これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「告白」

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(2011/01/28)
松たか子、岡田将生 他

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中学生の娘を持つ身としては、体によくない映画であった。
フィクションで現実味のない物語でありながら、現実の世界もオーバーラップさせてしまう恐ろしさが潜んでいるようでならない。
それは、いじめを起こす集団心理や匿名性の高いネットの影響、人間のエゴなど、今、実社会が抱える問題を暗く尖った映像を通して映し出しているように思えたからかもしれない。
それだけの緊張感とインパクトがこの映画から発せられていた。う~ん、やはり怖い。
映画評を読んだりすると、原作の素晴らしさが忠実に描かれた傑作と評されているケースもあるが、小説をほとんど読まない僕にはそれはわからない。
ただ思うのは、確かにストーリーの構成も巧みな映像も、松たか子の感情を押し殺した演技もとても良かったし、映画賞総ナメも理解できるが、これが傑作となるとちょっと困るなということ。
あまりにも絶望すぎる。作品の意図としては「な~んちゃって」というセリフでその絶望感から脱しているのかもしれないが・・・。
凄い映画だったと思うと同時に気分も暗くなった。
しかし、見なければならない映画だとも思う。子供には見せたくない映画でもあるが・・・(R15だから大丈夫だけど。)
何だか書いていることはメチャクチャだな。
これで、松たか子の印象も随分と変わった。
CMで見せる穏やかな表情とは全く異なり、これまで見たことのない冷酷な表情。
きっとドラマでは演じないんじゃないだろうか。
よしっ、次は「悪人」だ。もっと気分が暗くなるかもしれない。
一人で深夜にこっそり見るとしよう。

予定を変更しながら思うこと

本来、本日は息子と一緒にナゴヤドームへ中日VS巨人の予定であった。
また、今月17日は恵那峡マラソンへ出場の予定でもあった。いずれも今回の大震災に配慮し、順延もしくは中止となった。
それについては全く異論はなく、当然のこと。
野球観戦は次の機会が近いうちにやってくる。マラソン参加費はそのまま義援金に回してもらうことにした。
ただ自分の立場もあってかいろいろと考えてしまう事はある。ナゴヤドームの店舗の売上計画は大丈夫だろうか?バイトを予定した人たちはどうするのだろうか?それを派遣していた派遣会社はどう穴埋めするのだろうか?
どうでもいいのかもしれないが、大震災の影響で大きく計画がずれてしまうことは僕の回りでも多い。会社によっては資金繰りの問題であったり、それこそ内定取り消しや採用計画見送りなど我々の業務に関わる様々な問題も出始めている。
新年度の計画も軌道修正を迫られるかもしれない。
しかし、しかしである。
それでも、この東海で住まいを構える者は恵まれているのだ。計画停電もなければ、水や食糧に困る事もない。普通どおりの生活ができるのだ。
当たり前の生活がいかにありがたく尊いものか。現実の報道を見る度に強く感じる。
この普通の生活を無駄にしないこと。子供達にもわからせること。
会社として個人として、物資や義援金を送る以外にできることは限られている。
日々に感謝しながら過ごす。
本日の予定は変わってしまったが、ありがたく貴重な一日なのだ。

START!

本日は4月1日。年度初めである。
名大社も新しい期に入った。
清々しい朝、気持ちのいい天気、新たな気持ちで臨むには最高に1日のスタートとなった。
本日の新聞でも掲載されていたように、大震災の影響で入社式を中止や延期をする企業も多くみられるが、新年度のスタートには変わらない。
名大社でも本日より新卒社員が1名入社する。既に3月からアルバイトで手伝ってもらっているため、それほど新鮮味はないが、これも新たなスタートだ。
大震災への配慮でもなく、今年は入社式は行わない。同期もいないので本人にとっては寂しいかもしれないが、社会に出れば戦っていくのは自分でしかない。同期がいようがいまいが、仕事は十分学べるわけだし、それを支える頼りになる先輩だって存在するのだ。荒波に揉まれながら、自分を鍛えてもらいたい。失敗を繰り返しながら、成長してもらいたい。
そうは言いながら、今夜はそんな新人クンと未来を祝して、ささやかながら祝杯をあげよう。
今、僕たちは100年に一度の大不況の中、1000年に一度の大震災の中で生きている。現実に辛いことは多いが、それを嘆いても仕方がない。
前を向いて歩いていくしかないのだ。
現実を真摯に受け止め、未来を創っていくしかないのだ。
START!
いい一年にしよう!

マーケ終了!

会社全体で取り組んだマーケティング研修が29日で終了した。
月1回×12ヶ月を全員で取り組んだわけだが、あっという間の時間だった。
マーケティングとは全く無縁の総務の社員や自分の価値観だけで仕事をこなしてきた年配の社員には、相当過酷な日々であったと思う。嫌がらせに近かったかもしれない。
それでもフレームワークを使い、それなりの分析を行い臨んだ最後のプレゼンを聞くと一定の成果があったと実感する。
この最後の研修では、今後のビジネスプランを一人ひとり発表した。
その内容をここで明かすわけにはいかないが、各々の仕事に対する想いが詰まったプレゼンであった。中には分析や見通しが甘く、突っ込みどころ満載のプレゼンもあったが、SWOT分析やポジショニングマップ、4Pを使いながら話す姿を1年前は想像できなかった。
ひとまず基礎的なマーケ知識は習得して今回で終了するわけだが、スタートはむしろこれから。学んだ基礎知識を本来の業務に、営業であればクライアントに対してどう向き合っていくかが重要である。
意外と習得した知識をクライアントにぶつけるのは難しい事だし、これまでの自分のスタイルを否定する事にもつながる。
だが、それがいい機会だし、自身のブレイクスルーのチャンスでもあると思うのだ。だから、僕としては何かあるたびに「ポジショニングをどう描く?KBFは何だ?」なんて、イヤミな質問を繰り広げていきたい。
マーケティングの本質は変わらないにしても、現存のフレームワークはいつまで通用するのだろうか?ここ最近の急激なマーケティング手法の変化でその打ち手も難しくなっているのではないか?と思ってしまう。
どちらにしてもこの学びに満足することなく、常に新しい流れを吸収する嗅覚を持ち合わせないといけない。
まずはマーケ研修終了!お疲れ様!
だが、まだまだ先は長い。
社員のみなさまには覚悟してもらいたい。(笑)

一周年

本日でこのブログをスタートして丸っと1年になる。
本日が一周年記念日だ。
半ば勢いで始め、月10本以上書くという目標設定したブログだが、気が付けばこの1年で227本ものブログを書いたことになる。
ほとんど自分勝手な内容とはいえ、よく1年頑張ったものだ。誰も褒めてくれないので、ここではひとまず自分自身を褒めたいと思う。
(パチパチ!!)
こんなブログでも、毎月少しずつ増えていくアクセス数には喜びを感じるし、仕事面などでお世話になったり、お会いしたりする方に「いつもブログを読んでますよ。○○は良かったですね。」なんて言われると妙に照れてしまったりする。「あっ、そうですかあ~」と返事をしながらも、それは結構うれしいことでもある。
僕は相手のことを全く知らなくても、相手は僕のことを知ってたりして「山田さんは、こんな事があったんですね?」と言われると、不思議な気分にもなる。
それでも共通のテーマがあることで話が弾むし、そこから別の方向へ話が進む事があったりすると、こちらの意図とは別にしてもブログの効果は表れていると思える。
しかし、ブログを書く事で自分自身を丸裸にしている事は間違いない。
人によってはその行為に対し感心されないケースもあるとは思うし、場合によっては会社を傷つけてしまう事もある。それでも、正直な思いを書く姿勢が今の僕には重要だと思うし、会社を理解してもらう一つの方法だとも考えている。
ネタを考えるのも面倒であるし、テーマによっては執筆するのに必要以上な時間がかかってしまう事もあるのだが、自分の中で価値観を見出しているのも事実。
今後はより深いテーマで書く能力を身に付ける必要もあるし、拙い文章力を磨く必要もある。
(才能の問題もあるが・・・)
それでも一番大切なのは続けること。
続けることでしか、自分や会社の進捗の変化、環境の変化、考え方の変化は伝わらない。それを基本とすれば、この一周年なんてほんの通り道にすぎない。
これからも今のペースを維持しながら、急ぎすぎず、のんびりしすぎず、このブログを書いていきたい。
2年目もどうぞよろしくお願いします!!

「挫折力」を身につけよう!

挫折力―一流になれる50の思考・行動術 (PHPビジネス新書) 挫折力―一流になれる50の思考・行動術 (PHPビジネス新書)
(2011/01/19)
冨山 和彦

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3月23日に行われた学生支援を行うためのワークショップ型のイベント。
ここには、就職活動がうまくいかなかった学生や一旦は働いたものの会社と噛み合わずやめてしまった若者が参加していた。どちらかといえば、就職活動や働くことに挫折感を覚える方が多かったように思える。
そんな若者の前でイベントのスタート時に挨拶をさせてもらった。
何の気休めにもならないかもしれないが「世の中で成功している人は、みんな失敗している。多くの挫折を経験している。だから自信を無くす必要なんて全くない。」というような内容の挨拶を。
どう響いたかはわからないが、失敗したからこそ成長につながる人生があるというのも事実。
僕自身も3年前に大きな挫折を経験している。
(そのことは何れブログにでも書きたいと思う。)
それでも何とかやってこれているのだ。
そんな挫折を経験することが重要だと示してくれるのがこの著書。著者の冨山和彦氏は、以前に「会社は頭から腐る」を読んで感銘を受け、機会があれば話を伺ってみたい方だ。そこでもすさまじいことが書かれている。
その冨山氏が自らの挫折経験を経て、今の立場を築いてきたそのリアルさは説得力がある。冨山氏に比べれば、まだまだ挫折力を磨き足りない自分ではあるが、これを読む限り、僕がこれまで経験した挫折は決して無駄ではなかったのではないかと思わせてくれる。
この著書を読んだ直後のイベントであったため、あんな挨拶をしたのかもしれない。
実際にこのイベントを運営してくれた連中の話を聞いていると彼らもいろんな挫折を経験していた。そして、その挫折をバネに乗り越え、今のイキイキとした人生を送っているように思える。まさに挫折力を磨いて強くなっていたのだ。
そうだとすると、この著書はキャリアがある方だけでなく、これから社会に出ようとする、もしくは社会に出たばかりの若者が読むのもいい学びになるはずだ。
書籍の冒頭に書かれているように、「挫折力」を磨くと、打たれ強くなる。過去をリセットできる。敗因を分析し、次に戦いに活かせる。自分という人間がよくわかる。
挫折に対して、とても前向きになれそうじゃないか。何も恐れることはないじゃないか。
失敗し自分はもうダメなのかなと感じた時に読むのもいいのかもしれない。

なぜか京都で迎えた朝

今、このブログを京都のホテルで書いている。
何だか流行作家のようだ。
京都1
昨日から、仕事というか、遊びというか、どっちつかずの感じだが、京都に入ったのだ。社員が仕事しているにも関わらず、約束までの時間に余裕があったので、ブラブラの京都を散策。(申し訳ない。)
清水寺から円山公園までをスーツを着たまま歩きまわった。大震災の影響もあるだろう。人通りはあまり多くなく、外国人観光客も普段に比べるとかなり少ないように感じた。
京都2
定番の風景
京都3
京都を代表する京セラの時計は壊れていた
京都4
この日の京都も寒い。春はまだまだ・・・。
京都5
せっかくなので、坂本龍馬のお墓にも・・・。
「龍馬伝」の最終回思い出す。
京都6
途中で雨が・・・。と傘をさすとまた晴れ間が・・・。
京都7
円山公園で銅像もパチリ。龍馬と慎太郎。
京都8
そして、目的地である料亭「菊の井」。
ミシュランで三つ星を獲得した料亭。僕には敷居が高い。まだまだこんな料亭を利用できるレベルではない。10年は早い。いや20年は早いかもしれない。
初めての経験をいくつもさせて頂いた。その後、祇園の街も体験した。これが京都の遊びというものか。
この日はホテルに一泊。
本来なら今日は京都でのんびりしたいのだが、仕事の関係でとんぼ帰りだ。
もうホテルもチェックアウトしなければならない。
写真ばかりの手抜きなブログになってしまった。
ただ大人の京都を経験させて頂いた一日であった。

窓から見る風景

月日が経過するのは早く、間もなくオフィスを移転して1年になる。
僕の名大社人生で言えば、21年が栄の中日ビルで過ごし、1年がこの丸の内で過ごしたことになる。
たった1年しか経っていないのに、すでに何年もこのビルで仕事をしているような感覚が不思議だ。
僕の席は会社の中では一番奥、窓側になる。
(決して窓際族ではない。当たり前か・・・。)
疲れたり、ぼんやりしたり、考え込んだりする時に窓の外を眺めることが多い。
以前の中日ビルでも窓側の席だったが、あまり外を眺めることはなかった。外を眺めても隣のビルしか見えないので、正直つまらないのだ。
しかし、このオフィスでは12階ということもあり(これでも最上階なのだ!)、遠くに名古屋駅を見渡せることから、格段に外を眺めることが多くなった。
気持ちによって外の景色は異なるし、天候や時間帯によっても景色は異なる。
なかなか飽きない。
社屋5
気持ちのいい朝
窓から見る5
西日が厳しい午後(この写真では伝わらないなあ)
風景3
夕日がタワーズを包む
風景5
そして、日が沈む
風景1
雨ににじむミッドランドスクエア
風景2
夜景を眺めながら・・・
毎日、こんな風に景色を眺めながら、仕事ができるのは幸せなことだ。
そして、こんな平和な毎日に感謝。
今日も、明日も、明後日も、来週も、来月も、こうして窓から見る風景を楽しみながら、仕事をしていきたい。
(明後日は日曜だけど・・・)

スターバックスでビールが飲みたい!

前回の日経ビジネスは「中高年は席を譲れ」という雇用関連の特集。それも興味深い記事だったが、個人的に面白かったのが、併載されていたスターバックスコーヒーの記事だった。
業績が落ち込んでいたスタバが、粉末スティックコーヒーの投入や新たな店舗戦略等によりV字回復で過去最高の収益を上げたことに関する取組みが掲載されていたのだ。
情けないが、粉末スティックコーヒーの展開もアメリカでの緑のロゴのない店舗の出店の事も全然知らなかった。そういった取組みが業績を回復させてきた理由という。
日本では店舗の集客を見る限り順調そうに感じるが、実態は日本法人のCEOが辞任するなど、内部に含んだ問題も多いようだ。
それはさておき、国内でスタバを利用する客は静かに過ごしているケースが多い。サードプレイスとしてPCを持ち込み仕事をしたりや読書、学習をする場面は名古屋でもよく目にする。
僕も早めに仕事を終えて、本を読むために立ち寄る事もある。
そんな時、僕はコーヒーよりもビールを飲みたくなる。アルコールが絡むとどうしても賑やかになってしまいがちだが、ビールを飲みながら、誰とも会話する事もなく、静かに過ごしたいのだ。それも軽く一杯程度で。フードメニューは少なくていい。
BARで早い時間に行くのも気が引けるし、そこで読書は雰囲気に合わないし・・・。
だからこそ、スタバでひとりで本を読みながらビールを飲みたい。スタバのロゴからコーヒーの文字を外すという記事が1ヵ月位前に新聞に掲載されていたが、そんなニーズも多いのかもしれない。
ただ、そこではワイワイ騒ぐのではなく、静かに過ごせる場であって欲しい。既存の客もそれを望んでいるだろうし、それがスタバの価値だとも思う。
そんな事を思いながら、前回の日経ビジネスの記事を読んだのだった。

就職をあきらめない大学4年生及び若年者へ

来る3月23日(水)に『就活支援ワークショップ』として、本年卒業する学生と卒業後3年以内の若年層を対象にイベントを実施する。
就職超氷河期といわれる環境の中、思うような就職活動を行うことができず、卒業を迎えてしまった学生さんが残念ながら存在する。また、未就業の若者も多い。
就職先が見つからなかったのは、景気の低迷で求人数の減少、学生の安定指向の結果として大手企業への応募が集中、学生の就業力不足など、分析すれば、数多くの原因が考えられる。
一度のイベントでこれらの問題が解決できるわけではないが、我々としては、そんな学生さんや未就業者にこれからでも身に付けられる事が少しでもあるだろうとイベントを企画した。
従来、名大社では合同説明会を開催し、企業との直接的な接点を設けることを実施してきたが、今回は自分と向き合いながら学びを得る参加型のセミナー、ワークショップだ。
このイベントでは仕事を持ちながら若者の支援を行う「生き活実行委員会」と共同に進めていく。20歳代の前向きな気持ちのいい連中で中心に構成され、真剣にこれからの行き方について考え、取り組んでいる。
そこには今の学生、若年層を自分達の力で何とかしたい!力になりたい!という熱い想いが集まっているのだ。
時間拘束は長いが、きっと「学び」や「気づき」も多いだろう。
就職をあきらめない気持ちを持つ方には是非、参加してもらいたいのだ。
<日時>2011年3月23日(水) 13:00~17:00
<会場>名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校
入場無料、服装自由
詳細はこちらから・・・