一昨日28日は出身大学OBの様々な年代が集まった交流会。開催場所は栄の住吉町。通称プリンセス大通りと呼ばれる繁華街。
雑居ビルの5階にあるアンキアというレストランバーを貸切にして行われた。このお店を手配したのは僕。
オーナーにお願いして貸切にしてもらった。オーナーと親しげに話す僕を見て、参加した仲間はこの店の常連と思っていただろう。
しかし、僕がこのレストランバーにお邪魔したのは実は2度目。それも今年の年明けに初めてお邪魔しただけ。「常連ぶりやがって!」と苦々しく思われるかもしれない(笑)。そんな親しげな態度は僕が単に馴れ馴れしいだけではない。
最近、懇意にする同世代の経営者Iさんと食事の約束をして、伺ったのが1月の初旬。
「山田さんを連れていきたい店がある。」と有難い言葉をもらい、連れてきてもらったのだ。どちらかといえばオンボロな雑居ビルのお店なので(すみません)、通り過ぎてもわからないようなところ。ただお店はとても居心地がよさそうな落ち着いた空間。
Iさんが「こんばんは!」とお店に入ると「Iさん、お待ちしておりました!」とオーナーの声が・・・。
その瞬間、僕は「あっ」と声を上げ、ほぼ同時にオーナーも「あっ」という声を上げた。「北山さん!」「山田さん!」と二人ともお互いの名前を呼び合った。「へ~、久しぶり・・・。」
Iさんは「え~っ、知り合いなの???」と驚いた表情で会話の中へ。会うのは実に13年か14年振り。オーナーの北山さんは僕が20代から30代にかけて通っていたBARの店長だったのだ。
彼がそのBARに入りたての頃から通っていたこともあり、嬉しいことに僕の名前を覚えてくれていた。BARは経営権などいろんな問題があり、北山さんは店を辞められ別の店で働くことになった。
通常であれば常連客には次のお店の連絡もすると思うのだが、北山さんはそのBARに気を遣い、一切、連絡をせずに店を変わり働いていたのだ。そのあたりが彼の誠実な人柄を表している。
そして、いろんな苦労があったようだが、4年ほど前に今の店を構えることになり、現在に至ったわけだ。
僕は彼に再会でき、素直に嬉しかった。北山さんもただの飲んだくれの兄ちゃんが経営者になっていたことに驚きを隠せないようだったが(笑)、喜んでくれたよう。なんとも素敵な偶然が重なったのだ。その偶然を作ってくれたIさんには感謝しきれない。
話を辿っていくとIさんも僕が通っていたBARに昔、よく顔を出していたとのこと。もしかしたらその当時、すれ違っていたかもしれない。いやあ~、嬉しいですね。
そんな偶然もあり、僕はこのお店を予約し、今回、利用させてもらった。参加した仲間も大いに喜んでくれた。会社が丸の内に移り、住吉町に来る機会は減ってしまったが、これからはこのアンキアにお邪魔する目的で増えるのかな・・・。
今週はお世話になりました。これからもどうぞよろしく!
2014年01月の記事一覧:
2014年1月30日
ステキな再会
2014年1月29日
映画「舟を編む」
舟を編む 通常版 [DVD] (2013/11/08) 松田龍平、宮崎あおい 他 |
映画を観終わって単純に疑問に思った。「舟を編む」ってどんな意味だろう?って。
調べてみると「様々な文章を集めて書物を作る、編集する。」がその意味。全く知らなかったし、映画が評判になっても調べないまま。今、ようやく意味を知っただけだ。
とてもじゃないが、主役の松田龍平にはなれない。疑問に思ったことはすぐに調べる。これが編集者の基本だろう。
映画を観る前は、松田龍平と宮崎あおいのラブストーリーを描いた映画だろうと思っていた。それはとんでもない誤解。
しかし、一体どんなジャンルになるのだろう。青春映画、人間ドラマ、ビジネス映画、エンターテイメントと、どのジャンルに分けていいのか分からない。地味な主人公が映画を引っぱり派手なアクションがあるわけではないが、僕はエンターテイメントと言われても十分納得する。それだけスリリングで感動あり笑いありの優れた映画であった。
テーマがテーマだけに展開は地味。実際の辞書を作る作業をこの映画のように行っているか分からないが、仮に同じだとすると辞書の扱い方も変わってくる。
普段何気なく使用する辞書(と言っても最近はすぐネットで調べちゃうけど・・・)をもっとありがたい存在として取り扱わなければならない。
その膨大な調査量、緻密さを求められる業務。それも機械に頼るのではなく人の手作業が中心の仕事。今どき、一つの仕事を仕上げるのに15年の期間を要するのはあり得ない。朝令暮改当たり前、5年先すら見えない環境の中でその仕事を続けるモチベーションは一体何なのだろう。
それを考えながら観るだけで、感動的なシーンが湧き上がってくる。
そして主役だ。これまで僕は松田龍平をあまり上手い役者だとは思っていなかった。弟の方がイケメンだし、個性的だが演技の幅が一定レベルのような気がしていた。しかし、それは大変失礼な見方。役柄に上手くはまっており、真面目なオタクを演じ切っていた。ハゲタカ、探偵はBARにいる、麦子さんと等、いくつかの作品は観たが、同じような役柄は一つもない。その中でもこの映画における存在感は際立っていた。
評価の高さを耳にしてDVDで観た本作であるが、本来であればレイトショーの映画館で静かにまったりと観るのが相応しいだろう。
2014年1月27日
55歳からのフルランナーはいかに・・・。
「日経トップリーダー経営セミナー」が先週の22日(水)に名古屋で開催され、せっかくの機会なので参加した。講師は作家の江上剛氏。旧第一勧業銀行の銀行マンで小説「金融腐食列島」のモデルの一人。
江上氏といえば経済小説のイメージだが、僕が読んだことがあるのは「会社を辞めるのは怖くない」と「55歳からのフルマラソン」のみ。得意とされる領域は手つかずのままだ。
「55歳からのフルマラソン」は少なからずフルマラソンを走るきっかけとなった。もしチャンスがあればサインを貰おうと思い著書を持参したが、そんなタイミングは全くなかった。
数多くの経営者(らしい方)が参加され、とてもそんな雰囲気ではなかった(笑)。日経トップリーダーの特徴かもしれないが、受講者は圧倒的に先輩の世代。
講演タイトルは「起死回生~時代を生き抜く経営力」。
もちろん初めて拝聴するので、どんな話ぶりかは全く想像できなかったが、関西人らしいユーモアのある話し方で時々スベりはしたが面白おかしく90分を楽しくことができた。これまでの取材で感じたことや多くの経営者との接点からの話が中心であったが、僕としては江上氏の銀行時代の体験談が一番面白かった。
銀行支店長時代にあった倒産寸前の取引先の債権話は、時代は違えども今後の経営にも参考になった。中小企業が生き抜いていくために3つの重要な点を話されたが、ここでは割愛。全て披露すると叱られるといけないので・・・(笑)。
一点だけ言えば、これからはキャッチアップではなくキャッチダウンだという。いかに引き算していくか、そぎ落としておくかが重要らしい。何のことかさっぱりわからないと思うが、確かにそれもあるなというのが僕の感想。
きっとネタだろうが、「以前は百田尚樹氏や池井戸潤氏とよく飲んだ。最近は付き合ってくれない。」と嘆かれていた。売れっ子は違うと・・・。まあまあ作家さんもいろんなしがらみがあるわけですね(笑)。
肝心な部分を明かしていないのは申し訳ないが、学ぶべき点が見つけられた講演であった。
2014年1月25日
まあ、何とかなるもんですね・・・。
一昨日23日はご縁を頂き社会保険労務士の勉強会に講師として招かれた。テーマは「中小企業の採用戦略」。
顧問先である中小企業の課題としてこのテーマはついて回るようだ。ご自身で事務所を開設されている方を中心に50名程の参加者。
初めてお邪魔した愛知県スポーツ会館。
名城公園の北にこんな場所があるとは全然知らなかった。情けない・・・。立派な会議室もある。意外と穴場かも。
最近、有り難いことにいろんな方面から講演依頼を頂く。今回のようなお堅い勉強会だと恐縮してしまうが(笑)、スケジュールが許す限り受けるようにしている。
今回のケースも3ヶ月ほど前に事務局の方にご来社頂き、話す内容を確定させた。僕としては準備万端のつもりだったが、肝心な部分を見落としていた。講演時間は90分と勝手に思い込んでいたのだ。
スケジュールをしっかりと確認していればそんな初歩的なミスは避けられたのだが、その講演時間に気づいたのは配布資料を送信した後。
なんと3時間も講演時間があったのだ。
これまで僕の講演は長くても90分。自由気ままにやらせてもらう場合で2時間。3時間の講演なんて経験がない。それを講演の3日前に気づいたのだ。あらら、どうしよう~と焦るものの、やりくりするしかない。
出席者参加型の講演に切り替えようかとも思ったが、どんなタイプの方が出席されるか予測ができなかったので、それはやめ。質疑応答の時間を多めにする、中途採用の傾向も語る等、場当たり的なアイデアで(苦笑)凌ぐことに・・・。え~い、ぶっつけ本番だ!
そんなお恥ずかしい状態でスタートした講演であったが、やってみると何とかなるものである。
内容は3部構成。1.2014年卒採用環境と2015年卒の予測、2.企業の本音、学生の実態、3.中小企業の採用戦略
2部を終えた時点で経過した時間は1時間50分。ここで10分の休憩。残り1時間を3部と質疑応答にあてれば時間通りに終了する計算が頭の中で働いた。結果的に3部も50分強の時間を費やし、質疑応答は5分足らず。当初の杜撰なアイデアは使わずに済んだ。
本題である「中小企業の採用戦略」を話すまでに2時間掛かっているのはいかがと思われるかもしれないが(笑)、何とか3時間の長丁場を乗り越えることができた。
終了後、苦情、文句、お叱りもなかったので、ひと安心。
事前確認はしっかりしないと・・・。以後、気をつけます。
2014年1月23日
嬉しい飲み会
昨日は付合ってかれこれ17年になる人事担当者Oさんとのサシ飲み。この度、人事部長に昇進したので2人で祝杯を挙げたのだ。
お店は伏見のきんぼし。
「お祝いなんだからもっといいお店を!」と思われるかもしれないが、気心の知れた間柄だからこれで十分(と自分を納得させる・・・笑)。
17年の付き合いになるOさんとの出会いは彼が前職の外食チェーンの採用担当だった26歳の時。僕は30歳。営業担当として、いろんな提案をして多くの仕事を頂いた。その当時、その外食チェーンは破竹の勢いで伸びていて、採用担当としても超ハードな仕事。求人も全然追いつかず、ありがたい事にかなりのボリュームで付き合わせてもらった。
Oさんはそこでの経験をもとに全国トップシェアを誇る自動車部品メーカーへ転職。そこでも人事担当として活躍された。その会社に移ってからも僕に声を掛けてくれて取引も頂いた。
偶然にもキャリアカウンセラーの資格を同時期に取得したこともあり、昵懇の仲に。ただ僕のような飲んだくれではなく、仕事と家庭を両立させているお手本のような方。昨日も子育て論について熱く語り合った。
仕事への取組みも学ぶべき点は多く、そのあたりが評価され、この1月に人事部長に昇進された。中途採用、しかも43歳の若さでの昇進は大抜擢のようだ。組織のヒエラルキーが働く大手企業のなかでは簡単でないこともあるようだが、その前向きな姿勢は尊敬するばかり。
話も盛り上がり(勝手にそう思ってます・・・)、ハシゴをすることに。お酒があまり得意ではないOさんに付き合わせてしまったが、僕にとっては本当に喜ばしい時間であった。
Oさんの会社は既に別のメンバーに引き継いでいるのでお邪魔する機会は滅多にないが、また顔を出しに行きたい。できれば部下に偉そうにしている態度を見てみたい(笑)。
Oさん、おめでとうございます。これからも仲良くしてね(笑)
2014年1月22日
人間にとって成熟とは何か
人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書) (2013/07/28) 曽野 綾子 |
この年になって初めて曽野綾子氏を読んだ。これまで興味を持っていなかったのも事実だが、手に取る機会も全くなかった。
名前は存じ上げるものの、どんな特色のある著書を出されているかは知らないお粗末な状態であった。たまたまBOOKOFFに立ち寄った時に新書のコーナーに並べてあったので、思わず手に取り中味も確認しないまま購入。
なるほど、はっきりした物の言い方、物の見方をされる方と理解した。80歳を超える年齢のせいもあるかもしれないが、人生を達観した印象をその文章から感じ取った。
人間にとって成熟とあるが、その対象は分別のある大人に限定される。それもまさに現代社会を生きる成人が対象だ。それはキミのことだよと僕の耳元で囁かれているような状況。日本語の使い方から日々過ごす姿勢までダメ出しをくらっているようだ(苦笑)。
今の47歳と昔の47歳を比較するのは難しいとは思うが、明らかに自分なんかはその精神年齢を含め幼い。物事の判断材料の視野は狭く大局的な視点も少ない。
先日の成人式ではないが、僕が20歳の時、47歳のオジサンはもっと人生をわきまえた有識者だと思っていた。しかし、現実はこの程度である。著者にとっては由々しき事態であり、将来を憂いているだろう。マラソンもあっけなく否定されているし・・・。
反論する面がないとは言えないが、素直に納得する方が多い。
品というものは、多分に勉強によって身につく。本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないことだ。受けるだけでなく、与えることは光栄だと考えていると、それだけでその人には気品が感じられるようになるものである。
しかしこの世に、徹底して諦めない人ばかりいると、私はどうも疲れるのである。できるだけは、頑張る。しかし諦めるポイントを見つけるのも、大人の知恵だ。
成熟した人間になるには、沈黙と会話の、双方の達者な使い手になるほかないのである。
世間からどう思われてもいい。人間は、確実に他人を正しく評価できないのだから、と思えることが、多分成熟の証なのである。
などなど・・・。
本当に言いたいことは最後の一文が表しているのかもしれないけど(笑)。
自己の欲求を捨てるのは難しい。それには相当の時間を要するだろう。年齢を積み重ねたからといってその領域に辿りつけるかはわからない。
5年後、10年後ではなく30年後、僕自身がどうなっているかが成熟しているかどうかの証明になるのだろう。
2014年1月21日
会うことから始めよう!
先週は3泊4日の東京出張。4日目は朝8時台の新幹線に乗車したので、実質は3日間だが寒さを吹き飛ばす熱い濃密な時間であった。
ちなみに昼食は2日目上野の韓国料理満奈多さんのカレーラーメンチゲ。
3日目は御茶ノ水にあるエチオピアさんのビーフカレー。
このエチオピアカレーは辛さが70倍まである。前回お邪魔した時は10倍を食し、汗ダラダラ。今回は二日酔いもあり3倍と大人しく頂いた。隣のお客さんは20倍を注文。一体、どんな辛さなんだろう。想像もできない。
これが暑い?熱い理由ではない。
クライアントへの挨拶やふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会もあったが、情報交換を含め業界の代表的な方と接触することで多くの気づきや新たなアイデアも頂くことになったのだ。
中には酔っぱらって既に何も記憶にない情けない話もあるが(笑)、それはきっとフォローしてくれるだろうと他力本願で考える。
言い訳ではないが、飲むことや食べることが主たる目的ではなく、あくまでも今後のビジネスの在り方を考えるための出張。信用度は少ないと覚悟はしているが・・・(苦笑)。
新卒採用事業でいえば我々の業界はまさに曲がり角にきているだろう。それは現在のナビ依存型の環境であり、2016年卒のスタート時期の変更のことも含めて。
どんな時代においても完璧な就職活動環境はない。景気がよければ学生有利に働き、その逆であれば企業側が有利に働く。根本的な解決ではなく、外部環境に引っ張られた対策に過ぎない。
Fネットの幹事会でも問題提起や現状の打開策を含め、熱い議論が繰り返された。この事業に取り組む者として時代の変化は敏感に察しし、それを真摯に受け止めなければならない。
我々にとってやりにくい不利な状況でも見方を変えればチャンスに変えることはできる。
自分のアイデアが湯水のように浮かんでこれば問題ないが、残念ながらそんなアタマはない。そうだとすれば僕が動き回り、多くのヒントを多くの方から吸収するしかない。いいものがあればマネもするし(笑)、会話に中から突発的にアイデアが浮かぶこともある。
すぐに実を結ぶことは少ないかもしれないが、気づいた段階で無駄と思われた議論が後に新たな事業に繋がっていることも考えられる。
僕が偉そうに若い人に「人に会え、会え、会え」と言ってることは自分でも実践せねばならない。そこに大切な何かがあるはずだから。まだ全然足らない行動力ではあるが・・・。
さすがに毎日飲み歩くと疲れも溜まってくるが、幸いに体も元気だし、その時間も楽しくて仕方ない。まずは会って話することが大事。
とことんどこまでもお付き合いしますよ。会って話しましょう(笑)。
2014年1月20日
内定者からの手紙
今年春2名の新卒が入社する予定になっている。最近はイベントのお手伝いを含め頻繁に顔を出しているので、会社のメンバーともかなり親しくなっているようだ。つい先日も若手の飲み会に参加し、懇親を深めながら盛り上がったとのこと。
「社会人の飲み方って、凄いですね。驚きました!」と喜んでいいのか悲しんでいいのか分からないコメントを先週のイベントの休憩時にも僕に話してくれた。
卒業まであと2か月足らずだが、最後の学生生活を謳歌しつつ、社会人への準備をしてもらいたい。
そんな中、内定者研修の一環ではあるが、僕と内定者との手紙のやり取りの場を設けてもらった。僕が内定者にこれから彼らに期待することや会社の想いを手紙に書き本人に渡す。
意外かもしれないが、これでも僕はかなり照れ屋で正面切って相手を褒めたり、愛情表現することが苦手だ。未だに嫁さんの名前を呼ぶこともできない(笑)。多くの面前では問題ないが、対個人となるとどうしても恥ずかしくなってしまう。
それを考えると手紙は有効的な手段。僕の一方的な期待や想いを内定者に伝えることができる。彼らは先週末のイベントの際、その返事を持参してきた。
社会人としてどう成長すべきか、名大社の一員としてどう頑張っていきたいか、真剣な気持ちが伝わる手紙だった。嬉しくもあり、何度も読み返してしまった。
これからいろんな経験をしていくと思う。いいことよりは辛いことの方が多いかもしれない。当初の想いを忘れてしまう状況もあるかもしれない。そんな時はこの手紙に書いたことを思い出してほしい。社会に出る前の緊張感に包まれた今の気持ちが大切だと思うし。
もし投げやりになるような時があれば、この手紙を差し出して「オラオラ、こんなことを書いてたぞ~」といじめるのもいいかもしれない(笑)。
それはともかく、この手紙を通してお互いの距離感が縮まったのは確か。こういう場はもっと他にも必要かも。
一番必要なのは家庭のような気もするけど・・・(笑)
2014年1月18日
就活のコノヤロー
就活のコノヤロー ネット就活の限界。その先は? (光文社新書) (2013/12/13) 石渡 嶺司 |
前作「就活のバカヤロー」に続き過激な一冊。特に僕らのような就職情報会社にとっては手厳しい内容だ。うちのようなローカルな企業はその対象にもならないのかもしれないが、その存在価値自体を否定されているように感じるのは被害者意識が強すぎるか・・・(笑)。
かといって完全否定しているわけではない。リクルートが過去の就職活動の在り方を変化させてきた歴史は繰り返されるという。リクルートというベンチャー企業がその当時の就職活動に疑問を持ちより良い方法を導き出す。
今を否定する存在が新たなスタンダードを作り、また時代と共に淘汰される。その繰り返しのようだ。
うちの会社の歴史を振り返れば同じようなことが言えるかもしれない。僕が入社する当時、もしくはその少し前、就職活動の基本はそのリクルートが中心となって発行するガイドブックだった。
僕の学生時代もそうだが、分厚い本が自宅に送られてきた。バブル期には分厚すぎてとても読む気になれない量が送られてきた。当然、目につく会社とそうでない会社と人気ははっきり分かれる。
そこで生まれたのが企業展だった。知名度のない会社でも人が面と向かって話をすれば会社の魅力は伝わる。それで一度に多くの会社を知ることができる。そんな場を提供することで馴染みのない会社でも興味を持ってもらえる。
コンセプトは今も変わらないが、当時は知名度のない企業、分かりずらい企業には受け入れられた。
そんな意味合いでいえば、うちの会社も同じことが言えるかな・・・。とちょっと自社アピール(笑)。
その繰り返しは我々のようなサービスを提供する側だけでなく、過去の就職環境も同様。僕が単に無知なだけで知らなかったが、就職協定の歴史も大正時代から繰り返されているという。
環境が変わるたびに時期や動き方が変化する。ここ数年においても2年前の12月スタート、来年の3月スタートと振り回されるように変わっていく。
本書の書評とはどんどん遠ざかってしまうになってきたが、過去から現在へと移り変わる就職戦線を思い出させてくれる意味においては僕に気づきを与えてくれた。
それだけではない。大げさな言い方をすれば、この東海地区で業務を営むだけでは得ることができない情報も仕入れさせてもらった。本来は僕の方が知識として持つべきだが、勉強させてもらった。
我々の業界にとっては決して嬉しい内容ではないのだけれど・・・。
2014年1月16日
うっ~寒い、東京、そして皇居RUN
昨日から3日間の出張。昨日は横浜での打ち合わせに始まり、東京に移動して一日を過ごした。未来に向けた明るい話もあり、価値のある時間を過ごすことができた。
ただ昨日はとても寒い一日。東京でこれだけ寒いのは初めてじゃないだろうか・・・。新横浜の駅を降りた瞬間、「うっ、さむ~」と思わず唸ってしまった。
昨晩の宴席と焼酎の蕎麦湯割が良かったせいか、今朝の目覚めもスッキリ。いつもと変わらない朝となった。
せっかくなので皇居を走ることにした。(ランニングシューズの持参は偶然か・・・笑)
ホテルを出る時はまだ薄暗い。
お濠もうっすらと氷が張っており、ツーンとした冷たさが体に沁みる。
しかし、日が明るくなるとともに体も温まってきた。千鳥ヶ淵からみる朝日を浴びたビル群。
この人たちは毎日走っているのかなあ~と思わせるランナー。
皇居から顔を出す朝日が眩しく、身体にも力がみなぎってくる。今日も一日いい時間が過ごせそうだ。
皇居を走ったのは昨年5月の皇居駅伝以来。その前はパフ釘崎社長と一緒だったなと走りながら思い出す。
40分程度のランニングであったが、気持ちのいい一日の始まりだ。
今日も張り切って頑張ります(笑)。