名大社は採用支援を主な事業とする会社。
この東海地区の多くのクライアントの採用支援を行っている。
一年間通してみればその企業数は1000社前後になる。
ここ数年に広げればその数倍になる。

その支援が我々のミッション。
それは間違いない。
では、自社採用はどうか。

自戒をこめて言っておこう。
いい加減というわけではないが、クライアントのその質と量に比べればかなり軽め。
クライアントの手前、遠慮していた面は大きい。
自社イベントに参画することは皆無で、せいぜい自社ナビに掲載していたくらい。
ただそれでも一定の母集団は確保でき、そこから採用もできていた。
選考フローについてはそれほど悪くないと思っていた。

確かにその通りではある。
しかし、それは僕の自己満足的な要素も強く、
近い将来を見据えた戦略的な採用とは言い難かった。

採用担当も毎年コロコロと変えてきた。
これには自社採用を通して採用業務の大変さを学び、クライアントへの提案に活かす。
そんな意味が込められていた。

その目的であれば正解だが、
実際、それが自社の継続的なノウハウになったかといえば曖昧。
感覚的なノウハウとしては残っているが、
言語化され会社の理念や将来像に基づいているかを考えるとどうだろうか・・・。
これは採用を任された側の責任ではなく、任せてきた僕の責任。
採用計画もあまり準備もなく進めることが多かった。

「来月からさあ~、新卒採用を準備していくから、●●ちゃん、
 今年は●●くんと一緒に頼むねえ~」
「マジですか?」
「マジで~す。」
そんな流れだった。

おかげさまで会社も順調に成長し、
そんなノリで済ますわけにはいかなくなってきた昨今。
僕の大いなる反省を含め、採用チームを再構築し準備を行うこととした。

一昨日がそのキックオフ。
20卒採用と中途採用についての考え方を共有し、
具体的な方向性を示しスケジュールを立てることにした。

ようやく戦略的に採用を行う。
それも攻めの採用を行う。
今まで全く作ってこなかった採用サイトも制作する。
さすがに自社イベントに参加するつもりはないが、積極的に取り組んでいく。
その活動も見てもらいたい。

みんな、よろしく頼むね!