1月終わりから2月にかけて九州へ2泊3日の旅行に出掛けた。
家族でも会社でもない。
いい年をしたオッサン5人。
それも50代後半と60代前半の丸ごとオッサン。
繋がりはやはり名大社絡み。
OB中心だが、顔ぶれはそれなり。
大手通信キャリアに勤める一人が福岡に単身赴任のため、随分前から九州旅行を計画。
一人は某テレビ局社長、一人は地元トップ食肉会社専務。
僕は一応、名大社前社長、
そして、もう一人は広島出身でOB唯一の公務員(あくまでも自称)。
忙しい立場なので予定が組めたのは計画から半年先の先月末。
満を持しての旅行といえるだろう。

福岡空港で待ち合わせをし、そのまま由布岳を抜け別府へ。

行列のできる人気店で昼食を取り、定番の地獄めぐり。
僕は社員旅行以来の2度目。



以前に比べ圧倒的に外国人が増えたが、相変わらずの迫力。


周辺を散策し、ゆで卵を食べ、ど真ん中の別府温泉ではなく明礬温泉へ。

山の上の温泉のため露天風呂からの素晴らしい景色が眺められる。
残念ながら写真は撮れない。
裸だし・・・。
別府温泉は7種類の泉質があるといわれ、この明礬温泉は白く濁った温泉。
旅の疲れを癒すいい時間。
近くの有名な岡本屋さんで地獄蒸しプリンを頂き、大分市内へ移動。


なんでも地獄とつけてしまうのね(笑)。
夜は大分駅付近に宿泊。
ホテルは圧倒的な中国人。
春節と重なると、どんな場所にも観光に行くんだ・・・。
夜は地元の人気店で大分名物も食べられる「かみ風船」さんへ。

お客さんはほぼこのあたりのビジネスマンじゃないかな。
郷に入っては郷に従え。
関サバ、関アジ、りゅうきゅう等を頂きながら、お酒は麦焼酎。

普段は日本酒が多いが、大分は麦焼酎一択。
名古屋では見当たらない焼酎を選ぶ。


2本の焼酎が空になってしまった。
この5人で会うのは前回広島に旅行した2年半前以来。
その時のブログはこちら。
積もる話は多い。
バカをやっていた20代の思い出話から最近の仕事の話まで尽きることはない。
お互いの立場は変わったし、髪の毛や体型を見ると歳を取ったのは明らかだが、
こうした関係が続くのは嬉しいこと。
僕が最年少だが、あまり気を遣わず接しれるのもありがたい。
大いに語り合い気持ちよく酔い初日を終えることができた。
天気も良く暖かかったしね。
後編に続く・・・。
伏見シリーズを継続するにしても半径300メートル以内に紹介するお店はありません。
新たにオープンするお店は別ですが、既存店はほぼ網羅しているでしょう。
いや、ありました一軒。
モーレツに若い女性が並ぶお店が・・・。
そこはいまだに常時20~30人並んでいます。
あと1年ほど経てば落ち着くと思うので、その頃お邪魔します。
あっ、セルフうどん店もありました。
今回向かったのは御園座方面。
南に歩き三蔵通を越えたところの「串天×串焼き ふわり」さんに行ってきました。

以前は違うお店だったでしょうか。
夜は串天や串焼き中心の居酒屋のようです。
店名から分かりますね?
すみません・・・。
外にはランチメニューが掲げられ商品の札を取り店内に入ります。

「いらっしゃませ!お手数ですが前金になります!」
合理的に進んでいきます。
PayPayで支払いを済ますと
「ご飯は大盛にできますが、どうされますか?」
「え~っと、やや大盛でも大丈夫ですか?」
「大丈夫です!」
と答えが返ってきました。
店内を見渡すと一升瓶が飾られています。

「おー、千禽シリーズか。なかなかやるじゃないか」
紀土といい好みの日本酒が飲めそうなお店です。
しばらくすると注文の品が運ばれてきました。
カキフライ定食 900円

何か目立つわけではありません。
ご飯はやや大盛をお願いしましたが、大盛のようにもみえます。
カキフライは4つ。

この値段なら妥当でしょう。
つけ合わせのキャベツ。
思わず「少な・・・」と声を漏らしてしまいました。
レタスの下にはほとんどありません。
野菜高騰の影響が理解できた瞬間でした。
難しいのはカキフライ4つで大盛ご飯で平らげること。
カキフライをおかずにしてご飯を食べれる量は限られています。
上手く調整しないと間違いなくご飯が余ります。
タルタルソースをたっぷり絡ませ、またはソースとからしで濃い味付けにして
おかずとしてのカキフライをパワーアップさせます。
食べ方にも熟練の技を求められました。
なんとかご飯を余らせることなく完食。
「ふ~」とひと息ついてお店を出ました。
大盛ご飯を食べるなら唐揚げが最適。
メニューを見直しながら寒空の下、目的地に向かいました。
ごちそうさまでした。

井上真央を久々に観た。
最近、映画等の出演が少なかったのでどうなったかと思っていたが、本作のヒロインとは・・・。
正直なところ、僕は以前よりあまり魅力を感じていなかった。
大河ドラマ「花燃ゆ」も毎回観たが、心は動かされなかった。
そのため本作もあまり期待しておらず。
いやいや、すみません、全て撤回します。
井上真央が輝いていた。
特にラストシーンで見せる表情は最高に美しかった。
こんなステキな女優さんだとようやく認識できた。
すみません・・・。
本作は2020年のコロナ禍に入った東北・南三陸の漁村が舞台。
東日本大震災の影響もあり過疎化は進む。
そんな村に菅田将暉演じる若手サラリーマン晋作がリモートワークで移住する。
たまたま見つけた好物件の住まいの大家さんが井上真央演じるヒロイン百香。
という設定。
そこからあれこれと物語が進むが、上手く時代を表現している。
さすが、クドカンといったところか。
今から思うと異常とも思えるコロナ対策はあの時期は当然だった。
東京からの移住者を2週間隔離するのも真剣。
今、映像で見ると笑ってしまう。
震災からは10年以上経過するが、当時を忘れてはいけないし風化させてもいけない。
その伝え方も絶妙。
重く暗いだけではない伝え方。
この15年程の歴史を振り返りながら、僕らは映画と自分を重ね合わせる。
時代が同時進行しているため感情移入もしやすい。
そんな点でも時代の流れを受け入れ、出演者に共感するのだろう。
日本映画にしては140分と長めだが、飽きることなく楽しむことができた。
田舎も風景もいいが、何より食べ物が美味しそう。
刺身も煮物も焼物も全部美味しそうに映る。
よだれが出そうになった。
本作で途中まで分からなかったこと。
ビートきよしは久しぶりすぎて仕方ないとしても、池脇千鶴は全然変わってしまったような・・・。
あれは役作りなのかな?
それはそれとして、塩辛と白ワイン。
あんなふうにお酒が飲めたのなら、シアワセだろうなあ~。

昨年、「燈火(ネオン)は消えず」を観た時、香港映画は終焉を迎えたと思った。
多くの規制で勢いはなくなり面白い作品はもう作れないと勝手に感じていた。
完全な杞憂。
いろんな事情を抱えるのは事実だろう。
しかし、面白い映画はいくらでも作れる。
それも香港映画に魅了された世代が再び喜びそうな作品。
本作はまさにそう。
香港映画として歴代No.1の動員を達成したのも納得できる。
韓国映画、中国映画、香港映画は日本映画にとって脅威な存在。
そんなくらいがちょうどいい。
描かれるのは1980年代に入ったばかりの香港。
時代の変わり目といっていい。
実際、暗躍していたかどうかは知らないが黒社会が九龍城砦で覇権争いを行う。
その争いがハンパない。
どうだろう、映画の1/4くらいは人と人の争い。
ちゃちな武器は使わない。
肉体同士のぶつかり合い。
ジャッキーチェンが若ければこの場に参戦しただろうが、
時代が進むと戦い方、いや撮り方も進化する。
その目まぐるしい動きに観る側はついていくのがやっと。
「犯罪都市 PUNISHMENT」や「JAWAN ジャワーン」も驚く。
あれだけ戦っても死なないのがヒーローなのか・・・。
とはいえ、本作に正義は登場しない。
師弟関係や男同士の友情になんとなく引っ張られるが、
どいつもこいつも悪い奴らであるのは間違いない。
最も悪い奴がとんでもないので正義の味方と錯覚するだけ。
覇権争いをする親分子分の中心の場所が九龍城碧。
1993年に九龍城碧は取り壊されたが、今でも実在すると思うほどの見事な作り。
なんと約10億円を掛けてセットを作ったという。
それだけでも話題だが、大ヒットしないと監督やプロデューサーは泣くに泣けない。
香港映画の意地かもしれない。
政治的な要素は一切ないが、作り手が表現したいことはなんとなく伝わる。
それは日本人でも感じたり・・・。
本作の大ボス役はあのサモ・ハン・キンポー。
今はサモ・ハンとだけ呼ぶみたい。
かつての香港映画のブームを支えてきた一人。
体格に似合わず俊敏な動きは昔と同じ。
本作でも圧倒的に強い大ボスを演じていた。
痛快でキレキレな香港らしいアクション映画。
十分、満足させてもらった。

室町時代中期はイメージがしずらい。
鎌倉から南北朝、室町に移る時代や戦国時代は歴史上の人物が跋扈し、
それを描く作品は多いが中期はさほどでもない。
応仁の乱は11年続いていたがインパクトに欠けるし、
銀閣寺の足利義政を知っていてもその功績は知らない。
230年続いた時代だが、あまり興味はそそられない。
幕府の傲慢で無策ぶりをみると当然という思いもあるが、僕の知識が乏しいだけかも。
そんな中での本作。
当初、フィクションかと思ったが、そうではない。
大泉洋演じる蓮田兵衛は実在する人物。
本作で初めて知った。
いつの時代もその時代を象徴する人物は存在する。
蓮田兵衛はまさにそんな人物。
大袈裟に描くことで史実と異なるだろうが、その分、輝きを放つ。
町が廃れ人々が疫病や飢饉で苦しんでいる姿がより対比となる。
それにしてもこんなに町が汚いとは・・・。
煌びやかなのは京の都のごく一部。
使う者と使われる者、楽をする者と苦しむ者。
この時代の悲劇。
これが事実だとその出来事から想像する。
だからこそ歴史書に一度しか名前が出ないヒーローが生まれるんだ。
本作の予告編を最初に観た時、歴史を描くコメディと予想した。
大泉洋の主演がそう思わせた。
全く違う硬派なドラマ。
これほど殺陣が見事だとは思いもよらなかった。
そういえば「探偵はBARにいる」なんてハードボイルドな作品もあった。
気がつけば日本を代表するエンターティナーになっていたんだ。
いやいや、尊敬します。
そして、入江悠監督。
僕の中では「あんのこと」にインパクトが強すぎ、社会を抉る作品が得意な監督と思っていた。
それだけではない。
娯楽要素の強い作品も実に上手い。
器用な監督なんだね。
剣が宙を舞い鍛え上げる才蔵のシーンや一揆のシーンのカメラワークなど迫力も十分。
今江監督もこれから日本を背負う映画監督になっていくのか。
時代劇の面白さを改めて感じた作品。
さて、次はどんな時代劇を見せてくれるのかな。
今年も備忘録的な役割でランニング日記は継続。
2025年の目標もこれまでと同じ月間100kmRUN。
そうはいっても肩肘張らずに臨むので未達成の月も間違いなく出るだろう。
昨年は4回もあったし。
まあ、それも良しとしたい。
それでも年明け最初の月はしっかりと走りたいところ。
3月には名古屋シティマラソン、穂の国豊橋ハーフマラソン、
4月にはぎふ清流ハーフマラソンが控えている。
少なくともここに照準を合わせここ数か月は目標を達成したい。
1月は例年通り元旦からRUN。
今年も天候に恵まれ初日の出を拝むことができた。

気持ちいい一年のスタートとなった。
昨年4月以降10km以上走ることはなかったが、そろそろ1回あたりの距離も伸ばさないといけない。
中旬にようやく14kmのRUN。
思ったよりもキツくはなかった。
やはり積み重ねが大切ということか。
1月は二泊三日の東京出張もあったので、久々に皇居RUN。


朝6時台のスタートは寒いがホテルに戻る頃には気持ちのいい汗もかいていたり。
一人は気軽だが、仲間と走るにも最適。
最近は皇居RUNに誰も付き合ってくれないので少々寂しい。
次回、東京出張の際、誰か走りませんか?
あんまし速いのは困るけど・・・。
そんな感じで過ごした1月。
結果はどうだったか。
ランニング距離は109km。
まあまあクリアで目標達成。
パチパチ。
今年は年末年始休暇が長かったし、連休もあったので順調に走ることができた。
天候もよかったし。
こんなペースで続けていければ体も心もリフレッシュでき健康的な日々が過ごせる。
大会に向けてのトレーニングも重要だが、何より健康管理かもね。
さて、2月。
まだまだ寒く朝は辛いが、少しは日の出も早くなり走りやすくなる。
休日に予定があったりするが、なんとか距離を稼ぐ走りもしたい。
そうそう、九州旅行でも走ったぞ。
それは来月に報告しよう。
今月も頑張っていきましょう。
2月に入り、伏見に戻ってきました。
今年初めての伏見シリーズ。
今年もせっせと伏見地区の飲食店を食べ歩いていきます。
今回向かったのは矢場町方面。
エリアに詳しい方は「そこは伏見か!」と憤然とするかもしれませんが、問題ありません。
会社から徒歩圏内は伏見なのです。
会社を出て南西に向かい矢場公園を越えます。
その近くにある「ダンラン亭」さんに行ってきました。

どうですか、この佇まい。
昭和にタイムスリップした感覚です。
オープンは1986年なので40年近くこちらで営業されている老舗洋食店。

ランチの看板もじっくり読まないと分かりずらいです。
問題はありません。
こちらに来るお客さんは常連さんが中心。
メニューなど必要ないのです。
店内にある公衆電話も久しぶりに見ました。

「ダンラン亭」さんにお邪魔するのは随分と久しぶり。
20代~30代の営業時代はちょくちょくお邪魔した記憶があります。
ただ20年以上は経過しているでしょう。
偶然にも経営者仲間の父親のお店であることが昨年判明しました。
「お~、なかなか、やるじゃないか」
とつい呟いてしまいました。
メニューは800~900円のお手頃な値段。
今回はこちらを注文しました。
チキンピカタ定食 800円

チキンピカタを中心にスパゲティ、野菜サラダ、ポテトサラダ、卵焼き、煮物と並びます。
アップにするとこんな感じ。

後から麻婆豆腐も出して頂きました。
あとはご飯とアツアツのお味噌汁。
お店はパルコが近いせいか、アパレル店に勤める若者が多いようです。
ボリュームも十分なのでお腹が満たされます。
手作り感満載で家庭的な味が楽しめます。
せっかくなので挨拶もさせて頂きました。
そして、こんな会話も・・・
「夜も営業されてるんですか?」
「やったり、やらなかったりです。」
「えっ、そうなんですか。日にちは決まってますか?」
「大体、飲みに行っちゃうので、分からないです。ハハハッ」
なんという潔い素晴らしい回答。
却って好感が持てます。
この人柄に惹かれお客さんは常連になるのでしょう。
次回は夜にお邪魔したいですね。
空振りかもしれませんが・・・。
ごちそうさまでした。

当初は観る予定はなかった。
「#彼女が死んだ」をブログにアップした際、
ミセス日本グランプリの姐さんが本作を「腰抜かすレベルの見応え」とおススメしてきた。
こちらの韓国映画も見逃すわけにはいかない。
結果的に腰を抜かすことはなかったが、見応えは十分。
間違いはなかった。
気になるのは衝撃的なラストシーンの後の世界。
最悪の事態を迎えそうな気もするし、
ちょっとした事故で何事もないような気もする。
どちらにしても恐ろしいのは事実。
そんな世界を感じさせた。
描かれるのは弁護士の兄と小児科医の弟の家族の交流。
富裕層でありタイトル通り「満ち足りた家族」。
お互いの家庭問題は潜んでいるとはいえ不自由のない生活。
面白いのは原題。
「A Normal Family」だから「普通の家族」。
他のレビューにもあったがこの違いが妙。
これが日本と韓国に違いか。
描かれる世界が韓国の普通の家族なら更に恐ろしい。
お互いに社会的な立場もあり家族の行動はかなりのレベルで影響を及ぼす。
子供への教育もまっとうのように思える。
子供の心配をしながらも見栄や立場も気にする。
当事者は敏感に感じ取っているのか、
むしろ呆れてしまったのかは分からない。
親の想いが素直に子供に伝わるかどうか・・・。
韓国が抱える教育問題やネット文化もあると思うが、万国共通のテーマ。
実際、同じテーマの映画が日本で制作されても違和感はない。
あり得る展開。
日本が舞台なら「満ち足りた家族」になると思うが・・・。
客観的にみれば子供がどう育つかは親の教育次第だからこの展開も仕方がない。
ただ無責任に非難できるのか?
残念ながら僕はできない。
大切なのは倫理観を教えることだが、果たして僕はそんなことができたか。
背中を見せたつもりはあるが、会話や言葉で伝えたことは少ない。
自分勝手に大丈夫と思っているが根拠はない。
本作を観ながら親としての自分を考えさせられた。
もし、映画と同じように子供たちの動画を見せられたら冷静でいられるか。
弟のような行動に出る恐れもある。
落胆だけではない別の何かが体を襲う。
高級な家に住み贅沢な食事と高いワインを飲んでもシアワセだとは限らない。
家族との向き合い方を考えさせる作品だった。

これまたヤバい映画が公開された。
アメリカ映画を尊敬する点は現役の大統領の生き様を容赦なく制作するところ。
それも賞賛や忖度ではなく、やや辛辣に描く。
これがでっち上げであれば公開禁止に拍車が掛かるが、事実ベースだから仕方ない。
実際にトランプ大統領は上映阻止を試みたようだがストップできなかった。
正式に大統領に就任したこれからはわからない。
フェイクだといって訴訟問題になったりするかも。
ただ話題性のある問題作なのは間違いない。
事実、こうしてトランプ氏が創られた過程には納得。
本作の延長線上に今の姿があるのは想像にたやすい。
20代のトランプが敏腕弁護士に鍛えられ徐々に変化していく。
30代から40代へと向かい、自信をつけ傲慢な態度になる。
少しずつ今に近づく姿は本人に近い。
トランプ役のセバスチャン・スタンの演技力だが本当にトランプに似ている。
体格や表情もそうだが、歩き方やゼスチャーも本人のよう。
毎日のようにニュースを見ているのでそれくらいは分かる。
しかし、本作の情報の出どころ、すなわち伝記はどこから集めたのか。
トランプ夫婦しか知らない、
もしくは本人しか知らないことも多い。
こんなことやあんなことは本人が暴露しない限り闇に葬られる。
フィクションも多いと思うが、本人をイメージさせる巧みな演出。
観る者は絶対、あんなことはやってるな・・・と思ってしまう。
改めてトランプ氏の成り上がり方には感心。
奥さんも親も兄弟も関係ない。
自分が正しいと思えば突き進むだけ。
敏腕弁護士ロイ・コーンが教えた「勝つための3つのルール」には忠実。
「攻撃、攻撃、攻撃」
「非を絶対に認めるな」
「勝利を主張し続けろ」
3つのルールは体の中に沁み込んで今でも忠実に守っていると思える。
そう考えるとすごく恐ろしい。
映画で完結するのなら健全だが、その延長線上に今や未来があると思うと体が震える。
とはいえ、調子づくトランプ氏を見て武者震いをする支持者もいると思う。
アメリカで本作はコケたようなのでそんな支持者は少ないかもしれないが。
70年代、80年代の描き方も上手く個人的には十分に楽しめた。
ただ本作の評価は今ではなく、10年後に出るのではないか。
傑作なのか、駄作なのか。
この数年である程度は評価はできるだろう。
ノーベル平和賞をもらう可能性もゼロではないし。