昨日の日経新聞に興味深い記事が掲載されていた。
「稼げる大卒をどう育てる」というタイトルで今の大学生の就職率や生涯賃金の比較が載っていた。
好況期、不況期に関係なく就職率については常に問題視されている。
特に最近であれば非正規社員の増加と共に就職率の低下が叫ばれていたが、
それは何十年前の就職率と大きくは変わらないのが事実のようだ。
今、読んでいる『「就活」の社会史』にそのあたりのことが書かれている。
その書籍については改めて書きたいと思うが、
読みながら感じたのは昔も今も大きくは変わらないということ。
今ほど進学率が高くない戦後や高度成長期の時代でも就職についていえば難しい時期はあったのだ。
学力でいえば確かに疑問符が付く点はあるとは思うが、
現代の大学生がいくら数が多いとはいえ就職について不利だとは言い難い。
職業の幅も広がっているわけだし・・・。
その中で冨山和彦氏の提言はかなり面白い。
僕は冨山氏のローカル経済に対しての考え方は賛同するのだが、
その就職のあり方もあってもいいと思う。
大学で教える内容はかなり極端といえるとは思うが・・・(笑)。
先日開催した弊社のイベント「就活応援フェスタ」の講演でも話したことだが、
そろそろ地元志向に対するネガティブさを否定してもいいと思う。
もちろん全面的に推奨するわけではないが、全てがグローバルに進む必要はない。
グローバルとローカルが両立することで人が人らしく暮らせる社会がある。
ローカルを大切にすることでグローバルが活きてくることもあると思うのだ。
それはローカル企業のやっかみかと思われるかもしれないが、
その中で築いていくヤリガイやシアワセは存在する。
非正規の問題もこの東海地区に限って言えば、ローカルに徹することで解消への道もある程度は開ける。
知られていないだけ、見ようとしていないだけともいえる。
このブログは酔いながら書いているので少々自分勝手な面があるだろうが(苦笑)、
そんなローカルを大切にする社会があっていい。
国が掲げる「地方」の考えとは別に・・・。
とりとめないブログになってしまったが、
地域に関してよりこだわった事業をこれからも推進していきたいと思う。
グダグダですみません・・・。