この日から、2泊3日での家族旅行。毎年、夏季休暇と年末年始休暇には、必ず家族で旅行をすることに決めている。
一つは嫁さんへの罪滅ぼし。普段の生活では仕事を言い訳に家庭のサポートを一切せず、嫁さんに全てのことを任せてしまっていること。
そして、もう一つは子供に対しての存在感の証明。平日はほとんどと言っていいほど、子供たちとの接点が少なく、影が薄い存在になってしまっているため。この大きな二つのことを理由に、年に2回は一家の主として、いい格好をしているのだ。
今年の夏は、リゾナーレに決めた。星野さんの講演を何度か拝聴し、一度、星野リゾートのサービスを味わってみたいと思ったからだ。
予約したのは、70㎡ある大きな部屋。思い切ってグレードの高い部屋を予約して、最高のおもてなしを経験することで、子供たちへの上層教育の一環としたい考えだ。
(かなり偉そうだ・・・)
朝7時に出発し、中央道で目的地である南淵沢に向かった。渋滞のピークは避けていたことと、思った以上にスムーズに車を走らせたため、午前中には目的に到着。
チェックインの時間までかなり余裕があることから、急きょ、清里まで出向くことにした。清里と言えば、学生時代、流行っていた避暑地である。その響きだけだけで、青い空と緑豊かな風景が浮かぶ。
大学時代も合宿で利用し、普段やることのないテニスなんてやってみたりした。また、その当時、評判の清泉寮にソフトクリームをわざわざ食べに行った。美味しいの評判のお店だっただけだが、正直なところ、どこまで美味しいかは分からなかった。
今回も子供たちに、「日本一おいしいソフトクリームを食べさせてやる。」と清泉寮まで行き、行列に並び、家族でその当時と変わらないであろうソフトクリームを食べた。
確かに美味しいのは事実だが、日本一美味しいかどうかは分からない。僕自身のそのセンスがないのが原因だが、大体のものは美味しいので、その時間に対してのコストに値するかどうかは全くを持って責任はとれない。
そして、到着したリゾナーレ。驚いたことに回りの車は外車ばかりである。自分のような国産車はむしろ少数派。一体どんなお客さんが利用しているのだろうかと回りを見渡しているとビックリ。
以前お世話になった新聞社の広告担当と再会したのだ。山梨の田舎で・・・。全くの偶然としか言いようがないが、やはり世間は狭いのだろう。不思議である。
あいにく雨が降ったりで、100%満足とは言い難いが、これまでの宿泊先とは違うサービスを受けることができた。
夕食も満足で、娘は最後に出された大量のデザートを一人で大半平らげた。
環境は人を変えるのである。
星野リゾートの施設を利用して気づいたこと。
一人のスタッフが、複数のポジションをこなしている。荷物を運び部屋まで案内してくれた男性スタッフが、夕食のレストランでレジ担当として、テキパキ業務をこなしていた。
知ってか知らずか、部屋まで案内してくれた時も、レジの清算時も息子に声を掛けてくれた。こうした一つ一つの仕事が、星野リゾートの強さなのだろうと感じた。
翌日にはこのリゾナーレを離れることにもなるが、高い料金を支払っていることもあり(せこっ)、チェックアウトギリギリの12時まで、この空間を楽しみたいと思う。
まずはプールだな・・・。
2010年8月10日
リゾナーレ、リゾナーレ
2010年8月9日
「驚異のプレゼン」ってなんだ!
現在、グロービスでビジネスプレゼンテーションという科目を受講している。プレゼンの目的を明確にして、聞き手の状況を考え、聞き手をどうやって導くかを考えていく一定のプロセスを学んでいる。
当たり前のようだが、その聞き手に対して説得力を持たす言葉や図は想像以上に難しい。今まで僕自身が経験してきたことは、単なる思い込みに過ぎず自己満足の域を超えていないのかもしれない。
そんな思いを抱き、クラスを受講しながら、この著書を読んだ。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 (2010/07/15) カーマイン・ガロ |
スティーブジョブズのプレゼンは、ユーチューブで見ても楽しいし、参考にもなるが、その手法をそのまま自分に持ち込むのは、かなりのリスクになるだろう。学んでいること以上に難しいということだ。
その驚異のプレゼンの18の法則を振り返り含め、書き綴ってみると
1.構想はアナログでまとめる
2.一番大事な問いに答える
3.救世主的な目的意識を持つ
4.ツイッターのようなヘッドラインを作る
5.ロードマップを描く
6.敵役を導入する
7.正義の味方を登場させる
8.禅の心で伝える
9.数字をドレスアップする
10.「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
11.ステージを共有する
12.小道具を上手に使う
13.「うっそー!」な瞬間を演出する
14.存在感の出し方を身につける
15.簡単そうに見せる
16.目的にあった服装をする
17.台本を捨てる
18.楽しむ
最初の方の項目は基本に忠実ではあるが、段々と過激になりジョブズ色が強くなっていく。
プレゼン時もあまり服装にもこだわってなさそうだが、あの服装にもしっかりとしたキメがあり計算されているとの事。ジョブズの定番なのだ。
黒のタートルネックはセントクロイ、ジーンズはリーバイス501、スニーカーはニューバランス。決して有り合わせじゃないのだ。しかし、そう思わせることも一流の演出なのだろう。
そして、アドリブで話している思える内容も練習に練習を積み重ねた努力の賜物だという。やはり天才は陰で努力をしているのだ。
プレゼンというのはどれだけ準備に時間をかけたかが、その評価のポイントになることがこの著書を読んだだけでもよく理解できる。
そして、最後にジョブズは語っている。
「ハングリーであれ。分別くさくなるな。」
2010年8月7日
ホワイトナイト
昨日までNHKドラマ「ハゲタカ」が再放送されていた。以前録画したハードディスクが壊れ見れなくなってしまい、再度、放送に機会を窺ってはいたが、気づいたのが昨日で録画できたのは5話と6話だけになる。その前から放映してたんだ。残念・・・。
主演の大森南朋は「龍馬伝」の武市半平太役でも主役を凌ぐ輝きを見せていたが、この「ハゲタカ」での存在感も抜群であった。
(映画「ハゲタカ」はそれに比べるとちょっといただけないが・・・)
このドラマは、少なくともNHKのドラマでは、僕の中では一番の好きな作品である。というわけで、早速本日、5話「ホワイトナイト」を見た。
ストーリーは多くの方が既にご存知なので割愛するが、この5話は、全6話の中でも最も目まぐるしく状況が変わり最も盛り上がる。最後のシーンはどうかと思うが・・・。
その舞台となる大空電機の社長の立場はまさにジェットコースターに乗っている状態で、翻弄されっぱなしだ。
ただ、僕はこの大空電機の大杉蓮演じる塚本社長が好きである。
その塚本社長のセリフに印象的な言葉がある。柴田恭平演じる参謀役の芝野氏と役員車の中で、ボロボロになった前社長 大木昇三郎の著書を芝野氏が手に取り、
芝野「こんなになるまで読んでいるのか?」
塚本「ああ、全て暗記してるよ。大空電機には工場の隅に転がるネジ1個まで、大木昇三郎が宿っている。後を継ぐ者は地獄だよ。」
ドラマを知らない人には全く意味不明だと思うが、このセリフは全6話の中でも、一番印象が強い。他にも印象に残るセリフは多いが、どれか選べと言われれば、間違いなくこのセリフを選ぶだろう。
ハードディスクが壊れる前は、何度となくこのドラマを見ていた。それも僕自身にあまり元気がない時に見ていたような気がする。
普段、ドラマをほとんど見ない自分が、何故かこのドラマだけは何度も目にしてしまうのは、そこから感じる事がきっと多いのだろう。
今回、久々に「ハゲタカ」を見て気づいたことがあった。「龍馬伝」に似ていると・・・。調べてみて判明した。音楽担当が二つのドラマとも佐藤直紀氏。
今後、注目である。
2010年8月5日
就活難民にならないための大学生活30のルール
就活難民にならないための大学生活30のルール (2010/04/07) 常見 陽平 |
著者の常見氏は、ブログやTwitterで就職活動を行う学生に常に語りかけている。以前、ご挨拶させていただいた時も、その前日に愛知県の大学で話をしたという会話にもなった。全国を飛び回り、学生と向き合っている方だ。
そんな著者が、現状の就職活動を憂い、それを打破するために、いかに有意義な学生生活を送るかをメッセージとしているのがこの著書になるのだろう。
これを読んで、自分自身の学生生活を思い出した。著者のいう「よく学び、よく遊ぶ」の「よく学び」は残念ながら実践できなかったが(正しくは実践しなかった)、「よく遊ぶ」は十分だったのかと思う。
勝手な解釈でいえば、その遊びの中で「よく学び」は多く経験した。大学時代は、仲間とよく喧嘩もしたし、先輩とも口論となり、もめたりもしたのも、今、思えば学びの部分だ。
今の仕事をしているのも何らかの価値観が、学生時代に植えつけられたことが一つの要因だと思うし、その当時、影響を受けてきた先輩によって、広告という仕事を選んだ面もあるだろう。
今でも大学時代の仲間や先輩と親しく付き合っている関係でいえば、その学生生活は充実していたと言えるのかもしれない。
メールやネットが生活の大きなウエイトを占めるようになり、どれだけリアルな関係が学生同士で築かれているかは不安でもある。全てを就職につなげるつもりはないが、そのリアルの経験があればあるほど、その充実した生活に説得力を持たすことも可能になるのではないだろうか。
最近、大学生に対して話をさせて頂く機会も多くなっている。今後は3年生、4年生に限らず、1.2年生にも話す場面が出てくるだろう。そんな時、僕自身としてどんな事を語ることができるだろうか。
この著書は、それを考えるにいいきっかけとなった。
2010年8月3日
丸の内を歩く その4
暑い日が続く。全国屈指の暑さの名古屋だが、今日は少し落ち着いた一日であった。35度以上が当たり前の日々を送っていると、30度ちょっとの気温が涼しく感じるのだから、不思議なものである。
久しぶりに昼間の時間、ぶらっと外を出歩いてみた。
向かったのは、丸の内と国際センターとのちょうど中間、桜通りから北に入った四間道。歴史を感じさせる古い街並みである。
近くに堀川が流れているため、水運を利用する商家が並んでいたようだ。それが、いまではお洒落なカフェとかレスランが看板を出していたりする。
普段の生活では大通りを歩いているため、気づきにくいが、少し裏に入ればレトロで趣のある街並みがあるのは新鮮だ。もう少し先は円頓寺にもなり、また懐かしさを感じさせる商店街にも行きつく。
昔ながらの民家も多い。ランチはその民家が並ぶちょっとした商店街のとんかつ屋に入ってみた。いかにも人のよさそうなおばさんが店を切り盛りしていた。TVから流れるニュースを見ながら、適当な世間話をして定食を待った。
その頼んだロースカツ定食は、なんと500円。
庶民的な値段であった。値段もさることながら、その雰囲気も含め暖かい気持ちになった。
丸の内に移転して、既に4カ月。
しかし、まだまだ知らない場所は多い。
2010年8月2日
名古屋市会社合同説明会
来る10月20日(水)・21日(木)に、名古屋市が主催で合同説明会を開催する運びとなった。2011年新卒者、既卒者(卒後3年以内の若年者)等が対象となり、名古屋市が初めて主催するイベントである。
そのイベントに関わる業務を名大社がサポートすることとなった。この地域で就職支援をおこなう企業として、地元に対して少しでも貢献したい考えだ。
現在の就職環境を考えれば、このイベントを実施する10月においても、多くの学生や若年層が就職活動をすることはやむを得ない事実として発生するだろう。
また、一方において、通期の後半に入り、よくやく来期の人員計画がまとまる中小企業も多いだろう。そんな若者と企業のマッチングのお手伝いができれば、名大社にとっても何よりである。
8月に入り、大手企業は既に2012年卒向けの計画が佳境に入っている。名大社としても、当然のことながら、来期に向けた提案をさせて頂いてはいるが、現4年生の内定確保が各大学とも苦戦している中、できるだけ多くの機会を提供していきたい。
新卒者向けの名大社主催の合同説明会は9月3・4日で終了するので、この企画自体、我々にとっても大変ありがたい。せっかくなので、告知をちょっと・・・。
≪イベント詳細≫
日時:10月20日(水)・21日(木)
12:00~17:00
会場:名古屋商工会議所
参加費:2日間通し5万円、1日のみ3万円(税別)
申込み:実行委員会事務局(名古屋商工会議所内)
TEL052-223-5746
僕のブログには珍しく詳細内容を書いてみた。何とこのイベント翌日は、2012年卒向けのイベント「就活」研究フェアを計画している。
4日間連続のハードなスケジュールでスタッフの負担も多いが、今はそれに向けての期待感の方が大きい。
成功を祈るばかりだ。
2010年8月1日
正しい夏休みの過ごし方
土曜日、日曜日と久々に続けてランニングをした。しかし、全然走れない。スピードも出ない。この暑さと飲みすぎが大きな原因かとも思うが、10キロ走るつもりが、7~8キロで断念した。
夏季休暇の際は、できるだけ走りこみをしないといけない。
本日は、息子と共に近所の富田プールに出掛けた。2人自転車を走らせて・・・。やはり夏はプールだろう。それだけで子供は満足するのだ。とは言え、中一の娘はさすがに付き合わなくなった。少し寂しい気もするが・・・。
この富田プール、名古屋市が運営する施設という事もあり、大人300円、子供100円のうれしい価格。夏休みの期間のわずが1ヵ月半の運営だ。施設の維持費の方がコストがかさむだろうと思いながらも毎年利用させてもらっている。
中学生には満足できなくても、小学生はこれで喜んでくれるのだ。この日も2時間程度、泳いだり、じゃれあったりして過ごす。
帰りは、コンビニでアイスを買い、ほお張りながら自転車をこいで帰るのが定番だ。
この日の午後はビジネススクールもあり、不在にしていたが、案の定、息子は昼寝をしたという。気持ちいい時間だろう。
子供たちの夏休みは長い。暇をもてあます日も多い。
そんな時は、プールに出掛け、真っ黒になって帰ってくる。
正しい夏休みの過ごし方である。
2010年7月31日
中田英寿が見たFIFAワールドカップ
先週の日曜日、NHKの特番があった。中田英寿が見たワールドカップの特集だ。
ようやく本日見ることができた。
その第一印象は、随分穏やかな表情になったなあという感じか。
現役のサッカー選手の呪縛から解き放たれたことや世界中を飛び回り多くに人と触れ合い、そこで感じ取ったことが要因かとも思うが、それに関する書物も読んでないので、本当のところはわからない。
ただ、現役の頃の全身から発していたピリピリした緊張感はなくなっていた。
その番組では、日本代表の戦いぶりやスペインのパスサッカーの戦術に対しての評論や、南アフリカ共和国の各地域を訪れ、現地の人たちの触れ合うシーンが描かれいた。
そのボキャブラリーの豊富さと観察眼はさすがと感心させるものであったし、サッカーに対する愛情も感じる事ができた。
今回の南アフリカ共和国での開催は、その安全面やインフラなどで疑問視される面もあったが、中田は全く異なり、これからのサッカーが与える影響を考えると、この地で行う意味は大いにあったというようなコメントを述べていた。
日本人として最もグローバルにサッカーを捉えているのは、中田英寿なのかもしれない。
サッカーを引退した理由が、「楽しくなくなった」というシンプルな理由だったが、サッカーを愛する気持ちは変わらないという。そして、現役に復帰したい、またプロサッカー選手として活躍したい気持ちは、50歳になっても
60歳になっても続くだろうという。きっと本音だろう。
この番組を見て、以前よりもかなり大人になったと失礼ながら感じた。元々、そのコメントは幼稚でなく大人のコメントだったが、他人を受け入れない冷たさと硬さが潜んでいた。
それがいい意味で丸くなり、一皮向けた大人になったように思える。
(大変失礼なコメントですみません)
彼の今後の活躍にも期待したい。
あの鍛えた体格を見ると、今すぐでも現役でやれそうな気がするのだが・・・。
2010年7月30日
先輩役員からの学び
昨日、名大社OBであり、現在は食品会社の役員を務める先輩と飲み機会があった。
一緒に働いた期間は入社時から5~6年過ごしただけのため、それ以降の方が長い付き合いになる。年齢が近い事もあり、現在の会社に転職された後も親しくさせていただいてはいるが、お互い忙しいこともあり、最近は会う回数も少なくなってきた。
そのため、久々に会うとお互いの近況報告から、現在の仕事の取り組み方や考え方まで、話が尽きることはなく、遅い時間まで過ごすことが多い。仕事中心の話だが、お互いの目的が合致しているので、その話がつまらないという事はない。
その先輩の勤める会社は、この不況下においても順調に伸びており、東京ミッドタウンへの出店など、最新の施設からのオファーも多いという。全くうらやましい限りだが、その背景には、会社の基本理念が全くぶれることなく継続され、それが会社の信用として確実に築かれていることにある。
昨今、食品業界では偽装問題や消費期限の問題など、マイナス面で取り上げられるケースが多い。そこには、何とか儲けてやろうという強い意志が裏目に出てしまうことが大きな原因にはなるだろうが、この会社では、逆に儲け過ぎることを許さないのだという。
常に適正な価格で、品質の高い製品を供給するという当たり前の事を当たり前に徹底し続けることが、大きな信頼を得る要因といえるだろう。
言葉で表現するのは簡単なことだが、実際の商品開発やオペレーションで実践するのは容易ではないのは想像できる。しかし、そこにこだわる理念があるからこそ、企業の成長もあるのだ。
身近な先輩がそのような会社で役員として組織を動かし、新たな成長戦略を描いている姿を間近で見れるのは実にありがたいし、勉強にもなる。
この日は100%、仕事の話で終始した。趣味や家庭の話は一切なし。先輩経営者の一人として、アドバイスも多く頂いた。会社としての基本理念が重要であることを改めて認識した。
何度もこのブログで書いているのかもしれないが、このような飲み会は本当にうれしい。くだらない話も嫌いではないが、堅い話も大好きである。
2010年7月28日
世界人材の見つけ方
今週の日経ビジネスに「世界人材の見つけ方」という記事が掲載されていた。日本の企業の新卒採用に占める外国人の比率が大きく上がるというものだ。
以前、エコノミストに取材に伺った時も、東海地区の下請けメーカーもグローバルを目指さないと今後生き残っていけないという話をされていたし、昨日のマーケティングの講師との打合せの際も、今後の日本の企業の在り方について、異口同音、そのような話で盛り上がった。
楽天やユニクロは、社内の公用語を英語にする方向を示し、主戦場は海外が基本になっている。そうなると、必要な人材は外国人もしくはグローバル志向の日本人となるのは当然の話だ。
しかし、今回の記事で書かれているように、今の学生は守りの志向性が強く、一流企業希望が多いという。それだけ安定性を求める学生が多いことの表れであろう。
昨今の厳しい就職戦線でもその意識はむしろ高くなっており、これから就職活動の準備を行う現3年生もその傾向が強い。
ただ、残念ながら、一流企業ほど安定志向の学生は求めておらず、リスクにチャレンジするグローバル人材を求めているのは事実。次年度の就職戦線を考えるとこのギャップを埋めることに長い時間が必要とされるだろう。就職戦線の長期化が不安である。
東海地区の採用支援を基盤にする我々のクライアントも、地元勤務というローカル性はありながら、取引先や仕入先は海外というケースが増えるのは間違いないだろう。
そういう意味では、「地元で働きたい!」というシンプルな思いだけで、自分自身をアピールすることは難しい。地元就職を考えながらも、目指す先は海外という視点が必要になってくるのだろう。
我々が提供するサービスの方法も、今後変わってくるのかもしれない。