同級生経営者の櫻山さんが推薦していたので手にした一冊。
知り合いがおススメしなければ、自ら読むことはなかったと思う。自分で選ぶ本はどうしても偏ってしまうので、知り合いの意見を聞き参考にしなければならない。
現に今年読んだ本の中で女性の著書は「破壊と創造の人事」(楠田祐、大島由紀子共著)があるだけで、それ以外は見事に男性の作品。なんて視野の狭い人間。気が付かなかった・・・。
著者は郵便不正事件で巻き込まれた官僚。
当然ながら僕はマスコミの報道で、その顛末を知るくらいで、検察って恐ろしいなあ~と感じていた程度。しかし、本当の恐ろしさはその当事者しかわからないこと。本書の半分近くはその検察とのやり取りが書かれている。
その壮絶な状況は、もっと深く切り込んでもよさそうではないかと思ったが、現時点で書けることは本書が限界なのかもしれない。
著者の視点はあくまでも女性で、今後キャリアを積み重ねたい方にエールを送っている。そのため作品の半分は著者の仕事の半生が著されており、事件にだけ関心がある人にとっては物足りないのかもしれない。だが、仕事の半生があったからこそ、事件を乗り越えられてきた強靭な精神力を感じさせ納得させられる。
人は仕事を通じて、もっともっと苦労しなければいけないのだ。
巻末資料には著者が勾留生活164日間で読んだ149冊の書籍が紹介されている。ほぼ一日一冊。佐々木譲から塩野七生、稲盛和夫まで・・・。幅広い見識が窺える。
沢木耕太郎は「危機の宰相」。そういえば、この作品読んでいないな・・・。
昨日はオリンピック女子フルマラソン。
日本人選手は残念な結果に終わったが、最後まで諦めない懸命な姿勢は十分伝わった。
優勝したゲラナ選手のタイムは2時間23分07秒のオリンピック新記録。レース終了後も余裕の表情で国旗を背負い走り回っていた。
悪天候の中でロンドンの狭い都心部を走り、きっと非常に難しいレース展開だと思うが、いとも簡単そうに見えてしまう。流石としか言いようがない。凄い!。
フルマラソンに向けての参考にしようかと観戦していたが、そのスピードに感心するばかりで、全く参考にはならなかった。
僕のフル初挑戦は、せめてゲラナ選手の2倍のタイム、すなわち4時間46分で走りたいが、どうだろうか。目標タイムとして設定しよう。かなりハードル高いかな・・・・。
先週は何とか週4回のランニングは死守。せめてこれを継続せねばと思うが、オリンピックもまだ続き、早起きできるかが不安。
30日(月) 28分22秒
31日(火) 28分15秒
2日(木) 28分12秒
5日(日) 51分23秒
距離として25キロ程度。この暑さの中で今以上ペースを上げるのは難しい。週末はもう少し距離を伸ばしたいが、この暑さで挫けてしまう。
12日は男子マラソンが行われる。ぎふ清流マラソンを一緒に走った藤原新選手には、是非頑張ってもらいたい。
(ただ同じコースを走っただけですが・・・)
今度こそ参考にするぞ!
昨日の障がい者向けイベントは無事終了。
猛暑の中、100名近い方に参加頂いた。
熱心に企業の方の話に耳を傾けられる姿は、人事担当者にも伝わっているかと思う。概ね参加頂いた企業の方のも満足頂けたようだ。
そして、日々盛り上がっていくオリンピック。
サッカーは男子も女子もベスト4進出でメダルの期待が高まる。昨日の男子の試合も素晴らしかった。
グランパスの永井は、今回の活躍で海外のチームからオファーを受け移籍するんじゃないかと心配になるくらい。闘莉王がFWで活躍しても、今のグランパスに必要だ。もうちょっと頑張ってくれ!
そんな話はさておき、今朝、放映された日本の競泳陣の活躍にも感動した。
女子リレー銅メダル。男子リレー銀メダル。チーム力の高さを証明したメダル。もし、TBSの朝の時間帯に張本氏が出演していたら、「あっぱれ」のオンパレードだったことだろう。
ビジュアル系スイマー寺川綾や体育会系健康女子鈴木聡美の、泳ぎもコメントも本当に良かった。
入江陵介の「27人が一つのリレーをしている」と言う言葉は日本競泳陣のチームワークの良さを証明していた。そして、「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と言う松田丈志の言葉は選手同志の一体感の象徴だった。
ハードなトレーニングを重ねて多くの選手がメダルを獲得したのは事実だが、それを後押ししているのが競泳陣全体のチーム力であると痛感させられた。
これも他者を思う、仲間を尊重する日本人らしさではないだろうか。
もう一方で日本らしいと感じたのが柔道。
素人の僕が映像だけを見て言うのは間違っているかもしれないが、今回の柔道を見て感じたのだ。
選手は必要以上にコーチ・監督、そして柔道界そのものに縛られすぎているのではないかと。意識がそこばかりに向かい、大きなプレッシャーとなって選手にのしかかる。コーチ陣も錚々たる成績を残してきた方ばかりなので、絶対的な存在。そんなタテ社会を重視するのも日本人らしい。
水泳も柔道もあくまでも個人競技だが、その日本人らしさの向かい方の違いによって、今回の成績に表れているのではと思ってしまった。
(あくまでも素人感覚。そんな単純ではないと思うので、関係者の方はお許しを・・・)
喜ぶ選手、悔しがる選手、一人一人の背景にはすさまじい努力がある。たかだか10キロ走って、ヒーヒー言ってる自分が情けなくなる。それを感じさせてくれるのもオリンピック。
ベスト4に進んだサッカーも含め、楽しみはしばらく続きそうだ。これからも選手の一挙手一投足から、いろんなことを感じたいと思う。
予備知識を全く持たず観た映画。もちろん原作も読んでいない。かえってその方が良かったのではないだろうかと映画を観終わった後の気怠い気持ちがそう思わせた。
森山未來が扮する主役 北町貫多は昭和42年生まれの19才の設定。僕は41年生まれなので、ちょうど大学時代を過ごした時期にあたる。
まさにその時代を写した映画であり、自分の青春時代とオーバーラップする。その当時を記憶しているせいもあり、時代考証の素晴らしさに感動する。
山下監督の前作「マイバックページ」の描き方も素晴らしかったが、本作はよりリアルに感じることができる。
NCAAの缶ジュースやもみあげを斜めに切るテクノカット、ストーンウォッシュのジーンズなど80年代の香りがプンプンし、流行が忠実に映し出される。それだけで唸ってしまう。
ヒロイン役の前田敦子も普段感じることのない昭和チックな姿も魅力的だった。
肝心な映画はどうだったか・・・。
ある者にとっては大いに共感するだろうし、別の者には全くつまらない映画と真っ二つに評価が分かれるのではないか。僕自身は世代的共感もあり、あのモヤモヤ感はすごく理解できた。
しかし、ちゃんとした大人が見ると情けない人物でしかないだろう。それは自分達の親の世代であり、もしかしたら現代の若者も同様な受け止め方をするのかもしれない。全く参考にならない批評だな・・・。
主役の森本未來のファンではないが、彼の作品を「ALWAYS三丁目の夕日64」「モテキ」と立て続けに見た事となる。上手い!。全く異なる役柄を期待したい。
それにしても映画の中では、ずっとタバコを吸っている。あんなにみんな吸っていたかな・・・。
極端な言い方をすれば、僕もこんな感じで経営を任されたに近い。(実際は、そんな簡単ではないが・・・。)経営者としての薫陶をしっかりと受けたわけでもない。
しかし、本書に書かれている「経営の20の課題」については概ね正しい方向で答えられた。それは少なからず2年間社長として、多くの事象で決断を迫られ、考えてきた結果に過ぎない。3年前にこの本書を読んでいたら、どこまで比較的正しい解を導けたかどうかは何とも言えない。
この書籍はジュンク堂に立ち寄り、ビジネス書コーナーでぶらぶらと書棚を眺めながら偶然手にしたもの。著者も知らなかったし、「インバスケット・トレーニング」という手法も全く知識がなかった。
ゲーム感覚で経営思考を身に付ける本書の流れは中々面白い。休日にガッツリ仕事の事は考えたくないけど、少しは勉強したいという気分の時にピッタリだ。数時間でインバスケット体験も終了することができる。休日にそんなことをしている時点でワーカーホリックかな・・・。
実際に経営を任されている者やMBAホルダーには物足りないかもしれないが、20~30代の将来経営層を目指す方には楽しく学べる一冊だ。より深く考える必要はあると思うが。
そして「社長なんて、いつもボーッとしていて脳天気。お気楽だなあー」と思っているうちの社員にも読んでもらいたい。
少しは僕の苦労がわかるはずだ・・・(笑)。
今週末の土曜日、「第5回 障がい者のための就職・転職面談会」が開催される。
名大社が障がい者向けの採用支援をスタートし、3年目。当初は右も左もわからない状態で始めた事業だが、3年目に入り安定的な運営ができる体制が整ってきた。
この事業は自社のノウハウだけでは運営するのが難しく、多くの団体や施設に協力を頂いてきた。そのおかげで何とか3年目を迎えることができた。本当に感謝です!
スタート段階から全体の雇用環境も改善され、障がい者採用もプラスの傾向に向かっているのは間違いないが、まだまだ厳しいのも現実。
法定雇用率が平成25年より2.0%に引き上げられるが、それに合わせた雇用対策が各企業で練られているかといえば、現状は難しい。特に中小企業は、職域や環境整備、社員教育まで会社として統一感を以て取り組むには限界がある。
僕はその中小企業を責めるつもりもない。第一の目的が企業の存続とするならば、プライオリティはどこに置くかは明確だから。
それでも障がい者雇用を推進する動きを肌で感じることも多くなった。徐々に浸透していくのが、お互いにとってプラスになるのかもしれない。
今回のイベントも大手企業を中心に18社の企業に参加頂く。我々の考えに賛同し、初めて参加頂く企業も多い。少しでも橋渡し役の存在として、お役に立てれば幸い。
29日(日)の朝日新聞にも特集記事と参加企業の募集要項が掲載された。
イベントの詳細はこちら
第5回 障がい者のための就職・転職面談会
≪日時≫2012年8月4日
12:00~17:00
≪会場≫名古屋国際会議場2号館 展示室
少し場所は分かりずらいが、スタッフがしっかりと案内。
あまり暑くならないことを祈りたい。
さすがに毎週マラソンブログを書くのは難しい。しっかりとしたトレーニングを積み重ねているのであればいいが、残念ながら毎週も書くことがない。
そんな言い訳をしながら、この2週間の練習を報告。
17日(火)28分27秒
18日(金)28分10秒
22日(日)58分16秒
23日(月)27分30秒
27日(木)28分21秒
先々週は3回、距離にして20キロ強。先週は2回、10キロちょっとしか走っていない。
フルマラソン宣言する前は週2回が普通だったので、それを基準にすれば平均的な練習。
しかし、宣言後はいきなり週4回をこなしたため、週2回は物足りないように見えてしまう。先週末は土日とも走らなかったこともあり、サボった感は否定できない(結構、ゴルフで走った気もするが・・・)。
ただ、この時期はあまり無理もできない。特に先週はうだるような暑さ。出勤段階で汗だく状態が続いている。熱中症に関するニュースも毎日。いつ何時、自分が当事者になるとも限らない。周りに迷惑を掛けるわけにはいかず、体調管理を怠ってはダメだ。
(走ること自体、迷惑だ言われる方もいますが・・・)
でも、こんな事も思う。
この夏場に鍛えたことが秋以降、きっと生きてくるのだろうと。営業の仕事と同じで、一見無駄に思える行動を繰り返すことで、後の成果につながる。それと同じだと思う。
今週は土曜日も仕事だが、少なくとも週3回は走ろう。また、今週から8月に入り、暑さもピークに達し、過ごしづらい日々が続く。
5時に起床し、朝方の比較的涼しい時間帯に走る。これを心掛ける8月としたい。
昨日の日本経済新聞にこのような記事が掲載されていた。
「名証、12月に就職フェア 就職支援会社と共催」
何を隠そう、その就職支援会社とは名大社のこと。(そんな大げさなことでもないな。ちゃんと文中には載ってるし・・・。)
昨日の新聞には名古屋証券取引所が名大社との共催で、2014卒向けの合同説明会「名証上場企業就職フェア」を開催することが書かれている。
このようなコラボレーションは過去にないはず。両社の地域への想いがカタチになった特徴的なイベントなのだ。
名大社として、これまで名古屋市や名古屋商工会議所と組んだり、新聞社が後援に付くイベントは手掛けてきたが、このスタイルは初めて。まさにコラボレーションである。
あくまでも個人的に感覚だが、今後はこのようなスタイルのイベントが増えていくのではないかと予感している。我々の事業ドメインを維持しながら、他社とタッグを組んで、より価値の高い情報を提供する。
お互いの「強み」を発揮すれば、市場に与えるインパクトや効果は最大化され、それを活用する者の満足度も高まる。最終的にコラボレーションした側もWinWinの状態を保つことができるだろう。
そのためにはお互いの信頼関係が重要であり、情報の開示も必要となる。時には自社にとって不利益な情報も公開していかないと上手く成立することは難しい。
今回の共催は、それをクリアし成立したと言えるのではないだろうか。
このイベントの詳細については、別の機会にブログで紹介したい。
昨日の新聞記事で僕にもいくつかの問合せがあったので、まずは簡単にその想いについて書いてみた。
コラボでお互いが成長できる環境を作っていければ、喜ばしい。