グロービスの方から頂いた一冊。
執筆・監修をされた田久保氏とは直接の面識はなく、グロービスのセミナーでゲストと一緒にディスカッションされているのを拝見した程度。その論理的な切り口にグロービスらしさを感じていた。
本書はグロービスの受講生の取材を基に「志」がどう生まれ、どのように育っていくかが描かれている。
「志」という言葉。
僕自身も好きな言葉であり、常に高い志を持たねばと思っているが、何故、志を持たなければならないのか、そもそも志って一体何なのかをしっかりと考えたことはなかった。その言葉自体の意味を深く捉えていたわけではなかったのだ。
志と夢とは違うのだろうかとも考えたりするが、志は現実の生活で培った経験から生まれてくることだ。それは本書を読んで再確認できた。志も変化していくし、小さな志から徐々に大きくなっていくことも重要のようだ。
僕自身は自らの志を更に育てていく必要があると同時に、志を持てる環境を創っていく必要もある。人はその機会によって志が芽生えてくるのだろうから。どこかの社是みたいだな・・・。
志を改めて辞書で調べてみると
「ある方向を目指す気持ち。心に思い決めた目的や目標」
と書かれている。
心と向き合うこと。やはり大切なようだ。
本日も45分程、早朝ランニング。
雲ひとつなく青空が広がる中で、朝日を浴びながらのランニングは気持ち良かった。一年の最後をこのように締め括れるのは本当に幸せなこと。
そして、無事に一年を過ごせたことにも感謝である。
昨年のブログとも同様だが、今年の僕の目標をここで振り返ってみたい。
個人的に掲げた目標として、
1.自分なりの経営哲学を持つ
(経営を任され2年目となり、どう舵取りをしていくか明確にするかということ)
2.トップ営業としての行動
(会社の代表として、会社にプラスになるためにはどこへでも飛んでいくということ)
3.ITリテラシーを高め、情報発信を行う
(ITを活用しSNSを利用し、自己の考えを発信していくこと)
4.読書量を増やす
(1月4冊。年48冊の本を読むということ)
5.走り続ける
(マラソンを続け、ハーフで1時間50分を切るということ)
漠然とした内容ではあるが、僕が掲げた今年の目標は上記の5つ。検証までとはいかないが、それぞれについて現時点の達成度を確認してみたい。
1については、まだまだ道半ば。
ぼんやりと先に目指すものは見えてはいるが、まだ靄がかかっている状態と言える。僕自身として、まだ修行が足りない。語るには未熟すぎる。
2年前に会社を引き継いだ時は、世間も会社も最悪の状態だった。いかに会社を守ることかが最大のテーマであった。そこを何とか潜り抜け、少しは明るい先が見えてはきたが、その明るさは電球が点いたり消えたりするようなもので、安定的とはいえない。
それがしっかりと灯り続けるまでは目標はクリアにされない。
2についても、まだまだだ。
沢山の方と出会い、新しい関係やネットワークを築けたことも多く、確かにそれは僕にとっても会社にとっても財産にはなっている。
しかし、まだ会社内にいることが多すぎる。トップが会社の中でドンと構えて座っていればいいわけではない。特に僕のような経験が浅い者はもっと飛び回らなくてはならない。その量は足りないと言える。もっとアグレッシブにならないといけない。
3は微妙だ。
本日を含め今年書いたブログは220本。こちらはOKだとしても(内容はさておき)、twitter、facebookは使いこなし切れていない。
正確に言えば、使ってはいるが当初の目標と異なる。facebookについては趣味の世界に近く、ビジネス視点が欠けている。くだらないネタのオンパレードで、それで満足していたりする。果たしてどうなるか・・・。
4についても未達成。
結局41冊で終了。飲み会に忙しかったというのは言い訳に過ぎない。
5についても同じく未達成。
今年こそはと思い、それを懸けて臨んだ桑名リバーサイドマラソンも結局1時間51分。2時間切りは容易でも、1時間50分を切るのは全然だ。マラソンにおける成長度は1年間でゼロだった。ほんの数分の壁を突破するのが難しい。
というわけで、今年掲げた目標はほとんど未達成ということになる。感謝の一年とほざいている場合ではないな。自己鍛錬が足りない。努力しているだけではダメなのだ。圧倒的な努力でないと・・・。
来年の目標設定は、正月に行うが(明日、明後日だったりするけど)、ほとんど据え置きになってしまうのかもしれない。
もっと自分に厳しくしないと・・・。
前提にあるには率先垂範。
自分のように大して能力がない者が会社を牽引していこうと考えれば、そこを確実しない限り健全な経営なんてできないと思う。もっと頑張らねば・・・。
それでも一人の社員も欠けることなく、無事に一年過ごすことができたことは本当に喜ばしい。
一年間、ありがとうございました。
名大社では昨日が仕事納め。
午後までは通常業務を行い、夕方から社員総会、その後、全員で大掃除をして、今年一年の業務を終了した。個人的な今年の振り返りについては大みそかに改めてブログにアップしたいと思う。
一昨年、昨年と本当に厳しい時期を過ごし、ようやく今年は薄日が差してきたというのが実情だ。僕が卓越した経営能力を持っていれば、薄日ではなくサンサンと輝く太陽のような年が送れたのだろうが、そこまで至らずに申し訳なく思う。それでも何とか無事に一年を過ごせたことに対して感謝である。
感謝は社員であり、当社のクライアントであり、また各取引関係、そして、名大社をご利用いただいた全ての方に対してもだ。
今年を振り返るニュースを見れば、激動の一年であったことは言うまでもないし、その爪痕は現在も残っている。取り組まなければならない課題や我々が果たすべき役割は継続されるわけだが、それでも何とか一年を過ごすことができた。有り難いことである。
年末年始休暇は本日から1月4日までの8日間。
引越したばかりで、家の整理も中途半端なままなので、休暇中の旅行もお預けで、実家に顔を出す以外はほとんど家にいることになるだろう。
(節約モードでもあるし・・・)
読みたい本や観たい映画にどれだけ時間を費やせるかはわからないが、できるだけ自分自身もこのタイミングで整理したいと思う。
名大社メンバーのみなさん、充実した年末年始休暇を!
(といっても、本日はこれから部長クラスでゴルフ。何年振りになるかな?)
著者の三厨さんは人材育成を行う企業の経営者。先日、終了した那古野塾でご一緒したことがご縁で、本書を送って頂いた。
残念ながらディスカッションでは同じテーブルで討議する機会がなく、あまり話をさせていただく場がなかった。しかし、挨拶などで拝見する姿は、職業が一目瞭然と分かるくらいの完璧な立ち振る舞いであった。
そのような方が書かれた本書は、姿を間近にしているだけに説得力がある。
三厨さんが伝えたかったのは、単なるビジネスマナーではなく、その背景にある心遣い、気遣いである。マナー通りに事を進めても、話し方や表情に気持ちが入っていなければ何の意味も持たない。アルバイトで十分のマニュアルに過ぎない。
そう読み取っていくとこの本書はマナー本というよりはビジネス書に該当すると言える。自分自身として、一般的なビジネスルールはある程度理解しているつもりでも、読み通す上で欠落している箇所はいくつも見つかった。
それだけでも大変ありがたい。
「聞き手」「話し手」の章ではキャリアカウンセリングで重要となる「傾聴」と「反射」を思い出した。
基本から応用まで押さえてある本書。
研修でも十分活用できる。幸いに名大社では来春女性が2名入社する。読んで学んでもらうことにしよう。
三厨さん、素敵な一冊ありがとうございました。
著者の立石氏はソニーへの思い入れが強い分、現ストリンガー体制に対してはかなり批判的だ。
ここに書かれていることが本当だとすれば、確かに寂しいし、日本を代表する企業であるソニーの見方も大きく変わるだろう。
グローバル化という言葉は、全世界を相手に戦略を構築するだけでなく、創業の精神から持ち得ていた魂を失くしてしまうことを言うのかもしれない。そう思わずにはいられなかった。
僕も著者と同様にソニーのブランド力は他の競合メーカーより格上の存在であったし、憧れの製品を抱えていると感じていた。
ウォークマンが流行った頃、僕は小遣いが足りず買う事が出来なかった。代わりにAIWAのウォークマンに似た製品を購入したような気がする。
性能は微妙にしか変わらないのかもしれないが、堂々と持つのが恥ずかしいような面もあった。それだけ確立したブランド力があったのだろう。そして、同時に中学生レベルの僕では認識できない「技術のソニー」らしさが製品の先駆者として盛り込まれていたのだろう。
企業は変化しなければならない。そうしなければ生き残れる時代ではない。しかし、大切に守り続けなければならないこともある。創業の精神や企業文化を大切にしながら、どう企業を変化させていくか。
それは僕の課題でもあるのと同時にソニーでもどんな企業でも言えるのではないだろうか。変化のために捨てる必要はあっても、全て捨てることではない。会社の歴史を含め価値観も捨ててしまうことではないと思うのだ。
今のソニーはそんな状態あるのだろうか・・・。
今回、僕が購入した液晶テレビBRAVIA。
この歳になって初めて購入したソニーのテレビ。残念なことかもしれないが、かなりお値打ちだった。(だから買ったのだけれど・・)
マーケットが現状をストレートに表しているのかもしれない。
それでも思う。
ソニーは憧れの日本のAVメーカーであって欲しいと・・・。