これからも前向きに 名大社会長ブログ

慌しさを予感させた月曜日

バタバタとスタートした月曜日。
めい一杯入れたスケジュールをこなし、夕方からはウインクあいち開催された講演会に参加した。そういえば、このウインクあいち、先週はイベントを行ったし、水曜日には別の予定でお邪魔する事にもなっている。
最近はここでの催しがやたらと多い。
皇學館大学が主催するこの講演は、「日本が必要とするリーダーシップ」としてJR東海の葛西敬之会長が話をされた。日経新聞でその講演を知り、即座に申し込んだのだ。
そして、中味もあまり確認せず勝手に期待していた。葛西会長のこれまでの会社人生を通して掴んできたリーダーシップの話を聞けるものと・・・。
結果から言えば、こちらの期待とは全く異なる内容で、今の政権のリーダーシップの欠如、東日本大震災の復興に関わる内容がほとんどであった。それはそれで参考にはなったのだが、僕としてはやはり葛西会長のJR東海での辣腕ぶりを聞きたかった。
講演終了後、携帯に電話が鳴る。
同じ会場内で話を聞いていたJR東海島屋の日高さんが偶然、僕のことを見つけたようだった。以前、ビジネススクールで共に学び、仕事でもお世話になった仲間である。
久々の再会。facebookでは繋がっているので、あまり離れている気はしないが、多分、1年以上振りぐらいだろう。
これから別の仲間と飲みに行くので一緒にどうかとの誘いであった。
断る理由もなく、ホイホイと着いて行き、初めて会う方ばかりと計6名で飲む事となった。全く面識がなかったが、各業界で活躍されている方ばかりで、あちこちの方面の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごさせてもらった。
こんな時も大切である。人との出会いは偶然から始まるものなのだ。
2度目の柳橋ビアガーデンは相変わらず混んでいた。
慌しく過ごした月曜日。
そして、本日は朝7:30より出身大学の経営者による勉強会に参加する。その後も夜まで予定が一杯だ。
今週は仙台への出張もある。何となく体調も戻ってきたし、フル回転で動き回る事ができるだろう。
充実した一週間が過ごせそうだ。

スゲェ~、なでしこジャパン!

その結果はTBS「サンデーモーニング」で知った。延長の末、なでしこジャパンが強豪ドイツを破ったと・・・。
それでもつい、BSの再放送を観てしまった。
まるで大人と高校生いや中学生のような体格差での戦い。そして完全アウェーなスタジアム。
ワールドカップ2大会連続優勝のドイツに対して、日本が勝つと予想した者は正直なところ、少なかっただろう。
それでも成し遂げてしまった。
結果は既に分かってゴールは決まらないのに、ドイツの一方的な攻めにヒヤヒヤし、そのシュートにハラハラした。
最後の最後はクリアで外に出すばかりであったが、その選手の執念は強く感じ、感動的だった。
終了後、思ったほどの涙はなく、選手はみな笑顔で充実感に満ちた表情をしていた。試合後のインタビューも冷静で、次への試合を豊富を語っていた。
そして、チーム一丸で戦い抜いた事、回りのサポーターに支えられた事、それに対しての感謝、口々にするコメントは、まさに日本人らしい気持ちの良い内容であった。
これからは、日本人の特徴である精神性や気質、大切にするものも女性が教えてくれる時代なのかもしれない。
そう感じざる得ない試合であった。
もしかしたら、このまま勢いに乗って、行くところまで行ってしまうかな・・・。最近、元気が出るニュースもないし、期待させてもらおうか。
それにしても、ドイツはサッカー先進国だけあって、監督も女性なんだ。初めて知った。
見た目は凛々しく知的でカッコよかった。何となく政治家っぽく見えたけど・・・。
次はベスト4のスウェーデン戦、楽しみにしている。

ダメだ!思うように体が動かない!

昨日、一昨日の企業展&転職フェアは無事終了。
暑い中、多くの方に参加頂いた。少しでもキッカケ作りのお手伝いができれば幸いだ。
そんな時間を過ごした週末ではあるが、個人として体調が今一つである。
先週の土曜日に今年初めてゴルフクラブを握り、一気に300球のゴルフボールを打ち放題で叩いた。翌日いや翌々日の筋肉痛は想定の範囲内ではあったが、それ以降も体のあちこちが痛いのだ。あきらかに筋肉痛とは違う痛みなのだ。
また、連日のように猛暑日が続き、ビールを手放せない日が続くわけだが、困った事に思ったほど、そのビールがそれほど美味くない。あり得ない話だ。
木曜日の晩には急に寒気が出てきて、慌てて床に入った。そして、昨日からは右肘が痛く、思うように腕が動かない。
今朝も普段と同じようにジョギングを行うが全然走れない。この暑さも手伝って、ここ最近は1キロ5分20秒ほどのタイムだが、本日はそれに+20秒程かかってしまう。スピードが出ないし、結果的にいつもの距離よりも少ない距離で止めてしまった。
何かがおかしい。
本日もゴルフ打ち放題300発の予定であったが、腕が痛いことと体の不安もあり中止にした。体も心配だが、今度のゴルフも心配だ。これでは迷惑掛けてしまうな・・・。
急にクラブを振り回したせいなのか、この暑さのせいなのか、飲みすぎのせいなのか、それとも45歳という年齢なのか、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいるのか、理由は分からない。
(多分、大した理由ではないと思うが・・・)
それにしても、体が丈夫な事が唯一の自慢なので、それを失くしてしまうと誇れるものがない。情けない話である。
本日もほんと暑い。今はエアコンの効いた部屋でブログを書いているからいいが、体調管理には気をつけなければならない。
本格的な夏はこれから。
休む時はしっかり休養を取り、くだらない心配をしない毎日を過ごしたいものだ。

初参加!「ワールドカフェ」

昨日は、キャリアカウンセラーやいくつかの事業でお世話になっている日本マンパワーのセミナーに参加。
「”新入社員の育成”をテーマに”本音”で語り合いませんか?」という誘い文句のセミナーで、大手企業を中心とした人事・教育担当者が30名ほど出席されていた。
とても興味がある分野であったために参加させてもらったが、新入社員が1名なんて会社はうちぐらいなもので、多い企業は500名を超える新入社員を受け入れている企業もあり、教育がコアな業務の担当者が中心であった。
そうなると教育担当者のミッションは、僕のような新人とガチンコ勝負だ!とはいかない。このご時勢の新入社員の教育方法にはどこの企業も多くの課題を抱えているのが実情。
今回のセミナーでは、ワールドカフェの手法も用いて、その新入社員の育成方法をメンバーで語り合おうというもの。
ワールドカフェをその解説通りに紹介すると、
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」
という考えに基づいた話合いの手法。
要するに、ワイワイガヤガヤと意見を述べ合い、アイデアを出そうとする井戸端会議。
(そんな短絡的でもないな・・・、失礼!)
以前からワールドカフェには興味を持っていたが、これまで参加した経験がなかったので、とても新鮮な場であった。
色んな方と時間を区切ってはであるが、一つのテーマに対して、意見を深めていく。会議にあるような無理矢理結論に持ち込むことはなく、エンドレスでありながら、何となく収束していく。
テーブルに敷かれた模造紙に、キーワードなりそうな文字を書きながら、その文字や意見を深堀していく。1コマ30分程度のセッションでは限界があるが、いつの間にか時間が経過している状態が続き、時間の短さを感じることとなった。
それは、それだけその会話が盛り上がってる証であり、他人の話や考えを知ることで、今まで思いもよらなかった考えに至ることもある。かなり楽しめる作業であった。
今回はあくまでも新入社員の育成がテーマであったため、直接、その教育・研修現場に関わる方の熱い想いがリアルに感じることができた。
どちらかと言えば、教育が業務の中心でない僕は、グループメンバーの聞き手に回ることが多かったように思う。
その場で大いに理解したこと。情熱を持っている教育に取り組む担当者がいる企業は、社員育成も上手くいくということ。
システムやプログラムも重要だろうが、最終的には人と人がどう信頼し合って、同じ方向を向けるかが大切ではないだろうか。
初のワールドカフェ、僕にとってもいい「学び」でした。

結局は「お酒」のことだった。

先日のブログでも書いたように、昨日は社員に対して「若手社員に伝えたい!私の武勇伝」と称してプレゼンを行った。
そのタイトルは「お酒の席で学んだこと」。
プレゼンは真剣な場なのでと言いながら、結局はお酒の場で起きた出来事を話しただけである。
しかし、今までの自分を振り返ってみても、このお酒の場で学んだことは実に多かった。
酔い潰れ立ち上がれなくなったこともあれば、上司と大喧嘩になったこともあれば、キツイ一発を浴びたこともあった(パンチではなく言葉で・・・)。
そんな場を経験したからこそ、今の僕が出来上がっているのは事実であり、有り難くこのようなポジションで仕事をさせてもらっているのは本当の話だ。
(飲んでいれば社長になれるという誤解は与えてはいけないと思うが。きっとそう思うな・・・。それだけではないですからね!)
大切なのはグデングデンになる事ではなく、その現場で起きている本音の会話である。
外国人と違って、日本人は本音と建前を使い分け、飲みニケーションの場で本音を語ることが多いという。
僕は決してそれが悪い行為だとは思わない。お互いグチばかり出てくるような飲み会は勘弁してほしいし、くだを巻くような飲み会には出席したくない。
あくまでも前向きな議論、熱い会話をする飲み会のこと。それは大いに結構だと思うのだ。
僕自身、正直に自分の意見を言い、完全否定されへこたれ、叱責を受ける。その繰り返しだったように思う。しかし、そんな完全否定の意見でも、その姿勢は汲み取ってもらえたし、その後の新たな意見へと結びついている。
飲みすぎて記憶にないことも多々あるが、相手に想いを伝える最高の場でもあるのだ。時に誤解を招くような発言をし、溝を深めてしまうこともあるのだが・・・。
大人の飲み方というのは、そんな事を積み重ねることで出来上がってくるものではないだろうか。単にスマートにカッコよく飲むことではないはずだ。
昨日は大人の飲み方の話をしたわけではなく、飲んできた変遷を語ったまでだが、そんな中でも何か感じてもらえたら幸いだ。
もしかしたら、誰も僕とは飲みに行きたくないと思うかもしれないけど。

7月企業展・転職フェア同日開催!

今週の8日(金)・9日(土)に名大社主催の企業展及び転職フェアがウインクあいちにて開催される。
今回は新卒募集企業52社、中途募集企業56社で行うイベント。
景気回復の兆しが見え始めたかどうかはまだまだ怪しいとは思うが、今期の開催イベントでは規模が一番大きくなっている。
会場となるウインクあいちもMAXの状態だ。主催者側としては、来場者に少しでも多くの企業との接点を設けて欲しいため、この状況はうれしい限り。
(もっと大きな会場であれば、より多くの企業に参加頂けたかもしれない。そんなに甘くはないけど・・・)
今回の特徴として自動車業界の意気込みを感じると共に、地場の堅実性が表れている面も強い。また、数年ぶりに採用を再開する企業もあり、雇用状況が少しずつではあるが改善している傾向がこのイベントからでも窺える。
何よりうれしいのは、新卒者を対象としている企業が52社出展頂くことだ。中途募集を同時に行う企業も多いが、それだけ新卒者のニーズがこの時期になっても高まっていると言える。
世の中がクールビズだ、スーパークールビズだといっても、就職活動を行う学生は全く関係なく、暑い中、スーツを身にまとい動き回っている。その姿を見る度に気の毒に感じてしまう。学生も転職希望者も解放してあげればいいのにと。
就職活動で疲れてしまうのも無理はないと同情もする。
と同時に思う。今が踏ん張り時だと・・・。
今回のイベントでも初めて学生との接点を作る企業もあるのだ。新しい出会いに期待もできるのだ。
きっと今週末も暑くなるだろう。外出するのも億劫かもしれない。しかし、そこを避けていては前には進めない。
僕たちは明るく涼しい顔で来場者を迎えたいと思う。
笑顔で出会えることを期待したい。

ブログと日記

このブログをスタートさせて、約1年3ヶ月。
未だに一本のブログに結構な時間を要しているのは事実だ。それとは別に、現在、日記を付けている。
(先日のブログでも書いた通り。)
こちらは30歳を迎える年にスタートしたので、かれこれ15年近い年月が経過している。日記を始めた当初、しょっちゅう書き忘れて、数日間放って置くこともあった。
しかし、次第に慣れていき、今では身体の中に染み付いたのか、歯を磨くことと同じ行為に至っている。まさに「習慣化」だ。
ここ10年くらいは5年日記で書いているわけだが、これは過去を振り返るのに非常に良い。
1年前、2年前のちょうど同じ日、どんな行動をして、ポジティブであったり、ネガティブであったり、どんな思いを描いていたのが、瞬時のうちに思い出す事ができる。
人は悲しいもので、どんな辛い思いをしようが、時間が忘れさせてしまう動物。それを思い出させてくれる最高のツールであるのが3年日記や5年日記だ。
日記の内容はともかく、それを実感できるだけでも日々続ける意味は大きいと思う。
さて、その日記。
これは人に読まれないことを前提にしている。反対にブログは人に読まれることを前提にしている。
この性格の違いは明らかであり、自分がブログにそれなりの時間が必要となる大きな理由だ。
また、日記では迂闊な発言しまくり状態であるが、ブログはそんなわけにはいかない。こんな僕でもそれなりに気を使う。
これは両方書く身としては、かなりくだびれるが、主観的な物の見方、客観的な物の見方という捉え方だけでも、結構、勉強になるのも確か。
どうしようもなくストレスに感じるまでは、日記もブログも続けていきたい。
しかし、本当の事を言えば、どうしても人に言えないことは、日記にも書いていない。自分が死んだら、きっと嫁さんは日記を読むだろう。
その時に人間不信に陥らせるような事は、いくら読まれないことを前提にしている日記でも書くわけにはいかない。
(そんなヤバイことは断じてありませんが・・・)

「マイクロソフトで学んだこと・・・」を読む

マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。 マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。
(2011/05/02)
樋口 泰行

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随分と長いタイトルである。ブログのタイトルとしては収まりきらなかった。
それはともかく、今回、この本書を読んだのはマイクロソフトに興味を持ったからではない。著者の樋口泰行氏に惹かれていたからである。
僕が最もお会いしたい経営者の一人で尊敬するのが、この樋口氏。講演会の場ではお会いするチャンスはあるかもしれないが、ビジネスの場においては遠い存在にしかならないだろう。きっと・・・。
今から6年前に初めての著書「愚直論」を読んで感銘を受け、次作「変人力」でも感動した記憶が強い。目指すべき経営者像だと憧れの存在となったのだ。
その当時の僕は、自分が経営者になることは全く想定しておらず、こんな経営者になれたら素晴らしいなと夢物語的に描いていたに過ぎない。それが通じたわけではないが、今は経営者の端くれであるから、世の中は不思議なもんだ。
これで樋口氏の著書を3冊読んだわけだが、彼の経営に対する姿勢は一貫している。
それが日本ヒューレットパッカードだろうが、ダイエーだろうが、マイクロソフトだろうが同じである。企業のあり方も文化も置かれる環境も全然異なるが、自分と向き合う会社、社員への接し方は全く変わらず、ブレがない。立場や地位に関係なくフラットなのだ。
理系出身でロジックに強く、MBAホルダーでもあるのに、それを感じさせる面がないように思えてならない。
今回の著書も樋口氏の取り組み姿勢が随所に表れている。ほとんど本書の感想は書いていないなあ~。
個人的には「愚直論」「変人力」の方が好きだが、彼の取組みの集大成はこの本書になるのかもしれない。
仕事において大切なのは、マインドだ。
それを教えて頂いたのも樋口氏。やはり一度お話を伺いたい。

グデングデンを日記で振り返る。

名大社では、毎月月初の月曜日に早朝会議を行っている。
そこでは前月の収支の報告から今月の具体的な取り組み、各個人の目標設定に対しての進捗具合の話をするわけだが、それとは別に毎回一人ずつのプレゼンタイムを設けている。
プレゼンテーマは社員の経験年数で異なる。若手であれば「自分プレゼン」と称し、自己の強みや仕事での成功体験を語ってもらい、ベテランであれば「若手社員に伝えたい!私の武勇伝」として、これまでの名大社人生の中の武勇伝を語ってもらう。
若手社員はパワーポイント必須だが、ベテランはオールフリー。
ルールは15分という制限時間があるだけ。既に10名の社員にプレゼンが終了した。そこにはそれぞれ個性があり、ドラマがあり、愉快な場面があり、苦労があり、教えがある。我ながらいい企画を立てたと自画自賛状態だ。
そして、来月7月はいよいよ僕の番だ。
今更感がないわけでもないが、これは平等の機会。立場が偉かろうが関係ないのだ。
そこで、若かりし頃を振り返るために30歳の時から書いている日記を引っ張り出し、読み返してみた。
人間って、やはり忘れる動物だ。書いてある内容がさっぱり記憶にない出来事も多い。しかし、読み返すことにより、その当時のシーンが思い出されることも多い。
勘弁してもらいたい出来事もあれば、とてもブログでは書けない出来事もある。それを含め、振り返ってみるのは随分と楽しい作業だ。かなり疲れるけど・・・。
その日記に中から、いくつかの強烈なインパクトのあった会話の中味を引き出し、今回のプレゼンでは話すことに決めた。乞うご期待!。
日記を読みながら、改めて痛感するのは、自分は飲んでばっかりの人生だなということ。よくもまあ、飽きもせず、飲んでばっかりいるもんだ。3日に1回はビールという単語が出てくるのではないのかな。
情けない気もするが、それもまた僕が辿ってきた人生である。もちろん、真面目なこともたまには書いてはいるが、圧倒的に酒ネタが多い。
プレゼンは真剣な場なので、あまりくだらない話は避けるつもりだが、機会があれば、そんなグデングデン話をしてもいいのかなとも思う。
これも日々、へこたれず日記をつけているおかげだろう。
話は飛ぶが、次回は日記とブログの違いについても書いてみたい。

揺れる?株主総会

全国的に株主総会が開催される本日、某インフラ企業の株主総会に出席した。(どこかはすぐ分かってしまうかもしれない。)
目的は二つ。
一つは毎日のように報道されている原子力発電の問題に対し、株主の問題意識や発言はどんなものなのかということ。
そして、もう一つは、同じ株主総会を運営する者として(ちょっとレベルが違いすぎるけど・・・)、経営陣がどんな対応をしていくか確認したいということ。
10時開催の15分前に会場に着いたのだが、既に受付は長蛇の列。会場内の席も満席で、待合席に並べられた席に座り、モニターを見ながら話を聞くことになった。
例年、これくらいの株主が参加されているかわからないが、話題の中心である企業でもあるため、その出席者の多さには驚いた。
モニターを見ながらの議事進行は臨場感がなく物足りない。ついウツラウツラしてしまった。内容は事業報告など一般的な説明が中心である。
その後、設けられた株主からの質問。待合室からの発言は当然のように認められておらず、この場面もモニターを見るしかなかったが、迫力のあるシーンの連続であった。
社会派ドラマを見ているような錯覚に陥るほど、株主の質問は熱く激しい。そして、話が終わらない。所々に挟まれるヤジもいとも簡単に蹴散らし、自分の主義主張を話す。
時に論理性を欠くために、全く意図が分からない質問もあったが、自分たちの想いを一株主としてぶつけまくっていた。それを運営側は冷静に受け止め、坦々と答えていく。対照的である。
スルリと厳しい質問を回避し、場合によっては答えず、何事もないように進行していく。感情的になることは一切ない。
(なるほどね。立派な会社ほど、こんな風に進めるんだと感心)
基本的に質問者は1度の質問の機会しか与えられず、そこには議論の場もないため、ほぼ一方的な回答で終わってしまうことがほとんど。
それでも「社長を辞めろ」「会長を辞めろ」など株主からの厳しい要求もあり、公開企業が行わなければならない株主総会の恐ろしさを知ることとなった。(公開してなくてもあるだろうが・・・)
昨年、出席した株主総会がいかに平穏無事だったか・・・。甘くないな。
それでもある株主が「昨年よりも挙手が少ない。もっと荒れる総会になると予測していた。」と自分とは相反する感想を語られていた。
これでも平和なんだ。株主を納得させるのは余程の事がない限り難しいと痛感。
結局、2時間経過しても終了する気配がなかったため、途中で退席したが、その後の議案事項で激しいやり取りがあったのかもしれない。
株主としては当然の意見を言うし、経営陣もある種、当然の回答を行う。最終的には、多数決で持って解決するのだが、その過程というのは一筋縄ではいかない。
特に今回の株主総会は、大げさに言えば、今後の日本を占う要素が多かった。
簡単に結論が見つかるわけでもないし、どの立場が正解なのか軽はずみには言えない。しかし、お互いの立場がよく分かるのも事実。
会社側の説明に誠実さが欠けるように思えたが、会社側としてはそれしか言いようがないだろう。
(書いてる事は意味不明かな・・・)
会社を客観視する意味合いにおいても、株主総会に参加する意義はあったと思う。