昨年の5月に「やっぱ、すごいね!山本左近」というブログを書いた。
元F1ドライバーである山本左近さんが
サハラ砂漠マラソンへ挑戦した報告会の内容。
7日間で250kmを走り切る世界屈指の過酷なマラソン大会。
完走の軌跡を語ったものだが、それはあっ晴れという一言しかなかった。
これはあくまでも他人事で自分に置き換えられるものではない。
それがごく普通の感覚。
しかし、その中に一人だけ自分に置き換えた人物がいた。
それが吉川直樹くん。
僕の所属する西川塾では最も若い経営者でWeb制作会社を経営し、
社団法人の運営もしている。
最近の活躍ぶりも目覚ましいい。
そんな彼が左近氏から刺激を受け、サハラ砂漠マラソンに挑戦することに決めた。
最初は冗談かと思ったが、どうやら本気。
彼は「山田さんが、吉川、挑戦しろよ!」と背中を押してくれたので、
ヤル気になったと言っている。
無責任な発言を簡単に受け止めるのもどうかと思うが(苦笑)、
そこから彼はサハラに向け、準備と練習をし始めた。
確かにそれは素晴らしいこと。
しかし、よく考えても欲しい。
左近氏は元F1ドライバーと言っても、世界に数十人しかいないトップアスリート。
世界中でレースを転戦してきた。
ポテンシャルも半端ない。
海外の生活も長く、言葉を含めた生活習慣も適応力も高い。
そもそも同じラインで考えることが間違っている。
それを理解してかどうかは定かではないが、
吉川くんは果敢に挑戦することを決めた。
そんな彼から3月初旬に「一緒に練習しませんか?」という誘いがあった。
何となく責任を感じている身としては、断るわけにはいかない。
そんなわけで一昨日の日曜日に2人で僕のホームコース戸田川緑地公園を走ってきた。
僕は週末に「穂の国豊橋ハーフマラソン」が控えているので、いい練習。
公園を中心にその周辺を15km前後ランニング。
吉川くんは重いリュックを背負い、胸には水筒を掲げ本番さながらの走りっぷり。
若さもあると思うが、
全くスピードも落ちることなく、常に明るい表情で走っていた。
ここ最近は夜中中走り込んだりと相当の練習量を積みあげている。
いやあ~、さすが、口だけじゃないね!
走り終わった後、戸田川緑地公園の河津桜をバックし記念撮影。
その後、場所を移動し喫茶店でモーニング。
そこでもサハラマラソンについての会話。
準備だけでも相当大変。
お金もかなり大変。
準備するものも全く理解できないものも多い。
写真はコンパスとナイフとホイッスル、ロープが一体になったもの。
この大会には必須という。
奥のオレンジの容器は毒ヘビに噛まれた時に毒素を取り除くポンプ。
一体、どんな大会なんだ・・・。
全部で60個くらい必要なものがあるらしい。
そのへんのマラソン大会に出場するのとはワケが違う。
何はともあれ完走を目指して頑張ってもらいたい。
そして、何より無事に帰って来て欲しい。
これが一番。
吉川くんの勇気と覚悟にエールを送りたい。
健闘を祈っている。