本日は愛知県経営者協会の「採用力向上セミナー」に出席。といっても参加者ではなく講演する側。大きなテーマは採用担当者が最も気になる「『内定辞退』防止のノウハウ」で、こちらは名大社のパートナーでもある採用コンサルを行う株式会社パフさんが実施。
僕はその前振りというか、つなぎというか、オマケという役割(笑)。
「押さえておきたい、採用現場の動向」をいうテーマで、本年の採用環境、採用現場の現実、東海地区の特徴、中小企業の採用戦略、来期以降の予測について話させてもらう。
オマケの役割といっても全体の半分、90分も喋るのだ。全然、オマケじゃないじゃないか・・・。当初は気軽な気持ちで引き受けたが、気軽な仕事ではないのは参加者の一覧を拝見するあたりから気づきはじめた。それ自体が遅いんだけれども・・・。
ここ最近、依頼を受けた講演というのは、学生向け以外では中小企業の経営者向けや業界団体リーダー向けと採用担当者向けとは異なるケース。直接の現場に携わる方ではない。それが理由ではないが、僕が感じる主観でほとんど話を進めさせてもらった。
ところが今回はバリバリの採用担当者。数百名から数名の採用を担当する様々な規模の企業の方が参加される。主観だけでは納得してもらえないだろう。
また、弊社のクライアントやよく知る担当者の出席も多い。ここで話す全てが名大社の方向性とイコールに捉えられることとなる。自分の思い込みだけは禁物。
主観だけでなく客観性も交え、自社データだけでなく公表されている他社データも織り交ぜながら話さなければならない。顧客の信用を得ることができなくても、少なくとも信頼を失くすことだけは避けなければならない(笑)。
それに当初の参加予定よりも増え、本日は80名を超えるという。頑張らねば・・・。(これまでがいい加減というわけではないですぞ。お間違えのないように・・・)
自分の足りない分はパフさんにフォローしてもらうにしても、会社の足を引っ張らないようにしないと。
午前中は発声練習もし、昼食もあまり食べすぎず、午後からの時間を迎えたい。
よろしくお願いします。
2013年07月の記事一覧:
2013年7月30日
今日のセミナーも頑張ります。
2013年7月29日
役員降格中の話
以前書いた役員降格の話が思った以上に反響が大きく、その後のことを書いて欲しい、教えて欲しいという声を数多く頂いた。
調子に乗るわけではないが、今回はその降格中のことを少し披露したい。(そんなネガティブな話、聞きたくない方は飛ばしてください・・・笑)
降格中は一人ぼっちで営業をしていたのは前回書いた通り。会社を辞めようと思っていたのも事実。しかし、その当時のクライアントの担当者との会話がその後の僕を支える大きな要因となっている。
そのクライアントとは岐阜にある商社。
僕が入社2年目か3年目に新規で契約して、そこから約20年間、担当させて頂いた。担当のHさんは当時30代後半の課長。一度も担当が異動することはなく、ずっとお付合いさせてもらった。そのHさんは順調に役員になられ、僕が役員に昇格した時は「お互い偉くなったなあ~」という感慨深い会話もあったりと・・・。
そんなHさんだが最初にお会いした時から口がメチャクチャ悪い人で、僕はほとんど名前で呼ばれたことがない。大体は「お前~」と呼ばれていた。契約時も豪快でそのもの。
「●●●万円で4回のイベント契約なっ!」
「いや、もうちょっと料金をアップして頂かないと・・・」
「いいだろ、お前のとこしか頼まないんだから。それでやっとけ!」
「分かりました。では、契約書を・・・」
「任せるからテキトーに作っとけ。忙しいから、じゃあな。」とそんな具合。
それでもウマが合い、多くの競合他社が仕掛ける中、長い間信頼関係を築いてきた。時間がある時は、仕事の真面目な話から会社ではするべきでないどうでもいい話までしたし(笑)、会社のパーティーにも呼ばれ、取引先を紹介してもらったりした。
コテンパンに叩かれることもあれば、頼み込んで仕事ももらったこともあった。そんな男くさい関係が15年以上続いた。
その後、僕が役員を降格となり、自分なりの結論を出そうとして神妙な面持ちでお邪魔した時のこと。
夕方5時に訪問し仕事の打合せを一通り終えた後、Hさんはいきなり「今日、俺になんか言おうとしてるだろ。会社辞めようと思ってるだろ。」と突っ込んできた。
きっと表情に出ていたのだろう。
「はい、時期が来たら区切りをつけようと思っています。」と返した途端、「バカヤロー!。お前なんかよそでは通用しない!絶対に許さん」と激怒された。ここまで真剣に叱られたのは初めてだった。
いかに僕が未熟で実力不足か、まだやり遂げていない仕事がどれだけあるか、Hさんがこれまでの自分の経験を含め、僕がやらねばならないことを切々と説いた。大半が説教だったが、ずしっとくる重い言葉だった。
終わった時は夜の9時。打合せ自体は30分程度だったので、3時間半はそんな話をしていたことになる。とても長い時間だったが、それだけ身に染みた話だった。涙が出そうだった。
一業者の一人の営業マンにそこまでするだろうか・・・。
クライアントを出て営業車で会社に戻る1時間はかなり疲れていたが頭ははっきりしていた。車の中でその会話を反芻した。どうしてそこまで言ってくれるのだろうと思ったが、感謝で一杯だった。自分なりの結論が出た。
「こういう人を裏切ってはいけない。」
リーマンショックが重なったこともあったが、僕の選択肢に会社を辞めることはなくなっていった。
それから1年以上経過し、僕は副社長になった。その段階で全てのクライアントを引き継いだ。Hさんにも引継ぎの挨拶をした時は、「その苦労している顔がいい。」と励ましてくれた。
そして、半年後、僕は代表となった。ここはしっかりと挨拶をしておかなければならないとHさんにアポ入れの連絡をした。
「会社の社長さんなんだから、もう俺のところに来る必要はない。頑張ってくれ。」と一言。簡単な挨拶しかできなかった。させてもらえなかった。
何のお礼もしないまま、不義理のまま、今もこうして時間を過ごしている。しかし、僕が最低限しなければならないことはまだ残っている。どのタイミングが喜んでもらえるだろうか。今はまだダメ出しされるだろう(笑)。
失意の役員降格中にも、何よりも変え難い時間を過ごさせてもらった。
このことは忘れてはならない。
結局僕は周りに支えられて仕事をしている。
このことは忘れてはならない。
2013年7月27日
円頓寺七夕まつり2013
ブラブラと歩いたり、ひっそりと飲みに行ったりする円頓寺商店街。
昨日もジオコス伊藤社長とのサシ飲みで有意義な時間を過ごさせてもらった場所。おっさん二人が酒を酌み交わしながら、語り合うのも心地いい(笑)。
正直、普段はちょっと静かな商店街。
最近、イタリアンやベトナム料理店など新しい店も増えてはいるが、大須商店街に比べれば全然地味で活気もない。
僕はそれが却って落ち着くので好きだったりするのだが、商売人にとってはそんな悠長なことは言っておられない。商店街を盛り上げるのに懸命に動かなきゃならない。
その盛り上げるための一大イベントが円頓寺七夕まつり。
来週31日から8月4日まで開催される。
昨日は祭り前だが、このように張りぼて飾りがあちこちに吊り下げられていた。
これだけでも十分お祭り気分になる。なぜ、くまモン?という突っ込みもありそうだけど、おかげで楽しく飲むことができたわけだ。
(いつもでしょ!と言われるかもしれませんが・・・)。
調べてみるとお猿のパフォーマンスや、消防音楽隊パレード、大道芸など沢山の催しがある。徳川家康がおしのびで登場もするらしい。(ほんまかいな?)。
3日(土)は「ハゲタカ鑑賞会」の最終回を開くので、その前に立ち寄ってみるのもいいかもしれない。
日頃、お世話になっている円頓寺商店街。たまには宣伝もしないと叱られる。いや、次回、サービスがよくなる・・・(笑)。
お時間ある方は、是非、お出掛け下さい。
2013年7月25日
最近のお気に入り
これまで普段の生活の中で炭酸飲料を飲むことはほとんどなかった。まれにマックなどで食事をする時にセットで注文するドリンクをコーラにするくらいで、コンビニで買うことはまずない。
あれだけお酒を飲んでいるくせに、何となく炭酸飲料はカラダに悪いと思い込んでいるふしもあった。高校の頃は部活帰りにチェリオのデカい瓶をバカみたいに飲んでいたけど・・・(笑)。
しかし、最近よく炭酸水を買うようになった。それがこれ。
ただの炭酸水の時もあれば、レモンの時もある。大して味は変わらないと思う。
社内で仕事をする場合、これまではミネラルウォーターを買っていたが、最近はウィルキンソンタンサンが多い。
コンビニで90円という値打ち感もあるが、甘さも一切ないので後味もサッパリ。爽快感が残るのがいい。昼間の眠い時間帯には効果的だ(笑)。
そして、最近分かったのが炭酸水はカラダにいいということ。
たまたま観たTV番組の特集で分かったのだが、どうやら疲労回復やダイエット効果もあるらしい。その恩恵を受けるには至っていないとは思うが、気持ちだけでも前向きになれる。
そして、夜はこんな感じ。
自宅で晩酌をする時は炭酸割り。ビールもいいが、ハイボールや焼酎の炭酸割りもサッパリと酔えていい。特にこの夏場はグイグイといけてしまう。
これが最近のお気に入りなのだ。
「ブログのネタ不足でしょ!」と言われかねないが、たまにはこんなネタで勘弁願いたい。こういう時の方が評判が良かったりするけど(笑)。
2013年7月24日
経営センスの論理
経営センスの論理 (新潮新書) (2013/04/17) 楠木 建 |
前作「ストーリーとしての競争戦略」を読もうと思っているうちに機会を逸して、ここまできてしまった。タイミングを逃すと中々読めないものである。
最近、発売されたのが本書。新書という手軽さもあり、何のためらいもなく手に取った。きっと「ストーリーとしての競争戦略」はその値段とボリュームに腰が引けてたのかもしれない。タイミングを逃したなんて、都合のいい言い訳に過ぎない(笑)。
本書を読んでも経営のセンスが磨かれるわけではない。「スキル」よりも「センス」が大事だと言ってるだけで、そのノウハウが書かれているわけでもない。それでいい。ノウハウを学んでもセンスとは別次元であり、真逆の方向しかいかないだろう。それを理解できただけでもよしとすべきなのだ。
これまで戦略の基本としてフレームワークなどはケーススタディを通して学んできた。これが万能ではないが、新しく物事を考えるに5Fや4Pは整理するのに役立つのは事実で、今も有効なツールである。
しかし、それは一定のスキルで誰でも取り組めるので、差別化には程遠い。失敗をしないためのツールで成功に導くわけではない。成功に導くには行動力や論理的思考力、リーダーシップは必要だが、センスが最も重要なのかもしれない。
このセンスは目に見えない、文字にもしづらいため、あるなしの区分けは難しい。判断基準も人により異なる。センスが悪い人はセンスの悪い人をセンスがいいと判断するだろうし・・・。(なんのこっちゃ)。
本書では就職活動における企業選びを例に面白い表現もしている。
僕も講演の場でよく話をする就職人気企業ランキングの例えだ。まだ働いたことがない学生が人気企業を選び、ベストテンが公開される。これについて異議を唱えたりするのだが、著者は分かりやすい言い回しでそれを表現された。
就職人気ランキングとは「ラーメンを食べたことのない人によるラーメン店ランキング」と。これは分かりやすい。次回の講演で使わせていただきます(笑)。
センスというと何となく感覚的な要素と捉えられがちだがそうではない。具体的と抽象的と両面で考える。それも論理的に考えることでセンスは養われる。軽はずみに「センスあるねえ~」なんて使ってはいけないのだ。
本書を読むだけでは分かったような分からないような感じ。やっぱり「ストーリーとしての競争戦略」を読む必要があるな。と言ってる時点で、センスはないのだろう。
う~ん、残念・・・(涙)。
2013年7月22日
今週末は第7回障がい者のための就職・転職面談会
写真は昨日の朝日新聞。
紙面の前後は参院選当日ということもあり、選挙がらみに記事で囲まれていた。その選挙結果は予想通りというべきか・・・。
手探りでスタートした障がい者の方向けの合同説明会。早いもので今回で4年目となる。
年2回の開催のため回数は少ないがこれで第7回。最初の1~2年は参画企業を募るにも結構苦労したが、認知と実績を積み重ねた成果か、ようやく安定的にイベントを開催できるようになってきた。継続してご利用いただくクライアントも増え、また多くの施設にも協力頂いたりと有難い限りである。
今回の顔ぶれも実にさまざま。日本を代表する企業から、地元のトップブランド、インフラ、そして中堅企業までバラエティに富んでいる。
4月の法改正で法定雇用率に対してよりシビアになったこともあるが、各企業の取り組みも徐々に積極的になってきており、このような場を求められるようになってきた。我々が提供すべき意義もあるのだと信じて開催していきたい。
本来であれば、従業員数200~300名クラスの企業に参加いただけると全体のバランスもとれ、更に機会も広がるが、それは我々の営業力や努力不足。もう少し力をつけ理解いただける存在にならねばならない。4年目を迎えてよかったと安心していてはダメですね(笑)。
課題はまだまだ残っている。HPももう少し充実させたいし・・・。
先週に続き2週連続でのイベント開催なので、会社メンバーもしんどい面はあると思う。暑さも伴い疲労度も増すかもしれない。
体調管理も万全にして全体で当日を迎えるよう心掛けたい。すぐ夏季休暇もやってくるのだから・・・。
詳しくはこちら
<日時>2013年7月27日(土)
12:00~17:00
<会場>国際会議場 2号館展示室
地下鉄名港線「日比野駅」もしくは名城線「西高蔵駅」より
徒歩5分駐車場もあります。
※要約筆記、手話スタッフも待機。就職相談コーナーもあります。
お気軽にお越しいただきたい。
2013年7月21日
新卒採用総括はまだ早い!
昨日、一昨日は企業展&転職フェアを開催。
この暑さにもかかわらず多くの方に参加頂いた。まずは感謝。ありがとうございました。少しでもいいキッカケができることを期待したい。
新卒市場で言えば、この7月は終盤。企業によっては既に15年卒向けの計画を立案中であったり、我々の同業者でも新卒採用総括セミナーを実施しているケースも少なくない。14年卒採用は終了し、次年度向けに発進しようとしている。
しかし、僕の実感値はまだまだ14卒新卒採用真っ最中。総括するには早すぎると考える。
今月末に新卒採用動向について講演することもあり、ここ最近はクライアントに直接お邪魔して採用状況を伺ったり、営業からヒアリングしプレゼン資料にまとめたりと時間を費やしてきた。そのリサーチからの結論は、採用を終了している企業は一部に過ぎず、多くの企業は採用を継続しているということ。
特に今年は一部の業界を除き、採用に苦戦している企業が多い。弊社のイベントに参加頂くなど大々的に募集活動を行わないまでも、小規模の説明会を開くケースは目立つ。求人数が増加した背景として、選考中の辞退や内定辞退も多く、目論見通りに進んでいないという採用担当者の声はよく耳にする。
一方で学生は順調かといえば、必ずしもそうではない。昨年よりは内定率のポイントは上がっているものの、この東海地区大学の内定率はせいぜい50%前後で、まだ半数の学生が活動中と考えられる。
その割には思ったほど学生が動いていないような気もするが・・・。これも今年の特徴・・・(苦笑)。
多くの企業が採用を継続中、多くの学生も就活を継続中。となると、やはり総括するにはまだ早い。今の状況だけみれば、かなり長期化するのではないだろうか・・・。
今回の企業展でも参加企業により大きな差が生まれた。一般事務を募集する商社には長蛇の列ができ、女子学生を中心に長時間待っている。採用数は限られている。かたやポツリポツリとしか面談できない企業もある。業種、職種によって温度差ができるが、その差は歴然。
企業側の声を聞くうちにより特徴的なことも明確になってきた。
元々地元志向が強いエリアだが、それが更に強くなっている。異業種だが地元企業からの内定を得たこと、全国転勤を嫌って辞退することなど内定辞退の理由は限られる。
運輸業でもサービス業でも競合先は金融機関や自動車関連メーカーが多かったりする。求められる人物像は明らかに異なるとは思うのだが・・・。そんなことがよく分かってきた。ミスマッチにならなければいいが・・・。
そして、前述したように少ない席を奪うための熾烈な争い。もちろん健闘は祈っている。
今日は参議院議員選挙。
見方を変えると候補者が選挙に当選するより、学生が企業から内定を獲得する方が難しいのかもしれない。
2013年7月19日
こりゃ困ったな・・・。
最近、めっきりテレビを見なくなった。
欠かさず見ているのは「サンデーモーニング」と「八重の桜」くらいで、あとはニュース番組やスポーツを適当に見る程度。
子供たちは楽しそうにバラエティ番組を見ているが、貧乏性のせいか、時間が勿体なく感じてしまう。「そもそも家にいないでしょ!」と嫁さんに言われれば、何の返答もできないのだけれど・・・(苦笑)。
ところがここにきて困ったことが起きた。先々週から始まったCBCドラマ「半沢直樹」。そして硬派な番組が多いNHK土曜ドラマ「七つの会議」。2つの社会派のドラマが共にスタートした。
原作は池井戸潤氏。
「半沢直樹」の原作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」も一気に読み、以前のブログにアップ。「七つの会議」もその中味に反発しながらもブログにアップ。3冊とも珍しく集中して読み切ってしまった小説であった。
当初、「半沢直樹」は見るつもりはなかった。時間が勿体ないから・・。現に第1回は見なかった。ところがである。面白い!面白い!と絶賛する友人の声があちこちで響く。その声に誘惑され見ないつもりの気持ちが揺らぎ始めた。
そして、第2回を録画して見てしまった。面白い!。
併せて録画した「七つの会議」も立て続けに見た。ヤバい!面白い!。
ハッキリ言って、両作品とも嫌な世界。社内での軋轢や派閥争い、保身を前提とした組織には全く興味がない。僕は会社内で気を遣うことほど無駄なことはないと思っているので、このドラマに出てくる2つの企業には勤めたくはない。そして、そんな会社にはしたくない。
だから嫌な世界であるこのドラマに対して拒否反応を示すはずなのだが、これがすこぶる面白い。
これは困った。土日にかけて、見るべきテレビが増えてしまった。嫁さんがこの手のドラマに興味を示し、一緒に観てくれればリビングを占領できるのだが、全く関心はない様子。どこかで一人の時間をみつけて見るしかない。本当にこれは困った。
しかし、同時に週末の楽しみも増えてきた。
堺くん、東山くん、頑張って不健全な組織と闘ってね(笑)。
2013年7月18日
リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ
リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ (角川oneテーマ21) (2013/05/10) 高野 登 |
朋友櫻山氏が以前ブログで紹介していたこととクレドを真剣に取り入れてみようと思い手に取った本書。
前リッツカールトン日本支社長の高野氏のお名前は知っていたものの、著書を読むのは初めて。クレドを目的に書かれた書物ではないので、その件にあまり触れていないのは当然だが、ヒントとなる言葉はあちらこちらにちりばめられていた。
リッツ・カールトンの有名な取り組むとして「一人2000ドルの決裁権」がある。素人目にみれば、なんて羨ましい権利だと思ってしまうが、それはとんだ勘違い。
2000ドルの決裁権は信頼の証であり、何よりも重大な責任感を伴う。僕が大きな案件に勇気のいる決断をするようなものだ。20ドルの決裁であれば安易に判断してしまうだろうが、2000ドルであれば簡単にはいかない。エンパワーメントが信頼のバロメーターであるのも納得である。
ホスピタリティという言葉はサービス業のために使われているような気もしてしまうが、実際はそうではない。我々のような事業でもホスピタリティは必要だし、普段の仕事生活、家庭生活においてもついて回る。何気ない一言が相手に喜びを与えることもあれば、傷つけることもある。
文字でいえば、たった一文字にあたる言葉でも使い方で、相手の捉え方は変化するのだ。上手くメッセージを伝えようとする前に、普段の会話も十分気を遣わなければならない。そんなことを考えると人前で偉そうなことを喋ってもできてないことは山ほどある。反省・・・。
本書に書かれている通り、一流のホスピタリティを得ようと思うなら、感性を磨かなければならない。何気ない日常の中で、いかに発見し、俯瞰し、想像し、観察する力を養わねばならない。
ぼ~っと歩いているのでは、何も見えない。常に目の前を意識することも重要なんだ。
ここにも登場する長野にある伊那食品工業。最近、僕の周りでもベンチマークツアーであったり、講演会であったり、出掛ける人が多い。参考になる点が多分にあるのだろう。これはいずれ伺う機会もあるだろうな。
そして、肝心のリッツ・カールトン。
僕は一度も宿泊したこともなければ、お邪魔したこともない。家族で出掛けることがないので、出張の際、思い切って泊まってみるのもいいかもしれない。一流のおもてなしを肌で感じるのも一つの学びだ。
といいながら、まだまだビジネスホテルに泊まる生活なんだろうけど・・・(笑)。
2013年7月16日
奇数月第二火曜の過ごし方
今日は第三火曜なので、1週間前の話。アップが遅くなってしまった。
僕は今現在、いくつかの経営者向けの団体に加盟し活動している。基本的に経営者としてのスキル向上とネットワークの構築を目的に参加している。先輩経営者から知識や経験を吸収に、少しでも自分にも反映していきたい考えだ。
その活動が重なるのが奇数月の第二火曜日。
この日は朝と夜に勉強会の予定が入る。朝はクラブ愛知という出身大学OBの経済人で構成される同窓会組織。経営者や議員、士業の方が中心に参加されている。
この会のスタートは朝7時。早い。毎回ゲストを招いて講演を拝聴するケースが多い。先週は先輩エコノミストによる「株式市場の現状と今後の市場動向」。先輩が語るには株式についてはかなり強気。そのロジックも明確で、今後はかなり期待できそう。いろいろと考えてみるかな・・・(笑)。
この朝会を終了すると会社に戻り通常業務。そして、夕方6時半からは以前にも紹介した西川塾。
西川塾主のこれまでの経験を基に経営者としての生き方や考え方を学んでいく。前回はトップの生きがいや友人の在り方についてご教授頂いた。トップの生きがいはその経験や年齢で変化する。今の生きがいが20年後には更に高い視点の生きがいに変わっていくこともある。そうならなければならない。それがトップが成長することに結び付くのだろう。
そして、友人。友人は自然にできるものではなく、自らから求めるものだという。確かにその通りだ。僕が最近親しくさせてもらっている方は、僕がいろんな場に出向いて出会った人たち。自分が行動しなければ今の関係を築くことはなかった。その逆も然り。そこでリスペクトしたり、意気投合したりする中で親しい友人へと繋がっていく。
塾主は80歳代になっても、その友人作りのために精力的に動き回られるのだから驚く。きっと終わりはないのだろう。自分もそうならなければ・・・。
そんな講話を伺うのが夜の過ごし方。前回は新人歓迎会もあり酒を酌み交わす。新たな出会いの場も作って頂いた。
奇数月第二火曜は、そんな過ごし方が定番。一日を全く無駄なく過ごすことができるのだ。少々疲れも出るが、2ヶ月に1度くらいはそんな日があってもいい。
次回の朝と夜のダブルヘッダーは9月。少しは日が短くなっている頃だな・・・。