多分、僕の能力がイマイチなんだと思う。
最近、紙の書籍から電子書籍へと意図的にシフトし積極的に読んでいる。
電車の中ではタブレットを縦にし、
いかにもデキるビジネスマンを演出しカッコつけながら読んでいる。
しかし、残念なことに思うように頭に入っていかない。
真剣に読んでいるつもりでも、
サ~ッと画面が流れていく感覚でどうも頭からもすり抜けていく。
やはり僕の能力がイマイチなんだろう。
本書もそんな状態で読んだ1冊だった。
確かにここに書かれていることは納得感は強い。
今、自分の生活も知らず知らずのうちにプラットフォームに巻き込まれ、
すっかりそこがビジネスの中心といっていい。
新しいビジネスモデルがプラットホーム。
そのプラットホームとは相互に依存する複数のグループを結びつけ、
すべてのグループが恩恵を得られるようにビジネスのこと。
Amazonなんてその典型。
代表格ではあるが各業界ともそこで先行する企業が業界を覆し、
いつの間にかリーダーシップを発揮している。
何十年もかけて作ってきたビジネスモデルもいとも簡単に崩されていく。
何十年を掛けなくてもそうだ。
SNSはfacebookが最初ではない。
先行する企業が存在したし、そちらの方が規模の経済が利く立場にもあった。
しかし、簡単にfacebookが打ち破る。
今や何かと話題のマーク・ザッカーバーグ氏は、こんなことを言っている。
「重要なのは、あれこれ付け加えるのではない。そぎ落とすことだ。」
日本の家電メーカーも同じようなもんだろう。
それはもしかしたら自社のことも言えるのかもしれない。
あれもこれもとサービス分野を増やすことで、
なんら特徴の見出せない会社になってしまう。
あり得る話だ。
しかし、プラットホームである以上、結びつきは必要。
付け加えることと結びつきは近いようで遠い。
なんてことを考えながら読んでいるのだが、
もっと肝心なことがあるようでそれが頭に入っていかない。
僕の生活もfacebookやAmazonが欠かすことができなくなった今、
現実の中で学んでいくしかないのかも・・・。
課題図書が多すぎてついていくのもやっとこさだが、続けることに意味があるとも思いたい。
そのうち電子書籍も頭に入ってくるのかな(笑)。