まず自分では選択しない映画。
休日に高校生の息子がTSUTAYAで借りてきたので一緒に観た。
DVDで映画を観るのも久しぶり。

最近、家で観る場合はAmazonプライムばかりなので、こんなシーンも珍しい。
家族で何も考えずワイワイ騒ぎながら鑑賞するには向いている映画ともいえる。
それも単純明快に何も考えずに観るのがいい。

本作は社会的な立場や事件の真相を深く考えるととんでもないことになる。
ハッピーエンドなんて言える場合ではないし、国家問題に繋がる。
トランプ大統領のワガママなんて、ほんのちっぽけなことと思えてくる(笑)。
中枢部の連中はそんなことまで考えて操作をしていたのかな?

ストーリーは至ってシンプル。
その分、映像の迫力で勝負している感ありあり。
世界の主要都市が登場し、あっという間に異常気象に巻き込まれていく。
東京の描き方があまり正しいとは言えないが、そこまでの検証も必要ない。
それが許される映画なのだ。

しかし、つい先日の西日本全体を襲った災害を目の当たりにすると
自然災害と政治的な取り組みとは切り離して考えるものではないかもしれない。
もしかしたら本作はとんでもない社会派ドラマであり、
経済主導の世界を皮肉った映画として捉えることもできる。
映画のメッセージをどう受け取るかは観る者に寄るということだ。

最近、外国映画の俳優さんが全然分からなくなってきた。
この映画で知っていたのは大統領役のアンディ・ガルシアと
側近のエド・ハリスくらい。
ベテラン勢が頑張っているのは嬉しいけど、
それだけしか語れないのは映画コラムニストとしては失格。
もっと最近の傾向性を覚えないといけませんね(笑)。

この手の作品は毎年公開されるような気もするが、
たまにはこんな映画の楽しみ方もいい。