ジメジメした季節が続きます。
先週は雨の日が続きました。
それだけでも気分がすぐれないのはなぜでしょうか?
カーッと思い切り生ビールを飲む機会が少ないからでしょうか。
飲み会=ストレス発散を改めて理解し、その重要性を認識する毎日です。
そんな時期だからこそ食べておきたい食べ物といえば・・・。
そうです、そうです。
体はそれを求め西へ東へ、北へ南へ歩きます。
腹が減った井之頭さんのような不審な動きをしてしまいます。
伏見通り沿いの伏見駅近くにある「上海美食」さんに辿りつきました。
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随分前に熱い男と語り合った記憶があります。
こちらのランチメニューは豊富。
お値打ちなランチから揃っています。
しかし、ここで迷う必要はありません。
この日は前日から何を食べるかを決めていました。
やたらありがとうございますを連発するスタッフさんにキッパリと注文します。
「今日、僕はこれを食べにきたのです。」とメニューを指しながら、
「おススメランチをお願いします!」と声を張り上げます。
若干迷惑だったかもしれません。
「ありがとうございます。炒飯はどうしますか?」
「四川炒飯でお願いします!」
ここも迷わず注文します。
こちらはシェフがスピーディーにフライパンを回します。
早い時間でしたのであっという間に食事が提供されます。
「ありがとうござます。おまちどうさまでした。」
おすすめランチ 850円
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炒飯は五目炒飯、四川炒飯、青菜炒飯の3種類から選べますが、いつも四川炒飯を頼んでしまいます。
それは他のランチでも同じで、体が勝手に反応してしまうのです。
やはり暑さのせいでしょうか。
そしてメインの登場です。
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こちらのおすすめランチは「冷やし中華+炒飯」なのです。
冬も同じメニューかは記憶にありません。
一般的な冷やし中華はハムかチャーシューかどちらかと思いますが、こちらは両方乗っています。
具材も玉子焼き、キュウリ、トマト、もやしと並びます。
マヨネーズも辛子も標準仕様です。
どう食すかはその人次第。
人気食べ物ブロガーは時折マヨネーズを絡ませ、時折そこに辛子も絡ませ、
いくつかの味を楽しみます。
もちろん四川炒飯の存在も忘れていません。
そろそろ体を絞る季節と感じながら、気づいた時にはお腹いっぱいでした。
先が思いやられますね。
それでもペロリと平らげてしまうのは、お店の力量でしょう。
「ありがとうござます。また、よろしくお願いします。」
連発の言葉を聞きながらお店を出ました。
ごちそうさまでした。
名大社が入居するビルは名古屋広小路ビルヂング。
伏見を代表するオフィスビルといえるだろう。
大昔は地下に飲食店が何店舗も入っていたが、数年前まではコンビニとインドカレー屋さんだけ。
ここに3年前、BARがOPENした。
「伏見ウヰスキー倶楽部」というBARで、伏見の名店ヨシノバーの系列店。
ヨシノバーはちょくちょくお邪魔していたので、ここにも頻繁に顔を出すようになった。
オフィスビルの地下なので隠れ家的存在。
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僕は自分勝手に「名大社BAR」と名付け、会社のメンバーを始めいろんな方と飲む店となった。
必ず何本かのボトルをキープし、メンバーにはボトルを自由に飲むことも許していた。
調子に乗ったヤツが高額のボトルを飲んだりするので、
店長には「Dewar’s 12年しか出しちゃダメ!」とセコイことを言ってみたり・・・。
そんな愛すべきお店だが、今月の初めに友人と店長からほぼ同時に連絡が入った。
それは残念な連絡。
6月末をもって閉店すると・・・。
コロナの影響がここにも現れたわけだ。
こればかりはどうすることもできない。
自分の力だけでは限界はある。
そもそもそんな力もないし・・・。
地下のコンビニに行くついでに店の前を通ると貼り紙も出されていた。
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この状況下、あまり人を誘って行くわけにもいかない。
先週、フラッと一人で顔を出した。
18時台だったのでお店も空いており、カウンターに座り店長とあれこれと会話をした。
同じビルにオフィスを構える身としては、その事情もよく分かる。
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いつものようにハイボールを飲みながら、感慨深くなっていく。
残り期間も少ないので、お店貢献も含めレアなウイスキーをストレートで飲んでみたり。
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ここ数ヶ月、不義理をしていたが、今月はあと何度か顔を出したい。
昨日も顔を出したし、今日も仲のいい経営者仲間とも約束しているし。
ボトルが残っていればヨシノバーへ移動することになるが、空の状態にするのが礼儀だろう。
ウイスキー好きの名大社メンバーは飲んでね。
馴染みのお店がなくなるのは寂しいし、それも同じビルにある超便利なお店がなくなるのは超寂しい。
月末まで、あと何度行けるかな・・・。
さらば、名大社Bar。
僕の憩いの場を作ってくれて本当に感謝。
いい思い出にさせてもらいます。
先週金曜・土曜は「ジモト就職フェア」。
久々の合同企業説明会。
万全な体制の下での開催であったが、無事に終了することができた。
参加頂いた学生さん、企業ご担当者の方々、ありがとうございました。
またきっちりと運営を行った名大社スタッフのみんな、お疲れ様でした。
やはり直接会う場は重要。
企業側、学生側の声を聞く限り、リアルの価値を改めて認識。
今後もルールを設けながら開催していきます!
この金曜、土曜は会社では別のガイダンスも実施。
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22卒向けのグループディスカッション対策を基本としたもので、人数を限定し開催。
6月に入ってあれもこれも動くようになってきた。
僕はどちらのイベントも運営スタッフとしては役に立たないので、迷惑を掛けない程度に見守るだけ。
それでも、ずっとマスクをしてるのは疲れるね(笑)。
他に高校生とオンラインで面談したり・・・。
そんなこともありゆっくりできたのは昨日。
日曜日もようやくちょくちょく出掛けるようになったが、それでも大人しく過ごす日が多い。
夜に出掛けることはまずない。
ここ数年、日曜の夜の過ごし方は定番化している。
夕食を食べた後、書斎でNHK大河ドラマを観ること。
それが定番。
評判の低かった「いだてん」もその前の「西郷どん」も欠かさず観た。
「いだてん」も個人的には好きじゃんね・・・。
そして、今年は「麒麟がくる」。
なんといっても僕の出身地岐阜を描いている。
以前、お邪魔した時もそうだが、岐阜駅周辺もかなり盛り上がっていた。
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今まで明智光秀に関心はなかったが、ドラマは楽しみにしていた(笑)。
そして、期待を裏切ることなく、ハラハラする展開で僕を惹きつけていった。
モックン、よかったですね。
あんなカッコいい斎藤道三は初めて観た。
そして、桶狭間の戦い。
これから更に面白くなっていく時に・・・。
う~ん、仕方がないとはいえ、かなり残念。
先週、どこかの大河ファンが書いていたように過去のドラマを振り返るのも悪くはない。
昨日の「国盗り物語 名場面SP」も面白かったし・・・。
しかし、やはり日曜の夜8時は進行形のドラマが観たい。
そう思うと物足りない日曜日。
しばらくそんな日が続くと思うとちと寂しい。
再開時期はまだ公表されていないので、当面は別のことでもしようかな・・・。
と、あまり中身のないブログになってしまった気もするが、
早く放送されることを楽しみに待っていたい。
衣裳にもなぜか惹かれるしね。
6月からスタートした大学のキャリアの授業。
すでに4回が終了した。
先日のブログでも書いたが、今年はオンラインでの実施。
果たして90分間、パソコンの画面を通して話し続けることができるのか・・・。
当初は不安だったが、4回通していえること。
全く問題ない。
むしろ時間が足りない。
これは僕が感じるだけでなく、相方のニシダも同じ。
2人で交互に話す気軽さもあるが、いつの間にか終了時間を迎えている。
当初の不安は杞憂に終わった。
応接室も名大社スタジオに変わってしまったし・・・。
それよりも時間調整が難しい。
大学には叱られるかもしれないが、計画よりも遅れている。
予定通り進まず、途中に切り上げることがほとんど。
これから巻き返しますので、ご安心ください(笑)
授業ではクランボルツの「プランドハプンスタンスセオリー」を中心にキャリアについて教えていく。
それを教える前提で僕とニシダのキャリアを事細かく語る。
僕とニシダは真逆。
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名大社一筋で働いてきた僕と6社の企業(経営者も含め)で働いてきたニシダとはキャリアは全然異なる。
ここを詳細に明かすことで、学生は戸惑いながらも興味を示す。
違ったキャリアを歩んできたとはいえ、お互いの共通点も価値観がマッチする点も多い。
キャリア理論を使いながら、お互いを深掘ることが学生には新鮮なようだ。
そりゃそうだろう。
片や曲がりにも社長まで登りつめた男と
いろんなキャリアを歩みながら、今や引っ張りだこの女の話だから・・・。
言い方が生臭いな(笑)。
終了後のレポートは2人への質問が多数並べられる。
次の授業でその回答をするわけだが、
振り返りを含め熱く喋るうちに45分ほど経過している。
ニシダは「テツさん、喋りすぎ!」と言うだろうが、多分、これはお互いさま。
まあ、二人とも喋りすぎなんだろう。
どんどん質問がくるので、僕は義母との関係まで披露してしまった。
(変なことじゃないですよ・・・)
それでも僕もニシダも真剣に学生に対し、
仕事を通して学んできたことや経験、考え方を伝えている。
自己開示が過ぎるかもしれないが、
ここは本音で語った方が彼ら彼女らの将来には役に立つだろう。
昨日の授業も質問に答えるだけで45分、掛かってしまった。
昨年までの教室とは明らかに傾向が違う。
顔が見えない分、どこまで真面目に参加しているかは不明だが、提出レポートの内容は濃い。
質問も多い。
それはオンラインだから成し得ることかもしれないけど・・・。
結局、昨日も時間は足らなかったね(笑)。
授業らしく理論を固く教えることも大切だが、それだけでは自分の中に落とし込まれない。
人の生き様を見て自分がどうなっていくか考えることも必要。
そのための自己開示。
来月は多彩なゲストを招き、生き様を語ってもらう。
ワークや宿題も課してはいくが、こういった話が本人たちのキャリアに繋がればいい。
次週も楽しみながら名大社スタジオから提供したい。
2回ほど番組に出演したこともあり、TV愛知「サンデージャーナル」をこまめに観ている。
いろんな切り口でデータを使い、名古屋や東海地区の特徴をあぶり出しているので、
地元で事業を行う者としてはいい勉強にもなる。
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先週は『名古屋発!「洋食文化」の謎に迫る』というテーマで名古屋の食文化について取り上げていた。
ここは名大社の社長という立場ではなく、
人気食べ物ブロガーという立場で情報を押さえておかねばならない。
その立場が正しいかどうかはあえて問わない(笑)。
総務省のデータによると、名古屋市民の洋食支出金額(年間)は、2万1461円で全国第3位。
東京や大阪に比べ圧倒的に多いという。
まあ、僕も毎日のように外食をしているし、ブログでも洋食を取り上げているケースは多い。
この額が決して多すぎるとも感じない。
それを支える理由の一つが喫茶店文化。
僕らが喫茶店で食事をするのは当たり前だが、
レギュラー陣の石原良純さんや黒田有さんはそうでもないよう。
あくまでもコーヒーや紅茶を飲む場所。
鉄板ナポリタン(鉄板イタリアンの店もあるけど)を喫茶店で食べるのも常識だが、
それは僕らが思っているだけで実際は常識でもない。
喫茶店でみそかつ定食もエビフライ定食も食べれるけどね。
そこも含め洋食の支出額が名古屋で多いのは納得できること。
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偶然にも日曜日に食べたチャオのあんかけスパゲティも名古屋メシを代表する洋食。
勝手にアレンジして強引に洋食仲間に入っている気がしないわけでもないが(笑)。
番組に中ではみそかつは洋食か和食かという議論があった。
一般的な洋食屋さんでも提供されているし、うどん屋さんでも提供されている。
意見は分かれるところ。
僕はご飯やみそ汁が合い、箸で食べることが前提なので和食だと思うのだが、
必ずしもそうとは言えない。
ルーツを辿れば洋食だし・・・。
そんなふうに面白おかしく名古屋の食文化を伝えていたのだが、もっと学ばないといけない。
本当の人気食べ物ブロガーになるためには、
ただあちこちのお店を巡るだけでなく探求心を持って臨まねばならない。
いつ番組からオファーがきても大丈夫な状態にしておかねばならない。
「学ぶべき点が違うだろ!」
とお叱りを受けるかもしれないが、これも僕の大事な仕事・・・。
いやいや、そうじゃないですね・・・。
ただ毎日おいしい食事を頂けることに感謝しなければならないし、
少しでも名古屋メシの価値を広げる活動もせねばならない。
そうか、今日は社長ランチ。
一体何を食べれるのかな?
名古屋にはいくつかの名物があります。
名古屋の名物名大社。
最近はニムラが動画で叫んでいますが、それだけではありません。
名物の一つが手羽先。
手羽先といえば「世界の山ちゃん」。
どうやら名古屋の名物は山ちゃんが多いようです(笑)。
「世界の山ちゃん」の創業者は山本重雄氏。
営業時代にもプロモートさせてもらいましたし、
社長になってからも何度かご一緒しました。
とても低姿勢な方ですが、手品をする際の豹変ぶりが今も記憶に残っています。
急逝された時は会社の行く末を心配しましたが、
奥さんがしっかりと引き継がれ、今も名古屋名物「世界の山ちゃん」です。
それだけでも尊敬に値します。
ここは改めて紹介したいところですが、手羽先では芸がありません。
そうだとすれば別業態に行くしかありません。
会社から住吉町に向かった先にある「世界のやむちゃん 名古屋栄店」に行ってきました。
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随分前にこちらで痛い目にあった気がしますが、もう忘れました(笑)。
今回は正統派ランチです。
当然ですが手羽先はありません。
注文したのは爛漫セットのAセット。
かなりの種類が出されます。
Aセット 1680円
一体どんな展開になるのでしょうか。
まずは日替わり中国茶。
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この日はシンプルな烏龍茶。
そして点心が並びます。
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カメラのレンズが曇っているわけではありません。
蓋を開けた瞬間に広がる湯気がレンズを刺激しました。
丁寧に一つずつ説明を受けましたが、忘れました。
斜めから撮ればこんな感じ。
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そして、他にもずらりと並びます。
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春巻は分かりますよね。
これでお酒がないのは納得できませんが、平日のお昼。
粛々と頂くのみ。
麺は担々麺。
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かき混ぜると巧妙に広がっていく感じです。
デザートは杏仁豆腐ですよね。
どの視点でこの業態に進出したかは不明ですが、山ちゃんには頑張ってもらいたいです。
同じ山ちゃんとしても・・・。
この業態としてはお値打ちですが、美味しく頂くことでできました。
山ちゃん魂が宿っていますね。
夜もぜひ、ご利用ください。
ごちそうさまでした。
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本書の帯に踊らされたわけではない(笑)。
確かに響くコピーだけどね。
たまたま聞いていたグロービスのVoicyでおススメしていたので手に取った。
最近は車を運転する機会が増え、運転中は日経トップリーダーのCDやいくつかのVoicyを聞いたりする。
電車とは違い読書ができない辛さがあったが、使い方次第で車でも学ぶことはできる。
あまり運転は好きじゃないけど。
また、道路も混んできてるしね(笑)。
ベストセラーにあまり振り回されることはなかったが、たまにはそんな本を読むのもいい。
売れるには売れる理由があるのだから・・・。
本書もまさに売れるべくして売れた。
いかに自分たちが先入観に捕らわれ、偏ったモノの見方をしているかを痛感する。
それは日本人としての目線もあるし、先進国としての立場もあるし、
これまで与え続けられたニュースを鵜呑みにしてるケースもある。
きっと今のコロナウイルスの件も発信される情報に右往左往し、
本来観るべきデータを見落としていることも多いだろう。
だから僕はあまり情報を過度に入れないようにはしているが・・・。
ちょっと違うかな(笑)。
山中教授のコロナ感染における日本の捉え方は参考になったけど。
著者はスウェーデン人で母国を中心に物の見方を表現しているが、これは全世界にいえること。
それぞれの国で偏った捉え方がなされている。
それが安心材料になっている人も多いとは思うけど。
僕はさすがにチンパンジーには負けなかったが、
さほど変わらないとすれば、事実に基づいた世界を理解すべき。
あまり目の前ばかり見ててもいけません(笑)。
本書ではいろんなデータを取り上げ、質問を投げかけている。
ネタバレ的にひとつだけ紹介すると、
いくらかでも電気を使える人は世界にどれくらいいるでしょう?
A.20% B.50% C.80%
なんと日本の正解率は15%とかなり低い。
答えは80%になるわけだが、僕らは発展途上国の電気も水道も通っていない世界をイメージしてしまう。
そうでもない?
これも思い込み?
本書には10個の思い込みについて、著者の経験を踏まえ著されている。
著者も反省を繰り返し、ここまでたどり着いたともいえる。
僕らはどうしてもネガティブなニュースに引っ張られがちだ。
世界についても明るい話題よりも暗い話題の方が目立つ。
それに左右されることなく、より客観的に情報を読み取ることが大切。
それは身近なことでもそう。
降りかかる多くのことに一喜一憂せず、過ごしていきたいよね。
![](http://www.meidaisha.co.jp/president/wp-content/uploads/2020/06/hari20061-212x300.jpg)
約3か月ぶりに映画館に足を運んだ。
ようやく本来の映画コラムニストの仕事もできるわけだ。
お邪魔したのは会社近くのミリオン座。
映画館は再開したとはいえ上映本数も少なく、話題作の上映もまだまだ。
それはミリオン座に限らず、ミッドランドスクエアシネマも中川コロナも同じ。
席数も半分程度に絞られて、着席不可のマークが・・・。
観客数も少ない。
まだまだ映画館も厳しい状況が窺える。
敢えてお客さんを呼んでいないような気もする。
それはそれでちょっと寂しい。
しばらくすれば新作も公開されるだろうが、早く通常状態に戻ってもらいたい。
映画評論仲間とも飲みながら熱く語りたいし・・・。
と久々に映画館にお邪魔した際の感想。
そんな中で観た本作。
数少ない新作。
もっと多くの作品が公開されていたらリストから漏れたかもしれないが、これもご縁。
アメリカでは誰でも知っている英雄の物語。
僕が知らなかったのは歴史の勉強不足。
ドル紙幣に採用される奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を描く。
僕がふと湧いた疑問。
そんな人物ならとっくの昔に映画化されていていそうだが、
そんな簡単な問題じゃないのかな。
黒人の奴隷問題を描くのは今の時代でもハードルが高いのか。
そんなわけないよね・・・。
演じる役者の問題か?
主演のシンシア・エリボを観た時に、僕はウーピー・ゴールドバーグを思い出した・・・。
今は何をされているのかな?
と本作とは関係ないことばかり書いている。
そろそろ映画の評論に入らないと・・・。
ある意味、女性ヒーローの話。
壮絶な人生を歩み、生死を掛けた行動を起こしている。
きっとすべてが実話。
常軌を逸している。
そこに感情移入し感動を生むのは間違いない。
アカデミー主演女優賞の候補になるのも頷ける。
彼女の歌も素晴らしい。
それは事実。
作品として評価も高いだろう。
だが、何かが違う。
ちょっとした違和感であり、緊張感の欠如。
この類の作品に求められるピリピリ感が足りない気がしてならない。
社会派ドラマなのか、ヒーローを描く娯楽作品なのか観る者を迷わせる。
そこが映画コラムニストとして、何かが違うと思った点だろう。
僕の感性のなさかもしれないけど・・・。
描かれている時代は1850年代。
日本では江戸時代末期。
断然時代はアメリカが進んではいるが、この時代はどこの国も大きく変わるタイミング。
たった150~160年前。
さほど昔ではない。
しかし、その歴史があるからこそ、トランプ政権も安倍政権も成り立っている。
それはどうでもいいか。
政治的意図があるわけじゃないし・・・。
のんびりとどこかに旅行に行くことも、その計画を立てることもない。
頭の中で妄想が膨らむのみ。
そんな中、先週は久しぶりの京都へ。
ゆっくりまったりすることなく弾丸で帰ってきた。
街は活況とはいかないまでも、らしさは戻っているかのよう。
祇園あたりで食事をし、鴨川沿いを歩くとその魅力を肌で感じたり・・・。
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![](http://www.meidaisha.co.jp/president/wp-content/uploads/2020/06/kyoto20061-2-300x225.jpg)
この日の目的は大学生になった息子を追い返すこと。
大学の授業がオンラインのため、しばらく帰省していたが、
せっかくの学生生活を無駄にすることはできない。
京都での一人暮らしを堪能してもらいたい。
もちろん遊びもあるが、大学や街、人からの吸収も多いはず。
多くの人に出会いながら、文化や歴史も学んでもらいたい。
可能であるなら息子ではなく、僕がそうしたい。
息子が羨ましくてしかたない。
こんなDVDを観たせいも理由の一つ。
京都通の櫻山さんから借りたDVD。
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常盤貴子さん主演の「京都人の密かな愉しみ」。
彼女主演の単なる連続ドラマかと観てみたが、内容は異なるもの。
主役の一人である大学教授の目線で、
和菓子屋の若女将である常盤貴子を追いかけながら京都の魅力を掘り下げていく。
オムニバス形式のドラマや京都のおばんさいの作り方などが2時間に凝縮。
それを季節ごとに仕上げている。
僕が観たのはまだ秋編だけ。
それだけでも京都の紅葉を含め楽しみことができた。
他のバージョンも借りているので、順を追って観ていきたい。
一話だけでも京都の魅力が満載だったが、
すべて観終わったころにはすっかりとはまっているだろう。
京都の空気感にも、京都人の喋り方にも(本当は冷めていても)憧れる。
ドラマの中にも登場するが、こんな場所でキャンパスライフが送れたら、どれだけ幸せなことだろう。
息子には下宿先に泊まることは早々に断られているが、何かと理由をつけ顔を出したい。
早く先斗町か祇園でバイト先を見つけ、招待してもらいたい。
成人したらその界隈でゆっくりとお酒を飲むのもいいだろう。
とはいえ、20歳そこそこは所詮ガキだ。
もっと大人の人たちと大人の会話をしながら杯を傾けたい。
隣に着物姿の常盤貴子さんがいたら最高だろう。
とこれも勝手な妄想(笑)。
この夏はお邪魔できるだろうか。
川床に誰か連れてってくれないだろうか。
ご機嫌伺いでカミさんも時々は連れ出すこともあろうが、いろんな季節の京都を味わいたい。
いやあ~、憧れてしまうな。
今日、時間があるので、借りたDVD夏編でも観ておくかな・・・。
![](http://www.meidaisha.co.jp/president/wp-content/uploads/2020/06/41EXuGnjzHL-206x300.jpg)
いつも手厳しい冨山さんだが、商売は予想以上に上手いのかもしれない。
もちろん日本を代表する経営者の一人だし・・・。
こんな書籍を瞬く間に書き上げ、印刷、物流工程を省き、
kindleを含め電子書籍で販売してしまう。
粗利益率からすれば相当なもの。
この分野の印税の仕組みは知らないが、いいビジネスになっているのは間違いない。
と、邪な見方をしている僕は間違っているだろうか。
それは非難しているのではなく、そのすばやい動きを素直に尊敬しているのだけど。
これくらいのスピード感を持って臨まないと生き残れないと間接的に言っているのか。
そんなふうに受け止めておこう。
1年後にはもう古い本として取り扱われるのかもしれないし。
中古市場で価格が落ちるのを防ぐのも作戦のうちかな。
多分、どうでもいい読みだな(笑)。
本書で冨山氏が多用するのが「基礎疾患」というワード。
本来は病気のリスクに対して言われる言葉だが、
ここでは「財務と事業と組織の構造疾患」のことをいう。
これを治さないと「勝ち組」にはなれない。
今回のコロナであからさまになったが、これが企業としての肝。
失礼な話、レナウンなど最近倒産した企業は基礎疾患があったということ。
ニュースにも出ていたMJGなんて酷い状態だしね。
コロナショックはたまたま発生した事象に過ぎず、
どんな企業でも遅かれ早かれ見直すべきこと。
財務、事業、組織について常に健康状態を作らねばならない。
健康な体を維持するために不摂生をしないという単純な話ではなく、
新陳代謝力を高める努力をし続けること。
まさにトランスフォーメーション。
僕なんて単細胞な人間なので、
リーマンショックを乗り越えたから大丈夫と思ってしまうが、その考えでは甘い。
繰り返す時代の中で、根本的な精神的な強さは変わらないが、求められるスキルは変わっていく。
そう考えると、この環境下で推進する「名大社モデル」は決して間違っていない。
これを推し進めることがアフターコロナの世界にも繋がる。
しんどい思いや経験をしたいと次のステップには進まない。
松下幸之助さんの「好況よし、不況なおよし」をいい意味で解釈し取り組まねばならない。
冨山氏は『修羅場の「べからず」集』として、8つのすべきでない行為を表現。
ここでは紹介しないが、僕の胸に突き刺さる痛い言葉が並べられている。
もっとドライにならなきゃいかんのだね。
非常事態宣言が解除され、普段の生活に戻りつつあるこれからが企業として勝負の時期。
基礎疾患に陥らないように自分も他人も甘やかすことなく接していきたい。