ここ最近、出張が多い。
せっかくなら出張先でゆっくりして、もっと言えば、
とことん飲んで宿泊するのが理想だが、とんぼ返りがほとんど。

たまの宿泊は優しい仲間が夜遅くまで付き合ってくれるのだが、
そうじゃない時は飲み会を中座して帰ることが多い。
後ろ髪を引かれながら新幹線に乗る。
それでもいい感じで酔っているので、そのまま大人しくしていればいいのだが、
飲み足らず新幹線にお酒を持ち込んでしまう。

居酒屋のぞみに乗車するわけだ。
余裕があれば地下のショップであれこれ考え購入するが、
それは稀で売店で慌ただしくお酒とつまみを買い乗り込む。
あまり納得がいかない。

そこで最近覚えたのがワゴンサービス。
これがとてもいいことにようやく気づいた。

これまではたまにコーヒーを買うくらいだったが、
ここはお酒を買うのにワゴンサービスを利用すべき。
そもそも新幹線に乗車する段階でほろ酔い状態。
ビールは飲み飽きている。
となると、飲みたいのはワインかウイスキー、ハイボール。
時々、チューハイ。
そんな感じだ。

ハイボールやチューハイの場合は缶から直接飲むのではなく、
氷の入ったグラスで飲みたい。
それがワゴンサービスでは可能なのだ。
えっ、気づくの遅すぎ?。

分かってる人は何百年も前から知っているだろう。
それを僕は最近知った。

こんな状態で飲むと至福の時間。
居酒屋のぞみからBarのぞみに移行していく。
これなら後ろ髪を引かれながら帰ることもなくなりそう。
そんな大袈裟ではないが、より有意義に時間を過ごせるのは間違いない。

既に酔っているので、真面目に読書する気にはなれない。
そんな時に役立つのはkindle fire。
ここにダウンロードしたマンガを読む。
最近は石ノ森章太郎の日本の歴史だったりレモンハートだったり。
また、ダウンロードしたビデオも・・・。

普段であれば見ることのない「昼のセント酒」あたりを飲みながら見る。
「バカな奴だなあ~」とほざきながら、自分が一番バカなような気がする(笑)。
それもいい時間だったり・・・。

これが帰りの新幹線の正しい過ごし方。
しかし、100%満足とはいかない。
ワゴンサービスがなかなか来ないことも多い。
買う気のない時は何度も何度も横を過ぎていくのに肝心な時は全然来ない。
待ちきれずに呼びたくなってしまう。

できれば隣の席がいない方が落ち着くけど、それは贅沢っていうものか・・・。
そのうち飲み過ぎて、乗り過ごす時が来そうな気がするけど・・・。

出張帰りも楽しめるものだ。