これからも前向きに 名大社会長ブログ

お互いにいい年にしましょう!

今週金曜日は「ふるさと就職応援ネットワーク」の拡大幹事会。
全国各地域で事業を営むHR企業が集まった。僕が参加した中では最多の出席者。
fnet131
加盟会社20名の他にゲストも10名ほどの方が出席された。
3か月ぶりに開催ということもあり、討議内容はてんこ盛り。ギリギリの時間まで話し合いや報告は続き、最後は強引に押し切った感があるような密度の濃い内容。
加盟会社も少しずつではあるが増えてきて、各社の報告を伺うだけでも2時間近くはかかってしまう。同じ志を持つ事業者の集まりだが、事業ドメインは少しずつ異なる。中にはHR事業と180度違う新事業を立ち上げた加盟会社もあり、刺激を受けることは多い。
各社の努力により(少しは外部環境もあるかな・・・)、どの事業者も前年比で伸びている。好調さを示す話を聞いてライバル心がメラメラと燃えるわけではないが、負けちゃいられないと思ってしまうのは事実。そんな情報の共有も重要なんだけど・・・。
また、僕が知らない行政による新たな試みや新たなコンテンツの情報を頂けるのもありがたい。泊りがけで参加する価値は多いのあるのだ(懇親会を早めに切り上げれば帰れるという話もありますが・・・笑)。
熱く議論をした後は、こちらも熱い懇親会。
この日は高田馬場。前日の新大久保に続き、僕は初めてお邪魔する場所。ここも若者が多く活況だ。懇親会では超マジメな話からとんでもなく柔らかい話まで、花が咲き続けた。気がつけば深夜3時。
翌日はかなりくたびれた一日を過ごすことになったが、気の置けない仲間との交流は実に楽しい。昼も夜も充実した時間を過ごすことができた。
今年初めて会ったため、かなり遅いが新年の挨拶も兼ねる。
本年もどうぞよろしくお願いします!

新大久保の夜

昨日から今年初めての東京出張。日中にいくつかの業務をこなし、夜は新大久保へ。
kan3
実は新大久保にお邪魔するのは人生初。韓流ブームも手伝い(最近はそうでもないかな・・・)盛り上がっている街だ。
せっかくなので経営者仲間と一緒に焼肉へ。
kan7
そこにもしっかりと韓流スターが飾られている。
kan2
乾杯の後、次から次へと出てくる焼肉。
kan5
kan1
サムギョッサルもぐるっと巻き、韓国焼酎チャミスルもしっかり頂いた。飲み放題で4000円とは何ともリーズナブル。
食事をした後は、大久保の街を散策。
kan9
kan10
コリアンパワーがあちらこちらに見えたが、さすがの夜の時間帯。熱狂的なオバサマらは見られなかった。他の街と変わらない印象。若者が賑やかだった。新宿歌舞伎町まで歩きながら、街を眺める。
なんと名古屋発コメダ珈琲もあるではないか。
kan4
ドン・キホーテもこんな感じだし・・・。
kan8
新大久保から新宿と一駅違うだけでも街の顔は全然違う。そこを比較するだけでも東京は面白い。そんな風に夜を過ごし、写真ばかりのすっかり手抜きブログになってしまった。
日中、街を歩きながら目立っていたのが、東京マラソンの案内。
kan6
そうか、来週末か・・・。いつか走ってみたいな・・・。

キネ旬ベストテンを読みながら

kinejun121
今月のキネマ旬報は2012年映画ベストテン。自称映画ファンとして、時代についていくためにも(苦笑)毎年この号だけは購入している。
日本映画ベストテンも外国映画ベストテンも見事なほど、ほとんど観ていない。特に外国映画ベストテンはマニアックで通好みな作品ばかり並んでるので、観る術すらない。
ところがである。読者選出の外国映画ベストテンではなんと4本も観ているではないか。洋画よりも邦画の方が好きな僕としては非常に珍しいこと。それも偶然か全ての作品の感想をブログに書いている。
3位アーティスト、6位ダークナイト・ライジング、7位レ・ミゼラブル
8位人生の特等席
難解で芸術的な香りが高い作品は一切なく、娯楽作品ばかり観ていることがよくわかる。まあ、それはそれとして・・・。
もっと邦画、洋画に関わらずもっと幅広く観なければならないな。
2012年の映画界の総評を読むと面白い事実が書かれている。
興業収入は1951億9000万で前年比107.7%と年間入場者と共に増加している。内訳としては、ここ数年は邦高洋低の状態が続き、年間の興収も圧倒的に日本映画が多い。洋画離れが進んでいるというのだ。日本映画の方がよく観られているわけだが、伸びているのは限定的。
東宝、東映、松竹の大手3社の合計は990億9760万円。そのうち東宝が741億円の興収で群を抜いており、前年比も125%。一方で松竹は74億円とここ数年前年割れが続いている状態。映画界でも勝ち組負け組が鮮明になってきているようだ。
東宝が配給した「BRAVE HERATS海猿」が73億の興収があり、松竹が配給した全18本とほぼ同じ興収なのだ。1本の映画が一つの映画会社の興収と同じになってしまっている厳しい現実がある。ヒット作がないと言ってしまえばそれまでだが、ここにはマーケティングでも戦略でも大きな力の差が生じているのだろう。
「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」などのシリーズもので支えられてきた背景が、もしかすると今のマイナス要因になっているのかもしれない。あくまでも推測だけど・・・。かなり興味深く読むことができた。
そして、個人賞採点表で面白かったのが新人女優賞。
なんと2位があの壇蜜なのだ。最近、メディアでもやたら露出が多くなり話題性も高いが、新人賞でこれほど評価されているとは・・・。
残念ながらその主演作を観ていないので、何とも言いようがないが、きっと評論家たちを魅了する演技をしているのだろう。
毎年、もっと観なければと思いながらも、思うように観れないのが映画。
時間配分を上手くコントロールしながら、その機会を増やしてはいきたいんだけど・・・。

今週は企業展&障がい者のための就職・転職面談会

3連休を終え、今日から仕事を再開。今週は2つのイベントを開催する。
13日(水)は2014卒学生向けの合同説明会「企業展」を開催する。
企業展132
就職戦線は個別の会社説明会真っ最中の時期になってきた。既に選考を行う早い企業も出ているようだ。
そんな中で我々としては合同説明会だけでなく、いろんなコンテンツを提供していく。珍しく僕も「就活ホンネLIVEパート2」として、トークセッションを行う。昨年11月の企画が意外と好評だったので(笑)、その第2弾なのだ。
就活内定プロデューサーの田中宏幸氏とキャリアカウンセラーの大山佳子氏、それに南山大学の現役就活生を交え、今まさに繰り広げられる就職活動の不安や疑問について語り合っていくのだ。ズバリの本音トークが炸裂し、貴重な情報が得られるのではないだろうか。
また、このトークセッションに参加してもらう田中氏には講演も引き続き担当してもらう。これも聞き逃せない内容。
そして、もう一つは名大社女子キャリアアドバイザーによる「面接突破の秘訣」。ここでもヒントを得られるだろう。
全て事前予約制なのだが、予約を受け付けていくと今の若者の傾向がよく分かる。
本来なら僕を含め(笑)、豪華ゲストを招いたトークセッションの人気が一番高くなりそうだが、そうではない。「面接対策の秘訣」がダントツ一番人気。
やはり答えに直結しそうな内容が若者には響くのだ。個人的にはちょっと悔しい気持ちだが、それは学生ニーズとして捉えなければならない。
企業展の詳細はこちら
<日時>2013年2月13日(水)
     11:00~17:00
<会場>吹上ホール 第2ファッション展示場
    地下鉄「吹上駅」より徒歩5分

※僕が行うトークセッションはドタキャン数を考慮すると予約は可能。ぜひ!(笑)
そして、16日(土)は「障がい者のための就職・転職面談会」を開催。
障がい者132
スタートして今回で6回目。当初は不安面も多かったが、少しずつ認知も高まり安定的に開催できるようになった。
大手企業中心の参画傾向は続いているが、継続的に参加頂くクライアントも多く、ありがたい限り。こちらも少しでもお役に立てることを期待したい。
面談会の詳細はこちら
<日時>2013年2月16日(土)
     12:00~17:00
<会場>名古屋国際会議場2号館 展示室
    地下鉄「日比野」「西高蔵」より徒歩5分

今週はそれ以外にも東京出張もあり、バタバタする一週間になる。久々の連休で体もリフレッシュしたことだし、気持ちよく仕事ができそうだ。
実りある毎日にしていきたい。

デットヒート!犬山国際友好シティマラソン

昨日は犬山国際友好シティマラソンの10kmの部に参加。ハーフに比べ気持ちは全然ラクで前日もつい飲み過ぎてしまった。
この大会は大学時代のサークルの先輩、同期6名で参加。映画研究会という固い文化系サークルのはずだが、最近は走ってばかりいる変な集団である。
犬山駅から会場となる犬山城麓の針綱神社までの道のりは風情があり城下町らしさが漂ってくる。
ご当地キャラのわん丸君が出迎えてくれ、犬山城を眺めながら街を散策する。ほどよい緩さが心地いい。
犬山131
犬山132
犬山133
この犬山国際友好シティマラソンへの参加は今年で3回目。のどかな雰囲気もいい。
犬山134
気持ちいい走りをした後に犬山駅前の焼肉屋さんでビールを飲むのが定番。10kmのマラソンだとそれほど疲労度もないためちょうどいいかもしれない。
今回は実力差があまりない僕と先輩2人との競い合いがメイン。スタートと共にお互いの走りを見ながら、ペースをコントロールすることになった。僕と一番ベテランの先輩は同じペースで4キロ近くまで一緒に走る。気づくのが遅かったが、その少し前にもう一人の先輩が走っていた。
経験値としては一番少ないため、どうしても負けるわけにはいかない。5キロ地点で追いつき、追い抜こうとするとその先輩がスピードを上げ、僕らを置き去りにしようとする。
しばらくするとまた追いつきデットヒートを繰り返す展開。こうなるとペースは次第に上がってくる。お互いを意識しだし、追いつ追われつという先日の大分別府マラソンのような展開に(もちろんそんなに速くないけど・・・)。
瞬間的に僕がトップになるものの、しばらくすると追い抜かれ3番手になったりと・・・。
8キロ時点くらいから一番実績のある先輩がスピードを上げ、距離を離していく。その時僕は3番手で、2番手の先輩の背中を見ながら、付いていく状態。
そして、9キロ時点でスパートを上げ、2番手の先輩を追い抜く。しかし、その先輩が後ろから最後追い抜くことを狙っているようでヒヤヒヤの状態。懸命にペースを維持し、必死に走る時間が続く。何とか猛撃をかわし2番手でゴール。
タイムはグロスで49分26秒。
最初にゴールした先輩と3番手の先輩と僕の3人の差はわずか30秒ちょっと。昨年とほとんどタイムは変わらないが、そのライバル意識むき出しの走りは、いい緊張感と共に気持ちのいい汗を流させてくれた。
もし、お互い意識しなければ間違いなく50分は超えていただろう。ライバルの存在はやはり大切なようである。
後からゴールした3人と一緒に駅前の焼肉屋へ。しかし、その焼肉屋は予約で入れないという。昨年までは余裕だったのに、その存在は知れ渡ってしまったか・・・。残念!
仕方なく名古屋駅まで戻り、そこで乾杯をすることになった。
犬山135
最近は専らハーフの大会ばかりだが、このような走るができる10kmの大会も面白い。ちょっと無理をしても体は堪えないし・・・。
おかげさまで美味しいビールを飲むことができた。イエス!

喋れば!喋れば!

今週はありがたいことに先週の4回を上回る週5回の夜のお付き合い。あっさりした飲み会とヘビーな飲み会と入り乱れていたが、これも貴重な場である。
そして、今週は結構、話をする仕事が多い週。会社での月初の早朝会議などは通常業務なのだが、外部から依頼された仕事で話す機会が多かった。
まずは月曜日。
三河にあるクライアントでファシリテーターの仕事。会社から選ばれたメンバー6名と一緒に「求める人材像」について議論しあうのだ。部門も役職も異なるメンバーが改めて会社の強みや自らの仕事のヤリガイを共有しあい、それに基づいて求める人材像を明確にしていくもの。
技術者がメインの企業のため、活発な議論が展開されるかが懸念されたが、蓋を開けてみれば出るわ出るわ。お互いが普段の仕事の中では知り得なかった価値観が披露されとても有意義な場となった。
同じ会社で当たり前のように仕事をしていると改めて価値観を共有することも、自分の会社を見つめ直すことも意外と少なかったりする。
そこに外部の人間が入ってお互いの遠慮を壊すことで正面を向き合った話し合いをすることができる。会社としても、参加された個人としても新たな気づきがあったようで、少しだけでもお役に立てたようだ。
木曜日は以前から依頼を受けていた講演。
懇意にさせて頂く株式会社近藤溶接の近藤社長に名古屋商工会議所若鯱会(経営者の異業種交流団体)の勉強会の講師を頼まれたのだ。
タイトルは「企業と就職活動の最前線~輝く原石を見付けるには~」。このタイトルは期待感を持たせすぎてしまったかも・・・。
輝く原石を見つける方法が明確に打ち出せることができれば、採用も全く苦労しない。そんな完璧な方法があれば、逆に教えてほしいと最初に話したため、笑いを誘い受けたことは受けたが、参加者によってはガッカリさせてしまったかもしれない(笑)。
それでも現在の就職環境と企業側、学生側の本音、輝く原石を見つけるためのヒントについて、1時間半近く話をさせて頂いた。質疑応答の時間も足らず、懇親会の場でもお酒を酌み交わしながら、あれやこれやと語り合った。楽しい時間を過ごさせてもらった。
そして、金曜日。
この日は岐阜にあるクライアントで新卒採用全般の研修。これまで本格的な新卒採用を行ったことがなかったため、コンセプト作りから会社説明会や選考試験のポイントについてお手伝いさせて頂いた。
社風も素晴らしく会社としての技術力も申し分ないが、BtoBで学生にとって分かりにくい。社名も固いので、どう学生に企業の魅力を伝えていくかなどを一日かけて話し合った。面接官トレーニングもさせて頂きながら・・・。
と、今週は外部の方に対して、喋る機会が多かった。元々、営業なのでずっと喋り続けてきたわけだし、社内でも喋る場は多いが、それとは意味合いが違う。
初めて会う方との交流はこちらも刺激を受けるし、逆に教えて頂くことも多い。そのような場を頂けたことに感謝なのだ!
本日はこれから犬山国際友好シティマラソン。走り込みが足りない2月だが、こちらも気持ちいい時間を過ごしたい。
走りながら喋ることはないと思うけど・・・。

やって来たぞ!Ultrabook

これまで使用していたモバイル用のノートパソコンがかなりくたびれてきたので、思い切って買い換えた。
最近、僕の周りでもMacユーザーが復活し、AirMacを使いこなしている仲間が増えてきた。それをマネてMac派になってみようかと思ったが、そう簡単ではなさそうだ。
Webだけなら問題ないだろうが、パワポやワードを頻繁に使うので、そうなると必ずしも使い勝手がいいわけではない。また、僕がスタバあたりでMacを開いていても、どうにも似合わない(笑)。
あれやこれやの理由で、Ultrabookを購入することにした。最軽量のLaVieか、タブレットにも変身するレッツノートか迷ったが、値段と重量とバッテリー駆動時間とデザインでdynabookに決めた。
スペック、パフォーマンスをほとんど比較対象にしていないことで、僕のITリテラシーがばれてしまうが、実際に気にしていないので仕方ない。
そのdynabookが先日、手元に届いたのだ。
urutara1
ultra412
第一印象は薄い、軽い。13.3型なのでこれまで使っていたサイズより大きいのだが、その大きさは全く気にならない。鞄にもスッポリ入ってくれる。何よりも起動が速いのが嬉しい。タブレット並みの速さで立ち上がる。タッチパットもタブレット感覚。
これだと自分の机で仕事している時でもデスクトップPCを使わず、このUltrabook1台でいいかも・・・。大活躍の予感がしてきた。
しかし、いい面ばかりではない。時間が解決してくれる問題だろうが、このUltrabookは当然のことながらWindows8。よくわからん。今まで左下にあったスタートボタンがない。右から突如として変わったアイコンが登場したり、いきなり時間と日付が表示される。
使いそうにない余分なソフトも相当含まれている。その内、動画の編集でもするようになるのではと錯覚に陥ってしまう。
そんなPCなのだ。
それでもキーボードも打ちやすい。このブログはUltrabookでの初投稿になるだろうが、快適に書くことができる(本当か?)。文体もいつもよりシャープだ(それはウソだな・・・)。
何年かはきっとお世話になるだろう。振り回しても壊れないことを期待しながら、これからどうぞよろしくお願いします。

「常勝集団の作り方」とは・・・

森元コーチ
昨日は会社が利用する研修会社トーマツイノベーション主催の講演会に参加。講師は前中日ドラゴンズヘッドコーチである森繁和氏。落合前監督と共にドラゴンズを常勝集団に育てた張本人。
テーマもずばり「常勝集団の作り方」。
以前、落合氏の講演を伺った時は「オレ流~」だったから、主催者側の意識したタイトル付けがあるような気がしないでもないが・・・(笑)
著書「参謀」でもあるように落合前監督の右腕としてチームを支えられてきた話は実に説得力があるもの。見た目はいかつい感じがして、時折、それをイメージさせるエピソードも披露されたが、講演は紳士的でソフトな印象が強かった。
高校~大学~社会人とアマチュア界で全て経験され、プロに入団してからも現役~コーチまで34年間一度もユニフォームを脱ぐことはなかったという。
その間、解説者の経験があるわけでもない。その分野には詳しくないが、そのような野球人生の方もレアな存在ではないだろうか。
ドラゴンズといえば投手陣。その圧倒的な投手力で選手を育てチームを引っ張ってきた。それでも10人に1人大成すればいいと考え、指導にあたられた。
吉見、浅尾、チェンら、大成した投手がいようとも自分の手柄にすることはなく、選手がコメントした時に初めてそれを認めることも人を育てることにおいて重要な要素なのかもしれない。
目標と行動と結果とを上手く組み合わせ(ビジネスでいうとPDCAにあたるだろう)、選手を動かす指導力は企業内でも同様。また、投手においては1年間を通じた設定の仕方が重要という。1年間の目標の勝ち星をどこにおくかによって、翌年以降の実力が見えてくるというのだ。
経営者向けの今回の講演で納得感の強いものになったのではないかな。
講演の後半は質疑応答。
地元経営者ばかり参加しているため、基本ドラゴンズファン。日本シリーズの山井の起用法から、井端・荒木のポジションコンバート、観客動員減少、そして日本ハム大谷投手の二刀流の質問まで出て、テーマとは全く関係のない展開に・・・。
もしかしたら聞いてる側はこちらの方が面白かったと思えるくらいウラ側の話が聴け、貴重な経験ができた。「ここだけの話ですけどね~」といった感じで・・・。
講演終了の後は懇親会。ここでは久しぶりにお会いする経営者の方との懇親もあり、ありがたい時間を過ごさせてもらった。
トーマツイノベーションさんに感謝!ありがとうございました。

いよいよスタートですね。

うちの娘は中学3年生。そう、受験生である。
名古屋では本日より私立高校の受験がスタートした。つい最近まで知らなかったが、この地区では私立3校、公立2校、最大5校まで受験できる。
僕らの頃は私立1校、公立1校だったため、そこと比較すると大学受験並み。娘は私立2校、公立2校の4校を受験するわけだが、私立が今週で公立は3月中旬なので、結構長丁場の戦いとなる。戦いなんて大袈裟な表現だが、本人にとってはこれまでの成果を試す時であり、かなり真剣なのだ。
最近は高校への進学も推薦枠が増え、その選択肢もあるようだ。既に私立も公立も推薦での結果が出ており、順調な生徒は落ちついた生活をしているという。
親の立場で言えば、子供に少しでも楽をさせたいという気持ちもあるだろう。僕もその気持ちがないわけではない。その選択を頭がよぎることもある。しかし、それではいけないとも思っている。
これはあくまでも個人的な考えであって、推薦自体を否定することではないので誤解しないでもらいたいが、僕はしっかりと試験を受け、競争の中でその合否をはっきりさせてもらいたい。
それには理由もある。
余程優秀な学生であったり、ある分野で秀でた実力を持つ学生であれば、その選択肢も有りだと思うし、本人の努力が正当に反映されるべきだとも考える。しかし、僕のような凡人の娘であれば、その努力でもって実力を証明するしかない。
本人がギリギリまで懸命に頑張ったことをその競争の中で良いも悪いもはっきりさせた方がいいと考える。受かれば素直に喜べばいいし、落ちたら悔しがればいい。
結果は大切だが、特に子供においてはそこまでのプロセスの方が重要。自ら「一生懸命やりました」と自信を持って言えることが貴重だと思う。
きっとその経験が、今後の生活にも活きてくる。大学受験も同様。推薦の比率が高まっている昨今であるが、ここも一般受験で乗り越えて欲しい。
娘とそんな会話は一切したことはないが、娘は推薦を断り、第一志望の公立高校を目指し勉強している。幸いにも愛知県の公立高校はレベルも高いと言われる。そこに対してチャレンジしてもらいたい。
そのようなことで本日を迎えたわけだが、父親としては気の利いた言葉も掛けてやれず、「気をつけて行ってきなさいな」と言ったのみ。それには「はい」とつれない返事があっただけ。相変わらず冷めた関係が続く親子だが(笑)、これからしばらく続く緊張する日々を見守っていきたい。
本日は天気も良く比較的暖かい。
既に試験真っ最中であるが、健闘を祈る。

今週の夜の出来事

今週は久しぶりに週4回夜のお付き合いがあるという有り難い1週間。昨日の土曜日もエンジニア向けのイベントだったので、さすがにくたびれてきますが・・・。
(前回より多くの方にお越し頂き、ありがとうございました!)
そのお付き合いの一つに昨年から度々顔を出させてもらっているアスバシLIVEがある。詳細はHPや過去のブログ(「またまた参加アスバシCFC」「若者たちの目的意識」)を読んでもらえればと思うが、今回、僕は就職に関する講演と「採用基準」というテーマでのパネルディスカッションに出させてもらった。
asubai131
「採用基準」なんて、ベストセラーのパクリじゃないかと思ってしまうが、決してそんなことはない。
「採用基準」についてはひとまとめに語れる事ではなく、企業ごとの想いが反映されるもの。それが理由ではないが、僕の想いを勝手に喋らしてもらった。本来の趣旨と違っていたかもしれない。毛受さん、ごめんなさい(笑)。
いくつかのプラグラムを終え、最後は参加している学生さんのプレゼン。
これが強烈に印象に残った。と同時に自分の無知を痛感させられた内容だった。
asubasi132
学生ら自身が「愛知県 学費と奨学金を考える会」という団体を立ち上げ、学びの格差を失くすための活動をしている。
僕も無知で初めて知ったが、現在、奨学金には給付型奨学金、無利子貸与型奨学金、有利子貸与型奨学金の3種類があり、日本の場合、有利子貸与型奨学金が大半だという。その数も100万人近いとのこと。
授業料について中学、高校では手当が充実している日本ではあるが、大学ではそれが見られない。OECD加盟国30カ国のうち15カ国が大学の授業料は無料としている現実と比較すると学費はネックであるのは間違いなさそうだ。
その根本的な問題があるとして、僕が衝撃を受けたのは、その奨学金の返済金額。
有利子貸与の場合、金利が3%。そこから金額をはじき出すと返済額は700万を超える。大学を卒業した段階で700万の借金を背負うわけだ。20年以上働いている僕でも700万の借金は相当額。簡単に判断できる金額ではない。その決断を高校生の段階で求められるのだから、躊躇するのは当然。
大学に進学して学びたい気持ちがあっても、諦めてしまう若者も多いだろう。今回、プレゼンに臨んだ学生さんも自分が奨学金を申請して進学したために、妹はそのリスクに遠慮して進学を諦めたという。切ない話だ。
自己責任と簡単に言い放ってしまえる問題ではない。そもそも子供らに対して自己責任と言うのはお門違いだし。
進学を前提とした教育の場でそんな事実があることを全く知らなかった。無知は罪だ。
そんな実態を自分たちで何とかしようとしているのが、プレゼンをした学生らの団体。その当事者が我々に対し、明確な言葉と想いで伝えようとする行為。それだけでも胸が熱くなってきた。何の支援もしていない自分は熱くなる資格も持たないだろうけど・・・。学生に教えを請うただけ。
安易に国はそんな状況に目を向けるべきだとは言わない。しかし、少なくともその現状をもっと多くの人が知る必要はあるだろう。
それは僕の子供も含めて・・・。いかに自分たちが恵まれた生活をしているかをもっと噛みしめないといけない。
その後、懇親会でその学生らとも席を共にしたが、みんな表情が明るかったのも印象的だった。