最近のブログでは、どちらかといえば学生のネガティブな情報を載せてきた。約束を守らないとか、堂々と寝てしまうとか・・・。そんなブログに対し、賛同する沢山の意見も頂いたりもした。
その現状を打開する策を考える必要はあるだろうが、今の学生がそんな者ばかりではない。
こちらが驚くほど意識が高い学生も多い。自分たちが学生の頃、周りを見渡しても皆無だった層が今はゴロゴロしている。
先日の母校でのパネルディスカッションしかり、先週参加したアスバシLIVEしかり、そう感じることは多かった。
自分の夢に向かい何一つぶれることなく、その目的達成のために全ての生活を組み立てる。バイトにせよ、学ぶ科目にせよ。その目的意識の高さに感動を覚える。
先日、パネルディスカッションを一緒に行った女子学生はまさにそれ。客室乗務員になるために、大学の学部も選択し、どのバイトが一番役立つかを考え、その道を進む。
他の学生も優秀だったが、夢を追いかけるその情熱は群を抜いていた。どんな苦労でも乗り越えていけるのではないだろうか・・・。
先週のアスバシLIVEでプレゼンした学生連中にも大いに感心させられた。考えているのは自分の事ではない。他の学生、それも何事にも無関心な学生をいかにヤル気を起こさせ、行動させることを真剣に考えている。
彼らが異口同音に言うのは、「自分たちで考えて行動することの大切さ」。それを伝え動かす活動を積極的に行うのだ。
自らがサークルを立ち上げたり、学校の支援を受けサポートしたりと・・・。
僕も学生時代はサークル活動やバイトに明け暮れていたが、それは自分の好きなことをやるため、稼ぐため、女子のモテるためであったように思う。他人のために貢献したいなんて思いもつかなかった。
情報発信の手段が容易になり、動きやすい環境が整った時代とはいえ、その目的意識の高さを尊敬せざるを得ない。甘い面がないとは言えないが、彼らが力を発揮できる環境を我々大人が作らなければならない。
今の若者は捨てたもんじゃない。むしろ、僕が学生だった頃に比べれば、余程しっかりした考えや目標を持っている。
強いて言えば、欲の深さが違うのかもしれないが・・・(笑)。
2012年11月21日
若者たちの目的意識
2012年11月19日
フルマラソンに向けて その13
いよいよ今週末はフルマラソン。
まだまだ先だと思っていたフルへの挑戦も残すところ、あと6日である。自分としては最大限の時間を費やし、精一杯走りこんだつもり。わずかなマラソン人生ではあるが、この5か月間は一番力を入れてきた。
これも同じく切磋琢磨してきたライバルのおかげ。また、ブログで自分をさらけ出すことで、自らにハッパをかけてきた。
そうは言っても、11月に入り忙しくなり、先週もあまり走ることができなかった。11月の練習だけが心残りだが、予め想定されたことでもあり、悔やむ問題ではない。土曜日の雨は予定外だったけど・・・。
先週の結果は
12日(月) 27分9秒
13日(火) 26分31秒
18日(日) 2時間1分33秒
と3日のみ。2週連続で週4回のノルマを達成することができなかった。ちょっと飲み過ぎたし・・・。
昨日は最後のLSDで20kmのランニング。
この季節はわずか2週間でも外の風景は大きく変わる。秋晴れの下、木々が徐々に赤く染る公園を気持ちよく走った。かなり風が強かったのも冬の到来を予感させた。
先週、ようやく届いたゼッケン。
Eブロックなので、最後尾。申請タイムが遅すぎたか・・・。スタート地点にたどり着くまでに10分以上はかかるだろう。
少しずつ緊張感は芽生えてくる。今週は極力アルコール摂取も避けよう。飲みに誘われても辞退しよう。意志を激しく強くするのだ。食事の量も減らしつつ、炭水化物はしっかりと取ろう。(それが食べ過ぎの素だけど・・・)
「富士山マラソン」の開催場所は河口湖。当日、出向くことは不可能。従って、マラソン人生初めての前泊。そこまで気合を入れていくのだから、完走は必達。そして、目標タイムクリアも・・・。
まずは健康体で今週を過ごさなければ・・・。
2012年11月17日
私の経営パート2
何だかアパートを経営しているようなタイトル。もちろん全く関係ない。
昨日は愛知県のある大学で講義の機会を頂いた。昨年も同じ時期に対応したので、今年はパート2ということ。
経営学部の3年生を対象とした授業で、週替わりで東海地区のトップを招き、経営者講座を実施するのだ。
テーマは「経営者が語る”私の経営”」のため、意味不明なブログタイトルになった(笑)。
数ある企業の中で、僕が2年連続受け持つのは、どう考えてもミスジャッジだとは思うが、学生に近い事業を行っているのがオファーの理由だろう。
学生時代にほとんど授業に出ていない自分がいうのはおこがましいが、最近の授業はこんなもんかというのが終わった後の感想。
正々堂々と寝ている学生が多い。講座が始まる前に私語を厳禁した代わりに、「眠たかったら寝てもいい」と発言したことが要因かもしれないが、あまりにも素直すぎ(笑)。もう少し遠慮がちに寝るのが、話し手に対しての配慮じゃないかなと訳が分からないことを思ってしまった。純粋で素朴なのかな・・・。
しかし、それは学生が悪いわけではなく、学生を責めるのは間違っている。僕の話が魅力的であれば、寝ようと思っても惹き込まれて起きているだろうし、僕が伝えたいことと学生が求めることとマッチすれば寝ないだろうし・・・。
学校の授業のように強制力の求められる講義で相手を惹きつけるのは難しいことだろうが、まだまだ実力が足りないわけだ。
それでも真剣に耳を傾けてくれる学生も多数出席していたので、やりがいのある講座であるのも事実。
僕が伝えたかったのは、どんどん失敗をして悩め、でも諦めるなということ。自らの経験と就職活動の現状を踏まえ、70分程度話をさせてもらった。
学生の顔つきを見る限り、将来に明確な考えを持っている者は少ないと思うが、これをキッカケにしてもらえるのであれば喜ばしい。
ローカルなエリアにある大学は、のんびりしている学生が多い。それはそれで悪くない。だが、もう少し他の大学との接点など刺激を与えられる環境があると、競争意識も芽生えるだろう。
と、そんな感想も持ってしまった。
2012年11月16日
Fネットin名古屋2012
昨日は「ふるさと就職応援ネットワーク」の会合が名大社で行われた。
名古屋での開催は2年ぶり。ちょうど2年前の11月に開かれたのだった。その当時の事はこちら。
何かが大きく変わったわけではないが、確実に各加盟会社の事業領域は変化している。外部環境に左右される面はあるが、この2年の間でも採用手法や提案方法は以前とは異なるのだ。2年前はfacebookを語ることもなければ、スマホ対応もそれほどでもなかった。
それが今は使っていることが大前提で話を進めなければならない。日々の生活では何となく過ぎていくが、振り返ってみると着実に時代は進歩している。我々もそれに追随していることになる。追随しなければ淘汰されるだけの話だし・・・。
昨日も各加盟会社の取り組みやネットワーク全体でのスキームを共有することで、気づかれることも多かった。僕がどれだけ刺激を与えられるかは疑問だが、刺激を受け自社の取り組みに反映させることは結構あるケース。それも含め貴重な時間になっているのだ。
プラスなのはそれだけではない。
生もみじ、東京バナナ、ずんだ饅頭、何故か赤福(笑)など各地域のお土産も持参頂くので、夕方、腹を空かして戻ってきた営業は大喜びだろうし・・・。
5時間ぶっ通しで行った会合の後は懇親会。
せっかく名古屋に来られたので、安直だか名古屋めし。どて、手羽先、みそかつ、うなぎ釜飯(ひつまぶしじゃないんだ)、デザートにういろとこれでもかというくらい名古屋めしを楽しんでもらった。まあ、お決まりと言えばそれまでだけど・・・。
しかし、遠くからわざわざ来られたパートナーはきしめん、あんかけスパ、ひつまぶし、みそ煮込みうどんとランチにちゃっかり食されているようだ。それもうれしい事。
やたらと寒い昨日だったが、名古屋を楽しんでいただけた様子。次は2年後かな・・・。
真面目な議論も重要で、そこから生み出す事業もあるが、その地域を楽しむ事も必要。
まっとまっとやらなあかんて~と言われるかもしれんけど。
2012年11月15日
争うは本意ならねど
争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール (2011/12/15) 木村 元彦 |
全くおろかである。何が?って。自分が・・・。と自虐的になってしまった。
一つは本書の存在。
同級生丙午経営者の櫻山さんのブログで、本書の存在を初めて知った。既に初版からは一年近く経過している。スポーツノンフィクションの分野は比較的詳しいつもりでいたが、こんな素晴らしい作品を知らないなんておろかだ。
そして、もう一つ。
迂闊にも通勤電車の中で涙をこぼしそうになってしまった。木村氏の名著である「オシムの言葉」も、読みながら電車の中で泣きそうになってしまったが、同じ行為を繰り返しそうになった。
いいオジサンが満員電車の中で泣いてしまうなんて、おろかとしか思われないだろう。何とか踏み止まったのだけど・・・。
ジャンルで言えば、スポーツノンフィクションにあたるのだが、法廷ドラマであり、医学書であり、ビジネス書でもある。そこには正義があり、勇気があり、覚悟がある。
しかし、正義や勇気や覚悟も本書の前では軽い言葉にしか聞こえない。言うだけでは何の価値もないのだ。行動を起こさない限り。
我那覇選手のドーピング事件は新聞報道で知ってはいた。冤罪であったことも。ただそれはうわべの事実を読んだに過ぎず、本書に書かれている凄まじい真実は知る由もない。
表面的な報道に関心を示していただけの情けない存在に過ぎないのだ。物事の本質を見抜く力は持ち合わせていないな・・・。と自分自身にがっかりしてしまう。
本書を紹介した櫻山さんがお勧めしていたように、サッカーファンやリーダーは読むべき一冊。大きな組織や権力に対して向き合っていきたい人も・・・。
2012年11月14日
運がいい!ということらしいが・・・
今週は忙しい。日中も夜もスケジュールがてんこ盛り。かなりハードな一週間。そんな中、昨日は時間の合間を縫って、講演会にお邪魔した。
オムロン株式会社の取締役会長である作田久男氏による「企業価値の持続的向上」というタイトルの経営者向けの講演。オムロンの現状からグローバルリーダーに期待される人物像まで、多岐に亘って話を頂いた。
しかし、この講演、2時間の予定のはずが1時間ちょっとで終了。あらら・・・。
通常の講演会なら最後の10分程度で質疑応答が行われるのだが、この日は50分程度のその質疑応答にあてられた。
それが面白かった。
いくつかあった一つに、創業家以外から初めて社長に就任した作田氏に、「なぜ社長になれたのか?」というダイレクトな質問があった。
答えは簡単明瞭。「運が良かった」とひとこと。場内は唖然とした雰囲気だったが、納得できないわけではない。
実際、僕も多くの方から「どうやって社長になったのか?」と聞かれることが多い。僕は「たまたまです。」と答えるが、聞いた方はほとんど納得しない。しかし、それは嘘ではない紛れもない事実。もちろんそれだけではないが、大きな割合で言えば、そんなところ。
社長のなることがゴールではないので「運が良かった。」とは言う事ができない。まだ先は長いし、結果は残していないし、最悪の事態もあり得るから・・・。(そんな風には絶対しちゃならないが。)
スケールや能力は比較にならないが、同じようなことだと僕はうなずいてしまった。
その後、納得しない聴衆者に対し、フォローというべき言葉もあった。
「99%は運だが、残りの1%は違うだろう。残りの1%はきっとこう考えてきたからだろう。今日は昨日の続きじゃないし、明日は今日の続きじゃないと思ってやってきたから。」
そんな内容が加えられた。
???と思った方も多いだろうが、とても深い言葉に感じた。要はいい事ばかりは続かないし、悪いことばかりも続かない。今の状況が最悪だとしても、踏ん張ってやれば必ず道は開けてくる。そのためには毎日を真剣に過ごす。その繰り返しだと。
なるほど・・・。妙に説得力があった。1%はかなり謙遜が入っているだろうと思うけど。やはり僕とは違うな・・・(笑)。
その他にも、後継者(次の社長)になぜ若手を登用したのか等、興味深い話は多かった。
いくら忙しいとはいえ、学ぶ場は持ち続けなければならない。日常に忙殺されて過ごすだけでは成長しない。まだまだ未熟でできないことも多いが、これも今日と明日は違うということだな・・・。
2012年11月12日
記念祭で「就職」を語る
昨日は母校の同窓会創立60周年記念祭。
僕は「キャリア講演会」として保護者及び大学3年生向けの講演依頼を頂き、就職をテーマに講演とパネルディスカッションのコーディネーターを担当させて頂いた。
大学祭も同時に行われているので、お邪魔した9時前でもバンドがリハーサルを繰り返し、既に華やかな雰囲気が学内を覆っていた。
600名収容する大学内で一番大きな教室が今回の会場。それだけでは収容しきれず、別会場で中継も行われたようだ。
パート1は「就職環境の実態」と何とも意味深なタイトル(笑)の講演。
就職環境の現状を説明しながら、企業の本音や学生の実態を伝えていった。僕が伝えたかったのは、現実問題として必ずしも就職難ではないということ。就職氷河期という言葉だけが先行しているが、そうではない現状を保護者の方には理解していただきたかった。
親としての関わり方については、「背中」をキーワードに、背中を押すこと、背中で教えることを強調。引っ張るのではなく、そっと押すことが大切。
当初の持ち時間より短くなってしまったことで、伝えきれなかった面はあるが、できるだけ分かりやすく話をしたつもり。まだまだ改善点は多いが、貴重な経験をさせて頂いた。
パート2のパネルディスカッションは「意義ある就職活動を行うために」というタイトルで人事担当2名、内定学生3名、大学キャリア担当の計6名で実施。
僕はコーディネーター役として、パネラーに適当に(表現がよくない)質問を振り、突っ込んで聞いていくだけの楽な役割。
学生さんはともかく人事担当の方にはムチャ振りをして、困らせてしまったが(笑)、見事な発言で会場内を唸らせ、盛り上がったのではないだろうか。学生さんも流石パネラーとして選ばれる存在で、模範的な話だけではなく、ちょっと恥ずかしいような内容まで惜しげもなく披露してくれた。
とても60分という時間では伝えきれないくらい中味の濃い内容。(僕の仕切りが悪いだけかもしれないが・・・)。せっかくなので話の詳細は改めて書きたいと思う。
2時間の「キャリア講演会」はあっという間に終了。お役御免となった。昨日話した内容が少しでも役に立てば幸い。今後の参考になれば、ありがたい話だ。
出席者で昼食を共にした後、解散。1階フロアに降りると人、人、人。
あいにくの雨で土曜日よりは少なかったようだが、そこら中で学生が声を掛け、模擬店からいい香りが流れ、学園祭らしい賑やかさが伝わってきた。
お土産に頂いた日本酒。
大学が誇る画家 平松礼二氏の絵画をまとった記念の大吟醸。大切に飲まないと・・・。
どれだけ母校に貢献できたかは何ともいえないが、このような機会を頂いただけでも光栄なこと。
これからもよろしくお願いします。
2012年11月11日
フルマラソンに向けて その12
昨日、一昨日は転職フェア。天候に恵まれたこともプラスに働いたかもしれないが、多くの方に来場いただいた。有難うございました。これをキッカケにお互いにとっていい出会いになれば何より。
11月に入り、仕事はかなり忙しくなってきた。そのためランニングも思うようにできない。
先週はかろうじて4日走ったものの、距離としては30キロちょっと。今週に至っては、今朝の5キロのランニングを含め3日のみ。距離も15キロ。ありゃりゃ。
フルマラソンがあと2週間に迫ってきた事もあり、少々不安だ。
当日を迎えるまで長距離を走るチャンスは来週末しかない。来週は夜の予定も一杯だし・・・。目標タイムのクリアも微妙だと思うが、やれることをやるだけだな。
この2週間の実績は・・・。
31日(水) 27分56秒
1日(木) 28分10秒
3日(土) 56分34秒
4日(日) 57分35秒
7日(水) 26分56秒
8日(木) 26分47秒
11日(日) 26分35秒
距離は全然走れていないが、スピードは確実にアップ。真夏に比べると2分程度速くなっている。体力が向上したよりも季節要因が強いと思うが、こうしてタイムが縮むのは気持ちがいいものだ。それくらいかな、救いなのは・・・。
例年であれば、第二日曜日の本日は「いびがわマラソン」。今回も多くの仲間がチャレンジする。僕は母校のイベントの講演のため、残念だけど今年は不参加。
天候がちょっと心配だが、揖斐川を走る仲間の健闘を祈りたい。
自分自身の健闘も祈りながら・・・。
2012年11月9日
約束の重み
ここ数日、田中真紀子大臣による大学開設の不認可問題がニュースでクローズアップされていた。
その件に関して論じたいわけではないが、今回のブログは遠からず繋がっているのかもしれない。
名大社の事業の一つに人材紹介があり、現在は新卒学生の紹介もさせて頂いている。いくつかの大学との提携や自社でセミナーを行って、学生をカウンセリングを行った後、企業と学生のマッチングを行う。希望条件に合う企業の選考に臨んでもらい、内定までフォローするサービスだ。
つい先日もこのサービスを利用した学生から名大社に感謝のメールが送られてきた。
名大社のおかげで無事に就職が決まった。これから頑張っていきたいという内容のメールを・・・。こういったメールを頂くとこちらもうれしくなるし、我々が果たすべき役割が大切だと実感できる。仕事の喜びにもなる。
しかし、一方でこんなケースも少ないとはいえない。
選考に臨むはずの学生が当日の約束の時間に現れない。将来が決まるかもしれない企業の選考の場に・・・。
当然のように企業からはクレームの電話が営業にかかってくる。学生担当が本人に連絡を取ると「交通費が無くて行けなかった」と悪びれることもなく答える。本人から連絡があるわけではなく、こちらが理由を確かめた時に初めてその事実を知る。
別のケースでいうと既に選考が始まった段階で会社にメールが入る。
「○○会社の選考には行けません。すみません」と。本人の署名もなければ、理由も一切書かれていない。そのメールアドレスから本人と特定するだけだ。
相変わらずスッポカシも多い。その対応とお詫びとフォローを営業や学生担当が行う。繋ぐ場やキッカケの場を提供するのが我々の仕事であるため、それも業務であることは間違いない。しかし、それを見ているとやるせない気持ちになるのも事実。
僕はブログをスタートさせる時に誹謗中傷は書かないと宣言した。人によってはそう捉えられるかもしれないが、仕方ない。確かに感情的な面はあるが、今は事実を述べている。
今週の日経新聞では「働けない若者の危機」というタイトルで記事が連載されている。今の外部環境や企業の実態を見れば否定する要素はない。これも事実だ。しかし、伝えられていない情報も多い。
約束に重いも軽いもない。約束は約束で全て守るもの。守れないのであれば、しっかりと連絡するのが常識。
それが友達との買物の約束だろうが、企業の選考だろうが関係ない。中学生でも十分行える行為のはず。その事ができないのが非常に残念であり、寂しい。
大学入試に「約束は守るべきか?」という問題は出ない。出たとしても正解率は100%のはず。しかし、実際の行動となると大きく履き違える。それも4年生の後半に及んでも・・・。
就職氷河期を嘆く前に、人として重要なことは何かを理解し正さなければならない。そうすれば、就職氷河期も少しは改善されるはずだと思う。
2012年11月7日
映画「J・エドガー」
2000年以降のクリントイーストウッド監督作品はメッセージ性の強い映画が多いように思う。
そんな作品と比較すると、この映画はちょっと異質なのか、伝わりにくいのか。それは日本人には理解し難いアメリカの抱える題材をテーマにしているからかもしれない。これまでの他の作品のようにスーッと入り込めなかったのも事実。
映画全体が暗いシーンが大半で、セリフが多く字幕を読ませることが続くので、途中、眠気を誘われることもあった。淡々と進行していくストーリーのため、緊張感を維持するのも難しかった。
こんな感想だとこの作品を評価していないように思われるかもしれないが、決してそうではない。
僕なりに考えさせられる主人公 J・エドガー・フーバーが描かれていた。人は権力を持つとどう変化していくのか。大義と私利がごっちゃになっていく背景は何があるのか。立場を演じる苦しさや難しさをどう解決するのか。など、映画を見ながら人間の強さと弱さ、正義感と傲慢性を感じたりした。
僕は主役を演じるレオナルド・ディカプリオには何の興味も持っていないが(すいません)、こんな醜い姿を披露したのも初めてではないだろうか。普段はタグ・ホイヤーの広告くらいしか目にしないし・・・。
特殊メイクの効果もあるのだろうが、権力を握った人物が歳を取るとこうなるだろうという立振る舞いは見事な演技。ファンをがっかりさせるだろうあの肉体も・・・。
それにしてもニクソン大統領は物凄く似ていたと思う。役者は全然わからないけど。
全く役立ちそうにない批評だが、そんなことを感じた映画だった。