今日で名大社を任され12年が終わる。
明日から13年目がスタートする。
1989年に入社して33年弱。
2/3が社員として過ごし、1/3を社長として過ごしている。
長いようで短い。
短いようで長い。
僕の名大社の半生なんて大したものではない。
威張るものでもない。
それでも喜びも悲しみも経験し、多くの乗り越え、今に至っている。
世の中の成功した経営者からすれば、足りないものだらけ。
伝えられることも限られている。
しかし、自分が辿ってきた道を振り返るのもいい機会。
このブログで33年間の半生を綴ってみようと思う。
3回で終わるかもしれないし、半年くらい掛かるかもしれない。
先の見えない作業だが、当時の記憶を引っ張り出しながら、自分を美化せずに書いていく。
30歳からは日記をつけているし、半年に一度行われた幹部研修会も議事録が残っている。
そこを紐解きながら、どんな仕事をしてきたか、
何を考えて行動していたかをできるだけ披露していく。
プライベートなことは極力書かない。
必要最小限に留めておく。
今も当時の日記を読みながら振り返っているが(昨日現在で2008年)、
家庭内でいかに機能していないかが克明に書かれている。
特に30代は酷かった。
家庭のことは嫁さんに丸投げし、子育ても全て任せてきた。
罪滅ぼし程度の夏休み、冬休みの旅行と場当たり的な休日の遊びしかなかった。
今のご時世を考えると完全に家庭人失格。
よく我慢したと思うと共に子供たちを立派に育ててくれた。
ブログで振り返る前に、まずは嫁さんに改めて感謝。
あくまで仕事中心の日々だったが、言い訳はできない。
今思えば、自分でもよくあんな生活ができたなと感心してしまうほど。
後悔はしていないが、大いに反省はしている。
30代のハードな日々はいずれアップされるだろうが、まずは謝罪と感謝から・・・。
いかん、何も振り返らないうちに初回が終わってしまった。
次回より入社からの出来事を書く。
毎週月曜日は半生を振り返るブログ。
こちらのシリーズもよろしくお願いします!
原題は「I Care a Lot」。
英語力のない僕がググって翻訳すると「私はたくさん気にします」。
映画を観終わった後であれば納得するが、何となくイマイチだし、原題では伝わらない。
そう思うと「パーフェクト・ケア」という造語?は映画を象徴し絶妙。
ロザムンド・パイクの表情からしてピッタリなタイトル。
僕に共感する人いないかな?
主役を演じるロザムンド・パイクは今僕が最も好きな海外女優。
海外の女優さんはなかなか覚えられないし、
いくら美人でもそんなに惹かれることはないが、彼女は別格。
僕の中では燦然と輝いている。
それはなんだろうか。
美しさに惹かれるよりも、
(もちろんタイプの美しさだけど)
そのたくましい演技と魅せる表情に完璧にノックアウトにされる。
さほど本数は観ていないが、以前見た作品も衝撃だった。
「ゴーンガール」では美しくも危険で恐ろしい妻を演じていたし、
「プライベート・ウォー」では片目を失くした命懸けのジャーナリストを演じていた。
この2本だけでも完全にやられたわけだが、負けず劣らずの本作の演技。
あの勝ち誇った笑顔や感情むき出しもあれば、無表情に徹する表情は恐ろしさを超える。
そして、クラクラとのめり込んでしまう。
やあ~、すべてがステキ。
ということで僕の中のナンバーワン女優。
以上、映画コラムニストブログでした。
と終えたいが、そんなわけにもいかない。
少しは映画を紹介しないと・・・。
本作を社会派ドラマと捉える人もいれば、
サスペンス・コメディと捉える人もいるだろう。
アクション映画の要素がないわけでもないが、捉え方はまちまち。
いろんな解釈を生むはず。
また、本作で描かれるような事件が起きないとも限らない。
すでにアメリカでは起きているのかな?
判断力を失くした高齢者の後見人となり、
その資産を搾り取ってしまうような悪徳後見人が起こす事件が・・・。
きっと日本でもそれに近いことは起きていくだろう。
犯罪としてではなく、善意として行う行為に恐ろしさは倍増する。
それを笑顔で粛々と進めるロザムンド・パイク演じるマーラ。
どんな脅しにも屈することなく、闇の組織にも勇敢に立ち向かう。
一体、彼女を支えているのはなんだろうか。
その逞しさの源は不明だが、男性への接し方や相方のと関係性で想像することは可能。
いや、強い。
こんな女性は絶対に敵に回したくはない。
2021年も終わるタイミングでインパクトの強いショッキングな作品に出会った。
なにげにおススメしたい一本。
そして、女性の笑顔には気をつけろ。
資産なんて持たない方がいいね(笑)。
この1冊を読むのにどれだけ時間が掛かっているというのだ。
本書を勧めてくれた盟友櫻山さんの過去の投稿によると、
著者の睡眠時間は3時間、読書時間は一日平均6時間、執筆時間は一日12時間とのこと。
読書も月平均300冊という。
300冊読もうと思うと何年かかるんだろう。
もちろん一日6時間の読書すれば1年もかからないと思うが、
その時間の掛け方は尋常じゃない。
アウトプットの量がインプットに比例するとまではいわないが、
佐藤氏のインプット量は半端ない。
だからこそ本書なんてサラッと書けてしまうのだろう。
本書には20冊の悪書が紹介され、佐藤氏が鋭い視点で解説している。
この中で僕が読んでいるのは3冊のみ。
それだけで失格者の烙印を押されそう。
ヤバいね・・・。
それも「告白」「ゼロ」「突破者」というその時代にベストセラーになった作品しかない。
ヒトラーもスターリンも毛沢東も金正恩も読んでいない。
情けないがドストエフスキーも読んでいない。
う~ん、アウトプットはインプットの量に比例するのか(汗)。
今後、時間が作れるのであれば、この悪書を片っ端から読むのもいいが、
興味が沸くのはどうしても古典よりも最近の作品。
カルロス・ゴーンやトランプあたりを先に理解したいと思ってしまう。
佐藤氏は悪書を踏まえながらカルロス・ゴーンもトランプもプラスの評価をしている。
その表現は説得力があり、マスコミの評価と一線を画す。
ホリエモンについても一定の評価をしながらも危うさをバッサリ。
なるほどね。
そして巻末にはこんなことを書いている。
今回取り上げたような異質な作品を、
「良い悪い」や「好き嫌い」といった主観に引っ張られすぎずに
大局的な視点から読んでみることは健全な常識を育むトレーニングになるし、
抵抗力を高めるワクチンの役目を果たす。
大局的に視点を持つには良書だけでなく悪書も必要だということ。
まだまだ未熟な身。
それよりも読書量を増やさないとね。
12月に入り夜の予定が増えてきました。
今週がピークでしょうか。
コロナの影響があるとはいえ、明らかに昨年とは異なります。
どうやら僕の周りの関係者は我慢できない人たちが多いようです。
会社全員での忘年会はまだ様子見ですが、
少人数の忘年会を対策を講じながら実施する日が続きます。
二日酔いはほとんどありませんが、飲んだ翌日はどうしても麺類を体が欲します。
それも汗を流すことのできる辛さを求めてしまいます。
錦通を北に向かった場所にある「豪運来」さんに行ってきました。
昼間でも周辺に光を放っています。
夜はかなり目立った存在になっています。
回転小火鍋、四川伝統火鍋とは一体どんな鍋なんでしょうか。
まさか回転ずしのように回っているわけではないでしょう。
こちらはランチをお値打ちに食べさせてくれます。
トマトラーメンや和風ラーメンも気になりますが、大陸系のお店だとどうもピンときません。
ここは当初の予定通り、辛さを求めていきましょう。
「すいませ~ん、四川ラーメンとチャーハンのセットで!」
「大盛りじゃなくていいですか?」
「はい」
「100円で大盛りにできますが、普通でいいですか?」
「はい」
そんなに大食いに見えるのでしょうか。
大陸系の女性が慌ただしく注文を取り、厨房に向かっていきました。
こちらは食べ放題のランチもあり、全種類のラーメンも食べれるようです。
「そんなに食べれないよ・・・」
一人で呟いていると運ばれてきました。
ランチセット 580円
四川ラーメン、チャーハン、そしてキムチのセットです。
絵的に寂しいのでアップにしてみましょう。
奥の方に煮卵が隠れていますが、食べ始めて気づきました。
ラーメンもチャーハンも小さめ。
そこでようやく注文に意味を理解しました。
大盛りを注文するとラーメンもチャーハンも普通サイズになるようです。
「なるほど、そういうことか・・・」
100円足しても680円ですから、お値打ちであるのは間違いありません。
瞬間的に後悔しましたが、すぐに現実に戻りました。
「普通サイズのチャーハンと普通サイズのラーメンって、相当じゃん」。
やっぱり580円の小ぶりなセットで十分です。
これでもお腹は満たされます。
特別美味しいわけではありませんが、この価格なら良しとすべきでしょう。
四川ラーメンはもう少し辛くてもいいですが・・・。
ごちそうさまでした。
今日のことではない。
先週の話。
約1年半ほどスッポリ抜けていたリアルの会がようやく戻ってきた。
それも朝も夜も・・・。
この日の朝はクラブ愛知40周年記念特別例会。
出身大学の経済人で構成される同窓会グループが今年で40周年を迎えた。
本来であれば記念懇親会の予定だったが、コロナ禍であるため特別例会に変更。
大学の歴史を学び、現学長から今後のビジョンを伺う場となった。
大学は今年で75周年を迎える。
それ以前の歴史的背景もあるが知る機会はなかった。
軽く伺う場はあったが、しっかり学んだのは初めて。
学長による中期ビジョンも参考になった。
大学時代はサボってばっかりで最低の成績だったが、母校に改めて誇りを持つことができた。
夜は西川塾の例会及び忘年会。
今月より活動を再開。
真面目に勉強会を行い、
(今までも真面目にやってたけどね)
毎月塾生が自らの経験や今後を語っていくことになった。
ちなみに僕の発表は来年1月。
昔、名大社にも勤務していためんどくさい女社長と一緒に発表する。
元々部下だが、僕がスライドを作ることになった。
うむ。
そんな話はどうでもいい。
初回の先週は株式会社アド・ライブ遠藤隆一郎社長。
彼とは10年ほどの付き合い。
学生時代にイベントサークルを立上げ、そのまま起業し30年が経過。
就職経験はなく社長経験しかない。
それだけでも感動ものだが、彼の生き様を改めて知って大いに勇気付けられた。
知り合った時からナイスガイ。
広告会社らしい身の軽さでべらぼうに話も上手い。
西川塾では硬めの挨拶は山田、柔らかめは遠藤と役割も決まっていた。
そんな彼だが1年半前にレーベル病で視力を失った。
今は全く目が見えない。
詳細を書くのは控えるが、いざ、自分が同じ目に遭ったらと想像するだけでも・・・。
遠藤さんは起業から今に至るまでを明るく楽しそうに1時間語り続けた。
もちろん台本もない。
あっても読めない。
パワポもない。
30分に1回、時間を分からせるためにBGMが鳴るだけ。
泣いた日々も続いたが、それを跳ね返す精神力。
鼻から下は元気いっぱいとユーモアたっぷりで語る姿。
以前の遠藤さんと何ら変わらない。
僕ら塾生仲間は笑いながらも感動するしかなかった。
こんな仲間が近くにいて最高と思える瞬間だった。
遠藤さんが強く言っていたのが「言葉」の大切さ。
今は心の中に刻むことしかできないという。
そして、彼が大切していることをみんなに配ってくれた。
そうだよね。
今、やってることが20年後に表れるんだ・・・。
例会終了後は忘年会。
必要以上のソーシャルディスタンスだったが、こちらも楽しい会だった。
そして、定番のナモ締め。
塾生は100%理解しているので、寸分狂わずの手拍子。
久々にまとまったナモ締め。
もっと遠藤さんの話は知ってもらいたいが、ここは仲間だけということで・・・。
ステキな火曜日。
ありがとうございました。
本作のキャッチコピーは、
人間は、「偶然」には勝てないー。
この「偶然」という言葉はいい意味で厄介だ。
僕は大学のキャリアの授業や学生向けの講演で、キャリア理論家クランボルツ氏の
「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいことである」
を強調し、偶然の出会いの必要性を語っている。
僕自身、そんな偶然で今の人生が出来上がり、
自分のキャリアにとってプラスに働いているからだ。
それがみんなにもたらされれば、よりハッピーに近づくと信じる。
だが、しかし、その「偶然」は本作の場合、180度違う展開。
ポスターだけでも偶然は不幸をもたらすものと感じ取れる。
う~ん、これから強く言えないじゃないか・・・。
いや、本作は実話をベースにしたのではなく完全なフィクション。
巧みな構成で練り上げられた凝りに凝った作品に過ぎない。
まあ、気にすることはないか・・・。
キャリア理論との接点はここまでにして、偶然が絡み合った本作は実に面白い。
過去にこんな映画があったと錯覚するが、観たこともない斬新なアイデアとも思える。
ネタバレになるのでストーリーに触れないが、僕としてポイントと感じたのが1000ユーロ。
イメージが付きにくいので日本円に換算するとざっと128,000円。
決して小さくない金額。
一介の牧場主がへそくりを赤の他人に送金するには勇気がいる行為。
舞台はフランスだが送金先はコートジボワール。
公用語はフランス語なので、チャットでの会話は問題ない。
少しだけネタを明かすと牧場主は出会い系サイト(?)で知り合った女性に熱を上げてお金を送る。
その女性はでっち上げで、正体はコートジボワールに住む貧困男子。
まんまと牧場主は騙される。
コートジボワールの一人当たりのGDPは2281ドルというから1000ユーロは大金。
味を占めた若者は次から次へと牧場主を騙すわけだが・・・。
これは映画の重要なシーンではあるが、偶然の一要素でしかない。
これとは異なる要素が絡み合って殺人事件へと繋がっていく。
だから「悪なき殺人」。
最後まで観ると、「あ~、なるほどね・・・」と納得するが、途中段階では???の連続。
こいつらは一体何の関係があるんだ!
と突拍子もなく現れる人物や意味深なセリフに振り回される。
そして、まんまと監督の術中にはまる。
ドミニク・モルという監督は知らなかったが、かなりイヤらしい人物。
すいません。
地味な作品ではあるが、ハラハラと引っ張られてしまった。
いえるのは後ろめたい行動はしないこと。
やはり「偶然」はいい方向に持ってこないといけないね。
勉強になりました(笑)。
本作は当初観るつもりはなかった。
気にはなっていたが、僕の中での優先順位は低かった。
それを見透かしたのか、またまたミセス日本グランプリ受賞の姐さんから
「山田社長、これを観なさい!」
とほぼ命令に近いコメントがあった。
姐さんの2021年のワンツーは本作と「あのこは貴族」。
ちょっと趣味が違うなと思いながらも(笑)、素直に従うことにした。
確かに観る価値はある。
特に50歳をとうに超えたオッサン、オバサンは若い感覚を取り戻す、
いや、理解するためにも観ておくべきだろう。
新しい日本映画のスタイルともいえるし、今の若者像を忠実に描いた群像劇ともいえる。
映画というよりはミュージックビデオを繋ぎ合わせた感じ。
詩的でもあり実験的でもある。
表現は難しいが、タイトルの「スパゲティコード」とあるように何かが複雑に絡み合っている作品。
僕は映画を観るまで「スパゲティコード」という言葉を知らなかったけどね。
その時点で遅れているのか・・・。うむ。
僕の学生時代はバブル期だったこともあり、ノーテンキ一色。
もちろん将来のことも、人生の意味も考えていた。
しかし、それは1日の中の3分で、残りの23時間57分はお気楽な感じだった。
明るい未来しか描けてなかった。
本作には立場の異なる13人の若者が今を悩み、嘆き、生きる苦しさを心の中に抱えている。
見かけは僕の学生時代よりチャラいが、中身はかなり重い。
それが現代の正しい若者像かどうかは不明だが、
本作を観て共感する同世代は間違いなく多いはず。
同じしんどさを抱えてる。
解決方法は友達とダベることもあるが、頼るのはSNSでありオンラインツール。
電話なんて誰も掛けることはない。
つぶやく言葉もネガティブワードばかり。
もっと前向きに生きろよ!と声を掛けたくもなるが、バブル世代には何の説得力も持たない。
こんなことを書くと暗くて重い映画だと思うが、作品はリズミカルに展開し映像も美しい。
その撮影方法も前衛的な雰囲気を漂わせる。
冒頭に書いたミュージックビデオを繋ぎ合わす作り。
丸山健志監督はデビュー作で才能が花開いたということか。
何の実験でもなく、自分の作りたい映画を黙々と作ったらこうなったということか。
バブル世代の正統派映画コラムニストとしてはこの流れに付いていくのに必死だったが、
今後、この類の作品が当たり前に公開されていくのだろうか。
どうなるか見ものだし楽しみ。
舞台は東京ど真ん中。
夢をかなえるのも、人生の落伍者になるのも、東京にいるからこそ実現する。
都合のいい言い訳はできないわけね。
もっと前向きに生きろよ!と最後まで言わない終わり方でよかった。
やっぱり未来を明るくしていかないとね。
先月で終了した名古屋ファミリービジネス研究会でも紹介させてもらった書籍。
元々は僕が参加した勉強会で番頭機能を紹介されていたのがきっかけ。
そこに興味を持ち、元となるのが本書であることを教えてもらった。
初版は1997年の発行で新版は2011年の出版。
今から10年前の書籍でAmazonでも中古しか売っていない。
ブログを読んで本屋さんに立ち寄ってもまず見当たらない。
中古本をこまめに探してください(笑)。
ファミリービジネスの分野を学ぶと番頭の必要性が理解できるのだが、
あまり研究が進んでいないのが実態のようだ。
長い歴史を持つ日本企業の場合、番頭の存在がカギ。
その役割次第で企業の存続や成長が決まってくるといっても大袈裟でない。
分かりやすい例でいえばホンダの本田宗一郎と藤沢武夫の関係であり、
ソニーの井深大と盛田昭夫の関係。
あまり知られていないが松下幸之助には高橋荒太郎という大番頭がいた。
カリスマ経営者には陰で支える名番頭が必ずと言っていいほど活躍していたということ。
そうえいば大河ドラマ「晴天を衝け」でイッセー尾形が演じていた三野村利左エ門も
三井の大番頭として本書で紹介されている。
こう繋いで見ていくと歴史も理解でき興味深くなる。
番頭といっても一括りにはできない。
本書では番頭機能の分類として、大番頭、ご意見番、女房役、右腕型補佐役、懐刀に分けている。
トップがどんな存在なのかで、それぞれの役割が異なる。
一番存在が大きいのが大番頭で、時にトップを諫め暴走を阻止するとか、
社長以上に怖い存在であることが求められる。
今の時代に合わせれば参謀になるわけだが、
こうした機能のひとつひとつ理解し企業に当てはめていくと
果たすべき役割がより明確になるんじゃないかな。
僕が今後社会の中でどんな役割を担っていくかは不明だが、参考にすべき点は多かった。
個人的な見方だが、社長経験者がその後、別の企業の番頭役を担うのもいいと思うんだけど。
トップの気持ちも理解できるしね。
本書でもう少し解釈を深め、ファミリービジネスの分野でも役立てていきたい。
いい勉強になりました。
さすがに200回を超えると紹介するお店が絞られてきます。
というよりも常に新規開拓をしないと追いつきません。
まるで新人営業マンのよう。
そんな姿勢は忘れてはいけません。
「よ~し、ここはガンガン飛び込みするか!」
と気持ちを奮い立たせます。
しかし、ふと振り返ると紹介したと思いながら、未紹介のお店がありました。
伏見駅1番出口のすぐのところにある「味の名所 ながさき苑」さんです。
伏見地区では40年以上の歴史があります。
店名の通り長崎の料理がメイン。
今の季節は鯨も多いようです。
店内に入り、ランチメニューを眺め注文します。
ここはあえて無難な選択をします。
カウンターからふと顔を上げるとこんなポスターが・・・。
この寒い12月にシャリキンは売れるのかな?
とどこかのお店と同じ疑問がわきます。
それはさておき、こちらはメニューは手書き。
注文したランチも紙の札が渡されます。
A定食 800円
この日は特製味噌ちゃんぽんとカキフライ、唐揚げがA定食。
やはり長崎ちゃんぽんを食べるのが正しいでしょう。
そして、寒い季節は味噌で攻める。
これも正しいといえるでしょう。
特製味噌ちゃんぽんはこんな感じ。
多くの具材が入っています。
はんぺんが入るのも長崎では定番なんでしょうか。
このボリュームでこの値段はお値打ちといえるでしょう。
ご飯もお替りできますが、その必要はありません。
これだけで十分お腹は満たされます。
後ろの席にはビジネスマンのグループが食事をしています。
顔は見えませんが、会話が聞こえてきます。
「全然問題ないっす」
「そこまではやってないっすね」
「作ったことはないっすよ」
会話の語尾は必ず「っす」とつけています。
相手は上司なのか先輩なのか、そのやりとりからどうやら新人のようです。
営業かなあ?
新規開拓してるのかなあ?
もうちょっと言葉遣いは気を付けた方がいいね。
大事なのは気合いだけどね。
そんなことを思いながらお店を出ました。
ごちそうさまっす。
あっ、気をつけないといけません。
12月に入り、慌ただしい日が続く。
予定もかなり立て込んでいる。
とはいえ僕の場合、夜の予定ばかりが埋まっていき、日中はさほどでもない。
じっくり社内で時間を取れることも多い。
そんな中の仕事として挙げられるのが、スライドの作成。
今月は大学から頂いた学生向けの講演も多い。
明日も明後日も・・・。
内容が同じなら一本作って、使いまわせばいいがそうはいかない。
対象が大学3年生向けであったり、
1~2年向けであったり、
また1年生のキャリアの授業であったり。
重なる面はあるが、基本的に伝える内容が異なるため、使いまわしは利かない。
テーマも中小企業の魅力であったり、
インターンシップの活用法であったり、
働き方の基本であったり。
例年、同じテーマで話をするケースも多いので、
前年準拠と言いたいが、この1年で世の中の環境は大きく変わった。
当初は昨年作成したスライドを使用しようとも考えたが、それは無理。
新たな情報を盛り込まなければならない。
最近はそんな作業をせっせとしていた。
一昨年までは対面だったので大学に出向いて話していたが、今年は全てオンライン。
移動時間がないのは効率的だが、僕にはそんな効率は必要ない。
大学に出向いて学生と会話したり顔色を見たり、
また、キャリアセンターの方とくだらない会話も含め情報交換する時間がよかった。
それだけではない。
講演後、必ず立ち寄るラーメン屋さんがあり、楽しみの一つだったが、それもなくなった。
わざわざ郊外のラーメン屋さんまで行けないしね・・・。
オンラインの講演は基本的に一方通行。
終了後、質疑応答があったりするが、ビデオオフ状態なので相手の顔は見えない。
90分近く喋りっぱなしの状態。
脱線具合も自分で調整するしかなく、ウケているがドン引きかもわからない。
ドン引きでも寒さを感じないのはいいかもしれないけどね。
オンラインでの講演に慣れてきたとはいえ、僕はやはり対面の方がやり易い。
決して手は抜きませんが・・・。
今日は朝から経営者の集まりがあり、その後も打ち合わせがあるが、
午後は時間もあるので、残ったスライドを一気にまとめてしまいたい。
来年はあそこの四川ラーメンを食べたいな。
そんなふうに思う火曜の朝でした。