たまにはホテルでゆっくりとランチを楽しみたいものです。
人気食べ物ブロガーも行動範囲を広げなければ、
ただのB級グルメリポーターになってしまいます。
強い決意を持って、ヒルトン名古屋に向かいました。
ホテルで食事をする時は
ウェスティンナゴヤキャッスルか名古屋観光ホテルに決めていますが、
(ウソです。リップサービスです。個人では行けません・・・笑)
たまには違うホテルを楽しむことも必要です。
3階にお店を構える「王朝」さんに行ってきました。
この店構えが「どうだ!その辺のラーメン屋とは違うぞ!」
と威圧的な雰囲気を醸し出しています。
その辺のラーメン屋さん、ごめんなさい。
ランチはブッフェで40種類の料理を味わうことができます。
欲張りな食べ物ブロガーとしては全種類を食べたいところですが、
そう甘くはありません。
腹ペコで参上すれば、まだその可能性はありますが、
この日はそうではありませんでした。
朝食がお好み焼だったのです。
前日の夜の残り物を平らげるのも食べ物ブロガーの仕事です。
「今日のランチはヒルトンで中華ブッフェだから、朝はちょっとでいいよ。」
と言いたかったのですが、家人には怖くて言い出せませんでした。
平静を装い、たっぷりのお好み焼を頂きました。
結構、腹持ちがいいのが困りものです。
いつもなら11時半には腹がグ~ッと鳴り、腹ペコ具合をお知らせしてくれます。
しかし、この日はそんなお知らせもなくお昼を迎えたのでした。
王朝ランチ 3300円
あちらこちらにいろんな料理が並びます。
腹ペコでなくても食欲はそそられます。
デザート類も豊富に並びますが、こちらは目に入りません。
僕にとっては関心のない分野です。
あくまでも直球勝負なのです。
一皿、料理を乗せたところで席に着きます。
「山田さん、それってツマミ?」
そんな声が聞こえてきます。
否定はしません。
ほぼ前菜で、スタートするのです。
体を馴らした後、メインを運びます。
「お~、なかなか、やるじゃないか。」
いつものセリフが出てきます。
これだけでも鶏のココナッツカレー煮、海老マヨ、鴨ロースなど並んでいます。
まだ40種類のうち半分も到達していません。
お腹は満たされつつあります。
「いやいや、オレはこんなもんじゃない。もっと能力があるはずなんだ。」
とブッフェコーナーに戻ります。
食事類も相当あります。
担担麺、焼きそば、揚げそば、点心、チャーハン・・・。
どれを選べばいいか迷います。
20代の頃は腹がはちきれても食べていたと思います。
50歳になるとそんな勇気はありません。
チャーハンと麻婆豆腐。
無難な選択になってしまった食べ物ブロガーでした。
残念ながら、読者のみなさんをアッと驚かせることはできませんでした。
朝のお好み焼が悔やまれます。
ごちそうさまでした。
これにめげず、来週も張り切っていきます。
昨日は「西川塾二期生会特別例会」。
ユニーの創業者である故西川俊男氏が創設した経営塾のイベントを9月26日に行った。
この9月26日は西川塾主にとっては特別な日であり、
2年前の同日、最後の講演を行われた。
翌年の元旦に西川塾主は逝去されたわけだが、
僕らは塾主の意志を引き継いで、現在も定期的に勉強会を開催している。
記念日にあたる昨日、久々に大きな企画を実施。
塾主が生前懇意にされていた大垣共立銀行 頭取 土屋嶢氏を招き講演会を開催したのだ。
この特別例会の責任者は僕。
一応、副事務局長という立場で運営側に回っているが、
今回は一番責任の重い立場を任された。
土屋頭取にご挨拶に伺ったり、会場となるホテルサンルートプラザホテルとの
打ち合わせを何度となく行ったりし、当日を迎えた。
定員100名のところ、はるかに上回る申し込みをもらい、会場は満席。
塾生の経営者仲間を中心に多くの方に参加頂けた。
講演のテーマは「サービス業ってなに?OKBってなに?」。
何かと話題の大垣共立銀行さんの取り組みを頭取自ら熱く語って頂いた。
巧みなATM戦略だったり、ドライブスルー店舗だったり、
既存の銀行では考えられない取組みを次から次への展開される。
AKB48に対抗してではないが、OKB45として女子行員を前面に押し出す広報活動も積極的。
お堅い銀行のイメージをぶち壊し、独自路線を歩まれている。
それはまさに銀行業というよりはサービス業。
社員さんもあらゆる業界へ派遣(出向)され、新たな知識とスキルを持ち込まれている。
90分の講演はあっという間に終了し、質疑応答も途切れることなく続く。
講演会終了後は懇親会。
ホテルの別会場で80名近い方と一緒に親睦を深めた。
懇親会の席でも土屋頭取は大人気。
土屋頭取の前から列が途切れることはなかった。
全く食事をとって頂くことができなかったのは主催者として反省。
僕としても配慮が足りなかった。
この場では参加者同士がお互いの事業について話し合ったり、
久々の再会だったり、大いに盛り上がった。
講演会も含め西川塾主の奥様にも出席頂き、
塾生の継続的な活動を見て頂くこともできた。
せっかくなので、土屋頭取と記念写真をパチリ。
貴重な経験。
恒例「ナモ締め」で中締めし、懇親会も終了。
土屋頭取をお見送りし、無事に会を終えることができた。
一応、僕が責任者ではあったが、これは西川塾塾生全体で成し得たイベント。
一人ひとりが力を合わせ、特別例会を成功へと導いた。
改めて塾生の一体感を体感させてもらった。
最後は有志で打ち上げ。
近くの居酒屋で、ここはお気楽に酒を酌み交わした。
記念すべき9月26日に満足いく特別例会を開催することができた。
きっと西川塾主も喜んでくれているだろう。
塾生のみんな、お疲れさまでした。
参加頂いたみなさん、
そして、大きな力を貸していただいた土屋頭取、ありがとうございました。
名大社ではこの9月で上半期を終える。
まだ一週間残ってはいるが、数字的な面はほぼ確定している。
結論から言えば、かなり課題の残る上半期といえよう。
その振り返りと下半期への対策を議論するために先週土曜日に幹部連中が集まった。
通称「幹部研修会」。
毎年9月末と3月末に実施している恒例行事。
今回でなんと62回目。
前社長が始めた取り組みを僕が継承しているわけだが、
単純に30年は経過しているわけだ。
当然のことながら、僕は初回のことを全く知らない。
出席したのは第20回を過ぎたあたりじゃないかな。
景気のいい時は一泊で出掛け、初日は観光と宴会。
翌日はみっちりしごかれるという流れ。
ここ10年くらいは土曜の午後からぶっ通しで行うことが多い。
一参加者の立場から、ファシリ的な役割になり、
今のように完全に仕切るようになった。
時代と共に役割も変化してきた。
数字がいい時は全体の表情も明るいが、良くない時は重たい雰囲気となる。
今回の場合はそのどちらでもないが、
これまでよりはより厳しめの中味だったのではないだろうか。
いや、毎回、厳しいかな。
滅多に叱ることがない僕がターゲットを決め、けちょんけちょんに言うのだから・・・。
それも分かりあえるメンバーだからできる事だし、
会が終われば後に引きずることはない。
特定の者がボロクソに言われたとしても、それは全体で受けとめるもの。
参加者全員が共通理解をしている。
多分・・・(笑)。
良くても悪くても最終的には僕が責任を取らなきゃいけないことだし。
先週の幹部会も激しい話が繰り返された。
詳細をここで明かすわけにはいかないが、個々が抱える課題、チームが抱える課題、
組織全体が抱える課題を浮き彫りにして、行動や考え方を一致させていく。
建前や遠慮は必要とせず、上であろうと下であろうと本音でぶつかり合うのが重要。
お互いの想いをぶつけ合った方がより健全な会社になる。
特にこの上半期は反省すべき点が多かったため、
その振り返りに多くの時間を費やすこととなった。
僕としては中期経営計画の見直しにもっとフォーカスしたかったが、
時間が足りずほとんどできなかった。
タイムマネジメントがなっていないと反対に叱られそうだ(苦笑)。
まだまだ計画通りに進んでいない点はあるが、
目指す方向性は間違っていない。
確実に実績を残すことが求められるだけの話。
それを摺合せられたことはいいだろう。
しかし、今回は議論があちこちに飛び過ぎた。
まとまっているようでまとまっていない面が多いかもしれない。
議事録担当のカミヤはまとめるのが大変だろうなあ~。
申し訳ないけど、よろしくお願いします。
終了後は参加者での懇親会。
過去2回、肉、肉だったので、今回は和食。
「豆家別邸しびかま花蓮」さんでまぐろのしゃぶしゃぶを頂く。
この場は大半はくだらない話。
個室にも関わらず、あまりにもうるさいので他のお客さんにも迷惑を掛けてしまったようだ。
すみませんでした。
毎回毎回、僕も含め参加者はかなりくたびれるとは思うが、会社にとっては重要な行事。
それでも最後は気持ちよく酔っ払えればいい。
お疲れさまでした。
まずは今週、きっちり仕事をこなし、
来週から始まる下半期も全員の力で乗り越えていきましょう。
ネタバレしない程度に言っておく。
松山ケンイチ、綾野剛、森山未來の似ても似つかないこの3人。
撮影の手法や写真を合成すると同じ顔に見えてくる。
同一人物だ。
これは作品にとって物凄く重要だとすると、この配役はお見事。
元々個性的で演技派の3人がそれぞれを巧みに演ずると
ギリギリまでこちらの気持ちが引っ張られる。
これが映画の主張したい点ではないが、監督の演出力が反映されていた。
李監督の前々作「悪人」がかなり衝撃的だった。
何度となく観た予告編の渡辺謙さんの悲痛な表情も相まって本作を観ることにした。
一つの殺人事件をテーマに3つのストーリーが展開していく。
僕はこの3つの線(ストーリー)がどこかで絡み合って繋がっていくのかと当初思っていたが、
そうではなかった。
人間が抱える闇や社会的な問題点が共通項として存在するが実際の関係性は何も持たない。
しかし、映画はそれを関連付けるかのように時間的なタイミングをずらしながら、
オーバーラップさせていく。
いきなりスイッチを切り替えられ、また戻される繰り返し。
それが集中力を散漫にするのではなく、反対に集中力が増していく。
145分という比較的長い映画であったが、長さを感じることはなかった。
タイトルの「怒り」。
僕は原作を読んでいないので、その意味は想像の範囲でしかないが、
世間に対しての怒りと自分に対しての怒りが混在している。
これは主役に限らず、主要な登場人物に全ていえること。
叫んだり泣いたり暴れまくったり、怒りは自分に向かう。
そんなふうに感じた。
俳優陣も素晴らしかった。
スッピンの宮崎あおいさんも、かなり頼りない渡辺謙さんも、あの2人の絡みも良かった。
強いていえば沖縄の少年くんの演技がもう少し上手ければ、もっと重厚な映画になったと思う。
あと、妻夫木くんの涙は理解できるが心を揺さぶるまではなかった。
人を信用する大切さと人を信用する危うさをこの映画は教えてくれた。
本作は名古屋駅前のレイトショーで観た。
いつもレイトショーで観る時は空いているのだが、今回は混んでいた。
チケットを購入した時は、3列目の端っこが一番まともな席だった。
目の前すぎる迫力あるスクリーン。
却ってこの状況が映画の印象度を高くしたのかもしれない。
人の重さを知る上で観ておくには損はないと思う。
8月に参加した「バリュー・アップセミナー」で題材として使用された本書。
そのセミナーでは20分で気づきを得るためにピックアップして読んだが、
今回は全部読んでみた。
ちょっと遅すぎ?
ここ最近、読書量が少ない。今月は全然ダメ・・・。
伊那食品工業の塚越会長が講演を拝聴する度に「二宮尊徳」を勧める。
というよりも読まない奴は人として認められない。
そんな大袈裟ではないが、それだけ大きな影響を与えた人物と称えられる。
機会を伺っている時にこの本書を課題図書として与えられたので、ある意味、ラッキー。
大昔に「代表的日本人」を読んでいるので、
その存在は理解しているつもりだが、それはあくまでも全体像。
育ってきた環境からその時に発した言葉、
哲学や影響を与えた人物までは理解していない。
「代表的日本人」を覚えていないので何とも言えないが(笑)、
それよりは縦軸も横軸も拡げた感はある。
人はこうでなければならない手本。
それはビンボーな時代もカネモチな時代も変わらない。
人間の持つべき本質。
本書を読んでそんなことを感じた。
写真にあるような本を読みながら歩く姿は、
現代でいうと歩きスマホなので、認められるものではない。
昔はすれ違う人の数が少なかったのかもしれないが、現代では顰蹙の対象でしかない。
スマホ見ながらマジメに勉強してる奴も認められないからね(笑)。
本書の著者は松沢成文氏。
作家ではない。
ちょっと前まで神奈川県知事で今は国会議員。
相当勉強されているし、大切にすべき点を十分理解されている。
松下政経塾出身なんですね。
本書を出された理由も分かりました。
実際は理由になっていないかもしれないが、松下幸之助氏も二宮尊徳の影響を大いに受けている。
そのあたりが繋がっているのかもしれない。と勝手に判断した。
幸之助翁に限らず、影響を与えた名経営者は多い。
書こうと思ったが、帯に書いてあるじゃないか・・・。
その他には稲盛和夫氏であったり。
皆さん、繋がっているわけですね。
いずれにせよ、僕はあまりにも教養が足りない。
そして、歴史を知らない。
単語の数を理解しても意味がない。
著者が「おわりに」で端的に述べている。
「歴史を勉強しないと、人間は横軸思考になりがちだ。
自分の先祖とのつながりや、自分を通した未来とのつながりに関心が薄く、
今の時代を生きる幸福度欲求だけを考える横軸思考の人間にしかならないのではないか。」
気をつけなければならない。
そして、もっと学ばねばならない。
先週の食べ物ブログは師匠にも認めて頂けました。
初めて使った「孤独のカメラ」は絶大な力を発揮したようです。
その評価をいいことに連発したいところですが、
こだわりの人気食べ物ブロガーはそんな安易な方法は取りません。
あくまでも自分の腕で勝負をするのです。
その美味さを豊富なボキャブラリーで表現していくのです。
そこそこのワインを
「芳醇な果実味と酸の絶妙のバランスが特長。
マイルドな口当たりで、長い余韻を楽しめるワインです。」
なんて、語ってみたり・・・。
お酒にもウンチクを並べる力を見せるのです。
そんなシーンを見てもらうために行ってきました。
円頓寺商店街にある「凡才」さんです。
今年オープンしたばかりの新しいお店ですが、
ワイン通のブロガーとしてちょくちょくお邪魔しています。
こちらに置いてあるワインはすべて国産。
全国各地から特徴のあるワインを取り寄せています。
この日は経営者向け勉強会後の懇親会。
ビールで乾杯し、口を潤した後、徐々に移っていきます。
まずはスパークリング。
これはどこが産地だったかな?
地ビールのように段々と濃厚になっていきます。
後ろの写っているオジサンもかなりのワイン通ですが、
人気食べ物ブロガーの前ではオチャラケるしかありません(笑)
次に選んだのが「グレイズ茅ヶ岳」。
これもなかなかです。
酸が豊富で酸のキレイなフィーリング、清々しい味わい、爽快感を素直に醸し出しています。
とHPに書かれていました。
そんな感じで味わいました。
こちらの自慢は味噌おでん。
ワインと一緒に楽しみます。
味噌おでんに合うワインといえばそうです。
これです。
え~っと、これは何て読むのかな・・・。
なんとか調べてみると長野県のワインのようです。
なかなかな味わいです。
同じワインがHPに載っていないので、どう表現していいかわかりません。
このころになると生ハムも投入されます。
そして、4本目がこれ。
これも先ほどと同じ小布施ワイナリー。
ワイン通のオジサンがこれが一番いいと言っていたので、間違いないでしょう。
僕もこれが一番美味しかったような気がします。
本来、味にはもの凄くうるさいのですが、
まずは仲間と楽しむ飲むことが大切です。
会話に夢中になり、味なんて覚えていないことも多いのです。
多いというよりもいつもそうかもしれません・・・。
人気食べ物ブロガーもお酒を飲むとだだの陽気なオジサンです。
まだまだ未熟なブロガーなのかもしれません。
それでも飲むことを楽しめなければなりませんね。
こちらの「凡才」さんはリーズナブルにワインを提供してくれます。
訳のわからないブログで終わるわけにはいかないので、
最後にお店をおススメしておきます。
ごちそうさまでした。
今月の日経新聞「私の履歴書」は吉野家ホールディングス会長の安部修仁氏。
毎日、ハラハラしながら楽しませてもらっている。
昨日は吉野家が会社更生法を適用して、セゾングループの支援を受けたところ。
失礼な言い方だが、ここまでの展開もメチャクチャ面白い。
安部さんがバイトで入った吉野家で正社員となり、店長へ昇進。
多くの経験を積み、会社の幹部となっていく。
会社は拡大路線を走ったが、外部環境の問題もあり、業績は悪化。
別資本との確執もあって会社の一体感はなくなり、倒産へと繋がる。
安部さんはこの一連の経験のまさに当事者。
なかなか出会えるものではない。
それは本人が希望するわけでもないが、希望しても普通は訪れない。
僕もいろんな経験はさせてもらっているが、
安部さんの経験に比べれば鼻くそみたいなもんだ。
それだけ凄まじい。
その当時は2016年の世界なんて全く想像できなかっただろう。
まさか「私の履歴書」に登場するなんて、夢にも思わなかっただろう。
その頃、「私の履歴書」が連載されていたかどうかは知りませんが・・・(笑)。
その後もBSE問題が発生し、企業の生死を彷徨うわけだから、今後の展開も楽しみ。
無責任な言い方ですみません。
しかし、こういった読み物が僕にとっては何よりの参考書。
その状況でどんな決断をし、どんな行動をとったかは本当に勉強になる。
そう考えている経営者は多いんじゃないかな。
吉野家が倒産した1980年は僕は中学2年生。
吉野家のことは全く知らなかったはず。
この頃、洋楽に目覚めたので、ジョンレノンの死については強烈に覚えているが、
社会に対してはその程度の認識。
僕が初めて吉野家に行ったのは確か高校2年。
南山大学の下見に地下鉄「いりなか」駅まで行った時だ。
(受験は落ちたけど・・・笑)
地手鉄も初めて乗車したと思う。
それくらい岐阜の田舎者だった。
その当時は柳ケ瀬で映画を観るのが最高の贅沢だったのだから・・・。
こなれた友人と吉野家に入ったわけだが、僕は注文の仕方さえ分からない。
友人が「並とみそ汁と卵」と軽やかに注文するのを隣で聞きながら、
尊敬の眼差しで見ていたと思う。
そそくさと運ばれる牛丼は衝撃にも近かった。
それが初めての出会いだった。
安部さんが奮闘する姿なんて夢にも思わなかった。
当たり前か・・・(笑)。
大学生になると生活に欠かせないお店になっていた。
当時、いつも金欠だったので、吉野家でも僕の中では豪華な食事。
いつも腹ペコだったので、並だけでは足りない。
そんな時、大盛は頼まず、並と白飯を注文した。
大盛よりも確実に満腹になる。
値段は同じ。
並に敷かれている牛肉を白飯の丼に移す。
ツユだけになった丼にしょうがを沢山放り込み、一杯目はそれを食べる。
二杯目は牛肉を移した白飯を平らげる。
これでお腹いっぱい。
あまりにもセコイので頻繁にはやらなかったが、ちょくちょくやっていた。
バイト代が入り、裕福な時は並盛を2つ頼んでいたかな・・・。
さすがに今は両方ともできない。
「私の履歴書」を読みながら、そんな昔のことを思い出してしまった。
これから更に災難が訪れてくるだろう。
安部さんの手腕を楽しみにしていたい。
今月の「私の履歴書」も面白い。
本来なら観るべき映画リストからは外していた作品。
周りの評判が、それも同世代の評判があまりにもいいために観ることにした。
僕は映画は基本的に一人で観る。
誰にも邪魔されることなく、自分の観たいタイミングで観る。
井之頭五郎さんの食事と同じ(笑)。
しかし、今回は珍しく嫁さんと一緒。
2人で映画を観たのは20年以上前のことだ。
それだけでも大事件。
でも、まあ、これは一緒でよかった。
ほとんどがカップルの観客。
僕の周りにも一人で観たオジサンが何人かいるが、確実に浮く。
もしくは怪しまれる(笑)。
また、この作品は娘も息子も既に観たという。
中三の息子はよくわからなかったというが、まだガキの証拠(笑)。
青いね。
ストーリーとしてはメチャ斬新というわけではない。
昔、どこかで観たことのあるような感じさえする。
有森也実のデビュー当時って、これに近い作品じゃなかったかな・・・。
大林作品のノスタルジックな雰囲気も持っていると思うし・・・。
僕がまだ10代から20代にかけての青春真っ只中の時代。
そんな頃は数多くの青春映画を観ていた。
胸が締め付けられることも度々。
今はすっかり心が汚れたせいか、胸が締め付けられるのは全く別のことでしかない。
そんな汚れたオジサンでもすっかり作品の中に溶け込み、青春していた。
ちょっとしたトキメキやラストシーンでも感動してみたり。
グッときてしまうシーンもあった。
正直なところ、あまりアニメには関心がないが、
自然を描く映像の美しさには感動した。
これまでの世界を超えているんじゃないかと。
僕が知らないだけかもしれないけど。
その自然が描かれているのが岐阜。
飛騨地区なので、僕の実家からは遠いが、それだけでも親近感が沸く。
岐阜弁は大方合っていたが、一部違和感を感じた。
飛騨地区と美濃地区では違うのかもと思いながら・・・。
声も良かった。
瀧クン役の神木隆之介君はほんと上手い。
声優が本業と思えてしまうほど、ハマっていたと思う。
最近、観る映画はどうも重い作品を選びがちだが、
たまには青春映画も観ないといけない。
どんどん歳ばかり取っていく。
つまらないオヤジになっていく。
常に恋愛感覚を持ち合わせる中年親父にならなきゃいけない。
アイドル映画には抵抗はあるが、
これからも作品を選びながら、青春を楽しんでいこう。
そう思わせてくれる映画だった。
昨日はナゴヤドームで開催されたアクトスリレーマラソン。
毎年、会社で参加している。
いや、無理矢理に(?)参加させてるのかな・・・。
集合時刻のドーム前は色とりどりのチームがひしめき合っていた。
今回、名大社は12名の参加したため、2チームに分けた。
Aチーム(ヤマダ、ニムラ、ヤマゾエ、ヤマグチ)のイケメン(笑)グループと
Bチーム(オクダ、シゲノ、トミタ、オガワ、ウメハラ、ユキモト、ウサミ、オグラ)
のデコボコグループ。
この構成で均等な争いになると考えていた。
それぞれのチーム名は名大社ランナーズAと名大社ランナーズBかと思っていたが、
そうではなかった。
当日、初めて知った。
Aチームは「愚か者被害者の会」
Bチームは「愚か者暖かく見守る会」
なんだそりゃ・・・。
参加者の僕への秘めた抵抗が見えてきた(笑)。
まあ、それはいい。
まずは全体で前を向いて、ハイ、チーズ。
そして、後ろを向いてハイ、チーズ。
今回も大きな目的は宣伝。
少しでもうちの会社を知ってもらうこと。
名古屋の名物、颯爽とナゴヤドームを駆け抜ける!
なんていう記事が載れば嬉しい。
あり得ないけどね。
カウントダウンが始まりスタート。
スタートはニムラ、オクダの両エース。
あまりにも多くのランナーが一斉にスタートするので、全く分からなかった。
Aチームは42.195kmを4人で走るため、最低10kmは走らねばならない。
一方、Bチームは4km走る者と6km走る者に分かれる。
どっちが有利かといえば明確だが、そこは普段の生活で変わってくる。
結果、Aチームがボクサー内定者ヤマグチが軽やかに走ったことにもあり快勝。
僕も久々に10kmで50分を切ったのではないのかな。
Bチームも善戦し、終了。
一部のメンバーは抜けているが、走り終えての記念写真。
みんないい汗、かきました。
終了後は、場所を栄に移し打ち上げ。
15時から営業している居酒屋で盛り上がる。
そして、ビールが美味い。
あまりにも美味すぎて、飲み過ぎてしまった。
すっかり酔って、みんなと別れた後はいろいろあったのだが、それは内緒(笑)。
楽しくいい走りができました。
みなさん、お疲れさまでした。
来年は別の抵抗を見せるのかな・・・。
今週火曜はクラブ愛知の朝会。
クラブ愛知というのは母校出身の経営者や士業、議員らが集まった同窓会組織。
2ヶ月に一度、朝食勉強会が市内のホテルで行われる。
僕はこの会に入り5年強。
入会時は最年少だったが、いつの間にか中堅クラスになってしまった。
ほとんど役には立っていないが、副会長という立場にもなってしまった。
最近はやたら副●●が多い。
数年後どうなるのだろうか・・・。
ちょっと心配である(笑)。
毎回、各方面で活躍するOBを講師として招く。
実は僕も4年半前にやったことがあるのだ。
えへん!。
その時のブログはこちら。
今よりマジメに喋ってる感じ(笑)。
今回の講師はジャスダックに上場しているktk株式会社の土岐勝司社長。
一年前に外部から招へいされ、社長に就任された。
ktkさんは地元では優良企業で、創業者は大学の大先輩。
創業者は後任に会社を任されたわけだが、ここ数年はあまりいい業績を残せなかったようだ。
そこで、いくつかの企業再生で実績のあった土岐社長を招いた。
同窓であるのも無縁ではないだろう。
誰でも知っている企業の再生の実績はあるのに、僕はこれまで土岐社長のことを存じ上げなかった。
無知だな。
こんな方が大学の先輩なんて、母校もまんざらじゃないですね(笑)。
いやあ、凄い!
経歴もさることながら、この一年間の取り組みも凄まじいもの。
詳細を伝えることはできないが、その仕事に向かう姿勢には感銘を受けた。
土岐社長は外資ファンドのような小難しいテクニックで企業を再生するのではなく、
基本を徹底し、当たり前のことを当たり前にとことんやる。
土岐社長に言わせれば、成熟産業の業界でも成長させるのは可能。
正しい戦略を最速で実行すれば実現はできる。
講演はその実例を見せながら、リアルに証明されていた。
ITを徹底的に活用し、見える化も推進。
難しいシステムを使用するのではない。
例えば、毎日、社長日記をアップに社員さんに公開しているもそう。
また、FaceToFaceのコミュニケーションも大切にされ、
全国に散らばる社員さんも含め、年120回、飲みに行かれている。
僕も会社のメンバーとは行っている方だと思うが、年120回は行っていない。
ほぼ2日に1回の割合。
それも全国組織なので、体力も尋常じゃない。
いやいや、凄い。
ただの呑兵衛的に話している自分が情けない(苦笑)。
飲むことぐらいは対抗できそうな気もするが・・・。
しかし、本質はそこではない。
戦略を個人に落とし込む力やPRDCAを回し続ける力はハンパない。
Rはレビューのことね・・・。
結果、大幅赤字の会社を一年で大幅黒字の会社に回復させた。
一般的には黒字化には1~2年はかかるというのに・・・。
もっと沢山のことを伝えたいが、今回はここまで。
自社にすぐに役立つそうな面もいくつもあったので、すぐに実行させてもらおう。
最後に愚問と知りつつ、手を挙げて聞いてみた。
「どうしてそこまで自分に厳しくできるのですか?それはどこからきますか?」と。
「自分に対してコンプレックスがある。もっと成長できるのではないかとコンプレックスを抱えている。
そして、こんな自分でも世の中の役に立つことができる。」
どこまでも謙虚である。
朝7時から、いい学びをいただきました。
ありがとうございました。