会社では今週からインターンシップの学生を2名受け入れている。共に地元の懇意にしている大学の3年生だ。
毎年、この時期には必ず学生が名大社にインターンシップを申し込んでくるが、理由は明確。これから就職活動に役立つであろうと考えるからだ。
本日も実施研修として、企業展の会場で受付回りを中心にスタッフとして働いてもらった。自分より一つ上の先輩が就職活動を継続させている姿をじかに見ることは、どんな言葉で就職戦線を語るよりも与える影響は大きいだろう。予想以上に4年生の学生が会場を動き回っている姿に驚きを感じているようだ。
また、本日、企業展会場には、新聞社のインターンシップ学生が取材に訪れた。今の女子学生の就職状況と将来の結婚観をリサーチし、学生目線で新聞記事にまとめ、掲載するためにである。
その学生も大学3年生。この日のインタビューでも、これから自分が行う就職活動と照らし合わせていたようだ。そのインターンシップ学生も先輩学生の多さに就職戦線の厳しさを感じ、不安に陥っていたようだ。
昨日はお付き合いのある教育研修会社の担当がインターンシップ学生を営業同行させていた。それも大学3年生。その席では就職活動に対してのいくつかの質問に対し、回答する形になった。
時期的には就職にとまどいを感じながらも、何らかの形で前に進まないといけないという自分への危機感が行動へ導く頃だとも思う。
一気に何人かのインターンシップ学生と接して感じたこと。
どの学生も真面目で勉強熱心。単位取得の目的もあるだろうが、自らの意志でこの暑さの続くこの時期にスーツを着て動き回っている。その真剣な姿を見ているだけでも応援したくなるし、いいアドバイスもしたいという気持ちにもなってくる。しかし、そこは最低限にとどめておく。
多くの社会人と接して会話し、その仕事振りを見て、肌で感じて欲しいと思うからだ。
この経験が就職活動の大きなアドバンテージになるわけではないが、決して無駄な経験にはならない。世の中にはどんな仕事があって、どんな気持ちで働いているのかをリアルに感じることは、そうそうにできる経験ではない。
ほとんどの大学ではまだ夏休みで、その休みを謳歌している学生も多いだろう。
その中で、回りはクールビズの軽装だというのに、着慣れないスーツを着て、汗だく状態で仕事をこなす。素晴らしい経験だ。
名大社でのインターンシップ学生の受け入れは来週いっぱい。
彼らに仕事の面白さや厳しさ、辛さ、ヤリガイを掴んでもらいながら、僕らも彼らから多くのことを吸収したい。
インターンシップを楽しもう!
2010年9月3日