まずは一点お詫びです。
先週の伏見シリーズはその185として書いていましたが、実は184でした。
今回が185回となります。
「あれっ、変わってないぞ・・・」
と思われたツウの方、申し訳ありません。
誤魔化して水増しをしたのではありません。
うん、気を取り直していきましょう。
会社から栄方面に向かいます。
ブラブラと住吉町を歩いていると天から声が届きます。
「お寿司がいいな・・・」
空を見上げても声の主は分かりません。
しかし、気がつくとお寿司屋さんの前に立っていました。
「鮨屋とんぼ 住吉店」さんです。
以前、こちらはスパゲティーのお店でした。
このシリーズでも紹介しています。
「食べ物のはなし 伏見シリーズ その103」
一時期、ハマって結構通いました。
コロナ禍で休業になり、いつの間にかお店が無くなっていました。
後を継いだのが、こちら。
お店の雰囲気も随分と変わりました。
系列店は伏見の地下街にもあります。
どちらも人気店のようです。
お店に入るとネタケースに並んでいます。
そして、こんな札がカウンターに置かれています。
明朗会計の証でしょう。
頭で計算しながら食べていくんでしょうね。
今回はランチです。
にぎりずしランチとばらちらしランチの2種類です。
見渡すとにぎりずしランチを頼むお客さんばかり。
人気食べ物ブロガーもその気持ちになります。
こちらは一貫、一貫、職人がお客さんの顔を見ながら出してくれます。
誰かと飲みながら寿司を食らうのが理想。
写真を撮っても違和感はありません。
ここは一人で食す人気食べ物ブロガー。
一貫ごとに写真を撮っている姿はいかにも無様です。
隣の女性グループの視線も気になります。
「ツウはばらちらしを頼むんだよなあ~」
誰にも聞こえないように呟きます。
そして、
「すいません、ばらちらしをお願いします。」
とカッコつけて注文します。
ばらちらしランチ 1100円
なかなかの色具合。
アップにしてみます。
マグロも中トロだったり、穴子も紛れ込んでいます。
すし飯も美味しいです。
隣にオジサンが一人座りました。
身なりだけみるとビジネスマンには思えません。
「握りのランチを!」と注文。
「なんだ、ツウじゃないな・・・」
さりげなく隣を眺め、心の中で分かってないなあ風に呟きます。
しかし、次の瞬間、
「ビールをください。」
「あとこれとこれとこれ。」
いくつかの札を渡します。
さりげなく目を凝らし札を読むと「うに」という文字が・・・。
一貫、一貫運ばれる寿司を頬張りながら、ビールを美味しそうに飲んでいます。
一言も発しません。
「もしかしてこれが本物のツウ?」
「分かってないのあなだだけよ!」
三島由香に言われた気持ちになってしまいました。
やっぱこういう店は寿司を摘まみながら、酒を飲まないと・・・。
深く反省をするとともに出直しを誓うのでした。
ばらちらしもとても美味しかったです。
ごちそうさまでした。