この書籍の存在は地下鉄の中吊広告で知った。
自称沢木ファンを名乗っていても、知らない世界はまだ多いようだ。
本書は1986年からの一定期間、沢木耕太郎が日記に綴った内容をそのまま一冊の本として発売した。
僕がブログに書いた内容をそのまま発売するのと一緒じゃないか!と思ってはみたものの、
その差は歴然であり(当然です!)、誰も素人の作品なんて読みたくはない。
ただ現代に合わせば、きっとそんなことが言えるはず。
沢木氏がブログを書くとは思えないが、それに近いものがあると感じてしまった。
それは読まれることを前提にした日記であるのは相違ないから・・・。
僕はブログを書き始めるようになって、
30歳から続けている日記がかなりいい加減なものになってきた。
毎日継続しているのはいいものの、
ただでさえ薄っぺらい中味が更に薄っぺらくなっているような気がする。
力の入れ方が違ってきたように思う。
本書は550ページを超える大作(?)。まさに僕の大学時の時代背景。
名作「竜二」の金子正次、川島透あたりはとても懐かしく思える。
偉そうな言い方だが同じようなことを感じていた。
相米慎二監督はバッサリ切り捨てられていたけど・・・。
ここに書かれてる学生が沢木氏に講演依頼を行うエピソードは今年拝聴した講演を思い出してしまった。
(これは今年の中のビッグヒット)
きっと同じような会話が繰り返されたに違いない(笑)。
金銭の額ではなく、その想いや姿勢によって講演先を選ぶあたりは著者らしさでもあるだろう。
それにしても感じるのは一つの作品にかける時間の長さ。
膨大な量を一本の作品に注いでいることがよく理解できる。
要領が悪いといってしまえばそれまでだが、それが沢木氏のこだわりであり、
プロとしての誇りにあたるのだろう。
そう思うとこのブログの存在価値がいかに乏しいか悲しくなってしまう。
(そもそも並列にするのが失礼だ・・・笑)
ここに書かれている沢木氏の日記には頻繁に娘さんが登場する。
これまでの作品では窺い知ることのなかった父親の子煩悩ぶりが手に取るように読み取れる。
今まで全く家庭の香りがしなかったこととは対象的。
家族を大切にする著者の姿が浮かんでくる。
なんだか取り留めのない感想というか書評になってしまったが、
(興味のない人から見れば読む気も失せるだろう・・・苦笑)
沢木氏の日常を垣間見ることができ、
(そうはいっても30年近く前だが・・・)
とても面白かった。
ありがたい話だが、ちょくちょく講演の依頼を頂く。
今週も某国立大学で業界セミナーの講演とパネルディスカッションのファシリテーター、
愛知県経営者協会でテーマ別研究会「優秀な人材確保」の講演と
グループワークのファシリテーターを務めさせてもらった。
来月もいくつかの大学で臨時講師と就職ガイダンスでの講師を行う。
全て分野は異なるがこのような機会は貴重だ。自分の勉強にもなる。
人前で話をすることは決して嫌いではない。
数をこなすうちに緊張もしなくなった。
それでも講演で重要なのは事前準備。
同じテーマであればぶっつけ本番で問題ないが、初めて話をする内容だと時間配分も含め、
あれこれ考えなければならない。そこには相当時間をかける。
今回の場合、得意分野ではない領域だったりもするが、
せっかくお声掛けを頂いたこともあり、綿密に調査もする。
そんな事だけ聞くと素晴らしい講師じゃないかと思うかもしれないが、実際は大したことはない(笑)。
途中、かなり脱線する。
話をしている最中はパワポの画面は別として、他の資料は見ないので、
肝心なところを平気で飛ばし、後で戻ったりする。
前半に余計なことを喋ってしまうので、後半がかなり巻きの状態となる。
終了時間をオーバーすることはないが、最後は高速道路を猛スピードで走るようだ(苦笑)。
本業ではないので・・・と言い訳できないわけでもないが、それを言ってはおしまい。
一流、いや二流の講師としても程遠い。
それでも毎年、声を掛けて頂いたり、リップサービスだろうが「また、よろしくお願いします!」と言われるのは素直に嬉しい。
どうすればもっと上手に喋れるだろうかとよく考える。
多くの講演に出掛ける目的は、講演の中味もあるが、講師の話振りや演出を学ぶ点もある。
パクれる部分はパクッたりもする(笑)。上達しようとする意志はあるのだ。
しかし、悲しいかな大概は忘れてしまう。
そもそも能力がないということですね(汗)。
だが、どうすれば上手く喋れるか・・・。
いつも辿り着く結論はひとつ。お酒を飲んで、喋ること。
そうすれば、いつもの倍、いや5倍くらいは面白く話ができるのではないか。
と、とてつもなくどうしようもないことを真剣に考えたりもする。
講師ヤマダは大丈夫か・・・。
来月も頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
大丈夫、お酒は飲みません・・・。
名大社には一年に1回、好きな日を選んで休暇を取ることができる「記念日休暇」という制度がある。
前月の最終週の朝礼(12月の場合は一昨日)で、全員を前にその内容を発表し、
拍手を浴びながら会社からお小遣いをもらう素晴らしい制度。
どんな理由でもどんな日付でも構わない。
みんなの前で発表さえすればいい。
なんていい会社なんだ・・・。
ただ素晴らしい制度と思っているのは僕くらいなのかもしれない(苦笑)。
今年で2年を終えるわけだが、いまいち盛り上がりに欠ける。
そもそも有給に充ててしまえばそんな制度は必要ないとか、これ以上休みなんていらないとか、
発表は恥ずかしいとか、どんな考えかは分からないが積極的にとるメンバーが少ない。
しかし、この12月で1年間の権利が消えてしまうため、
駆け込みであり、やや強引な記念日で、この12月に取得するメンバーが続出しているのも事実。
有給休暇も消化もあり、来月は社員が歯抜け状態の1ヶ月になりそうだ(涙)。
う~ん、自分の首を絞めているような・・・。
ちなみに12月は
「親孝行記念日」
「家族旅行記念日」
「家族揃ってクリスマスを楽しむ記念日」
なんて、日頃、家族サービスをしていないのが丸わかりの記念日もあれば、
(それは失礼?すみません・・・)
「友情記念日」
「厄払い記念日」
「大掃除に励む記念日」
なんていうのもある。
まあまあ、何でもいいけど、あまり集中しないで欲しい。
そんな偉そうなことを言いながら、実は僕も12月に「記念日休暇」を取得する。
あまりにも愚かな記念日なので、ブログでは内緒にしておくが、一日休みを頂く。
いい加減にしろ!というお叱りの声も聞こえそうだが、
12月のある日は連絡が取れませんので、どうぞよろしくお願いします(笑)。
当然ですが、立場上、僕はお小遣いはもらえません。
あ~、寂しい・・・。
来年はもう少しバランスよく取得して欲しいと願いながら、12月を迎えることになるだろう。
親孝行、家族旅行か・・・。う~む、困ったな(汗)。
秋晴れの11月。ひんやりする風が気持ち良かったりします。
ブラブラと四間道を歩きながら、今日は何を食べようかと考えます。
うどんにしようかと思い、やって来たのが浅田屋です。
何うどんにしようかと考えていると飛び込んできたのが、味噌中華の看板。
ここはラーメン屋さんではありません。
なんだなんだと独り言を呟きながら、
店内に入ると多くのお客さんが味噌中華を食べています。
「はふ、はふ、これは美味い」と言わんばかりの表情で食べています。
店内は12時前だというのにものすごく混み合っています。
常連客を装い「味噌中華下さい!」と注文します。
店内を見渡してみると数多くのメニューが掲げられています。
そこでおやっと気づきました。
味噌中華とは別に「みそラーメン」もメニューにあるではないですか・・・。
「う~ん、何だこれは。気になるなあ~」と周りを見渡しましたが、
それらしいものを食べているお客さんは誰もいません。
そうすると後ろの方から「カレー中華ください」という声も聞こえてきます。
「えっ、そんなメニューもあるの?どこにも書いてないじゃん・・・・」
とますます戸惑ってしまいます。
「はい、おまちどうさま!」と庶民的なオバちゃんが運んでくれました。
味噌中華 ¥650
中華には珍しくお椀が一緒に付いてきます。
「なるほど、そうくるか・・・。味噌煮込みのように食べるんだ。」
とお椀に中華をすくい食べ始めます。
味は濃いめ。名古屋人が好みそうな味付けです。
「いいぞ、いいぞ」とどんどん食べていきます。
この味噌中華には油揚げ、かまぼこ、ねぎ、キャベツ、わかめ、
ニンジンと中華らしくない具材も入っています。チャーシューも1枚入っています。
「もしかしたら中華とラーメンの違いはこんなところにあるのかもしれないな・・・」
と一人で勝手に答えを出してしまいました
お店の人に聞けば一番早いのですが・・・。
ピーク時だと間違いなく相席になります。
写真を撮りたい方は気をつけた方がいいでしょう(笑)。
次にお邪魔する時は何を注文しようかな。楽しみが増えてきました。
ごちそうさまでした。
ブックオフで思わず手にしてしまった本書。
こんな言い方は大変失礼かもしれないが、書店であれば買わなかったかもしれない。
著者の藤原氏が嫌いというわけではない。
むしろこれまで書かれてきたことや講演内容は尊敬に値する。
しかし、本書は僕にとっては不必要と感じていた。
サブタイトルにあるように「55歳までにやっておきたい55のこと」が
僕には関係ないと思われたのだ。
現在48歳。55歳まではあと7年。随分先の話。
だが、55のことを1~2年でやり切るのはムリだろう。
48歳のうちでも5~6個はやっておく必要があるかもしれない。
急にそんな風に思えて、手に取ってしまったようだ(苦笑)。
今の生活でいっぱいいっぱいの僕は老後のことはほとんど考えていない。
何歳で引退しようとは思ってはいるが、引退後の具体的な生き方なんて何のイメージもできていない。
もしかしたらそれは最大のリスクになるかもしれないと本書を読みながら思ってしまった。
元気ハツラツ状態で老後を迎える自信はないが、もしそうなった時、
果たして僕はどんな生活をしているだろうか。
付合ってくれる友人はいるだろうか、嫁さんや子供に見捨てられはしないだろうか、
あまり自信がない・・・(笑)。
今も多くの方と懇意にさせてもらっているが、その関係が続く保証もない。
地域でのコミュニティも嫁さん任せで近所に親しい方はほんの少し。
これは困ったぞ・・・と急に不安がつきまとってきた。
今、設立している愚か者本部は本部や支部といった県や市単位での構成(ヌヌッ)。
これではいざという時には遠すぎる。
もっと事細かなエリアで、名古屋市であれば区単位で作らなければ、
歳を取った時のコミュニティは成り立ちにくい。これは急がねばならない。
もっと近くの同志を集めなければならない。
何だかわけが分からなくなってきた(笑)。
言いたいことはそんなことではない。
会社をリタイアした後の30年をどう向き合っていくかを今を生きると同時に考えなければならない。
優先順位として後回しにはなってしまう。
しかし、少しずつ意識をしながら生活をしなければならない。
何を大切に守り、何を捨てていくのかを含めて・・・。しんみりしてしまうなあ~。
そんな事よりも大事なことを忘れていた。
肝心の「坂の上の雲」はまだ途中までしか読んでいないじゃないか。
それを知らずして「坂の上の坂」を語るのは早過ぎるというもの。
まだまだ先々を考えるレベルではないな・・・。
昨日はCDA(キャリアカウンセラー)の有志で組織するソルチェ名古屋のワークショップに参加。
一応、キャリアカウンセラー歴10年になる僕も(全く何もしてませんが・・・)
たまには勉強しなければならない。
半分、お付き合いで参加した勉強会だが(笑)、大変学びになる場であった。
テーマは「キャリアトランプを使った自己理解との深め方とアドラー心理学」。
何のこっちゃと思いがちだが、講師でありCDA仲間の鈴木明子先生(どっかで聞いたことある名前)は分かりやすく解説してくれた。
最近は「嫌われる勇気」を発端にアドラー人気が高まっているが、
キャリアカウンセリングとアドラーの理論は相性がいい。
要は「自己決定」をどうするかが大切だが、その導き方としてキャリアトランプの存在が有効的。
キャリアトランプの説明は面倒なので割愛するが(苦笑)、
カードを使ってライフスタイルにおける自己概念をあぶり出すもの。
実際のワークで僕が選んだカードは
「責任感がある」
「プラス思考」
「忍耐強い」
やっぱりこのようなカードを選んでしまうんだなあ~。
なるほど・・・。
自分たちは情報を提供する側なので、本来はクライエントに気づきを与えるのだが、
自分を見つめ直すにもちょうどいい。
そんなようなワークを行いながら、アドラーの心理学を盛り込んでいく。
「ほめる」より「勇気づける」ことが重要。
「ほめる」は依存的になってしまうが、「勇気づける」ことは自立的なることを支援する。
これは僕自身が毎日の会社生活の中で意識しなければならない。
3時間半の学びをここで簡単に説明するのも難しいので、これくらいで留めておくが、
これから社会に出る若手が自信を持って自分とどう向き合うがが
働くことにおいて大切になってくるはず。
そんなことを感じた今回の勉強会だった。
CDAでもありベストセラー作家でもある戸田智弘氏も最新刊の宣伝も含め紹介された。
著書をプレゼントされる抽選会は、残念ながら外れた。
(自分で買いなさい!)
久々にキャリアを学んだ一日。
天気のいい3連休の初日だが、こんな過ごし方も悪くはない(笑)。
先月からスタートした「社員と飲もう強化月間」。
これはあくまでも個人の話で、僕が会社のメンバーを順番に飲みに連れて歩くことをいう。
忘年会や納涼会など全員参加の懇親会も重要だが、個別の飲みの場も僕にとっては重要な場。
サシ飲みもあれば2名を引き連れ飲む場もあり、
メンバーによってスタイルはマチマチだが、少数で飲むことには変わりない。
若手メンバーも普段は行かないちょっといいお店に連れ出し、あれこれと飲みながら語る。
「そんな付き合いはイヤだ!」という声は今のところ届いていない。
(僕の下に届いていないだけかも・・・苦笑)。
自分の中ではサシ飲みも複数飲みも意図を持ってやっている。
誰とどんな話をしようかと一応は考えてながら。
大体はグチャグチャになってしまうけど・・・。
それでもオン、オフを含めあれこれと楽しい会話が続く(かな?)。
「オンばっかじゃないですか・・・」と悲痛な叫びも聞こえそうだが、
そんなことは飲んでいるので忘れてしまった(笑)。
ベテラン連中は面倒なので、名店「かみその」でひとまとめにドン!(笑)。
今年も残すところ、1ヶ月少々となり、無事に一年が過ごせそうだ。
その労いを込めて飲んでいるのが今のタイミング。
「結局、飲みたいだけでしょ?」と言われれば身も蓋もないが、
こういったコミュニケーションのあり方も会社には必要というのが僕の考え。
会社の中だけでは窺うことのできない姿を見ることができる。
「名大社スタッフブログ」を始めたこともプラスに働く。
元々、距離感の近い会社だが、それがより近くなったのではないだろうか。
そうはいっても、この「社員と飲もう強化月間」、
これから誘うメンバーもいるので、今月では終わらない。
パズルをあてはめるような12月になりそうだ(苦笑)。
ただこんな時間を過ごせることは本当にありがたいこと。
ある程度の余裕がなければできない。感謝しかないですね。
さあ、来週は誰だ?
気持ちよく飲んでいきましょう~!
名古屋駅のミヤコ地下街にあるインドカレー専門店「タンドゥール」に行ってきました。
この地下街を歩く度に僕は昭和に匂いを感じてしまいます。
ミヤコ地下街の由来となった都ホテルはもうありませんし、
(多分、そうじゃないかという推測。間違っていたら、ごめんなさい。)
華やいだ雰囲気もあまりありません。
それが昭和を感じさせるのかもしれません。
このタンドゥールに初めて行ったのは大学時代。今から27~28年前のことです。
当時は豊田ビルにお店がありました。
その豊田ビルがミッドランドスクエアに立て直すタイミングでお店が移転しました。
(多分、そのはずです・・・)
学生時代、僕は豊田ビルにあった映画館でバイトをしており、
この界隈のことは比較的よく知っていました。
はっきりした記憶はありませんが、タンドゥールのカレーは600円だったと思います。
その頃の600円の食事は貧乏学生だった僕にとっては贅沢極まりない。
寿がきやの大盛ラーメンか、名鉄名古屋駅構内にあるお好み焼きデラックスか、
ラーメン亭のチャーハンばかり食べていました。
300円くらいでお腹いっぱいになりました。
そのためバイト先の目と鼻の先にあるカレー専門店に滅多に行くことはできませんでした。
何だかどうでもいいことばかり書いていますね(笑)。
インドカレーとご飯 ¥750
カレーとご飯を分けて出てくるだけで高級感が漂います。
「お~、これだ、これだ。」とつぶやきながら、カレーをご飯にかけます。
少しずつルーをかけるなんて、セコいことはしません。
男らしくお皿の中央にイッキにかけるのです。
「そうだ、そうだ、この味だ。」と言いながら食べますが、
今から20数年前の味なんて、何も覚えていません。
もしかしたら味も変わっているかもしれません。実にいい加減なもんです。
「美味い。これはインドカレーだな。」くらいのことしか言えません。
こちらは甘口、中辛、辛口の3種類。
中辛でも後からジワーッと汗がにじみ出てきます。
辛口だと汗も大量です。きっとダイエット効果もあるでしょう。
この手のカレーはたまに食べたくなりますが、
カレーもそろそろおしまいにしようかなと思う11月の秋の空です。
ごちそうさまでした。
さて、次はなににしようかな・・・。
先日のFBAAの総会では元花王株式会社取締役の中川俊一氏の講演。
テーマは「創業者の経営理念の伝承と熟成及びWayマネジメントのあり方~花王の事例から~」
誰もが知る花王の120年継承される理念について興味深く話された。
花王の前身となる「長瀬商店」の創業は1887年。
なんと岐阜県出身者である長瀬富郎氏が高級化粧石けんの製造からスタートさせた。
すでにその時に現在の花王Wayの原点となる理念は形作られていた。
「天祐は常に道を正して待つべし」
その後、時代の変遷と共に具体化されたり、表現が変わったりと進化はしているが、
基本理念は変わらない。
今やファミリービジネスとはいえない存在のグローバル企業花王だが、
その創業の理念は脈々と続いている事となる。
120年を超える歴史の中で全てが順調であったわけではない。戦後、経営危機を迎えた時期もある。
創業者の理念を大切にしながらも、所有と経営を分離させ、同族経営から脱皮させている。
分離した経営状況でも創業家をリスペクトする文化は残り、その時々に社史を編纂している。
今回紹介された分だけ見ても、7回の社史を作られているという。
これだけでも感動しまうのだが、直近に作成された花王120年史がお金の投入の仕方といいまた壮大だ。
それだけ歴史を大切にしている企業といえる。
それをどの時代の経営者も軽んじることなく敬う姿は、日本企業の理想ではないだろうか。
壁に何となく掲げてある経営理念とは大きく異なり、
全従業員にも浸透させる取り組みも話を伺うだけで企業の重さを感じてしまう。
会社が国内に留まらず海外にも展開する中でその理念を伝えるのは難易度が高い。
訳せる言葉は英語化し、訳しにくい言葉は日本語そのままで浸透させるのも素晴らしいこと。
年間数億円を投じ維持している花王ミュージアム・資料館の存在も驚くばかり。
今回の話を伺って、改めて自社でも社史を作るべきと認識した。
花王の例でいえば、一度、作っておしまいというわけではなく、
その都度その都度、作成することでより歴史を学び全社に浸透させていく。
名大社でいえば創業50年が節目となるだろう。
あと5年後じゃないか・・・。
絵空事ではなく、具体的に進める算段をしなければならない。
僕の仕事も増えそうだ(笑)。
ブログでは伝わらない面も多いかとは思うが、今回も勉強になりました。
ありがとうございました。
2週続けてのハーフマラソン。実に健康的だ。
毎週こんな生活だったら、きっと強靭な肉体が出来あがるだろう(笑)。
今回は静岡県磐田市。街はジュビロ磐田一色。
地域の一体感を感じる。
さすがに磐田駅もシャトルバスを待つ人たちで溢れかえっていた。
磐田市に来るのもヤマハスタジアムに来るのも初めて。
こんなスタジアムでサッカー観戦もしてみたい。
到着時間からあまり余裕がなく、ストレッチもおろそかにバタバタとスタートラインへ向かう。
先週のいびがわマラソンに比べ、アップダウンは少なく走りやすいコース。
(それでも多少はあったけど・・・)
今回は安定的な走りをしようと1キロ5分30秒と決めてスタート。
気候もちょうどよく快適なRUN。
沿道での声援も嬉しい。
園児や女子高生や若い女性にはハイタッチ。それ以外の方は軽くお辞儀だけして、走り抜けていく。
途中、ジュビロ磐田の選手ともハイタッチをしたが、誰も分からなかった(スイマセン)。
この大会は仮装でも表彰されるという。思い思いの姿のランナーが走っていく。
僕の目の前にはスーツ姿の蟹の被り物をしたランナーが手を振りながら走っていた。
僕は後ろを走りながら、どんな人だろうとずっと考えていた。
「カニ缶のメーカーの営業マンかな・・・」
とありきたりな事しか思い浮かばず、しばらくするうちにそのランナーはずっと先に行ってしまった。
こうゆう選手って、みんな速いですね。
12km付近でメロンが振る舞われた。
一口食べ「美味い!これは劇的に美味い!」と思わず水曜日みたいなことを呟いてしまった。
あまりの美味さにもう一つ取ろうとすると、僕の手からするっと滑って地面へ。
「ああ~、しまった。」と落ちたメロンを拾おうとすると
スタッフの方が「大丈夫ですよ。」と温かい言葉をかけてくれた。
「もうひとついいですか?」
「えっ、あっ、どうぞ。」
僕は遠慮することなく、もう一つメロンをつまみ「う~ん、美味い」と言いながら食べてしまった。
多分、このメロンは一人一個。
僕の後ろを走っていた友人I君がこの場所に着いた時には一個のメロンも残っていなかった。
僕が余分に食べてしまったのだ。一個は落としたし・・・。
ごめんなさい(苦笑)。
そんなこんなでハーフを走りきることができた。
自分としては久々に気持ちいいRUNだった。
タイムはネットで1時間55分。計ったように1キロ5分30秒だった。
今の段階では上出来としよう。
磐田駅前の蕎麦屋さんで乾杯。
ジュビロ磐田には早々にJ1に戻ってきてもらいたい。
気持ちいい一日だった。お疲れさまでした。