昨日、今日の2日間、2012年卒向けのイベント「就活」研究フェアを開催した。
(考えるまでもなく、今週のブログは、学生向けのイベントの事ばかりだ。)
就職活動をスタートさせたばかりの学生さんに多く集まってもらった。企業の話聞くこと自体、初めての学生さんが多いため、その姿も熱心そのものであった。
また、講演ブースでは、各テーマによる講演のプログラムを組み、今後の就職活動に役に立つ情報を提供。
昨日の若手社員によるパネルディスカッションでは、コーディネーター役を務め、僕自身もいい経験をさせてもらった。
そこでは、先輩の就職活動を通して、これからの学生さんが起こすべき行動について話を進めたのだが、協力していただいた5社の若手社員の熱く真摯な話しぶりもあり、予定の1時間があっという間に過ぎてしまった。
少しでも何かを感じてもらうことがあれば、やった甲斐もある。
他のプログラムも学生にとっては、役に立つものばかりであったと自負している。
4年生向け2日間、3年生向け2日間、併せて4日間連続のイベントを終了した今、心地よい疲れが体を覆っている。
反省点ももちろん多く、反省会も行わねばならないが、今日一日はゆっくりしたいと思う。
2010年10月23日
無事終了! 「就活」研究フェア
2010年10月21日
明日、明後日は「就活」研究フェア
忙しい、忙しいと言いながら、毎日、ブログを書いている。実際のところは、大したことないのだろう。
昨日、今日開催された名古屋市会社合同説明会は、2日間で1000名を超える来場者があり、お手伝いさせていただいた立場としては、満足な結果に終わり、ホッとしている。
参加頂いた企業や大学4年生を中心とした若年の方にもお役に立てたのではないかと思う。
そんな落ち着いた気持ちは束の間で、明日からは2012年卒(大学3年生中心)としたイベント「就活」研究フェアが開催される。
我が働き者の名大社のメンバーは、労を厭わず、夜の時間にも関わらず、明日の準備。
素晴らしきメンバーだ。
そう感動しながらも、僕は呑気にイベント会場の愛知県体育館でブログを書いている。(困ったもんだ)
4日間連続のイベントは、体力的にも精神力的にも堪えるが、無事イベントを終了した時の達成感は何事にも代え難い喜びとなる。その達成感があるからこそ、みんなハードワークにも耐えられるのだろう。
会社では明日の名大社DeSu新卒ナビのオープンに向けて、ギリギリまで頑張ってくれるスタッフもいる。
感謝と共に、幸せを感じる。
今日の最後はみんなでビールで乾杯としたいが、それは明日に取っておくのかもしれない。
きっと明日はいい日になるだろう。
乞う!ご期待!
2010年10月20日
中間報告。名古屋市会社合同説明会
ここ数日、ブログへのアクセスがかなり多い。これまでにないページビューになっている。
その原因を探ってみると、理由は明らかであった。キーワード検索で「名古屋市会社合同説明会」のワードにに引っかかっているのだ。何とグーグルで検索をかけると、僕のこのブログがTOPに反映される。
喜ばしい事かは正直なところ、微妙であるが、いいPRになるのは事実。せっかくなので明日まで開催されるこのイベントへの来場促進も含め、本日の途中経過を報告したい。
12時からスタートしたこのイベントは、開始早々から多くの学生さんを中心としたリクルートスーツの若い方が来場。男女比はほぼ半々。
会場となる名古屋商工会議所2階ホールは、早い段階から熱気に包まれていた。
本日参加の企業は38社。明日も同数の企業数となるが、うち9社は明日のみの参加となる。一般的には知名度はないが、堅実で安定性の高い企業の参加が多い。社名や事業内容だけでは、イメージが掴みにくい方については、直接面談で企業の魅力を知るにはいい機会だ。
来年春卒業予定の学生だけでなく、第二新卒を始めとした若年者の採用も行っている企業の参加も7割近くある。本年春卒業して未就業の方やフリーターをしながら就職先を探している方にもチャンスは多い。
気軽に話を聞ける雰囲気にもなっているので、是非、ご利用いただきたい。
この名古屋市会社合同説明会は、明日の17時まで。
天候の不安はあるが、この会場ではスッキリ晴れた環境を提供していただけると思う。
2010年10月19日
「就活」研究フェア。そして、名大社DeSu新卒ナビ
今週の22日(金)は、2012年卒業予定者向けのイベント『「就活」研究フェア』を開催する。
そして、同時に『名大社DeSu新卒ナビ』をオープンさせる。
全国区の大手就職サイトよりはスタートがずれるが、名大社として、この日からが本格的なスタートとなる。
現時点での予測として、2012年卒の就職戦線も学生にとって厳しい状況であるのは変わりない。しかし、名大社としては少しでも学生と企業を結ぶキッカケを見つけ、貢献したいと考えている。
今回の「就活」研究フェアは、昨年の1日のみの開催から、2日間の開催へと拡大した。昨年は、あまりにも多くの学生さんの来場があり、会場内は身動きが取れないほどの混雑ぶりであった。
主催者としてはうれしい悲鳴であるが、学生さんの立場になれば、話を聞きたい企業へも行きにくく、大変辛い思いをさせてしまったのが、反省点でもある。
そんな点も含め、本年は思い切ってイベントを拡大し、混雑の緩和を図るのと同時に、内容の充実も実現させた。トータルでの参加企業も増やすことができた。特に講演ブースでは、多くの方の協力を頂き、学生さんにとっては大いに学べる場所とした。
TVにも多数出演され、この東海地区を代表するエコノミストの内田俊宏氏を始め、一部の学生にはカリスマ的な存在の山近義幸氏、ベストセラー「働く理由」の著者 戸田智弘氏や以前より懇意にさせて頂いているL&Dコミュニケーションズの堀内裕一朗氏など、充実のラインナップである。
就職活動のテクニックではなく、マクロ経済、ミクロ経済を捉えた視点の置き方や働くことの本質、人間力の高め方など、ここでしか聞けない話が盛り沢山である。
一部、締め切られた講演もあるが、まだ受付を行っている講演もあるので、就職活動をスタートさせた学生さんは、この機会に多くを学んでもらいたい。
このイベントは23日まで、愛知県体育館で開催する。詳しくはこちら。
そして、22日は名大社DeSu新卒ナビもオープン。
前述の通り、既に全国サイトはスタートしているが、名大社としてはここからである。
サイトの特徴は改めて書くことにするが、このサイトの理念は各方面から評価頂き、中日新聞、中部経済新聞からも取材を頂いた。
できるだけ若者の成長、企業の成長、そして、地域の発展に繋げていきたい考えだ。
今週は、僕にとっても、会社、社員にとってもハードな1週間となる。
それを楽しみながら全員で盛り上げていきたいと思う。
2010年10月18日
カンブリア宮殿 岡田武史氏に思う。
14日放映の「カンブリア宮殿」をこの休日に観た。前日本代表の岡田武史氏の特別番組である。
日本人の中で、これだけメディアに持ち上げられたり、ボロカスに言われた人も少ないだろう。
こんなジェットコースター状態では、マスコミ嫌いとなり番組出演も拒否してもおかしくない。もしかしたらカンブリア宮殿という世間から見れば、ビジネス向けの番組だから出演したのかもしれない。
まず感じた事は、岡田氏の書斎の本の多さである。企業の経営者を思わせる書棚で、その分野も多岐に亘っていた。そもそもサッカーの監督は理論家が多く、経営者と相通じる面があるのだろうが、岡田氏の場合、それをより一層思わせる本の量であった。
フランス大会時の映像から今回の南アフリカ大会まで、数多くの映像が流れていたが、その積み重ねた経験と年齢には、かなりの深みがあった。相当の苦労を重ねてきた要素が、一人の指導者としての成長をその発する言葉から感じ取る事ができた。
その代表として、「弱さ」を自覚したから勝てたという言葉は、ドラッカーの名言「強みをいかせ」に通じると感じた。
自分たちの状態をしっかりと把握する事で、その戦い方を明確化する事ができる。今回の一次予選突破もそこにポイントがあったようだ。
これはビジネスの世界でも共通だろう。
「リスクを冒す」のは重要だが、それに失敗したら責められる。責任が伴う。当たり前の話である。しかし、そこに挑ませる、チャレンジさせるのがリーダーの役割であるのは、間違いない。
この番組を観ていくうちに岡田氏が語る内容は、企業経営者の話に段々と思えてきた。それだけ数多くのリーダーとしてあるべきコメントが発せられていた。
(きっとそこに番組に意図があるのだと思うが。)
岡田氏は、経営の勉強や他のスポーツの技術を素直に吸収することでサッカーに生かしてきた。
その反対に、今回の岡田氏の出演は、ビジネスに生きる我々の世界でも十分に参考になる内容だった。
サッカー界には戻らないなんて言わず、いざという段階でまた戻ってきて頂きたい。
期待している。
2010年10月17日
駆け抜けた一日 その2
汗臭い匂いを残したまま、午後の勉強会に参加。
月1回開催されるCDAプラザの勉強会である。今回は、キャリアカウンセラーの講師でもある守屋先生を招いての勉強会。1年の中でも最大規模になる。
テーマは「カウンセラーとしてのセンスを磨くエクササイズ」。僕は遅刻しての参加であったが、このタイトルだけ見れば、なんのこっちゃと全くイメージできずにいた。
我々キャリアカウンセラーは、相談者(クライエント)に気づきを与え、その本人が自らの力でよりよいキャリアの方向へ向かうことを目的としている。
そのためには、クライエント本人が自分を開示しないといけない。自然体の雰囲気の中で、自己開示させるのもキャリアカウンセラーの役割である。
今回は、そのクライエントと接するにあたり、感情を引き出すための右脳を鍛えようというもの。
カウンセラーであろうとなかろうと、一般的に物事を判断する場合、左脳を使うことが多い。周辺状況を確認し、それに基づいて、論理的に考える行為を行う。本来右脳主体の僕自身も、どんな場合においても、論理的に考えようと頭をぐるぐる回す事が多い。それも無理矢理にでも左脳を使おうと努めている。
それを今回は、右脳を使って、感情に反応する。それが、クライエントが本来ある右脳の働きに気がつくことになる。それを導き、感情面を深堀りし、カウンセリングすることで、クライアントをhappyな状態に持っていく。
この手法を実践するのは思った以上に難しい。右脳派の自分でさえ、それを徹底させるのは難しい。どうしても左脳的な客観的事実からの分析を行ってしまうのだ。
これまで論理的になれと言われ続けてきた分、今回は体験した事のない新鮮な内容だった。半日の僅かな時間では、なかなか習得できないと思うが・・・。
勉強会終了後は、恒例の懇親会。
しかし、今回は特別である。僕も参加するCDAプラザは、今月でちょうど5年となり、この日は5周年の記念すべき懇親会だ。
5周年のお店を借り切ったパーティーという事もあり、40名近いキャリアカウンセラーの仲間が集まった。これまでで最も多い人数ではないだろうか。
このCDAプラザは、普段親しくしている事務局の2人が、毎月毎月プログラムを考え、案内を出し、当日のファシリテーションを行う。
あくまでも自主的な勉強会で、もちろんなんら収益が上がるものではない。正直な話、事務局の2人は苦労しかないはず。脱帽である。
そのような勉強会が5年間、途絶えることなく毎月開催されるのも驚異的だし、それを支えている二人を中心に積極的に参加する仲間には、尊敬の念を持つ。
この勉強会を卒業していく者もいれば、新たに入ってくる者も多い。僕もこの勉強会を通して、新しい仲間と知り合う事にもなったし、ネットワークも築かせてもらった。
会社の就職相談のブースでも、毎回、お世話になっている。
感謝しても感謝しきれないほどだ。
貸切で行われたイタリアンレストランでのパーティー終了後、二次会はカラオケ。こちらでは3時間の熱唱タイム。30代、40代、50代のオッサン、オバサン(すいません)CDAが、まるで少年少女のように大いにはじけた。
お開きの頃には、フラフラ状態になってしまった。午前中とは異なるいい汗をかく事ができた。
CDAプラザには改めて感謝!
この一日は、本当に駆け足のように時間が過ぎていった。
素晴らしく有意義な時間であった。
2010年10月16日
駆け抜けた一日 その1
この日16日は、ハードでありながらも、とても充実した1日であった。
午前中は、愛・地球博記念公園で行われるマラソン大会「ナチュラスロン2010 -The Course of the World」に参加。COP10開催の一環として企画されたこの大会、素晴らしい事に無料で参加できる。
ハガキで先着2010名を受付けるわけだが、最終日に申し込んだ僕のケースを考えれば、ほぼ全員が参加できたということになるだろう。
参加無料にもかかわらず、Tシャツとドリンクのおまけも付き、それだけで感動してしまう。
(Tシャツの素材もまずまず。ただ卑しいだけか・・・)
今回の大会は、今シーズン、初めてのマラソン大会となる。
10キロという距離ではあるが、来月のいびがわマラソンの前哨戦としてはいい機会だ。
いつものように大学の先輩・友人と参加した。その中の3名で順位を競う事になるのだが、これまでの大会では僕はいつも2位。どうしても目の前にいる先輩を抜けずに競技を終えていた。普段3位となる先輩も日頃の練習成果から、脅威となる存在になっていた。
ゲストで招かれた千葉真子さんとハイタッチをしながら、スタート。
アップダウンの続く、コースを走る事となった。
久々の大会。一緒にスタートした先輩らもかなりハイペースで走っていく。5キロ時点でも最後尾。1k4分40秒くらいのペースは、いつまでも続かないだろうと予想していたが、
2人とも全くスピードを落とすことなく、走っていく。縮めるはずの距離が、少しずつ離されていく、なんとも寂しい状況。
結果、3名で競ったレースは3位のままゴールを迎えた。う~ん、残念。言い訳ではなく、これが今の実力だ。
タイムはグロスで48分22秒、ネットで47分56秒。10キロといっても、若干、距離は足りないと感じたので、言いも悪いも実力どおりのタイムだ。
これまでの走りを見れば、納得できるタイムなのだろうが、3位というのはいかにも悔しい。反省点も多い。まずは体重を3キロは落とす事、そして、筋力をつけること。
次回のいびがわマラソンまでには、少しでも今回の課題を克服したい。
いつもであれば大会終了後、一緒に走った仲間とビールで乾杯となるが、この日は午後から別の予定があり、着替えだけ済まし汗臭いまま、会場を後にした。
その別の予定とは、キャリアカウンセラーの勉強会とその後の懇親会。
続く・・・。
2010年10月14日
「ホテルモントレ グラスミア大阪」での学び
今週も新幹線でブログを書いている。それもほろ酔い気分で・・・。なんだか売れっ子ブロガ―のようだ。ありえない、ありえない(笑)。
今日は、いつも懇意にさせて頂いているマーケティング講師に紹介いただいた、大阪のコンサル会社の営業研修にオブザーバーとして参加させてもらった。
ホテルモントレ グラスミア大阪で開催される株式会社ニューエアの中村社長が主宰する営業研修ZERO1である。この研修では1年をかけて、若手営業マンから管理職の営業まで、プロの営業の養成を目的としている。
今後の事業戦略の参考にできればと考え、第4回目にあたる今日のクラスに参加させて頂いたが、結果的に見れば、一受講生として学んだ一日であった。
研修時間は10:00~17:00までのフルタイム。
ファシリテーターと中村社長との現状の世の中の動きの話から始まり、受講生の目標達成の報告、前回(アポイント力)の振り返りとMVP発表、ペアを作ってのロープレの実施と目まぐるしく、その日の取り組むべき課題に突き進んでいった。20歳代を中心とする営業のプロを目指す受講生は真剣そのもの。講師が熱ければ、自ずと受講生も熱くなるのだろう。
推測するに、中村社長は普段からプロフェショナルとアマチュアの違いを語るのだと思う。「結果で評価するのがプロ、努力で評価するのがアマチュア。プロになれ!」と口を酸っぱく話されていた。
そして、営業たるもの1件でも多く回れと・・・。
基本はうちの会社の考え方と一緒である。共感!
特に最近は効率、効率と叫ばれる事が多いが、大切なのはいかに無駄を積み重ねて自分の物にするかどうかである。精神論的にいえば、汗を流した数が結局は営業としての結果につながると思うのだ。
年12回行われるこの研修の今回のテーマは「傾聴力」。
いかに聞き取る力があるか、お客様との面談の中でどこが足りず、どう改善すべきかをロープレを中心に行われた。
午後の時間帯もロープレを主体で進行し、その後、ゲストとして招かれたソニー生命のトップ営業マンと中村社長とのセッションが行れた。
このソニー生命のトップ営業の方とは、昼食時挨拶させていただいたのだが、とても僕よりも年下には思えないたたずまい。その物腰の柔らかさと同時に漂う自信、貫禄は社員4000名のトップに立つ者の証だろう。
しかし、それは努力を積み重ねた結果であり、アマチュア時代を乗り越え、今のプロの世界があるのだ。
このセッションを通して、プロの営業として必要なのは、考え方、執着心、目線の違いということ。
このことは単に営業だけのものではなく、経営全般にも他の業務にも通ずる面がある。
ほろ酔いの頭では、学びを忠実に表現する事は難しいが、明日にも振り返りを行いたいと思う。そして、せっかくの学びを社員にも共有したいと思う。
研修終了後は、ホテルモントレ グラスミア大阪の22階で軽く乾杯!
その後、心斎橋でお好み焼きと一緒に再び乾杯!
熱い大阪。大いに学び、堪能した一日であった。
2010年10月12日
くたばれ!就職氷河期
くたばれ!就職氷河期 角川SSC新書 就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書) (2010/09/10) 常見 陽平 |
最近、就職活動に関わるニュースが飛び交う事が多い。
現4年生の就職事情、新卒一括採用、大手商社の採用選考時期の変更など・・・。どちらかといえば、ネガティブな情報が多い。そんな状況を察してか、今回の常見氏の著書は、現状の就職戦線の問題点をクローズアップさせながら、その対策方法について書かれている。
新書の帯には「これを読めば、納得する、内定が取れる」と大げさに表現されているが、この著書は単に学生やその親を読者の対象としているのではなく、就職に関わる全ての者が対象となるだろう。
それは、就職情報会社と呼ばれる我々も含まれ、その我々の業界に対しても、ストレートに厳しい意見も述べられている。反省すべき点は真摯に反省する。しかし、それでも我々がやらなければならない事、地域に特化した名大社がやるべき事も大いにあると、改めて痛感したのも事実だ。
今回の著書では、6月に拝聴したHRプロのセミナーから引用されている面もあり、いい振り返りと同時に、その時の3氏の熱い想いを思い出した。
いくつかのテーマに沿って構成されている著書の中に「こんな学生は要らない」と6つの要素が書かれている。
1.社会貢献志向、エコ大好き人間
2.単なるファン
3.福利厚生をやたらと気にする人
4.安定を期待する学生
5.配属先や部署や勤務地に異常にこだわる学生
6.研修制度についてしつこく聞く学生
これを読んでうなずく採用担当者は多いだろう。僕自身も同感だ。
学生はこの6つの要素を参考にすべきだが、気をつけなければならないのは、この文章の言葉じりを単純に受け止めるのではなく、そこに隠されている本質をしっかりと掴んでほしい。
この言葉通りに行動するだけでは、ただのマニュアル人間にすぎず、もっと先にある大切なものは見えてこない。
これ以外にも、これから就職活動を行う学生が参考にするべき内容が多く表現されているが、僕自身が常見氏が学生に対して本当に送りたかったのは、
「就活だけで人生のゴールは決まらない。環境の変化を意識しつつ、人生のゴールも考えつつ、眼の前の事に没頭しながらも、息抜きしながら生き抜くことが大切である。」
というメッセージではないだろうかと感じた。あくまでも個人的な感じ方ではあるが・・・。
就職活動は確かに重要である。今後の人生を左右する面も大きいかもしれない。でも、この行動は、将来においてのステップに過ぎないとも思うのだ。
そして、最後のあとがきには、パフの釘崎氏の他にも、キーカンパニーの下薗氏が感謝する人の名前で紹介されていた。普段、接している方が紹介されているのは、なぜか自分のことのようにうれしかった。
2010年10月10日
反町監督のコメント
今週発売の日経ビジネスに珍しく湘南ベルマーレの反町監督のコメントが記載されていた。
湘南ベルマーレ自体はJリーグ最下位で、このまま進めば1シーズンでJ2降格という厳しい状況を迎える。そんな辛い立場ではあるが、個人的にこの反町監督の立ち振る舞いは好きだ。
どうしても感情面が出やすいスポーツの取り上げ方に対し、いつも冷静に理論的に応えているからだ。
その反町監督が、今回の日本代表の新監督ザッケローニ氏に関するメディアの取り上げ方に辛辣な意見を述べている。
この記事の掲載段階では、8日のアルゼンチン戦の模様は、当然の事ながら不明だが、ここに書かれているような展開になったように思えてならない。
ザッケローニ氏の前線に3トップを置く戦術が攻撃重視とされ、日本代表が攻撃的にチームに生まれ変わるという期待で捉えられてしまうということが書かれていた。
先入観や固定概念で、ザッケローニ氏の戦術を決めつけてしまう怖さがあるようだ。
3トップであろうが、ボール保持者よりも攻撃に加わる者が4名以下なら守備的なチームであるという。それは対戦チームによって大きく変わるべきで、今回のアルゼンチン戦も守備に要していた人数は多かったように思う。
結果的に、日本代表がこれまで一度も勝った事のないアルゼンチンに対し勝利した事で、ザッケローニ氏の評価は一気に高まったのだが、その守備に対しての意識の強さが勝利をもたらしたといってもおかしくはない。
先入観や固定概念で判断してはいけないのだ。
反町監督はそれも全てお見通しか、先入観や固定概念で捉える事を危惧し、外を見る必要性を説いてる。外を見るとは、国内の報道や専門家の意見だけではなく、視野をもっと広げ、外国人指導者の発言や海外の報道を参考にする必要があるということ。
これはビジネスの世界でもいえること。
だからこそ、スポーツ雑誌ではなく、ビジネス雑誌に寄稿しているのだろう。
「なぜ、日経ビジネスに反町氏?」と最初に感じた僕は、まだまだ固定概念が強いということだ。
反省である。