昨日は1時間のランニング。本日も走るつもりで5時過ぎに起床するが、雨で断念。今週は平日も走ったし、それなりに気合が入っている。気持ちも昂っている。
理由はフルマラソンを走ることを決めたからだ。
今年の11月25日(日)に第1回富士山マラソンへ参加することを決めたのだ。人生初のフルマラソンである。
いつかは走ろうとずっと考えてはいた。
しかし、それは所詮いつかで、いつか走るという言葉は永遠に走らないと同義語でもある。「エイヤッ!」と決めない限りは、いつまで経っても踏ん切りはつかない。全く自信はないが、こういった決断は勢いが大事だ。
マラソン仲間であるパフの釘崎社長にこの大会を紹介され、いびがわマラソンを一緒の走ったキーカンパニーの下薗社長も巻き込み、また、大学の先輩も引きずり込んで自分をがんじがらめにした。
(釘崎さん、下薗さん、裏切らないですよね?)
フルマラソンに参加を決めたのも、ここ最近の自分にもどかしさを感じていたのも理由。マラソンを始めた5年前は人生でもどん底状態だったし、その後も予期せぬ形で会社の経営を任され、まさにジェットコースターのような道を経験させてもらった。
それがようやく落ち着き、前期も何とか数字がまとまったし、今期もそれを上回る推移で会社は進捗している。本当にありがたいこと。
しかし、それは会社のメンバーが高い意識で仕事を進めている結果であって、僕が大きな実績を残したわけではない。
自分自身は、そんな環境の中でぬるま湯に浸かっている状態とも言えなくないのだ。もっと自分を追い込まないといけない。辛くて苦しい道を選択をしないとまずいと言うのが決めた理由でもある。
人によってはドMとかストイックとか言われるかもしれないが、現実はそんなところなのだ。
11月までは約5か月間の時間がある。今の生活パターン(飲んで、食べて・・・)を維持しつつも、自らを鍛えていくつもり。
久々に本棚から出してみた。再度、読んでみよう。
そして、覚悟を決めた証に、定期的にこのブログで練習の成果を報告しよう。
フルマラソン・・・。決めたからには走るしかないな。
2012年7月1日
フルマラソンを走ることに決めたのだ!
2012年6月29日
丙午の夜
昨日は昭和41年生まれの経営者が集まっての飲み会。同級生が圧倒的に少ない丙午である。
ちょっとした偶然が重なり、株式会社サンコーの櫻山社長と株式会社オンデマンドの生島専務との3人で飲むこととなったのだ。
同学年の他に大きな共通点と言えば、地元の中小企業の経営者ということになるのだが、小さな点で言えば、3人とも27歳で結婚し近い世代の娘を持つことや身長が175センチということだったり。
(どうでもいい話だが・・・)
お邪魔したのは会社から徒歩10分程度の場所にある「ワイン&ダイニング リマージュ」。
今春オープンしたばかりのオシャレなお店。40代半ばのオジサン飲み会では、不釣り合いな気がしないではないが、ワイン通の櫻山社長に勧められるままに出向いたのだ。
驚いたことに、この店のオーナーも同級生。丙午生まれとは1日違い(元旦生まれ、めでたい!)だが、同学年であることは変わりない。
そのオーナーにワインの解説も頂いたのだが、ほぼ全て忘れてしまった。JSA認定のソムリエだけあって、フランスの歴史から気候の特徴まで深い話をされたのだが、聞く相手が悪く申し訳ない・・・。残念ながら覚えていない。
丙午生まれの3人の話はあちこち話は飛ぶものの尽きることはなかった。そのほとんどが会社経営に関わること。先行きが不透明な時代に我々中小企業が勝ち残っていく、生き残っていくのは経営者の戦略や判断が肝であるのは間違いない。堅実に事業を進められるのも、淘汰されるのも経営者次第。
お互いの経営課題は異なるものの、抱える悩みは共通といっていい。誰に対してもオープンにできる話題ではなく、同級生だからこそ話せる内容も多い。そんな意味では気持ちが楽になっていく。大変有り難いことだ。
そのような堅い話から、今、名古屋で上映されている日活ロマンポルノのようなナンパな話まで、美味しいワインを飲みながら話をさせてもらった。日活ロマンポルノは名作が多い。やっぱ見なきゃいかんな・・・。
同じ時代を過ごしてきたわけだから当然かもしれないが、全ての話がマッチしていくのは喜ばしい。カップルがどんどん入れ替わっていく店で、オジサン3人が4時間も滞在してしまった。
僕としてもこのような付き合える仲間が増えていくことはうれしくもあり、心強くもある。
丙午の夜に感謝!
2012年6月27日
ヴィヨンの妻
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [DVD] (2010/04/07) 松たか子、浅野忠信 他 |
つくづく男は情けない。格好をつけるばかりで、だらしがない。そして、言い訳ばかり・・・。
映画を観た直後の感想はそんな感じ。それは昭和20年代だろうが現代だろうが、原作が太宰治だろうが村上春樹だろうが同じこと。結局、男が女をダメにし、世の中を悪くしているのだ。
しかし、文学的な香りの作品に仕上がっているため、そのダメ男に卑屈さを感じないし、存在も許してしまう懐の深さがある。映画の解釈は全くなっていないが、これが根岸吉太郎の演出の巧さと田中陽造の脚本の奥深さなのだろうか・・・。大きなストーリーの展開があるわけではないが、どんどん映画の中に自分が引きづりこまれてしまった。
この手の日本映画は、きっと国内よりも海外で評価されるのだろう。特にヨーロッパあたりでは・・・。
(モントリオール世界映画祭で監督賞を受賞したことを知っていて、そんなことを言っているんだけど。ズルいな・・・。)
それにしても女房役の松たか子は、強い意志を持った耐える女の役が良く似合う。どこまでが本気で、どこまでが女を使った演技なのかわからないのがいい。ドラマ「運命の人」の奥さん役も完璧だったし、この映画の役も見事だった。数々の女優賞を受賞したのもうなずける。
映画の後が存在するなら、主役の作家はきっと同じような行動を繰り返し、迷惑を掛け続けるのだろう。しかし、そんなダメ男に何故か憧れてしまう自分は何なのだろうか・・・。
ダメダメ男を望んでいるということなのか・・・。よくわからない・・・。
2012年6月26日
「アぺしよ!」した日
今月末まで開催される「アぺしよ!キャンペーン」。
先週は結婚したばかりの名大社男子ニムラとその新妻(いい響き・・・)と伏見のフレンチで「アぺしよ!」を楽しんだ。新婚さんはいいですな。こちらが心を洗われ清らかな飲み会となった。
昨日は名大社女子との「アぺしよ!」。
会社近くのダイニングバー「オルフェ」に出向いた。以前から気になっていたお店ではあるが、お邪魔する機会がなく今回が初めて。
先週行ったお店も同様で、新しい店に気軽に顔を出せ雰囲気を味わえるのは、このキャンペーンの特徴。なかなかのいいキャンペーンと改めて実感。
今回は先日CDA(キャリアカウンセラー)の資格試験を受けた女子と昨年その資格に合格した女子との3人飲みで、購入したチケットでワインを注文し乾杯。
CDAの試験は年々難易度が増しており、合格率も下がっている状況。その中で、僕は「一発合格しろ!」と無理強いをしてきた。本人はかなりのプレッシャーだっただろう。今が束の間の休息の時なのかもしれない。次は2次試験だぞ!
この日も、そのCDAの試験の話から、僕が気になって仕方がない結婚の話(笑)、ゴルフ、お酒など多方面に亘り盛り上がった。
チケットが余っていたので、2軒目に繰り出した。月曜日ということもあり、どこの店も空いているだろうと踏んでいたのだが、考えが甘かった。
次に行ったイタリアンも、その次のホテルのバーも満席で入れず。そうか、昨日は給料日だったのだ。伏見周辺をトボトボ歩きながら、4軒目でようやく入店。再び「アペしよ!」と飲んだのだった。
結局、チケットを全て使い切るまでにはいかなかったが、こういった飲み方も結構楽しい。面白い情報も入手したことだし・・・。
この「アペリティフの日」は30日まで。行かれていない方はお早めに!
と最後は少し宣伝で・・・。
2012年6月24日
もっと強くなれ!
本日は息子の少年野球の観戦に出掛けた。
現在のチームに所属して1年ちょっと。最初の1年は学年でチームが構成できず、上の学年のチームにサポートとして着いていくことが多かった。
5年生になるかならないかのタイミングでメンバーが揃い、ようやくチームとして試合が出来るようになった。
他のチームは同学年で既にメンバーを構成し、頻繁に試合を行っていたため、約一年出遅れたことになる。
そのせいもあるだろうが息子のチームは、試合が出来るようになって、なんと13連敗。
打てない、守れないと全くチームが機能せず、勝てない試合が続いた。それも10対0とか12対1とか、ほとんどコールド負け状態が多く、勝てないまま一年過ぎてしまうのかと不安になってしまった。
ところがである。そんな試合を繰り返していても選手たちは何かを学び、成長しているのだ。
野村監督にそっくりの総監督(本当に似ているのです・・・)に罵声を浴び、監督にも叱られ、試合中に注意を受けながら、いろんなことを掴んでいったようだ。
14試合目に初勝利した後は3勝1敗と、かなりの割合で勝てるようになってきた。毎年優勝候補となる強豪チームともそれなりの試合ができるようになっったのだ。
そして、本日の試合。
久しぶりに観戦したのだが、確かにチームは一つにまとまり、野球らしくなっていた。息子はキャッチャーを任され、当初はそのポジションにブツブツ言っていたのだが、今では全員に掛け声を掛け、ピッチャーをリードするようになっていた。
チームのメンバーも大声を出し、励まし合えるようになってきた。エースも1回2回は一人のランナーも出さなかったし、内野手の守備も安心して見えるようになってきた。小学生のレベルでは盗塁はほとんど成功するのだが、時に息子もランナーを刺せるようになってきたのだ。
細かいかミスも多く、課題が山積なのは間違いないが、それぞれが自信が付いてきたように感じた。(一歩間違えば、大敗しかねないが・・・)
結果、本日も14対4の快勝。相手のミスに乗じて、上手く得点を重ねたことは否めないが、それでも勝ち星を一つ積み上げたことは更なる自信にも繋がっただろう。
日曜日と祝日は朝8時から丸一日野球。雨以外は盆と正月を除き、毎週行われる。本人も面倒に思うことはあるだろうが、その経験が自分の成長の糧となる。団体競技は多くのことを学ばせてくれる。
もっと強くなれ!
これから先はまだまだ長いぞ!
2012年6月23日
人を束ねる
人を束ねる (幻冬舎新書) (2012/03/30) 久米 一正 |
サッカー関連の書籍はかなりの量を読んできたつもり。
「オシムの言葉」や「中田英寿 鼓動」は今でも名著だと思うし、仕事のモチベーションに繋がった書籍は多かった。選手側や監督側の立場で書かれたのがほとんどであったが、本書はGM(ゼネラルマネジャー)側。初めてのケースではないだろうか・・・。
僕は自称グランパスファン。
ユニフォームの袖のスポンサーになることが壮大な、かつ個人的な夢である。(社員は反対するだろうなあ~)。しかし、著者である名古屋グランパスGMの久米一正氏のことはほとんど存じ上げなかった。これでファンの程度がばれてしまうが・・・。
GMという言葉は、プロ野球であれ、他のプロスポーツであれ、耳にはしていた。しかし、どんな役割をこなし、チームに対しどんな貢献をしているかは、映画「マネーボール」で観た程度で、具体的なイメージはあまり持っていなかった。
本書を読んで、選手との距離感やチームの方向性、最大のテーマである勝つチームにするために何をすべきかが、おぼろげながら理解できた。一般企業でいう組織を束ねる責任者のポジションと同じだが、構成されるメンバーが一匹狼ばかりになるだろうから、精神的な苦労は多いはず。
対外的に目立つ存在ではないが、フロント、監督、コーチ、選手を繋げ、上手く紐を引いたり、緩めたりしなきゃいけない立場。組織の肝でありながら、いつクビになるかわからない存在。この職種もれっきとしたプロと言えるだろう。
敬愛するピクシーとの関係も興味深い。
お互いの信頼関係があって、はじめてあのような行為となるのだろう。
本作品が出版されたのが、今年の3月末。グランパスが今のように低迷している時期ではなかった。万が一、グランパスの成績が今のままの状態でリーグが終了すれば、本書の価値は奈落の底に落ちるだろうし、サブタイトルにある「名古屋グランパスの常勝マネジメント」も戯言にしか聞こえない。
それが理由ではないが、早々に浮上してもらいたい。いや、浮上してもらわないと困る。ここ1~2年の感動を引き続き与えて欲しい。
「人を束ねる」。サポーターも束ねて、歓喜の渦に巻き込んで欲しい。
2012年6月21日
4号と5号の間に・・・。
会社ではこの6月に平日休みを1日設けている。
希望日を考慮しながら、順番に休みを取り、本日は自分の番。一緒に学生支援をしているL&Dコミュニケーションズの堀内氏と名大社女子とゴルフに出掛けた。
僕のいくつもある課題の一つにゴルフの上達がある。立場上、避けては通れない道で、今年は本腰を入れて取り組んでいるのだ(実は大したことないけど・・・)。
ご存じのように今週火曜は東海地区は台風4号が直撃し、交通麻痺を含め被害をもたらした。通過したのも束の間、今度は台風5号が訪れようとしている。
そんな中でのゴルフなのだ。さすがに本日のゴルフ場はガラガラ。昼食時のレストランも自分たちの組ともう一組がお客として静かに食事をする寂しい状態であった。昼食バイキングも良かったんだけど・・・。
今月初旬のクライアントのゴルフコンペで、ハーフを初めて40台で回り、気を良くして臨んだ本日だったが、現実はそんなに甘くない。久々に120を叩くという情けないスコアで終了してしまった。
名大社女子のスコアも・・・。
実力不足は当然なのだが、あえて言い訳すると(なんかイヤな性格・・・)、これほど激しい雨の中でのゴルフは初めてだった。
前半はまだ小降りだったが、後半は台風が間もなくやってくるぞ!と脅されているような雨。風がなかったのは救いだが、フェアウェイもラフも水浸し。いつもと同じように打っているつもりでも感覚が全然違う。
途中から悲しいくらい飛ばなくなってしまった。傘が意味がないと思いながらも、傘を持っていないとしんどい。
う~ん、ゴルフって難しいですね・・・。素人が言うまでもないな。単なる実力不足だし・・・。しかし、これも経験と前向きに捉えよう。冷えた体を癒すお風呂は気持ちよかったし・・・。
何だか負け惜しみブログになってしまった。
せっかくの平日休み。
十分楽しめたのも事実だが、やっぱり晴れてくれた方がうれしいのも事実である。
2012年6月19日
「55歳からのフルマラソン」を読む
55歳からのフルマラソン (新潮新書) (2012/05/17) 江上 剛 |
マラソンを始めてから、半年でフルマラソンにチャレンジするその姿勢にまずは感服。
走り始めて既に4年経過する自分がまだフルマラソンにトライできていない現実がひどく情けなく感じてしまう。
著者のマラソンへの想いに共感すると共に、何とかしなければと改めて思わせてくれた一冊である。
著者と同様に僕がマラソンを始めた時も、自らの状況が最悪の時期であった。そのままの状態が続けば、仕事を放り投げてもおかしくない環境にいたのが、マラソンを始めた時期だった。大げさに言えば、走ることで自分と正面から向き合い、諦めないことの大切さを身を以て実感していたと言っていい。
著者とは仕事の責任の重さもスケールも比べ物にならないが、同じような悩みを抱えていた点において相通じる面が多い。
それにしても1年半後には、フルマラソンで4時間切りを達成してしまうのだから凄い。一冊の書籍を出版するのもうなずける話。本当に見習わないといけない。
仕事が忙しいとか、夜の付き合いが大変とか、言っても言い訳に過ぎないのが事実。結果が全て証明しているのだ。
マラソンを通しての地域活性化や消費行動にイノベーションを起こす章についても大いに賛同。
そして、そうなんだ。
「マラソンは唯一、過去の自分だけがライバルだ。」
頑張らねばならない。
2012年6月18日
キャリアコンサルティング勉強会にて
昨日は、東海地区のキャリアコンサルタントのグループであるMCC東海の定例勉強会に参加した。
これまでこの関係と言えば、CDA資格取得者による勉強会は頻繁に参加していたのだが、今回は同じキャリアカウンセラーでも別組織。
国家検定でもあるキャリアコンサルティング技能士の資格を有する方の勉強会だ。この技能士の1級資格取得者は、全国でまだ4名しかいないのだが、その内の2名はこの勉強会に所属されている。かなり敷居は高く、高尚な勉強会でもある。(事実、全国から問い合わせがあるらしい・・・。)
今回、僕はこの勉強会に講師として招かれたのだ。
講演内容は大学生の就職環境をテーマに、日頃感じている事を本音ベースで話すだけだが、頂いた時間は2時間。かなり長丁場となる講演だった。
大学や行政を中心に業務に従事される方を中心に話をさせて頂く事もあり、主観的な内容とはいえ、あまりいい加減なことは言えない。
実際のデータを活用しながらその数字的なギャップと、企業の採用環境の現状についてなど、実例を交えながら進めさせて頂いた。普段、採用企業側と接することのない方にとっては新鮮に映ったのかもしれない。2時間もの長時間ではあったが、寝てしまう方が皆無だったのは(笑)、それなりに話が伝わったのかもしれない。
我々の役割を少しでも理解頂き、現状を把握頂けたのなら、僕としても大変ありがたい。
僕の講演の後には、普段から懇意に頂く大学のキャリアセンターの方も講演された。
内容としては、どうしても僕と被る面は出てしまったが、学内の担当でしか感じ得ない学生の実態を披露頂けたのは勉強になった。
学生がいつまでもお客扱いである実態がその一つ。
ゆとり教育の影響もあるだろうが、昨今の学生は自分たちがお客だという意識が増しているという。キャリアセンターへの接し方も含め、自分たちがお客様という立場で臨んでくる学生が多いらしい。
授業料を払っているから当然だという解釈もあるだろうが、学ぶ側はそれではいけない。しかし、本来の授業とは縁のないキャリアセンターとそんな関係を作るケースが多いようだ。その点で問題はあるのだが、そんな学生が無事に内定を獲得し社会にデビューしたとして、問題が解決するわけではない。
入社してもお客様意識は続くようだ。それが「新くれない族」に発展する。
「新くれない族」とは、「ほめてくれない」「指導してくれない」「やりたい仕事をさせてくれない」といつまでもお客様意識を持つ若手。これが、結果的に早期退職や新型うつに繋がっていくようだ。
「働く」ということは自ら自立し稼ぐことを前提にした場合、その流れは当たり前。そのキャリアセンターの方は、現状に学生に留まらず、社会に出てからのそのような現象に危惧されていた。早い段階でお客さん扱いを止めていかないと・・・。
これは一つの例だが、この内容も含めて僕自身もいい勉強の機会であった。
今回の勉強会には30名程の方が参加されていたが、初めて会う方がほとんど。それでも同じ志を持つ方ばかりなので、お互いが打ち解けるのに時間はかからない。勉強会終了後の懇親会も大いに盛り上がった。
有り難いことに多くの方から感謝の言葉を頂いたが、僕自身が感謝すべき勉強会だった。
ありがとうございました!
2012年6月16日
映画「モテキ」
モテキ DVD通常版 (2012/03/23) 森山未來、長澤まさみ 他 |
とんでもなくデタラメな映画である。悪い意味ではなくいい意味で・・・。
ミュージックビデオを繋げて一本の映画にした感もなくはないし、従来の映画らしさは感じない。新しいスタイルへの挑戦ともいえる。演出は全く異なるが「嫌われ松子の一生」に近くもある。一見すると純粋な恋愛映画にも見えるが、単に下心ありあり超軽薄な男を描いているようでもある。
そこを含めて嫌悪感を感じず楽しめるのはいいだろう。
あらすじで言えば、4人の女性を恋愛対象としてというような表現をされているが、それは明らかに間違いで厳密に言えば2名のみ。オープニングの真木よう子と劇中の真木よう子との差はありすぎる。期待を持って観る者は残念に思うかもしれない。最初からの作戦かもしれないが・・・。
主役の森山未來については、つい最近まで全く意識していなかった。「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の医者役で面白い役者と感じたのが初めてだと思う。
僕がこれまでの作品を知らないだけなのだが、その程度だった。しかし、この作品を観て物凄い達者な役者だと飲みこまれてしまった。オタクチックな表情も上手くこなせば、映画の中でのダンスも見事である。これ以上の適役はないのかもしれない。
これから日本映画も新しい世界に入っていくのかもしれない。いずれ映画館の中で観客がその映画に絡んでいくこともありえる。映画を観ながらスマホを触り参加していく。そんな時代が来るかも・・・。
小学生の息子と一緒に観るのは不適切だが、何も考えず楽しめる娯楽映画であった。