これからも前向きに 名大社会長ブログ

2013年06月の記事一覧:

6月の「私の履歴書」

今月の日本経済新聞のコラム「私の履歴書」はテンプスタッフ社長の篠原欣子氏。我々に近い業界ということもあり、興味深く楽しく読ませてもらった。
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同じ人材ビジネスでも派遣業界とうちのような就職情報サービスとは業務の在り方は全く異なる。しかし、人ありきのビジネスでクライアントは業種も企業規模も問わない点ではやはり近い。
創業の苦労から直近までの過程は初めて知ることばかり。ここ最近はM&Aを繰り返し、企業規模も主たる業務も拡張の一途をたどっているが、それがここ6、7年に集中していることは知らなかった。
僕が新卒で会社に入社した時にはまだ新卒採用すらやっていない企業で、この20年での業界内でのポジションが今回の「私の履歴書」で理解できた。
この間、目まぐるしく企業が成長していく姿を篠原氏の行動と共に感じることができたのは自分にとってもかなり参考になった。社員を上手く活用しながら成長させているわけだが、結局はトップの決断が全てになることも・・・。
こんな言い方は大変失礼で叱られてしまうが、こんな元気でモーレツなオバサンは日本にはいないんじゃないか(笑)。
もうすぐ79歳になられようとする年齢で現在もバリバリの現役。起業して40年。一代で東証一部に企業を上場させ、55社のグループ会社を持つ方と比較のしようがないが、僕なんてハナタレ小僧にもならない。
逆の見方をすれば、年齢的にも体力的にも何でもできると捉えることも可能だけど。
それにしても篠原氏の人生は痛快でパワフル。結婚相手から逃げ出した話や留学時代のトラブル、とても経営戦略があるとは思えない起業当初など、このコラムを読みながら何度も吹き出してしまった。もちろん好感の意味を込めて・・・(笑)。
しかし、その経験の一つ一つが今の会社に繋がっているのだろう。一見、どうでもいいように思える行動が後々、いい意味で響いているのだろう。そして、何よりも人間味あふれる魅力的な人物。
多分、篠原氏にお目にかかる機会はないだろうが、何かの偶然があったら幸いだ。業界の集まりでもないかな。
ちなみに今日はなんと朝から山登り。初めて御在所に登頂する。その前に最終回を読み終えることができた。
1ヶ月間、ありがとうございました。

その行動特性は喜ぶべきか・・・。

昨日、キャリアカウンセラー養成講座などでお世話になっている日本マンパワーさんが来社された。
「新入社員意識調査2013」という本年入社の新人を対象にしたアンケートを持参されたのである。いつくかのアンケート項目に対しての回答がデータでまとめられている一覧であるが、今の若者の傾向が如実に表れている。
我々は新入社員採用のために支援を行っているが、その時に感じることがそのまま新入社員の意識に反映される。
例えば、最近の傾向として身につけたい知識やスキルに関してのポイントが高く、成長欲求の強さが過去4年と比較するとかなり高い数字にもなっている。
これも「ゆとり世代」の特徴と言えるのだろう。会社・組織を選ぶ際、重要視することも「自分が成長できる」ことがトップであり、年々、その意識は高まっている。
次いで多いのは「社内の雰囲気や人間関係」を重視する点になるのだが、これは下落傾向だ。しかし、これは地域的な特徴もあり、この東海地区においては「社内の雰囲気や人間関係」がトップの数字を示している。
明確な根拠はないが、その話を聞いた時に妙に納得してしまい、日本マンパワーの担当の方と一緒にうなずいていたのだ。
そして、これも面白いデータ。新入社員の行動特性を表したもの。
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圧倒的に協働型が多い。ここに書かれているのは、「人間関係を大切にし、協調性が高いと周囲から言われる。リーダーには具体的にかつ細部にわたり指示をしてくれ、自分を尊重してくれることを求める」。
自らが率先して動き、期待されることを求める「促進型」や周囲から頼りになる存在と思われ、すべてを任せてほしいと考える「指示型」を圧倒的に上回る。
その数字の高さが理解できないわけではないが、少し寂しい気もする。もう少し「促進型」「指示型」が高くてもいいかと・・・。新人だから与えられた課題をきちんとやるという健康的な読み取り方もあるだろうが、そう言い切れない面も多い。他人が新人を評価して回答するのではなく、自らが答えるわけだし・・・。
その協働型のいやがることは、人から嫌われること、責任を持つこと、リーダー(的な存在)になること、だという。気持ちはわからなくはないが、はて、はて、とも思ってしまう。だから会社で育てる必要が生じるわけだが・・・。いかん小言になってしまうな・・・(笑)。
この調査では、2年目の社員にもアンケートを実施している。面白いのは仕事への期待と価値観の変化。
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1年目はかなり高い割合で仕事への期待があったが、2年目は急落している。また、価値観の変化では、「人の役に立てること」が1年目は28%あったのに対し、2年目は14.5%と大きく落としている。
より現実が見えてきたのかもしれないし、厳しさを実感したのかもしれない。僕はどんな仕事でも人の役に立っていると思うのだが、他人から感謝をされないと手ごたえは感じないのかもしれない。ちょっと危険だな・・・。
行動特性は仕事を進めるうちに変化する。根本的な価値観は変わらないかもしれないが、表面的な価値観はいくらでも変わる。明確に言語化できているかどうかの問題もある。
行動特性と思考特性。どんな環境で仕事をするかでプラスの変化もマイナスの変化も出てくるだろう。プラスの変化をもたらすのも我々の仕事にはなるんだろうけど・・・。

失敗は取り戻せないのか?

僕は若手社員や学生に対して、「どんどん失敗しろ。その悔しい気持ちや辛い経験を次に生かせ!」というような話をよくする。
自分自身もそうだったし、挫折経験があったからこそ、今の立場にあるとも考えている。今もそれは決して間違った考えではないと思っている。
しかし、その考えを根底から覆す全く異なった見方に目が鱗になったのが先日の土曜日。
先日のハゲタカ鑑賞会のブログにも書いたし、かなり衝撃的な話でもあったので、ご一緒した櫻山社長も、人見社長も、熊崎社長もこの件に触れられている。それはリンクの通り・・・。インパクトの強い話だった。
ご自身が経営者でもあるKさん(本人の了解を得ていないので)の話では、決して失敗は取り戻すことはできないものだと言われる。
失敗とは敗北や過ち、反省を意味するところでもあるが、仕事でその失敗を取り戻そうとする行為は新たに向かう仕事に対して無礼であると。
失敗は新しい仕事で克服されるわけではないと。
失敗を取り戻そうする考えがあるうちは次の仕事に向かわせてはいけないと・・・。失敗は失敗として自分の中に留めておかなければならない。
そんな発想は過去の一度もしたことがなかった。確かに仰られるとおりで、それは自分自身を納得させるための行動に繋がってしまう。
それが「やり直したければ、何もしないことだよ」という言葉に結び付く。一連の流れやハゲタカが分からない方にはさっぱり意味不明なブログになってしまったが、自分の視点の低さを痛烈に感じた出来事であった。
となると、もっと自分の表現を変えていかなければならない。
「失敗は失敗でいい。ちゃんと自分で受け止めておけ!」とか、
「失敗も経験のうち。心が晴れるまで思い切り泣いたら?」とか。
やっぱちょっと違うか?レベルの差だな・・・(苦笑)。
失敗は取り戻すものではなく、受け止めるもの。跳ね返すのではなく、自分の中で消化させるもの。そんなものかもしれない。
はっきり答えが出るわけではないが、今回の鑑賞会での会話からそんなことを考えたり・・・。
もしかしたら失敗という言葉にプレッシャーを与え過ぎていたのかもしれない。

スマホを有効活用せよ!

先週は会社の営業にiPadを支給。悪戦苦闘しながら、どうやったら上手く活用できるかを現在、実行中。もがいてもがいてITスキル、プレゼンスキルを磨いてくださいませ(笑)。
その一方で、僕はスマホを買い替えた。これまで使用していたのはXperia acro。ほぼ2年間使用したことになる。最近は動きも鈍く、一つ一つの動作が遅い。変更する当日もスムーズにスライドせず、かかってきた電話に出ることができなかった。愛情が足りなかったのか・・・。
そこで今週の月曜日に代えたのがこれ。Xperia UL。
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auで言えば、hTCやiPhoneの方が評価が高いような気もするが、あえてXperiaに。こだわったのはユーザビリティもあるが、日本ブランドという点。
部品は違うでしょ!という指摘もあるかもしれないが、できるだけ日本製品を使いたかったのも大きな理由。グローバル化の中でガンバレ!日本の製造業!
買い換えたのはいいが、最近はデータ移行を含め、ほとんどの作業を自分でやらないといけないようだ。当然のようにマニュアルもセットされていないので、ダウンロードしながら多くの設定をした。ちゃんと使えるようにするにも結構大変・・・。
ソニーが得意とする音楽を聴くことも映像を見ることもしない。使用の範囲は限られてくるのだが、今回はLINEくらいはやってみようと思う。
SNSはfacebookとtwitterで充分と思っていて、LINEまではやるつもりはなかったが(今もそう)、今後のビジネスモデルを考えると駆使する必要はなくともある程度の理解は必須になってくる。若者を相手にビジネスを展開する以上は40代後半のオヤジでも必要なのだろう。
そして、もうひとつ。テザリングは積極的に使っていきたい。このXperiaはバッテリーが一体型ではないので、予備の持ち歩きも可能。
外出する時はウルトラブックやiPadminiを持参ことも多いので、活躍の場は増えそう。申し訳ないが、今まで使っていたWiFiルーターはおさらばすることに・・・。
また、僕の中のルール。酔っ払った時と緊急時以外、電車の中では使用しない。もちろんゲームもしない。
これで仕事が更に向上すればいいが、ブログやfacebook用に写真ばかり撮るんじゃないの?と危惧される方も多いかも・・・。
後悔したのは、すぐに購入したスマホカバー。裏側のデザインが気に入って買ったのだが、全体的にキラキラしている。おまけについている保護フィルムもキラキラ仕様。
う~ん、何だか女子高生みたいだな・・・(苦笑)。

世代を超えて輪が広がるのだ!

先週も日中と比較すると夜が忙しい週であった(笑)。新しいご縁を頂いたり、激しい議論で盛り上がったりと楽しくも充実した時間を過ごさせて頂いた。
その中の一つが愛知大学facebook交流会の懇親会。21日(金)に大学の先輩が経営するハワイアンカフェKaLaPaNaで30名ほどのメンバーで開催。
今回は現役大学生のサークル二胡部知音を招いて盛大に行ったのだ。二胡(にこ)とは中国の伝統的な擦弦楽器の一つで、学生らが馴染みの曲をその楽器を使って演奏。こんな感じ。
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僕は演奏を聴きながら、少し前に流行った女子十二楽坊を思い出したが、厳密に言えばかなり違うのだろう。何とも心が癒される優しい演奏だった。
懇親会会場はハワイアンのお店ということもあり、お酒もハワイにこだわっている。ワインはもちろんのこと、焼酎もハワイ仕様なのだ。泡盛がベースのようだけど・・・。
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この懇親会には20代から50代まで様々な方が参加。共通点は大学の同窓生であることとfacebookに参加していることのみ。
僕はこの交流会では管理人の一人ではあるが、全く役立たずで機能していないのが現状。全てを先輩や他の方に任せきりにしており、罪滅ぼし的にこうやってブログに書くだけ(苦笑)。勝手に飲んで騒いでどうでもいいことしかしていない。
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懇意にしている方も多いが、今回の懇親会で初めてお会いする方も多かった。しかし、不思議なもので同じ大学というだけで打ち解けられる。
校舎も学部も世代も接点がないにも関わらず、以前からの知り合いのように話ができるのは大学に愛着があるのも理由だろう。
席を移動させながら、多くの方と交流をもたせてもらった。頻繁にこのような会に参加することは難しいだろうが、今の状況や各業界で活躍されている方の話を伺えるのは貴重。もちろん頑張る現役学生と接することも・・・。
こうして世代を超えて輪が広がっていく。これもfacebookの有効的な活用方法になるだろう。
最後に全員で記念撮影。
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みんないい笑顔だ。これからもどうぞよろしく!

ハゲタカとサキアテジョーグー 2

安易なタイトルはお許し頂きたい(笑)。昨日は第3回ハゲタカ鑑賞会。
いよいよ舞台は大空電機。大空電機と言えば、カリスマ経営者大木昇三郎。この名著がどれだけの経営者に影響を与えてきただろうか。な~んて・・・。
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ドラマが盛り上がっていくと共にこの鑑賞会も更に盛り上がっていく。今回はわざわざ京都から参加された経営者の方もあり、その熱意には幹事としてもビックリ。
京都土産の新定番も頂いた。美味しかったですね。
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今回も前回同様、第2回の振り返りを行い、その後第4話、第5話を鑑賞。そしてグループごとに議論に入り発表する。毎回、その内容の濃さには驚かされるが、今回のハイレベルな議論と深い観察力は更に驚きを与えてもらった。衝撃に近いのかもしれない。
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その一つ一つを紹介していくとブログが終わりそうにないので(苦笑)、このホワイトボードから想像してもらいたい。それはちょっとムリか・・・。
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共同幹事の櫻山さんがずっと気にされていたセリフ「やり直したいなら、何もやらないことだよ」。この真意についての議論もあった。参加者の一人が言われたことの視点に僕も含めた全員が目が点。(これについては改めて僕の理解を含め書きたい。)
深い気づきであった。
カリスマ経営者の最大の弱点は後継者を育成することができない点にあるのか。
理念もビジョンも戦略も一人のカリスマに頼っていると最終的に企業は意思決定が遅れ、取り返しのつかないことに繋がる。そんなことに気づかされる今回の鑑賞会であった。
終了後は懇親会。これも前回同様、円頓寺のサキアテジョーグーを貸し切って大いに盛り上がる。
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途中から浴衣美人も加わり、店の内外で話題が広がる。
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経営者の資質とは何か、中継ぎを徹底できる経営者が優秀じゃないのか、誤ったマスコミの評価が会社を間違った方向に進めていくのではないか、などなどお酒を飲みながらでも議論は尽きない。これも貴重な時間。
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思いつきで始めたハゲタカ鑑賞会が、学びの場を与え、刺激し合い、友情も芽生えていく。こんな会に発展するとは全く予測できなかったが、それは嬉しい誤算。参加者から感謝の言葉も頂くが、本当に感謝しなければならないのは幹事の僕らなのかもしれない。
このハゲタカ鑑賞会も残すところあと1回。最終回は大物ゲストを迎えて盛大に締めくくる計画もある。楽しみはまだまだ続く。
お疲れさまでした。

この勘違いを打破できるのか。

今日はトーマツイノベーションさんで講演。僕が講演を聞くのではない。講演を担当するのだ。
トーマツさんは会社としても研修で利用させて頂いている関係もあるが、今回、なぜか講演の依頼を受け対応させてもらうことにした。
対象はある業界の団体に対して。30名近い幹部の方に「ゆとり世代の動向と中小企業の採用戦略」をテーマに90分程度話をさせてもらう。
最近、このようなテーマで企業向けに講演を頂くケースが増えてきた。大変ありがたい話なので極力受けさせてもらうが、僕でいいのだろうかと迷うことも多い。
これまでは大学内で行われるガイダンスが中心で、こちらはどちらかといえば売り込んで講演させてもらうことが多かった。学生に対して何らかのサポートになればという想いが中心ではあるが、同時に会社のアピールすることができるのも本音。会社としてもいい機会なのだ。
ところが最近はこれまで縁のなかったところからそんな話を頂くことが増えた。今週もある青年会議所とある経営者の協会から依頼を受け、面談しながら話を進めさせてもらった。
「先生には参加者へのアドバイスと全体の進行をお願いしたいのですが・・・」と丁重に頼まれ、
「アドバイスなんてとてもできません。テキトーな話しかできません」と答えても、「どうぞよろしくお願いします!」となってしまう。
どうもおかしい。どうやら僕の存在を誤解しているのではないだろうか。かなり勘違いされている。先生と呼ばれる存在じゃないし・・・。
自宅に帰って嫁さんに「世間はオレのことを勘違いしているぞ。」と大げさに言うと、「笑っちゃうよね。おかしいよね。」と一言。それも失礼だと思うが(笑)、実際はそんなところだろう。困ったもんです・・・。
さあ、今日はどんな展開になるのやら。
化けの皮がはがれないように頑張らねばならない。勘違いを打破していく努力をしていこう(笑)。

フリーを楽しんだ日

昨日の日中は面接、トラブル対応に追われた。ちょっと疲れた一日。
早々に退社して向かったのは栄のど真ん中。友人が経営する室内ゴルフスクールに向かったのだ。これまでゴルフスクールに通った経験はない。
ゴルフは10年ほど前に義父に教えてもらって以降は、我流で練習するのみ。他人に教えて頂いた経験は皆無。自分がどんなスイングをしているかも全く分からなかった。今回、無料レッスンチケットを頂いたため、生まれて初めてそんな場所に足を踏み入れた。
受付を済ませ、今の課題を簡単にチェック。スイングを撮影してもらい指摘を受ける。あまりにも無様なスイングには自分でも情けなくなったが、これが我流でやってきた姿。
適切なアドバイスをしっかりと受け止めなければならない。これまでのやり方から大きく変えなきゃいけないのでしんどい作業だが、継続を前提に考えるなら必須であろう。
その昔、義父に教えて頂いた時代とは理論も全然違うようだ。たった30分のレッスンであったが、修正方法を学べたのはありがたかった。
その後は名古屋クラウンホテルへ向かう。ホテル内にある三蔵温泉に入るためだ。この温泉の入浴チケットをこのホテルの社長に頂いたのだが、その有効期限が6月末まで。
これまでお邪魔する機会がなかったが、昨日はタイミングも良かったので、ゴルフのレッスン後、温泉で汗を流したのだ。場所は伏見。ゴルフスクールから徒歩10分もかからない。とても都合のいいコース。気持ちよくお風呂に浸かり、まったりした時間を過ごした後、名古屋駅に戻った。
結局、使ったお金は0円。全てフリー。
その先の事を考えれば、これだけで済むわけではないが、タダで贅沢をさせてもらったわけだ。この戦略が必ずしもプラスに反映されるかはわからないが、顧客を増やすための有効的な手段にもなり得る。その手段に対しての僕の考えはゼロ状態だが、フリーを楽しませてもらったいい一日だった(笑)。
ちょっとはお返しをしないといけないな・・・。

なぜ大企業が突然つぶれるのか

なぜ大企業が突然つぶれるのか 生き残るための「複雑系思考法」 (PHPビジネス新書) なぜ大企業が突然つぶれるのか 生き残るための「複雑系思考法」 (PHPビジネス新書)
(2012/09/19)
夏野 剛

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かなり意味深なタイトルである。しかし、本書を読む限り、意味深なタイトルを言及している箇所はない。だからと言って詐欺まがいの書籍ではない(笑)。周辺情報から推察して、「それが原因になっているでしょ!」と強いメッセージを発しているのだ。読み手によっては不快感を持つケースも多いかもしれないけど。
著者の夏野氏といえば、NTTドコモで「iモード」のサービスを立ち上げたことで有名。僕も12~13年前に「iモード・ストラテジー」を読んだ記憶がある。
内容はさっぱり覚えていないが、日本には素晴らしく先端的で優秀な方がいるもんだと感心していた。本書でもその口調は最先端を走る秀才そのもので、痛烈なコメントは小気味いいくらい。共感できる面も多い。と同時に僕のような凡人は取り残されてしまうのではという恐怖も覚える。
変化する必要は感じているし、自分自身も常に変化しているつもり。トップが変化を意識し実践しなければ、この複雑な時代を切り拓いていくことも難しいと思っている。
恐怖を抱くのは、その変化のスピード。著者は訓練により100メートルを10秒で走ることができるかもしれないが、僕はまず無理だ(苦笑)。僕に限らず大半の人は無理だ。
これは本書を非難しているのではなく、著者が自分をスタンダードな基準に置かれていることに若干の違和感を感じた。自分の能力のなさを露呈させただけかもしれないが・・・。
しかし、その考え方やアウトプットの手法には勉強させられる面は多い。例えば、こんな文章。
重要なのは「ITという”武器”を使っていったい何をしたいのか」という目的である。そこで単純に「鉄砲を集める」ことをめざした軍は、「弾の補充」という隙を突かれて貴重な兵力をうしなうことになるだろう。一方、「鉄砲を使って、組織の戦力を上げる」というお目的意識を明確に持っていた信長軍は、旧来の戦い方を続ける武田軍を完膚なきまでに叩きのめすことができた。

なるほどな、と感心してしまう。
名古屋の地下鉄名城線の「右回り・左回り」という表現に感動する場面も著者の思考の深さを捉えているだろう。何も考えずぼんやり見ている自分はまだまだレベルが低い。
進化するための材料は目の前に転がっているが、それに気づかず通り過ぎてしまうことがいかに多いか。無理だ無理だと言いながら、やっぱり反省しきりだな・・・(苦笑)。
家で本書を読んでいたら、6年生の息子がタイトルを見て僕に言った。
「お父さんには関係ないじゃん」。
確かにそうだけど、別にいいいだろ!

iPadを使いこなせ!

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今日から会社の全営業にiPadを支給することにした。
全員がiPadを持ち歩き、客先でシャカシャカやりながら商品の説明をしたり提案をするのだ。僕の頭の中はかなりの妄想がぐるぐると回っているが、期待通りになるかは未知数。多くの経験をしないと使いこなすことも難しいであろう。
これまで営業にはPHSを持たせるだけでモバイルツールを使用することはなかった。僕がウルトラブックを使い、企画部門の責任者がスマホとiMacを駆使するくらいであった。
コスパとしてはPHSが一番メリットがあるが、地方に出掛けた場合は繋がらないなどデメリットも多かった。会社支給のスマホも考えたが、いくつかの案を検討するうちにガラケー+Padという選択に辿りついた。
これまでのPHSよりはコストはかかるものの、使い方次第ではかなり有効的な手段となる。営業先からクライアントへのメールも容易だ。
せっかく使うのであれば、その機能を最大限活用しなければならない。Webやメールの他、チャットワーク、EVERNOTEの活用、PDFでのデータ提示、会議での使用を含め、その使い道をこちらが十分に考えなければならない。
営業 「今回の提案はこんな感じですが・・・」
担当 「そのアイデアいいね。その企画書、データ送ってよ」
営業 「では、今から送りますね」
担当 「役員にも転送しておくよ」
営業 「ありがとうございます。ついでに契約書も送っておきます!」
と僕の頭の中では十分にイメージができている(笑)。極端な話、セールスシートのような印刷物は一切持たず、iPadだけで営業する。そんなことも可能な時代なのだ。
しかし、それは空想にすぎず簡単にはいかないのも理解している。特にうちの会社の営業は超アナログ人間が多い。放っておけばiPadはただの下敷きにしかならないかもしれない(笑)。
そうならないためにも使い方の伝授と訓練が必要。しばらく時間はかかるだろうし、試行錯誤も繰り返すだろう。ただ今後のタブレットの需要を視野に入れれば、自分たちが率先し活用するのが次へのビジネスチャンスにもつながる。そう思いながら使っていきたい。「既に遅いぞ!」と言われるかもしれないが・・・。
さあ、本日の支給。吉と出るか凶と出るか、楽しみ半分で様子を見ていきたい。