昨日は毎夏恒例となった会社の納涼会。
今回は珍しく丸の内から矢場町へ移動。
名古屋パルコの上にあるクレストンホテルでの開催。
名大社通の方であれば、「お~、なるほど!なかなか、やるじゃないか!」
と思われるだろうが、まず皆無(笑)。
会場が会場だけに落ち着いた雰囲気でスタート。
みんなで仲良くブッフェ形式の料理を楽しむ。
夏らしく冷麦もあったり・・・。
僕は食べなかったけど。
いつもはバカ騒ぎのような宴会ばかりだか、今回はそうでもなさそう。
和気あいあいの雰囲気で日頃の疲れをみんなで癒しあう。
笑顔あふれる飲み会。
なかなか、いいじゃないか。
と思っていたら、やっぱりそうはいかない。
お酒が進むにつれ、様子が変わっていく。
どうしても脱ぎたいヤツ。
「おい、場所を考えろ!」。
ひとりライザップを披露するヤツ。
「おい、場所をわきまえろ!」。
他のお客さんもおらず、誰にも迷惑を掛けなかったから、まあ、よしとするか・・・。
いや、ホテルに迷惑を掛けているぞ。
すみません。
それでも全員で楽しく盛り上がり終了。
僕は連日の飲み会続きで帰ろうと考えていたが、そんな意志はお酒と共に消えていた。
やはり愚か者からは抜けられないようだ。
そして、二次会。
ワインとピザですっかりいい気分に・・・。
さすがに三次会は失礼したが、若い連中はどこかへ消えていった。
夏の暑さをぶっ飛ばせ!。
この納涼会でそんな感じになればいいのだが、それより今日をぶっ飛ばすことができるのか。
二日酔いで働けませんなんてことは勘弁してもらいたい(笑)。
お疲れさんでした。
はい、これからも盛り上がっていきましょう~。
毎日、暑いです。
そんな日は冷たいものが食べたくなります。
「ざる蕎麦か冷やし中華を食べたいなあ~」
と少し前と全く同じことを考えながら、円頓寺商店街を歩きます。
この日は織田信長公に呼び止められることもありませんでした。
円頓寺本町にある「こさく亭」さんに行ってきました。
冷やし中華ののぼりも気になります。
ちょうどピークの時間を越えたこともあり、店内は空いたラーメンどんぶりでいっぱいでした。
娘さんらしき女性が「いらっしゃいませ!すぐ片付けますので、そちらにお掛け下さい。」
と元気よく話しかけてきます。
席に座り店内を見渡し、「う~ん、どうしようかなあ~」と悩みます。
この冷蔵庫のシールはどんな意味があるんだろうと考えていると、
壁に貼ってあるメニューが目に飛び込んできました。
僕は指を指しながら「汁有り冷やし坦々麺をください。」と勢いに任せて注文してしまいました。
坦々麺は汁ありも汁なしも大好きです。
しかし、冷やしは食べたことがありません。
「一体どんなものが出てくるんだろう・・・」と独り言を呟きながら待ちます。
他のメニューも眺めます。
「おっ、冷やしシリーズか。なかなかやるじゃないか。」
メニューの多さにいつものセリフが出てしまいます。
辛口にすればよかったか、大盛にすればよかったか、
小ライスをセットにすればよかったか、と優柔不断な気持ちが揺れ動きます。
そんな時間を過ごすうちに運ばれてきました。
汁有り冷やし坦々麺 750円
「思いっ切りかき混ぜて食べてください。」と元気のいい娘さんが話しかけてくれます。
「はい。」と素直に答え、しばし眺めます。
「普通の冷やし中華に見えるな・・・」
言われた通り思い切りかき混ぜます。
「う~ん、見た目はいいとはいえないな・・・」どんなまぜそばも同じでしょう。
かき混ぜて美しい麺はないでしょう。
ズルズルと勢いよく食べ始めます。
結構なボリュームです。
大盛りにも小ライスセットにもしなくてよかったです。
「いいぞ、いいぞ、美味いぞ。」と機嫌よく食べていましたが、
途中に「あっ!」という悲鳴に近い声を上げてしまいました。
この日は白の麻のシャツに薄い色のパンツ姿でした。
坦々麺の汁が飛びかかったのです。
よくある風景です。
この手の麺類を食べる時を気をつけなければなりませんが、
僕のパンツに赤い斑点がいくつもついています。
「これはヤバい。」
おしぼりを水にぬらし、パンツを拭きます。
「う~ん、困ったな・・・」
午後からの予定を思い出し、恥ずかしい姿を見せねばならないことを後悔します。
「まだまだ子供だな・・・。」
と自分に言い聞かせ、お店を出ることにしました。
向かいに座っていたお客さんは黒っぽい格好をしていました。
さすが、大人です。
ごちそうさまでした。
来週は服装も考えて食事をしようと思います。
途中まで観るのが辛かった。
映画館を出たくなってしまった。
ジャンルは違うが、なぜか「闇の子供たち」を思い出してしまった。
子供の描かれ方に共通点を見出してしまったのかもしれない。
しかし、この2本の作品は根が深い問題を抱えていることは一緒だが、根本は全く違う。
本作は手を出す側も被害者と言えるからだ。
どこまでいっても親の責任は重い。
自分の振舞いや生活環境が与える子供への影響力の強さは果てしなく恐ろしい。
子を持つ親としては痛感するだろう。
自分の家庭さえよければいいという短絡的な回答はできないが、
自分の子供の成長を眺めながらつくづく母親の偉大さを感じた。
「亭主元気で留守がいい」を実践する僕が子供に与える影響力は皆無に近い。
父親としては無能。
暴力をふるったり、仕事をせずブラブラしたりしないだけマシなくらい。
天津欄間に育てられた母親は子育てにおいてもプラスの力を発揮している。
今でも中学生の息子を抱きしめる姿を見るとゾッと体が震えてしまうが(笑)、
それはお互いにとっていいこと。
きっと息子はいろんな人に対して優しくなっていくのだろう。
日本ハグ協会のさとちゃんが積極的にハグを推奨していく理由も改めて理解できた。
回りだけでなく自分自身も好きになっていく、元気になっていく。
そんな人が少しでも増えればいい。
池脇千鶴さん扮するお母さんが、主役の尾野真千子さんを抱きしめながら
「自分のこと嫌いでしょ?」と慰めるシーンは象徴的。
人に優しくするためには、自分自身を抱きしめることも必要。
そういえば、この映画、池脇千鶴さんと高橋和也さんがいい味を出している。
この二人は多分、夫婦役。
それが証明する場面はひとつもなかったが、観客はそうイメージする。
呉監督の前作『そこのみにて光輝く』では愛人関係にあり、役柄は180度違う。
彼女の作品には欠かせない俳優として、いずれ呉組なんて呼ばれてしまうのではないか(笑)。
本作は瞬間的にドキュメンタリーを思わせるシーンがあった。
全編通して丁寧な演出で作られている映画だが、
子供たちが先生から出された宿題を回答するシーンは演出がなく、そのまま撮影したように思える。
それは抱きしめられて、どう感じたかを答えるシーン。
子供たちが感じたありのままを映したように思えた。
みんないい笑顔だった。
賛否が分かれる映画だと思うが、僕ら大人は見ておく必要があるかもしれない。
それは社会を知ることと同時に自分を知ることでもある。
最近、抱きしめることも抱きしめられることもしていない僕はどんどん冷めてしまうかもしれない。
誰か抱きしめてくれないかな・・・(笑)。
こんなタイトルのブログを書くと会社内、会社外から多くのクレームがくると思う。
いや、間違いなくくるだろう(笑)。
昨日は名大社のゴルフコンペ。
一昨年あたりから急に盛り上がり、若い連中も揃ってゴルフをやり始めた。
年1~2回ペースで開催し、これで4回目。昨日は第4回名大社カップとなった。
この詳細は来週のスタッフブログでオガワが書いてくれると思う。
自分のスコアはともかく面白おかしく取り上げてくれると期待したい(笑)。
だから、僕は違うことを・・・。
一般的な会社の場合、こんな社内コンペを行った場合、周りが気を遣い、
社長を優勝させるケースが多いと思う。
第1回でなくても早い段階で出来レースのように優勝に導いてくれるだろう。
淡い期待を持っているのだが、残念ながら第3回まではなかった。
そろそろくるのかな?と思うのが、一般的な会社の社長の心情だと思う。
僕のことを言っているのではない。あくまでも一般的な話。
さて、昨日のゴルフコンペはどうだったか・・・。
僕はどうでもいい8位という順位で終了。
(ちなみに参加者は12名です・・・涙)
ハンディ上限なしのダブルぺリアというとんでもないルールで行い、クソ暑い中、プレーした。
きっと周りが社長に気を遣うと気にしながら、僕は周りに気を遣っていた。
多分・・・。
若い奴と同等のスコアで回り、ドラゴン賞もニアピン賞も無縁の世界で通してみた。
結果、大先輩は3位。
先輩も順位はともかく表彰され、
後輩は優勝。
僕は8位というどうでもいい順位で終了させてみた。
周りが社長に気を遣うはずが、僕が周りに気を遣う気配り。
(写真が暗いのは気のせいだ・・・。)
うん、いいんだ。
こんな態度を僕が示せば、きっと会社はうまく回る。
若い奴が僕にライバル心をムキ出しにし、先輩は優越感に浸り、後輩は責任感を持つ。
そうさせるために僕は8位というどうでもいい順位に位置する。
いいんだ。いいんだ。これでいいんだ。
みんなが楽しく一緒に回れればそれでいいんだ。
僕のスコアや順位なんて、どうでもいいんだ・・・。
会社が上手く機能すれば、僕のゴルフの技術は何ら問わない。
ゴルフなんて下手くそでいいんだ。
なぜなら、それは会社のためだから・・・。
なんて素晴らしい社長なんだろう。
ハハハッ、自画自賛。
このブログを読んだ方は感動の嵐に包まれているかもしれない。
一部の方はクレームを言いたいかもしれないが、それは受け付けませんよ。
それは会社内、会社外であっても。
うむ・・・。
今週は時間的余裕もできたことから2つのセミナーに参加した。
一つは株式会社マルワさん主催の
「創業130年!5代目継承社長が語る『長く続く経営継続、会社存続の極意とは?』」
もう一つがトーマツイノベーションさんの
「100年続く企業を目指して、中小企業のための長続きする会社の理念と戦略」
二つともタイトルが長い(笑)。
お気づきの方もあるいかもしれないが、先週、うちの会社が主催したセミナーにテーマが近い。
いや、ほとんど同じといってもいいかもしれない。
違うとすればファミリービジネスに限定しているかどうかくらい。
名大社の場合、それを前面に押し出していることが特徴にもなるわけだ。
今回の二つのセミナーはファミリー(創業家)やオーナー(株主)に関しては
ほとんど触れられないまま終了した。あまり関心ないのかな(笑)。
同じようなテーマでも主催者の考え方で打ち出すメッセージは大きく変わる。
どっちが正しいと言えることではない。
ただこの二つのセミナーは細かな内容は違えども、共通するテーマは同じ。
会社の理念(考え)と戦略がテーマの中心だった。
簡単に言ってしまえば、会社の文化や伝統、理念は変えるべきではない。
(厳密にいえば維持かな・・・)
顧客や商品、サービスは時代によって変えていくべき。
変えないものと変えるものをキチンと両立させることが企業を存続する上で大切になる。
愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザーとしてはガッテン承知の話だが(笑)、
いろんなケースもあり、表現するテクニックも異なるため、学べる場は学ばなければならない。
当然のことだが、100年前と同じことをやっていたら会社なんて存続するわけがない。
これは誰にも理解できること。
では、5年、10年はどうだろうか。
10年はともかく5年の間にはほとんどサービスが変わらないことも多い。
名大社の場合もそう。少しずつ変化はしているが大きくは変わっていない。
この少しずつの変化が20年経過すると全く違うものになっていることは考えられるが、
それは意識しないとできない。
常に変化を意識する必要があるわけだ。
老舗の虎屋さんにしても両口屋是清さんにしても同じ和菓子でも発売当初とは全然違うはずだ。
(あくまでも推測ですが・・・)。
顧客の視点に常に合わせているはず。
そうでなければ何百年も続くはずもないない。
僕がファミリービジネスアドバイザーとして相談に乗る場合も同じことを言うだろうし・・・。
基本は一緒。
そこを確認することができただけでもセミナーに参加したことは価値があるのかもしれない。
自社の繁栄のためにも、または顧客のサポートのためにも学ぶことはまだまだ多い。
やるべきことをやっていくしかないですね。
今週の仕事は今日で終わり。
さて、どうしていくかな・・・。
普段、平日はほとんどテレビを観ない。
家にいないのが大きな理由だが(笑)、これを観たいという欲求がないのも事実。
そんな中、一昨日、放送された「ガイアの夜明け」は興味をそそられ観ることにした。
「プロ経営者は会社を変えるか?」というタイトルで、
玩具メーカー”タカラトミー”と地方の中小企業”天竜精機”を取り上げていた。
共に後継者問題に悩む企業が外部から人材を招へいし経営を任せるというもの。
各々環境や立場は異なるが、プロ経営者として手腕を発揮していくストーリー。
なんとなく欧米のドラスティックな経営手法を取り入れるイメージもあるがそんなことはなく、
日本従来の従業員や組織を大切にし会社を前進させていく。
当初、疑心暗示に感じる面もあったが、
社内でのコミュニケーションの場を見ていくうちに納得感の強いものへと変わっていった。
同族企業であれば創業家の後継者、
非同族企業であれば生え抜きの社員が経営を任されるのが理想だと思う。
それが会社の理念や文化を継続する大切な要素。
しかし、それはあくまでも理想。理想と現実は異なる。
現実的には外部からプロ経営者を招くことも必要だし、
今後はその数は間違いなく増えていくだろう。
僕個人としては、社内で育成していく考えは変わらない。
僕のレベルの問題もあるが、後継者を育てられるかが大きな仕事になる。
できてもできなくても経営者の責任であるのは間違いない。
仮に外部のプロに経営を任せるような場合、
オーナー、トップとして一抹の寂しさもあるだろうがその現実を受け止めねばならない。
と思うと社内体制を整え、育成を強化しなきゃいけない。
社内でプロパー社員を育成することは重要だが、それはいいことばかりではない。
内向きの組織になってしまうととんでもない方向にいってしまう。
毎日のように新聞を賑やかす東芝の不正問題。
完全に内向きで自己保身にしか走っていないように感じる。
利益を上げることを追求したと言えばカッコいいが、それは自分をよく見せたいだけ。
自分が経営を任される2期4年かどうかは知らないが、そこしか見えてないように写る。
会社の評価よりも自分の評価しか気にしていないように思われる。
利益を上げられないのも経営者の責任。
そこを素直に認められないのは、そもそもヒューマンスキルに欠けるのではないか。
東芝のような超大手企業で、優秀な人材の集まりなはずなのにこんなことになってしまうとは・・・。
エリートだからプライドが高すぎるのか。
だったら、エリートである必要はないな。
プライドはもっと別の場所にあるはずだし・・・。
と思ってしまう。
経営者の責任って、なんだ?
責任を取って辞任することは最終手段だが、そんなことだけではないはず。
常に経営者の責任を考えながら、日々過ごさねばならない。
番組やニュースを見ながら、ふとそんなことを考えてしまった。
理由はよく分かりませんが、一年に1回、一宮へ遠征する食事会があります。
愛知県を牛耳る女帝の接待があるのです。
これは愚か者名古屋本部の最大ミッション。
本部長、副本部長のツートップで重責を担います。
愛知県の平和を守らなければなりません。
そのためには女帝をおもてなししご機嫌を損ねないようにします。
女帝の隣で緊張感一杯の棒立ち状態ですが、これも重要な仕事なのです。
身長は僕と変わりません。175センチover?
一通りの接待の後、〆は決まっています。
一宮駅北口にある「すっぽん道楽」さんへ行ってきました。
こちらはスッポンの専門店。愛知県では珍しいスッポンラーメンのお店です。
昨年も同じ時期にお邪魔し、その時は酔った勢いで
ロイヤルスッポンラーメン(3500円)を注文してしまいました。
初めてスッポン生血を飲みました。味については覚えていません。
とても元気になったような気がします。
肌もスベスベになったような気もします。
しかし、翌日は反省一色です。
「ラーメン1杯、3500円か・・・。嫁さんが知ったら怒るだろうなあ~」と悔やみきれません。
そのため今年はお店に入る前から強い意志で臨むことにしました。
「どれだけおだてられても、恫喝されても意志は曲げないぞ!」
誰にも気づかれないように呟きます。
ビールと餃子でジャブだけは打って、相手の様子を伺います。
安心を与えた段階で「すいません。スッポンラーメンを下さい。」
とキッパリ力強く注文します。
スッポンラーメン(700円)
昨年は食べきれないくらいの肉が入っていたような気がしますが、今年はシンプルです。
「そう、これこれ。〆のラーメンだから、これでいいんだ。」
と女帝の顔色を伺いながらも、一人で納得します。
水槽で泳ぐスッポンはちょっと物足りなそうな視線を送っていましたが気にしません。
女帝は満足気です。
同席している副本部長もホッとした表情を浮かべています。
どうやらこれで今年のミッションは無事に終わりそうです。
愛知県の平和が一年は保たれます。
緊張から解き放たれた安堵感と疲労感からか、帰りの電車は寝てしまいました。
名古屋駅で女帝が起こしてくれました。
持参した傘で突いてくれたようです。
恐ろしいばかりではありません。
この時は天使に思えました。
ごちそうさまでした。
来週は円頓寺に戻ります。
前作「就活エリートの迷走」は理想と現実のギャップを描いた読み応えのある作品だった。
時代は当時から4年以上経過。
一見、何も変わらないように思えるが、
外部環境と共に少しずつ形を変えながらも変化している。
大雑把な若手の捉え方をすれば、今も4年前も変わらないという認識になるとは思うが・・・・。
現実は目に見えない変化であり、変化していない現実であったり。
何かとネガティブに捉えられる現代の若者だが、
著者は最も特異な傾向を示しているのはバブル世代という。
そう、僕の世代のことだ。
上司や先輩などに対して最も批判的なのも、愛社精神がもっとも低いのも、
職場での飲み会への参加意向がもっとも低いのも、バブル世代。
本書では、こう書かれている。
自分だけ捉えてみれば対象外だとは思うが、総じてその傾向があるのだろう。
事実、否定することもできない(笑)。
そのバブル世代が今の企業の中心にいるのも事実。
実際は蚊帳の外にいる連中も多いとは思うが、
40代後半から50代前半の企業人は一般的にみれば会社の中では一番責任が重くなる年齢だ。
ということは、イマドキの若者が育たないのは僕ら世代のせい?
これは少なからず言えることでもあるだろう。
しかし、今回はそこを言及するのではない。
責任逃れをするつもりはありませんので、ご安心を!
タイトルにある「若手社員が育たない。」とは僕は思わない。
どちらかと言えば「若手社員を育てられない。」の方が正しいのではないか。
日本が成熟期に入り、若者に貪欲さが減少しているのは事実。
しかし、それは彼らのせいではない。本書にも書かれているように
教育の変容による姿勢の変化がベースにあり、そこに社会への諦観、不信感、
リスク回避志向などが折り重なる形で、
まじめでおとなしい若手というニュータイプが生まれたのではないか。
就活生が大手指向であるのもこれが原因の一つと考えられる。
若手を育てようと思えば、そこを前提に考えねばならない。
これまでのマネジメントスタイルを上司が変えなければ何ともならない。
それができずに従来の方法に拘っていれば、結局、若者は育たないという結論に導かれる。
そして、本書のあとがきにも書かれていた通り、今後、求められるのは「人の温かなまなざし」。
できればそれを会社内で実施するのが理想。
それは若手を甘やかすことでも迎合することでもない。
厳しいことは厳しく、責任を問う時は責任を問う。
それを温かいまなざしで行うのだ。
少し前のスタッフブログで高井が「あったかい組織」について書いた。
それ以降、他のメンバーも「あったかい組織」について触れているが、
大きく端折って言えばそういうこと。
問題は常にこちら側と考えなければならない。
僕がどれだけできているかは問わないとして(苦笑)、それを心掛けながら若手を育成する。
それも直接、間接、関係なく全員で・・・。
そうすればきっと育つの僕は思うのだが、どうだろうか。
昨日は名古屋で初めて開催したセミナー「長く繁栄する同族企業<ファミリービジネス>の条件」。
台風11号の影響があったにも関わらず、地元の経営者を中心に多くの方に参加頂き、
結果的には満員御礼の状態。
遠くは鳥取からわざわざ来て頂けた。
まずは主催者として、厚く御礼を申し上げたい。
ありがとうございました!
講師を務めて頂いた西川盛朗先生は交通網の混乱を回避するために前泊。
万全な態勢を整えて頂いたことにも感謝。
何より無事に終了することができ本当に良かった。
そのセミナーを簡単に説明するとこんな感じ。
まずはタイトルにある内容の講演を90分。
現状のファミリービジネスが置かれた状態から、その強さと脆さを明確に分け、
今後の繁栄にどう繋げるかというもの。
三位一体経営(ビジネス、所有権、ファミリー)の重要性を語って頂いた。
その後、自社の現状を把握して頂くためのアセスメントを簡単に実施。
テーブル毎で情報共有しながらのワーク。
ちょっと宣伝気味に(笑)FBAAのDVDを流し、最後は質疑応答。
この質疑応答に45分ほど時間を使った。
直接、自社の課題を生々しく質問される姿は真剣そのもの。
はっきりとした回答は難しいとは思うが、西川先生は一つひとつの質問に親切に対応。
他社の課題を共有することは直接関係ない参加者としても勉強になったのではないだろうか。
セミナー終了後は懇親会。
名大社としては珍しくコース料理の提供だったが、こちらも大いに盛り上がった。
僕はいろんな方と語り合いながら、いい感じで酔ってしまった。
疲れもあったとは思うが、心地よい酔いが体を覆っていた。
最後は定番のナモ締め。
本当はやるつもりはなかったが(笑)、つい調子に乗ってやってしまった。
西川先生も話をされていた通り、このファミリービジネスの研究やアドバイスはまだ始まったばかり。
正直なところ、僕自身も手探りな面もある。
昨日のセミナーについても、直接、多くの評価の声を頂いたが、反省点も多い。
まだまだこれから作り上げていかなればならない点も山ほどある。
しかし、関心の高さはヒシヒシと伝わってきたし、その必要性は十分伝わったと思う。
ひとまず無事に終了できたことは何より。
ご参加頂いたみなさま、
セミナーを支えてくれた名大社のスタッフに改めて感謝!
ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
昨日は東京。
午後からパートナー会社であるパフさんの「職サークルシンポジウム」に参加してきた。
パフといえば愚か者本部名誉本部長の釘崎氏が代表を務める会社で、
ほぼ毎日のように僕がバトルしている相手。
メチャクチャ仲がいいと言われることもあれば、醜い争いを絶えずしていると言われることもある。
その実態といえば、僕が尊敬すべき業界の大先輩。
我々採用支援をする業界の中で、学生を最も応援し、理想を大切にする会社。
今の就職環境を真正面から真摯に向き合い、
歯に衣着せぬ言葉でズバッと某団体に切り込むことも厭わない。
僕のレベルには程遠いことをやり遂げる企業なのだ。
そんな企業が主催するイベントに参加しないわけにはいかない。
いくら忙しくても、いくら暑くても参加するのがパートナーの役目というもの。
パフが提供するインターンシッププログラムは一般的なものとかなり趣向が異なる。
相当、手間がかかることを力を惜しむことなく注ぎ込む。
その姿が美しいと時々思う。
「100×10チャレンジ」というプログラムに参加した学生の意見を聞いてても、その違いを感じる。
そこで痛感したのは学生の成長。
多くの社会人と出会い、多くの企業を知ることは、単に就職活動の役に立つだけではない。
学生にとって未知の世界である社会を垣間見ることで自信と勇気に繋がるのだ。
特に参加前に自信のなかった学生の効果は大きかったよう。
第2部に行われた横浜国立大学の服部准教授の講演でも、定量的な面で検証されていた。
1dayインターンシップでは学ぶことができない。
1週間のプログラムでは時間が掛かりすぎる。
など、今、インターンシップにおける問題をこの「100×10チャレンジ」は全て解決しているとも感じてしまった。
第3部に行われたパネルディスカッションも楽しませてもらった。
服部准教授、オリックス銀行採用責任者、マイナビ元編集長栗田氏、釘崎社長と立場の異なる方の
「よりよい就職と採用を考える」ディスカッションは本音が飛び交う魅力的な内容。
一般的にこのような場は建前論で過ぎていく場合が多いが、釘崎社長はそれを許さないようだ。
本当は僕らや一般の企業採用担当者だけでなく、
もっと国の偉い方に聞いてもらう方がいいのだろうけど、それだとお叱りをうけてしまうかも。
それだけ本質をついた鋭い発言も多かった。
ブログで明かすことができない内容もあるが、
こんな風に僕も強く発言ができる大人にならねばならない。
まだまだ顔色を窺う弱い人間ですね・・・(笑)。
最後の執行役員吉川さんの話も感動した。
理想とする「職サークル」の姿はかっこよすぎる。
インターンシップや就職活動を通し、学生は大きく成長する。
企業は採用活動を通し、学生を育て、優秀者を作っていく。
それがお互いにとっていい循環になればいいし、その中で我々がどう”ハブ”として機能するかが重要。
貴重な時間を過ごさせてもらった。
今日のブログはちょっとパフさんや釘崎社長を持ち上げすぎのような気もするが、
たまには先輩を立てておくのも大事。
きっと昨日お邪魔したお店に新しいボトルも入れてくれたと思うし、
次回は豪勢な食事をご馳走してくれるだろう(笑)。
お疲れさまでした。