これからも前向きに 名大社会長ブログ

カッコいい社会人なんだ!

名大社では今月23日(祝)に「カッコイイ社会人になろう! 就活応援フェスタ2013」を開催する。
大学3年生を中心とした全学生を対象としたイベントで、これから行う就職活動を前に少しでも働く意味を考えてもらいたいのがイベントの主旨。
全体講演では、学生さんにとってかなり参考になるプログラムを用意した。(他のプログラムもそうだけど・・・)
その中の一つに「カッコイイ社会人によるパネルディスカッション」が組み込まれている。
このディスカッションは、僕がこれまで出会った20歳代後半から30歳代前半のこの東海地区でバリバリ働く社会人に登場してもらう。社会人となって5~10年が経過し、仕事の面白みやヤリガイを掴み、これから自分がどんな方向を目指していくべきかを明確にされた方達だ。
まさにカッコイイ社会人と呼ぶべき存在である。
しかし、こんな言い方は大変失礼かと思うが、今回のパネラーは超一流の社会人というわけではない。
(工藤さん、玉村さん、武田さん、中村さん、ごめんなさい。)
エリート街道をまっしぐらに走ってきたというよりも、多くの失敗や挫折の経験を通し、その中から自分の存在価値を見出してきた。それは働くことでしか味わえなく、いろんな汗をかいてきた。実践において価値観を創ってきた方なのだ。やっぱ、超一流だな・・・。
今回のパネラーは、時に酒を酌み交わしながら、時に一緒に学びながら、時に会社まで足を運んで意見交換を行いながら、じっくりと話をさせて頂いた方ばかり。だから、ある程度はその方たちの生き様も理解しているつもり。
これからの若者=学生に対しての想いも強い方たちばかりなのだ。参加頂く一人ひとりの紹介は、本人の失礼にあたらない程度に(再び、ごめんんさない)、このブログでも取り上げたいと思う。
肝心のパネルディスカッションも相当面白い内容になるだろう。僕自身がが教えてもらうことが多かったのだから、きっと学生さんにも役立つはず。当日のファシリテーターは余程の事がない限り、僕が務める予定。
きっと熱い話が聞けるはずだ。
話が盛り上がりすぎて、時間内に終了できるかどうかが心配なくらい。タイムマネジメントもしっかりしないと・・・。
別の講演の案内は近いうちに・・・。11月23日が楽しみだ!

我が社の人材育成について

今週はタイトルにある「我が社の人材育成について」考えさせられる週だった。
それはある研修会社からのインタビューで答えたり、勉強会でグループディスカッションのテーマがそれだったりしたのが大きな理由。
どちらの場でもどう人材育成をしているかということを問われたのだ。
正直、困った質問。他社と比較し特別な人材育成もしていなければ、社内に素晴らしい制度があるわけではない。大して言えることないのだ。経営者として失格か・・・。(涙)
何も答えないわけにもいかないので、新入社員への研修とその裏側にある考え方を披露することにした。
名大社ははっきり言って(はっきり言わなくてもそうだが・・・)、営業中心の会社である。僕自身も入社以来、ずっと営業の仕事をしてきた。その中で学んだことが今の礎を築いたといっても過言ではない。
新卒で採用する場合、募集する職種はほぼ営業だ。本年も新入社員が営業として入社してきた。これで半年経過するわけだが、僕から見れば、ようやく研修が終わった程度の感覚である。
入社後1か月程度は、マナーだったり、経営的な考え方であったり、商品知識の習得だったり、または先輩社員との同行だったりと基本的な研修を実施する。その後は、全てOJTである。営業として外に出すのだ。それも完全に飛び込み営業。アポも取らず飛び込みをさせる時代錯誤と思わせる方法で営業をさせるのだ。
非効率極まりない。門前払い当たり前。嫌がれることも多い。それも十分承知している。飛び込み営業を通して、いかに自分が社会に通用しないかを肌で感じ学んで欲しいと考えている。
そして、様々な業種、幅広い世代や役職、多種多様な性格の方と接することで、人とのコミュニケーションのあり方を学んでもらう。どんな話し方をすれば相手に伝わるのか、どんな聞き方をすれば課題を引っ張り出せるのか、それは経験を積み重ねるしか自分のモノにすることできないと思う。
営業は無駄を無駄と考えず取り組んでいく仕事なのだ。
だからこそ、その入社1か月後に訪れる飛び込み営業の場はOJTなのだ。そのために目標数字(売上)はあえて置かず、別の目標を与え取り組んでもらう。入社半年間は研修だと・・・。
そんな話をさせて頂いた。
実際にはそれ以外の話もあったが、代表的なのはそんな内容であった。
いずれこの考え方も変化する時があると思うが、今はまだそれを実施しながら人材育成をしていきたい。時代遅れだな、でもそれもOKだな・・・。
壮大なタイトルの割にはただの精神論だけど・・・。

佐々木俊尚氏の講演を聞く

実に運がいい。
昨日は、以前お世話になっていたITベンダーからお誘いを受け、その会社が主催するイベントに参加した。そのイベントではITジャーナリストの佐々木俊尚氏が基調講演のスピーカーとして出席されていた。
テーマは「ソーシャルメディアでビジネスはどう変わるか」
機会があれば一度お話を伺いたいと思っていただけに、本当にありがたいお誘いであった。
佐々木氏の著書はこれまでに
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる
2011年新聞・テレビ消滅
仕事するのにオフィスはいらない
ブログ論壇の誕生
次世代ウェブ グーグルの次のモデル

と読んでいる。上記の2冊はブログでも書いていたりする。(大した内容ではないが・・・)
熱烈なファンではないが、鋭い視点やメディアに対する推察力は非常に参考になる。twitterもフォローしている。ソーシャルメディアを語る作家としては第一人者であるのは間違いないだろう。
今回の講演のキーワードは”レイヤー”。ここでも話の中心はFacebookになるわけだが、そのFacebookの役割はまさにレイヤーということ。TVや新聞などのマスメディアも含め、全ての情報が横串で貫かれ情報が流通する。今後、ソーシャルメディアがその役割を担うと言うのだ。
最近、僕自身アホみたいにfacebookにコメントしたりニュースフィードを読んだりしている。そこから自分にとって重要な情報を入手する事は確かに多い。その情報は知り合いから発信された内容なので信頼性も高い。自分が受ける影響度も考えてみても、ソーシャルメディアの比率が確実に高くなっているのだ。
facebookやtwitterは国を選ぶわけではなく、クラウド状態であれば場所も選ばない。佐々木氏の言われる「国ごとの垂直統合の終焉」に結びついていくのだ。自分達はまさに時代の変革期のど真ん中に位置していることになる。
それを受け流すか真摯に取り組んでいくかによっても僕たちの将来の可能性も大きく変わるだろう。
先日逝去したスティーブジョブズ氏の最後の取り組みについても講演途中に語られていた。どうアップルが製品化するか楽しみでもある。
講演終了後は主催者による懇親会が行われた。そこには佐々木氏も出席すると伺っていた。どうしてもはずせない会議があったため懇親会は不参加となったが、それだけが心残り。
参加していたのなら、著書を持参しサインでも書いてもらっていただろう。
(ただのミーハーじゃないか・・・)

無料ビジネスの時代

無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書) 無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書)
(2011/09/05)
吉本 佳生

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マーケティングでプライシングの基礎を学ぶとスキミング・プライシングとぺネストレーション・プライシングという2つの言葉が必ず出てくる。
簡単にまとめれば、スキミングとは早期に資金回収を目的に製品の販売初期の段階でできるだけ高めの値段設定をすること。
ぺネストレーションとは市場シェアを獲得するために、できるだけ低い価格設定にすること。ザックリ言えばそんな感じだが、昨今のように無料ビジネスが台頭してくるとそのプライシングの概念が変化していくのかもしれない。
または価格戦略とは全く別のカテゴリーで捉えるべきなのだろうか。マーケティングのプロではないので、どんなフレームワークを活用するのがスッキリするかは何とも言えないが、新たな戦略手法として切り離すことはできないだろう。
マクドナルドのコーヒー無料券の配布のケースは、自己の経験からも分かりやすい事例だ。コーヒーお代わり無料のように一定の利益から引き算していくのか、コーヒー無料券配布のように利益ゼロから足し算していくのかでは全く戦略が異なる。
本書はマクドナルドのケースが有効的と判断しているが、確かに納得できる。やはり自分が消費者の立場に立った時にどんな行動を起こすかを考えると無料の価値観も違いが見えてくるのだ。一歩間違えると恐ろしいことになってしまうが・・・。
名大社においても新卒ナビを基本掲載FREEにしたことで無料ビジネスに加担していると受け止められる。本書を読む限り、その戦略は間違っていないと言えると思うのだが・・・。
昨今のトレンドでいけば、無料化の波は止めようがない。
それは特定の業界や商品だけでなく、あらゆるものが対象となる。しかし、そればかり進んでも、その先にある消費を活性化させる仕組みがなければ、いずれ破綻してしまう。
そのための戦略。どんどん難しい時代になってきているな・・・。

採用力向上セミナーにて感じたこと

今週も多くの方の話を伺って実りの多い一週間であった。
(肝心な仕事はちゃんとしているのだろうか・・・。)
21日(金)はあいち中小企業採用・定着支援プロジェクト「エム・タス」が主催する採用力向上セミナーへ出席。採用担当者向けのセミナーのため僕は本来であれば部外者となるが、ジオコス伊藤社長の講演を聞きたく参加させてもらった。
テーマは「なぜウチの会社には、採用したい人材が応募しないのか?~求めるターゲットに響く採用広報~」という興味深い内容。
伊藤社長とはここ最近、懇意にさせて頂き、酒席の場でご一緒する事が多い。飲みの場でもいろんな事を勉強させてもらうのだが、今回はまた別の話。
人材採用の事業に関わる経営者の立場として、どうすれば自社の魅力を訴求でき、ミスマッチのない人材を採用できるのかが主たる内容であった。
これまでの培ってきた実績を元に、本当に企業が学生に伝えなければならないことは何なのかを実例を交え、話していただいた。
その一つにネガティブな情報をより具体的に伝える事が必要という項目があった。採用を実施する企業は、どうしても自社の魅力や強みばかりは強調したがるが、それではミスマッチを解消する採用には至らない。
いかにネガティブやデメリットとなる情報も学生に伝え、その情報でどうやって共感を得るか、逆にそれも企業の魅力の一部として感じさせられるかが重要であるという。そうすれば応募する側も覚悟を持って臨むことができる。
その表現方法や人選には、かなり気を使わなくてはならないが、確かに納得できる面は多い。
それを僕自身が実感した一つに伊藤社長とご一緒した仕事にもある。
今から12~13年前、僕がバリバリの営業の時に、あるクライアントで伊藤社長に求人広告の制作を手伝って頂いた。そのクライアントを訪問し取材。店長募集の広告のため、実際の店長を取材し、その方の仕事ぶりについて、かなりの時間インタビューを行った。
出来上がった広告は、その店長の修行時代の苦労話が大半語られていた。ほとんどが大変な仕事の中味。しかし、それが見事なコピーとデザインで仕上げられ、その辛い仕事が魅力的に感じ、とてもカッコよく映って見えた。伊藤社長の手によって、魔法に掛かったようだった。何も事実を変えることなく、忠実に仕事内容を伝えながら・・・。
クライアントの状況を理解しながらも、伊藤社長が目指す仕事への想いが十分に感じられる素晴らしい作品だった。
確かその時の反響も良かったように記憶している。
今回の講演ではそのネガティブ情報の活かし方も含め、多くの事例を話していただいた。
大手企業に比べ、知名度もなく待遇面でも劣る中小企業が魅力を伝えようとするならば、その働く人や仕事そのものをしっかりと理解させなければならない。そこに必ず共感者が現れるはずである。
我々はそれをよりアナログな手段で伝える事を重視しているが、伊藤社長のように多様でありながら実直な表現で学生を惹きつけることも重要だ。今回の講演で自分達がやらねばならないことを改めて認識した。
何だか人に教えてもらうばかりの一週間であったが、いつかは自分もその立場にならなければならない。
伊藤社長、ありがとうございました。

先輩経営者からの学び

今週の那古野塾は那古野塾OBの方の講演。
今から10年以上前に那古野塾で学ばれた大三鋼機株式会社の相川社長の話であった。講演を拝聴する前は、正直なところ、地元の中小企業の社長が1時間程度、現在の事業について語られるのだろうと軽い気持ちで捉えていた。
しかし、それは大変失礼な考えであった。講演終了後は感動と共に経営者にとって何が重要であるかを教えられた時間だった。反省である。研修会社などが何百名集め主催する有料の講演よりも、はるかに聞き応えのある内容。
机上の経営戦略でなく、実践に実践を積み重ね培われてきたノウハウや理念には説得力があり、胸を打つものがあった。
決して業界シェアが高いわけでも事業規模が大きいわけでもなく、また取扱い製品もプロダクトライフサイクルでいえば、成熟期を越えている。
そんな環境の下、8年間で粗利益4倍、従業員4倍というからスゴイの一言。そんな企業が名古屋市内の身近に存在するのはうれしいこと。自分たちとは全く異なる業界であっても、経営に対する基本姿勢は不変だと思うし・・・。
講演の中味を少しだけ紹介すると、「自分の得意のフィールドで勝負する」とか「会社は絶えず変化させよ、失敗を恐れるな」という内容。ドラッカーも言っているような基本中の基本が中心であった。
そこに裏付けとなる実践があるからこそ、説得力が増すし基本の重みが出てくる。とても深みのある話であった。
今回は投資の必要性も改めて認識した。
余分な経費は使うわけにはいかないが、戦略的な投資は必要。それを見極める能力が経営者には求められるわけだ。それは臭覚とも言えるだろう。
この講演では、相川社長のことが紹介されている書籍が挨拶に伺った先着5名に記念として贈られた。
講演終了後、即座に並び、その一冊を頂いた。それがこれ。
先輩経営1
いくつか溜まった本も読まなければならないが、今回の復習も兼ねて優先的に早いうちに読みたいと思う。
有難うございました!

映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

今から40年前の作品の前編なんて、その発想力にまず脱帽。
しかし、この映画を見た時の予告編を見る限り、今どきのアメリカ映画は想像の範囲を遥かに超えている。ロボット同士がレスリング?プロレス?を行うスポ根映画があったり、カウボーイとエイリアンが戦う映画があったり、マトリックスのような三銃士があったりともう訳がわからない。
言い換えれば、それだけ全うな映画のネタが尽きている(失礼!)という事か。そんな事を感じてしまった映画が始まる前の10分間であった。
さて、その本編。
これは社会派ドラマなのか、SF映画なのか、アクション映画なのか捉え方によっては、いろんな捉え方ができる。僕は何とはなしに社会派ドラマのように感じてしまったけれど・・・。
人間のエゴがもたらした厳しいその後の世界。シチュエーションは異なるだろうが、人類の最後はそんな結末を迎えるのかもしれない。この映画にはそんなメッセージがあるのかなあ。
それにしてもここに登場するチンパンジーは凄すぎる。どれだけガラスを割ってもケガをしないし、どれだけ走っても疲れない。実際はそんな事はあり得ないのだろうが、あの完璧な映像を観ると妙に納得してしまうのだ。
映画のあらすじを書くわけにはいかないので、そこには触れないが、主人公であるシーザーの表情の変化は名演技であり、主演男優賞(?)を獲得してもおかしくはない。
それにしても人間はどこまでいっても悲しい生き物なのだなあ。
芸術の秋、映画館で映画を観るのも大切である。芸術とは言えないかもしれないが・・・。
仕事帰りの映画館、それもいい時間の過ごし方である。

ドラゴンズが優勝し、シャルオがデビューした日

それは既に昨日のことである。
那古野塾終了後、なぜか業界の先輩であるアートプラニング白石社長とジオコス伊藤社長と飲み、帰宅したのは午前1時近くであったため、ブログ更新はあっさりと諦め本日へ・・・。
ようやくドラゴンズが優勝した。
ヤクルトに4連勝後、じれったい日々が続き、昨日もスッキリとは行かなかったが、それもドラゴンズらしさか。浅尾の胴上げ投手も本年の象徴だし、落合監督も有終の美を飾れて良かった。
優勝おめでとうございます。
今朝のチラシに多数折り込まれている優勝セールも期待しています。
そして、もう一つ。
昨日はシャルオ君のデビューした日でもあった。
syaruo
シャルオとは名大社がfacebookページで提供する就活コミュニティ就活cafeの店員の事。
正式なオープンは10月21日となるので、もう少し先ではあるが、昨日プレという形でお披露目した。
名大社には珍しく(?)ゆる~いキャラ。
今後、このページで就活生をバックアップしていきたいと考えている。ただ、聞くところによるとシャルオ君はかなりドジな店員らしい。果たして有効的な話ができるかは不明である(笑)。
facebookをやられている方は、ぜひ、「いいね」ボタンをポッチとお願いしたい。
そんなこんなで昨日は特別な日であった。個人的にもいい勉強ができ、いいお酒が飲めた。
感謝!感謝!

JOBとWORKの違いとは・・・

昨日はキャリアカウンセラーの集まりであるCDAプラザの勉強会。
毎年この時期はCDA通学講座の講師を務める守屋先生を招いて、グループワークを中心とした講義をみっちりと行う。
タイトルは「支援のバランスのとり方」。JOBとWORKの違いをテーマに自らのキャリアについて、じっくりと考える事となった。
そもそもJOBもWORKも日本語訳すれば「仕事」である。しかし、同じ仕事と訳しても、その目標設定は異なるというのだ。分かりやすく言えば、
JOB=お金を得られる事やどんな待遇かを中心とした働き
WORK=やりがい、価値観、使命感、意味を中心とした働き

枠組みで言えば、WORKの中にJOBが含まれる形となる。キャリアカウンセラーの立場で言えば、JOBは就職支援で、WORKはキャリア形成なのだ。キャリアカウンセラーの役割としては、どちらか一方ではなく、両方のバランスがとれた支援が大切ということ。
普段のカウンセリング業務としては、そこまで考えずに接するのがほとんどなので、目から鱗が落ちたCDAも多かったのではないだろうか。
今回はそのJOBとWORKの違いについて、参加したキャリアカウンセラー一人ひとりが自らを振り返り、文言として書き出し発表する事となった。改めてそのような作業を行うと案外難しい。自分の中でのJOBとWORKの違いについて明確に分けることができなかったりする。
僕自身の場合はJOBもWORKもイコール関係にあり、その違いを見出すのが難しかった。
参加者の中には僕と同じような思考の者もいれば、はっきりとJOBとWORKが区別される者もいる。どちらが正しいというのではなく、どんな姿が自分の仕事をする姿として、うれしく理想的なのかを問い直すことが重要に思える。
グループワークを行った4人のメンバーでいえば、各々のJOBとWORKの優先順位や現在の占める割合が見事に異なっており、そこにも新しい発見が出来た。
カウンセラー自身が自己の仕事の価値観を明確にするには、とてもいい作業だっただろう。自分自身も含めて・・・。
勉強会終了後は恒例の懇親会。
久々に大人数が参加し、いろんな方と意見交換を行い、こちらも有意義な過ごす事ができた。志が高い方と飲んで語り合うのは本当に楽しい。
守屋先生、また参加されたみなさま、ありがとうございました。
そうそう、WORKは志の仕事、志事ともいう。なるほどね!

星野社長に学ぶ組織論

昨日はグロービスのセミナーに出席。星野リゾートの星野社長による「勝ち続ける組織への模索」というタイトルの講演であった。
これで星野氏の講演を拝聴するのは3度目。何れもグロービス名古屋校。本人の話を伺う限り、星野氏自身、グロービスとはかなり縁が深いようだ。
今回は組織論に重きを置いた内容だったが、前回はマーケティング論が主体だったと思う。いかにもグロービスらしいが、話を伺う度に新しい学びを頂けるのは本当に有り難い事だ。
零細企業の経営者として、組織のあり方については常に課題。いくら改善を行い、見直しを繰り返したとしてもベストの組織は出来上がらない。完璧な組織なんてあり得ないと思う。
それは対象となるのが商品ではなく人であり、その人は同じ価値観を共有しているように見えて十人十色の捉え方を持っている。細かい点で言えば、性格も違えば年齢も育った環境も異なる。一朝一夕にはいきようがない。
そこをどうまとめるか。一体感を醸成し、同じ方向性・ビジョンを保つのは容易ではない。しかし、そこを目指すのが強い組織を作るということなのだ。
星野氏はこれまでの自らの体験と参考すべき教科書(理論)を全うすることで実現していると言える。どちらかの取組みだけでは片手落ちなのだろう。
テーマである勝ち続ける組織を作るための5つのキーワードは、安易にここで披露はできないが、僕が普段から頭に描いていることも言語化され、納得感は強かった。
この5つのキーワードは本日にでも打ち込んで、システム手帳にでも貼っておきたいと思う。
1時間の講演の後、質疑応答の時間が設けられた。
さすがグロービスの受講生と言うべきか、時間では収まりきらないくらいの挙手の数であった。結果的に延長された訳だが、星野氏はそんな時間帯でも真摯に答えてくれた。本人もその熱さがうれしいようだ。
その質問の一つに「いい会社の定義は何か?」というものがあった。
それに対し星野氏は「社員が辞める時に、この会社で働いてよかったと言ってもらえること」と発言された。本音であり、純粋に会社や社員を思う気持ちが伝わる言葉であった。もっと壮大な理想もあるだろうが、シンプルにそう考えられる経営者でなければならない。それを教えていただいた。
今回のセミナーは満員御礼で抽選で参加できた。参加者には知った面々も多かったが、昨日は早々に失礼させてもらった。本当はこのセミナーの感想を共有できれば良かったのだろうが・・・。
飲んで過ごす夜も最高だが、学んで過ごす夜も最高である。