時代になったものだが(笑)、こういったツールも時代が要請しているのだろう。
今回の企画は企業向けメンタルヘルスケアで業界最大手の(株)アドバンテッジリスクマネジメントとコラボレーション。うちの会社だって、ちょくちょく変わったことも行うのだ(笑)。
この適性検査(アドバンテッジインサイト)は、「ストレス耐性」の他に「知的能力」「対人関係能力(EQ能力」「コンピテンシー」を測ることが可能。ちなみにうちの会社の選考に来てくれた学生さんや若手社員に実施してみた。なるほどね。ふ~んと頷く点は多い。
既に30名程の申込は頂いているが、まだ数名の受付は可能なので、よろしければどうぞ!
11日に時間が空いており、そんな話を聞いてみたいという方がお見えになれば、こちらからダウンロードしFAXを送って頂きたい。
当日の詳しい内容は
<開催日時>2013年7月11日(木)
      14:00~16:00(受付開始13:30~)
<会  場>ウインクあいち 11階1107号室
      名古屋駅よりすぐ
<当日のプログラム>
1.メンタルヘルス問題の現状と採用時の対策ポイント
2.適性検査のご紹介
3.質疑応答

と、宣伝させて頂きました。
よろしくお願いします。

不格好経営

不格好経営―チームDeNAの挑戦 不格好経営―チームDeNAの挑戦
(2013/06/11)
南場 智子

商品詳細を見る

発売からまだ1か月足らずというのにあちこちで話題に上っている。
僕の友人もfacebookやいろんな場所で感想もアップされていたり・・・。それだけ著者の南場さんは注目度が高いわけだ(さん付けで呼ぶのは失礼な気もするがこの方が相応しいような気がして)。
何かと露出が多いDeNAの創業者であるとか、いきなり社長を辞任してしまうとか、ビジネスマンにとっての興味度は高く、その真相を教えてくれ~と仕事に尖がった連中が周りに多いと予測。そんな人たちとお付き合いするケースが多数あり、僕の周りに読者が増えるのは自然なことだろう。
僕は10年以上前に南場さんの講演を偶然にも名古屋で拝聴したことがあった。当時から女性起業家としてマスコミを騒がしていたので、どんな経営者なのか興味もあり参加させてもらった。
(偉そうに。ボンクラサラリーマンだったくせに・・・笑)。
確か全国のリサイクルショップの情報を共有させてというような話をされていたと思うが、僕としてはあまりピンと来なかった記憶がある。また、もっと熱く語る経営者かとも思っていたが、とても自然体で表現される方という印象。そのあたりは本書を読めば、素直に納得できる。
南場さんが辿ってきた道のりや想いについては、他の方が述べられているので、あえて僕が感想を言うまでもない。いろんな書評を読んでもらえればと思う。
僕が感じたのは現社長の守安氏の存在の大きさだ。
守安氏の存在は社長交代時とベイスターズ買収の際に頻繁にマスコミに登場した姿しか知らず、どんな方かも全く無知であった。
テレビで観る印象もそれほどインパクトの強い社長像は感じなかった。勝手に今後のDeNAは大丈夫かと大変失礼なことを思っていたくらい。ほんと、すみません・・・。
本書ではその守安社長の会社内における才能や仕事の貢献度が細かに著されている。それは勉強になった。こんな人物だからこそ、この成長企業を引継ぐこともできたのだろうと納得もした。それがよかった。
その買収した横浜ベイスターズは今までの弱さでいいんだけど・・・(笑)。ファンに叱られるな・・・。
お~い、ブランコ、ホームラン打ちすぎだ!
よく勘違いしてしまうのは、スポーツニュースの野球結果の表示。
巨12×D1。なんて表示されると、つい、ドラゴンズぼろ負けじゃんと嘆いてしまう。DはDeNAのことなので関係ないが、Dragons(ドラゴンズ)と勘違いしてしまうのだ。そんな人多くない?(笑)。ちょっと紛らわしかったりする。
とまたしても本書に興味ある方には全く参考にならないブログになってしまった。すいません・・・。
でも、その語り口にとても好感を持った本書。自らのペンで書いた気もしますよ。
ありがとうございました。

就職について東京でちょっと考えてみる

昨日、一昨日は東京で就職について考えるいい機会を与えて頂いた。
金曜日はパ-トナー会社パフさんのイベント。職サークルシンポジウムとして、新卒採用を検討する企業を対象にいくつかのテーマに沿った講演が行われた。
第一講演は元リクルートエージェント社長で現RGF Hong Kong Limitedチェアマンの村井満氏。人材採用における重要課題をA面、B面に切り分け明確に痛快にお話を頂いた。これは参考になる点が満載。
次回、僕が担当する講演でも引用させてもらう箇所が多数あり(ただのパクリ?)、大いに勉強になった。詳しい内容については改めて書きたいと思う。
その他、学生代表によるパネルディスカッションも協賛企業の研究発表も楽しませて頂いた。さすが、東京の学生さんは違うね。うちの2年目ホープよりも余程饒舌だね(笑)。
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また、僕のマラソンのライバルでもある釘崎社長脚本・演出による寸劇も良かった。よくもまあ毎回、クライアントが無理矢理役者をさせられ、舞台を飛び回って演技をするのが不思議で仕方ないが(笑)、最終幕は感動だった。
その発せられるセリフに作り手の想いと役者の気持ちが重なり、ウルッときてしまった。多くの方の声を代弁していたように思う。
日付は変わり土曜日。昨日は東京の郊外にある女子大にお邪魔した。
我々のパートナーが提供する”モギ就”なるものを見学するため。モギ就とは現役の大学3年生によりリアルに近い就職活動を経験させること。
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架空の会社であるが企業情報を基にエントリーを行い、会社説明会に参加。その魅力を実感して、グループディスカッションや面接に臨む。会社説明会もしっかりと1時間行われ、とても架空の企業とは思えない。
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その中で僕の役割は架空企業の人事担当者。その企業の人物として、グループディスカッションや面接を実施する。参加する学生は模擬面接に臨むような気持ちではなく、実在の企業の選考を受ける姿勢で臨むことになる。その緊張感は尋常じゃないだろう。
ガチガチに緊張した学生を前にグループディスカッションや面接を行うのは新鮮。その会場内に流れる空気がたまらなくよかった。ここでは合否のジャッジもする。通過する学生とそうでない学生をはっきり分ける。中には泣き出す学生もいる。だが、これはあくまでも本番に備えた準備運動。自分を知る、世間を知るための準備運動なのだ。
僕は本来、このイベントを見学するつもりで参加したのだが、いつの間にか面接官の一人になっていた(笑)。時にやさしく、時にイヤな質問をして学生を困らせたり・・・。だが、この経験が学生にとっては貴重な財産になるはず。
ここで得られる正解はない。細かなマニュアルもテクニックもない。自分を見つめ直し、自分の存在価値を確かめるしかないのだ。
存在価値がない学生は一人もいないし、それぞれにいい面は持っている。それを発揮できる場があるか、理解してくれる相手がいるかだけである。そんなことを気づきとして与えられたのなら、僕もこの企画に参加した意味もあるのだろう。
10時からスタートしたモギ就。当初はあまり覇気を感じなかった学生が、17時の終了時点では大きく顔つきが変わっていた。表情が明るくなり、心なしか自信も芽生えているように見えた。
たった一日である。ちょっとした出来事ひとつで、ほんの少しのキッカケで本人の意識は大きく変わっていく。その瞬間に立ち会えたのは、僕としてもありがたい時間だった。答えを教えるわけではない。考え実践する場を与えるだけ。それが大切であることがこの時間を通して実感することができた。
遠路はるばる、訪れた甲斐があったわけだ(笑)。
やっぱ外に出て体感しないとと肝心なものを失ってしまうな。
そう、街に出よう。大学へ行こう。東京にも行こう。時には銀座にも行こう(それはちょっと違うか・・・)。

新宿の朝

昨日から東京へ出張。昨晩は比較的、健全な夜を過ごしたので(笑)、朝、ランニングをすることに。ちなみにこれがホテルに置いてある時計。
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ベッドに設置されている時計が壊れているようだ。非常にでかい。そして、凄まじい音。小学生じゃないんだから、そんな音で叩き起こさなくてもいいじゃないか・・・(笑)。
まず向かったのは新宿御苑。初めて訪れる。
新宿3
当然のように中には入れない。1週3.5kmあるので周辺を走ってみようかとも思ったが、皇居のようにランナーがいるわけではない。一人もいない。結果的に新宿周辺では一人のランナーとも出会わなかった。新宿は走ってはいけない場所なのか?
まだ6時台だというのに車も多く出ている。ビジネスマンも既に多い。
新宿2
新宿1
多分、朝5時だと酔っ払いがフラフラしているだろうから、新宿は24時間動いている街ということになるのだろう。それにしても朝から吉野家もすき家も混んでいる。
せっかくなのでここは田舎者らしく東京都庁も見学。
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猪瀬知事は東京オリンピックを招致することはできるのだろうか・・・。
新宿8
そして、反対側の風景。ビジネス候。
新宿6
東京で面白いと思うのは街のど真ん中でも、一歩入るとこのような森が茂っている場所が結構あったりする。
新宿9
これは気分転換にはいい。夜中に歩くとさすがに怖いだろうが、日中は癒しの場としては最適。
と新宿のあちこちを眺めながら、ゆっくりとランニングを楽しんだ。どんよりと蒸し暑かったが・・・。
写真でごまかすあまり中味のないブログになってしまったが、今日、明日と東京で新たな取り組みもしていきたい。
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本日もよろしくお願いします。

今日からノー残業デー!

早いもので既に7月。もう1年の半分は終了したことになる。会社も第一四半期は終了。ほぼ計画通りで進捗できたのは大変ありがたい。感謝!
第二四半期も健やかな気持ちで取り組んでもらいたい。
それが理由ではないが、名大社では今日からノー残業デーを実施する。
といっても、毎日ではない。毎週水曜日というよくあるパターン。いい制度であるとかくだらん制度であるとか賛否両論あると思う。いろんな会社が導入していることは知ってはいたが、僕自身はこれまであまり賛同しているわけではなかった。
しかし、立場が変われば、考え方も行動も変わるのである(笑)。社員の健康管理、タイムマネジメント等を考えれば、僕の役割として取組まなければならない。仕事におけるメリハリもそうだし、平日のオフをいかに有意義に過ごすかも重要。
何名かはその時間を利用して、ビジネススクールに通うようだ。僕のように飲むのも決して悪くはないが(何だか言い訳っぽい)、有効的な時間活用をしてもらいたい。
この制度の導入を5月の全体会議の場で発表した。僕は会社のメンバーには歓迎されるだろう、喜んでもらえるだろうと思っていた。しかし、ほぼ全員が戸惑いの表情。いや、むしろ困った表情だった。
えっ、うれしくないの?と直感的に感じてしまった。仕事好きという単純な理由でないのは分かっているが(そんなメンバーもいるかも)、これまでのやり方を変えていくことに戸惑いはあるのだろう。
他の日の仕事が遅くなると思ってしまう社員もいるかもしれない。だが、それは本意ではない。ノー残業デーを設けたために他の日の残業が増えるようであれば、全く意味がない。
効率ばかりを求めるわけではないが、一方で限られた時間の中で仕事を仕上げる緊張感や努力も必要。その積み重ねが人の能力を伸ばしていくことになるだろう。
どちらかといえばうちの会社はヒューマンスキルで勝負するタイプが多い。
ヒューマンスキルといえば聞こえはいいが、要は性格がよく、何でも嫌がらずに取り組むタイプが多い。時間もあまり気にしない。それも大切なことであるのは間違いない。
しかし、それ以外のスキルも身に付けなければならない。その一環としてのノー残業デーの実施。少しは理解してくれるだろうか・・・。
名大社には遅い時間に電話しても繋がると思っておられるクライアントにはご迷惑をお掛けするかもしれない。
申し訳ないですが、今日から毎週水曜日は17:30には留守電に切り替わります。ご理解頂けるよう、よろしくお願いします。
そんなわけで、今日から明るい時間に全員が退社。
何をするのだろうか?まっすぐ帰るのだろうか?。くれぐれもスタバあたりで仕事をしないでほしい(笑)。

納得と誤算の6月目標

昨日は11月に開催されるいびがわマラソンのエントリー日。午後8時にそのエントリーが開始された。8時前から準備し、その時間にアクセスするも繋がらない。
何とかエントリーできたものの、約30分の時間を要した。会社説明会の申込みに焦る就活生の気持ちが少しはわかった気がした。
それにしてもこの人気は凄い。開始1時間ちょっとでフルマラソンもハーフマラソンも締切られてしまった。信じられない。早すぎじゃないか・・・。
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大学時代の友人もビジネススクールの仲間も東京のライバルも無事に間に合った。一部の仲間は残念だったけど・・・。
と言いながら、6月を振り返ってみる。
6月の走行距離は92kmでまたしても目標未達成。これで3か月連続だ。ギリギリの段階で目標達成を逃している。それも全て自分自身の問題。
しかし、6月の場合はそれが見えていた。他のスポーツがマラソンの代わりになるわけではないが、それを補う運動をしたのも事実。一昨日の登山は残念だったけど、自分なりには納得できる月でもあった。
ちょっとしたトラブルもあった。朝のジョギング中に溝に埋めてあるブロックに足を取られ激しく転倒したのだ。
20代の頃であれば、踏ん張りが効いて、持ちこたえることができただろうが、悲しいかなこの年齢になると踏ん張りが効かない。あっけいなく転倒。朝5時台だったので、誰にも見られることはなかったが、実にお粗末な光景だった。
右ひざは血だらけになり、左足首を捻った。足首はまだ痛みが残っているので、結構酷かったのかもしれない。あ~、情けない。でも、その週に限って30kmを走ることができた。
そんな感じで過ごした6月。目標未達成では何も言う資格はないが、この目標を持っていなかったら、走行距離はもっと少なかっただろう。
多分、7月はスケジュール的にももっと厳しい現実が待っているとは思うが、できることをやっていくしかない。
はい、頑張って今月も走ります!今月はだろっ!(笑)

初登山が温泉に変わった日

昨日は大学時代の友人とその仲間と登山。僕は前週に一通りの山登りグッズを揃え、万全な体制で臨んだ。
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天気予報は曇り時々晴れ。登山日和じゃないかと高ぶる気持ちで現地まで足を運ぶ。
ところがである。目的地の御在所付近に近づくとパラパラと雨が・・・。にわか雨を期待して、登り口に近い場所まで移動し待機。しばらく様子を見ると雨も止んだので、いざ、出陣。
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が、しかし・・・。再び雨が降り出した。それも徐々に強くなってくる。強行突破という決断も考えられたが、僕の他にも全くの初心者がいたため、今回は断念することにした。
トホホ。何だかまさかの富士山マラソンのようだ・・・。
勇気がないと思われるかもしれないが、万が一のことを考えると危険な選択は避けた方がいい。かなり残念だったけど。
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トレイルランをされてる方は大丈夫だったのだろうか。
すぐに気持ちを切り替える。せっかく御在所まで来たので、湯の山温泉に入ることに。向かったのは湯の山温泉グリーンホテル。一般客にも温泉を開放しており、650円で入浴することが可能。
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10時のオープンを待ち構え、男6人が温泉に浸かる。露天風呂も大きく、なおかつ人も少なく(笑)いい気持ちで汗を流すことができた。ほとんどかいてないけど。
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温泉を出た後は、近くにあるとろろめしの有名店茶々へ。11時過ぎだというのに既に満席に近い。運よく6人席に座ることができた。10分後には行列ができていたと思う。
早速、ビールを注文し乾杯。
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運転手には申し訳ないが、昼間から美味しいビールととろろめし、自然薯料理を楽しんだ。こんな休日もたまにはいいだろう。
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気持ちいい温泉と美味しいビールを飲んだにも関わらず、やはり気持ちはモヤモヤしている。初登山が叶わなかったのはやはり残念。
しかし、仲間が言ってくれたように、山はなくならない。いつでもそこで待っていてくれる。
しっかりと次の機会を待つとしよう。
最近、山登りをする友人も増えている。誰か誘ってくれないだろうか(笑)。
まだ一度も経験のない初心者だけど。

6月の「私の履歴書」

今月の日本経済新聞のコラム「私の履歴書」はテンプスタッフ社長の篠原欣子氏。我々に近い業界ということもあり、興味深く楽しく読ませてもらった。
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同じ人材ビジネスでも派遣業界とうちのような就職情報サービスとは業務の在り方は全く異なる。しかし、人ありきのビジネスでクライアントは業種も企業規模も問わない点ではやはり近い。
創業の苦労から直近までの過程は初めて知ることばかり。ここ最近はM&Aを繰り返し、企業規模も主たる業務も拡張の一途をたどっているが、それがここ6、7年に集中していることは知らなかった。
僕が新卒で会社に入社した時にはまだ新卒採用すらやっていない企業で、この20年での業界内でのポジションが今回の「私の履歴書」で理解できた。
この間、目まぐるしく企業が成長していく姿を篠原氏の行動と共に感じることができたのは自分にとってもかなり参考になった。社員を上手く活用しながら成長させているわけだが、結局はトップの決断が全てになることも・・・。
こんな言い方は大変失礼で叱られてしまうが、こんな元気でモーレツなオバサンは日本にはいないんじゃないか(笑)。
もうすぐ79歳になられようとする年齢で現在もバリバリの現役。起業して40年。一代で東証一部に企業を上場させ、55社のグループ会社を持つ方と比較のしようがないが、僕なんてハナタレ小僧にもならない。
逆の見方をすれば、年齢的にも体力的にも何でもできると捉えることも可能だけど。
それにしても篠原氏の人生は痛快でパワフル。結婚相手から逃げ出した話や留学時代のトラブル、とても経営戦略があるとは思えない起業当初など、このコラムを読みながら何度も吹き出してしまった。もちろん好感の意味を込めて・・・(笑)。
しかし、その経験の一つ一つが今の会社に繋がっているのだろう。一見、どうでもいいように思える行動が後々、いい意味で響いているのだろう。そして、何よりも人間味あふれる魅力的な人物。
多分、篠原氏にお目にかかる機会はないだろうが、何かの偶然があったら幸いだ。業界の集まりでもないかな。
ちなみに今日はなんと朝から山登り。初めて御在所に登頂する。その前に最終回を読み終えることができた。
1ヶ月間、ありがとうございました。

その行動特性は喜ぶべきか・・・。

昨日、キャリアカウンセラー養成講座などでお世話になっている日本マンパワーさんが来社された。
「新入社員意識調査2013」という本年入社の新人を対象にしたアンケートを持参されたのである。いつくかのアンケート項目に対しての回答がデータでまとめられている一覧であるが、今の若者の傾向が如実に表れている。
我々は新入社員採用のために支援を行っているが、その時に感じることがそのまま新入社員の意識に反映される。
例えば、最近の傾向として身につけたい知識やスキルに関してのポイントが高く、成長欲求の強さが過去4年と比較するとかなり高い数字にもなっている。
これも「ゆとり世代」の特徴と言えるのだろう。会社・組織を選ぶ際、重要視することも「自分が成長できる」ことがトップであり、年々、その意識は高まっている。
次いで多いのは「社内の雰囲気や人間関係」を重視する点になるのだが、これは下落傾向だ。しかし、これは地域的な特徴もあり、この東海地区においては「社内の雰囲気や人間関係」がトップの数字を示している。
明確な根拠はないが、その話を聞いた時に妙に納得してしまい、日本マンパワーの担当の方と一緒にうなずいていたのだ。
そして、これも面白いデータ。新入社員の行動特性を表したもの。
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圧倒的に協働型が多い。ここに書かれているのは、「人間関係を大切にし、協調性が高いと周囲から言われる。リーダーには具体的にかつ細部にわたり指示をしてくれ、自分を尊重してくれることを求める」。
自らが率先して動き、期待されることを求める「促進型」や周囲から頼りになる存在と思われ、すべてを任せてほしいと考える「指示型」を圧倒的に上回る。
その数字の高さが理解できないわけではないが、少し寂しい気もする。もう少し「促進型」「指示型」が高くてもいいかと・・・。新人だから与えられた課題をきちんとやるという健康的な読み取り方もあるだろうが、そう言い切れない面も多い。他人が新人を評価して回答するのではなく、自らが答えるわけだし・・・。
その協働型のいやがることは、人から嫌われること、責任を持つこと、リーダー(的な存在)になること、だという。気持ちはわからなくはないが、はて、はて、とも思ってしまう。だから会社で育てる必要が生じるわけだが・・・。いかん小言になってしまうな・・・(笑)。
この調査では、2年目の社員にもアンケートを実施している。面白いのは仕事への期待と価値観の変化。
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1年目はかなり高い割合で仕事への期待があったが、2年目は急落している。また、価値観の変化では、「人の役に立てること」が1年目は28%あったのに対し、2年目は14.5%と大きく落としている。
より現実が見えてきたのかもしれないし、厳しさを実感したのかもしれない。僕はどんな仕事でも人の役に立っていると思うのだが、他人から感謝をされないと手ごたえは感じないのかもしれない。ちょっと危険だな・・・。
行動特性は仕事を進めるうちに変化する。根本的な価値観は変わらないかもしれないが、表面的な価値観はいくらでも変わる。明確に言語化できているかどうかの問題もある。
行動特性と思考特性。どんな環境で仕事をするかでプラスの変化もマイナスの変化も出てくるだろう。プラスの変化をもたらすのも我々の仕事にはなるんだろうけど・・・。

失敗は取り戻せないのか?

僕は若手社員や学生に対して、「どんどん失敗しろ。その悔しい気持ちや辛い経験を次に生かせ!」というような話をよくする。
自分自身もそうだったし、挫折経験があったからこそ、今の立場にあるとも考えている。今もそれは決して間違った考えではないと思っている。
しかし、その考えを根底から覆す全く異なった見方に目が鱗になったのが先日の土曜日。
先日のハゲタカ鑑賞会のブログにも書いたし、かなり衝撃的な話でもあったので、ご一緒した櫻山社長も、人見社長も、熊崎社長もこの件に触れられている。それはリンクの通り・・・。インパクトの強い話だった。
ご自身が経営者でもあるKさん(本人の了解を得ていないので)の話では、決して失敗は取り戻すことはできないものだと言われる。
失敗とは敗北や過ち、反省を意味するところでもあるが、仕事でその失敗を取り戻そうとする行為は新たに向かう仕事に対して無礼であると。
失敗は新しい仕事で克服されるわけではないと。
失敗を取り戻そうする考えがあるうちは次の仕事に向かわせてはいけないと・・・。失敗は失敗として自分の中に留めておかなければならない。
そんな発想は過去の一度もしたことがなかった。確かに仰られるとおりで、それは自分自身を納得させるための行動に繋がってしまう。
それが「やり直したければ、何もしないことだよ」という言葉に結び付く。一連の流れやハゲタカが分からない方にはさっぱり意味不明なブログになってしまったが、自分の視点の低さを痛烈に感じた出来事であった。
となると、もっと自分の表現を変えていかなければならない。
「失敗は失敗でいい。ちゃんと自分で受け止めておけ!」とか、
「失敗も経験のうち。心が晴れるまで思い切り泣いたら?」とか。
やっぱちょっと違うか?レベルの差だな・・・(苦笑)。
失敗は取り戻すものではなく、受け止めるもの。跳ね返すのではなく、自分の中で消化させるもの。そんなものかもしれない。
はっきり答えが出るわけではないが、今回の鑑賞会での会話からそんなことを考えたり・・・。
もしかしたら失敗という言葉にプレッシャーを与え過ぎていたのかもしれない。