昨日のブログでも少し紹介したが、
木曜日は「日経 事業承継・M&AセミナーIN名古屋」に参加。
第2部の名南M&A篠田社長による講演も面白かったが、
第3部はあまり関心がない分、よく理解できなかった。
能力不足かな・・・。
今回の目的は第1部の株式会社コメ兵 代表取締役社長石原卓児氏の講演を聴くため。
つい最近では「日経トップリーダー」のセミナーでも講演をされていたが、
都合がつかず伺うことができなかった。
めったに講演される機会はないため、今回のセミナーを知った時には速攻で申し込んだ。
石原氏は名古屋を代表する若手経営者。
僕が親しくさせてもらっていると言うとおこがましいが、近しい存在。
ここ最近は少ないが、飲みながら熱く語り合うことも・・・。
とはいえ、その能力も人格も企業規模も格段に違う。
上場企業の社長とその辺に転がっている愚か者社長。
それは卑下し過ぎか(笑)。
極端にいえばそれほどの違いだが、石原社長は全く偉ぶることもなく、
誰とでも笑顔で普通に接する。
名大社の学生向けのイベントでもトップ自ら足を運び、学生らに自社の魅力を語る。
それだけでも見習うべき存在だ。
やはり話は聞かねばならない。
今回のテーマは「変革し続ける経営」。
創業70年を超える4代目社長としてハンパないプレッシャーの中、
日々、新たな挑戦をされている。
今回の講演ではそれを具体的なデータやフレームワークで知ることができた。
講演を伺い、最初に感じたのがファミリービジネスとして理想的な経営をされているということ。
守るべきものは守り、変えるところは大胆に変えていく。
つい先日行った研究会でも同じようなテーマだったが、まさにお手本のような経営。
それは言葉でいってしまえば、簡単で当然のようにも思えるが、
それを実践していくには数知れない苦労がある。
石原社長の経験も全てが順調というわけではなく、外部環境の変化に翻弄され、
その都度、方向転換を迫られ、絶えず新たな試みをされている。
リーマンショックを乗り越えてきた者同士、共感する面が多いが、
僕の小さな苦労とは比べ物にならない。
いい意味でも悪い意味でもマスコミの注目を集めているので、
数字が落ち込めばすぐに露わになってしまう。
2年前のチャイナショックはその典型とでも言えるだろう。
しかし、そんな時でも石原社長は逃げることも誰かのせいにすることもなく、
スピーディーな対応をし、社員さんへのメッセージを発する。
それが企業の原動力、団結力となり業績をV字回復させる要因となっている。
そして、この講演でもよく出た言葉が家族と誠実。
全国各店舗に出向き、挨拶するだけでなく懇親会も含めコミュニケーションを図る。
これも簡単そうで簡単ではない。
大胆な戦略ときめ細やかな配慮が今のコメ兵さんを作っているのだろう。
身近にこんな方がいるのは僕にとっても大変有難く刺激的。
何より自分のダメさ加減がわかっていい(笑)。
今回はありがとうございました。
そして、次回、一緒に飲める時を楽しみにしています。