これからも前向きに 名大社会長ブログ

えっ、どうなってるの、ランニング日記2102

1月は喜ばしいことに目標達成。
それも3ヶ月連続の目標達成。
マジメなランナーなら驚く数字ではないが、僕にとっては経験のない走りっぷり。

時間的な余裕は否定できないが、事実はひとつしかない。
記録として収めておこう。

さて、2月はどうか。

2月はなんといっても28日しかない。日数が少ない。
そして、寒い。
若干、朝は明るくなったがまだまだ暗い。
間近な大会もない。
3ヶ月達成した安心感もある。

まあ、普通ならそろそろもういいか・・・と思う頃。
それがごく平凡な人の辿る道。
達成しないと殺されるわけでも罰金を支払うわけでもないし・・・。

しかし、これが不思議だ。
今までであれば、コンスタントに走って80kmとか85kmなら仕方ないと思っていた。
昨年2月もそう。
それなりに頑張って85km。
あ~、残念という感じ。

今年は何かが違う。
3ヶ月達成したからいいじゃん。
というのではなく、3ヶ月達成したのだから・・・。
と気持ちが別の方向に向かっていった。

ここで連続達成を終えるのは惜しくなってきたのだ。
一つはこの記録をブログで公開しているせいもある。
もう一つは自分の中で何とかすべきという気持ちが強くなっている。

5km足らなくても、10km足らなくても、走るスピードやスタミナは変わらない。
誰かに迷惑を掛けるわけでもない。

しかし、このまま未達成に戻るのが自分の中で許せない。
そんな心境の変化。

その結果、2月の走行距離は102km。
28日をもってギリギリ達成だが、なんと4ヶ月連続。
パチパチ。
もうライバルには何も言わせない。

少しずつ春の訪れも感じるようになってきた。

2月28日の戸田川緑地公園の河津桜はほぼ満開。
あと半月もすれば長袖シャツ1枚で十分だし、一ヶ月もすれば桜(ソメイヨシノ)も満開に近い。
気持ちのいい季節が訪れる。

えっ、そうなると5ヶ月連続?
その先は1年間連続?
いかん、いかん、自分にプレッシャーを掛けることになってしまう。

どこまでいくかは天候次第、スケジュール次第。
まあ、それは言い訳で自分次第。
まずは1ヶ月、1ヶ月を大切にしていく。

さて、この3月もコンスタントに走っていければいい。
体重が一向に減らないのが不思議で仕方ないけどね。

食べ物のはなし 特別編 うな重

食べ物ブログを振り返ってみると、ずっと伏見シリーズが続いています。
番外編、特別編は昨年12月に書いたのみ。
伏見を応援することは大切ですが、それだけこの界隈から出ていない証。
それはそれで少し寂しいですよね。

たまには遠出したい気持ちもなります。
ここはド~ンと行ってみましょうか。

自宅から北に向かい車で10分。
娘が通う会社のすぐ近くにある「こころ」さんに行ってきました。

通りは津島市の田舎道。
どこが遠出で、どこがド~ンとだと冷笑されそうですが、
緊急事態宣言期間であったため、これで十分なのです。

こちらは地元では人気の鰻屋さん。
時間を外さないとずいぶん待つことになります。
ここは百戦錬磨の人気食べ物ブロガー。
どの時間に入店すればスムーズに座れるか計算します。
さすが、ここは経験値が物語り、ちょうど家族が座れる席に案内されました。

ありがたいことに運転手ではありません。
まずはビールで喉を整え準備に入ります。

マラソンも仕事もそうですが、何よりも準備が大切なのです。
こちらが肝焼き。

なんだか上品に並んでいます。
そして、う巻き。

4等分のところ、3等分にしてもらいました。
家族3人でお邪魔しているので、醜い争いもおきません。
こちらはひつまぶしが有名で多くの方が注文されます。
確かにいろんな味を楽しめるのは魅力ですが、ここは男らしく勝負をしたいところです。

うな重 2800円(税別)

こちらのお店が人気が高いひとつの理由は価格。
今どき2800円でうな重が食べれるお店は少ないのではないでしょうか。

それもしっかりと一尾乗っています。
アップでもお楽しみください。

家族が注文したひつまぶしも同じ。
ランチメニューでもあるので同じ価格でデザートも付きます。
女性にはボリュームがありすぎるかもしれません。

よく考えれば今年初めての鰻。
こんな贅沢は久しぶりのこと。
焼き加減も絶妙、たれもくどくなく美味しく頂けました。
昼間からビールを飲みながら、こんな食事ができるのは最高のシアワセですね。

他のお客さんが待合室的なスペースで待っています。
長居は禁物。
満腹のお腹をさすりながら外に出ました。

駐車場はお店の前と少し離れた場所。
トボトボと歩きながら帰ります。

ごちそうさまでした。

事業承継対策から学ぶこと

先週24日(水)は名古屋ファミリービジネス研究会特別セミナー。
今期はコロナの影響で通常の研究会を中止にしセミナーを開催。
先週が第3回目。
今回は事務局メンバーでもあるグロースリンク税理士法人代表の鶴田幸久氏の講演。

今期は全てハイブリットとなり、リアルとオンラインでの開催。
設営担当の新人マツモトのレベルも格段に向上し、順調に配信することができた。
いろんなやり方を試行錯誤繰り返すことで確実にノウハウが身に付いてくる。
今後、会社の他の企画でも十分に活かせるだろう。

いつものように僕が最初の10分で挨拶と近況を報告。
その後、鶴田さんに繋いでいく。
毎回ネタをどうしようか迷うが、今回は他の勉強会で使ったネタを引用。
ラクができてありがたかった。
(そんなことじゃないか・・・笑)
どちらにしても僕は前座で鶴田さんへのつなぎ役。

本番のテーマは「事業承継対策とM&A」。
今、かなりホットな話題といえよう。
鶴田さんの事務所もM&Aのお手伝いをしているが、それを必ずしも勧めるものではない。
現状を把握し、どんな選択肢がベストかを考えるのがこの場。
途中途中にテーブルごとでのディスカッションを行ったが、課題感が強いのかかなり盛り上がっていた。

結局のところ、事業承継は親族内承継か、役員・従業員承継か、第三者承継(M&A等)。
僕のような優秀な従業員がいれば2番目の選択は間違いないが、
(うそです・・・)
そう簡単なことではない。

親族内承継が難しい場合、第三者へ譲渡があり、最近は特に増えてきた。
コロナの影響を考えると今後、さらに増えていくだろう。
鶴田さんはそれぞれの承継方法のメリット、デメリットを伝え、
そのために何をやっていくべきかを分かりやすく解説。

少なからず勉強している僕でも参考になる点は多かった。
M&Aでの正当な価格は株価の算出も大事だが、
コストアプローチという評価対象の資産と負債の差額をみるのも大切。
また、相続対策として持株会社や資産管理会社の活用も必要になっていくだろう。

鶴田さんはご自身が顧客で経験した成功事例だけでなく、想定外の事例も共有。
自分とは縁がないと思っている複雑な事情も目と鼻の先にあることも十分考えられる。
経営者中心に25名程の方に参加頂いたが、今後のいいキッカケになったのではないだろうか。

鶴田さん、ありがとうございました。

こうして今期の名古屋ファミリービジネス研究会は終了。
来期は新たに企画を見直し、開催の予定。
個人的には7月からリアルで行いたいが、まずは事務局での振り返りから。

このような場でトップ同士のいい関係がつくれるのもこの会の財産。
これからもいい場を提供していきたい。

お疲れ様でした。

偶然の機会を増やせよ

2月26、27日はジモト就職応援フェア。
今期では一番大規模となる学生向けイベントを吹上ホールで行った。

2日に亘り多くの学生さんと120社の企業の担当者に参加頂いた。
名大社メンバーやインターンシップの学生も懸命に対応してくれ、無事にイベントが終了。

改めていい場が提供できたことに感謝。
みなさん、ありがとうございました。

ここ1年で就職環境は様変わり。
売り手市場という言葉も過去のものとなり、危機感を抱く学生は多い。
以前は有名企業や大手企業を目的に参加した学生も多かったが、今年はかなり現実的。
イベント開始前に行う講演も2日間とも満席。

ソーシャルディスタンスに気を配りながらも、席は追加したほど。
両日とも初回はニシダの講演だったが、学生の真剣にメモを取る姿が目立っていた。

僕も久しぶりに自社イベントで講演。
10年ほど前は当たり前に講演やパネルディスカッションを行っていたが、ここ最近は出番なし。
寂しい気持ちを察してくれたのか、久々に喋らせてもらった。

「ジモト中小企業の魅力と探し方」という定番中の定番で何の工夫もないが、
環境に合わせた伝え方はしているつもり。
今年ならではの話を絡ませるが本質はいつの時代も変わらない。

40名程参加した学生の中で、やりたいことがある学生はゼロ。
挙手をしてもらったが、決まっていない学生が全てだった。
ちなみにClubhouseもゼロ・・・。

その後の反応から、僕が無視されていないのも確かなので、事実、そうなんだろう。
そうだとすれば、今、何をやるべきか。
偶然の機会を増やすこと。
それはリアルでのイベントだからできること。

オンラインでの就活との併用が避けられない昨今、
活動できる範囲は限定的になるのは仕方がない。
数少ない機会を自分のものにする。

偶然の出会いを大切にすることが重要。
プランドハプンスセオリーも語りながら、今、やるべきこと、
中小企業で見るべきポイントを伝えていった。

こんな時にファミリービジネスドバイザーの役割も役に立つが、
あまり深く語れる時間もないので一気にまとめ上げて話しただけ。
2時間の内容を30分にまとめたので、理解度はどうかな・・・。
それでも多くの質問が出たのは有難かった。

ニシダが話をしたように今年はリアル面接とオンライン面接の対策を練らねばならない。
学生にとっての苦労も増える。
昨年は企業も学生も手探りだったが、今年は違う。

昨年を経験した企業は反省を活かせるが、学生は初めて。
やりながら対策を講じるしかない。
ただそれはテクニックを身に付ければ何とかなる。

テクニックで身につかない経験をいかに増やすか。
それを今はやってもらいたい。
参加してくれた学生はイベントを通して、少なからず感じてくれたんじゃないかな。

真剣な学生を名大社はしっかりと応援していきたい。
それを感じさせてくれる2日間。

そうそう、今日から就職活動が解禁になるわけだしね。

今週金曜、土曜は名古屋で転職フェア
日曜は三重で転職フェア

イベント続きにはなるが、サポートしていければいい。
偶然の機会を増やしていこうじゃないか。

映画「ミッドナイトスワン」

昨年秋に公開され見逃していた作品。
運よく近所の中川コロナで上映されたので鑑賞することができた。

話題作とはいえテーマもテーマで地味な作品。
僕が観た回はお客さんが自分を含め3名。
早々に打ち切られてしまうかと心配になる。

本作はキネマ旬報の2020年ベストテンの中で読者選出部門では2位。
高評価な作品。
以前から評判も聞き、昨年では1番の映画ではないかと方々で言われていた。
「鬼滅の刃」も悪くないが、もう少しお客さんが入ってもいいんじゃないのかな。
理解が徐々に進んだとはいえマイノリティがテーマでもあるし。

ただそれを吹き飛ばす力強さが僕らの心を揺さぶり感動を招く。
なんだろう。
僕はバレエには門外漢だが、舞台のシーン、公園のシーン、練習のシーン、
場末のニューハーフショークラブでのシーンで涙がこぼれそうになった。

その美しさに涙したわけではない。
そのシーンに至る背景が見事にバレエとシンクロし、気持ちが高ぶってしまった。

ちなみにバレエを披露するのは草彅くんではない。
彼女も(彼も)披露するが、それはあくまでもショー。
酔って観るべき程度のもの。

草彅くんが生活を共にすることになった女子中学生のバレエが見事なのだ。
めちゃ上手じゃんとその役作りに感心していたが、
そもそもその役を演じた服部樹咲は将来を嘱望されるバレエダンサー。

むしろ演技が初めてで、本作がデビュー作。
僕なら間違いなく彼女を新人賞にするな。
それぐらいの存在感を発揮していた。

本来相容れるはずのないこの2人の痛々しい関係性が、
今の社会と相まって身近な関係へと繋げる。
あるべき親子の愛情なんて白々しく、ここに本当の愛を感じる。
そこには性別も血も関係ない。
それが監督の描きたかった世界なのかな。
ラストシーンでは誰しもが草彅くんをダブらせたと思う。

それが愛と信頼の証・・・。
なんともチープな表現になってしまったが、
本作が2020年を代表する一本であるのは間違いない。

「半世界」の吾郎ちゃんといい、「凪待ち」の香取くんといい、
元スマップは新境地を作り出してるね。

これからもいい作品に出会うことを期待したい。

愛されるために変わらないこと

いつも変化が大事だと偉そうに喋っている。
それはなにかといえば自分に対しての危機感。
僕をいつも襲うのは今のままじゃダメだという気持ち。

それはあくまで自分のことなので他人に強要するものではない。
しかし、悲しいかな他者にも結構強要している。
それは大きなお世話・・・。
嫌がる人も多いと思う。

これからは他者に強要せず自分に留めておこうと少しだけ反省。
必要だけどね。
不確実な時代だし・・・。

そんなことを思いながらも、変わらないものがあると我が家の玄関先で気がついた。
何かといえばこれ。

嫁さんのスニーカー。
コンバースオールスター。
(もっときれいに写せよ・・・笑)

靴紐のないスニーカーは昔はなかったかもしれないが、
ハイカットは僕が高校生の頃から存在していた。
実際はもっと前から巷には溢れていたと思うが、僕が初めて知ったのは高校時。
今から37.38年前のことだ。

当時、僕にはハイカットを買うお金はなかった。
初めてハイカットを買ったのは確か大学1~2年の頃。
高校のちょっとイケてる友人が履いていたのを羨ましく眺めていただけ。
僕の小遣いを遥かに越える金額だったので手に届かなかった。

今の値段を調べてみると7000円程。
当時とほぼ変わらない値段じゃないかな。
買えるようになった大学時はコンバースやプロケッズをカッコつけて履いていた。
まあまあ面倒なので、そのうちローカットしか履かなくなったが当時を思い出す。

なんで今頃嫁さんが履くのかと思うが、意外とオバサンに人気。
少しばかりデザインや品質の変化はあるかもしれないが、基本的には何ら変わらない。
値段も当時とほぼ同じ。

変化するものと変化しないもの。
定番は強いということか。
学生時代に流行ったスタンスミスなんて未だに量販店でもセレクトショップでも売っているし・・・。

それに影響を受けたわけではないが、僕も最近コンバースオールスターを一足購入。

イマドキの経営者っぽくカジュアルなスーツにスニーカーで颯爽と動き回ってみようかと。
これが当たり前になるとリーガルが希望退職を募るのもやむを得ないか・・・。
僕も1年以上ビジネスシューズは買っていないし。

流行り廃りに左右されず常に愛される商品であり続けられるのが理想。
変化対応しながらどう変化しないか。

ふとスニーカーを見ながらそんなことを感じた。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その169

夜のお店を応援したい気持ちが続きます。
先週は錦三丁目でした。
こちらは名古屋を代表する繁華街ですが、
会社から西に向かった納屋橋もシブくて魅力的です。

数年前に「納屋橋かりんとう」さんを紹介しました。
女性だけで経営するおばんざいを中心とした居酒屋。
名古屋駅でもなく栄でもなくこだわりのあるお客さんが贔屓にしています。

その向かいにある姉妹店「かりんとう はなれ」さんに行ってきました。

本当に本店の向かいにあるお店で通りを挟んでいるだけ。
昨年3月までは夜に前を通っていましたが、賑やかな店内が人気を表していました。
今はどうなんでしょうか・・・。

美味しい料理と日本酒を提供するお店が時短なのは寂しさを感じます。
それもあと少しの我慢だと思いたいですね。
こちらも女性だけで切り盛りされているお店ですし。

以前は夜だけの営業と思いますが、今はランチもやっています。
見方を変えればありがたいですね。
8種類あるランチを眺めながらも直感的に注文します。

井之頭さんのように手を挙げて、
「すいません、鰯フライ定食をお願いします。」
こちらはいわしでもなくイワシでもなく鰯。
魚編に弱いと書かれるのは本望ではないかもしれませんが、
鰯という漢字が人気食べ物ブロガーの気持ちを揺さぶるのです。
それだけでいい鰯が提供されそうです。

鰯フライ定食 800円

こちらは先にご飯と味噌汁が出されます。

そしてこちらがテーブルに置かれます。
このプレートだけ見れば完全なおツマミですが、この時は完全なおかずです。

テーブルには3種類のソースも並びます。
それぞれ地域が異なるソースをどう使い分ければいいでしょうか。

鰯フライの姿は想像とは随分違いました。
想像では大ぶりな鰯フライが2枚並べられた状態ですが、こちらは一尾を切っただけ。
鰯フライ定食と呼ぶには寂しさを感じます。

しかし、そこは周りの仲間がフォローしてくれるようです。
小鉢しかり、茶碗蒸ししかり、タルタルソースしかり。
タルタルソースはどうみても手作り。
これだけでもおかずになります。

鰯のボリュームが少なくても十分満足できる食事。
やはり素材にこだわった手作りの料理はおいしいですね。

こんなランチを頂けるだけでも幸せな気分。
ごちそうさまでした。

やはり次回は夜お邪魔したいですね。

世界の経営学から見る、日本企業イノベーション創出の示唆

先週金曜日は中部経済同友会の2月度会員懇談会。
コロナ前であれば大きな会場に集まり、
地元財界の方と昼食と共に情報交換をするのだが今はオンライン。

隣の席にビックリするような方が当たり前に座るのでかなり緊張感が伴う。
今はそれがないのでお気楽だが、やはりそんな場も必要と感じたり。

今回のゲストは早稲田大学大学院の入山章栄教授。
何度か講演は拝聴しているが、物怖じせず歯切れいい話しぶりはいつ伺っても気持ちがいい。
大手企業や政府の批判も遠慮ない。

固い団体には不向きかと思うが、それを気にせず行う中部経済同友会は懐が深い。
本講演も聞き手によっては腹を立てそうな内容をズバズバ話されていた。
こんな先生の授業だったら間違いなくサボることはないな。

不確実性の高さはコロナ以前からで、今、それがあからさまに出ているだけとのこと。
デジタルの進行度合いの順番で企業も潰れていく。

大手メディアもその傾向が出て、表面化している。
デジタル化に出遅れたM新聞の社員はN新聞に転職するが、
N新聞の社員は更に早いNpicks社に転職するという。
思わず笑ってしまった。
他人ごとではないが・・・汗。

大手企業の役員の多さにも言及し、
それを聞きながら恐れおののく大手企業のトップもあったのではないか。
経路依存症の問題であったり、先日読んだ「両利きの経営」の重要性であったり、
入山氏のスピード感に付いていくのが僕もやっと。
その時点で加速化する社会に後れを取っているのかもしれない。

名大社の場合、良くも悪くも規模が小さいので方向転換も加速も難しくはないはず。
しかし、それは一人ひとりがその自覚と危機感を持たねば実現はできない。
濃密な関係性でなく弱い広がりで繋がる関係性を推進しないとね。

そうなるともっとチャラ男やチャラ子の活用が必要。
彼らの方が創造性はあるという。
頭で分かっているつもりでも、行動しなきゃ意味はないわけだし・・・。

3年先の予測ができない今、安易な中期経営計画は無意味。
それには共感するが、やらねばならないのは100年先の未来を死ぬ気で考えること。
きっとスティーブ・ジョブズは失敗を繰り返しながらも、そんな世界を描いていたんだろう。

やはり次の世代に責任を持たせ任せていかないと。
ここでも何度もアピールされていたのが自著「世界標準の経営理論」。
講演の最中にAmazonでポチっと。
こんな行動も今の時代は大切(笑)。

翌日には届いていた。
う~ん、分厚い。
どう使いこなすか・・・。

手元において必要時に読むことを勧められるが、僕にはその前にもっと必要なことも。
いやいや、失敗を恐れずなんでもチャレンジが重要。

まずはセンスメイキング理論から勉強するかな。

ステキな講演をありがとうございました。

2月はこれがないとね

先週、トミタがスタッフブログで紹介した「ジモト就職応援フェア」が今週26・27日に開催される。


詳しくはこちら

昨年は1日のみだったが、今年は2日に分けて行う。
これも密を避けるための感染対策の一つ。
大変ありがたいことの100社以上の企業に参加いただく。
国の指針を遵守しながら万全の体制で行うので、ご安心を。

振り返ってみると昨年のこの時期からコロナの猛威が日本中を混乱させた。
僕らの業界では毎年2月に新卒向けの大規模イベントを開催するのが定例。
それが日ごとにスケジュールは変更され、急遽、イベントを中止する同業他社も多かった。
名大社もイベント自粛要請が出された3月は転職フェアを中止し、大きな打撃を受けた。

自粛要請前の2月はどうすべきか悩んだが「ジモト就職応援フェア」を開催。
無事に終えれた記憶はすでに遠い過去。

その時は日本中でマスクが不足。
僕もあらゆる手段を使ってマスク集めに奔走。
有難い経営者仲間が提供してくれたのと
うちのメンバーがあるルートから大量購入し、イベント対策として整えることができた。
あるルートはまあまあいい値段だったが、それは仕方ない(笑)。
来場者全員のマスクを準備できたわけだし。

今、思えばあの時イベントを開催できて本当によかった。
参加頂いたクライアントにも学生さんにも喜んでもらえた。
貴重な場となり、ここで就職先が見つかったケースも多かった。

たった一日のことだが、企業、学生にとって大切な場を提供できたのは、
この地域で事業を行う者としては嬉しい限り。
事業を継続する大切さも身に染みて感じた。
そこからもう1年なわけね・・・。

この一年で学んだことも多く、メンバーの努力でコロナ禍でのイベント運営も完璧になった。
これにも感謝ですね。
大げさに言えば、その集大成が今週のイベントじゃないかな。

今回は珍しく僕も登壇することに。
自社のメインのイベントで喋るのは相当久しぶり。
ここ数年は出番がなかった。
あまりにもボーっとしているので、それに見かねたニムラ、シバサキらが声をかけてきた。

あちこちで喋っている鉄板ネタの進化系をお披露目するとしよう。
ニシダの講演の方が人気は出そうだけどね。

そんなわけで2月の最後はこれからの学生のためのイベント。
天気は少し心配だが、無事の開催を祈りたい。

どうぞよろしくお願いします。

映画「すばらしき世界」

どうだろうか。
本作は先週紹介した「ヤクザと家族 The Family」と併せて観ることをおススメする。
両作ともヤクザの生きづらさを描いているが、対象的で面白い。

そして、一本はヤクザの若頭を演じ、
一本は役所の職員を演じる北村有起哉氏の比較も面白い。
これってワザと演じてる?と思ったのは僕だけか。
映画マニアの間では話題になっているはずだ。
多分(笑)。

関係ない話が先行してしまったが、
本作は役所広司演じる殺人犯三上正夫の社会復帰を描く人間ドラマ。
社会復帰なんで安易な言葉は似合わない。
ちょっとした失業から就職した社会復帰とは訳が違う。

そこには僕らが想像しがたい世間とのギャップが生じる。
自分と照らし合わせてみれば分かりやすい。
いきなり僕が13年間、社会との接点を閉ざされ、戻ってきたらどうなるだろうか。

家族、友人、生活、仕事と全てにおいて不安しかないはずだ。
それも社会から白い目で見られる存在であるとするなら・・・。
耐えがたい世界でしかない。

些細なことでブチ切れるのも、
その本人に問題があるというより社会に問題がある。
それを西川美和監督はさりげなく演出し、役所広司はさりげなく見事に演じる。

「すぐにキレるなよ」という僕の想いは届かず、
三上の葛藤を生み、暴力性に歯止めがかからない。
誰にとっても辛い。
それが生きづらさなのか・・・。

そこに正義を装ったマスコミが無責任に絡む。
最近、マスコミを悪く映画って多くね?
いいね、長澤まさみのねじ曲がった正しさ(笑)。
いや、これが正直な姿か・・・。

逃げ出す仲野大河はあのままだったら、
情けないエセジャーナリストか売れないままの作家だが、
ああいった展開で映画をある方向へ持っていった。
いいアクセントになっていたし、彼の存在がより感動を生んだといってもいい。
ストーリーテーラー的な役割を担っていた。

「すばらしき世界」というタイトルに相応しい作品にしようとすれば、
思いもよらぬ展開や感動を生む劇的なシーンを持ち込むべき。
しかし、そんなものは必要ない。

自らと戦いながらも世間と向き合い平穏に過ごそうとする努力。
実話に近かったのだろう。

その中で小さな幸せを見つけるのがすばらしき世界。
主人公三上は周りの温かさを感じてその世界を全うした。
いつどんな状況でも前を向けば何かが訪れる。

それは偶然ではなく必然。
それを感じさせてくれる映画。

三上正夫の笑顔が忘れられない。

また、訳の分からないブログになってしまった。