ただタイトルに惹かれて買った書籍。
街で飲み歩く日が無くなったので体が勝手に反応した。
(これからは違うけど・・・)
そんな読者も多いんじゃないかな。
いやいや、そんな読者はいません(笑)。
銀座で43年間、文壇バーを経営するママが書いたエッセイ。
たまにはこんな分野を読むのも普段飲まない酒を飲むようでいい。
文壇バーといっても要はクラブ。
そこに集まるお客さんが著名な作家なのでそんな呼び方が相応しい。
銀座の文壇バーで飲むことには憧れるので、銀座を制覇するT社長に連れてってもらいたい(笑)。
リリーフランキーがパーソナリティを務めるラジオ番組とは装いは違うだろうね。
僕はあれくらいの敷居で十分だけど・・・。
多少なりとも憧れがあるが、その分野が得意かといえばそうではない。
名古屋でいえば錦三丁目がそれにあたると思うが、もう1年ほど行っていない。
あれっ、4月に行ったかな・・・。
いや、先々週?
ただ行っていないに等しい。
社長になり付き合う方の幅が広がり、一時期は頻繁に錦のクラブにもお邪魔したが、
いつまで経っても慣れないのが正直なところ。
かなり見栄を張るし、反対にこちらが気を遣ってしまうので、
それなりに楽しんでも後で結構疲れたりする。
懐も痛むし・・・。
そんな嗜みも経営者として必要だろうが、むしろ静かなBARでゆったりと飲む方がいい。
隣に女性が座る必要はない。
しかし、本書を読む限り著名人は華やかな雰囲気の方がいいようだ。
ゴージャスな高級クラブではなく、落ち着きを保ち華やかさも残しながら。
それが本書に登場する文壇バー「ザボン」。
写真だけでは分かりにくいがそんな派手さはないし。
ここに来られるのが業界で認められた証にもなるんだろう。
錦にもそんな店があるような・・・。
本書には多くの作家の振る舞いを紹介している。
ママとの付き合いで了解を得てはいるだろうが、きわどい話も多い。
まあ、酔った勢いでOKを出したケースもあるだろう・・・。
破天荒な作家ならまだしも、半藤一利氏のような硬派な作家もここでは乱れる。
乱れるという表現は適切ではないが、柔軟な人間性を示す。
そんな寛げる場なんだろうね。
常連作家が本書で特別寄稿を贈るくらいだがら、
水口ママは本当に愛されているキャラ。
店を続ける苦労もさらりと書いているが、
銀座で40年以上この世界で生きるのは並大抵の努力ではないはず。
切った張ったで乗り越えた経験も多いと思う。
それだけでも尊敬に値する。
そう考えるとそんなお店に通うのも悪くはない。
僕もいずれ「よっ!」と一人で寄れる店も現れるのだろうか。
居酒屋やBARじゃなくてね。
緊急事態宣言も解除されました。
ホッとされた方も多いでしょう。
急に元気の出てきた人も多いでしょう。
そして再開できるお店も・・・。
第6波なんて来ることなく以前のような日常を迎えられるのを祈るばかりです。
いずれにしても今回は緊急事態宣言解除記念とさせてもらいます。
伏見を離れ東京・築地までやってきました。
こちらに先月オープンした話題のお店があるというではないですか。
銀座を語らせたら五本の指に入るグルメ王は築地にも顔が利くようです。
その方と一緒に「海玄seagen」さんにやってきました。
これでシーゲンと読むようですね。
お邪魔した時はオープンから間もない日。
このようにすらりとお祝いの花が並びます。
どこかで聞いたことのある名前も見られます。
お店を運営する山幸さんは業界では有名だそうです。
これは期待が高まるばかり。
お昼のピークを越えた時間でしたが、店内は混み合っていました。
そして漂う高級感。
まず一人ではお邪魔できないでしょう。
誰かとならば見栄を張ることもできるでしょう。
ここは思い切って勝負するのです。
メニューを眺めます。
思わずよだれが出そうになりますが、ここは紳士に努めねばなりません。
日替わりランチもありますが、看板メニューを注文すべきでしょう。
「ゴホン、究極の海玄まぐろ丼をお願いします!」
久々に背筋を伸ばし、キッパリと注文します。
運ばれるまで意外と時間が掛かりました。
ただまぐろの刺身を丼に乗せただけではありません。
究極の海玄まぐろ丼 3800円
「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
紳士に努めるつもりがいつもの言葉が出てしまいました。
山芋のすり流し、まぐろの一品、まぐろのコラーゲンスープが丼を取り囲みます。
そして究極の丼は・・・。
3種類の部位が丼の中で存在感を示します。
これを見た瞬間、この価格に納得しました。
人気食べ物ブロガーはこの艶を確認しただけで美味しさを判断することができるのです。
あとは何もいうことはありません。
ひたすら丼に向き合うだけです。
こちらの醤油はねぎとろにシュッシュッするにはいいのでしょう。
適切な表現が見つかりませんでした。
ここ最近、まぐろに魅力を感じることがなかったですが、ここはさすがに違いました。
生まれて初めてまぐろを食べた時の感動を思い出しました。
大きな満足を得てお店を出ます。
「山田さん、今日はいいよ」
「えっ、ごちそうさまです!」
ここは素直な人気食べ物ブロガー。
銀座のグルメ王にすっかり甘えてしまいました。
ごちそうさまでした。
緊急事態宣言解除記念に相応しい食べ物ブログでした。
8月のランニング距離は82kmで目標未達成に終わった。
9か月連続で目標達成していたのが8月で途切れたのだ。
クソ暑い時期とはいえ夏季休暇もあり時間的な余裕はできるはず。
にも拘わらず、残念な結果に終わった。
天候不順が大きな理由とはいえ、明らかにスケジュールの設計ミス。
走れる日に走る。
いくら万全な計画を立ててもその通りに進まないことは多い。
仕事も同じ。
やれるときにやる。
それを強いることで目標にも近づく。
そんなことは10年前から分かっているが、改めて反省。
それを生かすのが9月。
果たしてどうだったのだろうか。
口で言うのも文章で書くのも簡単だが、実行は難しい。
9月は初日から走った。
2週目は平日に4日間も走った。
3週目も平日に3日間走った。
緊急事態宣言中であるため、夜の予定がない分、翌朝の調整がしやすい。
睡眠時間も確保しながら、5時に起床して体調を整え、5時半過ぎからランニング。
出社はいつもと変わらない。
その時間だからペースも維持できる。
理想的といえば理想的。
4週目は祝日が2日。
これは距離を稼ぐチャンスでもある。
平日は5kmだが、休日は10kmを走るようにしている。
本格的なランナーであれば、20kmくらい簡単に走ってしまうが、
そのあたりは素人ランナーの域は越えないので・・・。
それでも継続が大事なのだぞ。
9月も半ばを過ぎると朝晩が涼しくなる。
日中は30度を超える日も多いが、朝晩は涼しく気持ちがいい。
周りの風景も秋らしくなる。
普段は手ぶらだが、たまにはスマホを持参でRUNを楽しむ。
休日のコースである戸田川緑地公園も秋の装いとなってきた。
以前から稲を育ててたっけ?疑問を持ちながら駆け抜ける。
子供に稲刈りでも体験させるのかな・・・。
10月は秋桜が咲き乱れるだろうか?
そんな気分が余裕を感じさせる。
では、9月のランニング距離はどうだったのか。
105kmで終了。
再び目標を達成。
それもギリギリではなく27日にはクリア。
走れる日に走る。
やれるときにやる。
有言実行ですな。
パチパチ。
たかだか数キロでも目標をクリアするかしないかでは気持ちは違う。
自分に爽やかな風が吹く。
10月は更に走りやすい季節。
昨日の段階で20km。
滑り出しもまずまず。
今月も目標達成目指して励んでいこう。
以上、ライバル3人のためのブログでした。
僕が学校で学んだのは小学校高学年か中学生だったか。
記憶は定かでないが、水俣病とイタイイタイ病と工業汚染が原因で集団発生した公害病だと・・・。
事件からまだ20年ほどの経過だが、遠い世界の事実という認識だった。
単なる知識不足なのか、それほど情報が届いていなかったのか。
残念ながらユージン・スミスという写真家も知らなかった。
無知は罪。
その分、映画は多くのことを教えてくれる。
事実をより過激にするきらいはあるが、学びを与えてくれる。
その点だけでも本作には感謝。
いい機会を作ってもらった。
同時に思った。
この作品は日本映画ではなくアメリカ映画だと。
やはりこの手の映画は国内で製作するのは難しいのだろうか。
その点、アメリカ映画は政治批判も社会問題も正面に向き合い堂々と作られる。
歴代大統領さえ叩き切る。
自由の国と短絡的にまとめるつもりはないが、この差が埋められることはなさそうだ。
あまり息苦しいことを語るつもりはない。
ふと、思ったことにすぎない。
僕はそうはいっても日本映画ファン。
しっかりと応援し続ける。
そのためにはあえて批判することも必要。
本作で描かれることを100%鵜呑みにするわけではない。
本当に?と思うシーンも多い。
工場の屋外通路での國村隼演じるチッソ社長とユージン・スミスの会話は事実なのかと・・・。
あっ、ユージン・スミスはジョニー・デップのことね。
事実だとすれば本来もっと断罪されるべきだろう。
株主総会の場面もね・・・。
しかし、そんな演出でより社会をえぐることも必要なのかも。
映画はエンターテインメントでありジャーナリズムではない。
ドキュメンタリーでもない。
当時の社長が生きていたら激怒する可能性も高い。
もしかしたらそんな点が作品の賛否になるのかもね。
本作はどこまでいってもジョニー・デップだが、さすが変幻自在の演技。
昨年観た「グッバイ、リチャード」とは180度異なる。
キムタクと比較する人もいたがそれは酷というもの。
「マスカレード・ナイト」はあれでいいんだよ。
本作は多くの方に観てもらいたいし、全編通してビシビシと伝わってきた。
しかし、若干の違和感があったのも事実。
あの風景や民家は当時の熊本だろうか?
海外から見た日本であるような気がしてならない。
そんなことを感じた。
なんだかこの秋は”正しさ”を問う映画が多いように思う。
次のコラムは「空白」だし・・・。
とりとめなく書いたブログだが、強く胸に刻まれたのも事実。
感動した作品。
やはり自分の中の正しさを求めていかないとね。
随分とイメージが違った。
もっと理詰めで攻める固い人かと思っていた。
誰かといえば著者のソニー前社長の平井一夫氏。
大変失礼な言い方だが、大企業のトップとは思えない普通の人。
どちらかといえば僕に近い。
いや、いかん、それでは本当に失礼な物言いになってしまうが、読後の感想はそんなところ。
カリスマ経営者でも、本流を走ってきた人でも、強烈なリーダーシップを発揮する人でもない。
健全な危機意識を持ち、物事の優先順位を明確にし、
やるべきことをブレずに取り組んできた方。
大赤字に陥ってきた企業を任されたのだから相当なプレッシャーもあったと思うが、
それもあまり感じない。
自然体に粛々と改革を推進してきた。
著者の表現だけでは名門を復活させたダイナミックさはさほど感じない。
しかし、これは平井氏が自分の成功物語を遠慮がちに謙遜して書いているからだろう。
自分の手柄ではなく、周りの手柄だと・・・。
それも人柄の表れ?
きっと出井氏やストリンガー氏であれば、大袈裟に自分の実績をアピールしていたと思う。
いや、それも大変失礼な話か。
あくまでもイメージです。
作ったマスコミが悪いのです(笑)。
僕のブログだけでもソニー関連のネタは結構書いている。
代表的なのは「またか!ソニーショック」や「切り捨てSONYを読む」。
かなりネガティブな内容。
僕は営業時代、美濃加茂市にあったソニーイーエムシーエスに大変お世話になっていた。
20年前までは地域の代表的かつ憧れの企業。
そこが工場閉鎖となり、本体もリストラの嵐が吹き荒れた。
4~5年ほど前までは暗いニュースしか流れていなかった。
平井氏も就任当初は大きな赤字を抱え、
大胆なリストラを実行しないと会社を潰しかねない状況まで陥っていた。
そこからの立て直し。
壮絶な苦労はあったと思うし、恨まれることも多いはず。
主観的にと客観的にと会社を見るのは異なる。
外部は無責任に客観的な捉え方しかしない。
いくら主観的な正当性を語ったところで理解してもらえない。
そんなことを繰り返してきたはず。
平井氏はそんな状況の中で客観的に会社を分析しながら主観的に物事を進める。
それも熱くも冷たくもなく。
もちろん熱さは感じるが、そこにはドラマにありがちな熱血的なリーダーシップではない。
そんな持ち味だったからこそ、再生させることができたのではないだろうか。
ノスタルジーと決別し、メイン事業を売却するのも客観性に優れていたから。
やはりトップへの人事は変なしがらみはない方がいい。
そんな点も僕に近かったりして。
従業員16万人の会社と一緒にするな!
はい、すいませんでした・・・。
これだけ人材が揃う会社で本流にトップに相応しい人物はいなかったのか。
傍流の平井氏以外の人物はどうだったのだろうか。
これが不思議だし、最後まで分からなかった。
事実は小説より奇なり。
ちょっと例えはよくないか(笑)。
経済小説も面白いが、この類の方がより面白い。
体験に勝るものはない。
十分、楽しませてもらいました。
観終わった後、「う~む」と唸ってしまった。
先日の「マスカレード・ナイト」と違い、かなり考えさせられた。
重い苦しさが体を覆った。
映画は「マスカレード・ナイト」のように娯楽性が高く楽しく終えられるのが理想。
一方で真逆の終わり方する映画もなくてはならない。
僕はどちらか選べと言われれば、後者を選んでしまうのかもしれない。
二者択一であれば「由宇子の天秤」を好きな作品で選ぶ。
自分ではまっとうな人間と思っているが、結構ひねくれているのかもしれない。
本作の問いは”正しさ”とは何か。
一般的に正義とか正しさには正解がある。
これが正しくて、これが間違っている。
子供でも分かる話。
それは上辺の解であって、実のところ”正しさ”なんて自分が勝手に思っていることに過ぎない。
立場や環境が変われば、その正しさは180度変わる。
それが現実であり、社会で生き続けるということ。
最終的には主観で判断するしかない。
本作はそれを観る者に突き刺してくる。
正義をかざすものが本当に正義なのか。
ただの偽善者じゃないのか。
立場を都合よく利用しているだけじゃないか。
そんなふうに思わせる。
毎日報道される世界的なニュースも目の前で起きる些細な出来事も、
大した差はなく自分勝手な正しさで動いていく。
悲しいかな、それに影響を受け、僕らはその視点で解を導き出す。
なんとも暗い話になってしまったが、映画はそれを主張しているように思える。
いやいや、なかなかの物語りじゃないですか・・・。
本作が世間でどれだけ注目されているかは分からない。
しかし、僕は何度となくミリオン座で予告編を観て、自分の中の必見映画となった。
間違いではなかった。
それは僕の中での正しさ。
もちろん瀧内公美という映画では輝く女優を見たいという思いもあった。
僕は彼女の屈託ない笑顔が好きだ。
但し、本作では作り笑顔くらいしか見られない。
過去の作品は大胆な絡みが話題となり、一昨年の「火口のふたり」では主演女優賞も獲得。
本作はそんなシーンも一切ない。
ドキュメンタリーディレクターとして正面からぶつかり、葛藤していくばかり。
それがまたいい。
身内にも関係者にも取材対象にもカメラやスマホで撮り続け真実を掴もうとする。
それが自分を苦しめることになっても・・・。
そして、映像は肝心な場面を映さない。
正面から表情を押さえるべきシーンも側からの撮影。
それがリアルさを醸し出したり。
ラストシーンは驚くね。
由宇子(瀧内公美)の父親は光石研。
これってどこかでと思ったが、「彼女の人生は間違いじゃない」でも父と娘を演じていた。
これは偶然?
これも天秤にかけてるの?
なんては思わないが(笑)、よく出来ている。
毎年、日本映画は秋に優秀作が上映される。
それは”正しい”ようだ。
自分の中の正しさだけだけど。
今週火曜日28日は西川塾二期生会の特別例会。
僕が所属する経営塾でイベントごととしては2年ぶりの開催。
コロナの影響でこの1年はほぼ活動休止。
最近になって再開し、その記念すべきイベントが今回の特別例会。
蜜を避けるため定員は40名に絞った。
名古屋クラウンホテルに塾生の他に若手経営者が集まり開催。
西川塾のトップである石黒事務局長の挨拶。
パネルで顔がよく分からないのがちょうどいい(笑)。
メインとなる第一部講演は共同ピーアール株式会社の谷鉄也社長。
西川塾のOBで僕もかれこれ15年ほどのお付き合い。
懇意にする経営者でこれだけ活躍しているのは谷さんが間違いなくトップ。
そんな方が身近に存在するだけでいい刺激にもなるし、より自分の不甲斐なさを感じる。
この講演では谷さん自身の生き様から西川塾での学び、
そして非上場企業が上場企業を買収するというスケールの大きい話まで多岐に亘った。
コンフィデンシャルな内容も含まれるのでブログで披露はできないが、
まるでドラマ「ハゲタカ」のような世界。
プロキシーファイトという言葉はよく耳にするが、それを実際に経験された話は初めて。
胸がキリキリする場を乗り越え経営権を取得し、現在に至る。
2018年、2019年には過去最高益を収め、このコロナ禍でも6月に本社を移転。
先日、僕も挨拶に伺ったが、隈研吾事務所デザインの超カッコいいオフィス。
ここでも大きな実績を上げているが、今も積極的にM&Aを仕掛けている。
谷さんは名古屋の最大手広告会社 株式会社新東通信の二代目。
父親はこの地区では知らない人がいないカリスマ創業者谷喜久郎氏。
とても迫力ある方で、未だに僕は挨拶の際に緊張する。
そんな方を父に持つ谷さんは色んな評価をされ多くの苦労をしてきた。
だが、それを跳ねのけるパワーは凄い。
一般的な二代目とは違うし、カリスマ創業者とは異なる能力を十分に発揮されている。
マーケッターとしてもさすが。
参加者の学びは大きかった。
第二部はトークセッション&ワーク、質疑応答。
なぜか僕が谷さんとトークセッションすることになった。
穿った見方をすればこれは事務局の嫌がらせ。
これまでの塾運営に厳しい意見を言っていたので、その仕返しを食らう形になった。
ここでは真面目な会話だけでなく、銀座の夜やモテなかった高校時代の話など幅広く聞かせてもらった。
参加者が満足したかは分からない。
仮に不満足だとしても責任は取らない(笑)。
ワーク後の質疑応答も絶えることなく予定の時間を遥かにオーバーして終了。
そこも責任は取らないよ(笑)。
個人的にはとても満足度の高い特別例会。
参加された方も同じ感想を持つはず。
谷社長、ありがとうございました。
次回はもっと掘り下げて聞きますね。
そうそう、28日はもうひとつ報告すべきことが・・・。
午前中は僕の謝罪会見。
いや、違う。
株式会社パフの株主総会が東京・九段下で開催された。
吉川体制になり一期が終了。
株主からの厳しい意見や質問もなく無事に株主総会も終えることができた。
あれだけ実績を出せば誰も文句はいえない。
僕も解任されることなく社外取締役は再任。
監査役に赤坂さんが就任し新たな体制で進めることになった。
28日には東京でも名古屋でも充実した時間。
下半期スタートは素晴らしいブログになったね。
緊急事態宣言解除まであと2日となりました。
まん延防止等重点措置に移行するかと思いましたが、完全に解除です。
よかったですね・・・。
これで安心することなく、対策を講じ夜も過ごしたいですね。
先週、紹介した「風来坊伏見駅店」さんを出るとこんな看板。
ようやく努力が実りました・・・。
値段も安く美味しく、かつお酒の種類も多いお店。
日土地ビルでは風来坊さんやテング酒場さんよりも古くから君臨しています。
地下1階の奥にある「越亭 弥彦」さんに行ってきました。
いかにも通が好みそうな店構えです。
夜もリーズナブルですが、ランチもサラリーマンに優しいお値段。
人気食べ物ブロガーも喜ぶ値段設定になっています。
日替わりランチをはじめ数多くのランチが楽しめます。
ここは直感で注文すべきでしょう。
目に入ってきた定食を迷うことなく注文します。
しばらくすると運ばれてきました。
あじフライ(2枚)定食 700円
あえて2枚と書く必要があるようです。
こちらにはあじフライ&鶏もも竜田揚げ定食もあるのです。
当然こちらは1枚になります。
2枚のあじフライもできれば食べ方を変えた方がいいですね。
1枚はウースターソース、もう1枚はタルタルソース。
これが正統派のあじフライの食べ方でしょう。
グーンと満足度は上がります。
一人余韻に浸っているとどんどん注文が入ってきます。
耳を澄ますと多くのお客さんが頼んでいるのは同じ。
「は~い、牛ハラミステーキ丼が入りました!」
そんな声が次から次へとと聞こえてくるのです。
気になって仕方ありません。
何日か眠れぬ夜を過ごした後、再び出掛けることにしました。
ここはキッパリ元気よく注文します。
「牛ハラミステーキ丼、ドンドン!」
一番人気の品が運ばれてきました。
牛ハラミステーキ丼 700円
このクオリティでこの価格は素晴らしいとしかいえません。
あっという間に平らげてしまいました。
爪楊枝でシャカシャカやりながらドリンクメニューを眺めます。
地元の日本酒も並んでいます。
今は希少価値となった而今を750円で飲ませてくれます。
作とは20円違い。
これは積極的に攻めなければなりません。
こちらのお店も夜にお邪魔できるといいですね。
ごちそうさまでした。
20円の差はなんでしょうね・・・。
先日、「アキラとあきら」を観て、すっかりWOWWOW硬派ドラマにハマってしまった。
その第2弾がこれ。
ずっと前から気になっていたし、原作も読みたいと思っていた。
なかなかキッカケが掴めずここまできたが、レコメンドで表示され、一気に観てしまった。
NHKであればこんな社会派ドラマは制作するだろうが、基本的には仕事好きしか観ないようなドラマ。
それにまんまと乗っかって感動してしまう自分は仕事人間ということか。
ご存知のように本作は破綻した山一證券の闇をえぐった社会派ドラマ。
社名はそのままだが登場人物は架空。
フィクションではあるが実話を基に制作されている。
多少、大袈裟な演出はあるかもしれないが、
実際にこんな隠ぺいが企業内で繰り返されていた事実を知ると絶望的になる。
しかし、そこには悪があるわけではなく、あくまでも自分たちの正義が成り立つから質が悪い。
僕が当時の会長、社長だったらどう行動するだろうか。
同じような行動をするだろうか。
冷静に客観的な立場であればNOといえるが、いざ、当事者となると貫けられるだろうか。
景気が回復し株価が上昇すればすべてがうやむやになりなんら問題は起きない。
そんな認識は当然浮かび上がる。
時代のせいだと・・・。
そんなことを言ってしまえば全て時代のせいにすればいい。
今、状況が良くないのはコロナのせい。
それで許されるのであればどれだけ楽なことか。
コロナでもバブル崩壊でもリーマンショックでも責任は自分で取るしかない。
だが、一度、美味しい思いをしてしまうと抜け出せなくなるんだろうね。
妙なエリート意識も邪魔するだろうし・・・。
ドラマのテーマはそこではないが、この6話を一気に観ながらそんなことを感じた。
江口洋介扮する梶井本部長以下、業務監理本部のメンバーはすこぶるカッコいい。
実際は周りに翻弄されながら、迷ったり嘆いたりするが、
最後まで諦めず貫く姿には素直に感動する。
仕事人の誇りを感じる。
事実も違いはないだろう。
こうした人がいる限り、本来の意味の正義は守られる。
それが正直な姿。
僕がもし業務監理本部に所属をしていたなら同じ行動をしたと思う。
だが、それは1997年当時だからできたのもかもしれない。
これも要らぬ詮索だが、今のこの環境下で同じ行動が許されるだろうか。
深夜も休日も関係なく働き続ける。
その正義は”働き方改革”の名のもとにブラックにすり替わり、
バッシングの要因になってしまうのではと勘ぐってしまう。
より効率的な業務は可能かと思うが、世間の反発も起きないわけではない。
これも余計なことだが、そんなことを感じてしまったり。
90年代だから描くことができたドラマ。
梶井本部長もその時代に熱い人だったから、結果としてヒーローにもなれたのかと・・・。
ただこの姿勢は失ってはいけない。
時代が変われども、貫く姿勢は変わらない。
10年後、その時の20代がこのドラマに感動するかどうかは不明だが、
個人的にはいつまでも感動してもらいたいと思う。
最後まで自らを信じて正義を貫いていきたいね。
誤った正義じゃなくて・・・。
前作を観たのが2年半前。
当時のブログで素直に楽しめる娯楽作品と書いている。
今回もそれは同様。
何も考えることなく、考えながら観ることができる。
固くも柔らかくもなく、社会的メッセージがあるわけでもない。
時にはそんな楽しみ方ができる映画は必要。
僕の上映時の並びの席には家族連れがいたし。
それも大人の家族。
そんなふうに観れる映画は少ないと思う。
なにかと豪華キャストが話題になるが、作品とはほぼ関係のない出演者も多い。
明石家さんまや田中みな実なんてストーリーとの結びつきはゼロだが、これもサービス精神。
ちょっとした話題にもなる。
本作はそれでOK。
それに本作には僕の好きな女優さんも多数出演している。
主演の長澤まさみは当然のこと、麻生久美子、中村アン、他にも魅力的な女優さんが多い。
中村アンは伏線があるとはいえ、映画自体には関係ない。
でも僕はあのセクシーな背中にクラクラで、それだけで映画に満足。
最初の10分で打ちのめされる観客はそうはいない(笑)。
本作はホテル・コルテシア東京の大晦日を描く。
基本的には一日の出来事。
それもホテルの中の密室劇。
僕らは登場人物に翻弄されながら緊張状態で映画の中に入っていくが、
この状況を作り出すのは相当難しいはず。
決まった箱だけの展開は制限も多く演出の限界もある。
しかし、そこを逆手に取っているように思える。
ホテルの表側と裏側、フロントと客室、同じ服装のホテルマンと警察。
互いの正義をぶつけ合い、入り混じる関係性が展開を拒み加速化させる。
何をいってるか分かんないよね(笑)。
僕は最後まで分からなかったが、最初から犯人が分かった観客はいるのだろうか?
途中でもいいけど。
騙されたわけではないが、あんな結末とはね・・・。
あの豹変さもステキだけど。
まあ、これも観てのお楽しみですね。
果たしてこのシリーズは続くのか?
それを予感させる分かり方だし。
続くとしたら長澤まさみは大変。
「コンフィデンシャルマンJP」もあるし。
彼女は歳を取れないね。
あの美しさをいつまでも保ってもらいたいし。
数年後の次回作を期待しながら。