先週木曜日は第5回名古屋ファミリービジネス研究会のday2。
先月のday1ですっかり参加者同士打ち解け、信頼関係は十分。
この場では安心・安全な場所を掲げていることもあり、
始まる段階で和やかな雰囲気ができていた。
この関係性は事務局としても有難い。
お互いが気兼ねなく話し合える場が勝手に作られているのだ。
今回のメインテーマは「ファミリーの関係性と対話の進め方」。
初の試みのとして受講者は関係の深い同伴者と一緒に参加。
父親、妹、息子、番頭さんとそれぞれ異なる身近な方を同伴。
一番の若手は大学2年生。
なんと僕の息子と一緒。
一般的に20歳前後の息子はそんな場を嫌がるだろう。
しかし、そんな感じは一切しない。
親子で参加するその姿勢は素直に感動した。
20歳から60歳過ぎと幅広い方が揃ったわけだが、違和感はない。
会場内は不思議と温かい雰囲気に包まれていた。
研究会の冒頭は僕の役割。
いつものようにアイスブレイク的に話を進める。
今回の研究会はてんこ盛り。
第一部は株式会社フェリタスジャパン丸山祥子代表による「ファミリーの関係性と対話の進め方」
第二部は親子によるトークセッション「アトツギはどう家業を継ぐか」。
そのため僕の持ち時間は普段より短め。
計算上は30分掛らない内容にまとめたつもり。
メインの丸山さんに
「今日は早く分かるから大丈夫」と自信満々に話したが、結果、5分程オーバー。
この日は珍しく参加者の集まりが早く、定時前にスタートのに何がいけなかったのか。
まだまだタイムマネジメントができません。
第一部の丸山さんはご自身の後継者の経験を踏まえ、
個人と家族と会社の関係について優しく語られた。
ワークを絡ませながら、ビジネスとファミリーの境界について分かり易く解説。
帽子を使っての説明で理解を深めた参加者も多かった。
ファミリーガバナンスもこれから重要になるだろう。
第2部はトークセッション。
ファミリビジネスアドバイザー講座で一緒に学んだ末松パパと
その翌年講座を受講した末松ジュニア。
詳細はジュニアである末松仁彦社長の株式会社バーテックのHPを確認してもらいたい。
二代目から三代目に継ぐ過程にはお互いかなり葛藤があるはず。
末松親子はある意味、理想的な承継だが、
その時の感情や行動を熱く語ってもらった。
父親の背中の見せ方や母親との会話内容は参加した方だけのメリット。
僕は家族内での曖昧な態度を反省しながら、羨望の眼差しで眺めていた。
参加者も自分に照らし合わせながら、感じる面や吸収する面は多かったと思う。
絶えない質問を聞きながら参加者の高い満足度を感じた。
本来は終了後、懇親会で更に親睦を図るが、まん延防止等重点措置のため中止。
その分、交流会とし対話の機会を設けた。
今回も事務局としては嬉しい研究会を提供できた。
自分たちで主催しながらつくづくいい会と思ってみたり・・・。
丸山さん、末松パパ&ジュニア、お疲れさまでした。
そして、貴重な話をありがとうございました。