世の中は不思議である。
予想もしないことが起きたりする。
何かといえば、これ。
なんとこの秋から大学で講師をすることになった。
これまで講演や授業の一コマで教壇に立つことはあったが、
今回はれっきとした授業。
大学の講師なのである。
まさか自分が先生になるとは思ってもみなかった。
これまでの人生で教員になりたいと思ったことは一度もない。
なりたくてもなれない人が多い中で、
これは運がいいのか、世の中が間違った方向に向かっているのか・・・(笑)。
「はは~ん、山田さん、愚か者道を教えるのね?」
と多くの方は思われるかもしれないが、
残念ながらそれを引き受けてくれる奇特な大学はない。
では、何を教えるのか。
キャリア形成である。
「えっ、そんなことできるの?」
そんな疑問もあるだろうが、世間はそんな評価をしていない。
自称名古屋のカリスマキャリアカウンセラーと言い続けてきたのが功を奏したのか、
その反対なのかは分からない。
厳正な書類選考を通過し、正式に辞令を受けることになった。
この場では伏せておくが、愛知県を代表する私立大学。
いずれどこかは発表するが、僕は受験生の時には落ちているので母校ではない(苦笑)。
だからと言って、いい加減なことはできない。
引き受けるからにはしっかりと準備をして授業に臨みたい。
しかし、困ったことが判明してきた。
大学の授業が全くイメージできない。
自分が学生の頃とはずいぶん違う。
そもそもほとんど大学の授業なんて受けていない。
今、どんなやり方で、どんな課題を提出し、
どう評価していくのかもさっぱり分からない。
一昨日もいくつかの大学に訪問し、それなりのことを話しをしていると
キャリアの授業を担当している職員の方がアドバイスをくれた。
偶然、すれ違った学部長が授業の見学を許してくれた。
そう、大切なのはご縁。
あちこちお邪魔をしていると助けてくれる方がいる。
これは大変ありがたいこと。
頂いたヒントを積み重ねながら、自分なりのやり方を見つけていくことにしたい。
やる時にはやらないとね。
今年、初めて担当させてもらい、次年度も継続されるのか、
打ち切られるのかは分からない。
しかし、これは僕にとってもいいチャレンジ。
会社もそうだが、個人としても常に新しいことにチャレンジしていかねばならない。
キミは先生になれるのか?
この4か月間の準備にかかっているだろう。
参考になるような映画はないかな(笑)。